JP6136495B2 - 画像形成装置およびトナー除去制御方法 - Google Patents

画像形成装置およびトナー除去制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6136495B2
JP6136495B2 JP2013082941A JP2013082941A JP6136495B2 JP 6136495 B2 JP6136495 B2 JP 6136495B2 JP 2013082941 A JP2013082941 A JP 2013082941A JP 2013082941 A JP2013082941 A JP 2013082941A JP 6136495 B2 JP6136495 B2 JP 6136495B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
recording paper
image forming
toner
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013082941A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014206584A (ja
Inventor
えり華 澤田
えり華 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2013082941A priority Critical patent/JP6136495B2/ja
Publication of JP2014206584A publication Critical patent/JP2014206584A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6136495B2 publication Critical patent/JP6136495B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置およびトナー除去制御方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、記録用紙の先端、後端、左端および右端に余白を作ることなく、印刷面の全面に画像形成を行う縁なし印刷機能、いわゆるフルブリード印刷機能が知られている。フルブリード印刷機能を実行する場合、記録用紙内に余白ができないようにするために記録用紙サイズより大きい画像データに基づき画像が形成される。そのため、記録用紙の印刷面だけにトナーが載るのではなく、記録用紙からはみ出したトナーが、用紙搬送方向に垂直な用紙幅方向の両端部(以下、単に「両端部」と言う)に付着する。
画像形成装置では、トナー像を記録用紙に転写させた後、定着部において加熱、加圧して定着させることにより記録用紙に画像を形成する。しかし、記録用紙の両端部には定着部による熱や圧力が効率よく伝わらないため、記録用紙の両端部に付着したトナーは定着部通過後も定着されにくい。そのため、記録用紙の両端部に付着したトナーは、定着ローラーや排紙ローラー等に多く転移し、当該定着ローラーや排紙ローラー等に接触する次の記録用紙に再付着してしまうという問題があった。また、印刷された記録用紙を取り扱う際に、記録用紙の両端部に付着したトナーがユーザーの手を汚してしまうという問題があった。
上記問題に対して、転写後の記録材が転写装置から定着装置へ搬送される時に、清掃部材(Siゴムローラー、スポンジローラー、ファーブラシ)を記録材に当接させることによって、記録材の非印刷面および記録材先端に付着した現像剤を除去する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2006−171554号公報
ところで、フルブリード印刷機能を実行する場合、例えば記録用紙の厚みに応じて、記録用紙の両端部に付着したトナーの除去の必要度は異なる。厚手の記録用紙の場合には、記録用紙の両端部に付着するトナー量は多く、トナーの除去の必要度は大きい一方、薄手の記録用紙の場合には、当該記録用紙の両端部に付着するトナーは少なく、トナーの除去の必要度は小さい。
上記特許文献1に記載の技術の場合、記録材に付着した現像剤を除去する機構は備えているものの、現像剤の除去の必要度を考慮する記載は全くなく、記録用紙が厚手であるか薄手であるかに関係なく同じように、清掃部材を記録材に当接させていると考えられる。しかしながら、厚手の記録用紙の場合、薄手の記録用紙の場合と同様に清掃部材を記録材に当接させると、記録用紙の両端部に付着したトナーを十分に除去できないおそれがあった。また、薄手の記録用紙の場合、厚手の記録用紙の場合と同様に清掃部材を記録材に当接させると、記録用紙に対して清掃部材による負荷がかかり過ぎて、当該記録用紙にしわ等のダメージを与えてしまうおそれがあった。以上より、上記問題に対して、上記特許文献1に記載の技術をそのまま適用することはできない。
本発明は、フルブリード印刷機能を実行する場合において、記録用紙の両端部に付着したトナーの除去の必要度を考慮して、当該トナーを適切に除去することが可能な画像形成装置およびトナー除去制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、
フルブリード印刷モードで、記録用紙に対してトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成された前記トナー像を前記記録用紙に定着させる定着部と、
前記画像形成部と前記定着部との間の用紙搬送経路に設けられ、前記記録用紙のうち用紙搬送方向に垂直な用紙幅方向の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部と、
画像形成条件に基づいて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触位置を変更させて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触面積を変化させるように制御する制御部と、
を備える。
本発明に係る画像形成装置は、
フルブリード印刷モードで、記録用紙に対してトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成された前記トナー像を前記記録用紙に定着させる定着部と、
前記画像形成部と前記定着部との間の用紙搬送経路に設けられ、前記記録用紙のうち用紙搬送方向に垂直な用紙幅方向の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部と、
画像形成条件に基づいて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触位置を変更させて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触面積を変化させるように制御する制御部と、
を備え、
前記除去部は、
前記記録用紙の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部材と、
前記除去部材を前記記録用紙の両端部に向けて押し当てる押し当て部材と、
前記除去部材を介して前記記録用紙の両端部に接触して、当該記録用紙の両端部を加熱する加熱部と、を備え、
前記加熱部には、一の方向に向かって温度が高くなる温度勾配が形成され、
前記制御部は、前記画像形成条件に基づいて、前記一の方向に沿った前記記録用紙の両端部と前記加熱部との接触位置を変更させることによって、前記記録用紙の両端部に対する前記加熱部の加熱温度を変更する。
本発明に係る画像形成装置におけるトナー除去制御方法は、
フルブリード印刷モードで、記録用紙に対してトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成された前記トナー像を前記記録用紙に定着させる定着部と、
前記画像形成部と前記定着部との間の用紙搬送経路に設けられ、前記記録用紙のうち用紙搬送方向に垂直な用紙幅方向の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部と、
を備える画像形成装置におけるトナー除去制御方法であって、
画像形成条件に基づいて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触位置を変更させて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触面積を変化させるように制御する。
本発明に係る画像形成装置におけるトナー除去制御方法は、
フルブリード印刷モードで、記録用紙に対してトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により形成された前記トナー像を前記記録用紙に定着させる定着部と、
前記画像形成部と前記定着部との間の用紙搬送経路に設けられ、前記記録用紙のうち用紙搬送方向に垂直な用紙幅方向の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部と、
を備え、
前記除去部は、
前記記録用紙の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部材と、
前記除去部材を前記記録用紙の両端部に向けて押し当てる押し当て部材と、
前記除去部材を介して前記記録用紙の両端部に接触して、当該記録用紙の両端部を加熱する加熱部と、を備え、
前記加熱部には、一の方向に向かって温度が高くなる温度勾配が形成される画像形成装置におけるトナー除去制御方法であって、
画像形成条件に基づいて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触位置を変更させて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触面積を変化させるように制御し、
前記画像形成条件に基づいて、前記一の方向に沿った前記記録用紙の両端部と前記加熱部との接触位置を変更させることによって、前記記録用紙の両端部に対する前記加熱部の加熱温度を変更する。
本発明によれば、フルブリード印刷機能を実行する場合において、記録用紙の両端部に付着したトナーの除去の必要度を考慮して、当該トナーを適切に除去することが可能な画像形成装置およびトナー除去制御方法を提供することができる。
本実施の形態における画像形成装置の制御ブロックを示す図である。 本実施の形態における画像形成部と定着部との間の搬送経路付近の構成を示す図である。 本実施の形態における記録用紙を持ち上げる構成を示す図である。 本実施の形態における画像形成装置のトナー除去制御動作を示すフローチャートである。 本実施の形態における除去部の構成の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[画像形成装置100の構成]
図1に示す画像形成装置100は、電子写真プロセスにより記録用紙に画像を形成する。画像形成装置100は、制御部101、原稿読み取り部110、操作表示部120、画像処理部130、画像書込部140、画像形成部150、搬送部160、定着部170、通信部171、記憶部172、第1駆動部180、第2駆動部182、第3駆動部184および押し当てローラー200b,210bを備える。なお、第2駆動部182は、本発明の持ち上げ部として機能する。第3駆動部184は、本発明の速度差生成部として機能する。押し当てローラー200b,210bは、本発明の押し当て部材および加熱部として機能する。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備えている。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置100の各ブロックの動作を集中制御する。このとき、記憶部172に格納されている各種データが参照される。記憶部172は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部171を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で、各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部装置から送信された画像データを受信し、この画像データ(入力画像データ)に基づいて記録用紙に画像を形成させる。通信部171は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
原稿読み取り部110は、コンタクトガラス上に搬送された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサーの受光面上に結像させ、原稿を読み取る。なお、コンタクトガラス上への原稿の搬送は、自動原稿給紙装置(ADF)により行われるが、手作業で原稿をコンタクトガラス上に載置する場合もある。
操作表示部120は、タッチパネル式の画面を有する。ユーザーが行う各種の指示および設定のための入力操作は、タッチパネル式の画面を介して行うことができる。本実施の形態では、ユーザーは、操作表示部120を介して記録用紙の坪量を設定することができる。操作表示部120は、ユーザーにより記録用紙の坪量を設定する操作を受け付けた場合、当該坪量を示す坪量情報を制御部101に出力する。制御部101は、操作表示部120を介してフルブリード印刷モードが指定された場合、動作モードをフルブリード印刷モードに設定する。ここで、フルブリード印刷モードとは、印刷面の全面に画像形成を行う動作モードである。フルブリード印刷モードでは、記録用紙内に余白ができないようにするために記録用紙サイズより大きい画像データに基づき画像が形成される。
画像処理部130は、アナログディジタル(A/D)変換処理を行う回路およびディジタル画像処理を行う回路を含む。画像処理部130は、原稿読み取り部110のCCDセンサーにより取得されたアナログ画像信号から、A/D変換処理によりディジタル画像データを生成して画像書込部140に出力する。
画像書込部140は、画像処理部130により生成されたディジタル画像データに基づいてレーザー光を発光し、当該発光したレーザー光を、画像形成部150の感光体ドラムに照射することにより、感光体ドラム上に静電潜像を形成する(露光工程)。
画像形成部150は、上記の露光工程に加え、露光工程前に行われる帯電工程、露光工程後に行われる現像工程、現像工程後の転写工程および転写工程後のクリーニング工程をそれぞれ実行するための構成を備えている。帯電工程では、画像形成部150は、帯電装置からのコロナ放電により、感光体ドラム表面を一様に帯電させる。現像工程では、画像形成部150は、現像装置内の現像剤に含まれるトナーを感光体ドラム上の静電潜像に付着させることにより、感光体ドラム上にトナー像を形成する。
転写工程では、画像形成部150は、感光体ドラム上のトナー像を、転写ベルトとして機能する中間転写ベルトに1次転写させる。また、画像形成部150は、中間転写ベルト上のトナー像を、搬送部160により搬送された記録用紙に2次転写させる。
クリーニング工程では、画像形成部150は、ブラシ等を感光体ドラムに接触させることにより、転写工程後の感光体ドラムに残留しているトナーを除去する。また、クリーニング装置は、転写工程後の中間転写ベルトに残留しているトナーを除去する。
定着部170は、定着ローラーおよび加圧ローラーを備える。加圧ローラーは、定着ローラーと圧接した状態で配置されている。定着ローラーと加圧ローラーとの圧接部には定着ニップ部が形成されている。定着部170は、定着ニップ部に導入された記録用紙上のトナー像に熱および圧力を加えること(加熱定着)により、トナー像を記録用紙に定着させる(定着工程)。この結果、記録用紙上には定着トナー像が形成される。定着部170により加熱定着された記録用紙は、画像形成装置100の外部に排出される。
第1駆動部180は、例えば、モーター、ギアおよびスライドカム等の組み合わせにより構成される。第2駆動部182は、例えば、モーターおよびギア等の組み合わせにより構成される。第3駆動部184は、例えば、モーターおよびギア等の組み合わせにより構成される。
制御部101は、操作表示部120を介してフルブリード印刷モードが指定された場合、画像形成条件(本実施の形態では、記録用紙の坪量)に基づいて、記録用紙の両端部と後述する除去部200,210(図2参照)との接触位置を変更させる。以下、記録用紙の両端部と除去部200,210との接触位置を変更させるための構成について説明する。
[画像形成部150と定着部170との間の用紙搬送経路付近の構成]
次に、画像形成部150と定着部170との間の用紙搬送経路付近の構成について説明する。図2(a)に示すように、画像形成部150は、中間転写体となる中間転写ベルト151、2次転写ローラー152、駆動ローラー153および従動ローラー154等を備えている。
中間転写ベルト151は無端状ベルトで構成され、駆動ローラー153および従動ローラー154に張架される。中間転写ベルト151は、駆動ローラー153の回転により矢印A方向に一定速度で走行する。中間転写ベルト151が2次転写ローラー152によって記録用紙に圧接されると、中間転写ベルト151に1次転写されたトナー像が記録用紙に2次転写される。
定着部170は、ローラー加熱方式により構成される。定着部170は、定着ニップ部NPを形成する定着ローラー175と加圧ローラー176とを有する。加圧ローラー176は、定着ローラー175に所定の定着荷重で押圧される。このようにして、定着ローラー175と加圧ローラー176との間には、記録用紙を狭持して搬送する定着ニップ部NPが形成される。なお、定着部170は、ベルト加熱方式により構成されても良い。
画像形成部150によりトナー画像が形成された記録用紙は、画像形成部150と定着部170との間の用紙搬送経路を構成する未定着用紙搬送装置161(搬送部160に含まれる)と、突入ガイド162とによって定着部170に搬送される。未定着用紙搬送装置161は、搬送ローラー161a,161bおよび搬送ベルト161cを備えて構成されている。
搬送ベルト161cは、ゴム層がベースとして形成され、その外表面に軟質ポリウレタンを主成分とした表面層が形成されている。記録用紙と接触する搬送面(搬送ベルト161cの上方側部分)の摩擦係数は例えば1.7である。搬送ベルト161cは、搬送ローラー161a,161bに沿って無端状に巻き掛けられ、搬送ローラー161a,161bのうち一方のローラーを回転駆動することにより反時計回りに回転される。搬送ベルト161cの回転による記録用紙の搬送速度は、例えば、550〜580[mm/s]である。搬送ベルト161cは、記録用紙が画像形成部150に搬送されると同時に回転動作を開始する。
本実施の形態では、未定着用紙搬送装置161の近傍、かつ、矢印Bで示す用紙搬送方向に垂直な用紙幅方向(紙面垂直方向)において除去部200,210が設けられている。除去部200,210は、フルブリード印刷モードが指定された場合、画像形成部150によりトナー像が記録用紙に形成された際、当該記録用紙の用紙幅方向の両端部に付着したトナーを除去する。
図2(b)は、図2(a)に示す未定着用紙搬送装置161、除去部200,210を図中上方向から見た上視図であり、未定着用紙搬送装置161により記録用紙Sが矢印C方向(用紙搬送方向)に搬送されている様子を示している。
図2(b)に示すように、未定着用紙搬送装置161を構成する搬送ベルト161cの幅W1は、記録用紙Sの幅W2より狭い。図中左右方向における搬送ベルト161cの両端部付近には、制御部101の制御を受けた第2駆動部182によって回転可能なスライドカム220,230が設けられている。
除去部200は、制御部101の制御を受けた第1駆動部180によって図中左右方向に移動可能である。除去部200は、除去部材200a(本実施の形態では、不織布)、押し当てローラー200b、巻き取りローラー200cおよび繰り出しローラー200dを備える。除去部材200aは、記録用紙Sの用紙幅方向における両端部のうち左端部に接触して、当該左端部に付着したトナーを除去する。押し当てローラー200bは、除去部材200aを記録用紙Sの左端部に向けて押し当てる。
制御部101は、操作表示部120を介してあらかじめ設定された記録用紙Sの用紙幅に応じて、除去部材200aが所定の圧力で記録用紙Sの左端部に押し当てられるように、除去部200を図中左右方向に移動させる。ここで、所定の圧力とは、未定着用紙搬送装置161による記録用紙Sの搬送を妨げない程度の圧力(例えば、数[N])である。
除去部材200aは、巻き取りローラー200cと繰り出しローラー200dとの間に掛け渡されている。繰り出しローラー200dには、あらかじめ約20〜30[m]の除去部材200aが巻き取られている。
除去部材200aは、巻き取りローラー200cが回転することにより、繰り出しローラー200dの回転に伴って巻き出され、巻き取りローラー200cによって巻き取られる。巻き取りローラー200cの回転動作は、制御部101の制御を受けた第3駆動部184によって行われる。制御部101は、記録用紙Sの坪量に基づいて、第3駆動部184を制御して巻き取りローラー200cを回転させることにより、除去部材200aと記録用紙Sの左端部とを、所定の速度差をもって接触させる。ここで、所定の速度差とは、搬送ベルト161cの回転による記録用紙Sの搬送速度と、押し当てローラー200bの外周面において巻き取りローラー200cにより巻き取られる除去部材200aの速度との差分である。以下の説明では、所定の速度差を、記録用紙Sの搬送速度に対する、当該搬送速度と除去部材200aの速度との差分の割合[%]として説明する。
押し当てローラー200bは、除去部材200aを介して記録用紙Sの左端部を加熱するハロゲンヒーター(図示せず)を内蔵している。ハロゲンヒーターの駆動制御(例えば、加熱のオン/オフ、加熱温度)は、制御部101によって制御される。ハロゲンヒーターによって押し当てローラー200bが加熱され、その結果、除去部材200aを介して記録用紙Sの左端部が加熱される。よって、記録用紙Sの左端部に付着している(残留している)トナーが固化する。
除去部210は、制御部101の制御を受けた第1駆動部180によって図中左右方向に移動可能である。除去部210は、除去部材210a(本実施の形態では、不織布)、押し当てローラー210b、巻き取りローラー210cおよび繰り出しローラー210dを備える。除去部材210aは、記録用紙Sの用紙幅方向における両端部のうち右端部に接触して、当該右端部に付着したトナーを除去する。押し当てローラー210bは、除去部材210aを記録用紙Sの右端部に向けて押し当てる。
制御部101は、操作表示部120を介してあらかじめ設定された記録用紙Sの用紙幅に応じて、除去部材210aが所定の圧力で記録用紙Sの右端部に押し当てられるように、除去部210を図中左右方向に移動させる。
除去部材210aは、巻き取りローラー210cと繰り出しローラー210dとの間に掛け渡されている。繰り出しローラー210dには、あらかじめ約20〜30[m]の除去部材210aが巻き取られている。
除去部材210aは、巻き取りローラー210cが回転することにより、繰り出しローラー210dの回転に伴って巻き出され、巻き取りローラー210cによって巻き取られる。巻き取りローラー210cの回転動作は、制御部101の制御を受けた第3駆動部184によって行われる。制御部101は、第3駆動部184を制御して巻き取りローラー210cを回転させることにより、除去部材210aと記録用紙Sの右端部とを、所定の速度差をもって接触させる。所定の速度差については、上述した所定の速度差と同様の概念である。
押し当てローラー210bは、除去部材210aを介して記録用紙Sの右端部を加熱するハロゲンヒーター(図示せず)を内蔵している。ハロゲンヒーターの駆動制御(例えば、加熱のオン/オフ、加熱温度)は、制御部101によって制御される。ハロゲンヒーターによって押し当てローラー210bが加熱され、その結果、除去部材210aを介して記録用紙Sの右端部が加熱される。よって、記録用紙Sの右端部に付着している(残留している)トナーが固化する。
次に、図3を参照し、記録用紙Sを持ち上げる構成について説明する。図3は、図2(b)の左方向から未定着用紙搬送装置161、スライドカム220および押し当てローラー200bを見た側面図である。なお、理解を容易にする都合上、除去部材200a、巻き取りローラー200cおよび繰り出しローラー200dの図示を省略している。
押し当てローラー200bには、一の方向(図中上方向)に向かって温度が高くなる温度勾配が形成されている。本実施の形態では、押し当てローラー200bは、加熱温度が180[℃]に設定されている上側加熱部200baと、加熱温度が120[℃]に設定されている下側加熱部200bbとを備えて構成されている。
スライドカム220は支点225を中心として回転することができる。第2駆動部182は、制御部101から駆動命令を受けた場合、スライドカム220を回転させる。本実施の形態では、制御部101は、記録用紙Sの坪量に基づいて、記録用紙Sの左端部と押し当てローラー200bとの接触位置を変更させるように第2駆動部182を制御することによって、記録用紙Sの左端部に対する押し当てローラー200bの加熱温度を変更する。図3(a)では、制御部101は、スライドカム220を回転させない(つまり、記録用紙Sを持ち上げない)ことにより、記録用紙Sの左端部に押し当てローラー200bの下側加熱部200bbを接触させている。この場合、記録用紙Sの左端部と上側加熱部200baとの接触面の形状は直線となる。図3(b)では、制御部101は、スライドカム220を180°回転させる(つまり、記録用紙Sを所定量持ち上げる)ことにより、記録用紙Sの左端部に押し当てローラー200bの上側加熱部200baを接触させている。この場合、記録用紙Sの左端部と上側加熱部200baとの接触面の形状は曲線となり、当該接触面の形状が直線である場合と比べて、記録用紙Sの左端部と上側加熱部200baとの接触面積が増大する。以上のように、制御部101は、記録用紙Sの持ち上げ量を変更することによって、記録用紙Sの左端部と除去部200との接触位置を変更させる。
なお、図3では説明していないが、押し当てローラー210bは、押し当てローラー200bと同様の構成を有している。つまり、押し当てローラー210bは、加熱温度が180[℃]に設定されている上側加熱部210baと、加熱温度が120[℃]に設定されている下側加熱部210bbとを備えて構成されている。また、スライドカム230は、制御部101の制御を受けた第2駆動部182によって、スライドカム220と同様に回転させられる。つまり、記録用紙Sの左端部に押し当てローラー200bの下側加熱部200bbが接触している場合には、スライドカム230は回転せず、記録用紙Sの右端部に押し当てローラー210bの下側加熱部210bbが接触している。また、記録用紙Sの左端部に押し当てローラー200bの上側加熱部200baが接触している場合には、スライドカム230は回転し、記録用紙Sの右端部に押し当てローラー210bの上側加熱部210baが接触している。
次に、図4のフローチャートを参照し、画像形成装置100のトナー除去制御動作について説明する。図4に示す各処理は、操作表示部120を介して印刷ジョブの実行が指示される毎に行われる。
[画像形成装置100のトナー除去制御動作]
まず、制御部101は、操作表示部120を介してフルブリード印刷モードが指定されているか否かについて判定する(ステップS100)。この判定の結果、フルブリード印刷モードが指定されていない、すなわち通常印刷モードが指定されている場合(ステップS100、NO)、画像形成装置100は図4における処理を終了する。
一方、フルブリード印刷モードが指定されている場合(ステップS100、YES)、制御部101は、操作表示部120から出力された坪量情報を取得する(ステップS120)。次に、制御部101は、取得した坪量情報により示される記録用紙Sの坪量が100[gsm]未満であるか否かについて判定する(ステップS140)。
この判定の結果、記録用紙Sの坪量が100[gsm]未満である場合(ステップS140、YES)、制御部101は、記録用紙Sが未定着用紙搬送装置161によって搬送される際、記録用紙Sの左端部および右端部が押し当てローラー200b,210bの下側加熱部200bb,210bbと接触するように、第2駆動部182を制御する(ステップS160)。また、制御部101は、除去部材200a,210aと記録用紙Sの左端部および右端部とが所定の速度差:5[%]をもって接触するように、第3駆動部184を制御する(ステップS180)。ステップS180の処理が完了することによって、画像形成装置100は図4における処理を終了する。
ステップS140の判定に戻り、記録用紙Sの坪量が100[gsm]未満でない場合(ステップS140、NO)、制御部101は、記録用紙Sの坪量が100[gsm]以上、かつ、200[gsm]未満であるか否かについて判定する(ステップS200)。この判定の結果、記録用紙Sの坪量が100[gsm]以上、かつ、200[gsm]未満である場合(ステップS200、YES)、制御部101は、記録用紙Sが未定着用紙搬送装置161によって搬送される際、記録用紙Sの左端部および右端部が押し当てローラー200b,210bの上側加熱部200ba,210baと接触するように、第2駆動部182を制御する(ステップS220)。また、制御部101は、除去部材200a,210aと記録用紙Sの左端部および右端部とが所定の速度差:5[%]をもって接触するように、第3駆動部184を制御する(ステップS240)。ステップS240の処理が完了することによって、画像形成装置100は図4における処理を終了する。
ステップS200の判定に戻り、記録用紙Sの坪量が100[gsm]以上、かつ、200[gsm]未満でない、すなわち200[gsm]以上である場合(ステップS200、NO)、制御部101は、記録用紙Sが未定着用紙搬送装置161によって搬送される際、記録用紙Sの左端部および右端部が押し当てローラー200b,210bの上側加熱部200ba,210baと接触するように、第2駆動部182を制御する(ステップS260)。また、制御部101は、除去部材200a,210aと記録用紙Sの左端部および右端部とが所定の速度差:25[%]をもって接触するように、第3駆動部184を制御する(ステップS280)。ステップS280の処理が完了することによって、画像形成装置100は図4における処理を終了する。
[本実施の形態の効果]
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、フルブリード印刷モードで、記録用紙Sに対してトナー像を形成する画像形成部150と、画像形成部150により形成されたトナー像を記録用紙Sに定着させる定着部170と、画像形成部150と定着部170との間の用紙搬送経路に設けられ、記録用紙Sのうち用紙搬送方向に垂直な用紙幅方向の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部200,210と、画像形成条件(記録用紙Sの坪量)に基づいて、記録用紙Sの両端部と除去部200,210との接触位置を変更させるように制御する制御部101とを備える。
このように構成した本実施の形態によれば、記録用紙Sの両端部と除去部200,210との接触位置が一定ではなく、記録用紙Sの坪量に基づくトナーの除去の必要度に応じて、記録用紙Sの両端部と除去部200,210との接触位置が変更させられる。そのため、厚手の記録用紙Sの場合において記録用紙Sの両端部に付着したトナーを十分に除去できないおそれや、薄手の記録用紙Sの場合において記録用紙Sに対して除去部200,210による負荷がかかり過ぎて、記録用紙Sにしわ等のダメージを与えてしまうおそれを防止して、記録用紙Sの両端部に付着したトナーを適切に除去することができる。
特に、本実施の形態では、記録用紙Sの坪量に応じて、持ち上げ部(第2駆動部182)による記録用紙Sの持ち上げ量を変更することによって、記録用紙Sの両端部と除去部(除去部材200a,210a)との接触位置を変更させる。具体的には、記録用紙Sの坪量が100[gsm]未満である場合には、記録用紙Sを持ち上げない一方、記録用紙Sの坪量が100[gsm]以上である場合には、記録用紙Sを持ち上げ、記録用紙Sを持ち上げないときよりも記録用紙Sの両端部と除去部材200a,210aとの接触面積を増大させる。この構成により、両端部に付着したトナー量が多くなりやすい厚手の記録用紙Sの場合、除去部材200a,210aによるトナーの除去効率が向上し、記録用紙Sの両端部に付着したトナーを十分に除去することができる。また、しわ等のダメージが発生しやすい薄手の記録用紙Sの場合、持ち上げられないことにより搬送経路が変化せず、当該ダメージの発生を確実に防止することができる。
また、本実施の形態では、加熱部として機能する押し当てローラー200b,210bには、一の方向に向かって温度が高くなる温度勾配が形成され、制御部101は、記録用紙Sの坪量に応じて、一の方向に沿った記録用紙Sの両端部と加熱部との接触位置を変更させるように制御することによって、記録用紙Sの両端部に対する加熱部の加熱温度を変更する。具体的には、記録用紙Sの坪量が100[gsm]未満である場合には、記録用紙Sの両端部を120[℃]で加熱する一方、記録用紙Sの坪量が100[gsm]以上である場合には、記録用紙Sの両端部を180[℃]で加熱する。この構成により、両端部に付着したトナー量が多くなりやすい厚手の記録用紙Sの場合、除去部材200a,210aにより除去しきれなかったトナーを確実に固化して、当該トナーに起因する汚れの不具合を確実に防止することができる。また、厚手記録用紙Sの場合と比べて、薄手の記録用紙Sに対する加熱温度を低くすることにより、薄手の記録用紙Sの両端部に付着した少量のトナーが記録用紙Sに染み込み過ぎて除去部材200a,210aにより除去効率が低下することを防止することができる。
また、本実施の形態では、除去部材200a,210aと記録用紙Sの両端部とを、所定の速度差をもって接触させる速度差生成部(第3駆動部184)を備え、制御部101は、記録用紙Sの坪量に応じて、所定の速度差を変更するように制御する。具体的には、記録用紙Sの坪量が200[gsm]未満である場合には、除去部材200a,210aと記録用紙Sの両端部とを所定の速度差(5[%])をもって接触させる一方、記録用紙Sの坪量が200[gsm]以上である場合には、除去部材200a,210aと記録用紙Sの両端部とを所定の速度差(25[%])をもって接触させる。この構成により、両端部に付着したトナー量が多くなりやすい厚手の記録用紙Sの場合、速度差を増大させることにより除去部材200a,210aによるトナーの除去効率が向上し、記録用紙Sの両端部に付着したトナーを十分に除去することができる。また、しわ等のダメージが発生しやすい薄手の記録用紙Sの場合、速度差を減少させることにより記録用紙Sの両端部に対する除去部材200a,210aの負荷が低減し、当該ダメージの発生を確実に防止することができる。
[変形例]
なお、上記実施の形態では、画像形成条件(記録用紙Sの坪量)に基づいて、記録用紙Sの両端部と除去部200,210との接触位置を変更させる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、記録用紙Sの両端部近傍の面積に対する印字面積の割合を示す印字率に基づいて、記録用紙Sの両端部と除去部200,210との接触位置を変更させても良い。その印字率に応じて、記録用紙Sの両端部に付着するトナー量が変化し、トナーの除去の必要度は変化するからである。印字率は、例えば画像処理部130により生成されたディジタル画像データに基づいて求めることができる。具体的には、印字率が高い(例えば、トナー像がほとんど記録用紙Sの全面にはみ出す)場合には、除去部200,210によるトナーの除去の必要度は高い一方、印字率が低い(例えば、トナー像(文字)が記録用紙Sの一部からはみ出す)場合には、除去部200,210によるトナーの除去の必要度は低い。
また、上記実施の形態では、制御部101は、記録用紙Sの坪量に応じて、記録用紙Sの両端部に対する加熱部(押し当てローラー200b,210b)の加熱温度を変更する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、制御部101は、記録用紙Sの坪量の判定結果に応じて、加熱部による加熱をオンまたはオフに切り替えても良い。具体的には、記録用紙Sの坪量が100[gsm]未満である場合には、加熱部による加熱をオフに切り替える一方、記録用紙Sの坪量が100[gsm]以上である場合には、加熱部による加熱をオンに切り替えても良い。また、上記印字率が20[%]未満である場合、加熱部による加熱をオフに切り替える一方、上記印字率が20[%]以上である場合には、加熱部による加熱をオンに切り替えても良い。この構成により、両端部に付着したトナー量が少なくなりやすい薄手の記録用紙Sの場合、除去部200,210によるトナーの除去のみを行う(つまり、加熱を行わない)ことによって、加熱による無駄な電力消費を防止することができる。
また、上記実施の形態において、制御部101は、記録用紙Sの坪量の判定結果に応じて、記録用紙Sの両端部に対する加熱部(押し当てローラー200b,210b)による加熱をオンまたはオフに切り替えるとともに、加熱をオンに切り替えた場合の加熱温度を変更しても良い。具体的には、記録用紙Sの坪量が100[gsm]未満である場合、加熱部による加熱をオフに切り替え、記録用紙Sの坪量が100[gsm]以上、かつ、200[gsm]未満である場合、記録用紙Sの両端部を150[℃]で加熱し、記録用紙Sの坪量が200[gsm]以上である場合、記録用紙Sの両端部を190[℃]で加熱しても良い。
また、上記実施の形態では、記録用紙Sの坪量が100[gsm]未満である場合には、記録用紙Sの両端部を120[℃]で加熱する一方、記録用紙Sの坪量が100[gsm]以上である場合には、記録用紙Sの両端部を180[℃]で加熱する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、記録用紙Sの両端部を加熱する加熱温度については、記録用紙Sの坪量に応じて、100〜190[℃]の間で適宜設定しても良い。この場合、画像形成装置100で使用されるトナーの種類、すなわち溶融温度に応じて加熱温度を設定しても良い。また、2段階の加熱温度(120[℃]、180[℃])を設けるのではなく、3段階以上の加熱温度を設け、記録用紙Sの坪量に応じて3段階以上の加熱温度の何れかを設定しても良い。
また、上記実施の形態では、記録用紙Sの坪量が200[gsm]未満である場合には、除去部材200a,210aと記録用紙Sの両端部とを所定の速度差(5[%])をもって接触させる例について説明したが、所定の速度差は0〜10[%]のうち任意の割合でも良い。また、上記実施の形態では、記録用紙Sの坪量が200[gsm]以上である場合には、除去部材200a,210aと記録用紙Sの両端部とを所定の速度差(25[%])をもって接触させる例について説明したが、所定の速度差は20〜30[%]のうち任意の割合でも良い。
また、上記実施の形態では、押し当てローラー200b,210bが押し当て部材および加熱部として機能する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、押し当てローラー200b,210bが押し当て部材として機能し、加熱部として機能する加熱ローラーを別途設けても良い。図5は、除去部210の構成の変形例を示す図である。除去部210は、除去部材210aと、押し当てローラー210bと、巻き取りローラー210cと、繰り出しローラー210dと、加熱ローラー210eとを備える。加熱ローラー210eは、除去部材210aを介して記録用紙Sの右端部を加熱するハロゲンヒーター(図示せず)を内蔵している。ハロゲンヒーターの駆動制御(例えば、加熱のオン/オフ、加熱温度)は、制御部101によって制御される。ハロゲンヒーターによって加熱ローラー210eが加熱され、その結果、除去部材210aを介して記録用紙Sの右端部が加熱される。図5に示す構成によれば、まず、記録用紙Sの右端部に付着したトナーが除去部材210aによって除去され、その後、当該右端部に残留しているトナーが加熱ローラー210eによって固化される。なお、押し当てローラー210bの位置と、加熱ローラー210eの位置とは逆でも良い。除去部200についても、図5に示す除去部210の構成と同様に、押し当てローラー200bが押し当て部材として機能し、加熱部として機能する加熱ローラーを別途設けても良い。
また、上記実施の形態では、除去部200,210全体が、制御部101の制御を受けた第1駆動部180によって図2(b)中の左右方向に移動可能である例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、除去部200,210を構成する押し当てローラー200b,210bのみが、制御部101の制御を受けた第1駆動部180によって図2(b)中の左右方向に移動可能でも良い。この場合、制御部101は、操作表示部120を介してあらかじめ設定された記録用紙Sの用紙幅に応じて、除去部材200a,210aが所定の圧力で記録用紙Sの両端部に押し当てられるように、押し当てローラー200b,210bを図2(b)中の左右方向に移動させる。
また、上記実施の形態では、記録用紙Sの持ち上げ量を変更することによって、記録用紙Sの両端部と除去部200,210との接触位置を変更させる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、記録用紙Sの持ち上げる構成の代わりに、除去部200,210を下げる構成を設け、記録用紙Sの両端部と除去部200,210との接触位置を変更させても良い。ただし、画像形成装置100の構成を簡便化する観点からは、記録用紙Sの持ち上げ量を変更することによって、記録用紙Sの両端部と除去部200,210との接触位置を変更させる方が好ましい。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 画像形成装置
101 制御部
102 CPU
103 ROM
104 RAM
110 原稿読み取り部
120 操作表示部
130 画像処理部
140 画像書込部
150 画像形成部
151 中間転写ベルト
152 2次転写ローラー
153 駆動ローラー
154 従動ローラー
160 搬送部
161 未定着用紙搬送装置
161a,161b 搬送ローラー
161c 搬送ベルト
162 突入ガイド
170 定着部
171 通信部
172 記憶部
175 定着ローラー
176 加圧ローラー
180 第1駆動部
182 第2駆動部
184 第3駆動部
200,210 除去部
200a,210a 除去部材
200b,210b 押し当てローラー
200ba,210ba 上側加熱部
200bb,210bb 下側加熱部
200c,210c 巻き取りローラー
200d,210d 繰り出しローラー
210e 加熱ローラー
220,230 スライドカム

Claims (13)

  1. フルブリード印刷モードで、記録用紙に対してトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成された前記トナー像を前記記録用紙に定着させる定着部と、
    前記画像形成部と前記定着部との間の用紙搬送経路に設けられ、前記記録用紙のうち用紙搬送方向に垂直な用紙幅方向の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部と、
    画像形成条件に基づいて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触位置を変更させて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触面積を変化させるように制御する制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記画像形成条件は、前記記録用紙の坪量である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成条件は、前記記録用紙の両端部近傍の面積に対する印字面積の割合を示す印字率である請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記記録用紙を持ち上げる持ち上げ部を備え、
    前記制御部は、前記画像形成条件に基づいて、前記持ち上げ部による前記記録用紙の持ち上げ量を変更することによって、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触位置を変更させる請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記除去部は、
    前記記録用紙の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部材と、
    前記除去部材を前記記録用紙の両端部に向けて押し当てる押し当て部材と、
    を備える請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記除去部材と前記記録用紙の両端部とを、所定の速度差をもって接触させる速度差生成部を備え、
    前記制御部は、前記画像形成条件に基づいて、前記所定の速度差を変更するように前記速度差生成部を制御する請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記除去部は、
    前記除去部材を介して前記記録用紙の両端部に接触して、当該記録用紙の両端部を加熱する加熱部を備える請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記画像形成条件に基づいて、前記加熱部による加熱をオンまたはオフに切り替える請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記画像形成条件に基づいて、前記記録用紙の両端部に対する前記加熱部の加熱温度を変更する請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記加熱部には、一の方向に向かって温度が高くなる温度勾配が形成され、
    前記制御部は、前記画像形成条件に基づいて、前記一の方向に沿った前記記録用紙の両端部と前記加熱部との接触位置を変更させることによって、前記記録用紙の両端部に対する前記加熱部の加熱温度を変更する請求項9に記載の画像形成装置。
  11. フルブリード印刷モードで、記録用紙に対してトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成された前記トナー像を前記記録用紙に定着させる定着部と、
    前記画像形成部と前記定着部との間の用紙搬送経路に設けられ、前記記録用紙のうち用紙搬送方向に垂直な用紙幅方向の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部と、
    を備える画像形成装置におけるトナー除去制御方法であって、
    画像形成条件に基づいて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触位置を変更させて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触面積を変化させるように制御するトナー除去制御方法。
  12. フルブリード印刷モードで、記録用紙に対してトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成された前記トナー像を前記記録用紙に定着させる定着部と、
    前記画像形成部と前記定着部との間の用紙搬送経路に設けられ、前記記録用紙のうち用紙搬送方向に垂直な用紙幅方向の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部と、
    画像形成条件に基づいて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触位置を変更させて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触面積を変化させるように制御する制御部と、
    を備え、
    前記除去部は、
    前記記録用紙の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部材と、
    前記除去部材を前記記録用紙の両端部に向けて押し当てる押し当て部材と、
    前記除去部材を介して前記記録用紙の両端部に接触して、当該記録用紙の両端部を加熱する加熱部と、を備え、
    前記加熱部には、一の方向に向かって温度が高くなる温度勾配が形成され、
    前記制御部は、前記画像形成条件に基づいて、前記一の方向に沿った前記記録用紙の両端部と前記加熱部との接触位置を変更させることによって、前記記録用紙の両端部に対する前記加熱部の加熱温度を変更する画像形成装置。
  13. フルブリード印刷モードで、記録用紙に対してトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成された前記トナー像を前記記録用紙に定着させる定着部と、
    前記画像形成部と前記定着部との間の用紙搬送経路に設けられ、前記記録用紙のうち用紙搬送方向に垂直な用紙幅方向の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部と、
    を備え、
    前記除去部は、
    前記記録用紙の両端部に接触して、当該両端部に付着したトナーを除去する除去部材と、
    前記除去部材を前記記録用紙の両端部に向けて押し当てる押し当て部材と、
    前記除去部材を介して前記記録用紙の両端部に接触して、当該記録用紙の両端部を加熱する加熱部と、を備え、
    前記加熱部には、一の方向に向かって温度が高くなる温度勾配が形成される画像形成装置におけるトナー除去制御方法であって、
    画像形成条件に基づいて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触位置を変更させて、前記記録用紙の両端部と前記除去部との接触面積を変化させるように制御し、
    前記画像形成条件に基づいて、前記一の方向に沿った前記記録用紙の両端部と前記加熱部との接触位置を変更させることによって、前記記録用紙の両端部に対する前記加熱部の加熱温度を変更するトナー除去制御方法。
JP2013082941A 2013-04-11 2013-04-11 画像形成装置およびトナー除去制御方法 Expired - Fee Related JP6136495B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013082941A JP6136495B2 (ja) 2013-04-11 2013-04-11 画像形成装置およびトナー除去制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013082941A JP6136495B2 (ja) 2013-04-11 2013-04-11 画像形成装置およびトナー除去制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014206584A JP2014206584A (ja) 2014-10-30
JP6136495B2 true JP6136495B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=52120186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013082941A Expired - Fee Related JP6136495B2 (ja) 2013-04-11 2013-04-11 画像形成装置およびトナー除去制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6136495B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6988297B2 (ja) * 2017-09-15 2022-01-05 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 画像形成装置及び画像形成プログラム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171554A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Canon Inc 画像形成装置
JP2007199534A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Canon Inc 画像形成装置および画像形成方法
JP4946181B2 (ja) * 2006-05-29 2012-06-06 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP4492586B2 (ja) * 2006-05-30 2010-06-30 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP2008129138A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Canon Inc 画像形成装置
JP2008281606A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Canon Inc 画像形成装置
JP2012123125A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Canon Inc 画像形成装置
JP2013105105A (ja) * 2011-11-15 2013-05-30 Canon Inc 画像形成装置
JP5915852B2 (ja) * 2012-03-14 2016-05-11 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014206584A (ja) 2014-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10459376B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP6272134B2 (ja) 定着装置
US9996033B2 (en) Image forming apparatus and control method for fixing device
JP6639251B2 (ja) 画像形成装置
JP2008170649A (ja) 画像形成装置、定着装置、およびプログラム
US9335682B2 (en) Image forming apparatus, temperature control method for use in fixing device, and non-transitory recording medium
JP6136495B2 (ja) 画像形成装置およびトナー除去制御方法
JP2008175908A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP5823445B2 (ja) 画像形成装置
JP2013238769A (ja) 画像形成装置
JP6972654B2 (ja) 画像形成装置
JP2019144410A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6661894B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2006209009A (ja) 定着装置、画像形成装置
JP6245001B2 (ja) 画像形成装置
JP2019020482A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2011020801A (ja) 画像形成装置
JP2018097039A (ja) 画像形成装置
JP2009169254A (ja) クリーニング装置、およびこれを備えた画像形成装置。
JP2022133963A (ja) 画像形成装置
JP5873726B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP6035220B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6233065B2 (ja) 画像形成システムおよび画像形成装置
JP5677100B2 (ja) 画像形成装置
JP6486057B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6136495

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees