JP6089156B1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

ユーザごとの適切なタイミングで情報を提供することを目的とする。このために、情報処理装置は、ユーザごとの推薦プランを抽出するプラン抽出部と、ユーザの予約実績に基づいて前記推薦プランを提示する推薦時間帯を決定する時間帯決定部と、前記推薦プランとして新たな推薦プランが抽出されたことに応じて、前記推薦時間帯に前記新たな推薦プランをユーザに提示するプラン提示部と、を備える。

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体に関し、具体的には、ユーザへ情報を提示する際の提示タイミングの技術に関する。
特開2002−342370号公報
ユーザの嗜好情報に基づいて、ユーザに最適なプランを提示する技術が知られている。例えば、特許文献1では、ユーザの嗜好情報に適合した推薦情報やコンテンツを提供するための技術が記載されている。
嗜好情報は、例えば、ユーザの予約実績を分析することによって得ることができる。
ところが、ユーザの嗜好に適合した情報であっても、情報を送信するタイミングによっては、ユーザの興味を引くことが出来ない場合や、プランの利用に至らない場合がある。
そこで、本発明はこのような状況を考慮し、ユーザごとの適切なタイミングで情報を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、ユーザごとの推薦プランを抽出するプラン抽出部と、ユーザの予約実績に基づいて前記推薦プランを提示する推薦時間帯を決定する時間帯決定部と、前記推薦プランとして新たな推薦プランが抽出されたことに応じて、前記推薦時間帯に前記新たな推薦プランをユーザに提示するプラン提示部と、を備えるものである。
情報処理装置。
これにより、ユーザごとに抽出された推薦プランが、ユーザにとって都合のよい時間帯に提示される。
上記した情報処理装置の前記プラン提示部は、前記推薦時間帯において、プランに係るプラン関連ページをユーザが閲覧中であると判定された場合に前記提示を行うことが望ましい。
ユーザがプラン詳細ページや予約ページなどのウェブページを閲覧している状態は、プランに対する関心が高い状態と推測できる。このような状態において、推薦プランが提示される。
上記した情報処理装置の前記プラン提示部は、前記推薦時間帯において、プランに係るプラン関連ページに配置されたプラン検索用語入力欄がアクティブになったことに応じて前記提示を行うことが望ましい。
ユーザがプラン詳細ページや予約ページなどのウェブページを閲覧している状態は、プランに対する関心が高い状態と推測できる。更に、そのようなウェブページにおいてプラン検索を行うための検索用語入力欄がアクティブになった状態は、プランに対する関心が更に高い状態と推測できる。このような状況において、推薦プランが提示される。
上記した情報処理装置の前記プラン提示部は、前記推薦プランの内容に応じて決定された時期における前記推薦時間帯に前記提示を行うことが望ましい。
これにより、推薦プランに応じて提示すべき時期を適切に設定することが可能となる。
上記した情報処理装置の前記プラン提示部は、ユーザの予約実績または利用実績の頻度に応じて決定された時期における前記推薦時間帯に前記提示を行うことが望ましい。
これにより、プランの予約または利用の実績に基づいて提示すべき時期を適切に設定することが可能となる。
本発明に係る情報処理方法は、ユーザごとの推薦プランを抽出するプラン抽出ステップと、ユーザの予約実績に基づいて前記推薦プランを提示する推薦時間帯を決定する時間帯決定ステップと、前記推薦プランとして新たな推薦プランが抽出されたことに応じて、前記推薦時間帯においてプランに係るプラン関連ページをユーザが閲覧中であると判定された場合に前記新たな推薦プランをユーザに提示するプラン提示ステップと、を情報処理装置が実行するものである。
この情報処理方法により、ユーザごとの適切なタイミングで情報を提供するための処理が実行される。

本発明に係るプログラムは、上記情報処理方法として実行する処理を演算処理装置に実行させるプログラムである。
本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶した記憶媒体である。
本発明によれば、ユーザごとの適切なタイミングで情報を提供することができる。
本発明の実施の形態の全体の構成を示す図である。 本実施の形態のプラン提示装置のブロック図である。 本実施の形態のコンピュータのブロック図である。 履歴DBに記憶される情報の一例を示す図である。 第1の実施の形態についてのフローチャートである。 推薦時間帯算出処理のフローチャートである。 第2の実施の形態についてのフローチャートである。 第3の実施の形態についてのフローチャートである。 第4の実施の形態についてのフローチャートである。 第5の実施の形態についてのフローチャートである。 第6の実施の形態についてのフローチャートである。
本実施の形態においては、ユーザに提示される情報として、当該ユーザにお勧めするゴルフプランの情報を例に挙げる。また、情報処理装置として、プランを提示するプラン提示装置1を例に挙げる。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.全体構成>
<2.ハードウェア構成>
<3.DB>
[3−1.ユーザDB]
[3−2.提供者DB]
[3−3.プランDB]
[3−4.予約DB]
[3−5.履歴DB]
[3−6.ウェブページDB]
<4.処理の流れ>
[4−1.第1の実施の形態]
[4−2.推薦時間帯算出処理]
[4−3.第2の実施の形態]
[4−4.第3の実施の形態]
[4−5.第4の実施の形態]
[4−6.第5の実施の形態]
[4−7.第6の実施の形態]
<5.まとめ>
<6.プログラム>
<1.全体構成>

本実施の形態としてのプラン提示装置1を含むネットワークシステム全体の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
図1に示すように、本実施の形態のプラン提示装置1は、通信ネットワーク2を介して、プランの閲覧や予約等を行うユーザが利用するユーザ端末3,3,3,・・・と、プランを提供するプラン提供者が利用する提供者端末4,4,4,・・・と相互に通信可能な状態で接続されている。
プラン提示装置1は、通信ネットワーク2を利用して提示されるプランに関する各種の機能を提供する情報処理装置である。
具体的には、提供者端末4から受信したプラン情報を管理する機能を備える。また、管理しているプランからユーザが所望するプランを検索する機能や、検索結果として抽出されたプラン情報をユーザ端末3を利用するユーザへ提示する機能を備える。更に、プランの予約を受け付ける機能や、予約情報を管理する機能を備える。
更に、管理しているプランの販売が成立した際の代金のやりとりを仲介する決済処理機能や、ユーザ端末3や提供者端末4へ各種の通知を行う機能を備える。
更にまた、プラン提供者の情報やユーザの情報を管理する機能を備える。
そして、プラン提示装置1は、上記の各種機能を実現するためのユーザインタフェースとしてのウェブページを他の情報処理装置(例えばユーザ端末3)上に表示させるために、ウェブページデータの生成と送信を行う。
ウェブページデータは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)やXHTML(Extensible HyperText Markup Language)などの構造化文書ファイルである。構造化文書ファイルには、プランの説明などのテキストデータやプランに関する画像などの画像データと、それらの配置や表示態様(文字色やフォントや大きさや装飾など)が記述されている。
ウェブページとしては、例えば、ユーザにログイン情報を入力させるためのログインページや、プランの検索を行うための検索ページや、プランの詳細情報を表示するためのプラン詳細ページなどである。
また、プラン提示装置1は、ユーザやの認証機能や各種データベースへの情報の登録機能、各種データベースから情報を取得する機能などを備える。
更に、プラン提示装置1は、ユーザにリコメンドする推薦プランの情報を提供する。具体的には、ユーザの嗜好情報などの属性情報に基づいてユーザに推薦プランを選択して提示する。そのためにプラン提示装置1が備える各部については後述する。
通信ネットワーク2の構成は特に限定されるものではなく、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area Network)、CATV(Community Antenna TeleVision)通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網などが想定される。
また通信ネットワーク2の全部または一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも利用可能である。
ユーザ端末3は、プラン提示装置1によって提供されるプランの閲覧や予約を行うユーザが使用する端末である。また、本実施の形態におけるユーザ端末3は、プラン提示装置1から提示される推薦プラン情報を受信して、画面などの表示装置に表示する処理を行う。
提供者端末4は、プラン提示装置1に対して各種プランを提供するプラン提供者が利用する端末である。
ユーザ端末3や提供者端末4では、必要に応じて各種の送受信処理や表示処理などが実行される。また、ユーザ端末3や提供者端末4は、例えば、通信機能を備えたPC(Personal Computer)やフィーチャーフォンやPDA(Personal Digital Assistant)、或いは、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスなどである。
図2を参照して、プラン提示装置1が備える各部の説明を行う。
プラン提示装置1は、プラン抽出部1a、時間帯決定部1b、プラン提示部1cを備える。
プラン抽出部1aは、ユーザに提示する推薦プランを抽出する処理を実行する。推薦プランは、ユーザによって入力された各種ユーザ情報や履歴情報から推定した嗜好情報に基づいて抽出される。履歴情報は、例えば、ユーザの閲覧履歴、予約履歴、利用履歴等である。
時間帯決定部1bは、ユーザの予約実績に基づいて、ユーザに推薦プラン情報を提示するのに最適な時間帯を推薦時間帯として決定する処理を実行する。推薦時間帯としては、例えば、日付情報や曜日情報を含めずに定められた時間の幅(例えば、20時〜22時など)であってもよいし、日付情報や曜日情報を含めて定められた時間の幅(例えば、日曜日の18時〜19時や、水曜日の12時〜13時や、休日の22時〜23時など)であってもよい。また、日付情報や曜日情報のみによって定められた時間の幅(例えば、日曜日終日や、土曜日から日曜日や、毎月10日など)であってもよい。
プラン提示部1cは、時間帯決定部1bが決定した推薦時間帯において、プラン抽出部1aが抽出した推薦プランをユーザに提示する処理を実行する。このとき、推薦時間帯であっても、推薦プランが抽出されなければ提示処理は行わない。
尚、提示処理を行う条件として、他の条件が付加される例についても後述する。
これまで説明してきた各種機能を実現するために、プラン提示装置1は、ユーザ情報が記憶されるユーザDB(Database)50、プランを提供するプラン提供者の情報が記憶される提供者DB51、プラン提供者が提供したプランの情報が記憶されるプランDB52、プランの予約情報が記憶される予約DB53、プランの検索履歴やプランの閲覧履歴やプランの利用履歴などの履歴情報が記憶される履歴DB54、各種ウェブページのウェブページデータが記憶されるウェブページDB55を管理する。
<2.ハードウェア構成>

図3は、図1に示したプラン提示装置1、ユーザ端末3、提供者端末4、そして、ユーザDB50、提供者DB51、プランDB52、予約DB53、履歴DB54、ウェブページDB55のハードウェアを例示する図である。それぞれのサーバや端末におけるコンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、通信ネットワーク2を介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
このようなコンピュータ装置では、通信部109による通信によりデータやプログラムのアップロード、ダウンロードが行われる。また、リムーバブルメディア111を介したデータやプログラムの受け渡しが可能である。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、プラン提示装置1、ユーザ端末3、提供者端末4、ユーザDB50、提供者DB51、プランDB52、予約DB53、履歴DB54、ウェブページDB55のそれぞれにおいて後述する情報処理や通信が実行される。
尚、プラン提示装置1、ユーザ端末3、提供者端末4、ユーザDB50、提供者DB51、プランDB52、予約DB53、履歴DB54、ウェブページDB55を構成するそれぞれの情報処理装置は、図3のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LANなどによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを利用したVPN(Virtual Private Network)などにより通信可能な状態で遠隔地に配置されたものでもよい。
<3.DB>

プラン提示装置1が管理する各種DBについて説明する。

[3−1.ユーザDB]
ユーザDB50にはプラン提示装置1が提供するプランに関する各種サービス(例えば、プラン管理サービスやプラン予約サービスなど)を利用するユーザの情報が記憶される。例えば、一つのユーザID(Identification)に対して、ログインパスワード、氏名、年齢、性別、住所、メールアドレス、年収、趣味などの個人的な情報が紐付けられて記憶される。
また、ユーザDB50には、ユーザの嗜好情報などが記憶される。
更に、ユーザDB50には、ユーザごとの推薦時間帯が記憶される。推薦時間帯は、推薦プランの提示に適した時間帯情報であり、ユーザの行動履歴によって算出される。
[3−2.提供者DB]
提供者DB51には、プランを提供するプラン提供者(例えばゴルフ場の管理者)の情報が記憶される。例えば、一つの提供者IDに対して、ログインパスワード、氏名、ゴルフ場名(またはゴルフ場ID)、住所、電話番号、メールアドレス、ゴルフ場のウェブページのURL(Uniform Resource Locator)情報、各種コース情報(例えば、ホール数の情報、ホールの難易度、コースレーティング、ホールの攻略情報、規定スコア情報、ヤーデージ情報)などが紐付けられて記憶される。
[3−3.プランDB]
プランDB52には、プラン提供者によって提供されるプランの情報が記憶される。例えば、プランごとに付与されるプランIDに対して、プラン提供者ID、ゴルフ場ID、枠情報(日時情報とスタート時間を含む情報)、各種オプション情報(食事付き、キャディ付き、ゴルフカート付きなどの各種オプションの有無を表す情報)などが記憶される。
[3−4.予約DB]
予約DB53には、プラン提示装置1が提供するゴルフのプランに対する予約状況が記憶される。具体的には、一つの予約情報を一意に特定可能な予約IDに対して、予約を行ったユーザID、予約対象となったプランID、プレイ予定日時情報、予約を受け付けた日時情報、同伴者情報などが記憶される。
尚、予約DB53は、利用前の予約情報が記憶されるDBであり、利用済みの予約情報は削除される。
[3−5.履歴DB]
履歴DB54には、プラン提供装置1が提供したプランに対する予約履歴や利用履歴がユーザIDごとに記憶される。
具体的に、図4を参照して説明する。
図4に示す履歴DB54には、ユーザIDが「U_00001」とされたユーザと、ユーザIDが「U_00002」とされたユーザの各種履歴情報が記憶されている。
各種履歴情報としては、履歴種別と操作日時情報と対象プランとスタート時間の情報が記憶されている。
履歴種別は、履歴が予約操作の履歴であるのか、予約取消操作の履歴であるのか、予約したプランを実際に利用したことを示す履歴であるのかを識別可能な情報である。尚、これらの履歴種別はあくまで一例であり、他の種別があってもよい。
操作日時情報は、履歴情報が生成された日時情報を示している。即ち、予約履歴であれば、予約操作に基づいた予約情報をプラン提示装置1が受け付けた日時の情報である。
対象プランは、各操作が何れのプランを対象としたものであるかを示す情報である。
スタート時間は、ユーザが選択したスタート時間の情報が記憶される。各プランは、複数のスタート時間が選択可能とされており、予約の際にユーザによって選択される。
これ以外にも、スタートホール情報(即ち「INスタート」と「OUTスタート」の何れであるのかを示す情報)が記憶されてもよい。
また、スタート時間以外の選択可能なオプションの情報がある場合には、それらの選択情報も履歴DB54に記憶される。一方、プランによって自ずと決まるオプションについては、記憶する必要は無い。例えば、昼食付きプランであれば、当該プランを選択した時点で昼食付きのオプションが自動で付与されるため、履歴DB54に記憶する必要は無い。但し、その場合には、プランDB52に昼食付きのオプションについての情報が記憶される。
尚、利用前の予約履歴には、予約DB53に記憶された予約情報(例えば予約ID)が紐付けられていてもよい。即ち、利用前の予約情報は予約DB53に記憶されているため、その情報が予約履歴に紐付けられていてもよい。
[3−6.ウェブページDB]
ウェブページDB55には、プラン提示装置1がユーザやプラン提供者に提供する各種ウェブページのデータが記憶される。具体的には、ログインページや予約ページやプラン一覧ページや検索ページやプラン詳細ページなどのウェブページデータである。
以降の説明においては、プラン提示装置1が提供するプランに関するウェブページをプラン関連ページと記載する。
ウェブページデータとしては、ウェブページのURL情報と各ウェブページ上に配置されるオブジェクト(画像やテキストやバナーなど)の配置情報が記憶される。配置情報とは、ウェブページ上における各オブジェクトの配置態様(位置や大きさ、色等)が記載された情報である。
尚、ウェブページDB53に記憶される情報は、例えば、HTMLなどの構造化文書ファイルで記憶されてもよい。
<4.処理の流れ>

各実施の形態における処理の流れについて、説明する。

[4−1.第1の実施の形態]
第1の実施の形態における処理の流れについて、図5を参照して説明する。
第1の実施の形態では、推薦プランを抽出した後、推薦時間帯であることを確認して推薦プランを提示する例を説明する。
先ず、プラン提示装置1は、ステップS101において、推薦プランを抽出する処理を実行する。この処理は、例えばユーザの嗜好情報に応じて推薦プランを抽出する処理である。
具体的には、ユーザが土日にプランを利用する傾向が高い場合には、土日のプランを推薦プランとして抽出する。他にも、ユーザがよく利用するプランの価格帯を考慮して推薦プランを抽出することや、ユーザがよく利用するゴルフ場(或いはよく利用する地域に位置するゴルフ場)を考慮して推薦プランを抽出することや、ユーザが好むゴルフ場の特性(池が少ないゴルフコースを好むのか、起伏が激しいゴルフコースを好むのかなど)を考慮して推薦プランを抽出することや、ユーザがよく利用するサービス(電動カートの有無や昼食付きなど)を考慮して推薦プランを抽出することなどが考えられる。勿論、これらの情報を複合的に用いて推薦プランを抽出することにより、ユーザにとって利用価値の高い高優先度の推薦プランを抽出することもできる。
これらの嗜好(傾向)情報は、予約履歴から抽出してもよいし、利用履歴から抽出してもよい。また、他のユーザの同伴履歴(即ち他のユーザが予約したプランに参加したことを示す履歴情報)から嗜好情報を抽出してもよい。
続いて、プラン提示装置1はステップS102において、推薦プランが抽出されたか否かを判定する処理を実行する。
先の推薦プラン抽出処理の結果、推薦プランが抽出されていないと判定した場合、プラン提示装置1は図5に示す一連の処理を終了する。
一方、推薦プランが抽出されたと判定した場合、プラン提示装置1は続くステップS103において、推薦時間帯算出処理を実行する。
推薦時間帯算出処理では、ユーザに推薦プランを提示するのにふさわしい時間帯を推薦時間帯として算出する処理である。詳しくは後述する。
続いて、プラン提示装置1はステップS104において、現時刻が推薦時間帯であるか否かを判定する処理を実行する。
推薦時間帯でないと判定した場合、プラン提示装置1はステップS105において、推薦プランは妥当か否かを判定する処理を実行する。推薦プランが妥当であると判定した場合は、ステップS104の処理を再度実行する。即ち、現時刻が推薦時間帯ではない場合において、推薦プランが妥当と判定されている限りは、ステップS104,S105の各処理を継続的に実行する。
ここで、推薦プランが妥当でないと判定する場合について説明する。推薦プランが妥当でないとは、例えば、ステップS104,S105の各処理を継続的に実行している間に推薦しようとしているプランの予約枠が埋まってしまった場合や、予約可能な時間が経過してしまった場合などである。
このような場合には、現時刻が推薦時間帯となり推薦プランをユーザに提示したとしても、推薦プランに対するユーザの予約操作を受け付けることができず、推薦することが不適当となってしまう可能性がある。
そこで、ステップS105において推薦プランが妥当でないと判定した場合については、プラン提示装置1はステップS101の処理を再度実行し、推薦プランを抽出し直す。
現時刻が推薦時間帯であり、且つ、推薦プランが妥当である場合、プラン提示装置1はステップS106において、推薦プラン提示処理を実行する。この処理により、ユーザ端末3に対してプラン提示装置1が抽出した推薦プランが提示される。
本実施の形態によれば、先ず推薦プランの抽出が行われるため、推薦時間帯まで待つことができないがユーザに対して推薦した方がよい推薦プランが抽出された場合には、例外的に推薦時間帯でない時間帯に推薦プランを提示することもできる。
[4−2.推薦時間帯算出処理]
先の図5のステップS103の推薦時間帯算出処理について、図6を参照して説明する。
先ず、プラン提示装置1はステップS201において、予約履歴取得処理を実行する。具体的には、推薦時間帯の算出対象とされたユーザの予約履歴を履歴DB53から取得する。
続いて、プラン提示装置1はステップS202において、分析処理を実行する。
分析処理では、ユーザがプランの予約をするための操作を行う時間帯を分析する処理である。例えば、平日の昼休みと思われる時間帯にあるユーザの予約操作が集中している場合は、平日の当該時間帯を当該ユーザの推薦時間帯として設定する。
尚、プランの予約をするための予約操作だけでなく、予約取消操作も含めて分析してもよい。予約取消操作も含めて分析した場合には、ユーザが操作可能な時間帯を推薦時間帯として算出することとなる。
一方、予約取消操作を含めない場合には、ユーザの予約操作のみに基づいて推薦時間帯を算出することとなる。これは、予約操作は利用日の10日以上前に行うが、取消操作は利用日の3日前に行うことが多いユーザに対しては有効である。即ち、取消操作が行われる利用日の3日前にプランを提示しても、当該プランを予約する可能性は低いと考えられるためである。
分析処理によって得られた推薦時間帯は、ユーザDB50に記憶される。
[4−3.第2の実施の形態]
第2の実施の形態における処理の流れについて、図7を参照して説明する。
第2の実施の形態では、推薦時間帯であることを確認した後、推薦プランを抽出して推薦プランを提示する例を説明する。
尚、第1の実施の形態と同様の処理については、同じ符号を付し、適宜説明を簡略化(或いは省略)する。
先ず、プラン提示装置1はステップS103において、推薦時間帯算出処理を実行する。推薦時間帯算出処理の例は、先の図6を用いて説明した処理である。
続いて、プラン提示装置1はステップS104において、現時刻が推薦時間帯か否かを判定する処理を実行する。現時刻が推薦時間帯となるまで、プラン提示装置1はステップS104の処理を実行する。
現時刻が推薦時間帯と判定した場合、プラン提示装置1はステップS101において、推薦プラン抽出処理を実行する。抽出処理では、前述したように、ユーザの嗜好情報などを用いて推薦プランを抽出する。
続いて、プラン提示装置1はステップS102において、推薦プランが抽出できたか否かを判定する処理を実行する。
推薦プランを抽出できなかった場合には、図7に示す一連の処理を終了する。
一方、推薦プランを抽出できた場合、プラン提示装置1はステップS106において、抽出された推薦プランをユーザ端末3に提示する処理を実行する。
本例によれば、推薦時間帯であることを確認した後に推薦プランを抽出するため、第1の実施の形態のように、現時刻が推薦時間帯になるまでの間に推薦プランが不適当となってしまうことがない。
[4−4.第3の実施の形態]
第3の実施の形態における処理の流れについて、図8を参照して説明する。
第3の実施の形態では、推薦時間帯の中でも、特にユーザがプラン関連ページを閲覧しているときに推薦プランを提示する。
尚、図8に示す各処理を実行する前に推薦時間帯算出処理を実行済みとする。
具体的には、先ず、プラン提示装置1はステップS301において、プラン関連ページの送信要求を受信する。プラン関連ページとは、前述したように、プランの検索ページやプランの検索結果が表示されるプラン一覧ページや、プランの詳細が記載されたプラン詳細ページなどのウェブページである。
これらのプラン関連ページの送信要求を受信したプラン提示装置1は、続くステップS302において、現時刻が推薦時間帯であるか否かを判定する処理を実行する。この処理は、先の図5や図7に示したステップS104の処理と同様の処理である。
現時刻が推薦時間帯でない場合、プラン提示装置1は図8に示した一連の処理を終了する。
一方、現時刻が推薦時間帯である場合、プラン提示装置1はステップS303において、推薦プラン抽出処理を実行する。この処理は、図5や図7のステップS101の処理と同様の処理である。
続いて、プラン提示装置1はステップS304において、推薦プランが抽出できたか否かを判定する処理を実行する。この処理は、図5や図7のステップS102の処理と同様である。
推薦プランが抽出できなかった場合、プラン提示装置1は図8に示した一連の処理を終了する。
一方、推薦プランを抽出できた場合、プラン提示装置1はステップS305において、推薦プランをユーザ端末3に提示する処理を実行する。
[4−5.第4の実施の形態]
第4の実施の形態における処理の流れについて、図9を参照して説明する。
第4の実施の形態では、推薦時間帯においてユーザがプラン関連ページを閲覧しており、且つ、検索用語入力欄がアクティブになったときに推薦プランを提示する。即ち、ユーザがプランを検索しようと操作しているときに、推薦プランを提示する。
尚、図9に示す各処理を実行する前に推薦時間帯算出処理を実行済みとする。
具体的には、先ず、プラン提示装置1はステップS306において、プランを検索するための検索用語入力欄のアクティブ化を検知する処理を実行する。この処理は、例えば、ユーザ端末3が検索用語入力欄のアクティブ化を検知したときにプラン提示装置1へ向けて送信される情報をプラン提示装置1が受信することにより実現される。
続いて、プラン提示装置1はステップS302乃至S305の各処理を実行する。
各処理内容については、図8に示した各処理内容と同じであるため、説明を省略する。
[4−6.第5の実施の形態]
第5の実施の形態における処理の流れについて、図10を参照して説明する。
第5の実施の形態では、推薦プランを推薦することが可能な推薦時間帯が複数ある場合についての例を説明する。
尚、図10に示す各処理を実行する前に推薦時間帯算出処理を実行済みであり、例えば、あるユーザには、平日の12時〜13時が推薦時間帯として設定されているとする。
プラン提示装置1は図10に示すステップS302乃至S304の各処理を実行する。各処理は、図8に示した同符号を付した各処理と同じ処理であるため、説明を省略する。
続いて、プラン提示装置1はステップS307において、推薦プランの提示が妥当であるか否かを判定する処理を実行する。
ここで、当該判定処理の一例を示す。
例えば、提示プランが地域Aに位置するゴルフコースBのプランCであったとする。また、プランCは、通常のプラン販売では売れなかった枠を直前に割り引いて販売するプランであるため、利用日の1週間前から推薦プランとして抽出されるものとする。
ユーザの推薦時間帯が平日の12時〜13時であるため、月曜日の12時に当該プランCが抽出されたとする(ステップS303)。即ち、推薦時間帯としては、月曜日でもよいし、火曜日でもよいため、推薦時間帯が複数あることになる。
このとき、プランCの利用日(例えば土曜日)における地域Aの天気予報がゴルフに適した天気でない場合(或いは、台風が近づいてきていて、判定が難しい場合)、推薦プランの提示を見送り、天気が好転した場合に(或いは、台風がより近づき、地域Aの天気予報の確度が増した場合に)再度提示するか否かを判定することが考えられる。
ステップS307の判定処理はこのような場合に行われる処理である。
即ち、推薦プランとして提示することが好ましくない可能性がある場合には、このような判定処理を行うことによって、提示処理を後日(即ち、他の推薦時間帯)に行ってもよい。
また、ゴルフに相応しいか否かを段階的に表し、それに基づいてステップS307の判定処理を実行してもよい。
具体的には、天気について、ゴルフに相応しい度合いが高い方から、「快晴」、「晴れ」、「晴れ時々曇り」、「曇り時々晴れ」、「曇り」、「曇り時々雨」、「雨時々曇り」、「雨」、「豪雨」、「雷雨」と設定する例を考える。このとき、プランを推薦することが望ましくない天気を「曇り時々雨」、「雨時々曇り」、「雨」、「豪雨」、「雷雨」とする。また、天気予報と実際の利用日における天気が上記段階から1段階ずれると考える。即ち、「晴れ」の予報であれば、実際の天気は「快晴」、「晴れ」、「晴れ時々曇り」の何れかとなると考える。
このとき、1段階ずれたとしても推薦することが望ましくない天気とならない場合は、ステップS307の判定処理において推薦プランの提示が妥当であると判定する。一方、1段階ずれることを考慮すると、推薦することが望ましくない天気となる可能性がある場合は、ステップS307の判定処理において推薦プランの提示が妥当でないと判定する。
推薦プランの提示が妥当でないと判定した場合、プラン提示装置1は図10に示す一連の処理を終了する。
また、推薦プランの提示が妥当であると判定した場合、プラン提示装置1は続くステップS305の推薦プラン提示処理を実行する。
尚、ステップS307において推薦プランの提示が妥当でないと判定した場合、プラン提示装置1は再びステップS303の推薦プラン抽出処理を実行して、推薦プランを抽出し直してもよい。
また、天気予報の情報を取得した日からプラン利用日までの期間の長さによって、予報からのずれの大きさを変えてもよい。例えば、5日後の天気は、予報と1段階ずれる可能性があるが、10日後の天気は、予報と2段階ずれる可能性があるなどとしてもよい。
[4−7.第6の実施の形態]
第6の実施の形態における処理の流れについて、図11を参照して説明する。
第6の実施の形態では、推薦時間帯の中でも推薦プランに応じた最適な推薦時間帯に提示する例について説明する。
先ず、ステップS101乃至S103において、プラン提示装置1は、推薦プランを抽出して推薦時間帯を算出する。これらの各処理は、図5に示した処理と同じである。
続いて、プラン提示装置1はステップS107において、最適な推薦時間帯を算出する処理を実行する。
例えば、ステップS103の処理において、推薦時間帯として平日の20時〜22時が算出されたとする。
平日の20時〜22時という条件を満たすためには、利用日とされた土曜日の3日前の水曜日であってもよいし、2週間前の金曜日であってもよい。本例では、この中から、最適な推薦時間帯を算出(選択)する。
即ち、プラン提示装置1は、続くステップS107において、最適な推薦時間帯を算出する処理を実行する。
例えば、抽出した推薦プランが利用日までの日数が短い「直前割り」などのプランであった場合、抽出された時点で利用日までの日数が少ないため、可能な限り早めに提示することが望ましい。具体的には、現時刻から一番近い推薦時間帯を最適な推薦時間帯とする。
また、抽出した推薦プランの利用日が休日(例えば土日)である場合についても、予約が早めに埋まる可能性があるため、現時刻から一番近い推薦時間帯(例えば、2週間前や1ヶ月前など)を最適な推薦時間帯とする。
更に、抽出した推薦プランの利用日が平日である場合については、天気予報の情報を得ることが可能な1週間前を最適な推薦時間帯としてもよい。
他にも、推薦プランの残り予約数によって決定してもよい。具体的には、推薦プランの残り予約枠数が所定数以下(例えば5枠以下)となった場合には、現時刻から一番近い推薦時間帯を最適な推薦時間帯とし、所定数以上である場合には、2週間前を最適な推薦時間帯とする。
更にまた、ユーザのプランの利用頻度に応じて最適な推薦時間帯を算出してもよい。
例えば、プランの利用頻度が1ヶ月に1度のユーザと、半年に1回のユーザとで、算出される最適な推薦時間帯が異なるようにしてもよい。
具体的には、平日プラン(平日であれば、月によらず利用可能なプラン)を推薦プランとした場合に、2015年1月にプランを利用したユーザの利用頻度が1ヶ月に1度の場合には、1月の最終週を最適な推薦時間帯として算出する。また、2015年1月にプランを利用したユーザの利用頻度が半年に1度の場合には、6月の最終週を最低な推薦時間帯として算出する。
尚、利用頻度ではなく、予約頻度に応じて最適な推薦時間帯を算出してもよい。
最適な推薦時間帯を算出(選択)したプラン提示装置1は、続くステップS108において、現時刻が最適な推薦時間帯であるか否かを判定する処理を実行する。
現時刻が最適な推薦時間帯である場合、プラン提示装置1はステップS106で推薦プランをユーザに提示する処理を実行する。
一方、現時刻が最適な推薦時間帯でない場合、プラン提示装置1は再度ステップS108の処理を実行する。
尚、残り予約枠数に応じて最適な推薦時間帯を算出する場合、現時刻が最適な推薦時間帯となるまで、ステップS107及びS108の処理を実行してもよい。先の説明では、ステップS108のみを繰り返し実行していたが、その間に予約枠数が減ってしまい、推薦プランを提示する機会を逸してしまう可能性がある。
これを防止するために、現時刻が最適な推薦時間帯でない場合には、ステップS107の処理を実行して、最適な推薦時間帯を再度算出してもよい。
<5.まとめ>

上記したプラン提示装置1は、ユーザごとの推薦プランを抽出するプラン抽出部1aと、ユーザの予約実績に基づいて推薦プランを提示する推薦時間帯を決定する時間帯決定部1bと、推薦プランとして新たな推薦プランが抽出されたことに応じて、推薦時間帯に新たな推薦プランをユーザに提示するプラン提示部1cと、を備える。
これにより、ユーザごとに抽出された推薦プランが、ユーザにとって都合のよい時間帯に提示される。
従って、推薦プランの利用数(或いは予約数)を増加させることができる。
特に、新規推薦プランが抽出されなければ、ユーザに推薦プランが提示されないため、提示に係る情報処理装置の処理負担を軽減することができる。尚、提示処理を行うプラン提示処理装置1だけでなく、提示された推薦プランを受信するユーザ端末3についても、処理負担の軽減が図られる。
また、定期的に情報が送られてくることは、情報に対する感度が低下することに繋がる。本発明によれば、定期的に情報が提供されるのではなく、新規推薦プランが抽出されたことに応じて情報が提供されるため、情報に対する感度を低下させることなく、興味を引き出すことができる。
更に、ゴルフプランなどのプランは通常の商品と異なり利用日が決まっていることから、推薦可能な回数が限られている場合が多い。即ち、通常の商品は、2年間毎日レコメンドをしても問題がないが、ゴルフプランに関しては、それが難しい。
従って、有効な推薦プランを有効な推薦時間帯に提示することは、非常に効果的である。
また、第3の実施の形態で説明したように、プラン提示装置1のプラン提示部1cは、推薦時間帯において、プランに係るプラン関連ページをユーザが閲覧中であると判定された場合に提示を行う。
ユーザがプラン詳細ページや予約ページなどのウェブページを閲覧している状態は、プランに対する関心が高い状態と推測できる。このような状態において、推薦プランが提示される。
従って、推薦プランの訴求力を高めることができる。
また、プランに係るプラン関連ページをユーザが閲覧中であるときに限って推薦プランを提示することによって、提示回数は減少することとなる。これは、定期的に情報が送られてくることによる情報に対する感度低下を防止することができると共に、推薦プランがユーザの記憶に残りやすいものとなる。これにより、予約操作に繋がる可能性を高めることができる。
更に、第4の実施の形態で説明したように、プラン提示装置1のプラン提示部1cは、推薦時間帯において、プランに係るプラン関連ページに配置されたプラン検索用語入力欄がアクティブになったことに応じて提示を行う。
ユーザがプラン詳細ページや予約ページなどのウェブページを閲覧している状態は、プランに対する関心が高い状態と推測できる。更に、そのようなウェブページにおいてプラン検索を行うための検索用語入力欄がアクティブになった状態は、プランに対する関心が更に高い状態と推測できる。このような状況において、推薦プランが提示される。
従って、推薦プランの訴求力を更に高めることができる。
また、プランに係るプラン関連ページをユーザが閲覧中であり、且つ、検索用語入力欄がアクティブになった状態に推薦プランを提示することによって、提示回数は更に減少することとなる。しかし、これによって、定期的に情報が送られてくることによる情報に対する感度低下を更に防止することができると共に、推薦プランがユーザの記憶に一層残りやすいものとすることができ、予約操作に繋がる可能性を更に高めることができる。
更にまた、第6の実施の形態で説明したように、プラン提示装置1のプラン提示部1cは、推薦プランの内容に応じて決定された時期における推薦時間帯に提示を行う。
これにより、推薦プランに応じて提示すべき時期を適切に設定することが可能となる。
従って、推薦プランの内容に応じた適切な時期に推薦プランを提示することができる。
加えて、第6の実施の形態で説明したように、プラン提示装置1のプラン提示部1cは、ユーザの予約実績または利用実績の頻度に応じて決定された時期における推薦時間帯に提示を行う。
これにより、プランの予約または利用の実績に基づいて提示すべき時期を適切に設定することが可能となる。
従って、ユーザの予約態様または利用態様に応じた適切な時期に推薦プランを提示することができる。
上記した各例では、ゴルフプランを対象としたプラン提示装置1を説明したが、それ以外のプランを対象としたプラン提示装置1であってもよい。例えば、日帰り旅行プランや、イベントプランや、宿泊プランなどを対象としてもよい。また、イベントプランと宿泊プランなどのように、複数のプランを合わせたものであってもよいを対象としてもよい。
<6.プログラム>

各実施の形態におけるプログラムは、プラン提示装置1が備える演算処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
このプログラムは、ユーザごとの推薦プランを抽出するプラン抽出手順を演算処理装置に実行させる。
また、ユーザの予約実績に基づいて前記推薦プランを提示する推薦時間帯を決定する時間帯決定手順を演算処理装置に実行させる。
更に、前記推薦プランとして新たな推薦プランが抽出されたことに応じて、前記推薦時間帯においてプランに係るプラン関連ページをユーザが閲覧中であると判定された場合に前記新たな推薦プランをユーザに提示するプラン提示手順を演算処理装置に実行させる。
即ちこのプログラムは、演算処理装置に対して、図5乃至図11で説明した各処理を実行させるプログラムである。

このようなプログラムにより、上述したプラン提示装置1を実現できる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的或いは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
1 プラン提示装置、1a プラン抽出部、1b 時間帯決定部、1c プラン提示部、2 通信ネットワーク、3 ユーザ端末、4 提供者端末、50 ユーザDB、51 提供者DB、52 プランDB、53 予約DB、54 履歴DB、55 ウェブページDB

Claims (7)

  1. ユーザごとの推薦プランを抽出するプラン抽出部と、
    ユーザの予約実績に基づいて前記推薦プランを提示する推薦時間帯を決定する時間帯決定部と、
    前記推薦プランとして新たな推薦プランが抽出されたことに応じて、前記推薦時間帯においてプランに係るプラン関連ページをユーザが閲覧中であると判定された場合に前記新たな推薦プランをユーザに提示するプラン提示部と、を備える
    情報処理装置。
  2. 前記プラン提示部は、前記推薦時間帯において、プランに係るプラン関連ページに配置されたプラン検索用語入力欄がアクティブになったことに応じて前記提示を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プラン提示部は、前記推薦プランの内容に応じて決定された時期における前記推薦時間帯に前記提示を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記プラン提示部は、ユーザの予約実績または利用実績の頻度に応じて決定された時期における前記推薦時間帯に前記提示を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. ユーザごとの推薦プランを抽出するプラン抽出ステップと、
    ユーザの予約実績に基づいて前記推薦プランを提示する推薦時間帯を決定する時間帯決定ステップと、
    前記推薦プランとして新たな推薦プランが抽出されたことに応じて、前記推薦時間帯においてプランに係るプラン関連ページをユーザが閲覧中であると判定された場合に前記新たな推薦プランをユーザに提示するプラン提示ステップと、を
    情報処理装置が実行する情報処理方法。
  6. ユーザごとの推薦プランを抽出するプラン抽出手順と、
    ユーザの予約実績に基づいて前記推薦プランを提示する推薦時間帯を決定する時間帯決定手順と、
    前記推薦プランとして新たな推薦プランが抽出されたことに応じて、前記推薦時間帯においてプランに係るプラン関連ページをユーザが閲覧中であると判定された場合に前記新たな推薦プランをユーザに提示するプラン提示手順と、を
    情報処理装置に実行させるプログラム。
  7. ユーザごとの推薦プランを抽出するプラン抽出手順と、
    ユーザの予約実績に基づいて前記推薦プランを提示する推薦時間帯を決定する時間帯決定手順と、
    前記推薦プランとして新たな推薦プランが抽出されたことに応じて、前記推薦時間帯においてプランに係るプラン関連ページをユーザが閲覧中であると判定された場合に前記新たな推薦プランをユーザに提示するプラン提示手順と、を
    情報処理装置に実行させるプログラムを記憶した記憶媒体。
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