JP5007479B2 - 車両用インサイドハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアの車内側に設けられるインサイドハンドル装置、特に押し引き操作可能な操作力伝達部材を介してドアラッチ装置に連結されることにより、ドアラッチ装置をロック状態、アンロック状態としたり、オープン作動させることが可能なインサイドハンドル装置に関する。
上述のようなインサイドハンドル装置においては、ドアの車内側を形成するインナパネルに取り付けられるケースと、ケースに枢支されてドアを開けるときに操作されるインサイドハンドルと、ケースに枢支されてドアラッチ装置をロック状態、アンロック状態にするときに操作されるロックノブと、インサイドハンドルのオープン操作に従動するハンドル従動部材と、操作力伝達部材をなすプッシュ・プルケーブルに連結され、ロックノブの操作に従動するノブ従動部材とを備える(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−96131号公報
しかし、上記特許文献1に記載のインサイドハンドル装置においては、ロックノブがロック位置にあるとき、ハンドル従動部材の一部がノブ従動部材の一部に当接することによって、インサイドハンドルの非操作位置からオープン方向への回動を阻止して、ドアラッチ装置のオープン作動を不能にする。従って、ロックノブがロック位置、すなわちロック状態のとき、インサイドハンドルをオープン操作方向へ無理に回動させようとすると、インサイドハンドルの回動を阻止する各部に無理な力が作用して各部が変形する虞がある。
本発明は、上記課題に鑑み、ロックノブがロック位置にあるとき、インサイドハンドルがオープン操作されても、各部に無理な力が作用しないようにした車両用インサイドハンドル装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための第1の発明に係わる技術的手段は、前記ドアの車内側に固定されるケースと、前記ケースに第1軸により枢支され、前記ドアを開ける際に操作されることにより非操作位置からオープン方向へ回動可能なインサイドハンドルと、前記ケースに前記インサイドハンドルと同軸上に枢支され、前記ドアに設けられるドアラッチ装置のロック状態に対応するロック位置及びアンロック状態に対応するアンロック位置に揺動可能なロックノブと、前記ケースに第2軸により枢支されると共に、前記ロックノブに伝達手段を介して連結され、前記ロックノブの回動に同期してロック位置及びアンロック位置に揺動可能な揺動部材と、一端が前記ドアラッチ装置に連結される押し引き操作可能な操作力伝達部材の他端に連結され、前記揺動部材がロック位置にあるとき、前記インサイドハンドルに設けられたアーム部の回動軌跡外の第1位置に保持され、前記揺動部材がアンロック位置にあるとき、前記インサイドハンドルの前記アーム部の回動軌跡内の第2位置に保持される連係部材とを備え、前記連係部材が第1位置にあるときには、前記インサイドハンドルがオープン操作されても前記アーム部が前記連係部材に対して空振りして前記インサイドハンドルのオープン操作を前記操作力伝達部材に伝達不能とし、前記連係部材が第2位置にあるときには、前記インサイドハンドルのオープン操作に基づいて前記アーム部が前記連係部材に当接して前記連係部材を第2位置から前記第1位置と反対方向のオープン方向へ移動させて前記インサイドハンドルのオープン操作を前記操作力伝達部材に伝達可能とするものとする。
さらに、第2の発明に係わる技術的手段は、前記第1の発明において、前記伝達手段は、一端部が前記ロックノブに枢着され、他端部が前記揺動部材に枢着される連結リンクを含むものとする。
さらに、第3の発明に係わる技術的手段は、前記第1の発明において、前記伝達手段は、前記ロックノブと一体的に揺動可能なギヤ部と、前記揺動部材と一体的に揺動し、前記ギヤ部に噛合するギヤ部とを含むもとする。
さらに、第4の発明に係わる技術的手段は、前記第1の発明において、前記伝達手段は、前記ロックノブと一体的に揺動可能なギヤ部と、前記揺動部材と一体的に揺動可能なギヤ部と、前記両ギヤ部間に噛合する中間ギヤとを含むものとする。
本発明によれば、インサイドハンドル及びロックノブを同軸上に枢支した構成にあって、ロックノブがロック位置にあるとき、インサイドハンドルがオープン操作されても、インサイドハンドルの操作が空振りして、各部に無理な力が作用することがないため確実なロック状態を得ることができる。
本発明に係わるインサイドハンドル装置を車両のフロントドアに適用した例を示すドアの正面図である。 本発明に係わるインサイドハンドル装置の正面図である。 本発明に係わる実施例1におけるインサイド操作装置のロック状態時の横断面図である。 同じくアンロック状態時の横断面図である。 同じくロック状態時にインサイドハンドルがオープン操作された状態の横断面図である。 同じくアンロック状態時にインサイドハンドルがオープン操作された状態の横断面図である。 本発明に係わる実施例2におけるインサイドハンドル装置のロック状態時の横断面図である。 同じくアンロック状態時の横断面図である。 同じくロック状態時にインサイドハンドルがオープン操作された状態の横断面図である。 同じくアンロック状態時にインサイドハンドルがオープン操作された状態の横断面図である。 本発明に係わる実施例3におけるインサイドハンドル装置のロック状態時の横断面図である。 同じくアンロック状態時の横断面図である。 同じくロック状態時にインサイドハンドルがオープン操作された状態の横断面図である。 同じくアンロック状態時にインサイドハンドルがオープン操作された状態の横断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づいて説明するが、本発明は、実施例によって何ら限定されるものではない。
図1、2は、各実施例のそれぞれに共通する図であり、図3〜図6は、実施例1を示し、図7〜図10は、実施例2を示し、図11〜図14は、実施例3を示す。
なお、以下の説明では、各図の左方を「前方」とし、右方を「後方」とする。車内側は、図2において紙面手前側、図3以降の各図においては上側とする。
先ず最初に、実施例1〜3にわたって共通の構成要素について説明する。
図1に示すように、インサイドハンドル装置1は、車体に開閉可能に支持されるフロントドア(以下、ドアと記す)Dの車内側面にあって、ドアDの後端部に設けられるドアラッチ装置DLをオープン操作、アンロック操作及びロック操作し得るように配設される。
インサイドハンドル装置1は、主な共通の構成要素として、各図に示すように、ドアDの車内側面に固定される箱状のケース2と、ケース2に上下方向の第1軸3により枢支され、ドアDを開けるときに操作されるインサイドハンドル4と、ケース2にインサイドハンドル4と同軸(第1軸3)上に枢支され、ドアラッチ装置DLをアンロック状態及びロック状態にするときに操作されるロックノブ5と、インサイドハンドル4及びロックノブ5の各操作をドアラッチ装置DLへ伝達するための操作力伝達部材をなすプッシュ・プルケーブル6の前端に連結される円柱状のケーブルエンドで形成される連係部材7とを備える。
なお、操作力伝達部材は、プッシュ・プルケーブル6に限定されるものでなく、押し引き操作を伝達可能な棒状のロッドであっても良い。また、連係部材7は、プッシュ・プルケーブル6の端末に予め連結されたケーブルエンドに限定されるものではなく、プッシュ・プルケーブル6またはロッドと別体で形成し、これらと連結する構造としても良い。
ドアラッチ装置DLは、車体側のストライカと係合可能なラッチ機構部と、ロック状態及びアンロック状態に切り換え可能なロック機構部とを備える周知の構成であって、ドアDが閉じられると、ストライカと係合することによってドアDを閉鎖位置に拘束し、アンロック状態のときには、インサイドハンドル4またはドアDの車外側に設けられるアウトサイドハンドル(図示略)のオープン操作に基づいてオープン作動することによって、ストライカから離脱してドアDを開けることができ、また、ロック状態のときには、インサイドハンドル4及びアウトサイドハンドルがオープン操作されてもドアDを開けることができない。
なお、以下の説明において使用する「オープン操作」は、ドアラッチ装置DLをオープン作動させてドアDを開けるときのインサイドハンドル4の操作と定義し、「アンロック状態」は、インサイドハンドル4のオープン操作に基づいてドアラッチ装置DLをオープン作動させてドアを開けることができる状態と定義し、また、「ロック状態」は、インサイドハンドル4がオープン操作されてもドアラッチ装置DLをオープン作動させることができない状態と定義とする。
ケース2は、車内側を向く面が開口する箱状をなすとともに、上下の両壁部21(図3〜14においては上側の壁部21のみを示す)には、前後方向に延設する第1案内孔22と、第1案内孔22の前端部分に連設されインサイドハンドル4の回動中心を中心とする円弧状の第2案内孔23が設けられる。
インサイドハンドル4は、ケース2の表面に露出しオープン操作時に把持されるアーム状のハンドル部41と、回動部分にあってケース2の第1、2案内孔22、23に摺動可能に支持される連係部材7に当接可能な第1、2アーム部42、43と、第1、2アーム部42、43間にあって連係部材7が係合可能な係合溝44とを有する。
インサイドハンドル4は、オープン操作されると第1軸3に巻装されたリターンスプリング(図示略)の付勢力に抗して非操作位置(実施例1においては図3、4、実施例2においては図7、8、実施例3においては図11、12)からオープン方向(時計方向)へ回動してオープン位置(実施例1においては図5、6、実施例2においては図9、10、実施例3においては図13、14)へ揺動する。
ロックノブ5は、ケース2にインサイドハンドル4と同軸(第1軸3)上に枢支されると共に、ケース2の表面に露出する操作部51を有し、ドアラッチ装置DLのアンロック状態に対応するアンロック位置(実施例1においては図4、6、実施例2においては図8、10、実施例3においては図12、14)と、アンロック位置から反時計方向へ所定角度回動したロック位置(実施例1においては図3、5、実施例2においては図7、9、実施例3においては図11、13)に揺動可能である。なお、ロックノブ5は、ロック位置及びアンロック位置に所定の力で保持される。
連係部材7は、ケース2の第1、2案内孔22、23に前後方向(プッシュ・プルケーブル6の移動方向)へ摺動可能に支持されると共に、ロックノブ5の操作に基づいて、後述のように、ロックノブ5がロック位置にあるとき、第1案内孔22内の第1位置(実施例1においては図3、5、実施例2においては図7、9、実施例3においては図11、13)に保持され、ロックノブ5がアンロック位置にあるとき、第1案内孔22と第2案内孔23との接続部分に位置する第2位置(実施例1においては図4、実施例2においては図8、実施例3においては図12)に保持され、さらにインサイドハンドル4のオープン操作に基づいて、第2位置から第1位置へ向かう方向と反対方向(オープン方向で、第2案内孔23へ進入する方向)へ移動する(実施例1においては図6、実施例2においては図10、実施例3においては図14参照)。
ロックノブ5がロック位置にあって、連係部材7が第1位置にあるときには、連係部材7は、インサイドハンドル4の第1アーム部42の回動軌跡外に位置する。従って、このロック状態において、インサイドハンドル4が非操作位置からオープン方向へ揺動しても、第1アーム部42は連係部材7に対して空振りし、連係部材7は第1位置から動くことはない。
また、ロックノブ5がアンロック位置にあって、連係部材7が第2位置にあるときには、連係部材7は、インサイドハンドル4の第1アーム部42の回動軌跡内に進入する。従って、このアンロック状態において、インサイドハンドル4が非操作位置からオープン操作へ揺動すると、第1アーム部42が連係部材7の後面に当接することで、連係部材7は、インサイドハンドル4の係合溝44に係合してオープン方向へ移動する。そして、インサイドハンドル4を非操作位置に戻すと、インサイドハンドル4の第2アーム部43が連係部材7を前側から押し、連係部材7はインサイドハンドル4の動きに同期して再び第2位置に戻る。
次に、各実施例について説明する。
(実施例1)
図3〜6は、本発明に係わる実施例1を示す。実施例1のインサイドハンドル装置1は、前記共通の構成要素以外に、さらにケース2に枢支される揺動部材をなす揺動レバー8と、ロックノブ5と揺動レバー8とを連結する伝達手段をなす前後方向の連結リンク9とを備える。
揺動レバー8は、ケース2内において第1軸3よりも後方の位置に配設される上下方向の第2軸10による枢支されると共に、第1案内孔22に重合する部分に連係部材7が係合可能な係合溝81を有する。
連結リンク9は、前端部が上下方向の連結軸91によりロックノブ5の回動部分に枢着され、他端部が上下方向の連結軸92により揺動レバー8の回動部分に枢着されることによって、ロックノブ5の作動を揺動レバー8へ伝達する。これにより、図3に示すように、ロックノブ5がロック位置にあるときには、揺動レバー8もロック位置に位置し、揺動レバー8の係合溝81に係合している連係部材7は第1位置に保持される。また、ロックノブ5がロック位置から図4に示すアンロック位置へ操作されると、ロックノブ5の揺動は、連結リンク9を介して揺動レバー8に伝達され、揺動レバー8もロック位置からアンロック位置へ揺動する。揺動レバー8がロック位置からアンロック位置に揺動すると、揺動レバー8の係合溝81に係合している連係部材7は、第1案内孔22内を前方へ摺動し第1位置から第2位置へ移動する(図4参照)。
次に、実施例1の作用について説明する。
図3に示すように、インサイドハンドル4が非操作位置にあって、ロックノブ5及び揺動レバー8がロック位置にある場合には、連係部材7は、揺動レバー8の係合溝81に係合し、インサイドハンドル4における第1アーム部42の回動軌跡外の第1位置に保持されている。従って、このロック状態において、図5に示すように、インサイドハンドル4がオープン操作されて非操作位置からオープン方向へ揺動しても、第1アーム部42は、連係部材7に対して当接することなく空振り移動する。よって、インサイドハンドル4のオープン操作は、連係部材7及びプッシュ・プルケーブル6を介してドアラッチ装置DLへ伝達されないためドアDを開けることはできない。
図4に示すように、インサイドハンドル4が非操作位置にあって、ロックノブ5及び揺動レバー8がアンロック位置にある場合には、連係部材7は、揺動レバー8の係合溝81に係合し、インサイドハンドル4における第1アーム部42の回動軌跡内の第2位置に保持されている。従って、このアンロック状態において、図6に示すように、インサイドハンドル4がオープン操作されて非操作位置からオープン方向へ揺動すると、第1アーム部42が連係部材7の後面に当接することにより、連係部材7は、揺動レバー8の係合溝81から抜け出てインサイドハンドル4の係合溝44に係合し、第2位置から第2案内孔43内を摺動してオープン方向へ移動する。よって、インサイドハンドル4のオープン操作は、連係部材7及びプッシュ・プルケーブル6を介してドアラッチ装置DLに伝達され、ドアラッチ装置DLはオープン作動してドアDの開放を可能にする。ドアラッチ装置DLのオープン作動が完了した後、インサイドハンドル4をリターンスプリング(図示略)の付勢力により非操作位置に戻すと、インサイドハンドル4の係合溝44に係合している連係部材7は、インサイドハンドル4と共に第2位置に戻る。
上述により、実施例1においては、インサイドハンドル4とロックノブ5とを同軸上に枢支した構成にあって、ロックノブ5を連結リンク9を介して揺動レバー8に連結したことによって、ロックノブ5の操作に基づいて連係部材7を第1位置から第2位置、及びその逆へ移動させることができる。そして、ロックノブ5がロック位置にあって、連係部材7が第1位置に保持されているときには、インサイドハンドル4がオープン操作されても、当該操作は空振り操作となって、各部に無理な力が作用しないため、各部の変形を防止して確実なロック状態を得ることができる。
(実施例2)
図7〜10は、本発明に係わる実施例2を示す。実施例2のインサイドハンドル装置1は、前記共通の構成要素以外に、さらにロックノブ5と一体的に揺動する第1ギヤ部12と、ケース2に枢支される揺動部材をなす揺動レバー11と、揺動レバー11と一体的に揺動し、第1ギヤ部12に噛合する第2ギヤ部112とを備える。実施例2においては、揺動レバー11が本発明に係わる揺動部材をなし、第1、2ギヤ部12、112が本発明に係わる伝達手段を形成する。
揺動レバー11は、ケース2内において第1軸3よりも後方に配設される上下方向の第2軸11aにより枢支されると共に、第1案内孔22に重合する部分には、連係部材7が係合可能な係合溝111が設けられる。
第1ギヤ部12は、ロックノブ5と一体的に揺動し、第2ギヤ部112に噛合することによりロックノブ5の作動を第2ギヤ部112を介して揺動レバー11に伝達する。これにより、図7に示すように、ロックノブ5がロック位置にあるときには、揺動レバー11もロック位置に位置し、揺動レバー11の係合溝111に係合している連係部材7は、第1位置に保持される。また、ロックノブ5がロック位置から図8に示すアンロック位置へ操作されると、ロックノブ5の揺動は、第1、2ギヤ部12、112を介して揺動レバー11に伝達され、揺動レバー11もロック位置からアンロック位置へ揺動する。揺動レバー11がロック位置からアンロック位置に揺動すると、揺動レバー11の係合溝111に係合している連係部材7は、第1案内孔22内を前方へ摺動し第1位置から第2位置へ移動する(図8参照)。
次に、実施例2の作用について説明する。
図7に示すように、インサイドハンドル4が非操作位置にあって、ロックノブ5及び揺動レバー11がロック位置にある場合には、連係部材7は、揺動レバー11の係合溝111に係合し、インサイドハンドル4における第1アーム部42の回動軌跡外の第1位置に保持されている。従って、このロック状態において、図9に示すように、インサイドハンドル4がオープン操作されて非操作位置からオープン方向へ揺動しても、前記実施例1と同様にして、インサイドハンドル4のオープン操作はドアラッチ装置DLへ伝達されずドアDを開けることはできない。
図8に示すように、インサイドハンドル4が非操作位置にあって、ロックノブ5及び揺動レバー11がアンロック位置にある場合には、連係部材7は、揺動レバー11の係合溝111に係合し、インサイドハンドル4における第1アーム部42の回動軌跡内の第2位置に保持されている。従って、このアンロック状態において、図10に示すように、インサイドハンドル4がオープン操作されて非操作位置からオープン方向へ揺動すると、前記実施例1と同様に、連係部材7は、第2位置から第2案内孔43内を摺動してオープン方向へ移動する。よって、インサイドハンドル4のオープン操作は、前記実施例1と同様にして、連係部材7及びプッシュ・プルケーブル6を介してドアラッチ装置DLに伝達され、ドアラッチ装置DLはオープン作動してドアDの開放を可能にする。
上述により、実施例2においては、インサイドハンドル4とロックノブ5とを同軸上に枢支した構成にあって、ロックノブ5を第1、2ギヤ部12、112を介して揺動レバー11に連結したことによって、ロックノブ5の操作に基づいて連係部材7を第1位置から第2位置、及びその逆へ移動させることができる。そして、ロックノブ5がロック位置にあって、連係部材7が第1位置に保持されているときには、インサイドハンドル4がオープン操作されても、当該操作は空振り操作となって、各部に無理な力が作用しないため、各部の変形を防止して確実なロック状態を得ることができる。
(実施例3)
図11〜14は、本発明に係わる実施例3を示す。実施例3のインサイドハンドル装置1は、前記共通の構成要素以外に、さらにケース2に枢支される揺動レバー13と、第3ギヤ部14、第4ギヤ部132及び中間ギヤ15とを備える。第3ギヤ部14は、ロックノブ5と一体的に揺動するように設けられる、第4ギヤ部132は、揺動レバー13と一体的に揺動するように設けられ、中間ギヤ15は、第3ギヤ部14と第4ギヤ部132間に配設される。
実施例3においては、揺動レバー13が本発明に係わる揺動部材を形成し、第3、4ギヤ部14、132及び中間ギヤ15が本発明に係わる伝達手段を形成する。
揺動レバー13は、ケース2内において軸3よりも後方の位置に配設される上下方向の第2軸16による枢支されると共に、第1案内孔22に重合する部分には、連係部材7が係合可能な係合溝131が設けられる。
中間ギヤ15は、ケース2内に上下方向の軸17により枢支されると共に、第3ギヤ部14と第4ギヤ部132間に噛合する。これにより、図11に示すように、ロックノブ5がロック位置にあるときには、揺動レバー13もロック位置に位置し、揺動レバー13の係合溝131に係合している連係部材7は、第1位置に保持される。また、ロックノブ5がロック位置から図12に示すアンロック位置へ操作されると、ロックノブ5の回動は、第3ギヤ部14、中間ギヤ15及び第4ギヤ部132を介して揺動レバー13に伝達され、揺動レバー13もロック位置からアンロック位置へ回動する。揺動レバー13がロック位置からアンロック位置に揺動すると、揺動レバー13の係合溝131に係合している連係部材7は、第1案内孔22内を前方へ摺動し第1位置から第2位置へ移動する(図12参照)。
次に、実施例3の作用について説明する。
図11に示すように、インサイドハンドル4が非操作位置にあって、ロックノブ5及び揺動レバー13がロック位置にある場合には、連係部材7は、揺動レバー13の係合溝131に係合し、インサイドハンドル4における第1アーム部42の回動軌跡外の第1位置に保持されている。従って、このロック状態においては、図13に示すように、インサイドハンドル4がオープン操作されて非操作位置からオープン方向へ揺動しても、前記実施例1と同様に、インサイドハンドル4のオープン操作は、空振りしてドアラッチ装置DLへ伝達されずドアDを開けることはできない。
図12に示すように、インサイドハンドル4が非操作位置にあって、ロックノブ5及び揺動レバー13がアンロック位置にある場合には、連係部材7は、揺動レバー13の係合溝131に係合し、インサイドハンドル4における第1アーム部42の回動軌跡内の第2位置に保持されている。従って、このアンロック状態において、図14に示すように、インサイドハンドル4がオープン操作されて非操作位置からオープン方向へ揺動すると、第1アーム部42が連係部材7の後面に当接することにより、前記実施例1と同様に、インサイドハンドル4のオープン操作は、連係部材7及びプッシュ・プルケーブル6を介してドアラッチ装置DLに伝達され、ドアラッチ装置DLはオープン作動してドアDの開放を可能にする。
上述により、実施例3においては、インサイドハンドル4とロックノブ5とを同軸上に枢支した構成にあって、ロックノブ5を第3ギヤ部14、中間ギヤ15及び第4ギヤ部132を介して揺動レバー13に連結したことによって、ロックノブ5の操作に基づいて連係部材7を第1位置から第2位置、及びその逆へ移動させることができる。そして、ロックノブ5がロック位置にあって、連係部材7が第1位置に保持されているときには、インサイドハンドル4がオープン操作されても、当該操作は空振り操作となって、各部に無理な力が作用しないため、各部の変形を防止して確実なロック状態を得ることができる。
1 インサイドハンドル装置
2 ケース
3 第1軸
4 インサイドハンドル
5 ロックノブ
6 プッシュ・プルケーブル(操作力伝達部材)
7 連係部材
8 揺動レバー(揺動部材)
9 連結リンク(伝達手段)
10 第2軸
11 揺動レバー(揺動部材)
11a 第2軸
12 第1ギヤ部(伝達手段)
13 揺動レバー(揺動部材)
14 第3ギヤ部(伝達手段)
15 中間ギヤ(伝達手段)
16 第2軸
17 軸
21 壁部
22 第1案内孔
23 第2案内孔
41 ハンドル部
42 第1アーム部
43 第2アーム部
44 係合溝
51 操作部
81 係合溝
91、92 連結軸
111 係合溝
112 第2ギヤ部(伝達手段)
131 係合溝
132 第4ギヤ部(伝達手段)
D フロントドア
DL ドアラッチ装置

Claims (4)

  1. 前記ドアの車内側に固定されるケースと、
    前記ケースに第1軸により枢支され、前記ドアを開ける際に操作されることにより非操作位置からオープン方向へ回動可能なインサイドハンドルと、
    前記ケースに前記インサイドハンドルと同軸上に枢支され、前記ドアに設けられるドアラッチ装置のロック状態に対応するロック位置及びアンロック状態に対応するアンロック位置に揺動可能なロックノブと、
    前記ケースに第2軸により枢支されると共に、前記ロックノブに伝達手段を介して連結され、前記ロックノブの回動に同期してロック位置及びアンロック位置に揺動可能な揺動部材と、
    一端が前記ドアラッチ装置に連結される押し引き操作可能な操作力伝達部材の他端に連結され、前記揺動部材がロック位置にあるとき、前記インサイドハンドルに設けられたアーム部の回動軌跡外の第1位置に保持され、前記揺動部材がアンロック位置にあるとき、前記インサイドハンドルの前記アーム部の回動軌跡内の第2位置に保持される連係部材とを備え、
    前記連係部材が第1位置にあるときには、前記インサイドハンドルがオープン操作されても前記アーム部が前記連係部材に対して空振りして前記インサイドハンドルのオープン操作を前記操作力伝達部材に伝達不能とし、前記連係部材が第2位置にあるときには、前記インサイドハンドルのオープン操作に基づいて前記アーム部が前記連係部材に当接して前記連係部材を第2位置から前記第1位置と反対方向のオープン方向へ移動させて前記インサイドハンドルのオープン操作を前記操作力伝達部材に伝達可能としたことを特徴とする車両用インサイドハンドル装置。
  2. 前記伝達手段は、一端部が前記ロックノブに枢着され、他端部が前記揺動部材に枢着される連結リンクを含むことを特徴とする請求項1記載の車両用インサイドハンドル装置。
  3. 前記伝達手段は、前記ロックノブと一体的に揺動可能なギヤ部と、前記揺動部材と一体的に揺動し、前記ギヤ部に噛合するギヤ部とを含むことを特徴とする請求項1記載の車両用インサイドハンドル装置。
  4. 前記伝達手段は、前記ロックノブと一体的に揺動可能なギヤ部と、前記揺動部材と一体的に揺動可能なギヤ部と、前記両ギヤ部間に噛合する中間ギヤとを含むことを特徴とする請求項1記載の車両用インサイドハンドル装置。
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