JP2006328702A - ドアラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアの開閉制御を正確に行うこと。
【解決手段】ストライカ収容溝11の開口端部に進退可能に配設し、ラッチ120の噛合溝121にストライカSが配置されている場合に退避位置に配置される一方、ラッチ120の噛合溝121からストライカSが逸脱し、さらにストライカ収容溝11からストライカSが逸脱した場合に進出位置に配置される開閉スイッチレバー130と、進出位置に配置された開閉スイッチレバー130が退避位置に向けて移動した場合に切換動作するドア開閉スイッチ140とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ストライカがラッチの噛合溝に侵入した状態でラッチが噛合動作した場合に車両本体に対するドアの開成移動を規制する一方、ラッチが解除動作して噛合溝が開放された場合に車両本体に対するドアの開成移動を許容するように構成したドアラッチ装置に関するものである。
四輪自動車等の車両には、車両本体とドアとの間にドアラッチ装置が設けてあり、車両本体に対するドアの開閉制御が行われている。この種のドアラッチ装置としては、例えばストライカがラッチの噛合溝に侵入した状態でラッチが噛合動作した場合に車両本体に対するドアの開成移動を規制する一方、ラッチが解除動作して噛合溝が開放された場合に車両本体に対するドアの開成移動を許容するように構成したものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−182407号公報
ところで、昨今の車両においては操作の容易化が種々図られており、ドアの開閉操作に対してもその容易化が要望されている。このため従来においては、ラッチの噛合動作及びドアの開成移動をそれぞれアクチュエータの駆動によって行うようにした車両も提供されている。すなわち、ドアの閉成操作によってストライカとラッチとがハーフラッチ状態となった場合にストライカとラッチとをフルラッチ状態に移行させるラッチアクチュエータをドアラッチ装置に設ける一方、ドアの開成操作によってラッチが解除動作した場合にドアを全開位置まで移動させるオープンアクチュエータを車両本体とドアとの間に設けることにより、ドアの開閉操作を容易化するようにしている。
ここで、ドアラッチ装置のラッチが解除動作した状態であっても、依然としてラッチの噛合溝にストライカが配置される場合がある。このような状況下にあっては、例えばドアに軽く触れただけでも直ちにハーフラッチ状態となる。このため、ドアを開成移動させようとするオープンアクチュエータと、ラッチをフルラッチ状態に移行させようとするラッチアクチュエータとが同時に逆方向に駆動する事態を招来する虞れがある。
本発明は、上記実情に鑑みて、ドアの開閉制御を正確に行うことのできるドアラッチ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るドアラッチ装置は、ストライカがラッチの噛合溝に侵入した状態でラッチが噛合動作した場合に車両本体に対するドアの開成移動を規制する一方、ラッチが解除動作して噛合溝が開放された場合に車両本体に対するドアの開成移動を許容するように構成したドアラッチ装置において、ラッチの噛合溝からストライカが逸脱した場合に検出信号を出力するストライカ検出手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るドアラッチ装置は、上述した請求項1において、開放されたラッチの噛合溝に対してストライカの侵入を案内するためのストライカ収容溝を装置本体に有し、かつストライカ検出手段は、ストライカ収容溝の開口端部に進退可能に配設し、ラッチの噛合溝にストライカが配置されている場合に退避位置に配置される一方、ラッチの噛合溝からストライカが逸脱し、さらにストライカ収容溝からストライカが逸脱した場合に進出位置に配置されるレバー部材と、進出位置に配置されたレバー部材が退避位置に向けて移動した場合に切換動作するスイッチ手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ストライカ検出手段によって実際のストライカの位置を検出することができるため、ドアの開閉制御を正確に行うことが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係るドアラッチ装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の実施の形態であるドアラッチ装置を示したものである。ここで例示するドアラッチ装置は、図4に示すように、車両本体Bに設けたトランクルームTRの開口を開閉するためのドア(以下、「トランクリッドD」という)を適用対象とし、トランクリッドDを閉成した状態に保持するためのものである。本実施の形態では、車両本体BにストライカSを固定配置する一方、トランクリッドDにドアラッチ装置1を設けたセダンタイプの四輪自動車を例示している。また、図には明示していないが、トランクリッドDと車両本体Bとの間には、オープンアクチュエータOAの駆動によってトランクリッドDを自動開閉動作させるパワートランクユニットが設けてある。さらに、トランクリッドDの周囲と車両本体Bとの間には、弾性材料によって成形したウェザストリップが設けてある。
図1〜図3に示すように、ドアラッチ装置1は、ベースプレート(装置本体)10にラッチ機構部100、アクチュエータ駆動機構部200及びマニュアル操作部300を設けて構成したものである。
ベースプレート10は、ドアラッチ装置1をトランクリッドDに取り付ける場合の基準となるもので、車両本体BのストライカSに対応する部位、具体的にはベースプレート10の下端部にストライカ収容溝11を有している。ストライカ収容溝11は、ベースプレート10の下端部から上方に向けて延在した溝状の切欠であり、車両本体Bに対してトランクリッドDを閉成させた場合にストライカSを案内収容することのできる位置及び大きさに形成してある。
ラッチ機構部100は、車両本体Bに対してトランクリッドDを閉成させた場合にストライカSを噛合保持するためのもので、ストライカ収容溝11を挟んで右左となる部位にラチェット軸101及びラッチ軸102を備えている。ラチェット軸101は、ベースプレート10に対してラチェット110を揺動可能に支承するためのもので、ストライカ収容溝11の開口端部近傍に設けてある。ラッチ軸102は、ベースプレート10に対してラッチ120を回転可能に配設するためのもので、ストライカ収容溝11の奥側端部近傍に設けてある。
ラッチ機構部100のラチェット110は、ラチェット軸101からストライカ収容溝11の奥側端部方向に向けて延在してあり、ラッチ係止部111及びラチェット操作部112を有している。
ラッチ係止部111は、ストライカ収容溝11の奥側端部近傍においてラチェット110の側面からストライカ収容溝11に向けて突設した凸状部である。
ラチェット操作部112は、ストライカ収容溝11の奥側端部を超えてさらに延在した部分であり、屈曲縁部113及びスイッチ操作部114を有している。屈曲縁部113は、ベースプレート10から離隔する方向に向けて略直角に屈曲した部分であり、ラチェット操作部112の外側縁部に設けてある。スイッチ操作部114は、ラチェット操作部112の内側縁部からベースプレート10の表面に沿って突設した部分である。
ラッチ機構部100のラッチ120は、噛合溝121、フック部122、第1係合部123、第2係合部124及びラッチ操作部125を有している。
噛合溝121は、ラッチ120の外周面からラッチ軸102に近接する方向に向けて形成した切欠であり、ストライカSを収容することのできる幅を有している。この噛合溝121は、図1においてラッチ軸102を中心としてラッチ120を反時計回りに回転させた場合にストライカ収容溝11の開口端部から奥側端部に向けて順次交差するように構成してある。
フック部122は、噛合溝121がストライカ収容溝11と交差した場合にストライカ収容溝11の開口端部側に位置する部分である。
第1係合部123及び第2係合部124は、それぞれラチェット110のラッチ係止部111に当接した場合に、図1においてラッチ120の時計回りの回転を規制するものである。第1係合部123は、ラッチ係止部111に当接した場合にラッチ120のフック部122がストライカ収容溝11の開口端部に位置するように構成してある。第2係合部124は、ラッチ係止部111に当接した場合にラッチ120のフック部122がストライカ収容溝11の奥側端部に位置するように構成してある。ラッチ係止部111が第1係合部123及び第2係合部124のいずれに当接した場合にも、ストライカ収容溝11に対してフック部122は、ストライカ収容溝11に対するストライカSの通過を阻止することができる位置まで突出している。
ラッチ操作部125は、ラチェット110のラチェット操作部112に対応する態様でラッチ軸102に近接した部位から延在した部分である。このラッチ操作部125には、ラチェット操作部112との間に両者を互いに近接する方向に付勢するリターンスプリング103が設けてある。
尚、図には明示していないが、ベースプレート10の表面においてラチェット110及びラッチ120を覆う位置には、ラッチカバーが設けてある。このラッチカバーにも、車両本体Bに対してトランクリッドDを閉成させた場合にストライカSを収容することのできるストライカ収容溝が形成してある。
また、上記ラッチ機構部100には、開閉スイッチレバー(レバー部材)130、ドア開閉スイッチ(スイッチ手段)140、ラッチスイッチ150及びラチェットスイッチ160が設けてある。
開閉スイッチレバー130は、ラッチカバーの表面側に突出するラチェット軸101の延長端部から径外方向に向けて延在したもので、ラチェット110とは独立してラチェット軸101を中心に揺動することにより、進出位置から退避位置までの間を連続的に変位することが可能である。進出位置に配置された開閉スイッチレバー130は、図5に示すように、ベースプレート10から突設したストッパ10aに当接することによってその位置が規定されており、ベースプレート10に形成したストライカ収容溝11の開口端部を閉塞する態様でほぼ直角方向に延在した状態となる。退避位置に配置された開閉スイッチレバー130は、図7に示すように、その先端部がストライカ収容溝11の奥側端部を覆う態様で傾斜延在し、ストライカ収容溝11の開口端部を開放した状態となる。
図には明示していないが、この開閉スイッチレバー130には、ベースプレート10との間にスイッチレバースプリングが設けてある。スイッチレバースプリングは、開閉スイッチレバー130を常時ストッパ10a方向に付勢するものである。
ドア開閉スイッチ140は、開閉スイッチレバー130が進出位置に配置されたことを検出するためのもので、ストライカ収容溝11を挟んで開閉スイッチレバー130と反対側となるラッチカバーの表面に配設してある。
ラッチスイッチ150は、ベースプレート10に対するラッチ120の回転位置を検出するロータリスイッチであり、回転軸心をラッチ軸102の軸心に合致させる態様でラッチカバーの表面に設けてある。
ラチェットスイッチ160は、ラッチ係止部111がラッチ120の第1係合部123もしくは第2係合部124に当接した場合にそれぞれ検出信号を出力するもので、ラチェット110のスイッチ操作部114によって操作される位置に設けてある。
一方、ドアラッチ装置1のアクチュエータ駆動機構部200は、ラッチアクチュエータ201の駆動によってラチェット110及びラッチ120を操作するためのもので第1レバーである出力レバー210と、カム駆動歯車220とを備えている。
出力レバー210は、基端部にレバー軸211を備えたもので、レバー軸211をベースプレート10のスライド溝12に収容させることにより、レバー軸211の軸心回りに揺動可能、かつスライド溝12に沿ってレバー軸211をスライド移動させることが可能である。スライド溝12は、ベースプレート10の上縁部に形成したもので、ベースプレート10の外方に向けて凸となる円弧状に形成してある。
出力レバー210の基端部とベースプレート10との間には、レバースプリング212及びキャンセルレバー230が設けてある。レバースプリング212は、出力レバー210の基端部とベースプレート10との間に介在し、出力レバー210のレバー軸211を常時スライド溝12の右側端部に配置させるように付勢するものである。
キャンセルレバー230は、スライド溝12の右側端部近傍に設けたキャンセル軸231を介してベースプレート10に揺動可能に配設したもので、湾曲部230aと押圧操作部230bとを一体に形成してある。湾曲部230aは、キャンセル軸231からベースプレート10のスライド溝12に沿うように湾曲状に延在した部分であり、湾曲内面においてスライド溝12の右側端部に対応する部位に支持突部233を有している。支持突部233は、出力レバー210のレバー軸211がスライド溝12の右側端部に位置している場合にその左側周面に当接し、レバー軸211の左側へのスライド移動を規制するものである。押圧操作部230bは、キャンセル軸231から下方に向けて延在したもので、延在端部の外側縁に受圧部230cを有している。受圧部230cは、押圧操作部230bの延在端部からベースプレート10の表面に対して直角方向に延在する態様で屈曲した部分である。このキャンセルレバー230には、湾曲部230aの先端とベースプレート10との間にキャンセルスプリング232が設けてある。キャンセルスプリング232は、キャンセルレバー230の湾曲内面がレバー軸211の周面を圧接するように付勢するものである。このキャンセルスプリング232は、上述のレバースプリング212よりも十分に大きなバネ定数を有したものである。
また、出力レバー210には、ラチェット操作部112とラッチ操作部125との間に位置する先端部分に解除レバー部213及びラッチピン214が設けてある。
解除レバー部213は、出力レバー210の先端部からラチェット操作部112の屈曲縁部113に対向する態様で設けたレバー状部分であり、出力レバー210がレバー軸211の軸心回りに揺動した場合に屈曲縁部113及びラチェット操作部112を介してラチェット110を押圧操作することが可能である。
ラッチピン214は、出力レバー210の先端部から突設した柱状部分であり、出力レバー210がレバー軸211の軸心回りに揺動した場合にラッチ操作部125を介してラッチ120を押圧操作することが可能である。
カム駆動歯車220は、ベースプレート10において出力レバー210の中間部に対応する部位に回転可能に配設してあり、ラッチアクチュエータ201が駆動した場合に歯車列240を介して一方方向、本実施の形態では図1において時計回りに回転するものである。
このカム駆動歯車220には、出力レバー210に対向する端面にカムピン221が設けてある。カムピン221は、カム駆動歯車220の端面から突出し、出力レバー210の中間部に形成したカム溝215に連係している。カム溝215は、カム駆動歯車220が時計回りに回転した場合にカムピン221を介して出力レバー210を適宜揺動させ、解除レバー部213及びラッチピン214を介してラチェット110及びラッチ120に、後述する一連の動作を順次行わせるように構成したものである。
尚、図には明示していないが、本実施の形態では、ラッチアクチュエータ201として出力軸にウォームギアを備えた電動モータを適用する一方、歯車列240としてこのウォームギアに歯合するウォームホイールを備えたものを適用している。また、図2中の符号250は、カム駆動歯車220の回転に伴うカムピン221の位置変化を検出するためのカムピン位置検出スイッチである。
上記ドアラッチ装置1のマニュアル操作部300は、ベースプレート10に第2レバーであるオープンレバー310を備えている。オープンレバー310は、図1においてカム駆動歯車220の右方側となる部位にオープンレバー軸311を介して回転可能に配設したもので、初期位置規定部312、ラッチ解除操作部313、レバー操作部314及びキャンセル操作部315を有している。
初期位置規定部312は、図1においてオープンレバー310が時計回りに回転した場合にベースプレート10の規定面10bに当接し、オープンレバー310を初期位置に規定するためのものである。オープンレバー310が初期位置に規定された状態においては、図1において反時計回りにのみ回転することが可能である。ラッチ解除操作部313は、オープンレバー310が初期位置に規定されている場合にオープンレバー軸311から下方に向けて延在し、その延在端部がラチェット110の屈曲縁部113に対向される部分である。レバー操作部314は、初期位置規定部312からさらに径外方向に向けて延在した部分である。このレバー操作部314には、ワイヤケーブルWの一端部が連結してある。ワイヤケーブルWは、図には明示していないが、その他端部がトランクリッドDのキーシリンダKCに連結されており、キー操作により図1において上方に引張操作することが可能である。キャンセル操作部315は、オープンレバー310が初期位置に規定されている場合にオープンレバー軸311から上方に向けて延在し、その延在端部がキャンセルレバー230の受圧部230cに対向される部分である。
図には明示していないが、このオープンレバー310には、ベースプレート10との間に初期位置規定スプリングが設けてある。初期位置規定スプリングは、オープンレバー310の初期位置規定部312をベースプレート10の規定面10bに常時押圧する方向に付勢するものである。
上記のように構成したオープンレバー310は、図1において反時計回りに回転させた場合、ラッチ解除操作部313とラチェット110の屈曲縁部113とが当接し、ラチェット110を時計回りに揺動させることができる一方、キャンセル操作部315とキャンセルレバー230の受圧部230cとが当接し、キャンセルレバー230を時計回りに揺動させることができる。本実施の形態では、オープンレバー310を回転させた場合にまずラチェット110を揺動させ、その後にキャンセルレバー230が揺動するように、キャンセル操作部315とキャンセルレバー230の受圧部230cとの間隔を、ラッチ解除操作部313とラチェット110の屈曲縁部113との間隔よりも大きく設定してある。より具体的には、オープンレバー310の反時計回りの回転によりラッチ解除操作部313を介してラチェット110のラッチ係止部111がラッチ120の第1係合部123もしくは第2係合部124と対向しない状態となるまで時計回りに揺動した後、さらにオープンレバー310を反時計回りに回転させた場合にキャンセル操作部315を介してキャンセルレバー230の支持突部233が出力レバー210のレバー軸211から離隔するまで揺動するように設定してある。
図8は、上述したドアラッチ装置1の制御系を示すブロック図である。図8に示す開閉制御部400は、ドア開閉スイッチ140、ラッチスイッチ150、ラチェットスイッチ160及びカムピン位置検出スイッチ250の出力結果、並びにトランクオープンスイッチからの指令に基づいてラッチアクチュエータ201及びパワートランクユニットのオープンアクチュエータOAを適宜駆動することにより、トランクリッドDを開閉動作させるものである。図には明示していないが、トランクオープンスイッチとは、トランクリッドDを開成させる際にON操作するものであり、例えば車両本体BにおいてトランクリッドDの近傍、もしくはトランクリッドDに設けてある。
図9〜図15は、ドアラッチ装置1の動作を順に示した概念図である。以下、これらの図を参照しながら開閉制御部400によるトランクリッドDの開閉動作について説明する。
このドアラッチ装置1では、トランクリッドDが開成された状態にある場合、図9に示すオープン側中立状態にある。すなわち、ラッチ120が最も時計回りに回転した位置にあり、かつラッチ120の第1係合部123とラチェット110のラッチ係止部111とが対向する以前の状態にある。ラッチ120に設けた噛合溝121は、その開口端部がベースプレート10に設けたストライカ収容溝11の開口端部に開放した状態で配置され、かつストライカ収容溝11に対して傾斜した姿勢にある。出力レバー210は、レバー軸211がスライド溝12の右側端部に配置されているとともに、先端部に設けた解除レバー部213及びラッチピン214がそれぞれラチェット操作部112及びラッチ操作部125から離隔した状態に配置されている。開閉スイッチレバー130は、進出位置に配置されており、ストライカ収容溝11の開口端部を閉塞する態様でほぼ直角方向に延在した状態となっている。
図9に示すオープン側中立状態からトランクリッドDを閉成操作すると、車両本体Bに設けたストライカSがベースプレート10のストライカ収容溝11に侵入し、さらにラッチ120の噛合溝121に侵入することになる。この場合、ストライカSのストライカ収容溝11への侵入に伴って開閉スイッチレバー130が図9において時計回りに揺動するため、ドア開閉スイッチ140によってこれを検出することが可能となる。
トランクリッドDの閉成操作によりストライカ収容溝11に沿ってストライカSが順次奥側端部に侵入すると、ストライカ収容溝11に対して噛合溝121が傾斜した状態にあるラッチ120がストライカSに押され、ラッチ軸102の軸心を中心として反時計回りに回転する(噛合動作)。この間、ラチェット110は、その側面がリターンスプリング103の弾性力によってラッチ120の周面に圧接しており、やがてラッチ120の第1係合部123に対してラッチ係止部111が当接した状態に保持される。
ラッチ120の第1係合部123に対してラチェット110のラッチ係止部111が当接した状態においては、図10に示すように、リターンスプリング103の弾性復元力に抗してラッチ120のラッチ軸102を中心とした時計回りの回転が規制され、ラッチ120のフック部122がストライカSに係合することにより、ラッチ120の噛合溝121からのストライカSの逸脱を阻止する。この結果、ドアラッチ装置1及びストライカSは、車両本体Bに対してトランクリッドDを完全に閉成した状態とはしないが、開成方向への移動を規制したハーフラッチ状態となる。
開閉制御部400は、ドアラッチ装置1が図10に示すハーフラッチ状態であると判断した場合、つまりドア開閉スイッチ140によってストライカ収容溝11に対するストライカSの侵入を検出した後、ラチェットスイッチ160によって検出したラチェット110の反時計回りの揺動と、ラッチスイッチ150によって検出したラッチ120の回転位置とに基づいてドアラッチ装置1がハーフラッチ状態であると判断した場合、ラッチアクチュエータ201を駆動することにより、カム駆動歯車220を時計回りに回転させ、カムピン221とカム溝215との作用により、スライド溝12の右側端部に配置されたレバー軸211の軸心を中心として出力レバー210を順次時計回りに揺動させる動作を開始する。この結果、出力レバー210のラッチピン214がラッチ120のラッチ操作部125を押圧することにより、ラッチ120がラッチ軸102を中心として反時計回りに回転を開始する。この場合、ラチェット110のラッチ係止部111がラッチ120の第1係合部123に当接した状態ではあるが、ラッチ120の外周形状に従ってラチェット110が適宜揺動するためラッチ係止部111がラッチ120の反時計回りの回転を妨げることはない。
図10に示すハーフラッチ状態からラッチ120が反時計回りに回転すると、やがてラッチ120の第2係合部124に対してラッチ係止部111が当接した状態に保持される。ラッチ120の第2係合部124に対してラチェット110のラッチ係止部111が当接した状態においては、図11に示すように、リターンスプリング103の弾性復元力に抗してラッチ120のラッチ軸102を中心とした時計回りの回転が規制され、ラッチ120のフック部122がストライカSに係合することにより、ラッチ120の噛合溝121からのストライカSの逸脱を阻止する。しかも、図10に示すハーフラッチ状態から図11に示す状態に至るまでの間においては、ラッチ120がストライカSをストライカ収容溝11の奥側端部に引き込むように動作している。この結果、ドアラッチ装置1及びストライカSは、車両本体Bに対してトランクリッドDを完全に閉成させ、かつウェザストリップの弾性力に抗して開成方向への移動を規制したフルラッチ状態となる。尚、ストライカSの侵入に伴って開閉スイッチレバー130は、順次退避位置に向けて揺動することになり、ハーフラッチ状態からフルラッチ状態への移行を妨げることはない。
開閉制御部400は、ドアラッチ装置1が図11に示すフルラッチ状態に移行した判断した場合、つまりラチェットスイッチ160によって検出したラチェット110の反時計回りの揺動と、ラッチスイッチ150によって検出したラッチ120の回転位置とに基づいてドアラッチ装置1がフルラッチ状態であると判断した場合、ラッチアクチュエータ201を継続駆動して出力レバー210を同方向に揺動させ、図12に示すラッチ側オーバストローク状態に移行する。これにより、ラッチ120の第2係合部124に対してラチェット110のラッチ係止部111を確実に当接させることが可能となる。
図12に示すラッチ側オーバストローク状態に移行した後、開閉制御部400は、ラッチアクチュエータ201を継続駆動して出力レバー210を反時計回りに揺動させる。その後、カムピン位置検出スイッチ250の検出結果により、ドアラッチ装置1が図13に示すクローズ側中立状態となった時点でラッチアクチュエータ201の駆動を停止する。図13に示すクローズ側中立状態では、ストライカSと噛み合ったラッチ120の第1係合部123に対してラチェット110のラッチ係止部111が当接し、かつ出力レバー210のレバー軸211がスライド溝12の右側端部に配置された状態で解除レバー部213及びラッチピン214がそれぞれラチェット操作部112及びラッチ操作部125から離隔した状態に配置されている。この結果、車両本体Bに対してトランクリッドDが閉成した状態に保持されることになる。
これらの動作の間、上述したドアラッチ装置1によれば、ドア開閉スイッチ140によってストライカ収容溝11に対するストライカSの侵入を検出した後、ラチェットスイッチ160によって検出したラチェット110の反時計回りの揺動と、ラッチスイッチ150によって検出したラッチ120の回転位置とに基づいてドアラッチ装置1がハーフラッチ状態であると判断した場合にのみラッチアクチュエータ201を駆動するようにしているため、例えばラチェットスイッチ160がラチェット110の揺動を誤検出した場合にもラッチ120がラッチ軸102の軸心を中心として時計回りに回転することがない。従って、トランクリッドDを閉成操作すれば、常にストライカSがラッチ120の噛合溝121に侵入することとなり、車両本体Bに対してこれを確実に閉成することが可能となる。
一方、図13に示したクローズ側中立状態において、運転者がトランクオープンスイッチをON操作すると、これを検出した開閉制御部400は、ドアラッチ装置1のラッチアクチュエータ201を駆動させることにより、カム駆動歯車220を時計回りに回転させ、カムピン221とカム溝215との作用により、レバー軸211の軸心を中心として出力レバー210を順次反時計回りに揺動させる動作を開始する。
出力レバー210がスライド溝12の右側端部に配置されたレバー軸211の軸心を中心として反時計回りに揺動すると、出力レバー210の解除レバー部213がラチェット110のラチェット操作部112を押圧することにより、ラチェット110がリターンスプリング103の弾性力に抗してラチェット軸101を中心に時計回りに揺動し、図14に示すように、ラッチ120の第2係合部124とラッチ係止部111との当接状態が解除されることになる。この結果、ラッチ120がリターンスプリング103の弾性復元力によってラッチ軸102を中心に時計回りに回転するため、ラッチ120の噛合溝121が開放されることとなり、ストライカSがラッチ120の噛合溝121及びベースプレート10のストライカ収容溝11から逸脱可能状態となる。
開閉制御部400は、ドアラッチ装置1が図14に示す状態に移行した場合、ラッチアクチュエータ201を継続駆動して出力レバー210を同方向に揺動させ、図15に示すオープン側オーバストローク状態に移行する。これにより、ラッチ120の第2係合部124とラチェット110のラッチ係止部111との当接状態を確実に解除することが可能となる。
図15に示すオープン側オーバストローク状態に移行した後、開閉制御部400は、ラッチアクチュエータ201を継続駆動して出力レバー210を時計回りに揺動させる。その後、カムピン位置検出スイッチ250の検出結果により、ドアラッチ装置1が図9に示すオープン側中立状態となった時点でラッチアクチュエータ201の駆動を停止する。
一方、開閉制御部400は、図14に示す状態においてリターンスプリング103やウェザストリップの弾性復元力によって実際にラッチ120の噛合溝121及びベースプレート10のストライカ収容溝11からストライカSが逸脱し、ドア開閉スイッチ140によって開閉スイッチレバー130が進出位置に復帰したことを検出すると、パワートランクユニットが備えるオープンアクチュエータOAの駆動を開始する。これにより、車両本体Bに対してトランクリッドDを全開状態とすることができる。
ここで、本実施の形態においては、パワートランクユニットのオープンアクチュエータOAを駆動する条件として開閉スイッチレバー130が進出位置に配置され、ドア開閉スイッチ140を介してこれを検出した場合としてある。つまり、ラッチ120の噛合溝121が開放された後、この噛合溝121から実際にストライカSが完全に逸脱し、さらにベースプレート10のストライカ収容溝11から逸脱したことを条件としてパワートランクユニットのオープンアクチュエータOAを駆動するようにしている。これにより、例えばトランクオープンスイッチをON操作してラッチ120の噛合溝121が開放されているにも関わらず噛合溝121からストライカSが逸脱していない状態においてはパワートランクユニットのオープンアクチュエータOAが駆動することはない。従って、仮に上述したように、開放されているラッチ120の噛合溝121にストライカSが位置した状態からトランクリッドDに荷重が加わり、ラッチ120が噛合動作してハーフラッチ状態となった場合にも、オープンアクチュエータOAとラッチアクチュエータ201とが互いに異なる方向に動作して不具合を来す事態を確実に防止することができる。
以降、上述した図9〜図15に示す動作が繰り返し行われ、車両本体Bに対するトランクリッドDの開閉を制御することが可能となる。
ところで、上述したドアラッチ装置1では、例えば車両本体BとトランクリッドDとの間に異物が挟み込まれた場合、ラッチ120をハーフラッチ状態からフルラッチ状態に移行させることができず、最早、スライド溝12の右側端部に配置されたレバー軸211の軸心を中心として出力レバー210を時計回りに揺動させることが困難となる。
しかしながら、本実施の形態のドアラッチ装置1では、ラッチ120が不動状態となった後にカム駆動歯車220が時計回りに回転すると、出力レバー210の中間部が図中において左方に押圧されることになり、やがて出力レバー210のレバー軸211がキャンセルスプリング232の弾性力及びレバースプリング212の弾性力に抗して支持突部233を乗り越え、図16及び図17に示すように、ラッチピン214の軸心を中心としてベースプレート10のスライド溝12を左側端部に向けてスライド移動するようになる。この結果、ラッチ120が不動状態となった場合にも、ラッチアクチュエータ201からの動力をラッチ120に伝達する動力伝達系、つまり歯車列240、カム駆動歯車220及び出力レバー210のいずれもが動作するため、これらに過負荷が加わることがなく、損傷を来す虞れもまったくない。
スライド溝12をスライド移動したレバー軸211は、その後、カム駆動歯車220が回転した場合にカムピン221とカム溝215との協働により、図18及び図19に示すように、再びスライド溝12の右側端部に復帰した状態に保持される。従って、この状態からトランクオープンスイッチをONすれば、図14及び図15に示すように、ラッチ120の第2係合部124とラッチ係止部111との当接状態が解除され、トランクリッドDを開成移動させることが可能となるため、車両本体BとトランクリッドDとの間に挟み込んだ異物を除去することが可能となる。
図20は、図13に示したクローズ側中立状態から手動操作によってトランクリッドDを開成させる場合の動作を示すものである。すなわち、図13に示したクローズ側中立状態からトランクリッドDのキーシリンダKCにキーを挿入し、キーシリンダKCを例えば時計回りに回転操作すると、キーシリンダKCの回転がワイヤケーブルW及びレバー操作部314を介してオープンレバー310に伝達され、初期位置に規定されたオープンレバー310が図13において反時計回りに回転することになる。これにより、図20に示すように、オープンレバー310のラッチ解除操作部313がラチェット110の屈曲縁部113に当接し、ラチェット110が時計回りに揺動することになり、ラッチ120の第2係合部124とラッチ係止部111との当接状態が解除されることになる。この結果、ラッチ120がリターンスプリング103の弾性復元力によってラッチ軸102を中心に時計回りに回転するため、ラッチ120の噛合溝121が開放されることとなり、ラッチ120の噛合溝121及びベースプレート10のストライカ収容溝11からストライカSが逸脱可能状態となる。
その後、リターンスプリング103やウェザストリップの弾性復元力によって実際にストライカSがラッチ120の噛合溝121から逸脱し、さらにベースプレート10のストライカ収容溝11からストライカSが逸脱し、ドア開閉スイッチ140によって開閉スイッチレバー130が進出位置に復帰したことを検出すると、開閉制御部400はパワートランクユニットのオープンアクチュエータOAを駆動する。これにより、車両本体Bに対してトランクリッドDを全開状態とすることができる。
上述したように、上記ドアラッチ装置1では、オープンレバー310を回転させた場合にまずラチェット110を揺動させ、その後にキャンセルレバー230が揺動するように、キャンセル操作部315とキャンセルレバー230の受圧部230cとの間隔を、ラッチ解除操作部313とラチェット110の屈曲縁部113との間隔よりも大きく設定してある。従って、図20に明示するように、ラッチ解除操作部313を介してラチェット110のラッチ係止部111がラッチ120の第1係合部123もしくは第2係合部124と対向しない状態となるまで時計回りに揺動した状態においても、キャンセル操作部315によってはキャンセルレバー230は揺動せず、支持突部233が当接することによって出力レバー210のレバー軸211がスライド溝12の右側端部に維持されている。
これにより、キーシリンダKCによってトランクリッドDを開成させる場合には、オープンレバー310を回転させる場合に必要となる初期位置規定スプリングの弾性力、並びにラチェット110を揺動させる場合に必要となるリターンスプリング103の弾性力に抗するだけの操作力を加えれば良い。
図21は、図20に示した状態からさらにキーシリンダKCを時計回りに回転操作した場合の動作を示したものである。すなわち、図20に示した状態からキーシリンダKCを時計回りにさらに回転操作すると、キーシリンダKCの回転がワイヤケーブルW及びレバー操作部314を介してオープンレバー310に伝達され、オープンレバー310のキャンセル操作部315を介してキャンセルレバー230がキャンセル軸231の軸心回りに揺動する。キャンセルレバー230が揺動すると、キャンセルレバー230の支持突部233が出力レバー210のレバー軸211から離隔することになり、レバー軸211のスライド溝12に沿ったスライド移動が可能となる。この結果、図21に示す状態においては、ラッチアクチュエータ201からの動力をラッチ120に伝達する動力伝達系210,220,240から出力レバー210が解放されることになり、カム駆動歯車220を回転させた場合にも出力レバー210のラッチピン214によってラッチ120を回転させることができない。逆に、図21に示す状態においては、カム駆動歯車220のカムピン221を中心として出力レバー210を図において反時計回りに回転させることができる。
従って、例えば図10に示すハーフラッチ状態から図11及び図12に示すフルラッチ状態へ移行する途中においてラッチアクチュエータ201が不動状態となった場合には、上述のようにキー操作によりキーシリンダKCを回転操作すれば、カム駆動歯車220のカムピン221を中心として出力レバー210を図中の反時計回りに回転させることが可能となり、ラッチ120の噛合状態を解除してトランクリッドDを開成することができるようになる。しかも、キーシリンダKCはトランクリッドDを開成操作するためのものであるため、その存在が不明確になる虞れはなく、ラッチアクチュエータ201が不動状態となった場合の問題を確実に解決することが可能になる。さらに、キャンセルレバー230を揺動させるには、キャンセルスプリング232の弾性力に抗しなければならず、通常よりも大きな操作力が必要となるものの、逆に不要時に誤って操作する事態を防止することができるという効果を奏する。
以上説明したように、上記ドアラッチ装置1によれば、パワートランクユニットのオープンアクチュエータOAを駆動する条件として、ラッチ120の噛合溝121から実際にストライカSが完全に逸脱し、開閉スイッチレバー130が進出位置に配置されてドア開閉スイッチ140がこれを検出した場合としてあるため、例えばトランクオープンスイッチをON操作してラッチ120の噛合溝121が開放されているにも関わらず噛合溝121からストライカSが逸脱していない状態においてはパワートランクユニットのオープンアクチュエータOAが駆動することはない。従って、開放されているラッチ120の噛合溝121にストライカSが位置した状態からトランクリッドDに荷重が加わり、ラッチ120が噛合動作してハーフラッチ状態となった場合にも、オープンアクチュエータOAとラッチアクチュエータ201とが互いに異なる方向に動作して不具合を来す事態を確実に防止することができる。
尚、上述した実施の形態では、車両本体とトランクリッドとの間に設けられるドアラッチ装置1を例示しているが、その他のドアを閉成状態に保持するドアラッチ装置にも同様に適用することが可能である。
また、上述した実施の形態では、ラッチアクチュエータの駆動によってフルラッチ状態の解除をも行うようにしているが、必ずしもアクチュエータによってフルラッチ状態を解除するものである必要はない。
さらに、上述した実施の形態では、車両本体にストライカを設ける一方、ドアにドアラッチ装置を設けるようにしているが、逆の態様で設けるようにしても構わない。
またさらに、上述した実施の形態では、ラッチの噛合溝からストライカが逸脱した後、さらに装置本体のストライカ収容溝からストライカが逸脱したことを検出するようにしているため、ドアの開閉制御をより正確に行うことができるが、ラッチの噛合溝からストライカが逸脱した時点でこれを検出するようにストライカ検出手段を構成しても良い。
本発明の実施の形態であるドアラッチ装置を示した正面図である。 図1に示したドアラッチ装置の背面図である。 図1における III−III 線断面図である。 図1に示したドアラッチ装置を適用した車両の斜視図である。 図1に示したドアラッチ装置の要部を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の要部を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の要部を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の制御系を示すブロック図である。 図1に示したドアラッチ装置の動作を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の動作を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の動作を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の動作を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の動作を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の動作を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の動作を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の動作を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の動作を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の動作を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の動作を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の動作を示す概念図である。 図1に示したドアラッチ装置の動作を示す概念図である。
符号の説明
1 ドアラッチ装置
10 ベースプレート
11 ストライカ収容溝
100 ラッチ機構部
120 ラッチ
121 噛合溝
122 フック部
123 第1係合部
124 第2係合部
125 ラッチ操作部
130 開閉スイッチレバー
140 ドア開閉スイッチ
B 車両本体
D トランクリッド
S ストライカ

Claims (2)

  1. ストライカがラッチの噛合溝に侵入した状態でラッチが噛合動作した場合に車両本体に対するドアの開成移動を規制する一方、ラッチが解除動作して噛合溝が開放された場合に車両本体に対するドアの開成移動を許容するように構成したドアラッチ装置において、
    ラッチの噛合溝からストライカが逸脱した場合に検出信号を出力するストライカ検出手段を備えたことを特徴とするドアラッチ装置。
  2. 開放されたラッチの噛合溝に対してストライカの侵入を案内するためのストライカ収容溝を装置本体に有し、かつ
    ストライカ検出手段は、
    ストライカ収容溝の開口端部に進退可能に配設し、ラッチの噛合溝にストライカが配置されている場合に退避位置に配置される一方、ラッチの噛合溝からストライカが逸脱し、さらにストライカ収容溝からストライカが逸脱した場合に進出位置に配置されるレバー部材と、
    進出位置に配置されたレバー部材が退避位置に向けて移動した場合に切換動作するスイッチ手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のドアラッチ装置。






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