JP6138008B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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本発明は、特に、オートマチックトランスミッション車でリバースレンジが選択されている際の発進を適切に行う車両の制御装置に関する。
従来、ドライバのシフトレバーの操作ミスやアクセルペダルの踏み間違いに対する車両の安全性を確保するための様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1には、車両が安全に走行する場合の加速度と速度との関係についての実験やシミュレーション結果に基づいて、上限加速度を予め設定し、この上限加速度に基づいて加速度を制限する技術が開示されている。
ところで、このような加速度制限は、エンジン出力のフィードバック制御等によって行われるが、その際、路面勾配等の外乱の影響が反映されていることが望ましい。ここで、路面勾配については、例えば、前後加速度センサで検出される前後加速度と、車速(車輪速等)の変化から求まる前後加速度との差に基づいて推定することが可能である。
特開2009−126352号公報
しかしながら、前後加速度センサは、車速センサ等に比べて外乱の影響を受けやすく、例えば、寒冷地において車両が屋内から屋外に移動した場合等のように急激な温度変化が生じた場合、検出値が一時的に異常な値となる虞がある。
このような前後加速度センサの異常は上述の加速度制限に影響を与える虞があるため、特に、急激な加速を抑制することが強く要求される後退時において、的確な異常検出が行われることが望ましい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、車両の後退時において加速度センサの異常を的確に検出することができる車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による車両の制御装置は、レンジ位置を検出するレンジ位置検出手段と、車体に作用する前後加速度を検出する前後加速度センサと、車速を検出する車速センサと、前記車速センサで検出した車速から求まる実加速度と前記前後加速度センサで検出した前後加速度とに基づいて路面勾配を推定する路面勾配推定手段と、レンジ位置がリバースにあり、且つ、前記実加速度が予め設定された加速度上限値を超えているとき、当該実加速度を前記加速度上限値に収束させるための目標トルクを前記路面勾配に基づいて演算し、エンジン出力トルクを前記目標トルクに制限する出力制御手段と、前記目標トルクに基づく前記エンジン出力トルクの制限時に、前記実加速度が前記加速度上限値を基準とする閾値範囲内にないとき、前記前後加速度センサが異常であると判定する異常判定手段と、を備えたものである。
また、本発明の他の態様による車両の制御装置は、レンジ位置を検出するレンジ位置検出手段と、車体に作用する前後加速度を検出する前後加速度センサと、車速を検出する車速センサと、前記車速センサで検出した車速から求まる実加速度と前記前後加速度センサで検出した前後加速度とに基づいて路面勾配を推定する路面勾配推定手段と、レンジ位置がリバースにあり、且つ、前記実加速度が予め設定された加速度上限値を超えているとき、当該実加速度を前記加速度上限値に収束させるための目標トルクを前記路面勾配に基づいて演算し、エンジン出力トルクを前記目標トルクに制限する出力制御手段と、前記目標トルクに基づく前記エンジン出力トルクの制限時に、前記実加速度が前記加速度上限値を基準とする閾値範囲内にないとき、前記実加速度と前記加速度上限値との差に基づいて、前記路面勾配を補正する路面勾配補正手段を備えたものである。
本発明の車両の制御装置によれば、車両の後退時において加速度センサの異常を的確に検出することができる。
路面勾配推定装置を示す機能ブロック図 車速と加速度上限値との関係の一例を示すマップ 車速と閾値との関係の一例を示すマップ エンジントルク制御ルーチンを示すフローチャート 前後加速度センサの異常判定ルーチンを示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の一実施形態に係わり、図1は路面勾配推定装置を示す機能ブロック図、図2は車速と加速度上限値との関係の一例を示すマップ、図3は車速と閾値との関係の一例を示すマップ、図4はエンジントルク制御ルーチンを示すフローチャート、図5は前後加速度センサの異常判定ルーチンを示すフローチャートである。
図1において、符号1は自動車等の車両の制御装置を示し、この制御装置1は、路面勾配推定装置としての機能を実現するための制御ユニット2を有する。
制御ユニット2には、車体の前後方向に作用する前後加速度Aを検出する前後加速度センサ5、車両の進行方向が前進状態か後進状態かの情報を含む車速Vを検出する多相式の車輪速センサからなる車速センサ6、ドライバにより選択されたセレクトレバー(図示せず)のレンジ位置(ドライブ「D」、リバース「R」、ニュートラル「N」等の各レンジ位置)を検出するレンジ位置検出手段としてのインヒビタスイッチ7等の各種センサ、スイッチ類が接続されている。さらに、制御ユニット2には、動力源であるエンジン(図示せず)の制御を行うエンジン制御ユニット3が接続されている。
エンジン制御ユニット3は、例えば、前後加速度センサ5、車速センサ6、インヒビタスイッチ7、アクセル開度θaccを検出するアクセルポジションセンサ8、エンジン回転数Neを検出するエンジン回転数センサ9等の各種センサ、スイッチ類が接続されている。このエンジン制御ユニット3は、基本的には、アクセル開度等に基づいてドライバ要求トルクTrを算出し、スロットル開度、点火時期、燃料噴射量等のパラメータを演算する。そして、これらのパラメータの制御信号によってアクチュエータ類を駆動し、エンジンの出力トルクTがドライバ要求トルクTrに一致するよう、エンジンの運転状態を制御する。
但し、レンジ位置としてリバース「R」が選択された車両の後退時において、ドライバによるアクセルペダルの急踏み等の誤操作によって車両が急発進等することを防止するため、エンジン制御ユニット3は、車速センサ6で検出された車速Vの変化(微分値)から求まる実加速度Axが予め設定された加速度上限値Alを超えているとき、実加速度Axを加速度上限値Alに収束させるための目標トルクTtを演算する。そして、例えば、目標トルクTtがドライバ要求トルクTrよりも小さいとき、エンジン制御ユニット3は、目標トルクTtに基づいてエンジンの運転状態を制御することにより、エンジンの出力トルクTを目標トルクTtに制限する。このように、本実施形態において、エンジン制御ユニット3は、出力制御手段としての機能を実現する。
ここで、エアコンのコンプレッサ抵抗をRc[Nm]、トルクコンバータのトルコン比をRtrq、トランスミッションの総減速比をRtr、タイヤの動半径をr[m]、走行抵抗(転がり抵抗、空気抵抗、勾配抵抗、加速抵抗、コーナリング抵抗等)をRr[Nm]、車両重量をm[Kg]とすると、車両の目標加速度Atとエンジンの目標トルクTt[Nm]との関係は、以下の(1)〜(3)式で表すことができる。
Figure 0006138008
この場合において、(1)式中の「路面勾配による前後G成分」は、前後加速度センサ5で検出された前後加速度Aと制御ユニット2から入力される路面勾配θ(後述する)とに基づいて算出される。また、車両の後退時には、高速での走行が想定されないため、(2)式に示す走行抵抗Rrのうち、勾配抵抗以外の走行抵抗Rother(転がり抵抗、空気抵抗、加速抵抗、コーナリング抵抗等)については、略零であると見なして無視することができる。従って、(3)式中の目標加速度Atの項に加速度制限値Alを代入し、走行抵抗Rrの項に(1)式で求めた勾配抵抗Rgradを代入することにより、後退時の目標トルクTtを算出することが可能となる。このことから明らかな通り、車両の加速度を目標加速度Atに制限するための目標トルクTtは、路面の勾配抵抗に略依存する。
また、本実施形態において加速度上限値Alは車速Vに応じて可変設定されるようになっており、このためエンジン制御ユニット3には、例えば、リバース時における車速Vと加速度上限値Alとの関係を示すマップが格納されている(図2参照)。なお、図2に示すように、加速度上限値Alは、車速Vが大きくなるほど小さくなるよう設定されており、所定の車速V1で零となるよう設定されている。これにより、本実施形態では、基本的に、後退時の加速度Axが車速Vに応じた加速度上限値Al以下に制限されるとともに、車速VがV1以下に制限される。
制御ユニット2は、マイクロコンピュータ等を中心として構成され、機能的に表すと、路面勾配推定手段としての路面勾配推定部15と、フィルタ処理部16と、異常判定手段としてのセンサ誤作動判定部17と、路面勾配補正手段としての路面勾配補正部18と、を有して構成されている。
路面勾配推定部15には、前後加速度センサ5から自車に作用する前後加速度Aが入力され、車速センサ6から車速V(前進方向をプラス、後退方向をマイナスとする車速)が入力され、インヒビタスイッチ7からシフト位置情報が入力される。そして、路面勾配推定部15は、車速Vの変化量に基づいて実加速度Axを算出し、以下の(4)式を用いて路面勾配θを推定する。
Figure 0006138008
ここで、(4)式中におけるgは重力加速度である。
このように推定された路面勾配θは、例えば、フィルタ処理部において、フィルタ処理による平滑化処理がなされた後、エンジン制御ユニット3に出力されるとともに、他の制御ユニット(図示せず)等に出力される。
センサ誤作動判定部17には、車速センサ6から車速Vが入力され、インヒビタスイッチ7からシフト位置情報が入力される。さらに、目標トルクAtに基づいてエンジン出力トルクTが制限されている場合、センサ誤作動判定部17には、エンジン制御ユニット3から目標加速度Atが入力される。ここで、センサ誤作動判定部17には、例えば、図3に示すように、加速度上限値Alを基準とする閾値範囲(判定閾値Ath_L及びAth_H)が車速V毎に予め設定されている。そして、センサ誤作動判定部17は、車速Vから求まる実加速度Axと判定閾値Ath_L,Ath_Hとを比較し、実加速度Axが閾値範囲内にないと判定したとき、前後加速度センサ5が異常であると判定する。
すなわち、上述の通り、車両の加速度を目標加速度Atに制限するための目標トルクTtは路面の勾配抵抗に依存するため、路面勾配θが正しければ、実加速度Axは目標加速度Atに近い値(閾値範囲内の値)に収束することが想定される。ここで、路面勾配θは、上述した通り、路面勾配推定部15において、前後加速度センサ5で検出した前後加速度Aと、車速センサ6で検出した車速Vに基づく実加速度Axと、から求まるものであるが、車速センサ6は、その特性上、前後加速度センサ5に比べて極めて検出精度(信頼性)が高い。そこで、センサ誤作動判定部17は、実加速度Axと閾値Ath_L及びAth_Hとの比較に基づいて路面勾配θが異常であると判断した場合には、前後加速度センサ5が異常であると判定する。
路面勾配補正部18は、センサ誤作動判定部17で前後加速度センサ5が異常であると判定された場合に、例えば、前後加速度センサ5で検出される前後加速度Aに対する補正量を算出する。すなわち、路面勾配補正部18は、例えば、上述の(3)式中のAtの項に、実加速度Axを代入し、(1)〜(3)式を用いて逆算することにより、実加速度Axに対応する勾配抵抗Rgrad’を算出する。そして、路面勾配補正部18は、路面勾配θを用いて(1)式から求めた路面勾配Rgradと、実加速度Axから逆算した勾配抵抗Rgrad’との比較結果から路面勾配θの誤差量を求め、この誤差量に基づいて前後加速度Aに対する補正値を設定する。この補正値としては、例えば、前後加速度Aに乗算する補正係数、或いは、前後加速度Aに加減算する補正量等が設定され、設定された補正値は路面勾配推定部15に出力される。そして、補正値が入力されると、路面勾配推定部15は、前後加速度Aを補正値で補正した値を用いて路面勾配θを推定する。これにより、前後加速度センサ5が異常となった場合にも、所定の精度を有する路面勾配θを推定することが可能となる。
次に、エンジン制御ユニット3で実行されるエンジントルク制御について、図4に示すエンジントルク制御ルーチンのフローチャートに従って説明する。このルーチンは、エンジン制御ユニット3において、所定時間毎に繰り返し実行されるもので、ルーチンがスタートすると、エンジン制御ユニット3は、先ず、ステップS101において、アクセルポジションセンサ8から入力されるアクセル開度θacc、エンジン回転数センサ9から入力されるエンジン回転数Ne等に基づいてドライバの要求トルクTrを演算する。
続くステップS102において、エンジン制御ユニット3は、インヒビタスイッチ7からの信号に基づき、シフト位置がリバースレンジ(Rレンジ)であるか否かを調べ、Rレンジであると判定した場合にはステップS103に進み、Rレンジ以外であると判定した場合にはステップS108に進む。
ステップS102からステップS103に進むと、エンジン制御ユニット3は、制御ユニット2か路面勾配θを入力した後、ステップS104に進む。
そして、ステップS104において、エンジン制御ユニット3は、車速センサ6で検出された車速Vに基づき、予め設定されたマップ等(例えば、図2参照)を参照して加速度上限値Alを演算する。
ステップS104からステップS105に進むと、エンジン制御ユニット3は、車速センサ6で検出された車速Vに基づく実加速度Axが加速度上限値Alよりも大きいか否かを調べ、実加速度Axが加速度上限値Alよりも大きいと判定した場合にはステップS106に進み、実加速度Axが加速度上限値Al以下であると判定した場合にはステップS108に進む。
ステップS105からステップS106に進むと、エンジン制御ユニット3は、上述の(1)〜(3)式を用いて、実加速度Axを加速度上限値Alに収束させるための目標トルクTtを演算した後、ステップS107に進む。
ステップS107において、エンジン制御ユニット3は、目標トルクTtが要求トルクTrよりも小さいか否かを調べ、目標トルクTtが要求トルクTrよりも小さいと判定した場合にはステップS109に進み、目標トルクTtが要求トルクTr以上であると判定した場合にはステップS108に進む。
そして、ステップS102、ステップS105、或いは、ステップS107からステップS108に進むと、エンジン制御ユニット3は、要求トルクTrに基づくエンジンの出力トルク制御を行った後、ルーチンを抜ける。
一方、ステップS107からステップS109に進むと、エンジン制御ユニット3は、目標トルクTtに基づくエンジンの出力トルク制御を行った後、ルーチンを抜ける。
次に、制御ユニット2のセンサ誤作動判定部17で実行される前後加速度センサの異常判定について、図5に示す異常判定ルーチンのフローチャートに従って説明する。このルーチンは、所定時間毎に繰り返し実行されるもので、ルーチンがスタートすると、センサ誤作動判定部17は、インヒビタスイッチ7からの信号に基づき、シフト位置がリバースレンジ(Rレンジ)であるか否かを調べ、Rレンジであると判定した場合にはステップS302に進み、Rレンジ以外であると判定した場合にはそのままルーチンを抜ける。
ステップS201からステップS202に進むと、センサ誤作動判定部17は、現在、エンジン制御ユニット3において目標トルクTtに基づくエンジン出力トルクTの制限中であるか否かを調べ、トルク制限中であると判定した場合にはステップS203に進み、トルク制限中ではないと判定した場合にはそのままルーチンを抜ける。
ステップS202からステップS203に進むと、センサ誤作動判定部17は、エンジン制御ユニット3で設定された目標加速度Atを入力した後、ステップS203に進む。
そして、ステップS203において、センサ誤作動判定部17は、車速センサ6で検出された車速Vに基づき、予め設定されたマップ等(図3参照)を参照して閾値範囲(判定閾値Ath_L及びAth_H)を演算する。
ステップS204からステップS205に進むと、センサ誤作動判定部17は、実加速度AxがステップS204で演算した閾値範囲内(Ath_L<Ax<Ath_H)であるか否かを調べ、実加速度Axが閾値半内であると判定した場合にはステップS206に進み、実加速度Axが閾値範囲外であると判定した場合にはステップS207に進む。
そして、ステップS205からステップS206に進むと、センサ誤作動判定部17は、前後加速度センサ5が正常であると判定した後、ルーチンを抜ける。
一方、ステップS205からステップS207に進むと、センサ誤作動判定部17は、前後加速度センサ5が異常であると判定した後、ルーチンを抜ける。
このような実施形態によれば、車速センサ6で検出した車速Vから求まる実加速度Axと前後加速度センサ5で検出した前後加速度Aとに基づいて路面勾配θを推定する機能を備え、レンジ位置がリバースにあり、且つ、車速センサ6で検出した車速から求まる実加速度Axが予め設定された加速度上限値Alを超えているとき、実加速度Axを加速度上限値Alに収束させるための目標トルクTtを路面勾配θに基づいて演算し、エンジン出力トルクTを目標トルクTtに制限する車両の制御装置において、目標トルクTtに基づくエンジン出力トルクTの制限時に、実加速度Axが加速度上限値Alを基準とする閾値範囲内(判定閾値Ath_Lから判定閾値Ath_Hの範囲内)にないとき、前後加速度センサ5が異常であると判定することにより、車両の後退時において、前後加速度センサ5の異常を的確に検出することができる。
また、実加速度Axが加速度上限値Alを基準とする閾値範囲内(判定閾値Ath_Lから判定閾値Ath_Hの範囲内)にないとき、実加速度Axと加速度上限値Alとの差に基づいて、路面勾配θを補正するための補正値(例えば、前後加速度Aに対する補正値)を設定することにより前後加速度センサ5が異常となった場合にも、所定の精度を有する路面勾配θを推定することができる。
なお、本発明は、以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲内である。
1 … 制御装置
2 … 制御ユニット
3 … エンジン制御ユニット
5 … 前後加速度センサ
6 … 車速センサ
7 … インヒビタスイッチ(レンジ位置検出手段)
8 … アクセルポジションセンサ
9 … エンジン回転数センサ(出力制御手段)
15 … 路面勾配推定部(路面勾配推定手段)
16 … フィルタ処理部
17 … センサ誤作動判定部(異常判定手段)
18 … 路面勾配補正部(路面勾配補正手段)

Claims (3)

  1. レンジ位置を検出するレンジ位置検出手段と、
    車体に作用する前後加速度を検出する前後加速度センサと、
    車速を検出する車速センサと、
    前記車速センサで検出した車速から求まる実加速度と前記前後加速度センサで検出した前後加速度とに基づいて路面勾配を推定する路面勾配推定手段と、
    レンジ位置がリバースにあり、且つ、前記実加速度が予め設定された加速度上限値を超えているとき、当該実加速度を前記加速度上限値に収束させるための目標トルクを前記路面勾配に基づいて演算し、エンジン出力トルクを前記目標トルクに制限する出力制御手段と、
    前記目標トルクに基づく前記エンジン出力トルクの制限時に、前記実加速度が前記加速度上限値を基準とする閾値範囲内にないとき、前記前後加速度センサが異常であると判定する異常判定手段と、を備えたことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記異常判定手段で前記前後加速度センサが異常であると判定したとき、前記実加速度と前記加速度上限値との差に基づいて、前記路面勾配を補正するための補正値を設定する路面勾配補正手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. レンジ位置を検出するレンジ位置検出手段と、
    車体に作用する前後加速度を検出する前後加速度センサと、
    車速を検出する車速センサと、
    前記車速センサで検出した車速から求まる実加速度と前記前後加速度センサで検出した前後加速度とに基づいて路面勾配を推定する路面勾配推定手段と、
    レンジ位置がリバースにあり、且つ、前記実加速度が予め設定された加速度上限値を超えているとき、当該実加速度を前記加速度上限値に収束させるための目標トルクを前記路面勾配に基づいて演算し、エンジン出力トルクを前記目標トルクに制限する出力制御手段と、
    前記目標トルクに基づく前記エンジン出力トルクの制限時に、前記実加速度が前記加速度上限値を基準とする閾値範囲内にないとき、前記実加速度と前記加速度上限値との差に基づいて、前記路面勾配を補正する路面勾配補正手段を備えたことを特徴とする車両の制御装置。
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