JP6137003B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

バルブタイミング調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6137003B2
JP6137003B2 JP2014054410A JP2014054410A JP6137003B2 JP 6137003 B2 JP6137003 B2 JP 6137003B2 JP 2014054410 A JP2014054410 A JP 2014054410A JP 2014054410 A JP2014054410 A JP 2014054410A JP 6137003 B2 JP6137003 B2 JP 6137003B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve timing
hole
metal plate
adjusting device
vane rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014054410A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015175341A (ja
Inventor
智師 鈴木
智師 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014054410A priority Critical patent/JP6137003B2/ja
Publication of JP2015175341A publication Critical patent/JP2015175341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6137003B2 publication Critical patent/JP6137003B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

本発明は、バルブタイミング調整装置に関する。
従来、内燃機関のクランクシャフトと一体に回転するハウジングと、カムシャフトと一体に回転するベーンロータとを備え、ハウジングに対するベーンロータの回転位相を変化させることによって吸排気弁のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置が知られている。ベーンロータの回転位相は、ハウジング内の進角室または遅角室に作動油を供給することによって変化させる。
例えば、特許文献1では、ベーンロータは、軸方向へ積層された複数の金属板から構成されている。各金属板は、その表裏に形成されているかしめ突起とかしめ穴とが嵌め合わさることによって組み付けられている。
特開2005−351182号公報
ところで、発明者は、ベーンロータに軸方向に圧入した規制ピンの一端と、ハウジングの底部であるスプロケットに形成した円弧状の規制孔とを係合させることによって、ベーンロータの回転位相の範囲を規制することを考えている。規制ピンは、規制孔の一端に当接する位置から他端に当接する位置までの範囲に、ベーンロータの回転位相を規制する。
しかしながら、ベーンロータを構成する積層体に規制ピンを設けた場合には、以下の問題がある。規制ピンが規制孔の一端に衝突したとき、または、規制孔の一端に当接した規制ピンに対してカムシャフトが吸気弁等を開閉することによる反力が加わるとき、規制ピンには衝撃トルクが発生する。この衝撃トルクが積層体に伝達されることにより、積層体を組み付けているかしめ突起がせん断破壊され、金属板が積層方向に対して垂直な方向へずれる可能性がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ベーンロータを構成する積層体に規制ピンを設けた場合の耐衝撃性を向上させたバルブタイミング調整装置を提供することである。
本発明に係るバルブタイミング調整装置は、内燃機関の駆動軸から従動軸まで駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられ、従動軸により開閉駆動される吸気弁および排気弁の少なくとも一方のバルブタイミングを調整するものである。また、本発明に係るバルブタイミング調整装置は、駆動軸および従動軸の一方と一体に回転可能であり、回転方向に沿って延びる円弧状の規制孔を有しており、内側に複数の圧力室を区画形成しているハウジングと、駆動軸および従動軸の他方と一体に回転可能であり、複数の金属板が軸方向へ積層された積層体を含んで構成されており、ハウジングの内側に配置されて圧力室を進角室と遅角室とに仕切っているベーンロータと、積層体から一端が突出するように積層体に圧入されており、当該一端がハウジングの規制孔と係合することで、ハウジングに対するベーンロータの回転位相の変化を規制する規制ピンと、を備えている。ここで、金属板は、少なくとも回転方向で規制ピンに隣接する位置に形成された複数の貫通孔と、当該貫通孔同士の間に位置して軸方向に垂直な方向に弾性を有する橋部と、を有している。
上記構成において、規制ピンを介した衝撃トルクは、積層体において主に規制ピンに対する回転方向に伝達される。積層体では、複数の貫通孔の存在により、回転方向で規制ピンに隣接する部位の密度が低くなっており、貫通孔の間に位置する橋部は、衝撃トルクが伝達される方向に弾性を有する。よって、積層体では、衝撃トルクが主に伝達する部位の衝撃吸収性が高められており、塑性変形することなく、衝撃トルクを吸収することができる。
