JP6137003B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents
バルブタイミング調整装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6137003B2 JP6137003B2 JP2014054410A JP2014054410A JP6137003B2 JP 6137003 B2 JP6137003 B2 JP 6137003B2 JP 2014054410 A JP2014054410 A JP 2014054410A JP 2014054410 A JP2014054410 A JP 2014054410A JP 6137003 B2 JP6137003 B2 JP 6137003B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve timing
- hole
- metal plate
- adjusting device
- vane rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Description
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置を図1に示す。バルブタイミング調整装置1は、内燃機関200のクランクシャフト201に対しカムシャフト202を相対回転させることによって、カムシャフト202が開閉駆動する図示しない吸気弁のバルブタイミングを調整するものであり、クランクシャフト201からカムシャフト202までの駆動力伝達系に設けられている。クランクシャフト201は、特許請求の範囲に記載の「駆動軸」であり、カムシャフト202は、特許請求の範囲に記載の「従動軸」である。
先ず、バルブタイミング調整装置1の全体構成について図1〜図3を参照して説明する。図1に示すように、バルブタイミング調整装置1は、ハウジング10、ベーンロータ20、および油圧制御弁30を備えている。
スプロケット11は、カムシャフト202が挿通する通孔14を有している。また、スプロケット11は、外歯15に掛けられるタイミングチェーン203を介してクランクシャフト201に連結され、クランクシャフト201と一体に回転可能である。
スプロケット11およびケース12は、カムシャフト202と同軸上に配置されており、周方向の複数箇所をボルト16により一体に固定されている。
スリーブボルト31は、ベーンロータ20に対しカムシャフト202とは反対側からベーンロータ20に挿入され、カムシャフト202にねじ込まれている。また、スリーブボルト31は、ベーンロータ20の内側に位置するスリーブ35を形成している。
次に、ベーンロータ20の詳細構成について図1〜4を参照して説明する。
図1、図2に示すように、ベーンロータ20は、積層体50と、その周りを囲む樹脂部材60とから構成されている。
また、積層体50は、軸方向に貫通している3つの圧入孔57を有しており、各圧入孔57には規制ピン70が圧入されている。規制ピン70の端部71は、積層体50からスプロケット11側に突出しており、スプロケット11の規制孔110に挿入されている。図3に示すように、規制ピン70は、規制孔110の一端に当接する位置から他端に当接する位置までの範囲に、ベーンロータ20の回転位相の変化を規制する。
次に、本実施形態の特徴構成について、さらに図5および図6を参照して説明する。
本実施形態の積層体50では、貫通孔81および橋部82により構成された衝撃緩和構造80により、規制ピン70を介して伝わる衝撃トルクを緩和することができる。よって、衝撃トルクが積層体50の他部位へ伝達されることを抑制することができ、ベーンロータ20の耐衝撃性を向上させることができる。また、衝撃緩和構造80を形成する貫通孔81は、いわゆる肉抜き穴としての役割を兼ねるため、ベーンロータ20を軽量化することができる。
本発明の第2実施形態に係るバルブタイミング調整装置について、図7を参照して説明する。第2実施形態では、金属板52における貫通孔81の割合が軸方向において異なっている。なお、他の構成については第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(ア)貫通孔81の形状は、上述の実施形態のような六角形のものに限られない。例えば、図8(a)〜(f)に示すように、三角形、正方形、長方形、円形、長円形、又は十字形など、様々な形状であってもよい。
10・・・ハウジング
110・・・規制孔
20・・・ベーンロータ
50・・・積層体
51〜53・・・金属板
70・・・規制ピン
81・・・貫通孔
82・・・橋部
Claims (5)
- 内燃機関(200)の駆動軸(201)から従動軸(202)まで駆動力を伝達する駆
動力伝達系に設けられ、前記従動軸により開閉駆動される吸気弁および排気弁の少なくと
も一方のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置(1)であって、
前記駆動軸および前記従動軸の一方と一体に回転可能であり、回転方向に沿って延びる円弧状の規制孔(110)を有しており、内側に複数の圧力室を区画形成しているハウジング(11、12)と、
前記駆動軸および前記従動軸の他方と一体に回転可能であり、複数の金属板(51〜53)が軸方向へ積層された積層体(50)を含んで構成されており、前記ハウジングの内側に配置されて前記圧力室を進角室(23)と遅角室(24)とに仕切っているベーンロータ(20)と、
前記積層体から一端(71)が突出するように前記積層体に圧入されており、当該一端が前記ハウジングの前記規制孔と係合することで、前記ハウジングに対する前記ベーンロータの回転位相の変化を規制する規制ピン(70)と、
を備えており、
前記金属板は、少なくとも前記回転方向で前記規制ピンに隣接する位置に形成された複数の貫通孔(81)と、当該貫通孔同士の間に位置して軸方向に垂直な方向に弾性を有する橋部(82)と、を有していること
を特徴とするバルブタイミング調整装置。 - 前記積層体は、軸方向の両端に配置されており、前記金属板の前記貫通孔を被覆している他の金属板(51、53)をさらに有していること
を特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記規制ピンの前記一端側に配置された金属板よりも、前記規制ピンの他端側に配置された金属板の方が、前記貫通孔および前記橋部が形成された領域において前記貫通孔が占める割合は大きいこと
を特徴とする請求項1または2に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記ベーンロータは、前記積層体の径方向外側を囲う樹脂部材(60)をさらに含んで構成されており、
前記複数の貫通孔は、前記規制ピンの周囲に形成されていること
を特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記橋部は、前記金属板においてハニカム構造を構成していること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014054410A JP6137003B2 (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | バルブタイミング調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014054410A JP6137003B2 (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | バルブタイミング調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015175341A JP2015175341A (ja) | 2015-10-05 |
JP6137003B2 true JP6137003B2 (ja) | 2017-05-31 |
Family
ID=54254747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014054410A Expired - Fee Related JP6137003B2 (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | バルブタイミング調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6137003B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3627340B2 (ja) * | 1996-01-30 | 2005-03-09 | アイシン精機株式会社 | 弁開閉時期制御装置 |
JP2001298903A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-26 | Moric Co Ltd | ブラシレスdcモータ |
JP2003262109A (ja) * | 2002-03-08 | 2003-09-19 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関のバルブタイミング制御装置のロータ |
JP4279729B2 (ja) * | 2004-06-10 | 2009-06-17 | 豊生ブレーキ工業株式会社 | バルブタイミング可変装置 |
CN101189780B (zh) * | 2005-06-07 | 2010-09-15 | 株式会社美姿把 | 旋转电机的电枢及其制造方法 |
JP5288311B2 (ja) * | 2009-04-03 | 2013-09-11 | Ntn株式会社 | 可変バルブタイミング装置 |
-
2014
- 2014-03-18 JP JP2014054410A patent/JP6137003B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015175341A (ja) | 2015-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8371257B2 (en) | Engine with dual cam phaser for concentric camshaft | |
US9422836B2 (en) | Valve timing control apparatus | |
JP6098580B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
CN108625922B (zh) | 用于凸轮轴装置的凸轮轴调整器和凸轮轴装置 | |
JP5874615B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP6390499B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
KR20130008014A (ko) | 내연기관의 가스 교환 밸브 타이밍의 가변 조정 장치 | |
JP2013036395A (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP2018168776A (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
JP2008240735A (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP6137003B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP2015203366A (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP5279749B2 (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP6494892B2 (ja) | 可変バルブタイミング装置および可変バルブタイミング装置の組み付け方法 | |
EP1500796A3 (en) | Camshaft phasing device | |
JP2014152671A (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP2021085401A (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP5900533B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP2013177872A (ja) | 液圧式バルブタイミング調整装置 | |
JP4853676B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
US10975737B2 (en) | Valve timing adjustment device | |
JP5630489B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
US10480424B2 (en) | Internal-combustion engine valve timing control apparatus | |
JP6332208B2 (ja) | 複合構造体及びそれを備えたバルブタイミング調整装置 | |
JP5983723B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160622 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170329 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170404 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170417 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6137003 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |