JP6139037B1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
ゴルフプランについては、上記特許文献1に、携帯端末を用いることでインターネットを介してゴルフプランの予約を場所を選ばず気軽にかつ簡単に行え、その予約結果に関する情報が至る所で常時取得可能となるシステムが開示されている。
しかし、予約者の当該キャンセルの要因としては、例えば「ケガをしたため予約の当日にゴルフができなくなった」といったやむを得ないものだけでなく、「予約の当日の天気予報が雨であるため仕方なく断念した」などの要因も多々見受けられる。またこのような要因で予約をキャンセルした予約者は、その原因が解消されればゴルフをプレイしたい予約者であると推測できる。
そこで、本発明では、天候のため予約プランをキャンセルしたと考えられる場合は、代わりとなるプランを予約者に提供することを目的とする。
既予約プランのキャンセル理由が天候であると推定した場合は、予約者は理由となった天候以外の他の天候であればプランを決行したいものと推定できる。そのため当該他の天候のプランを推奨プランとして提供することにより、予約者の当該プランへの予約が期待できる。
取得した天候予報情報を用いて抽出したプランから、さらにキャンセルプランに基づいた条件を用いて検索することで推奨プランの絞り込みを行う。
取得した天候予報情報を用いて抽出したプランから、さらにキャンセルプランの利用日情報に基づいた条件を用いて検索することで推奨プランの絞り込みを行う。
取得した天候予報情報を用いて抽出したプランから、さらにキャンセルプランの移動時間情報に基づいた条件を用いて検索することで推奨プランの絞り込みを行う。
取得した天候予報情報を用いて抽出したプランから、さらにキャンセルプランの検索時の検索クエリに基づいた条件を用いて検索することで推奨プランの絞り込みを行う。
これにより、より適した天候スコアを有するプランを推奨プランとして提示する。
キャンセル理由となった天候の詳細な原因を推定し、その原因となった天候要素に基づいて推奨プランを抽出する。
これにより、予約者が実際にプランを実行したときの天候情報を用いて推奨プランを抽出することができる。
予約者が実際にプランを実行したときの天候情報を用いてキャンセル情報が天候を理由に送信されたか否かを推定する。
予約者によりキャンセルされた予約プランであっても、その後天候が回復した場合は、当該予約プランの情報を再び予約者に通知する。
推奨プランを提示するとともに、推奨プランごとの天候予報情報も提示させる。
既予約プランのキャンセル理由が天候であると推定した場合は、予約者は理由となった天候以外の他の天候であればプランを決行したいものと推定できる。そのため当該他の天候のプランを推奨プランとして提供することにより、予約者の当該プランへの予約が期待できる。
本発明に係るプログラムは、上記情報処理方法の各ステップとしての処理を情報処理装置に実行させるプログラムである。
本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶した記憶媒体である。
これらのプログラムや記憶媒体により上記の情報処理装置を実現する。
<1.全体構成>
<2.サーバの機能構成及びデータベース>
[2−1.サーバの機能構成]
[2−2.データベース]
<3.予約者端末の提示画面の概要>
<4.ウェブサーバに関する処理>
[4−1.全体の処理]
[4−2.ウェブサーバの処理]
<5.他の実施例及び変形例>
[5−1.キャンセル理由判定処理の第2例]
[5−2.推奨プラン抽出処理の第2例]
[5−3.推奨プラン抽出処理の第3例]
[5−4.推奨プラン抽出処理の第4例]
[5−5.推奨プラン抽出処理の第5例]
[5−6.推奨プラン抽出処理の第6例]
[5−7.推奨プラン抽出処理の第7例]
[5−8.推奨プラン抽出処理の第8例]
[5−9.推奨プラン抽出処理の第9例]
[5−10.バッチ処理の第2例]
<6.まとめ>
<7.プログラム及び記憶媒体>
図1に実施の形態のネットワークシステムの構成例を示す。この例では、当該ネットワークシステムは、ネットワークを利用してゴルフのプランを予約する予約システムであって、予約プランがキャンセルされた場合に推奨プランを提示する推奨プラン提示システムとして機能する。図1におけるウェブサーバが本発明請求項の情報処理装置の実施の形態に相当する。
なお、以下ではゴルフプランについての予約プランを単に「予約プラン」という。
また予約者とは、ゴルフプラン予約サービスにおいてゴルフプランを予約する人をいい、管理者とは、ゴルフ場を管理する人のことをいう。
またネットワークNの全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも使用可能である。
ウェブサーバ1は、予約者端末2や管理者端末3から受信した処理要求に基づく処理を行う。例えば予約者端末2から受信したゴルフプランの予約情報に応じて当該プランを予約する処理、予約者端末2から受信した予約プランのキャンセル情報に応じて当該プランをキャンセルする処理、当該キャンセルしたプランの代わりとなる推奨プランを抽出する処理、予約者端末2に推奨プランの提示画面情報などのウェブページデータを送信する処理、天候情報管理サーバ4に天候情報の送信を要求する処理などを行う。
予約者端末2は、ウェブサーバ1から送信された情報を受信する処理を行う。例えばウェブサーバ1から提供されるゴルフプランの予約画面や予約プランのキャンセル画面、推奨プラン提示画面などのウェブページデータを受信し、提示する処理などを行う。
予約者端末2は、例えば通信機能を備えたPC(Personal Computer)やフィーチャーフォンやPDA(Personal Digital Assistant)、或いはスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスなどにより実現される。
管理者端末3は、例えばある店舗に設置されたコンピュータ装置や、管理者が使用する携帯型或いは据え置き型などの情報処理装置である。