したがって、本発明によれば、衝撃トルクが積層体の他部位へ伝達されることを抑制することができ、積層体を含んで構成されたベーンロータの耐衝撃性を向上させることができる。特に、複数の金属板を組み付けるためのかしめ突起について、せん断破壊等を抑制できる。
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置の概略構成を示す断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 積層体のかしめ突起およびかしめ穴の周辺を拡大して示す断面図である。 図2のV部分を拡大して示す断面図である。 図1のVI部分を拡大して示す断面図である。 本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整装置の衝撃緩和構造を示す断面図である。 (a)〜(f)は、衝撃緩和構造を構成する貫通孔のバリエーションを示す図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置を図1に示す。バルブタイミング調整装置1は、内燃機関200のクランクシャフト201に対しカムシャフト202を相対回転させることによって、カムシャフト202が開閉駆動する図示しない吸気弁のバルブタイミングを調整するものであり、クランクシャフト201からカムシャフト202までの駆動力伝達系に設けられている。クランクシャフト201は、特許請求の範囲に記載の「駆動軸」であり、カムシャフト202は、特許請求の範囲に記載の「従動軸」である。
(全体構成)
先ず、バルブタイミング調整装置1の全体構成について図1〜図3を参照して説明する。図1に示すように、バルブタイミング調整装置1は、ハウジング10、ベーンロータ20、および油圧制御弁30を備えている。
ハウジング10は、スプロケット11およびケース12から構成されている。
スプロケット11は、カムシャフト202が挿通する通孔14を有している。また、スプロケット11は、外歯15に掛けられるタイミングチェーン203を介してクランクシャフト201に連結され、クランクシャフト201と一体に回転可能である。
また、図3に示すように、スプロケット11には、回転方向に沿って延びている3つの円弧状の規制孔110が形成されている。規制孔110には、後述の規制ピン70が挿入されている。
ケース12は、カップ状であり、その開口端はスプロケット11側に配置されている。また、図2に示すように、ケース12は、外郭から径方向内側に突き出す複数の突出部13を形成している。各突出部13は、周方向で互いに離間するように配置されている。
スプロケット11およびケース12は、カムシャフト202と同軸上に配置されており、周方向の複数箇所をボルト16により一体に固定されている。
ベーンロータ20は、ハウジング10内すなわちケース12の内側に配置されており、ボス21および複数のベーン22を形成している。ボス21は、後述のスリーブボルト31によってカムシャフト202に固定されており、カムシャフト202と一体に回転可能である。
ベーン22は、ボス21から径方向外側に突き出し、ハウジング10の内部空間すなわちケース12の各突出部13間の空間である圧力室を進角室23と遅角室24とに仕切っている。遅角室24は、ベーン22に対し回転方向に位置し、進角室23は、ベーン22に対し逆回転方向に位置している。進角室23と遅角室24との間の径方向隙間は、ケース12の突出部13の先端に設けられているシール部材25、および、ベーン22の先端に設けられているシール部材26によりシールされている。
ベーンロータ20は、進角油路27、遅角油路28、および供給油路29を有している。進角油路27は、進角室23と連通しており、ボス21の内壁面に開口している。遅角油路28は、遅角室24と連通しており、ボス21の内壁面に開口している。供給油路29は、カムシャフト202の供給油路204およびエンジンブロック等の供給油路205を介して、外部のオイルパン207の作動油を吸い上げるオイルポンプ206と連通しており、ボス21の内壁面に開口している。
ベーンロータ20は、進角室23または遅角室24に供給される作動油の圧力を受けることによってハウジング10に対し相対回転し、ハウジング10に対する回転位相を進角側または遅角側に変化させる。
油圧制御弁30は、スリーブボルト31およびスプール32などから構成されている。
スリーブボルト31は、ベーンロータ20に対しカムシャフト202とは反対側からベーンロータ20に挿入され、カムシャフト202にねじ込まれている。また、スリーブボルト31は、ベーンロータ20の内側に位置するスリーブ35を形成している。
スリーブ35は、ベーンロータ20の中心部で軸方向へ延びるように筒状に形成されている。また、スリーブ35は、進角油路27に連通している進角ポート36、遅角油路28に連通している遅角ポート37、および、供給油路29に連通している供給ポート38を有している。
スプール32は、スリーブ35の内側で軸方向へ往復移動可能であり、軸方向位置に応じてスリーブ35の各ポート同士を選択的に接続可能である。また、スプール32は、図示しない電子制御装置によって軸方向位置が制御される。
以上のように構成されたバルブタイミング調整装置1では、回転位相が目標値よりも遅角側である場合、油圧制御弁30によって供給油路29と進角室23とが接続されつつ、遅角室24が外部のドレン空間と接続される。これにより、進角室23に作動油が供給されつつ遅角室24から作動油が排出され、ベーンロータ20がハウジング10に対し進角側に相対回転する。
また、回転位相が目標値よりも進角側である場合、油圧制御弁30によって供給油路29と遅角室24とが接続されつつ、進角室23が外部のドレン空間と接続される。これにより、遅角室24に作動油が供給されつつ進角室23から作動油が排出され、ベーンロータ20がハウジング10に対し遅角側に相対回転する。
(ベーンロータ20の詳細構成)
次に、ベーンロータ20の詳細構成について図1〜4を参照して説明する。
図1、図2に示すように、ベーンロータ20は、積層体50と、その周りを囲む樹脂部材60とから構成されている。
積層体50は、筒状であり、ベーンロータ20のボス21の径方向内側部分を構成している。すなわち、積層体50はスリーブボルト31によってカムシャフト202に固定されている。
また、積層体50は、軸方向に貫通している3つの圧入孔57を有しており、各圧入孔57には規制ピン70が圧入されている。規制ピン70の端部71は、積層体50からスプロケット11側に突出しており、スプロケット11の規制孔110に挿入されている。図3に示すように、規制ピン70は、規制孔110の一端に当接する位置から他端に当接する位置までの範囲に、ベーンロータ20の回転位相の変化を規制する。
積層体50は、軸方向へ積層された複数の金属板51〜53から構成されている。なお以下では、軸方向の両端に位置する金属板をそれぞれ金属板51、53と記載し、これらの間に配置される複数の金属板をそれぞれ金属板52と記載している。また、図1では、金属板51〜53の切断端面を示しているが、便宜上、ハッチングは省略している。
図4に示すように、金属板51〜53は、表裏に形成されたかしめ突起54とかしめ穴55とが嵌め合わさることによって組み付けられている。また、各金属板51〜53は、それぞれ形状の異なる切り欠きを有しており、互いに積層されることにより、進角油路27、遅角油路28、および供給油路29を構成している。
樹脂部材60は、積層体50と一体成型された樹脂から形成されており、ボス21の径方向外側部分とベーン22とを構成している。樹脂部材60は、積層体50と一体に回転可能である。
(特徴構成)
次に、本実施形態の特徴構成について、さらに図5および図6を参照して説明する。
まず、前提として、内燃機関200の駆動時、積層体50には規制ピン70を介した衝撃トルクが伝達される。具体的には、ベーンロータ20の回転位相が変化して規制ピン70が規制孔110の端部に衝突したとき、または、規制孔110の端部に当接した規制ピン70に対してカムシャフト202が図示しない吸気弁を開閉することによる反力が加わるとき等、規制ピン70には端部71を支点とする衝撃トルクが発生する。
規制ピン70に発生した衝撃トルクが、金属板51〜53を組み付けるためのかしめ突起54のせん断を招くことは、本発明の課題として既に上述している。また、本実施形態では、ベーンロータ20が積層体50と樹脂部材60とから構成される樹脂ロータであるため、積層体50に伝達される衝撃トルクが積層体50と樹脂部材60との界面へ伝わることにより、樹脂部材60の剥離や割れ等が発生する可能性がある。
そこで、本実施形態の金属板52では、規制ピン70の周囲に複数の貫通孔81が形成されており、貫通孔81同士の間の部位は橋部82を構成している。これらの貫通孔81および橋部82は、積層体50における衝撃緩和構造80を構成している。なお、図1および図2では、便宜上、貫通孔81および橋部82の図示は省略し、衝撃緩和構造80の位置する範囲を網掛けによって示している。
また、本実施形態では、図5に示すように、貫通孔81は、規制ピン70の周囲に一様に形成されており、その形状は6角形である。このため、橋部82は、ハニカム構造を構成している。
貫通孔81は、例えば各金属板52にプレス加工やレーザ加工等を行うことによって形成される。各金属板52における貫通孔81の数および径、ならびに、橋部82の幅およびピッチは、特に限定されないが、橋部82が軸方向に垂直な方向に弾性を有するように設定されればよい。また、橋部82の剛性は、規制ピン70を介して伝わる衝撃トルクを鑑みて、許容応力を超えない程度に設定されることが好ましい。すなわち、橋部82は、規制ピン70を介して伝わる衝撃トルクに対して弾性域で変形し、かつ、塑性域には入らない程度の剛性を有することが好ましい。
一方、積層体50の軸方向の両端に配置された金属板51、53には、図6に示すように、貫通孔81が形成されていない。よって金属板51、53は、金属板52の貫通孔81を外側から被覆している。
(効果)
本実施形態の積層体50では、貫通孔81および橋部82により構成された衝撃緩和構造80により、規制ピン70を介して伝わる衝撃トルクを緩和することができる。よって、衝撃トルクが積層体50の他部位へ伝達されることを抑制することができ、ベーンロータ20の耐衝撃性を向上させることができる。また、衝撃緩和構造80を形成する貫通孔81は、いわゆる肉抜き穴としての役割を兼ねるため、ベーンロータ20を軽量化することができる。
また、本実施形態では、ベーンロータ20は樹脂ロータであり、衝撃緩和構造80が規制ピン70の周囲に形成されている。これにより、衝撃緩和構造80は、規制ピン70とかしめ突起54との間、および、規制ピン70と樹脂部材60の接着面との間に配置される。このため、かしめ突起54および樹脂部材60の接着面に衝撃トルクが伝達することを抑制することができ、かしめ突起54のせん断破壊および樹脂部材60の剥離や割れ等を抑制することができる。
また、衝撃緩和構造80が規制ピン70の周囲に形成されていることにより、圧入孔57の周辺部の剛性は低くなっている。このため、バルブタイミング調整装置1の製造時、圧入孔57に規制ピン70を圧入することが容易であり、金属板52における圧入孔57の内径精度を緩和することができる。
また、本実施形態では、積層体50を構成する金属板51〜53のうち、軸方向の両端に配置された金属板51、53は、貫通孔81を有しておらず、内側に配置された金属板52の貫通孔81を被覆している。このため、スリーブボルト31によって積層体50を固定するための座面を金属板51に確保することができ、金属板51にはスリーブボルト31の締め付けトルクが適切に伝達される。また、金属板51、53は、積層体50の外殻となるため、スリーブボルト31から伝達される力に対して潰れないための剛性を保つことができる。さらに、金属板52の貫通孔81へ作動油が進入した場合にも、この作動油が他部位へ漏れることを防ぐことができる。
また、本実施形態では、衝撃緩和構造80の橋部82がハニカム構造を構成している。このため、衝撃緩和構造80の強度を確保しつつ、必要な衝撃緩和能力を確保することが容易である。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係るバルブタイミング調整装置について、図7を参照して説明する。第2実施形態では、金属板52における貫通孔81の割合が軸方向において異なっている。なお、他の構成については第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
規制ピン70に発生する衝撃トルクは、規制孔110の一端に当接する端部71を支点とするため、端部71とは反対側の他方の端部72に、より大きな衝撃トルクが加わる。このため、本実施形態では、図7に示すように、規制ピン70の端部72側に配置された衝撃緩和構造84の方が、端部71側に配置された衝撃緩和構造83よりも、貫通孔81の占める割合が多くなっている。言い換えると、貫通孔81の密度は、規制ピン70の端部72側に配置される金属板52の方が、端部71側に配置される金属板52よりも高くなっている。
このような構成によれば、衝撃緩和構造84の衝撃緩和能力を高める一方、衝撃緩和構造83の剛性を保持することができる。したがって、本実施形態では、積層体50に伝わる衝撃トルクを効果的に緩和しつつ、積層体50の全体的な剛性を保つことができる。
<他の実施形態>
(ア)貫通孔81の形状は、上述の実施形態のような六角形のものに限られない。例えば、図8(a)〜(f)に示すように、三角形、正方形、長方形、円形、長円形、又は十字形など、様々な形状であってもよい。
(イ)他の実施形態では、衝撃緩和構造80は、回転方向で規制ピン70に隣接する位置のみに形成されていてもよい。図4に示すように、規制ピン70を介した衝撃トルクは、主に、回転方向で規制ピン70に隣接する位置に伝達されるため、このような構成であっても、衝撃トルクを緩和する効果を発揮することができる。
(ウ)他の実施形態では、ベーンロータ20が、樹脂部材を含まず、その全体が金属板を積層した積層体によって構成されていてもよい。
(エ)他の実施形態では、バルブタイミング調整装置は、内燃機関の排気弁のバルブタイミングを調整するものであってもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
1・・・バルブタイミング調整装置
10・・・ハウジング
110・・・規制孔
20・・・ベーンロータ
50・・・積層体
51〜53・・・金属板
70・・・規制ピン
81・・・貫通孔
82・・・橋部

Claims (5)

  1. 内燃機関(200)の駆動軸(201)から従動軸(202)まで駆動力を伝達する駆
    動力伝達系に設けられ、前記従動軸により開閉駆動される吸気弁および排気弁の少なくと
    も一方のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置(1)であって、
    前記駆動軸および前記従動軸の一方と一体に回転可能であり、回転方向に沿って延びる円弧状の規制孔(110)を有しており、内側に複数の圧力室を区画形成しているハウジング(11、12)と、
    前記駆動軸および前記従動軸の他方と一体に回転可能であり、複数の金属板(51〜53)が軸方向へ積層された積層体(50)を含んで構成されており、前記ハウジングの内側に配置されて前記圧力室を進角室(23)と遅角室(24)とに仕切っているベーンロータ(20)と、
    前記積層体から一端(71)が突出するように前記積層体に圧入されており、当該一端が前記ハウジングの前記規制孔と係合することで、前記ハウジングに対する前記ベーンロータの回転位相の変化を規制する規制ピン(70)と、
    を備えており、
    前記金属板は、少なくとも前記回転方向で前記規制ピンに隣接する位置に形成された複数の貫通孔(81)と、当該貫通孔同士の間に位置して軸方向に垂直な方向に弾性を有する橋部(82)と、を有していること
    を特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記積層体は、軸方向の両端に配置されており、前記金属板の前記貫通孔を被覆している他の金属板(51、53)をさらに有していること
    を特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 前記規制ピンの前記一端側に配置された金属板よりも、前記規制ピンの他端側に配置された金属板の方が、前記貫通孔および前記橋部が形成された領域において前記貫通孔が占める割合は大きいこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 前記ベーンロータは、前記積層体の径方向外側を囲う樹脂部材(60)をさらに含んで構成されており、
    前記複数の貫通孔は、前記規制ピンの周囲に形成されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 前記橋部は、前記金属板においてハニカム構造を構成していること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
