JP6137609B2 - 車両用スライドドアのクロージャ - Google Patents

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Description

本発明は、車体の外側面に沿ってスライドさせて車両乗降口を開閉する車両用スライドドアにおいて、スライドドアに設けたストライカとかみ合ってスライドドアを閉鎖位置に保持するクロージャに関する。
特許文献1には、空気圧シリンダから成るドアエンジンのピストンロッドの伸縮でスライド開閉する車両用スライドドアにおいて、乗降口後端縁には、別途空気圧シリンダから成り、これのピストンロッド先端にその動きに応じて水平回動して、スライドドアに設けたストライカに係合・離脱可能なラッチを設けたクロージャが開示されている。
このスライドドアでは、ドアスイッチを開位置に動かすと、ラッチによるストライカの係合が解除され、ドアエンジンがスライドドアを後方側へと押し出して乗降口を開口し、逆にドアスイッチを閉位置に動かすと、ドアエンジンがスライドドアを前方側へ引き戻して乗降口を閉鎖し、スライドドアのストライカにラッチが係合することによりスライドドアを閉鎖位置に保持する。
特開2007−231720号公報
しかしながら、上記クロージャにあっては、スライドドア閉鎖時において、移動するストライカの位置を感知してこれをラッチが係合する様に構成されていないので、必ずしもストライカをラッチが係合できるとは限らず、信頼性に欠けるといった課題を有していた。
そこで、本発明では、ラッチがストライカを確実に係合するクロージャを提供することを目的としている。
上記課題に鑑み、本発明の車両用スライドドアのクロージャは、車体側壁に開設した車両乗降口に嵌まり込んでこれを閉塞する閉鎖位置と、車両乗降口後方の車体側壁外側に重なる全開位置との間を移動自在と成したスライドドアにおいて、該スライドドアに設けたストライカを二股状のフォーク間に係合保持する様に車両乗降口に回動可能に設けたラッチと、該ラッチのストライカ受承面を有する一方のフォークに重合可能にラッチの支軸に回転自在に枢着すると共に、ストライカ受承面の前方に付勢されたストライカ検知レバーとを設け、該ストライカ検知レバーがストライカを受承して前記一方のフォークに重合したときにストライカ係合方向へラッチを回動させる様に設定したことを特徴とする。
要するに本発明は、スライドドアに設けたストライカを二股状のフォーク間に係合保持する様に車両乗降口に回動可能に設けたラッチと、該ラッチのストライカ受承面を有する一方のフォークに重合可能にラッチの支軸に回転自在に枢着すると共に、ストライカ受承面の前方に付勢されたストライカ検知レバーとを設け、該ストライカ検知レバーがストライカを受承して前記一方のフォークに重合したときにストライカ係合方向へラッチを回動させる様に設定したので、スライドドア閉鎖時にストライカが先にストライカ検知レバーを押圧し、該ストライカ検知レバーがラッチのストライカ受承面を有する一方のフォークに重合すると同時に、ストライカがラッチのストライカ受承面に触突すると、ラッチがストライカをフォーク間に引き込みながらその係合方向へ回動することができるため、ラッチはストライカを確実にして正確に係合でき、スライドドアの閉鎖状態を保持できる等その実用的効果甚だ大である。
スライドドアの開放状態を示す簡略平面図である。 図1のA矢視図である。 スライドドアのドア開閉装置とクロジャーを示す斜視図である。 クロジャーの一部省略斜視図である。 ドアロック装置の一部破断正面図である。 図5のB−B断面図である。 図6の状態における駆動部の原動歯車と従動歯車の噛合状態を示す図である。 ストライカ検知レバーにストライカが触突した時のドアロック装置の一部破断平面図である。 図8の状態における駆動部の原動歯車と従動歯車の噛合状態を示す図である。 噛合位置に復帰した原動歯車の従動歯車との未噛合状態でストライカ検知レバーにストライカが触突した時のドアロック装置の一部破断平面図である。 図10の状態における駆動部の原動歯車と従動歯車の未噛合状態を示す図である。 通常の駆動部の一部省略正面図である。 従動歯車から原動歯車を離脱させた直後の状態を示す駆動部の一部省略正面図である。
以下本発明の実施の一形態例を図面に基づいて説明する。
図1、2に示す車両用スライドドア1(以下、単にドア1と称する。)は、バス、ワンボックスカーなどの車両において、ドア閉鎖状態でドア1外面が車体側壁2外面と面一となるプラグドアとも称される戸袋を有しない引き戸であり、ドア1が車体側壁2に開設した車両乗降口3に嵌まり込んでこれを閉塞する閉鎖位置Xと、車両乗降口3後方の車体側壁2外側に重なる全開位置Yとの間を、車両乗降口3上部に設置されたドア開閉装置4(図3参照)の作動により図1中の一点鎖線で示す軌道Rに沿って移動自在と成すことにより車両乗降口3を自動開閉する。
上記ドア1において、その後部内側の所定高さ位置には方形凹部1aを形成し、該方形凹部1a内には、その開口部に臨む様に丸棒状のストライカ5をその上下にわたって垂直に架設している。
本発明に係るクロジャーは、車両乗降口3でストライカ5を係合保持及び解放するドアロック装置6と、該ドアロック装置6の上方にしてドア開閉装置4の下部に離間配置されたドアロック装置6の駆動部7と、該駆動部7とドアロック装置6とを連繋する一連の伝動機構8とから主に構成されている。
ドアロック装置6は、車両乗降口3後方の車体側壁2内側の所定高さ位置に設置され、そのフレーム9の図1、2において右側(車両前方に相当)が車両乗降口3へ突出すると共に、フレーム9右側における閉鎖状態のドア1との対向面(以下、背面と称する。)側には、ストライカ5を左右二股状のフォーク10、11間に係合保持する様に水平回動可能に設けた板状のラッチ12を、車両乗降口3の後端縁より車両外方へ突設している。
フレーム9は、右側背面と左側面を開放した横長箱形から成り、フレーム9右側の背面開口部からラッチ12のフォーク10、11を有する先端側を突出すると共に、フレーム9右側の上下面には、ラッチ12の基端側上下に突設した支軸12aを枢着している(図5参照)。
ラッチ12において、ストライカ受承面11aを有する一方のフォーク11は図1において右側に設けられ、左側に設けられた他方のフォーク10よりも長く形成されている。
そして、ラッチ12の基端は断面コ字状のアーム13の先端に設けた二股ジョイント間に垂直な枢軸を以て枢着され、アーム13の基端は伝動機構8を介して駆動部7に連繋され、該駆動部7の作動にて進退するアーム13によりラッチ12を水平回動させる様に成している(図3〜5参照)。
又、ラッチ12は、その下面左側とフレーム9下面との間に引張コイル状のラッチバネ14を介装して、ストライカ5の解放方向(図1において左側)に付勢されている。
更に、ラッチ12のストライカ受承面11aを有する一方のフォーク11上面には、該フォーク11と同形のストライカ検知レバー15を重合可能にラッチ12の支軸12aに回転自在に枢着している。
そして、ストライカ検知レバー15は、その上面の図1において左側(図4では右側)とフレーム9上面底部との間に引張コイル状のレバーバネ16を介装して、ストライカ受承面11aの前方(図1において左側)に付勢される。
ストライカ検知レバー15の基端には、カム15aが設けられると共に、該カム15aの近傍にはマイクロスイッチ17が配置され、ストライカ検知レバー15がストライカ5を受承して一方のフォーク11に重合するストライカ係合開始位置Sに達したときに、カム15aがマイクロスイッチ17のスイッチレバー17aを押圧して駆動部7に装備される駆動源18を作動させて、伝動機構8及びアーム13を介してラッチ12をストライカ係合方向(図1において右側)へ水平回動させる様に設定している。
尚、ラッチ12の支軸12aにおいて、フレーム9下面より下方突出する部位には、上下にカム19、20を設けると共に、該カム19、20の夫々にはマイクロスイッチ21、22を近接配置している(図5参照)。
上方のカム19は、駆動源18の作動でラッチ12がストライカ解放方向に水平回動してストライカ5の解放を完了したときに、マイクロスイッチ21のスイッチレバー21aを押圧して駆動源18を停止させる様に設定している(図8参照)。
下方のカム20は、図6に示す様に駆動源18の作動でラッチ12がストライカ係合方向に水平回動してストライカ5の係合を完了したときに、マイクロスイッチ22のスイッチレバー22aを押圧して駆動源18を停止させる様に設定している。
伝動機構8は、駆動部7に装備された従動歯車23とアーム13の基端とを連繋し、一部に欠歯部23aを有する従動歯車23の正逆回転により進退するアーム13を介してラッチ12をストライカ5の係合又は解放方向に水平回動させる。
具体的には、図5に示す様にフレーム9左側背面の車体側壁2内側に衝合固定された固定板9aに屈曲部が枢着されると共に、一端がアーム13の基端に設けた二股ジョイント間に水平な枢軸を以て枢着されたベルクランク24と、該ベルクランク24の他端に下端を枢着した縦走連杆25と、図4、7に示す如く縦走連杆25の上端に先端が枢着されると共に、基端が従動歯車23の車軸26に軸着されたクランク27とから成る。
駆動部7は、従動歯車23に原動歯車28を噛合・離脱可能と成す様に、該原動歯車28を設けた正逆回転自在な電動モータから成る駆動源18を従動歯車23に対し遠近移動自在に設けている。
尚、図中の原動歯車28は、説明の便宜上、その歯を省略している。
この駆動部7にあっては、図3に示すドア開閉装置4の支持基板下部に車体側壁2に平行な固定板29を垂設している。
図12、13に示す様に、固定板29は、その裏面に従動歯車23を配すると共に、該従動歯車23の近傍には、駆動源18の移動方向に長い長孔30を形成し、該長孔30に原動歯車28を固定板29表面より挿通すると共に、駆動源18を表面に固定した可動板31を固定板29表面に摺動自在に衝合している。
可動板31はその裏面へ原動歯車28を挿通して成り、その適所に駆動源18の移動方向に長い複数の長孔32を形成し、該長孔32より大径なワッシャと共にボルトを長孔32に通して固定板29に螺着し、これにより可動板31は固定板29に摺動自在に衝合される。
そして、固定板29の裏面適所には、へ字状の自手動切換レバー33の屈曲部に設けた支軸33aを枢着し、自手動切換レバー33の先端方の上面に突設した摺動ピン34を、固定板29及び可動板31に穿設した第一、第二案内孔35、36に摺動自在に挿着している。
固定板29に形成した第一案内孔35は、支軸33aを中心とした円弧状の孔であり、この第一案内孔35と同一円弧(長さ)にして中心を若干偏心させた第二案内孔36が可動板31に形成されており、従動歯車23と原動歯車28の噛合状態で第一、第二案内孔35、36の一端35a、36aが重なり、従動歯車23からの原動歯車28の離脱状態で第一、第二案内孔35、36の他端35b、36bが重なる様に設定している。
したがって、自手動切換レバー33の揺動操作によって、摺動ピン34が第一、第二案内孔35、36の一端35a、36aに位置したときに、両歯車23、28が噛合し、他端35b、36bに位置したときに、原動歯車28が従動歯車23から離脱する。
そして、従動歯車23からの原動歯車28の離脱時には、ラッチバネ14の付勢力にて伝動機構8を介して従動歯車23を回転させ、その欠歯部23aが原動歯車28との噛合位置Zに配置する様に設定し、その後に原動歯車28を噛合位置Zに復帰させると共に、ドア1の閉鎖でストライカ5を係合することにて回動するラッチ12によって伝動機構8を介して従動歯車23を回転復帰させ、該従動歯車23をこれの欠歯部23aと未噛合の原動歯車28に噛合復帰させる様に設定している。
尚、従動歯車23にあっては、上記噛合復帰時に原動歯車28と最初に噛合する歯の歯末の面23bを傾斜面と成すのがより望ましい。
又、自手動切換レバー33の先端には、引張コイル状のバネ37の一端を掛止し、該バネ37の他端を固定板29の適所に掛止しており、このバネ37により自手動切換レバー33の各揺動(摺動ピン34が第一、第二案内孔35、36の一端35a、36a及び他端35b、36bの夫々に位置した)状態を保持する様に成している。
尚、自手動切換レバー33の上記揺動操作は、固定板29の前端に駆動源18の厚みよりも高い段差を以て固定板29表面より迫り出す様に固定したブラケット38に前後揺動自在に装着した操作杆39を揺動することにより成される。
一方、固定板29には、支軸33aを中心とした自手動切換レバー33基端の軌道に沿って円弧孔40が穿設され、該円弧孔40を通して自手動切換レバー33基端より突設した支持杆41と、操作杆39の適所とが連接杆42で枢着連結され、これにより操作杆39の前後揺動を連接杆42を介して自手動切換レバー33に連動させ、第一、第二案内孔35、36内の摺動ピン34がその端部35a、36a、35b、36b間を摺動できる様に成している。
操作杆39は通常は図12に示す前方(図の右側)揺動状態にあって、この操作杆39の前方揺動状態では、自手動切換レバー33の摺動ピン34が、固定板29及び可動板31の第一、第二案内孔35、36の一端35a、36aに位置してこれらを重ならせることにより、従動歯車23に駆動源18が近接して従動歯車23と原動歯車28が噛合し、図13に示す操作杆39の後方(図の左側)揺動状態では、自手動切換レバー33の摺動ピン34が、固定板29及び可動板31の第一、第二案内孔35、36の他端35b、36bに位置してこれらを重ならせることにより、従動歯車23より駆動源18が遠ざかり、原動歯車28が従動歯車23から離脱する。
又、自手動切換レバー33基端の支持杆41には、ドア開閉装置4の駆動部4aに設けた自手動切換レバー4bを揺動操作するプッシュプルケーブル43の一端が取付けられており、該プッシュプルケーブル43を介して操作杆39の揺動をドア開閉装置4の自手動切換レバー4bにも伝動する様にして、ドア開閉装置4の駆動部4aによる動力伝達を断続させ、従動歯車23に対する駆動源18の遠近移動に対応してドア1の開閉を手動又は自動に切り換えられる様に設定している。
即ち、図12に示す操作杆39の通常の前方揺動状態では、自手動切換レバー33の揺動で従動歯車23と原動歯車28を噛合させると共に、プッシュプルケーブル43の引張状態を保持してドア開閉装置4の駆動部4aを動力伝達可能状態と成し、ドア1を自動開閉可能状態とし、図13に示す操作杆39の後方揺動状態では、自手動切換レバー33の揺動で原動歯車28を従動歯車23から離脱させると共に、プッシュプルケーブル43の押進状態を保持してドア開閉装置4の駆動部4aによる動力伝達を遮断し、ドア1を手動開閉可能状態としている。
上記の様に構成されたクロジャーにあっては、ドア1の開放状態では、図9に示す様に停止している原動歯車28によってこれに噛合している従動歯車23は設定された回転位置での停止が保持され、これにより従動歯車23と同軸26で同様に設定された回転角を以て傾斜するクランク27によって縦走連杆25を所定の高さ位置に保持する。
かかる高さ位置に保持された縦走連杆25はベルクランク24を介してアーム13を所定の押進位置に保持し、その先端のラッチ12を図1、8に示すストライカ5の待機位置に保持しており、ストライカ検知レバー15は、ラッチ12のフォーク11のストライカ受承面11aの前方にレバーバネ16にて付勢されている。
上記のドア開放状態からドア1を自動閉鎖する場合、ドア開閉装置4の駆動部4aの作動によりドア1を閉鎖方向へ軌道Rに倣って移動させる。
そして、ドア1の閉鎖間際では、図8に示す様にストライカ5が、ストライカ検知レバー15に触突してこれを支軸12aを中心に押圧回動させ、ストライカ検知レバー15がラッチ12のフォーク11に重合するストライカ係合開始位置Sに達する。
これにより、ストライカ検知レバー15のカム15aがマイクロスイッチ17のスイッチレバー17aを押圧してONし、駆動源18を作動させる。
駆動源18の作動により、原動歯車28が回動してこれに噛合している従動歯車23をクランク27を介して縦走連杆25を図9の状態から図7の状態へ引き上げる方向へ回転させる。
縦走連杆25が引き上げられると、ベルクランク24を介してアーム13が牽引されてラッチ12はフォーク10、11間にストライカ5を引き込むみながらその係合方向へ水平回動し、図6に示す如くフォーク10、11間にストライカ5が係合保持されると、支軸12aに取付けられたカム20がマイクロスイッチ22のスイッチレバー22aを押圧してONし、駆動源18を停止させる。
同時にドア1は閉鎖位置Xで車両乗降口3に嵌まり込んでこれを閉塞し、ドア開閉装置4の駆動部4aも停止する。
又、ドア1の自動開放は、クロジャーの駆動源18と共にドア開閉装置4の駆動部4aを作動させる。
このときクロジャーの駆動部7では、原動歯車28を上記の逆方向に回動させ、同様に従動歯車23を逆回転させ、クランク27を介して縦走連杆25を定位置まで引き下げ、ドアロック装置6では、ベルクランク24を介してアーム13を押進することでラッチ12を上記と逆方向に回転させ、該ラッチ12に係合保持されているストライカ5を解放する。
そして、支軸12aに取付けられたカム19がマイクロスイッチ21のスイッチレバー21aを押圧してONし、駆動源18を停止させる。
その後もドア開閉装置4によって、ドア1は軌道Rに沿って移動し、全開位置Yへ到達すると駆動部4aは停止する。
尚、必要に応じドア1を手動開閉する場合には、駆動部7における操作杆39を通常の揺動状態(図12参照)から後方へ揺動操作することにより、原動歯車28(駆動源18)を従動歯車23から離脱させると共に、ドア開閉装置4の駆動部4aによる動力伝達を遮断してドア1の開閉を手動に切り換える(図13参照)。
これにより、ドア1は手動による開閉が可能となり、ラッチ12によるストライカ5の拘束力は解除され、ラッチ12にはラッチバネ14のストライカ5の解放方向への付勢力が作用しているだけなので、例えば閉鎖状態のドア1を手動で開放方向へ移動させるだけで、ラッチ12はストライカ5を開放する。
上記の様に従動歯車23から原動歯車28を離脱させると、ラッチ12はラッチバネ14の付勢力にて図10で二点鎖線で示すストライカ5の係合保持状態から実線で示す様にストライカ5の解放方向へ水平回動するため、アーム13、ベルクランク24を介して縦走連杆25は降下して従動歯車23をその欠歯部23aが原動歯車28との噛合位置Zに対応する様に回転させる。
尚、ストライカ検知レバー15は、ラッチ12のストライカ5の解放後はレバーバネ16の付勢力により、図10で実線で示す定位置へ復帰する。
そして、ドア1の開閉を自動に切り換えるには、ドア1の手動開放状態で、操作杆39を上記と逆の前方へ揺動させ、原動歯車28を従動歯車23との噛合位置Zに復帰(図11参照)させる。
かかる状態では、原動歯車28の復帰した噛合位置Zには、従動歯車23の欠歯部23aが対応しており、歯車28、23同士で歯が干渉することがない。
一方、ドア開閉装置4によるドア1の自動開閉は可能なため、ドア開閉装置4にてドア1を自動閉鎖する。
すると、ドア1と共にその閉鎖方向へ進行するストライカ5がストライカ検知レバー15と共にラッチ12に係合し、該ラッチ12を回動させる。
そして、ラッチ12と共に回動するストライカ検知レバー15がストライカ係合開始位置S(図10中一点鎖線で示す。)に達するまでの間に、ストライカ5の上記押進によるラッチ12の回動によって、伝動機構8を介して従動歯車23を回転復帰させ、該従動歯車23をこれの欠歯部23aと未噛合の原動歯車28に噛合復帰させる。
これにより、歯車23、28の一方の歯先が他方の歯元に当たる様なことなく、両歯車23、28を正常な噛合状態に復帰させられる。
しかも、従動歯車23において、上記噛合復帰時に原動歯車28と最初に噛合する歯の歯末の面23bを傾斜面と成しているので、相互の歯が干渉することなく、よりスムーズに原動歯車28と従動歯車23を正常に噛み合わせられる。
この噛合状態の成立後、ドア開閉装置4によるドア1の自動閉鎖が進行し、ストライカ5を係合しているラッチ12がストライカ検知レバー15と共にストライカ係合開始位置Sに達すると、上記と同様に駆動源18が作動し、ラッチ12がストライカ5を引き込み係合するので、クロージャを手動操作から確実に自動操作状態に切り換えつつドア1の閉鎖状態を保持できる。
1 スライドドア
2 車体側壁
3 車両乗降口
5 ストライカ
10 フォーク
11 フォーク
11a ストライカ受承面
12 ラッチ
12a 支軸
15 ストライカ検知レバー
X 閉鎖位置
Y 全開位置

Claims (1)

  1. 車体側壁に開設した車両乗降口に嵌まり込んでこれを閉塞する閉鎖位置と、車両乗降口後方の車体側壁外側に重なる全開位置との間を移動自在と成したスライドドアにおいて、該スライドドアに設けたストライカを二股状のフォーク間に係合保持する様に車両乗降口に回動可能に設けたラッチと、該ラッチのストライカ受承面を有する一方のフォークに重合可能にラッチの支軸に回転自在に枢着すると共に、ストライカ受承面の前方に付勢されたストライカ検知レバーとを設け、該ストライカ検知レバーがストライカを受承して前記一方のフォークに重合したときにストライカ係合方向へラッチを回動させる様に設定したことを特徴とする車両用スライドドアのクロージャ。
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