ウェブサーバ1は、このような動作により予約者端末2へのゴルフプランの予約画面のウェブページデータの送信、予約プランのキャンセル画面のウェブページデータの送信、推奨プラン提示画面のウェブページデータの送信、予約者端末2からの要求に応じた処理などを行う。
CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、ネットワーク1を介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、ウェブサーバ1、予約者端末2、管理者端末3、天候予報管理サーバ4、DB5としての必要な情報処理や通信が実行される。
なお、ウェブサーバ1、予約者端末2、管理者端末3、天候予報管理サーバ4、DB5を構成する情報処理装置は、図2のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LANなどによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを使用したVPNなどにより遠隔地に通信可能な状態で配置されたものでもよい。
[2−1.サーバの機能構成]
図3に1又は複数の情報処理装置で構成されるウェブサーバ1としての機能構成を示す。
ウェブサーバ1としての各機能は、情報処理装置においてCPU101でプログラムに応じて実行される処理により実現される機能である。但し以下説明する全部又は一部の各構成の処理をハードウェアにより実現してもよい。
また各機能をソフトウェアで実現する場合に、各機能がそれぞれ独立したプログラムで実現される必要はない。一つのプログラムにより複数の機能の処理が実行されてもよいし、一つの機能が複数のプログラムモジュールの連携で実現されてもよい。
なお、本実施の形態では、取得部1bは、天候予報管理サーバ4から天候予報情報を取得するが、インターネット等に公開される情報から、天候予報情報を取得してもよい。
また、天候予報情報は、例えば取得した時から「一週間」や「一月」などある程度先の天候を示す情報である。ただし、当該天候予報情報は、現在以降の天候を示す情報であればよく、現在の天候を含んでいてもよい。
以下、これらの機能を備えたウェブサーバ1が、キャンセル理由の推定や推奨プランの抽出、予約者端末2へのウェブページデータの提示などを行うために用いるDB5について説明する。
なお、ユーザDB5aに記憶されるユーザは、例えばウェブサーバ1が提供するゴルフプランの予約などのサービスを受けるために会員登録等をしたユーザなどであり、ユーザIDは当該登録に応じて付与されるものとすればよい。ユーザは、ゴルフプランの予約者となり得る人である。
また天候予報情報は、例えば都道府県の地域ごとに記憶され、千葉であれば「千葉」、「柏」、「君津」、「館山」、「銚子」などの地域ごとに記憶される。
なお、天候予報情報は天候の予報であり、各種の天候要素の予報を示す情報であればよい。天候要素は「天気」、「気温」、「風速」に限られず、他にも「湿度」、「花粉情報」、「降水確率(降水量)」、「注意報」や台風警報や暴風警報などの「警報」、「噴火情報」、「紫外線情報」、「黄砂情報」など様々な天候要素を用いてもよい。
なお、プラン内容としては、例えばプレイ日やスタート時間などの日時、料金、一人予約や2サム保証などの予約人数に関するもの、乗用カート付又は歩き、宿泊付、ハーフプレイ又は1.5ラウンドなどのコースの長さ、セルフ又はキャディ付、スループレイか昼食付かなどの条件、早期割引や抽選付き等の期間限定特別プランなどが考えられる。
また、プランDB5cには、各プランについて予約済みか否かを示す予約フラグの領域が設けられている。
なお、プランDB5cのデータ管理形態は多様に考えられる。必ずしもゴルフ場毎のプランとする必要は無く、例えば日付順に各プランを管理したり、地域毎に各プランを管理するようにしてもよい。
いずれにしてもプランDB5cは、地域、日にち、ゴルフ場名、プラン内容、その他の検索条件でプランの検索ができる情報群であればよい。
ゴルフ場属性は、丘陵、林間、河川敷、山岳、シーサイド、高原などの条件である。またコースの難易度は、初級者向け、中級者向け、上級者向けや、難易度「5」〜「1」などの区分である。
また予約履歴DB5eには、検索情報が記憶される。これは、或るプランを予約した時に、予約者がそのプランの閲覧にたどり着くまでの検索条件である。
なお、天候スコアについては天候要素の重要度に応じて天候スコアの比重を変更してもよい。例えばゴルフをプレイするにあたり、天候要素の「風速」はあまり影響を受けないと考えられる場合は、「風速」については天候スコアを低く設定することとしてもよい。
なお、プレイ当日の天候情報は、ウェブサーバ1が天候予報管理サーバ4から取得した現在又は過去の実際の天候情報に基づいて記憶すればよい。
また図示及び説明の便宜上、DB5として示したが、ユーザDB5a、天候DB5b、プランDB5c、ゴルフ場DB5d、予約履歴DB5e、天候スコアDB5f、プレイ実績DB5g、ウェブページDB5hの各DBは、ウェブサーバ1がアクセス可能とされていればどのような形態で実現されていてもよい。例えばウェブサーバ1と同一システム内の記憶部に各DBのすべてが形成されていてもよいし、各DBの一部又は全部が別体、遠隔地などのコンピュータシステムに設けられていてもよい。もちろん各DBが一つの装置(例えば一つのHDDなど)内に形成されている必要はない。また各DBのそれぞれが、それぞれ1つのDBとして構成される必要もない。例えばユーザDB5aとして記憶される情報が、複数のユーザDB(例えばログイン用のユーザDBと取引用のユーザDBなど)により記憶管理されてもよい。実施の形態で説明する上記各DBは、実施の形態の処理に関連する情報の記憶部を、それぞれ1つのDBの形態で例示したものに過ぎない。
以下本実施の形態の店舗がゴルフプラン予約システムを使用する場合に、ウェブサーバ1によって予約者端末2に提示される画面の一例について図11乃至図13を参照して説明する。
予約画面10は、ゴルフプランのプラン名を表示するプラン名表示エリア11、ゴルフプランの内容を表示するプラン内容表示エリア12、ゴルフプランの予約情報を送信する予約送信ボタン13を有する。
内容表示エリア12には、ゴルフプランごとのプラン内容が表示されている。内容表示エリアには、例えば「キャディ付」、「カート付」、「昼食付」などの条件や、「料金」、「プレイ日時」、「人数」などの情報が表示される。このとき「プレイ日時」や「人数」の項目は例えばプルダウンが用いられ、予約者がプルダウンに提示された項目から情報を選択入力することができる。
予約送信ボタン13は、ゴルフプランを予約するときに、予約情報を送信するために予約者により操作されるボタンである。
その後、図示しないが、予約の処理が適切に行われたか否かの結果画面が予約者端末2に表示される。
詳細エリア21には、予約者が予約したプランの受付番号、ゴルフ場名、プレイ日時、料金、予約人数などが表示されている。キャンセルボタン22は、予約者の操作(タッチ、クリック、キーボード操作等)により予約プランをキャンセルするボタンである。
例えば、プレイ当日の天候予報が雨などの理由により予約プランをキャンセルしようとする予約者は、詳細エリア21で予約プランの詳細を確認し、キャンセルボタンを操作することで予約プランをキャンセルする。
このとき、ウェブサーバ1が当該キャンセルの理由が天候であると推定した場合、予約者端末2に提示されるキャンセル完了画面30には、当該完了した旨の表示に加えて、他のゴルフ場のプランが推奨プランとして提示される。例えばキャンセル完了画面30には、キャンセルしたプランよりも天気の良い他の地域のゴルフ場が推奨プランとして提示される。
推奨プランについては、例えばゴルフ場、プラン内容、日程、スタート時間、料金などとともに、天候予報情報が表示される。天候予報情報は、例えば天気、気温、風速を示している。これ以外に例えば天気等をマークで表示したり、さらには湿度、紫外線情報、熱中症情報等の各種の天候要素を提示してもよい。
なお、推奨プランの提示画面は、キャンセル完了画面30と一緒に表示するものに限られず、キャンセル完了画面30と別の画面に表示してもよいし、次のログイン時など、別の機会に表示されてもよい。また電子メールその他の通信によって推奨プラン情報を送信することも考えられる。
また推奨プランの通知タイミングにおいても、キャンセル完了画面30と同時に通知するものに限られることはない。例えばキャンセル完了画面30から他の画面に遷移した後に通知してもよいし、後日、電子メール等によって通知してもよい。
[4−1.全体の処理]
以下、ウェブサーバ1によるゴルフプランの予約サービスに関する処理例を説明する。なお、以下の説明におけるウェブサーバ1の処理は、図3に示した予約処理部1a、取得部1b、推定部1c、抽出部1d、提示制御部1eとしての各機能が連携して実行されるものである。
これにより予約者はウェブページデータを閲覧する。このとき、例えばポータル画面情報の要求やポータル画面情報の送信、詳細ページ情報の要求や詳細ページ情報の送信、ゴルフプランの検索条件情報の送信や検索結果画面情報の送信などが行われる。
ステップS14において、予約者端末2は、ウェブサーバ1から受信したページデータに基づいて結果画面を表示する。ユーザは当該画面を閲覧することで、予約内容や予約が行われたか否かについて確認することができる。
なお、何らかの事情で予約が完了できなかった場合、ウェブサーバ1はその旨を表示する結果画面のページデータを予約者端末2に送信し、表示させる。
例えば予約者は、キャンセルを行いたい場合は、ゴルフプラン提供サービスのポータルサイトにアクセスし、予約済みプランの提示画面を閲覧する。そしてキャンセルする予約済みプランについてキャンセルボタンを押すなどして入力操作を行う。これに応じて予約者端末2は、ステップS31として予約プランのキャンセル情報をウェブサーバ1に送信することになる。
ステップS32において、予約者端末2は、ウェブサーバ1から受信した当該ページデータに基づいて推奨プラン提示画面を表示する。
以上のようなゴルフプラン予約サービスを実現するために配信サーバが行う処理の第1例について図16を参照して説明する。
ウェブサーバ1は、ステップS101〜S104において、予約者端末2や管理者端末3から送信される予約者や管理者の操作情報などを受信したか否かを判定する。
なお、実際には、予約者端末2からの予約画面の要求に至るまでには、ポータルサイトの要求に対する送信、検索条件入力、検索結果ページの送信、プラン詳細ページの送信などが行われ、図16ではこれらの処理は割愛している。
なお、ゴルフプランの予約情報は予約画面10において、予約者が予約者端末2を操作する(クリック、タップ、タッチ等)ことによって入力された情報である。
なお、このときウェブサーバ1は、管理者端末3へプランの予約情報を通知するようにしてもよい。
またウェブサーバ1は、当該予約者についての予約履歴が生じたため、予約したプランに関する情報を当該予約者に対応させて予約履歴DB5eに記憶する。プランに関する情報は、例えばゴルフ場IDやプレイ日時、プラン内容、検索条件を記憶する。検索条件は、当該プランを検索する際に用いた検索ワードや地域、料金、プレイ内容などの検索に用いる条件である。
なお、予約手続の間に他の予約者が先に予約が完了したなどの理由により、適正に予約処理が行われなかった場合、ウェブサーバ1は、予約者端末2に予約ができなかった旨を通知する画面情報を送信する。
また当該キャンセルを行ったプラン及び予約者に関して、予約履歴DB5eの更新を行う。ウェブサーバ1は、上記ステップS106の予約処理内で、当該予約者について当該プランの予約実績を予約履歴DB5eに記憶させたものであるが、このステップS108のキャンセル処理ではキャンセル履歴を追加する。即ちキャンセルされた対象のプランについて、予約履歴DB5eにおいてプランIDに対応させて、キャンセル日時、キャンセル時の天候予報情報を記憶する。
キャンセル時の天候予報情報について予約履歴DB5eに記憶しておくことで、時間が経過してもキャンセル時にユーザが認識していたプレイ時の天候を把握することができる。これにより、ユーザのキャンセル理由の推定の精度を上げることができる。またこの情報をそのユーザに対する推奨プランの選択に利用できる。例えばどのような天候をユーザが嫌うかを推定する情報となるからである。
なお、このステップS108の処理内で、ウェブサーバ1は、管理者端末3へ予約のキャンセル情報を通知するようにしてもよい。
なお、バッチ処理を実行する間隔については特に限定されることはなく、例えば1日ごとや10分ごと等に設定することが考えられる。
ウェブサーバ1は、予約者端末2からキャンセル情報が天候を理由に送信されたか否かを図18に示す処理を実行することにより推定する。
ウェブサーバ1は、取得した天候予報情報が当該あらかじめ設定した条件の天候に該当するかを判定する。例えばウェブサーバ1は、当該取得した天候予報情報が「雨」であれば、予約者端末2からキャンセル情報が天候を理由に送信されたと推定する。
なお、本実施の形態ではキャンセル天候情報を天気、気温、風速としているが、キャンセル天候情報は天気、気温、風速に限られず、湿度や降水確率、警報などでもよく、湿度であれば「80%以上」、降水確率であれば「80%以上」、「警報、注意報」であれば「波浪警報」、「台風警報」、「高温注意報」などであってもよい。またこれらの天候は「雨」、「気温10度以下」のように単独で設定してもよいし、「雨かつ気温10度以下」、「気温30度以上かつ湿度80%以上」のように2以上の天候予報情報を組み合わせて設定してもよい。
取得した天候予報情報が当該あらかじめ設定した天候に該当しないと判定した場合、ステップS304において、ウェブサーバ1は、予約者端末2からキャンセル情報が天候を理由に送信されたものではないと推定する。
なお、キャンセル操作時に予約者にキャンセル理由を求めるようにした場合、その理由の回答が天候によるものであるか否かということを天候理由であるか否かの推定に用いてもよい。例えば図18の天候理由推定と合わせてアンド条件又はオア条件として用いる。
ウェブサーバ1は、キャンセル情報が天候を理由に送信されたと推定した場合、取得した天候予報情報に基づいて図19に示す処理を実行することにより推奨プランを抽出する。
ゴルフに適した天候は、例えば天気であれば「晴」、気温であれば「20度〜30度」、風速であれば「4m/s以下」などがゴルフプラン予約サービス上であらかじめ設定されている。
なお、ゴルフに適した天候は天気、気温、風速に限られず、湿度や降水確率などでもよく、湿度であれば「40%〜60%」、降水確率であれば「20%以下」などであってもよい。またこれらの天候は「晴」、「気温20度〜30度」のように単独で設定してもよいし、「曇りかつ降水確率20%以下」、「気温20度〜30度かつ湿度40%〜60%」のように2以上の天候予報情報を組み合わせて設定してもよい。
また好適プランの抽出にあたっては、天候の条件に加えてキャンセルした利用日程と同じ日のプランを抽出することとしてもよい。またキャンセルしたプランと同地域、或いはキャンセルしたプランとユーザの自宅からゴルフ場までの移動時間が同程度のプランを抽出してもよい。ウェブサーバ1は、当該処理をプランDB5cを参照することで行う。
またキャンセルプランと同日、或いは自宅からの移動距離が同程度のプランなどを条件として抽出する場合、天候がキャンセルプランと似ていることが多いと想定される。そこで、天候条件を緩くすることが考えられる。例えばキャンセルプランの予報が「雨」の場合に、「曇り」や「曇り時々小雨」なら、好適プランに加えるような例である。
キャンセル理由推定処理(S109)、推奨プラン抽出処理(S111)、推奨プラン提示制御処理(S112)は、ステップS108のキャンセル処理に続いて実行される例としたが、これらを別の時点に行ってもよい。例えばキャンセル操作から所定時間後であったり、当該予約者の次のログイン時などである。即ち、キャンセル後であればいつでもよい。
[5−1.キャンセル理由推定処理の第2例]
キャンセル理由推定処理(S42、S109)の第2例について図20を参照して説明する。なお、図18と同様の処理については同一符号を付し、説明を省略する。
例えばキャンセルプランについての天候予報が「雨」「気温18度」「風速1m」であった場合に、その予約者の過去の実績として、「雨」「気温18度前後」「風速1m前後」のものが存在するか否かを確認する。
例えば予報が「雨」であって、当該予約者が、過去に「雨」のときにはプレイしていない場合、その予約者は「雨」を嫌って天候理由でキャンセルしたと推定する。
例えば予報が「雨」であっても、当該予約者が、過去に「雨」のときにもプレイしているのであれば、その予約者は「雨」を苦にしないとして、天候以外の理由でキャンセルしたと推定する。
なお、この例では、取得したキャンセルプランの天候予報情報の内容がプレイ実績の天候情報に全て含まれている場合には、天候理由のキャンセルではないと推定することとしたが、これに限られない。例えば3つの天候要素のうち2つが含まれていれば天候理由ではないとしてもよい。
またキャンセルプランの天候予報情報とプレイ実績の天候情報のそれぞれに天候スコアDB5fに基づいて天候スコアを算出し、算出した天候スコアの比較に基づいてキャンセル理由が天候であるか否かについて判断してもよい。この場合、例えばそれぞれの天候について平均スコアを比較し、キャンセルプランの天候予報情報の平均スコアがプレイ実績の天候情報の平均スコアよりも高いときにはキャンセル理由が天候であると推定する。
推奨プラン抽出処理(S44、S111)の第2例について図21を参照して説明する。なお、図19と同様の処理については同一符号を付し、説明を省略する。
ウェブサーバ1は、キャンセル情報が天候を理由に送信されたと推定した場合、取得した天候予報情報に基づいて図21に示す処理を実行することにより推奨プランを抽出する。
次にステップS411において、ウェブサーバ1は、キャンセルプランの検索条件を取得する処理を行う。具体的にはウェブサーバ1は、予約履歴DB5eから、当該キャンセルを行った予約者が、当該プランを予約した時に用いた検索情報を取得する。記憶されている検索情報は、例えば地域、プレイ日時、料金、乗用カート付、キャディ付、宿泊、昼食付やスループレイなどのプレイスタイル、ハーフプレイや1.5ラウンド等のコースの長さ、丘陵、林間、山岳等のコースタイプなどである。また検索情報として、キャンセルプランの検索時の検索クエリもある。
またその中でも、プラン日時等のプランの利用日情報を検索条件とすることが望ましい。また例えば予約したゴルフ場までの移動時間情報を検索条件とすることも考えられる。
次にステップS413において、ウェブサーバ1は、ステップS401で抽出した好適プランのうちで、当該設定した条件に該当するプランを抽出し、推奨プランとする。従って、キャンセルプランの検索時と同じ検索条件でヒットした推奨プランが、好適プランのうちから抽出される。
このように得られた推奨プランが例えば図16のステップS112の処理で予約者端末2において提示される。
推奨プラン抽出処理(S44、S111)の第3例について図22を参照して説明する。なお、図19と同様の処理については同一符号を付し、説明を省略する。
ウェブサーバ1は、キャンセル情報が天候を理由に送信されたと推定した場合、取得した天候予報情報に基づいて図22に示す処理を実行することにより推奨プランを抽出する。
次にステップS421において、ウェブサーバ1は、予約履歴DB5eからキャンセルプランのプラン内容の条件を取得する処理を行う。具体的にはウェブサーバ1は、予約履歴DB5eからキャンセルプランのプラン内容の条件情報を取得する。プラン内容の条件は、例えば地域、プレイ日時、料金、乗用カート付、キャディ付、宿泊、昼食付やスループレイなどのプレイスタイル、ハーフプレイや1.5ラウンド等のコースの長さ、丘陵、林間、山岳等のコースタイプなど様々な条件が考えられる。
次にステップS423において、ウェブサーバ1は、好適プランから当該設定した条件に該当するプランを推奨プランとして抽出する。従って、キャンセルプランのプラン内容と同様のプラン内容の推奨プランが、好適プランのうちから抽出される。
推奨プラン抽出処理(S44、S111)の第4例について図23を参照して説明する。なお、図19と同様の処理については同一符号を付し、説明を省略する。
ウェブサーバ1は、キャンセル情報が天候を理由に送信されたと推定した場合、取得した天候予報情報に基づいて図23に示す処理を実行することにより推奨プランを抽出する。
次にステップS411において、ウェブサーバ1は、キャンセルプランの検索条件を取得する処理を行う。
次にステップS412において、ウェブサーバ1は、当該取得した検索条件を再度検索するための条件に設定する。
次にステップS413において、ウェブサーバ1は、好適プランから当該設定した条件に該当するプランを第1プランとして抽出する。
ここまでは図21の処理と同様である。図21の処理の際に推奨プランとしたものが、この例では第1プランとなる。
第1プランが複数のプランを有しない場合、ウェブサーバ1は、ステップS431からステップS434に処理を進め、第1プランを推奨プランと設定する。
次にステップS422において、ウェブサーバ1は、当該取得したプラン内容の条件を再度検索するための条件に設定する。
次にステップS423において、ウェブサーバ1は、第1プランから当該設定した条件に該当するプランを第2プランとして抽出する。
第2プランを有しない場合、ウェブサーバ1は、ステップS432からステップS434に処理を進め、第1プランを推奨プランと設定する。
ステップS421〜S423は図22と同様の処理である。従って、この例の場合、第2プランは、キャンセルプランの検索条件が同一(第1プラン)のうちで、さらにプラン内容も合致しているものとなる。
このような第2プラン、もしくは第1プランが1つの場合や、第2プランに該当するプランが存在しないは、第1プランが、推奨プランとされることになる。
推奨プラン抽出処理(S44、S111)の第5例について図24を参照して説明する。
推奨プラン抽出処理(S44、S111)の第6例について図25を参照して説明する。
例えばある他のプランの天候予報情報の天候要素が天気「快晴」、気温「27度」、風速「7m/s」とすると、それぞれの天気スコアは「5」、「4」、「3」となり、天候要素全体の合計スコアは「12」となる(図9)。この場合、他のプランの合計スコア「12」はキャンセルプランの合計スコア「9」よりも高いため、当該プランは推奨プランとしてプランDB5cから抽出する。
またある他のプランの天候予報情報の天候要素が天気「雨」、気温「7度」、風速「12m/s」とすると、それぞれの天気スコアは「2」、「2」、「2」となり、天候要素全体の合計スコアは「6」となる(図9)。この場合、他のプランの合計スコア「6」はキャンセルプランの合計スコア「9」よりも低いため、当該プランは推奨プランとして抽出しない。
推奨プラン抽出処理(S44、S111)の第7例について図26を参照して説明する。
例えばある他のプランの天候予報情報の天候要素が天気「快晴」、気温「27度」、風速「7m/s」とすると、それぞれの天気スコアは「5」、「4」、「3」となり、天候要素全体の平均スコアは「4」となる(図9参照)。この場合、他のプランの平均スコア「4」はキャンセルプランの平均スコア「3」よりも高いため、当該プランは推奨プランとしてプランDB5cから抽出する。
またある他のプランの天候予報情報の天候要素が天気「雨」、気温「7度」、風速「12m/s」とすると、それぞれの天気スコアは「2」、「2」、「2」となり、天候要素全体の平均スコアは「2」となる(図9)。この場合、他のプランの平均スコア「2」はキャンセルプランの合計スコア「3」よりも低いため、当該プランは推奨プランとして抽出しない。
推奨プラン抽出処理(S44、S111)の第8例について図27を参照して説明する。
なお、キャンセルの理由となった天候要素を判定するにあたり、予約者の過去の予約履歴情報におけるキャンセル時の天候予報情報を参照してキャンセル理由を判定してもよい。例えば過去の予約履歴情報に、天気が「雨」の場合は既予約プランをキャンセルする傾向があると判断できるときは、他の天候要素よりも「雨」を優先して理由となった天候情報を天気と判定してもよい。また予約者の実績情報を参照することもできる。例えば天候が「雨」であったとしても、実績情報に「雨」でも参加する傾向が見受けられるときは、キャンセルされた理由から「天気」を除いて他の天候要素が理由であるとして判定してもよい。
ステップS603において、ウェブサーバ1は、キャンセル理由となった天気以外の天気のプランを抽出する。
例えば、キャンセル理由となった天気が「雪」であった場合は「雪」以外の天気である「雨」、「曇り」、「晴れ」などの天気のプランを抽出する。
次にステップS604において、ウェブサーバ1は、ステップS601の処理に基づいてキャンセル理由となった天候要素が気温であるか否かを判定する。
ステップS605において、ウェブサーバ1は、キャンセル理由となった気温以外の気温のプランを抽出する。
例えば、キャンセル理由となった気温が「0度〜10度」であった場合は「0度〜10度」以外の気温である「10度〜20度」、「20度〜30度」、「30度以上」などの天気のプランを抽出する。
例えば、キャンセル理由となった風速が「15m/s」であった場合は「15m/s」未満の風速であるプランを抽出する。
またキャンセル理由となった天候要素以外の天候要素のプランを抽出する際に、天候要素の条件に加えてキャンセルした利用日程と同じ日のプランを抽出することとしてもよいし、キャンセルしたプランの自宅からゴルフ場までの移動時間が同程度のプランを抽出してもよい。ウェブサーバ1は、当該処理をプランDB5cを参照することで行う。
推奨プラン抽出処理(S44、S111)の第9例について図28を参照して説明する。
例えば「天気」が「雨」であるにも関わらず、予約をキャンセルせずにプレイすることが多い予約者には抽出条件に「雨」を追加してもよい。また「気温」がどの気温であっても満遍なくプレイをしている予約者については抽出条件から「気温」を除外してもよい。またいつも「気温」が「20度〜30度」の日にプレイしている予約者については「気温」について「20度〜30度」であることを抽出条件に加えることができる。
このように、ウェブサーバ1は、予約者の天候ごとのプレイ実績情報に基づいて抽出条件を設定する。
バッチ処理の第2例について図29を参照して説明する。なお、図17と同様の処理については同一符号を付し、説明を省略する。
天候情報が好転しているか否かは、あらかじめゴルフをプレイするのによい天候と悪い天候を設定しておき、天候DB5bを更新するときに悪い天候から良い天候に変化している場合は天候が好転していると判定することが考えられる。例えば良い天候を「快晴」、「晴」に、悪い天気を「雨」、「雪」に設定する。このときウェブサーバ1は、天候DB5bを更新するときに、天候予報情報が「雨」から「晴」などに変化した場合、天候が好転したと判定する。
またウェブサーバ1は、天候スコアDB5fを用いて、天候DB5bを更新するときの天候スコアの比較によって天候が好転しているか否かを判定することも考えられる。具体的にはウェブサーバ1は、天候DB5bを更新するときに、更新前と更新後の天候予報情報の天候スコアを算出し、それらの比較によって天候が好転しているか否かを判定する。例えばウェブサーバ1は、天候予報情報の中で一番天候スコアが低い天候要素「雪」を抽出し、更新後の天候スコアが「雪(1)」より高い天候要素である「雨(2)」、「曇り(3)」、「晴(4)」、「快晴(5)」であった場合は、天候が好転したと判定する。
つまりユーザ毎に、予約履歴DB5eにおいてキャンセル日時が記憶されているプランを確認し、そのプランの地域(ゴルフ場の場所)をプランDB5c、ゴルフ場DB5d等を参照しながら確認する。また他の予約者によって予約されていないこと(予約フラグがオフであること)も確認する。
そして、ユーザ毎に、過去にキャンセルしたプランであって、そのプランが好転した地域のゴルフ場であって現在も予約可能であることを確認できたら、そのプランを推奨プランとして抽出する。
なおさらに、この場合、天候理由によってキャンセルされたと推定されていたことも抽出の条件に加えることが望ましい。
即ち、ユーザがいったんキャンセルしたプランについて、天候予報が好転した場合に、そのプランを当該ユーザに提案する処理を行うものである。
例えばキャンセルしたユーザに対して電子メールで通知を行ったり、当該ユーザが次にログインしたときに、ウェブページ上に表示したり、プッシュ通知を行ったりする。
以上の実施の形態では、次のような効果が得られる。
本実施の形態のウェブサーバ1(情報処理装置)は、天候に関する予報情報である天候予報情報を取得する取得部1bを有する。またウェブサーバ1は、既予約プランのキャンセル情報を受信した場合、キャンセル情報が天候を理由に送信されたか否かを推定する推定部1cを有する。またウェブサーバ1は、キャンセル情報が天候を理由に送信されたと推定した場合、取得した天候予報情報を用いて推奨プランを抽出する抽出部1dを有する。またウェブサーバ1は、推奨プランを予約者端末2に提示させる処理を行う提示制御部1eを有する(図15乃至図19)。
既予約プランのキャンセル理由が天候であると推定した場合は、予約者は理由となった天候以外の他の天候であればプランを決行したいものと推定できる。そのため当該他の天候のプランを推奨プランとして提供することで、予約者の当該プランへの予約が期待できる。
これにより、予約者は、天候を理由としてやむを得ずプランをキャンセルすることになっても、天候の良い他のプランの情報を容易に確認することができる。
また、キャンセル理由を天候であると推定し、よりプランに適した天候のプランを推奨プランとして提示することで、予約者の意向をより反映した推奨プランを提案することができる。またその結果、予約者は効率的に代わりとなるプランを取得することができる。
例えばゴルフプランにおいて、天候が原因となってプランをキャンセルする予約者は、天気さえ良ければゴルフをプレイしたい人であり、その予約者にその原因が解消している代替プランを提供することは予約者にとって有益である。また本来余っていたプランを効率的に予約者に利用してもらうことができるためゴルフ場の管理人からしても有益である。また予約プランをキャンセルしたものの再度予約を取り直そうとする予約者にとっても推奨プランを提示することは有益である。
さらに、予約者のキャンセル理由の要因を解消する形で代わりとなるプランを推奨することで、予約者の予約の可能性を高めることができる。またその結果、予約者に対する推奨プランの提案回数を減らすことが可能となり、情報処理装置の処理負担を軽減することができる。
取得した天候予報情報を用いて抽出したプランから、さらにキャンセルプランに基づいた条件を用いて検索することで推奨プランの絞り込みを行う。
従って、例えばキャンセルプランを予約した際に、当該予約したプランの検索条件や、当該予約したプランの内容を用いて推奨プランを提示することで、天候予報情報だけでなく、予約者がプランを予約する際に基準となった条件を用いて絞り込みを行うことで、より予約者の意向を反映させた推奨プランを提示することが可能となる。
取得した天候予報情報を用いて抽出したプランから、さらにキャンセルプランの利用日情報に基づいた条件を用いて検索することで推奨プランの絞り込みを行う。
推奨プランを提示するにしても、プランを予約したユーザは、その日が都合が良いから予約したのであって、他の日では仕事や学校、行事などの理由により予約できないことも考えられる。また、土日が休日で都合の良い人がいる反面、平日が休みの人もいる。従って、天候予報情報だけでなく、利用日情報を用いて絞り込みを行うことで、例えば土日が休日の人には土日のプラン、毎週平日の木曜日が休みの人にはその日のプランといったように、予約者の都合のよい日を推奨プランとして提供することができる。こうして、より一層予約者の意向を反映させた推奨プランを提示することが可能となる。
取得した天候予報情報を用いて抽出したプランから、さらにキャンセルプランの移動時間情報に基づいた条件を用いて検索することで推奨プランの絞り込みを行う。
天候が良ければプランを予約したいという場合であっても、移動時間等の関係で現実的に再度の予約が困難な場合が考えられる。例えば東京に住んでいる予約者が、東京近郊のプランをキャンセルしたにも関わらず、推奨プランとして沖縄のプランを提案された場合などである。こういった場合、本来予定していたゴルフ場と同じくらいの移動時間、距離の範囲のプランを提案したほうが、キャンセルした予約者にとって便利であるし、提案されたプランを再度予約する可能性も高まる。本件においては、千葉や埼玉、神奈川などが推奨プランとして提示されると考えられる。
従って、予約者が当初想定していた移動時間の範囲内で代わりのプランを推奨することで、より一層予約者の意向を反映させた推奨プランを提示するが可能となる。
予約者の予約プランを予約するために用いた検索クエリは、予約にあたってのユーザの希望を反映しているものと考えられる。従って、予約者が予約時にプランの検索に用いた検索クエリを用いることで、予約者の希望がより反映されたプランを推奨プランとして提供することができる。これにより、予約者の利便性の向上を図ることができる。
これにより、より適した天候スコアを有するプランを推奨プランとして提示する。
天候スコアに基づいて推奨プランを抽出することで、天候の良し悪しの基準が明確となり、より一貫性のある推奨プランの提示が可能となる。
キャンセル理由となった天候の詳細な原因を推定し、その原因となった天候要素に基づいて推奨プランを抽出する。
従って、より詳細な天候要素を用いてゴルフプランを推奨することで、より一層予約者の意向を反映させた推奨プランを提示することが可能となる。
これにより、予約者が実際にプランをプレイしたときの天候情報を用いて推奨プランを抽出する。
プランを決行するか否かの判断は、予約者それぞれの裁量に委ねられている部分であり、予約者ごとに基準が異なるものである。例えば、雨が降るといっただけで決行することをあきらめる予約者もいれば、例え雨であっても小雨くらいであれば気にせず決行する予約者もいる。従って、例えばゴルフプランにおいて、天候が「雨」であっても多少の雨ならプレイする予約者であれば、「雨」も推奨プランの検索条件に追加するといったように、予約者の過去のプレイ状況に応じた推奨プランを提示することが可能となり、予約者ごとに適したプランを推奨プランとして提案することができる。
予約者が実際にプランを実行したときの天候情報を用いてキャンセル情報が天候を理由に送信されたか否かを推定する。
上述の通り、プランを決行するか否かの判断は、予約者それぞれの裁量に委ねられている部分であるため、プランをキャンセルした理由が天候であるか否かも予約者によって基準が異なるものである。
従って、プランにおいて、過去の実績情報を確認したときに、天候が「雨」であっても多少の雨なら決行するする予約者であれば、「雨」をキャンセル理由の天候とは推定しないといったように、予約者の過去のプレイ状況に応じてキャンセル理由となる天候の基準を変更することが可能となる。これにより、より正確にキャンセル理由が天候であるか否かについて推定することができる。
予約者によりキャンセルされた予約プランであっても、その後天候が回復した場合は、当該予約プランの情報を再び予約者に通知する。
従って、本来予約者がプレイしたかったが天候が悪天候だったためにやむを得ずキャンセルしたプランについて、天候が回復したことを通知することで、再び予約者に当該キャンセルした予約プランを予約する機会を設けることができる。これにより予約者のキャンセルしたプランを調べる手間を省くことができ、より一層の予約者の利便性の向上を図ることができる。また、プランの管理人からしても、結果的にプランが決行される可能性が高まることで、空きプランが生じることを減らすことができる。
推奨プランを提示するとともに、推奨プランごとの天候予報情報も提示させる。
従って、予約者は推奨されたプランの予約を決める際に、天候予報情報を参考にしながら予約するプランを選ぶことができる。また提示された推奨プランが複数ある場合は、それぞれの推奨プランを比較しながらプランを予約することができ、予約者の選択の幅を広げ、予約者の利便性を向上させることができる。
このように、推奨プラン抽出処理の第1例〜第9例は、様々な組み合わせが考えられる。