JP2014054410A 2014-03-18 2014-03-18 バルブタイミング調整装置 Expired - Fee Related JP6137003B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014054410A JP6137003B2 (ja) 2014-03-18 2014-03-18 バルブタイミング調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014054410A JP6137003B2 (ja) 2014-03-18 2014-03-18 バルブタイミング調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015175341A JP2015175341A (ja) 2015-10-05
JP6137003B2 true JP6137003B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=54254747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014054410A Expired - Fee Related JP6137003B2 (ja) 2014-03-18 2014-03-18 バルブタイミング調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6137003B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3627340B2 (ja) * 1996-01-30 2005-03-09 アイシン精機株式会社 弁開閉時期制御装置
JP2001298903A (ja) * 2000-04-10 2001-10-26 Moric Co Ltd ブラシレスdcモータ
JP2003262109A (ja) * 2002-03-08 2003-09-19 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のバルブタイミング制御装置のロータ
JP4279729B2 (ja) * 2004-06-10 2009-06-17 豊生ブレーキ工業株式会社 バルブタイミング可変装置
CN101189780B (zh) * 2005-06-07 2010-09-15 株式会社美姿把 旋转电机的电枢及其制造方法
JP5288311B2 (ja) * 2009-04-03 2013-09-11 Ntn株式会社 可変バルブタイミング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015175341A (ja) 2015-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8371257B2 (en) Engine with dual cam phaser for concentric camshaft
US9422836B2 (en) Valve timing control apparatus
JP6098580B2 (ja) バルブタイミング調整装置
CN108625922B (zh) 用于凸轮轴装置的凸轮轴调整器和凸轮轴装置
JP5874615B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JP6390499B2 (ja) バルブタイミング調整装置
KR20130008014A (ko) 내연기관의 가스 교환 밸브 타이밍의 가변 조정 장치
JP2013036395A (ja) バルブタイミング調整装置
JP2018168776A (ja) 弁開閉時期制御装置
JP2008240735A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP6137003B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JP2015203366A (ja) バルブタイミング調整装置
JP5279749B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP6494892B2 (ja) 可変バルブタイミング装置および可変バルブタイミング装置の組み付け方法
EP1500796A3 (en) Camshaft phasing device
JP2014152671A (ja) バルブタイミング調整装置
JP2021085401A (ja) バルブタイミング調整装置
JP5900533B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JP2013177872A (ja) 液圧式バルブタイミング調整装置
JP4853676B2 (ja) バルブタイミング調整装置
US10975737B2 (en) Valve timing adjustment device
JP5630489B2 (ja) バルブタイミング調整装置
US10480424B2 (en) Internal-combustion engine valve timing control apparatus
JP6332208B2 (ja) 複合構造体及びそれを備えたバルブタイミング調整装置
JP5983723B2 (ja) バルブタイミング調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170417

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6137003

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees