JP6085730B1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
インターネットを介して商品を購入する際には、商品の配達先等の各種情報を購入するたびに入力しなくて済むように、ユーザ識別情報(ユーザID(Identification))を用いることが多い。
このようなユーザIDを用いた商品購入は、各店舗の購入サイトや仮想商店街を実現したEC(Electronic Commerce)サイトを閲覧しながら行われることが多く、閲覧の際にはお勧め商品が提示されたり、広告が提示されたりすることがある(例えば特許文献1)。
お勧め商品の提示や広告の提示においては、購入履歴などのユーザ情報に応じてなされる嗜好判定に基づいて、必要な情報(即ち、ユーザに提供すべき商品や広告の情報)が抽出されて提示される。
このような場合に商品や広告を提示すると、ユーザにとってふさわしくない情報が提示される虞がある。
そこで、本発明はこのような状況を考慮し、ユーザごとに適した情報を提示する環境を提供することを目的とする。
例えば、家族間でアカウントを共有している場合などの状況であっても、使用しているユーザ端末が異なる場合には、ユーザ識別情報と端末識別情報の組ごとに各種履歴が分けられて管理されるため、各人ごとの履歴に基づいて抽出された情報が提示される。
これにより、ユーザの選択結果に基づいて同一のユーザ識別情報に紐付けられた各履歴をまとめて管理するか、或いは、端末識別情報ごとに別々に管理するか、決定される。
これにより、同一ユーザが使用していると判定された複数の端末に関しては、まとめて管理された履歴に基づいて、ユーザに提示する情報が抽出される。
これにより、ユーザの行動に基づいて同一ユーザか否かが自動で判定され、それに基づいて、ユーザに提示する情報が抽出される。
この情報処理方法により、ユーザごとに適した情報を提示する環境を提供するための処理が実行される。
本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶した記憶媒体である。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<2.ハードウェア構成>
<3.DB>
[3−1.ユーザDB]
[3−2.履歴DB]
[3−3.商品DB]
[3−4.ウェブページDB]
<4.処理の流れ>
[4−1.全体の処理の流れ]
[4−2.選択肢提示処理]
[4−3.傾向判定処理]
〜4−3−1.第1例〜
〜4−3−2.第2例〜
〜4−3−3.第3例〜
〜4−3−4.第4例〜
<5.管理態様>
<6.まとめ>
<7.プログラム>
本実施の形態としてのECサーバ1を含むネットワークシステム全体の構成について、図1及び図2を用いて説明する。
尚、以下に示す実施の形態では、電子商取引における各種サービスを提供するECサーバ1を例に挙げて説明する。
図1に示すように、本実施の形態のECサーバ1は、通信ネットワーク2を介して、各種の情報配信の対象とされたユーザが利用するユーザ端末3,3,3,・・・と相互に通信可能な状態で接続されている。
具体的には、ECサーバ1を用いて運営される電子商取引に加盟している店舗が複数あり、該店舗の管理者(以降、「販売者」と記載)が販売する商品の情報(商品情報)を登録するための機能や、登録された商品情報を変更する機能をECサーバ1は有する。そのために、ECサーバ1は、加盟店舗情報や販売者情報や商品情報を管理する機能を備える。
また、ECサーバ1は、電子商取引で扱っている商品群の中からユーザが所望する商品を検索して提示する機能や、ユーザが商品の購入操作を行った際に、販売者へ商品を発注する機能や、商品の売買が成立した際の代金のやりとりを仲介する決済処理機能、各ユーザへ商品を配送するための機能、そして、商品の購入が確定した際のユーザへの通知機能や商品を購入したユーザ情報を販売者へ通知する機能などを有する。
ユーザが商品を購入する際には、商品の送付先(住所)情報や、クレジットカード番号や連絡先(電子メールアドレスなど)の情報が必要とされる。ユーザが商品を購入するたびにこれらの情報を入力する手間を省くため、ECサーバ1は、ユーザ情報を管理する機能を備える。
ウェブページデータは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)やXHTML(Extensible HyperText Markup Language)などの構造化文書ファイルである。構造化文書ファイルには、商品の説明などのテキストデータや商品画像などの画像データと、それらの配置や表示態様(文字色やフォントや大きさや装飾など)が記述されている。
ウェブページとしては、例えば、ユーザにログイン情報を入力させるためのログインページや、商品の詳細情報を表示するための商品詳細ページなどである。
また、ECサーバ1は、ユーザや販売者の認証機能や各種データベースへの情報の登録機能、各種データベースから情報を取得する機能などを備える。
また通信ネットワーク5の全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも利用可能である。
ユーザ端末3では、必要に応じて各種の送受信処理や表示処理などが実行される。また、ユーザ端末3は、例えば、通信機能を備えたPC(Personal Computer)やフィーチャーフォンやPDA(Personal Digital Assistant)、或いは、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスなどである。
ECサーバ1は、履歴管理部1aと、提示情報抽出部1bと、提示制御部1cと、選択要求提示部1dと、傾向判定部1eとを備える。
履歴管理部1aは、ユーザの閲覧履歴や購入履歴などを管理する。そのために、ユーザIDに各履歴を紐付けて管理する。特に本実施の形態では、同じユーザIDであっても異なる端末を用いた場合の各履歴は、区別して管理する。従って、ユーザIDに対して端末IDも紐付けて管理する。
具体的な例は後述する。
例えば、人物Aが携帯電話とPCを利用している場合(即ち、端末IDの異なる複数の端末を利用している場合)、携帯電話で商品を閲覧した際の閲覧履歴をPCで閲覧できないのは不便である虞がある。
また、人物Aと人物Bが別々のユーザ端末3を用いて一つのユーザIDを共有している場合、例えば人物Aが携帯電話を利用し人物BがPCを利用している場合には、それぞれの端末IDごとに閲覧履歴を提示することが好ましい虞がある。
選択要求提示部1dは、閲覧履歴を統合して管理するか、或いは、端末IDに基づいて分けて管理するかを選択させる選択肢を提示することにより、ユーザにとって利便性の高い環境を選択させる。
図3は、図1に示したECサーバ1、ユーザ端末3、そして、ユーザDB50、履歴DB51、商品DB52、ウェブページDB53のハードウェアを例示する図である。それぞれのサーバや端末におけるコンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、通信ネットワーク2を介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、ECサーバ1、ユーザ端末3、ユーザDB50、履歴DB51、商品DB52、ウェブページDB53のそれぞれにおいて後述する情報処理や通信が実行される。
尚、ECサーバ1、ユーザ端末3、ユーザDB50、履歴DB51、商品DB52、ウェブページDB53を構成するそれぞれの情報処理装置は、図3のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LANなどによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを利用したVPN(Virtual Private Network)などにより通信可能な状態で遠隔地に配置されたものでもよい。
ECサーバ1が管理する各種DBについて説明する。
[3−1.ユーザDB]
ユーザDB50にはECサーバ1が提供する電子商取引サービスを利用するユーザの情報が記憶される。例えば、一つのユーザID(Identification)に対して、ログインパスワード、氏名、年齢、性別、住所、メールアドレス、年収、趣味などの個人的な情報が紐付けられて記憶される。更に、ユーザが興味のある分野などの情報が記憶される。
履歴DB51には、ユーザが使用するユーザ端末3の情報として、端末IDとユーザIDの組に対して、各種履歴が記憶される。各種履歴は、例えば、閲覧履歴や購入履歴などである。
具体的な例を、図4を参照して説明する。
履歴DB51には、ユーザIDが「U_00001」、端末IDが「D_06637」とされた組に対して、各種履歴が紐付けられている。
各種履歴情報としては、ユーザが操作を行った日時情報と、種別情報と、操作の対象となった商品を示す商品情報とが紐付けられて記憶される。
例えば、図4に示す履歴DB51には、商品IDが「I_03_05651」とされた商品に対して「2015年6月12日の21時30分26秒」に行われた「閲覧」操作の履歴が記憶されている。
履歴の種別としては、例えば「閲覧」や「購入」を例に挙げて説明するが、これ以外の種別が設けられていてもよい。また、「閲覧」種別を更に細かくした「簡易情報閲覧」と「詳細情報閲覧」などが設けられていてもよい。即ち、商品の簡易情報を見た履歴と詳細情報を閲覧した履歴が別の種別として記憶されていてもよい。
また、図4に示す商品IDは、商品ジャンル情報を含んで構成されている。即ち、商品IDを見ればその商品が属する商品ジャンルが分かるように構成されている。例えば、図4に示す商品ID「I_03_05651」とされた商品は、番号として「03」が付された商品ジャンルに属する商品であることが示されている。
しかし、ユーザが同一人物であるか否かを判定するために、商品ジャンル情報以外の情報を用いる場合には、商品ジャンル以外の情報が含まれる場合もある。
例えば、ユーザ端末3を利用している地域情報を用いて、ユーザ端末3,3を利用しているユーザが同一人物か否かを判定する場合には、各履歴ごとにユーザ端末3を利用したときの位置情報が記憶される。
同じように、各履歴ごとに商品の価格帯が記憶されてもよい。即ち、高級品を買うユーザであるのか、低価格商品を買うユーザであるのかを判定し、それに基づいてユーザ端末3,3を利用するそれぞれのユーザが同一ユーザであるのか否かを判定してもよい。
尚、商品の対象ユーザや価格帯の情報は、商品IDさえ分かれば取得できる情報であるため、履歴DB51に記憶しなくてもよい。その場合には、商品IDを元に後述する商品DB52を参照して、商品に関する情報(男性用、女性用、高級品、低価格商品などの情報)を取得すればよい。
商品DB52には、ECサーバ1を介して売買が可能な各商品についての情報が記憶される。例えば、商品を一意に識別可能な商品IDに対して、商品ジャンル、商品画像、製造者(メーカー)情報、製造者によって付与される型番情報、販売開始日、取扱商品提供者情報、在庫情報などが紐付けられて記憶される。
商品画像の情報は、画像データそのものでもよいし、保存されている画像データのリンク情報(URL情報など)でもよい。
また、商品DB52には、上記以外にも、生産地や商品のスペック(色、大きさ、性能情報)などが記憶されてもよい。
ウェブページDB53には、ECサーバ1がユーザや販売者に提供する各種ウェブページのデータが記憶される。具体的には、商品ページや商品の詳細ページ、或いはユーザページや販売者ページ、店舗ページなどのウェブページデータである。
ウェブページデータとしては、ウェブページのURL(Uniform Resource Locator)情報と各ウェブページ上に配置されるオブジェクト(画像やテキストやバナーなど)の配置情報が記憶される。配置情報とは、ウェブページ上における各オブジェクトの配置態様(位置や大きさ、色等)が記載された情報である。
尚、ウェブページDB53に記憶される情報は、例えば、HTMLなどの構造化文書ファイルで記憶されてもよい。
[4−1.全体の処理の流れ]
ECサーバ1が実行する処理の例について、図5を参照して説明する。
ECサーバ1は、ステップS101,S111,S121の処理を継続的に実行することにより、各種機能を提供する。具体的には、ステップS101においてログイン情報を受信したか否かを判定する処理を実行し、ステップS111においてウェブページデータの要求を受信したか否かを判定する処理を実行し、ステップS121においてその他の各種要求を受信したか否かを判定する処理を実行する。
ステップS101において、ログイン情報を受信したと判定した場合、ECサーバ1はステップS102において認証処理を実行し、ステップS103において認証結果をユーザ端末3に通知する処理を実行する。
認証処理においては、ユーザ端末3から送られたログイン情報とユーザDB50に記憶されたユーザ情報(例えば、ユーザIDとログインパスワード)を照合し、ログインの可否を決定する。
ウェブページデータ要求を受信したと判定した場合、ECサーバ1はステップS112において、リコメンド商品を提示するか否かを判定する。例えば、ECサーバ1が管理する各種ウェブページには、リコメンド商品を提示する領域が設けられたウェブページとそうでないウェブページがあり、要求に係るウェブページが何れのものであるかを判定する。
ログイン済みと判定した場合、即ちログインした状態でウェブページデータ要求を行ったと判定した場合、ECサーバ1はステップS114において、ユーザIDと端末IDを取得する処理を実行する。ユーザIDと端末IDは、ステップS111のウェブページデータ要求受信の際に、併せてユーザ端末3から通知される。
ここで、リコメンド商品情報の抽出においては、ユーザ情報を用いて抽出する場合と、ユーザ情報を用いずに抽出する場合の二通りの方法がある。ユーザ情報を用いない場合のリコメンド商品情報抽出処理では、例えば、販売数の多い商品や閲覧頻度の高い商品や広告から商品購入に繋がりやすい商品の情報を抽出する。
また、ユーザ情報を用いる場合のリコメンド商品情報抽出処理では、ユーザの履歴情報に基づいて商品が抽出される。履歴に基づいてリコメンド商品を抽出する技術については、様々な技術が開示されている。
この場合、ユーザは端末ID「D_06637」で特定される端末Aと端末ID「D_43573」で特定される端末Bの双方を使用している。
ユーザID「U_00001」を一人のユーザが使用しているか、或いは、複数のユーザで使用しているかによって、リコメンド商品情報抽出処理の抽出結果が異なる。具体的には、ユーザAが端末A、端末Bを用いてユーザID「U_00001」を使用している単独のユーザ(以降、「単独ユーザ」と記載)である場合と、ユーザAが端末AとユーザID「U_00001」を用い、ユーザBが端末BとユーザID「U_00001」を用いている複数ユーザである場合とがあり得る。
ECサーバ1は、これらの状況を加味してリコメンド商品情報抽出処理を行う。
ここでは、ユーザが単独ユーザと複数ユーザの何れであるのかを、ユーザが回答した場合を説明する。
先ず、ECサーバ1はステップS201において、ユーザが単独ユーザであるのか否かを判定する処理を実行する。
ユーザが単独ユーザと判定された場合(即ち、単独ユーザであるとユーザが回答した場合)、ECサーバ1はステップS202において、端末IDを考慮せずにユーザIDに基づく履歴情報を参照してリコメンド商品を抽出する。
具体的には、履歴DB51に記憶された端末IDが「D_06637」とされた履歴と、端末IDが「D_43573」とされた履歴の双方を考慮した商品がリコメンド商品として抽出される。即ち、図4によれば、商品ジャンルが「02」、「03」、「04」、「06」、「07」、「08」、「09」の何れかとされた商品がリコメンド商品として抽出される。
具体的には、履歴DB51に記憶された端末IDが「D_06637」とされた履歴と、端末IDが「D_43573」とされた履歴の何れかの履歴に基づいてリコメンド商品が抽出される。即ち、ステップS111のウェブページデータ要求を送信したユーザ端末3の端末IDに基づいて、上記のいずれかの履歴を参照したリコメンド商品情報抽出処理が行われる。
尚、ユーザが単独ユーザと複数ユーザの何れであるのかを、ECサーバ1が判定する傾向判定処理を実行する例については、後述する。
そして、ECサーバ1はステップS117において、ウェブページデータをユーザ端末3に送信する処理を実行する。
その他の要求としては、例えば、ユーザ情報の変更要求や、商品の購入要求などである。それらの要求を受信した場合、ECサーバ1はステップS122において、それぞれの要求に対応した処理を実行する。具体的には、ユーザ情報の変更要求を受信したのであれば、ユーザによって入力された新しいユーザ情報が正しい情報であるかを確認して、ユーザDB50の情報を更新する処理を実行する。また、商品の購入要求を受信したのであれば、店舗に対して商品が購入されたことを通知する処理や、代金のやりとりを仲介する決済処理などを対応する処理として実行する。
一つのユーザIDに対して、複数の端末IDが用いられている場合に、ユーザIDと端末IDの複数の組(ユーザIDは同じ)ごとに管理している各種履歴情報を、まとめて管理するか否かを選択させる選択肢をユーザに提示する選択肢提示処理について、説明する。
選択肢提示処理を実行するタイミングの一例を図7に示す。
受信したと判定した場合、ECサーバ1はステップS302において、当該操作情報は履歴DB51に記憶されていない新たなユーザ端末3から受信したか否か、即ち新たな端末IDを付すべきか否かを判定する処理を実行する。
新たな端末IDでない場合、即ち、ユーザIDと端末IDの組が履歴DB51に記憶されている場合、図7に示す一連の処理を終了する。
記憶されていない場合、即ち、当該ユーザIDが新規のIDの場合、図7に示す一連の処理を終了する。
一方、同じユーザIDで異なる端末IDの組に係る履歴が履歴DB51に記憶されている場合、即ち、ユーザが今までとは異なるユーザ端末3を使用し始めたと想定できる場合、ECサーバ1はステップS304において、操作情報の送信元となるユーザ端末3に対して選択肢を提示する選択肢提示処理を実行する。
選択肢提示ページは、例えばダイアログ4としてユーザ端末3へ提示される。選択肢提示ページには、一つのユーザIDに係る履歴情報を全てまとめて管理するための統合管理選択肢5と、異なる端末IDごとに分けて管理するための別管理選択肢6と、決定ボタン7が設けられている。
ユーザが統合管理選択肢5を選択した場合、ECサーバ1は履歴を端末IDによらずユーザIDによって履歴を管理する。従って、リコメンド商品を抽出する際などには、別のユーザ端末3で閲覧した商品に基づいたリコメンド商品などが抽出されることもある。
一方、ユーザが別管理選択肢6を選択した場合、ECサーバ1は履歴をユーザIDと端末IDの組ごとに管理する。従って、別のユーザ端末3で閲覧した商品に基づいてリコメンド商品が抽出されることはない。
この場合、ユーザIDを利用するユーザが一人であることを示す選択肢が統合管理選択肢5となり、ユーザIDを複数人で共有していることを示す選択肢が別管理選択肢6となる。
例えば、一つのユーザID「U_00001」に対して三つの端末ID「D_06637」,「D_43573」,「D_77172」が紐付けられており、ユーザAが端末ID「D_06637」,「D_43573」とされたユーザ端末3A,3Bを利用し、ユーザBが端末ID「D_77172」とされたユーザ端末3Cを利用している例を挙げる。
このとき、ユーザに対して、ユーザ端末3A,3B,3Cを全て統合管理するための選択肢と、ユーザ端末3A,3Bのみを統合管理するための選択肢と、ユーザ端末3A,3Cのみを統合するための選択肢と、ユーザ端末3B,3Cのみを統合管理するための選択肢と、全てのユーザ端末3A,3B,3Cを別管理する選択肢を提示する。
これにより、ユーザの利用形態に沿った情報(リコメンド商品など)を提示することができる。
尚、選択肢の提示は一例であり、統合管理するユーザ端末3,3,3・・・をユーザに入力させるようにしてもよい。
傾向判定処理は、ユーザが単独ユーザと複数ユーザの何れであるのかを判定するためにECサーバ1が実行する処理である。
傾向判定処理を実行するタイミングの一例を図9に示す。
ECサーバ1は、ステップS401において、履歴として保存対象となっている(例えば、閲覧履歴や購入履歴など)操作情報を受信したか否かを判定する。受信していない場合は、図9の一連の処理を終了する。
受信したと判定した場合、ECサーバ1は続くステップS402において、傾向判定処理を実行する。
傾向判定処理では、ユーザ端末3ごとに(即ち、端末IDごとに)使用しているユーザの傾向を判定し、他のユーザ端末3を利用しているユーザと同一ユーザであるのか否かを判定する。
尚、傾向判定処理を行った後、ECサーバ1は判定結果に基づき、ユーザ端末3ごとに各履歴を管理するか、或いは、ユーザ端末3によらずユーザIDに基づいて各履歴を管理するかを決定する。即ち、同一ユーザと判定した場合には、ユーザIDに基づいて各履歴を管理し(即ち、他のユーザ端末3から行った操作に基づく履歴情報なども表示される)、異なるユーザと判定した場合には、ユーザIDと端末IDの組に基づいて各履歴を管理する(即ち、他のユーザ端末3から行った操作に基づく履歴情報などは表示されない)。
ここで、傾向判定処理についていくつかの具体的な例を説明する。各例においては、一つのユーザID「U_00001」に対して二つのユーザ端末3A,3B(端末IDは「D_06637」と「D_43573」)が紐づけられている場合を説明する。
第1例では、購入した商品や閲覧した商品に基づいて判定する。具体的に、図10Aを参照して説明する。ECサーバ1はステップS501において、ユーザ端末3Aとユーザ端末3Bで閲覧/購入されている商品の商品ジャンルが異なっているか否かを判定する処理を実行する。異なっている場合、ECサーバ1はステップS502において、ユーザ端末3A,3Bを利用するユーザは異なるユーザであると判定する。また、ユーザ端末3Aとユーザ端末3Bで閲覧/購入されている商品の商品ジャンルが似ている場合、ECサーバ1はステップS503において、ユーザ端末3A,3Bを利用するユーザは同一ユーザであると判定する。
図4に示す履歴DB51の例では、ユーザ端末3A(端末ID「D_06637」)の履歴とユーザ端末3B( 端末ID「D_43573」)の履歴は、商品ジャンルが異なることから、異なるユーザとして判定する。
例えば、商品ジャンルの類似度(或いは親和性)に基づいて、判定することが考えられる。具体的には、商品ジャンルAと商品ジャンルBは異なるジャンルであるが、親和性の高い商品ジャンルであった場合には、これらのジャンルを同一ジャンルとみなす事も考えられる。
また、商品ジャンルの一部のみが異なっている場合、異なっている商品ジャンルの割合が所定値以上であった場合に、異なるユーザと判定することが考えられる。具体的には、ユーザ端末3Aに基づく履歴が商品ジャンル「02」、「03」、「04」を対象としたものであり、ユーザ端末3Bに基づく履歴が商品ジャンル「02」、「03」、「06」、「07」であった場合、異なっている商品ジャンルの割合を算出し、その割合が所定値よりも大きいか否かに基づいて、同一ユーザであるか否かの判定を行ってもよい。
異なっている商品ジャンルの割合算出の一例としては、例えば、この例であれば、ユーザ端末3A,3Bに基づく履歴において出現する商品ジャンルは、「02」、「03」、「04」、「06」、「07」であることから総ジャンル数を「5」と算出する。また、一致しているジャンル数は「02」、「03」であることから一致ジャンル数を「2」と算出する。従って、異なっている商品ジャンルの割合は、一致ジャンル数を総ジャンル数で除算して100を乗算した40%(「一致ジャンル数」/「総ジャンル数」×100)と算出する。この値が所定値(例えば50%)以上である場合には同一ユーザと判定し、所定値未満である場合には異なるユーザとして判定する。
また、分布を考慮するために、購入商品の価格の分散値や標準偏差値を端末ごとに算出し、その差分を考慮してもよい。分散値や標準偏差値が端末によらず似ていれば、同一ユーザと判定することができる。
第2例では、ユーザ端末3A,3Bを使用した際の位置情報(例えば衛星測位システムによって取得可能な位置情報)を利用する。
具体的に図10Bを参照して説明する。ECサーバ1はステップS504において、ユーザ端末3A,3Bが異なる地域で使用されているか否かを判定する。異なる地域で使用されている場合(例えば、ユーザ端末3Aが関西地方で使用され、ユーザ端末3Bが関東地方で使用されている場合)、ECサーバ1はステップS505において、異なるユーザとして判定する。
一方、ユーザ端末3A,3Bが同地域で使用されている場合、ECサーバ1はステップS506において、同一ユーザとして判定する。
尚、異なる地域で同時に複数のユーザ端末3A,3Bが使用された場合には、異なるユーザと判定してもよい。
第3例では、ユーザ端末3A,3Bを使用している時間帯の情報を利用する。
具体的に図11Aを参照して説明する。ECサーバ1はステップS507において、端末3A,3Bが異なる時間帯に使用されているか否かを判定する。異なる時間帯で使用しあれている場合(例えば、ユーザ端末3Aが休日や深夜に使用される傾向が高く、ユーザ端末3Bが平日の昼間に使用される傾向が高い場合)、ECサーバ1はステップS508において、異なるユーザとして判定する。
一方、どちらも使用時間帯の情報が似ている場合、ECサーバ1はステップS509において、同一ユーザとして判定する。
尚、第1例や第2例のように、使用される時間帯の一部が一致している場合も考えられる。この場合、使用される時間帯の一致割合を算出してもよい。また、同時に複数のユーザ端末3A,3Bが使用される場合には、異なるユーザと判定してもよい。
第4例では、ユーザの操作形態(操作時の癖)の情報を利用する。
具体的に図11Bを参照して説明する。ECサーバ1はステップS510において、操作形態が異なっているか否かを判定する。操作形態が異なっていると判定した場合(例えば、各種の入力欄に文字を入力する際の入力スピードや、入力欄を切り換えるときの操作方法(キーボード操作によって切り換えるのか、マウス操作によって切り換えるのか)や、商品や店舗に対して投稿されたレビューの文体や、各種ウェブページの閲覧速度(ウェブページの滞在時間)などの情報が異なっている場合)、ECサーバ1はステップS511において、異なるユーザと判定する。
一方、操作形態が似ている場合、ECサーバ1はステップS512において、同一ユーザであると判定する。
尚、第1例や第2例や第3例のように、操作の一致具合を数値化して所定値と判定することによって、同一ユーザであるか否かを判定してもよい。
一つのユーザIDに対して複数の端末IDを紐付けて管理する場合に、複数の端末IDに基づく履歴情報をまとめて管理するときの管理態様の例について説明する。
一つ目の例を、図12に示す。
一つ目の例では、まとめて管理するユーザ端末3が分かるように、フラグ情報を用いて管理する。
具体的には、図12に示すように、ユーザIDと端末IDの組ごとに、まとめて管理するか否かを示す統合管理フラグが記憶される。
図12に示す例では、ユーザID「U_00001」とされたユーザに係る履歴情報はまとめて管理される。また、ユーザID「U_00002」とされたユーザに係る履歴情報は端末ごとに管理される。更に、ユーザID「U_00003」とされたユーザに係る履歴情報は、四つの端末のうち三つの端末の履歴情報だけがまとめて管理される。
二つ目の例では、まとめて管理するユーザ端末3が分かるように、統合先端末情報を用いて管理する。
具体的には、図13に示すように、ユーザID「U_00001」とされたユーザに係る履歴情報は、端末ID「D_06637」とされたユーザ端末3の履歴情報に統合されて管理される。また、ユーザID「U_00002」とされたユーザに係る履歴情報は、端末ID「D_10125」とされたユーザ端末3の履歴情報に統合されて管理される。更に、ユーザID「U_00003」とされたユーザに係る履歴情報は、二つのユーザ端末3,3に統合されて管理される。即ち、端末ID「D_10125」、「D_22658」とされたユーザ端末3,3の履歴情報は、端末ID「D_10125」の履歴情報に統合されて管理される。そして、端末ID「D_23290」、「D_48701」とされたユーザ端末3,3の履歴情報は、端末ID「D_23290」の履歴情報に統合されて管理される。
三つ目の例では、まとめて管理するユーザ端末3,3,・・・の履歴情報について、フラグや統合先情報などの新たな情報を用いることなく管理する。
具体的には、図14に示すように、まとめて管理する対象とされたユーザID「U_00001」のユーザに係る履歴情報は、何れの端末に基づく履歴かを区別せずに記憶される。
また、端末ごとに管理する対象とされたユーザID「U_00002」のユーザに係る履歴情報は、端末IDごとに履歴が管理される。
上記したECサーバ1は、ユーザIDと端末IDの組ごとに履歴を管理する履歴管理部1aと、情報取得要求を行ったユーザのユーザIDと該ユーザが使用するユーザ端末3の端末IDの組に応じた履歴を用いて提示情報(リコメンド情報や広告情報など)を抽出する提示情報抽出部1bと、情報取得要求を行ったユーザ端末3に対して提示情報を提示する制御を行う提示制御部1cと、を備える。
例えば、家族内でアカウントを共有している場合などの状況であっても、使用しているユーザ端末が異なる場合には、ユーザIDと端末IDの組ごとに各種履歴が分けられて管理されるため、各人ごとの履歴に基づいて抽出された情報が提示される。
具体的に説明すると、例えば、母親と父親が同じユーザIDを利用しており、且つ、ユーザ端末3は共有していない場合に、母親の閲覧/購入履歴に基づいて化粧品などの商品が父親にリコメンドされてしまうことを防止でき、逆に、父親の閲覧/購入履歴に基づいてゴルフ用品などの商品が母親にリコメンドされてしまうことを防止できる。
また、ユーザの利用するユーザ端末3における限られた(例えば、モニタなどの)提示領域において、他人(同じユーザIDを使用している他人)の行動に基づいて抽出された情報が提示されてしまうことは、電子商取引の運営者にとっても、その情報を受け取るユーザにとっても、無駄となってしまう。本発明によれば、限りある資源を用いて価値のある情報を効率よく提示することにより、ユーザ端末3の資源を有効活用することができる。
これにより、ユーザの選択結果に基づいて一つのユーザIDに紐付けられた各履歴をまとめて管理するか、或いは、端末IDごとに別々に管理するか、決定される。
従って、ユーザの意思を反映した履歴管理がなされ、それに基づいて適切な情報を提示することができる。
これにより、同一ユーザが使用していると判定された複数の端末に関しては、まとめて管理された履歴に基づいて、ユーザに提示する情報が抽出される。
従って、ユーザの使用態様に基づいた適切な情報をユーザに提示することができる。
これにより、ユーザの行動に基づいて同一ユーザか否かが自動で判定され、それに基づいて、ユーザに提示する情報が抽出される。
従って、ユーザに入力させるなどの負担を強いること無く、適切な情報をユーザに提示することができる。
例えば、職場の端末を用いてアクセスする場合と、自宅の端末を用いてアクセスする場合とでは、一人のユーザが一つのアカウントを用いて(即ち一つのユーザIDを用いて)いるにも関わらず、端末によって閲覧する商品などが異なる可能性がある。或いは、同じ自宅であっても、使用用途によって端末を使い分けている場合がある。
このような場合、傾向判定部1eは、職場の端末と自宅の端末に基づくそれぞれの履歴の傾向が違うことから、同じユーザが双方の端末を利用しているにも関わらず異なるユーザが使用していると判定する。従って、職場の端末と自宅の端末において、端末ごとの閲覧履歴や購入履歴の情報に基づいて、リコメンド商品が選択されて提供される。
これは、職場の端末と自宅の端末で異なる使い方をしているユーザにとって、自宅の端末で閲覧した商品に基づくリコメンド商品が職場の端末上で提示されることがないため、ユーザの状況に即した適切な情報提示を行うことができることとなる。即ち、端末ごとに用途を使い分けているというユーザの使用態様に沿って、端末ごとの閲覧履歴や購入履歴の情報に基づいたリコメンド商品を選択して、提示することができる。
具体的には、電子書籍などの電子コンテンツを配信する電子書籍配信サーバや、各種の動画を配信する動画配信サーバや、音楽データを配信する音楽配信サーバなどである。
例えば、電子書籍配信サーバは、ユーザ端末3に対して、ユーザがこれまでに購入した電子書籍の履歴(或いは閲覧した電子書籍の履歴)を提示することや、それらの履歴に基づくリコメンド書籍を提示することが考えられる。そのような場合に上述した各種の処理を行うことによって、端末ごとの履歴情報に応じた情報を提示することや、端末によらずユーザIDに紐付く履歴情報に基づいて情報を提示する。
例えば、各履歴は、操作を行ったユーザ端末3の端末IDとユーザIDとが紐付けられて管理される。即ち、管理方法によらず、記憶される情報は同じである。
このような場合でも、ユーザに対する提示情報(リコメンド情報や広告情報など)を抽出する処理において、当該ユーザの履歴情報の管理方法を考慮すれば、同様の効果を得ることができる。
即ち、履歴情報が統合管理されたユーザであれば、ユーザIDに紐付く履歴全てを対象として提示情報を抽出する。また、履歴情報が端末IDごとに管理されたユーザであれば、ユーザIDと端末IDに紐付く履歴を対象として提示情報を抽出する
また、これらの状態遷移は、例えば図8に示したような選択肢を提示することによって取得できるユーザの回答に基づいて行ってもよいし、図10及び図11に示したような傾向判定処理の判定結果に基づいてECサーバ1が自動的に行ってもよい。
各実施の形態におけるプログラムは、ECサーバ1が備える演算処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
情報取得要求を行ったユーザのユーザ識別情報と該ユーザが使用する端末の端末識別情報の組に応じた履歴を用いて提示情報を抽出する提示情報抽出手順を演算処理装置に実行させる。
また、情報取得要求を行った端末に対して提示情報を提示する制御を行う提示制御手順を演算処理装置に実行させる。
そして、前記組の中でユーザ識別情報が同一となる組が複数ある場合に、前記複数の組について前記履歴をまとめて管理するか否かを選択させる選択要求を当該ユーザ識別情報を利用するユーザに提示する選択要求提示手順を演算処理装置に実行させる。
即ちこのプログラムは、演算処理装置に対して、図5乃至図7,図9乃至図11で説明した各処理を実行させるプログラムである。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的或いは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
Claims (9)
- ユーザ識別情報と端末識別情報の組ごとに履歴を管理する履歴管理部と、
情報取得要求を行ったユーザのユーザ識別情報と該ユーザが使用する端末の端末識別情報の組に応じた前記履歴を用いて提示情報を抽出する提示情報抽出部と、
前記情報取得要求を行った端末に対して前記提示情報を提示する制御を行う提示制御部と、
前記組の中でユーザ識別情報が同一となる組が複数ある場合に、前記複数の組について前記履歴をまとめて管理するか否かを選択させる選択要求を当該ユーザ識別情報を利用するユーザに提示する選択要求提示部と、を備える
情報処理装置。 - 前記履歴管理部は、ユーザ識別情報が同一となる複数の組の中で、ユーザ識別情報以外の情報を用いて同一ユーザが使用していると判定された複数の組については前記履歴をまとめて管理する
請求項1に記載の情報処理装置。 - ユーザ識別情報以外の情報として組ごとの前記履歴を用いて同一ユーザが使用しているか否かを判定する判定部と、を更に備え、
前記履歴管理部は、前記判定部によって同一ユーザが使用していると判定された複数の組の前記履歴をまとめて管理する
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記判定部は、端末を使用した際の位置情報に基づいて前記判定を行う
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記判定部は、端末を使用した時間帯に基づいて前記判定を行う
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記判定部は、端末の操作態様に基づいて前記判定を行う
請求項3に記載の情報処理装置。 - ユーザ識別情報と端末識別情報の組ごとに履歴を管理する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
情報取得要求を行ったユーザのユーザ識別情報と該ユーザが使用する端末の端末識別情報の組に応じた前記履歴を用いて提示情報を抽出する提示情報抽出ステップと、
前記情報取得要求を行った端末に対して前記提示情報を提示する制御を行う提示制御ステップと、
前記組の中でユーザ識別情報が同一となる組が複数ある場合に、前記複数の組について前記履歴をまとめて管理するか否かを選択させる選択要求を当該ユーザ識別情報を利用するユーザに提示する選択要求提示ステップと、を
有する情報処理方法。 - ユーザ識別情報と端末識別情報の組ごとに履歴を管理する情報処理装置に実行させるプログラムであって、
情報取得要求を行ったユーザのユーザ識別情報と該ユーザが使用する端末の端末識別情報の組に応じた前記履歴を用いて提示情報を抽出する提示情報抽出手順と、
前記情報取得要求を行った端末に対して前記提示情報を提示する制御を行う提示制御手順と、
前記組の中でユーザ識別情報が同一となる組が複数ある場合に、前記複数の組について前記履歴をまとめて管理するか否かを選択させる選択要求を当該ユーザ識別情報を利用するユーザに提示する選択要求提示手順と、を
実行させるプログラム。 - ユーザ識別情報と端末識別情報の組ごとに履歴を管理する情報処理装置に実行させるプログラムを記憶した記憶媒体であって、
情報取得要求を行ったユーザのユーザ識別情報と該ユーザが使用する端末の端末識別情報の組に応じた前記履歴を用いて提示情報を抽出する提示情報抽出手順と、
前記情報取得要求を行った端末に対して前記提示情報を提示する制御を行う提示制御手順と、
前記組の中でユーザ識別情報が同一となる組が複数ある場合に、前記複数の組について前記履歴をまとめて管理するか否かを選択させる選択要求を当該ユーザ識別情報を利用するユーザに提示する選択要求提示手順と、を
実行させるプログラムを記憶した記憶媒体。
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