以上、本発明の情報処理装置の実施の形態としてのウェブサーバ1を説明してきたが、実施の形態のプログラムは、ウェブサーバ1における少なくとも予約処理部1a、取得部1b、推定部1c、抽出部1d、提示制御部1eの処理を情報処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
即ちこのプログラムは、ウェブサーバ1に対して図14〜図29で説明した処理を実行させるプログラムである。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記録媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記録しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記録媒体に、一時的或いは永続的に格納(記録)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
Claims (14)
- 天候に関する予報情報である天候予報情報を取得する取得部と、
既予約プランのキャンセル情報を受信した場合、前記キャンセル情報が天候を理由に送信されたか否かを推定する推定部と、
前記キャンセル情報が天候を理由に送信されたと前記推定部が推定した場合、前記取得部が取得した天候予報情報を用いて推奨プランを抽出する抽出部と、
前記推奨プランを予約者端末に提示させる処理を行う提示制御部と、を備え、
前記取得部は、キャンセルされた予約プランのプレイ日、地域における天候予報情報を取得し、
前記推定部は、取得された前記天候予報情報があらかじめ設定した条件の天候に該当するか否かの判定結果から、前記キャンセル情報が天候を理由に送信されたか否かを推定する
情報処理装置。 - 前記抽出部は、前記キャンセル情報によってキャンセル対象となった既予約プランであるキャンセルプランに基づいた条件を用いて検索することにより前記推奨プランを抽出する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記条件は、前記キャンセルプランの利用日情報を含む
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記条件は、前記キャンセルプランの移動時間情報を含む
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記条件は、前記キャンセルプランの検索時の検索クエリを含む
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記抽出部は、キャンセルプランと他のプランの天候スコアを算出し、前記キャンセルプランと他のプランの天候スコアの比較に基づいて前記推奨プランを抽出する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記抽出部は、前記理由となった天候要素が少なくとも天気、気温、風速のうちの何れであるかを推定し、前記推定した天候要素の比較に基づいて前記推奨プランを抽出する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記抽出部は、天候要素に関するキャンセルプランに係る予約者の実績情報を用いて前記推奨プランを抽出する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記推定部は、天候要素に関するキャンセルプランに係る予約者の実績情報を用いて前記キャンセル情報が天候を理由に送信されたか否かを推定する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記取得部は、天候予報情報を逐次取得し、
天候予報情報においてキャンセルプランに対応する天候予報が変化した場合、
前記提示制御部は、前記キャンセルプランを前記予約者端末に提示させる処理を行う
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記提示制御部は、前記推奨プランごとの天候予報情報を前記予約者端末に提示させる
請求項1に記載の情報処理装置。 - 天候に関する予報情報である天候予報情報のうちキャンセルされた予約プランのプレイ日、地域における天候予報情報を取得するステップと、
既予約プランのキャンセル情報を受信した場合、前記取得した天候予報情報があらかじめ設定した条件の天候に該当するか否かの判定結果から、前記キャンセル情報が天候を理由に送信されたか否かを推定するステップと、
前記キャンセル情報が天候を理由に送信されたと推定した場合、前記取得した天候予報情報を用いて推奨プランを抽出するステップと、
前記推奨プランを予約者端末に提示させる処理を行うステップとを
情報処理装置が実行する情報処理方法。 - 天候に関する予報情報である天候予報情報のうちキャンセルされた予約プランのプレイ日、地域における天候予報情報を取得する機能と、
既予約プランのキャンセル情報を受信した場合、前記取得した天候予報情報があらかじめ設定した条件の天候に該当するか否かの判定結果から、前記キャンセル情報が天候を理由に送信されたか否かを推定する機能と、
前記キャンセル情報が天候を理由に送信されたと推定した場合、前記取得した天候予報情報に基づいて推奨プランを抽出する機能と、
前記推奨プランを予約者端末に提示させる機能とを
情報処理装置に実行させるプログラム。 - 天候に関する予報情報である天候予報情報のうちキャンセルされた予約プランのプレイ日、地域における天候予報情報を取得する機能と、
既予約プランのキャンセル情報を受信した場合、前記取得した天候予報情報があらかじめ設定した条件の天候に該当するか否かの判定結果から、前記キャンセル情報が天候を理由に送信されたか否かを推定する機能と、
前記キャンセル情報が天候を理由に送信されたと推定した場合、前記取得した天候予報情報に基づいて推奨プランを抽出する機能と、
前記推奨プランを予約者端末に提示させる機能とを
情報処理装置に実行させるプログラムを記憶した記憶媒体。
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