JP6138028B2 - 水田作業機 - Google Patents

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本発明は、自走車と、前記自走車の後部にリンク機構を介して下降作業状態と上昇非作業状態とに昇降操作できるように連結され、圃場における複数条の作業箇所に作用する複数の対地作業部が備えられた水田作業部と、を備え、前記複数の対地作業部のうちの一部の対地作業部を作用状態と停止状態とに切り換える端数条クラッチを、前記自走車と前記水田作業部との一方に設けた水田作業機に関する。
上記した水田作業機は、複数の対地作業部のうちの一部の対地作業部を端数条クラッチによって作用状態と停止状態とに切り換ることにより、作業すべき条数を変更できるようにしたものである。
この種の水田作業機として、従来、例えば特許文献1に示される施肥装置付き田植機があった。この田植機では、自走車体の後部に連結された苗植付装置(水田作業部に相当)が備えられ、苗植付装置に複数の苗植付機構(対地作業部に相当)、及び少数条植えクラッチ(端数条クラッチに相当)が備えられ、少数条植えクラッチを操作ケーブルを介して操作するクラッチレバーが自走車に設けられている。
特開2003−310017号公報
端数条クラッチの操作部とクラッチレバーとを連動連結するのに、自走車と水田作業部とにわたって配備した操作ケーブルによって連動連結すれば、水田作業部の昇降に伴って操作ケーブルが撓むことにより、端数条クラッチとクラッチレバーとの連動系に、水田作業部の昇降を許容する特別な手段を備えずに済む。
操作ケーブルをリンク機構に沿わせた場合、リンク機構に付属する部材と操作ケーブルリンクとが干渉するなどの問題が生じ易い。
本発明の目的は、リンク機構などと操作ケーブルとの干渉を回避できる水田作業機を提供することにある。
本第1発明による水田作業機では、
自走車と、前記自走車の後部にリンク機構を介して下降作業状態と上昇非作業状態とに昇降操作できるように連結され、圃場における複数条の作業箇所に作用する複数の対地作業部が備えられた水田作業部と、を備え、
前記複数の対地作業部のうちの一部の対地作業部を作用状態と停止状態とに切り換える端数条クラッチを、前記自走車と前記水田作業部との一方に設け、
前記端数条クラッチを切換え操作するクラッチレバーを、前記自走車と前記水田作業部との他方に設け、
前記端数条クラッチの操作部と前記クラッチレバーとを連動連結する操作ケーブルを備え、
前記操作ケーブルは、前記リンク機構を車体横外側方向に迂回する迂回部位を備えた状態で前記自走車と前記水田作業部とにわたって配備されており、
前記水田作業部の前記下降作業状態において、前記迂回部位が水平又はほぼ水平になる。
本第1発明の構成によると、操作ケーブルが迂回部位によってリンク機構を車体横外側方向に迂回することにより、車体上方向に迂回する操作ケーブルを採用した場合のように、自走車から水田作業部に対する作業を行なう際の障害物に迂回部位がなることを回避しながら、操作ケーブルがリンク機構やリンク機構の付属部材に触れないように操作ケーブルとリンク機構とを十分に離間させることができる。
また、操作ケーブルをリンク機構に沿わせて配備するのに比べ、操作ケーブルの屈曲半径を大にでき、操作ケーブルの作動抵抗を小に抑制できる。
従って、本第1発明によると、端数条クラッチとクラッチレバーとの連動連結に操作ケーブルを採用するものでありながら、かつ水田作業部に対する自走車からの作業を操作ケーブルによる障害がなくて行い易いものでありながら、操作ケーブルにリンク機構などへの接触を発生させず、操作ケーブルの使用寿命を向上できる。また、端数条クラッチの操作を軽くできる。
水田作業部が昇降操作されると、操作ケーブルの水田作業部側が自走車側を揺動支点にして昇降し、水田作業部側が前後方向に変位する。本第発明によると、水田作業部が下降作業状態において広い調節範囲にわたって昇降調節されても、昇降調節に伴う操作ケーブルの水田作業部側の前後変位量を比較的小量に済ませることができ、操作ケーブルの劣化を防止や抑制できる。
本第発明では、前記迂回部位における車体横外側端が、車体横方向で前記自走車の横外側端と同じ又はほぼ同じ箇所に位置する。
本第発明によると、操作ケーブルの車体横外側への突出を回避や抑制しながら、操作ケーブルの迂回部位がリンク機構から離間する距離を極力長くすることができる。
本第発明では、前記端数条クラッチを複数、備え、前記操作ケーブルとして、前記複数の端数条クラッチの操作部を前記クラッチレバーに連動連結する複数の操作ケーブルを備え、前記複数の操作ケーブルが前記リンク機構を車体左横外側方向又は車体右横外側方向の同一方向に迂回している。
本第発明によると、複数本の操作ケーブルをそれぞれの迂回部位によってリンク機構を車体横外側方向に迂回した状態で配備するのに、車体左横外側方向又は車体右横外側方向の同一方向に纏まって迂回したコンパクトな状態で配備できる。
本第発明では、前記クラッチレバーとして、前記複数の操作ケーブルが各別に連結された複数のクラッチレバーを備えている。
本第発明によると、複数の端数条クラッチそれぞれの操作部にクラッチレバーが操作ケーブルによって常に連動連結されたものにでき、複数の端数条クラッチのうちの所定の端数条クラッチを操作するのに、対応するクラッチレバーを操作するだけで迅速に操作できる。
本第発明では、前記水田作業部に、車体横方向に並んだ複数の苗植付機構と、前記複数の苗植付機構に苗供給する苗載台と、を備え、前記複数の対地作業部として、前記複数の苗植付機構による苗植箇所の付近に各別に粉粒体供給する複数の粉粒体供給部を備え、
前記自走車に、粉粒体タンクから粉粒体を繰り出す複数の繰出機構を設けるとともに、前記複数の繰出機構それぞれを、繰り出した粉粒体を前記複数の粉粒体供給部のうちの一部の粉粒体供給部に供給するように構成し、前記端数条クラッチとして、前記複数の繰出機構に各別に作用するように構成して、かつ前記繰出機構への伝動を入り切りするように構成して前記自走車に設けられた複数の端数条繰出クラッチを備え、前記クラッチレバーを前記苗載台の裏面側に支持してある。
本第発明によると、苗植付機構による苗植作業と、植付苗の付近に肥料などを供給する粉粒体供給作業とを行うことができる。複数の繰出機構それぞれへの伝動を端数条繰出クラッチによって入り切りすることにより、粉粒体供給の作業条数を変更できる。粉粒体供給の作業条数を変更するのに、自走車から後方を見ながらクラッチレバーを操作することができ、適切に変更操作できる。
本第発明では、前記苗載台に、苗を前記苗植付機構に向けて縦送りする縦送りベルトを設け、前記クラッチレバーは、前記縦送りベルトよりも苗載台上端側に位置している。
本第発明によると、水田作業部を下降作業状態に下降させた状態でのクラッチレバーの高さを自走車から見易い高さにでき、クラッチレバーを自走車から適確に操作し易い。
本第発明では、前記クラッチレバーと前記繰出機構とが、前記水田作業部の前記下降作業状態において、同じ高さに位置する。
本第発明によると、水田作業部を下降作業状態にした状態において、操作ケーブルのクラッチレバー側と繰出機構側との高さが同じ又は同じに近いに高さになり、水田作業部の下降作業状態での操作ケーブルの迂回部位を水平又は水平に近い状態にできる。従って、水田作業部が下降作業状態において広い調節範囲にわたって昇降調節されても、昇降調節に伴う操作ケーブルの水田作業部側の前後変位量を比較的小量に済ませることができ、操作ケーブルの劣化を防止や抑制できる。
本第発明では、前記端数条繰出クラッチによって伝動が入り切り操作される前記一部の繰出機構に対応する前記苗植付機構への伝動を入り切りする端数条植クラッチを前記水田作業部に備え、前記端数条植クラッチの操作部と前記クラッチレバーとを連動連結する植付操作ケーブルを備え、前記操作ケーブルのうちの前記迂回部位と前記クラッチレバーとにわたる部分は、前記苗載台の裏面側に苗載台横方向に配備され、前記植付操作ケーブルは、前記苗載台の裏面側に苗載台上下方向に配備されている。
本第発明によると、クラッチレバーを操作するだけで繰出機構及び繰出機構に対応する苗植付機構の切換え操作ができ、苗植え及び粉粒体供給の作業条数を変更できる。操作ケーブルのうちの迂回部位とクラッチレバーとにわたる部位が苗載台の裏面側に苗載台横方向に位置し、植付操作ケーブルが苗載台の裏面側に苗載台上下方向に位置し、操作ケーブル及び植付操作ケーブルを苗載台の裏面側にコンパクトに配備した、かつ操作ケーブル及び植付操作ケーブルに備える必要な長さを極力短く抑えた簡素な構造で済む。
本第発明では、前記操作ケーブルのうちの前記迂回部位と前記クラッチレバーとにわたる部分と、前記植付操作ケーブルとが、車体前後方向視で交差している。
本第発明によると、操作ケーブル及び植付操作ケーブルを苗載台の裏面側にコンパクトに配備しながら、操作レバーを操作することによって発生する操作力を操作ケーブル及び植付操作ケーブルに効率よく伝達できて、端数条クラッチ及び端数条植クラッチをスムーズに切換え操作できる。
本第10発明による水田作業機では、
自走車と、前記自走車の後部にリンク機構を介して下降作業状態と上昇非作業状態とに昇降操作できるように連結され、圃場における複数条の作業箇所に作用する複数の対地作業部が備えられた水田作業部とを備え、
前記複数の対地作業部のうちの一部の対地作業部を作用状態と停止状態とに切り換える複数の端数条クラッチを、前記自走車と前記水田作業部との一方に設け、
前記複数の端数条クラッチを各別に切換え操作する複数のクラッチレバーを、前記自走車と前記水田作業部との他方に設け、
前記複数の端数条クラッチの操作部を前記複数のクラッチレバーに連動連結する複数の操作ケーブルを備え、
前記複数の操作ケーブルは、前記リンク機構を車体左外側方向または車体右外側方向の同一方向に迂回する迂回部位を備えた状態で前記自走車と前記水田作業部とにわたって配備され、
前記複数の操作ケーブルのうちの前記迂回部位が、前記水田作業部の前記下降作業状態において、水平又はほぼ水平になり、
前記複数の操作ケーブルの前記迂回部位における車体横外側端が、車体横方向で前記自走車の横外側端と同じ又はほぼ同じ箇所に位置する。
本第10発明は、本第1〜第発明が備える作用効果と同じ作用効果を備える。
本第11発明による水田作業機では、
自走車と、前記自走車の後部にリンク機構を介して下降作業状態と上昇非作業状態とに昇降操作できるように連結された水田作業部と、を備え、
前記水田作業部は、車体横方向に並んだ複数の苗植付機構、前記複数の苗植付機構に苗供給する苗載台、及び前記複数の苗植付機構による苗植箇所の付近に各別に粉粒体供給する複数の粉粒体供給部を備え、
前記苗載台は、載置された苗を前記苗植付機構に向けて縦送りする縦送ベルトを備え、
前記複数の苗植付機構のうちの一部の苗植付機構への伝動を入り切りすることによって当該一部の苗植付機構を作用状態と停止状態とに切換える複数の端数条植クラッチを、前記水田作業部に備え、
前記自走車は、粉粒体タンクから粉粒体を繰出し、繰出した粉粒体を前記複数の粉粒体供給部のうちの一部の粉粒体供給部に供給する複数の繰出機構、及び、前記複数の繰出機構への伝動を各別に入り切りすることによって前記粉粒体供給部を作用状態と停止状態とに切換える複数の端数条繰出クラッチを備え、
前記複数の端数条植クラッチを各別に切換え操作し、かつ前記端数条繰出クラッチを各別に切換え操作する複数のクラッチレバーを、前記苗載台の裏面側に前記縦送ベルトよりも苗載台上端側に位置させて支持し、
前記複数のクラッチレバーそれぞれは、前記端数条植クラッチ、及び当該端数条植クラッチに対応する前記端数条繰出クラッチを切り換え操作するように構成し、
前記クラッチレバーと前記繰出機構とが、前記水田作業部の前記下降作業状態において、同じ高さに位置し、
前記複数のクラッチレバーを前記複数の端数条繰出クラッチの操作部に各別に連動連結する複数の操作ケーブルを備え、
前記複数のクラッチレバーを前記複数の端数条植クラッチの操作部に各別に連動連結する複数の植付操作ケーブルを備え、
前記複数の操作ケーブルは、前記リンク機構を車体左横外側方向又は車体右横外側方向の同一方向に迂回する迂回部位を備えた状態で前記自走車と前記水田作業部とにわたって配備され、
前記迂回部位が、前記水田作業部の前記下降作業状態において、水平又はほぼ水平になり、
前記迂回部位における車体横外側端が、車体横方向で前記自走車の横外側端と同じまたはほぼ同じ箇所に位置し、
前記操作ケーブルのうちの前記迂回部位と前記クラッチレバーとにわたる部分は、前記苗載台の裏面側に苗載台横方向に配備され、
前記植付操作ケーブルは、前記苗載台の裏面側に苗載台上下方向に配備され、
前記操作ケーブルのうちの前記迂回部位と前記クラッチレバーとにわたる部分と、前記植付操作ケーブルとが、車体前後方向視で交差している。
本第11発明は、本第1〜第発明が備える作用効果と同じ作用効果を備える。
水田作業機の全体を示す側面図である。 水田作業機の全体を示す平面図である。 粉粒体供給装置を示す後面図である。 粉粒体供給装置を示す縦断側面図である。 クラッチ操作構造を示す正面図である。 クラッチ切状態でのクラッチ操作構造を示す説明図である。 クラッチ入状態でのクラッチ操作構造を示す説明図である。 (a)は、入状態での端数条繰出クラッチを示す平面図、(b)は、切状態での端数条繰出クラッチを示す平面図である。 (a)は、入状態でのクラッチレバーを示す正面図、(b)は、切状態でのクラッチレバーを示す正面図である。 粉粒体供給装置を駆動するための伝動構造を示す概略図である。 水田作業部を駆動するための伝動構造を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る水田作業機の全体を示す側面図である。図2は、本発明の実施例に係る水田作業機の全体を示す平面図である。図1,2に示すように、本発明の実施例に係る水田作業機は、車体フレーム1の下部に左右一対の前車輪2,2及び左右一対の後車輪3,3が装備された自走車を備えている。自走車の後部に、粉粒体タンク11が備えられた粉粒体供給装置10を配備してある。自走車の後部に、車体横方向に並んだ六つの苗植付機構27、及び車体横方向に並んだ六つの対地作業部としての粉粒体供給部22が備えられた水田作業部20を連結してある。
水田作業機は、水田作業部20を下降作業状態に下降させた状態で自走車を走行させることにより、苗植作業と施肥作業とを行うものであり、詳しくは、次の如く構成してある。
自走車は、車体前部に配備されたエンジン4、エンジン4からの駆動力を入力して変速する走行用かつ作業用のミッション5を備え、エンジン4からの駆動力をミッション5から前車輪2及び後車輪3に伝達して前車輪2及び後車輪3を駆動して走行するように、四輪駆動車に構成してある。自走車は、車体後部に配備された運転座席6aを有した運転部6を備え、運転部6に搭乗して操縦するように構成してある。運転部6には、運転座席6aの前方に回転操作できるように配備され、前車輪2を操向操作するステアリングハンドル6bを備えてある。自走車体の後部に、粉粒体タンク11に粉粒体を供給する作業や、水田作業部20に苗供給する作業などに使用する作業用スペース7を設けてある。作業用スペース7には、運転座席6aの両横側方と後方とにわたって位置する作業用ステップ7a、及び運転座席6aの両横側方に位置する手摺7bを備えてある。
水田作業部20について説明する。
図1に示すように、水田作業部20は、車体フレーム1から後方に上下揺動するように延出されたリンク機構8に支持され、リンク機構8を昇降シリンダ8aによって揺動操作することにより、接地フロート23が圃場面に下降して接地した下降作業状態と、接地フロート23が圃場面から高く上昇した上昇非作業状態とにわたって昇降操作できるようになっている。
水田作業部20は、リンク機構8に前端側が支持された作業部フレーム24を備えている。作業部フレーム24は、エンジン4からの駆動力が回転軸9を介して伝達されるフィードケース25、車体横方向に所定間隔を隔てて並んだ三つの植付駆動ケース26を備えている。三つの植付駆動ケース26それぞれの後端部の両横側に苗植付機構27を装着してある。作業部フレーム24の前部の上方に、苗載台28を下端側ほど後方に位置する傾斜姿勢で設けてある。作業部フレーム24の下部に、車体横方向に所定間隔を隔てて並ぶ三つの接地フロート23を装備してある。六つの苗植付機構27それぞれの横付近に一つずつ位置する状態で車体横方向に並んだ六つの対地作業部としての粉粒体供給部22を、三つの接地フロート23に振り分けて支持してある。
各苗植付機構27は、二つの植付アーム27aを備え、フィードケース25から植付駆動ケース26に伝達される駆動力によって駆動され、二つの植付アーム27aそれぞれに備えてある植付爪の先端が上下に長い回動軌跡を描きながら上下に往復移動する苗植運動を行なう。従って、各苗植付機構27は、二つの植付アーム27aによって交互に、苗載台28の下端部において苗載台上のマット状苗から一株分の植付苗を取出して、取出した植付苗を圃場に下降搬送し、接地フロート23によって整地された泥土部に植え付ける。
苗載台28には、六つの苗植付機構27に供給するためのマット状苗を車体横方向に並べて載置する六つの苗載置部28aを備えてある。苗載台28は、作業部フレーム24に備えられた支持部及び支柱24aに車体横方向に往復移動するように支持されている。苗載台28は、苗載台28とフィードケース25とにわたって設けられた横送り機構により、苗植付機構27の苗植運動に連動させて車体横方向に往復移送されて、マット状苗を苗植付機構27に対して車体横方向に往復移送する。これにより、各苗植付機構27が苗載台28に載置されたマット状苗の下端部の横一端側から他端側に向けて植付苗を取出していく。
苗載台28の六つの苗載置部28aそれぞれに、縦送りベルト28bを装備してある。各苗載置部28aの縦送りベルト28bは、苗載台28が横移送の左右のストロークエンドに到達すると、苗載台28とフィードケース25とにわたって設けてある縦送り駆動機構29(図11参照)によって設定ストロークだけ回転駆動され、苗植付機構27によって取出される苗の縦方向での長さに相当する長さだけマット状苗を苗植付機構27に向けて縦送りする。
六つの粉粒体供給部22それぞれは、接地フロート23から下向きに突設され、かつ後述する粉粒体供給管12に接続された作溝具を備え、苗植付機構21による苗植箇所の横付近で圃場面に溝を形成し、粉粒体供給装置10によって供給される肥料を形成した溝に供給する。肥料を供給した後の溝は、接地フロート23に支持してある覆土部材によって溝横側の泥土が押し寄せられて埋め戻される。
図11は、水田作業部20を駆動するための伝動構造を示す概略図である。図11に示すように、回転軸9からフィードケース25に入力された駆動力がフィードケース25に内装されたミッションによって植付出力軸25aに伝達され、この植付出力軸25aから三つの植付駆動ケース26それぞれの前端部に入力されるように構成してある。各植付駆動ケース26において、植付駆動ケース26に入力された駆動力が、端数条植クラッチ60を有した伝動機構によって一対の苗植付機構27,27に伝達されるように構成してある。
従って、左端の植付駆動ケース26に内装された端数条植クラッチ60は、入り切り操作されることにより、六つの苗植付機構27のうちの一部の苗植付機構であって、左端の苗植付機構27と、左端の苗植付機構27に隣り合った苗植付機構27との二つの苗植付機構27(以下、左端側2条用の苗植付機構27Lと呼称する。)への伝動を入り切りし、左端側2条用の苗植付機構27を、苗植運動を行なう作用状態と、苗植運動を停止する停止状態とに切り換える。
右端の植付駆動ケース26に内装された端数条植クラッチ60は、入り切り操作されることにより、六つの苗植付機構27のうちの一部の苗植付機構であって、右端の苗植付機構27と、右端の苗植付機構27に隣り合った苗植付機構27との二つの苗植付機構27(以下、右端側2条用の苗植付機構27Rと呼称する。)への伝動を入り切りし、右端側2条用の苗植付機構27Rを、苗植運動を行なう作用状態と、苗植運動を停止する停止状態とに切り換える。
中央の植付駆動ケース26に内装された端数条植クラッチ60は、入り切り操作されることにより、六つの苗植付機構27のうちの一部の苗植付機構であって、左端側2条用の苗植付機構27Lと、右端側2条用の苗植付機構27Rとの間の二つの苗植付機構27(以下、中央2条用の苗植付機構27Nと呼称する。)への伝動を入り切りし、中央2条用の苗植付機構27Nを、苗植運動を行なう作用状態と、苗植運動を停止する停止状態とに切り換える。
従って、以下において、左端の植付駆動ケース26に内装された端数条植クラッチ60を、左端側2条用の端数条植クラッチ60Lと呼称し、中央の植付駆動ケース26に内装された端数条植クラッチ60を、中央2条用の端数条植クラッチ60Nと呼称し、右端の植付駆動ケース26に内装された端数条植クラッチ60を、右端側2条用の端数条植クラッチ60Rと呼称する。
縦送り駆動機構29は、フィードケース25の前部から横外向きに延出された縦送り出力軸61と、苗載台28の裏面側に回転操作できるように支持された苗載台横方向の縦送り駆動軸62とを備えている。縦送り出力軸61は、回転軸9からフィードケース25に入力された駆動力によって回転駆動され、縦送り出力軸61に支持してある左右一対の伝動アーム63,63を回転駆動する。縦送り駆動軸62に受動アーム64を一体回転するように支持し、縦送り駆動軸62の三箇所に端数条縦送りクラッチ70を装備してある。
つまり、苗載台28が左右の横送りストロークエンドに到達すると、受動アーム64が左右一対の伝動アーム63,63のうちの一方の伝動アーム63に当接し、受動アーム64が伝動アーム63によって揺動操作されて、縦送り駆動軸62が所定の回転角だけ駆動される。縦送り駆動軸62が駆動されると、三つの端数条縦送りクラッチ70のうちの左端の端数条縦送りクラッチ70Lにより、六つ苗載置部28aのうちの左端の苗載置部28aに備えてある縦送りベルト28bと、左端の苗載置部28aに隣り合った苗載置部28aに備えてある縦送りベルト28bとの両縦送りベルト28b(以下、左端側2条用の縦送りベルト28Lと呼称する。)に縦送り駆動軸62の駆動力が伝達される。
縦送り駆動軸62が駆動されると、三つの端数条縦送りクラッチ70のうちの右端の端数条縦送りクラッチ70Rにより、六つ苗載置部28aのうちの右端の苗載置部28aに備えてある縦送りベルト28bと、右端の苗載置部28aに隣り合った苗載置部28aに備えてある縦送りベルト28bとの両縦送りベルト28b(以下、右端側2条用の縦送りベルト28Rと呼称する。)に縦送り駆動軸62の駆動力が伝達される。縦送り駆動軸62が駆動されると、三つの端数条縦送りクラッチ70のうちの中央の端数条縦送りクラッチ70Nにより、六つ苗載置部28aのうちの左端側二つの苗載置部28aと右端側二つの苗載置部28aとの間の二つの苗載置部28aに備えてある縦送りベルト28b(中央2条用の縦送りベルト28Nと呼称する。)に縦送り駆動軸62の駆動力が伝達される。
従って、三つの端数条縦送りクラッチ70のうちの左端の端数条縦送りクラッチ70は、入り切り操作されることにより、左端側2条用の苗植付機構27Lに対応する左端側2条用の縦送りベルト28Lへの伝動を入り切りし、左端側2条用の縦送りベルト28Lを、苗縦送りを行なう作用状態と、苗縦送りを停止する停止状態とに切り換える。
三つの端数条縦送りクラッチ70のうちの中央の端数条縦送りクラッチ70は、入り切り操作されることにより、中央2条用の苗植付機構27Nに対応する中央2条用の縦送りベルト28Nへの伝動を入り切りし、中央2条用の縦送りベルト28Nを、苗縦送りを行なう作用状態と、苗縦送りを停止する停止状態とに切り換える。
三つの端数条縦送りクラッチ70のうちの右端の端数条縦送りクラッチ70は、入り切り操作されることにより、右端側2条用の苗植付機構27Rに対応する右端側2条用の縦送りベルト28Rへの伝動を入り切りし、右端側2条用の縦送りベルト28Rを、苗縦送りを行なう作用状態と、苗縦送りを停止した停止状態とに切り換える。
従って、以下において、三つの端数条縦送りクラッチ70のうちの左端の端数条縦送りクラッチ70を、左端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Lと呼称し、三つの端数条縦送りクラッチ70のうちの中央の端数条縦送りクラッチ70を、中央2条用の端数条縦送りクラッチ70Nと呼称し、三つの端数条縦送りクラッチ70のうちの右端の端数条縦送りクラッチ70を、右端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Rと呼称する。
粉粒体供給装置10について説明する。
図3は、粉粒体供給装置10を示す後面図である。図4は、粉粒体供給装置10を示す縦断側面図である。図1〜4に示すように、粉粒体供給装置10は、自走車体のうちの運転座席6aよりも後方の部位に配備してある。粉粒体供給装置10は、供給装置フレーム13に支持されている。供給装置フレーム13は、左右一対の前支柱13a,13a及び左右一対の後支柱13b,13bを介して車体フレーム1に連結されている。供給装置フレーム13は、後述する繰出機構14の上端部を前後側から挟んで支持する前後一対の車体横向きの支持フレーム13f、13rを備えている。
粉粒体供給装置10は、車体横方向に長い形状に形成された一つの粉粒体タンク11と、粉粒体タンク11の下部に車体横方向に並べて連結された四つの繰出機構14とを備えている。各繰出機構14は、粉粒体タンク11に車体横方向に並べて備えられた四つの底部11aのうちの一つの底部11aに上端側が連結された一つの繰出ケース14aを備えている。粉粒体タンク11の四つの底部11aそれぞれの車体前後方向視での形状を、漏斗形状に形成してある。四つの底部11aそれぞれの左右の横壁11bは、下端側ほど底部11aの内側に寄った傾斜壁に形成してある。
各繰出機構14は、粉粒体タンク11の貯留空間に内部が連通している前記繰出ケース14aを備える他、この繰出ケース14aの内部に回転駆動できるように設けられた繰出回転体14bを備え、粉粒体タンク11に貯留された粉粒状の肥料を回転する繰出回転体14bによって繰出ケース内の下部に繰り出す。詳述すると、各繰出回転体14bは、周面に回転方向に並べて形成された繰出凹部を備え、繰出凹部の容積によって設定される設定量ずつの繰出しによって、かつ繰出凹部の間隔によって繰出間隔が設定される間欠的な繰出しによって肥料の繰出しを行なう。
各繰出ケース14aの前側の下部に風導入口14cを形成してある。各繰出ケース14aの風導入口14cは、各繰出機構14の前方に位置する車体横向きの一つの送風ダクト15を介して電動式の送風ブロワ16に接続してある。図1に示すように、送風ブロワ16の吸気口から吸気ダクト16aをエンジン4の付近に延出してあり、送風ブロワ16は、エンジン4の放熱などによって温度上昇した空気を吸引して搬送風を発生させる。
各繰出ケース14aの後側の下部に二つの粉粒体送出口14d,14dを形成してある。四つの繰出機構14のうちの左端の繰出機構14Lにおいては、二つの粉粒体送出口14dを六つの粉粒体供給部22のうちの左端の粉粒体供給部22と、この左端の粉粒体供給部22に隣り合っている粉粒体供給部22とに、2本の粉粒体供給管12,12によって各別に接続してある。
四つの繰出機構14のうちの右端の繰出機構14においては、二つの粉粒体送出口14d,14dを六つの粉粒体供給部22のうちの右端の粉粒体供給部22と、この右端の粉粒体供給部22に隣り合っている粉粒体供給部22とに、2本の粉粒体供給管12,12によって各別に接続してある。
四つの繰出機構14のうちの中央二つの繰出機構14における左側の繰出機構14において、繰出ケース14aに形成された二つの粉粒体送出口14d,14dのうちの一方の粉粒体送出口14dを、水田作業部20の六つの粉粒体供給部22のうち、左端側二つの粉粒体供給部22と右端側二つの粉粒体供給部22との間に位置する中央二つの粉粒体供給部22における左の粉粒体供給部22に粉粒体供給管12によって接続してある。四つの繰出機構14のうちの中央二つの繰出機構14における右側の繰出機構14において、繰出ケース14aに形成された二つの粉粒体送出口14d,14dのうちの一方の粉粒体送出口14dを、水田作業部20の六つの粉粒体供給部22のうち、左端側二つの粉粒体供給部22と右端側二つの粉粒体供給部22との間に位置する中央二つの粉粒体供給部22における右の粉粒体供給部22に粉粒体供給管12によって接続してある。中央二つの繰出機構14は、粉粒体供給管12が接続されていない粉粒体送出口14dから粉粒体を送出する機能を停止するように構成してある。
従って、四つの繰出機構14のうちの左端の繰出機構14及び右端の繰出機構14は、一つの繰出ケース14aにおいて、繰出回転体14bによって粉粒体タンク11から肥料を繰出し、繰出した肥料を、送風ブロワ16からの常温よりも高温の搬送風によって二つの粉粒体送出口14dから2本の粉粒体供給管12,12に送出し、六つの粉粒体供給部22のうちの横端の粉粒体供給部22と、横端の粉粒体供給部22に隣り合う粉粒体供給部22とに供給する。
四つの繰出機構14のうちの中央二つの繰出機構14における左の繰出機構14は、繰出回転体14bによって粉粒体タンク11から肥料を繰出し、繰出した粉粒体を、送風ブロワ16からの常温よりも高温の搬送風によって粉粒体送出口14dから粉粒体供給管12に送出し、六つの粉粒体供給部22のうちの中央二つの粉粒体供給部22における左の粉粒体供給部22に供給する。四つの繰出機構14のうちの中央二つの繰出機構14における右の繰出機構14は、繰出回転体14bによって粉粒体タンク11から肥料を繰出し、繰出した粉粒体を、送風ブロワ16からの常温よりも高温の搬送風によって粉粒体送出口14dから粉粒体供給管12に送出し、六つの粉粒体供給部22のうちの中央二つの粉粒体供給部22における右の粉粒体供給部22に供給する。
図10は、粉粒体供給装置10を駆動するための伝動構造を示す概略図である。図1,10に示すように、ミッション5から車体後部まで延出され、エンジン4からの駆動力によって回転駆動される車体前後向きの回転伝動軸30を車体フレーム1の下方に設けてある。回転伝動軸30の後端部に一体回転するように設けた下クランクアーム31の駆動力を、車体上下向きの連動杆32、この連動杆32の上端側が連結された上クランクアーム33を介し、この上クランクアーム33が一端側に連結された車体横向きの回転軸34に伝達するように構成してある。回転軸34の駆動力を繰出量調節機構35に入力し、繰出量調節機構35の出力を車体横向きの分配伝動軸36に伝達するように構成してある。分配伝動軸36の駆動力を、四つの繰出機構14それぞれの繰出回転体14bに端数条繰出クラッチ40及びギヤ連動機構37を介して伝達するように構成してある。
図1,3に示すように、連動杆32は、リンク機構8に備えられた左右一対のロワーリンク8b,8bの間を車体上下方向に通るように配備してある。回転軸34及び分配伝動軸36は、繰出機構14よりも後方に配置してある。回転軸34と分配伝動軸36とは、回転軸34が分配伝動軸36よりも後方に位置する状態で前後方向に並んでいる。回転軸34及び分配伝動軸36は、供給装置フレーム13に備えられた軸支部に回転するように支持されている。
繰出量調節機構35は、回転軸34によって往復揺動操作される揺動リンク、揺動リンクの揺動によって分配伝動軸36を回転操作するように、揺動リンクと分配伝動軸36とを連動連結するリンク式連動機構を備えている。繰出量調節機構35は、操作具35aが回転操作されることにより、揺動リンクの設定角の揺動に伴う分配伝動軸36の回転角を増減調節し、繰出回転体14bの単位時間当たりの駆動回転数を変更して繰出量を変更するようになっている。
図4,10に示すように、各繰出機構14に備えたギヤ連動機構37は、繰出回転体14bの回転支軸17に一体回転するように支持された回転体駆動ギヤ37aと、回転体駆動ギヤ37aに噛み合った状態で分配伝動軸36に相対回転するように支持された伝動ギヤ37bと、を備えている。
図8に示すように、各繰出機構14に備えた端数条繰出クラッチ40は、分配伝動軸36に支持されたクラッチ体41と、クラッチ体41と伝動ギヤ37bとにわたって設けられたクラッチ本体42と、を備えている。
クラッチ体41の分配伝動軸36に対する取付孔の形状が分配伝動軸36の外周形状の六角形に相似した六角形であることにより、クラッチ体41は、分配伝動軸36と一体回転するように、かつ分配伝動軸36に対してスライドするようになっている。クラッチ本体42は、クラッチ体41の一端側に設けられた伝動側のクラッチ爪と、伝動側のクラッチ爪に対する噛合い及び噛合い解除が可能な状態で伝動ギヤ37bの側部に設けられた受動側のクラッチ爪とを備え、噛合い構造のクラッチ本体になっている。
各端数条繰出クラッチ40は、供給装置フレーム13の後側の支持フレーム13rに連結ピン43を介して支持された操作部44と、分配伝動軸36に支持されたバネ受体45とクラッチ体41との間に配置して分配伝動軸36に装着された入り操作バネ46とを備え、操作部44が連結ピン43の軸芯まわりに揺動操作されることにより、入状態と切状態とに切り換わる。
図4に示すように、操作部44は、側面視形状が後方向きに開口したU字形状となるように構成され、後側の支持フレーム13rの外側に前方から嵌っている。クラッチ体41の外周部に環状の操作溝41aを形成してある。操作溝41aに先端側が入り込んだ操作ピン44aを操作部44に備えてある。
図8(a)は、入状態での端数条繰出クラッチ40を示す平面図である。図8(a)に示すように、操作部44が連結ピン43の軸芯まわりに揺動操作されて入位置になると、クラッチ体41が入り操作バネ46によって伝動ギヤ37bが位置する側にスライド操作され、クラッチ本体42の伝動側と受動側とのクラッチ爪が噛み合い状態になって、端数条繰出クラッチ40が入状態になる。端数条繰出クラッチ40は、入状態になると、クラッチ体41と伝動ギヤ37bとがクラッチ本体42によって一体回転するように連結されることにより、分配伝動軸36の駆動力を伝動ギヤ37bに伝達して繰出回転体14bを駆動する。
図8(b)は、切状態での端数条繰出クラッチ40を示す平面図である。図8(b)に示すように、操作部44が連結ピン43の軸芯まわりに揺動操作されて切位置になると、クラッチ体41が操作ピン44aによって入り操作バネ46に抗して伝動ギヤ37bから離れる側にスライド操作され、クラッチ本体42の伝動側と受動側とのクラッチ爪の噛み合いが解除されて、端数条繰出クラッチ40が切状態になる。端数条繰出クラッチ40は、切状態になると、クラッチ体41と伝動ギヤ37bとのクラッチ本体42による連結が解除されることにより、分配伝動軸36から伝動ギヤ37bへの伝動を絶って繰出回転体14bを停止させる。
従って、四つの繰出機構14のうちの左端の繰出機構14は、粉粒体タンク11から繰出した粉粒体を左端側二つの粉粒体供給部22に供給するように、左端側2条用の繰出機構14を構成している。四つの繰出機構14のうちの中央二つの繰出機構14は、粉粒体タンク11から繰出した粉粒体を中央二つの粉粒体供給部22に供給するように、中央2条用の繰出機構14を構成している。四つの繰出機構14のうちの右端の繰出機構14は、粉粒体タンク11から繰出した粉粒体を右端側二つの粉粒体供給部22に供給するように、右端側2条用の繰出機構14を構成している。
以下において、四つの繰出機構14のうちの左端の繰出機構14を、左端側2条用の繰出機構14Lと呼称し、四つの繰出機構14のうちの中央二つの繰出機構14を、中央2条用の繰出機構14Nと呼称し、四つの繰出機構14のうちの右端の繰出機構14を、右端側2条用の繰出機構14Rと呼称する。
四つの端数条繰出クラッチ40のうちの左端の端数条繰出クラッチ40は、入り切り操作されることにより、左端側2条用の苗植付機構27Lに対応する左端側2条用の繰出機構14Lへの伝動を入り切して、左端側二つの粉粒体供給部22を圃場に対する肥料供給を行なう作用状態と、圃場に対する粉粒体供給を停止する停止状態とに切り換える。従って、左端の端数条繰出クラッチ40は、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40を構成する。
四つの端数条繰出クラッチ40のうちの中央二つの端数条繰出クラッチ40は、共に入状態になるように、共に切状態になるように入り切り操作されることにより、中央2条用の苗植付機構27Nに対応する中央2条用の繰出機構14Nへの伝動を入り切して、中央二つの粉粒体供給部22を圃場に対する肥料供給を行なう作用状態と、圃場に対する粉粒体供給を停止する停止状態とに切り換える。従って、中央二つの端数条繰出クラッチ40は、中央2条用の端数条繰出クラッチ40を構成する。
四つの端数条繰出クラッチ40のうちの右端の端数条繰出クラッチ40は、入り切り操作されることにより、右端側2条用の苗植付機構27Rに対応する右端側2条用の繰出機構14Rへの伝動を入り切し、右端側二つの粉粒体供給部22を、圃場に対する肥料供給を行なう作用状態と、圃場に対する粉粒体供給を停止する停止状態とに切り換える。従って、右端の端数条繰出クラッチ40は、右端側2条用の端数条繰出クラッチ40を構成する。
従って、以下において、四つの端数条繰出クラッチ40のうちの左端の端数条繰出クラッチ40を、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40L(端数条クラッチに相当)と呼称し、四つの端数条繰出クラッチ40のうちの中央二つの端数条繰出クラッチ40によって構成される端数条繰出クラッチを中央2条用の端数条繰出クラッチ40N(端数条クラッチに相当)と呼称し、四つの端数条繰出クラッチ40のうちの右端の端数条繰出クラッチ40を、右端側2条用の端数条繰出クラッチ40R(端数条クラッチに相当)と呼称する。
左端側2条用の端数条植クラッチ60L、中央2条用の端数条植クラッチ60N、右端側2条用の端数条植クラッチ60R、左端側2条用の端数条縦送りクラッチ70、中央2条用の端数条縦送りクラッチ70N、右端側2条用の端数条縦送りクラッチ70R、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40L、中央2条用の端数条繰出クラッチ40N、右端側2条用の端数条繰出クラッチ40Rは、図5に示す如く水田作業部20に設けた三つのクラッチレバー50を備えたクラッチ操作構造によって操作するように構成してある。クラッチ操作構造は、次の如く構成してある。
図1,5に示すように、三つのクラッチレバー50は、苗載台28の裏面側に配備してある。三つのクラッチレバー50は、苗載台28のうちの縦送りベルト28bよりも苗載台上端側の部位に配備してある。三つのクラッチレバー50は、水田作業部20の下降作業状態において、左端側2条用の繰出機構14L、中央2条用の繰出機構14R、右端側2条用の繰出機構14Rそれぞれと同じ高さに位置するように配備してある。詳述すると、三つのクラッチレバー50それぞれの後述する操作ケーブル51が連結される基部50a(図9参照)と、左端側2条用の繰出機構14L、中央2条用の繰出機構14N、右端側2条用の繰出機構14Rそれぞれが備える端数条繰出クラッチ40L,40N,40Rとが、水田作業部20の下降作業状態においてほぼ同じ高さに位置するように、三つクラッチレバー50を配備してある。
三つのクラッチレバー50それぞれは、三つのクラッチレバー50それぞれに対応させて苗載台28の裏面側に取付けられたレバーカバー52の内面側に支軸53を介して支持されている。各クラッチレバー50の操作部50bは、レバーカバー52に形成された開口52aからカバー外に突出しており、各クラッチレバー50は、操作部50bによって、支軸53の軸芯を揺動軸芯Pとして入位置[ON]と切位置[OFF]とにわたって揺動操作するように構成してある。
図5,6,9に示すように、三本のクラッチレバー50のうちの左端のクラッチレバー50Lは、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40Lの操作部44に対して、水田作業部20と自走車とにわって配備した三本の操作ケーブル51のうちの左用の操作ケーブル51Lによって連動連結してある。左端のクラッチレバー50Lは、左端側2条用の端数条植クラッチ60Lの操作部60a及び左端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Lの操作部70aに対して、苗載台28の裏面側に配備した三本の植付操作ケーブル71のうちの左用の植付操作ケーブル71Lによって連動連結してある。
左端のクラッチレバー50Lと、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40L、左端側2条用の端数条植クラッチ60L及び左端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Lとの連動連結は、具体的には、次の如く構成してある。
左端のクラッチレバー50Lの基部50aに左用の操作ケーブル51Lにおけるインナーケーブル51aの一端側を連結し、このインナーケーブル51aの他端側を左端側2条用の端数条繰出クラッチ40Lの操作部44に連結してある。左端のクラッチレバー50Lの基部50aに左用の植付操作ケーブル71Lにおけるインナーケーブル71aの一端側を連結してある。左用の植付操作ケーブル71Lの他端側に備えられた一対の分岐ケーブル部71b,71bのうちの一方の分岐ケーブル部71bにおけるインナーケーブル71aを左端側2条用の端数条植クラッチ60Lの操作部60aに連結してある。一対の分岐ケーブル部71b,71bのうちの他方の分岐ケーブル部71bにおけるインナーケーブル71aを左端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Lの操作部70aに連結してある。
図7に示すように、左端のクラッチレバー50Lが入位置[ON]に操作されると、左用の植付操作ケーブル71Lのインナーケーブル71aが緩め操作され、一方の分岐ケーブル部71bにおいて、インナーケーブル71aが左端側2条用の端数条植クラッチ60Lの操作部60aを端数条植クラッチ60Lに備えてある入り操作バネによって入側に切換え操作し、他方の分岐ケーブル部71bにおいて、インナーケーブル71aが左端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Lの操作部70aを端数条縦送りクラッチ70Lに備えてある入り操作バネによって入側に切換え操作する。また、左用の操作ケーブル51Lのインナーケーブル51aが緩め操作されて左側2条用の端数条繰出クラッチ40Lの操作部44を入り操作バネ46によって入側に切換え操作する。従って、左端のクラッチレバー50Lを入位置[ON]に操作することにより、左端側2条用の端数条植クラッチ60L及び左端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Lを入状態に切換え操作でき、かつ左側2条用の端数条繰出クラッチ40Lを入状態に切換え操作できる。
図6に示すように、左端のクラッチレバー50Lが切位置[OFF]に操作されると、左用の植付操作ケーブル71Lのインナーケーブル71aが引張り操作され、一方の分岐ケーブル部71bにおいて、インナーケーブル71aが左端側2条用の端数条植クラッチ60Lの操作部60aを入り操作バネに抗して切側に切換え操作し、他方の分岐ケーブル部71bにおいて、インナーケーブル71aが左端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Lの操作部70aを入り操作バネに抗して切側に切換え操作する。また、操作ケーブル51Lのインナーケーブル51aが引張り操作されて左側2条用の端数条繰出クラッチ40Lの操作部44を入り操作バネ46に抗して切側に切換え操作する。従って、左端のクラッチレバー50Lを切位置[OFF]に操作することにより、左端側2条用の端数条植クラッチ60L及び左端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Lを切状態に切換え操作でき、かつ左側2条用の端数条繰出クラッチ40Lを切状態に切換え操作できる。
三本のクラッチレバー50のうちの中央のクラッチレバー50Nは、中央2条用の端数条繰出クラッチ40Nの操作部44に対して、水田作業部20と自走車とにわって配備した三本の操作ケーブル51のうちの中用の操作ケーブル51Nによって連動連結してある。中央のクラッチレバー50Nは、中央2条用の端数条植クラッチ60Nの操作部60aと中央2条用の端数条縦送りクラッチ70Nの操作部70aに対して、苗載台28の裏面側に配備した三本の植付操作ケーブル71のうちの中用の植付操作ケーブル71Nによって連動連結してある。中央2条用の端数条繰出クラッチ40Nを構成する一対の端数条繰出クラッチ40の操作部44は、連動ロッド72によって連動連結してある。
中央のクラッチレバー50Nと、中央2条用の端数条繰出クラッチ40N、中央2条用の端数条植クラッチ60N及び中央2条用の端数条縦送りクラッチ70Nとを連結する具体的な連動構造は、左端のクラッチレバー50Lの連結構造と同じ構成を備えている。
図7に示すように、中央のクラッチレバー50Nが入位置[ON]に操作されると、左端のクラッチレバー50Lが入位置[ON]に操作された場合の左用の植付操作ケーブル71L及び左用の操作ケーブル51Lと同様に、中用の植付操作ケーブル71Nが中央2条用の端数条植クラッチ60Nの操作部60a及び中央2条用の端数条縦送りクラッチ70Nの操作部70aを入り操作バネによって入側に切換え操作し、中用の操作ケーブル51Nが中央2条用の端数条繰出クラッチ40Nの操作部44を入り操作バネ46によって入側に切換え操作する。従って、中央のクラッチレバー50Nを入位置[ON]に操作することにより、中央2条用の端数条植クラッチ60N及び中央2条用の端数条縦送りクラッチ70Nを入状態に切換え操作でき、かつ中央2条用の端数条繰出クラッチ40Nを入状態に切換え操作できる。
図6に示すように、中央のクラッチレバー50Nが切位置[OFF]に操作されると、左端のクラッチレバー50Lが切位置[OFF]に操作された場合の左用の植付操作ケーブル71L及び左用の操作ケーブル51Lと同様に、中用の植付操作ケーブル71Nが中央2条用の端数条植クラッチ60Nの操作部60a及び中央2条用の端数条縦送りクラッチ70Nの操作部70aを入り操作バネに抗して切側に切換え操作し、中用の操作ケーブル51Nが中央2条用の端数条繰出クラッチ40Nの操作部44を入り操作バネ46に抗して入側に切換え操作する。従って、中央のクラッチレバー50Nを切位置[OFF]に操作することにより、中央2条用の端数条植クラッチ60N及び中央2条用の端数条縦送りクラッチ70Nを切状態に切換え操作でき、かつ中央2条用の端数条繰出クラッチ40Nを切状態に切換え操作できる。
三本のクラッチレバー50のうちの右端のクラッチレバー50Rは、右端側2条用の端数条繰出クラッチ40Rの操作部44に対して、水田作業部20と自走車とにわって配備した三本の操作ケーブル51のうちの右用の操作ケーブル51Rによって連動連結し、右端側2条用の端数条植クラッチ60Rの操作部60aと右端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Rの操作部70aとに対して、苗載台28の裏面側に配備した三本の植付操作ケーブル71のうちの右用の植付操作ケーブル71Rによって連動連結してある。
右端のクラッチレバー50Rと、右端側2条用の端数条繰出クラッチ40R、右端側2条用の端数条植クラッチ60R及び右端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Rとを連結する具体的な連動構造は、左端のクラッチレバー50Lの連結構造と同じ構成を備えている。
図7に示すように、右端のクラッチレバー50Rが入位置[ON]に操作されると、左端のクラッチレバー50Lが入位置[ON]に操作された場合の左用の植付操作ケーブル71L及び左用の操作ケーブル51Lと同様に、右用の植付操作ケーブル71Rが右端2条用の端数条植クラッチ60Rの操作部60a及び右端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Rの操作部70aを入り操作バネによって入側に切換え操作し、右用の操作ケーブル51Rが右端側2条用の端数条繰出クラッチ40Rの操作部44を入り操作バネ46によって入側に切換え操作する。つまり、右端のクラッチレバー50Rを入位置[ON]に操作することにより、右端側2条用の端数条植クラッチ60R及び右端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Rを入状態に切換え操作でき、かつ右端側2条用の端数条繰出クラッチ40Rを入状態に切換え操作できる。
図6に示すように、右端のクラッチレバー50Rが切位置[OFF]に操作されると、左端のクラッチレバー50Lが切位置[OFF]に操作された場合の左用の植付操作ケーブル71L及び左用の操作ケーブル51Lと同様に、右用の植付操作ケーブル71Rが右端側2条用の端数条植クラッチ60Rの操作部60a及び右端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Rの操作部70aを入り操作バネに抗して切側に切換え操作し、右用の操作ケーブル51Rが右端側2条用の端数条繰出クラッチ40Rの操作部44を入り操作バネ46に抗して切側に切換え操作する。従って、右端のクラッチレバー50Rを切位置[OFF]に操作することにより、右端側2条用の端数条植クラッチ60R及び右端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Rを切状態に切換え操作でき、かつ右端側2条用の端数条繰出クラッチ40Rを切状態に切換え操作できる。
従って、三つのクラッチレバー50を適切に操作すれば、6条植えの苗植作業と6条植えの植付苗に対する施肥作業とを行うことができ、あるいは4条植えの端数条植作業と4条植えの植付苗に対する施肥作業とを行うことができ、あるいは2条植えの端数条植作業と2条植えの植付苗とに対する施肥作業とを行うことができる。
すなわち、三つのクラッチレバー50を入位置[ON]に操作すれば、左端側2条用の端数条植クラッチ60L、中2条用の端数条植クラッチ60N及び右端側2条用の端数条植クラッチ60Rを入状態に操作できて左端側2条の苗植付機構27R、中2条用の苗植付機構27N及び右端側の苗植付機構22Rが作用状態になる。そして、左端側2条用の端数条縦送りクラッチ70L、中2条用の端数条縦送りクラッチ70N及び右端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Rを入状態に操作できて左端側2条用の縦送りベルト28L、中央2条用の縦送りベルト28N及び右端側2条用の縦送りベルト28Rが駆動されて六つの苗載置部28aにおける苗縦送りが行われ、6条植えの苗植作業をできる。そして、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40L、中2条用の端数条繰出クラッチ40N及び右端側2条用の端数条繰出クラッチ40Rを入状態に操作でき、左端側2条用の繰出機構14L、中央2条用の繰出機構14N及び右端側2条用の繰出機構14Rが駆動されて左端側2条用の粉粒体供給部22、中央2条用の粉粒体供給部22及び右端側2条用の粉粒体供給部22が作用状態になり、6条植えの植付苗それぞれに肥料供給する施肥作業をできる。
左端のクラッチレバー50L及び中央のクラッチレバー50Nを入位置[ON]に操作し、右端のクラッチレバー50Rを切位置[OFF]に操作すれば、左端側2条用の端数条植クラッチ60L及び中2条用の端数条植クラッチ60Nを入状態に操作できて左端側2条の苗植付機構27及び中2条用の苗植付機構27が作用状態になり、右端側2条用の端数条植クラッチ60Rを切状態に操作できて右端側2条用の苗植付機構27が停止状態になる。
そして、左端側2条用の端数条縦送りクラッチ70L及び中2条用の端数条縦送りクラッチ70Nを入状態に操作でき、左端側2条用の縦送りベルト28L及び中央2条用の縦送りベルト28Nが駆動されて左端側2条用の苗載置部28a及び中央2条用の苗載置部28aにおける苗縦送りが行われ、右端側2条用の縦送りベルト28Rが停止されて右端側2条用の苗載置部28aにおける苗縦送りが行われず、右端側の2条植えを停止した4条植えの苗植作業をできる。
そして、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40L及び中2条用の端数条繰出クラッチ40Nを入状態に操作でき、左端側2条用の繰出機構14L及び中央2条用の繰出機構14Nが駆動されて左端側2条用の粉粒体供給部22及び中央2条用の粉粒体供給部22が作用状態になり、右端側2条用の端数条繰出クラッチ40Rを切状態に操作でき、右端側2条用の繰出機構14Rが停止して右端側2条用の粉粒体供給部22が停止状態になり、左端側2条植えの植付苗及び中央2条植えの植付苗それぞれに肥料供給する施肥作業をできる。
右端のクラッチレバー50R及び中央のクラッチレバー50Nを入位置[ON]に操作し、左端のクラッチレバー50Lを切位置[OFF]に操作すれば、右端側2条用の端数条植クラッチ60R及び中2条用の端数条植クラッチ60Nを入状態に操作できて右端側2条の苗植付機構27及び中2条用の苗植付機構27が作用状態になり、左端側2条用の端数条植クラッチ60Lを切状態に操作できて左端側2条用の苗植付機構27が停止状態になる。
そして、右端側2条用の端数条縦送りクラッチ70R及び中2条用の端数条縦送りクラッチ70Nを入状態に操作でき、右端側2条用の縦送りベルト28R及び中央2条用の縦送りベルト28Nが駆動されて右端側2条用の苗載置部28a及び中央2条用の苗載置部28aにおける苗縦送りが行われ、左端側2条用の縦送りベルト28Lが停止されて左端側2条用の苗載置部28aにおける苗縦送りが行われず、左端側の2条植えを停止した4条植えの苗植作業をできる。
そして、右端側2条用の端数条繰出クラッチ40R及び中2条用の端数条繰出クラッチ40Nを入状態に操作でき、右端側2条用の繰出機構14R及び中央2条用の繰出機構14Nが駆動されて右端側2条用の粉粒体供給部22及び中央2条用の粉粒体供給部22が作用状態になり、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40Lを切状態に操作でき、左端側2条用の繰出機構14Lが停止して左端側2条用の粉粒体供給部22が停止状態になり、右端側2条植えの植付苗及び中央2条植えの植付苗それぞれに肥料供給する施肥作業をできる。
左端のクラッチレバー50Lを入位置[ON]に操作し、中央のクラッチレバー50N及び右端のクラッチレバー50Rを切位置[OFF]に操作すれば、左端側2条用の端数条植クラッチ60Lを入状態に操作できて左端側2条の苗植付機構27が作用状態になり、右端側2条用の端数条植クラッチ60R及び中2条用の端数条植クラッチ60Nを切状態に操作できて右端側2条用の苗植付機構27及び中2条用の苗植付機構27が停止状態になる。
そして、左端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Lを入状態に操作でき、左端側2条用の縦送りベルト28Lが駆動されて左端側2条用の苗載置部28aにおける苗縦送りが行われ、右端側2条用の端数条縦送りクラッチ70R及び中2条用の端数条縦送りクラッチ70Nを切状態に操作でき、右端側2条用の縦送りベルト28R及び中央2条用の縦送りベルト28Nが停止されて右端側2条用の苗載置部28a及び中央2条用の苗載置部28aにおける苗縦送りが行われず、右端側の2条植え及び中央の2条植えを停止した2条植えの苗植作業をできる。
そして、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40Lを入状態に操作でき、左端側2条用の繰出機構14Lが駆動されて左端側2条用の粉粒体供給部22が作用状態になり、右端側2条用の端数条繰出クラッチ40R及び中2条用の端数条繰出クラッチ40Nを切状態に操作でき、右端側2条用の繰出機構14R及び中央2条用の繰出機構14Nが停止して右端側2条用の粉粒体供給部22及び中央2条用の粉粒体供給部22が停止状態になり、左端側2条植えの植付苗それぞれに肥料供給する施肥作業をできる。
右端のクラッチレバー50Rを入位置[ON]に操作し、中央のクラッチレバー50N及び左端のクラッチレバー50Lを切位置[OFF]に操作すれば、右端側2条用の端数条植クラッチ60Rを入状態に操作できて右端側2条の苗植付機構27が作用状態になり、左端側2条用の端数条植クラッチ60L及び中2条用の端数条植クラッチ60Nを切状態に操作できて左端側2条用の苗植付機構27及び中2条用の苗植付機構27が停止状態になる。
そして、右端側2条用の端数条縦送りクラッチ70Lを入状態に操作でき、右端側2条用の縦送りベルト28Rが駆動されて右端側2条用の苗載置部28aにおける苗縦送りが行われ、左端側2条用の端数条縦送りクラッチ70L及び中2条用の端数条縦送りクラッチ70Nを切状態に操作でき、左端側2条用の縦送りベルト28L及び中央2条用の縦送りベルト28Nが停止されて左端側2条用の苗載置部28a及び中央2条用の苗載置部28aにおける苗縦送りが行われず、左端側の2条植え及び中央の2条植えを停止した2条植えの苗植作業をできる。
そして、右端側2条用の端数条繰出クラッチ40Rを入状態に操作でき、右端側2条用の繰出機構14Rが駆動されて右端側2条用の粉粒体供給部22が作用状態になり、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40L及び中2条用の端数条繰出クラッチ40Nを切状態に操作でき、左端側2条用の繰出機構14L及び中央2条用の繰出機構14Nが停止して左端側2条用の粉粒体供給部22及び中央2条用の粉粒体供給部22が停止状態になり、右端側2条植えの植付苗それぞれに肥料供給する施肥作業をできる。
図1,2に示すように、三本のクラッチレバー50L,50N,50Rを端数条繰出クラッチ40L,40N,40Rの操作部44に連動連結する左用の操作ケーブル51L、中用の操作ケーブル51N及び右用の操作ケーブル51Rは、リンク機構8を車体右横外側方向に迂回する迂回部位51Uを備えた状態で自走車と水田作業部20とにわたって配備してある。
三本の操作ケーブル51L,51N,51Rは、自走車側に設けたケーブルガイド54、及び水田作業部側に設けたケーブルガイド55によって途中箇所が支持されるように構成してある。自走車側のケーブルガイド54は、供給装置フレーム13から後方向きに延出されている。水田作業部側のケーブルガイド55は、苗載台フレーム56に支持されている。水田作業部側のケーブルガイド55は、バランススプリング57の支持部材58を苗載台フレーム56に締め付け連結する連結ボルト59により、支持部材58との共締め連結によって苗載台フレーム56に支持してある。
バランススプリング57は、苗載台28の横端部とリンク機構8とにわたって架設され、苗載台28が横移送によって横外側に移動しても、苗載台28の荷重のために水田作業部20の左右の重量バランスが崩れにくいように、苗載台28を引っ張り支持するものである。
自走車側のケーブルガイド54及び水田作業部側のケーブルガイド55は、延出端側に形成されたループ部54a,55aを備え、ループ部54a,55aに三本の操作ケーブル51L,51N,51Rを挿通させることによって、各操作ケーブル51L,51N,51Rを支持するように構成してある。
三本の操作ケーブル51L,51N,51Rは、それぞれの迂回部位51Uが水田作業部20の下降作業状態において水平又はほぼ水平になる状態で支持されている。
図1,2に示すように、自走車において、手摺り7bの横外側端が最も車体横外側に突出し、自走車の横外側端7Tに相当している。三本の操作ケーブル51L,51N,51Rそれぞれは、迂回部位51Uの平面視形状が車体横外側方向に突の円弧形状になる状態で、かつ迂回部位51Uにおける車体横外側端51Tが車体横方向で自走車の横外側端7Tと同じ又はほぼ同じ箇所に位置する状態で支持されている。
三本の操作ケーブル51L,51N,51Rそれぞれの迂回部位51Uには、苗載台28の左右方向での往復移送に伴い、自走車側のケーブルガイド54による支持点を揺動支点にして水田作業部側が左右方向に揺動する動きが発生するが、迂回部位51Uにおける車体横外側端51Tは、自走車側のケーブルガイド54と水田作業部側のケーブルガイド55との間に位置していて、迂回部位51Uにおける車体横外側端51Tの動き量が迂回部位51Uの後端側の動き量に比して小量である。従って、迂回部位51Uにおける車体横外側端51Tは、苗載台28の往復移送にかかわらず、車体横方向で自走車の横外側端7Tと同じ又はほぼ同じ箇所に位置する。
図3に示すように、三本の操作ケーブル51F,51N,51Rそれぞれにおいて、迂回部位51Uと、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40L又は中央2条用の端数条繰出クラッチ40N又は右端側2条用の端数条繰出クラッチ40Rの操作部44とにわたる部分51Aは、供給装置フレーム13のうちの車体横向きの後側の支持フレーム13rに沿わせて配備してある。
図5に示すように、三本の操作ケーブル51F,51N,51Rそれぞれにおいて、迂回部位51Uと左端のクラッチレバー50L又は中央のクラッチレバー50N又は右端のクラッチレバー50Rの基部50aとにわたる部分51Bは、苗載台28の裏面側に苗載台横方向に配備してある。三本の植付操作ケーブル71L,71N,71Rそれぞれは、苗載台28の裏面側に苗載台上下方向に配備してある。
各クラッチレバー50L,50N,50Rの揺動軸芯Pと、クラッチレバー50L,50N,50Rにおける操作ケーブル51L,51N,51Rの連結点K1と、クラッチレバー50L,50N,50Rにおける植付操作ケーブル71L,71N,71Rの連結点K2との位置関係を、図9に示す如き位置関係に設定してある。
すなわち、操作ケーブル51L,51N,51Rのうちの迂回部位51Uとクラッチレバー50L,50N,50Rとにわたる部分51Bに位置するインナーケーブル51aと植付操作ケーブル71L,71N,71Rのインナーケーブル71aとが、クラッチレバー50L,50N,50Rの切位置[OFF]において車体前後方向視で交差し、クラッチレバー50L,50N,50Rの入位置[ON]において車体前後方向視での交差が解消する位置関係に設定してある。
〔別実施例〕
(1)上記した実施例では、各端数条繰出クラッチ40L,40N,40R及び各端数条植クラッチ60L,60N,60Rによって作用状態と停止状態とに切換えられる施肥条数や植付条数を2条に設定した例を示したが、1条や、3条以上に設定して実施してもよい。
(2)上記した実施例では、三本の操作ケーブル51L,51N,51Rの全てがリンク機構8を車体右横外側方向に迂回するよう構成した例を示したが、三本の操作ケーブル51L,51N,51Rの全てがリンク機構8を車体左横外側方向に迂回するよう構成して実施してもよい。また、三本の操作ケーブル51L,51N,51Rのうちの一部の操作ケーブルと、その他の操作ケーブルとがリンク機構8を車体右横外側方向と車体左横外側方向とに分かれて迂回するように構成して実施してもよい。
(3)上記した実施例では、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40L、中央2条用の端数条繰出クラッチ40N及び右端側2条用の端数条繰出クラッチ40Rを三本のクラッチレバー50L,50N,50Rによって各別に切換え操作するように構成した例を示したが、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40L、中央2条用の端数条繰出クラッチ40N及び右端側2条用の端数条繰出クラッチ40Rそれぞれの操作部に三本の操作ケーブル51L,51N,51Rによって各別に連動連結された三つの被操作部、及び三つの被操作部に掛け換え操作できる一本のクラッチレバーを備え、左端側2条用の端数条繰出クラッチ40L、中央2条用の端数条繰出クラッチ40N及び右端側2条用の端数条繰出クラッチ40Rを一本のクラッチレバーによって各別に切換え操作するように構成して実施してもよい。
(4)上記した実施例では、操作ケーブル51L,51N,51Rの迂回部位51Uが水田作業部20の下降作業状態において、水平又はほぼ水平になるよう構成した例を示したが、前後方向に傾斜するよう構成して実施してもよい。
本発明は、自走車に設けた端数条繰出クラッチ40の操作部44と水田作業部20に設けたクラッチレバー50L,50N,50Rとを操作ケーブル51L,51N,51Rによって連動連結した水田作業車の他、水田作業部に設けた端数条植クラッチ60の操作部60aと自走車に設けたクラッチレバーとを操作ケーブルによって連動連結した水田作業車にも利用可能である。また、水田作業部に直播用の端数条繰出クラッチを設け、この端数条繰出クラッチの操作部と自走車に設けたクラッチレバーとを操作ケーブルによって連動連結した水田作業車にも利用可能である。
7T 車体外側端
8 リンク機構
11 粉粒体タンク
14L,14N,14R 繰出機構
20 水田作業部
22 対地作業部(粉粒体供給部)
27 苗植付機構
28 苗載台
28b 縦送りベルト
40L,40N,40R 端数条クラッチ(端数条繰出クラッチ)
44 操作部
50L,50N,50R クラッチレバー
51B 部分
51L,51N,51R 操作ケーブル
51U 迂回部位
51T 車体外側端
60a 操作部
60L,60N,60R 端数条植クラッチ
71L,71N,71R 植付操作ケーブル

Claims (11)

  1. 自走車と、前記自走車の後部にリンク機構を介して下降作業状態と上昇非作業状態とに昇降操作できるように連結され、圃場における複数条の作業箇所に作用する複数の対地作業部が備えられた水田作業部と、を備え、
    前記複数の対地作業部のうちの一部の対地作業部を作用状態と停止状態とに切り換える端数条クラッチを、前記自走車と前記水田作業部との一方に設け、
    前記端数条クラッチを切換え操作するクラッチレバーを、前記自走車と前記水田作業部との他方に設け、
    前記端数条クラッチの操作部と前記クラッチレバーとを連動連結する操作ケーブルを備え、
    前記操作ケーブルは、前記リンク機構を車体横外側方向に迂回する迂回部位を備えた状態で前記自走車と前記水田作業部とにわたって配備されており、
    前記水田作業部の前記下降作業状態において、前記迂回部位が水平又はほぼ水平になる水田作業機。
  2. 前記迂回部位における車体横外側端が、車体横方向で前記自走車の横外側端と同じ又はほぼ同じ箇所に位置する請求項1に記載の水田作業機。
  3. 前記端数条クラッチを複数、備え、
    前記操作ケーブルとして、前記複数の端数条クラッチの操作部を前記クラッチレバーに連動連結する複数の操作ケーブルを備え、
    前記複数の操作ケーブルが前記リンク機構を車体左横外側方向又は車体右横外側方向の同一方向に迂回している請求項1又は2に記載の水田作業機。
  4. 前記クラッチレバーとして、前記複数の操作ケーブルが各別に連結された複数のクラッチレバーを備えている請求項に記載の水田作業機。
  5. 前記水田作業部に、車体横方向に並んだ複数の苗植付機構と、前記複数の苗植付機構に苗供給する苗載台と、を備え、
    前記複数の対地作業部として、前記複数の苗植付機構による苗植箇所の付近に各別に粉粒体供給する複数の粉粒体供給部を備え、
    前記自走車に、粉粒体タンクから粉粒体を繰り出す複数の繰出機構を設けるとともに、前記複数の繰出機構それぞれを、繰り出した粉粒体を前記複数の粉粒体供給部のうちの一部の粉粒体供給部に供給するように構成し、
    前記端数条クラッチとして、前記複数の繰出機構に各別に作用するように構成して、かつ前記繰出機構への伝動を入り切りするように構成して前記自走車に設けられた複数の端数条繰出クラッチを備え、
    前記クラッチレバーを前記苗載台の裏面側に支持してある請求項1〜のいずれか一項に記載の水田作業機。
  6. 前記苗載台に、苗を前記苗植付機構に向けて縦送りする縦送りベルトを設け、
    前記クラッチレバーは、前記縦送りベルトよりも苗載台上端側に位置している請求項に記載の水田作業機。
  7. 前記クラッチレバーと前記繰出機構とが、前記水田作業部の前記下降作業状態において、同じ高さに位置する請求項5又は6に記載の水田作業機。
  8. 前記端数条繰出クラッチによって伝動が入り切り操作される前記一部の繰出機構に対応する前記苗植付機構への伝動を入り切りする端数条植クラッチを前記水田作業部に備え、
    前記端数条植クラッチの操作部と前記クラッチレバーとを連動連結する植付操作ケーブルを備え、
    前記操作ケーブルのうちの前記迂回部位と前記クラッチレバーとにわたる部分は、前記苗載台の裏面側に苗載台横方向に配備され、
    前記植付操作ケーブルは、前記苗載台の裏面側に苗載台上下方向に配備されている請求項5〜7のいずれか一項に記載に水田作業機。
  9. 前記操作ケーブルのうちの前記迂回部位と前記クラッチレバーとにわたる部分と、前記植付操作ケーブルとが、車体前後方向視で交差している請求項に記載の水田作業機。
  10. 自走車と、前記自走車の後部にリンク機構を介して下降作業状態と上昇非作業状態とに昇降操作できるように連結され、圃場における複数条の作業箇所に作用する複数の対地作業部が備えられた水田作業部とを備え、
    前記複数の対地作業部のうちの一部の対地作業部を作用状態と停止状態とに切り換える複数の端数条クラッチを、前記自走車と前記水田作業部との一方に設け、
    前記複数の端数条クラッチを各別に切換え操作する複数のクラッチレバーを、前記自走車と前記水田作業部との他方に設け、
    前記複数の端数条クラッチの操作部を前記複数のクラッチレバーに連動連結する複数の操作ケーブルを備え、
    前記複数の操作ケーブルは、前記リンク機構を車体左外側方向または車体右外側方向の同一方向に迂回する迂回部位を備えた状態で前記自走車と前記水田作業部とにわたって配備され、
    前記複数の操作ケーブルのうちの前記迂回部位が、前記水田作業部の前記下降作業状態において、水平又はほぼ水平になり、
    前記複数の操作ケーブルの前記迂回部位における車体横外側端が、車体横方向で前記自走車の横外側端と同じ又はほぼ同じ箇所に位置する水田作業機。
  11. 自走車と、前記自走車の後部にリンク機構を介して下降作業状態と上昇非作業状態とに昇降操作できるように連結された水田作業部と、を備え、
    前記水田作業部は、車体横方向に並んだ複数の苗植付機構、前記複数の苗植付機構に苗供給する苗載台、及び前記複数の苗植付機構による苗植箇所の付近に各別に粉粒体供給する複数の粉粒体供給部を備え、
    前記苗載台は、載置された苗を前記苗植付機構に向けて縦送りする縦送りベルトを備え、
    前記複数の苗植付機構のうちの一部の苗植付機構への伝動を入り切りすることによって当該一部の苗植付機構を作用状態と停止状態とに切換える複数の端数条植クラッチを、前記水田作業部に備え、
    前記自走車は、粉粒体タンクから粉粒体を繰出し、繰出した粉粒体を前記複数の粉粒体供給部のうちの一部の粉粒体供給部に供給する複数の繰出機構、及び、前記複数の繰出機構への伝動を各別に入り切りすることによって前記粉粒体供給部を作用状態と停止状態とに切換える複数の端数条繰出クラッチを備え、
    前記複数の端数条植クラッチを各別に切換え操作し、かつ前記端数条繰出クラッチを各別に切換え操作する複数のクラッチレバーを、前記苗載台の裏面側に前記縦送ベルトよりも苗載台上端側に位置させて支持し、
    前記複数のクラッチレバーそれぞれは、前記端数条植クラッチ、及び当該端数条植クラッチに対応する前記端数条繰出クラッチを切り換え操作するように構成し、
    前記クラッチレバーと前記繰出機構とが、前記水田作業部の前記下降作業状態において、同じ高さに位置し、
    前記複数のクラッチレバーを前記複数の端数条繰出クラッチの操作部に各別に連動連結する複数の操作ケーブルを備え、
    前記複数のクラッチレバーを前記複数の端数条植クラッチの操作部に各別に連動連結する複数の植付操作ケーブルを備え、
    前記複数の操作ケーブルは、前記リンク機構を車体左横外側方向又は車体右横外側方向の同一方向に迂回する迂回部位を備えた状態で前記自走車と前記水田作業部とにわたって配備され、
    前記迂回部位が、前記水田作業部の前記下降作業状態において、水平又はほぼ水平になり、
    前記迂回部位における車体横外側端が、車体横方向で前記自走車の横外側端と同じまたはほぼ同じ箇所に位置し、
    前記操作ケーブルのうちの前記迂回部位と前記クラッチレバーとにわたる部分は、前記苗載台の裏面側に苗載台横方向に配備され、
    前記植付操作ケーブルは、前記苗載台の裏面側に苗載台上下方向に配備され、
    前記操作ケーブルのうちの前記迂回部位と前記クラッチレバーとにわたる部分と、前記植付操作ケーブルとが、車体前後方向視で交差している水田作業機。
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