JP6135474B2 - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車両に関し、特に、EV走行とシリーズ運転との変更が可能なハイブリッド車両の制御に関する。
従来、エンジンと駆動モータと発電用ジェネレータとを搭載するハイブリッド車両としては、たとえば、エンジンの動力を用いて発電用ジェネレータで発電し、発電した電力を駆動モータに供給して車両を走行させるもの(シリーズ運転)や、エンジンへの燃料供給を停止し、駆動モータのみで車両を走行させるもの(EV(Electric Vehicle)走行)が公知である(特許文献1)。
特許第4958126号公報
ところで、上述のようなハイブリッド車両においては、EV走行中は、駆動輪の回転に応じて作動するオイルポンプが作動することにより、駆動モータの潤滑や冷却が行なわれるが、低速高負荷運転(たとえば、登坂路走行)が継続する場合には、オイルポンプの吐出量が少ないため、駆動モータの温度が上昇し、駆動モータの出力トルクが制限される場合がある。そのため、運転者が要求する駆動トルクを発生できない場合がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、低速高負荷運転が継続する場合に、運転者が要求する駆動トルクを発生させるハイブリッド車両を提供することである。
この発明のある局面に係るハイブリッド車両は、駆動輪と、エンジンと、エンジンと駆動輪との間を動力伝達状態および動力遮断状態のうちのいずれかの状態に切り替えるクラッチと、エンジンの出力軸に連結される第1回転電機と、駆動輪に連結され、駆動輪において駆動トルクを発生可能な第2回転電機と、エンジンの出力軸の回転に応じて作動する第1オイルポンプと、駆動輪の回転に応じて作動する第2オイルポンプと、第2回転電機に電力を供給する蓄電装置と、第2回転電機の温度を検出する検出部と、クラッチが動力遮断状態に切り替えられ、エンジンへの燃料供給が停止状態であって、かつ、第2回転電機を用いた車両走行中に、検出部によって検出される第2回転電機の温度が第2しきい値よりも高くなる場合には、蓄電装置の充電状態を示す状態量が第1しきい値よりも高いときには第1回転電機を用いて第1オイルポンプが作動するように第1回転電機を制御し、状態量が第1しきい値よりも低いときにはエンジンを用いて第1オイルポンプが作動するようにエンジンを制御する制御部とを含む。
この発明によると、クラッチが動力遮断状態に切り替えられ、エンジンへの燃料供給が停止状態であって、かつ、第2回転電機を用いた車両走行中に、第2回転電機の温度がしきい値よりも高くなる場合には、蓄電装置の充電状態を示す状態量が第1しきい値よりも高いときには第1回転電機を用いて第1オイルポンプが作動するように第1回転電機が制御され、状態量が第1しきい値よりも低いときにはエンジンを用いて第1オイルポンプが作動するようにエンジンが制御されるので、低速高負荷運転が継続する場合でも、第2オイルポンプの吐出量の不足分を第1オイルポンプの作動により補うことができる。そのため、駆動モータの温度の上昇を抑制して、駆動モータの出力トルクの制限を抑制することができる。したがって、低速高負荷運転が継続する場合に、運転者が要求する駆動トルクを発生させるハイブリッド車両を提供することができる。
第1の実施の形態に係るハイブリッド車両の全体ブロック図である。 ECUで実行される制御処理を示すフローチャートである。 車速とオイルポンプの吐出量との関係を示す図である。 第2の実施の形態におけるECUで実行される制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号が付されている。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返されない。
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本実施の形態に係るハイブリッド車両1(以下、単に車両1と記載する)の全体ブロック図を説明する。車両1は、エンジン10と、トランスミッション40と、第1モータジェネレータ20(以下、第1MG20と記載する)と、第2モータジェネレータ30(以下、第2MG30と記載する)と、駆動輪49と、PCU(Power Control Unit)60と、バッテリ70と、ECU(Electronic Control Unit)200とを含む。
エンジン10は、たとえば、複数の気筒を有する、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関である。エンジン10は、ECU200からの制御信号S1に基づいて制御される。
第1MG20は、たとえば、三相交流回転電機である。第1MG20は、PCU60によって駆動される。第1MG20は、エンジン10の動力を用いて発電してPCU60を経由してバッテリ70を充電したり、第2MG30に発電した電力を供給したりするジェネレータとしての機能を有する。また、第1MG20は、バッテリ70からの電力を受けてエンジン10の出力軸であるクランク軸を回転させてエンジン10を始動させるスタータとしての機能を有する。第1MG20は、第1固定子21と、第1回転子22とを含む。第1MG20は、後述するようにエンジン10の出力軸に連結される回転電機である。
第2MG30は、たとえば、三相交流回転電機である。第2MG30は、PCU60によって駆動される。第2MG30は、バッテリ70に蓄えられた電力および第1MG20により発電された電力の少なくともいずれか一方を用いて駆動輪49に駆動力を与える駆動用モータとしての機能を有する。また、第2MG30は、回生制動によって発電された電力を用いてPCU60を経由してバッテリを充電するためのジェネレータとしての機能を有する。第2MG30は、第2固定子31と、第2回転子32とを含む。第2MG30は、後述するように、駆動輪49に連結され、出力トルクを発生させることによって駆動輪49において駆動トルクを発生可能な回転電機である。
レゾルバ13は、第2MG30に設けられ、第2MG30の回転速度Nm2を検出する。レゾルバ13は、検出した回転速度Nm2を示す信号をECU200に送信する。なお、第1MG20にもレゾルバが設けられてもよい。
モータ温度センサ12は、第2MG30に設けられ、第2MG30の温度Tm2を検出する。モータ温度センサ12は、検出した第2MG30の温度Tm2を示す信号をECU200に送信する。
第1MG20および第2MG30は、たとえば、トランスミッション40の筐体内に収納される。第1固定子21および第2固定子31は、トランスミッション40の筐体内に固定される。第1回転子22および第2回転子32は、トランスミッション40の筐体に設けられるベアリング等の軸受け部により回転自在に支持される。
バッテリ70は、蓄電装置であり、再充電可能な直流電源である。バッテリ70としては、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池が用いられる。バッテリ70は、第1MG20および/または第2MG30により発電された電力を用いて充電される他、外部電源(図示せず)から供給される電力を用いて充電されてもよい。なお、バッテリ70は、二次電池に限らず、直流電圧を生成できるもの、たとえば、キャパシタ、太陽電池、燃料電池等であってもよい。
バッテリ70には、電流センサ152と、電圧センサ154と、電池温度センサ156とが設けられる。電流センサ152は、バッテリ70の電流IBを検出する。電流センサ152は、電流IBを示す信号をECU200に送信する。電圧センサ154は、バッテリ70の電圧VBを検出する。電圧センサ154は、電圧VBを示す信号をECU200に送信する。電池温度センサ156は、バッテリ70の電池温度TBを検出する。電池温度センサ156は、電池温度TBを示す信号をECU200に送信する。
ECU200は、バッテリ70の電流IBと、電圧VBと、電池温度TBとに基づいてバッテリ70の充電状態を示す状態量(以下、SOC(State Of Charge)と記載する)を推定する。ECU200は、たとえば、電流と、電圧と、電池温度とに基づいてOCV(Open Circuit Voltage)を推定し、推定されたOCVと所定のマップとに基づいてバッテリ70のSOCを推定してもよい。あるいは、ECU200は、たとえば、バッテリ70の充電電流と放電電流とを積算することによってバッテリ70のSOCを推定してもよい。
PCU60は、スイッチング素子を複数個含む。PCU60は、スイッチング素子のオン・オフ動作を制御することによってバッテリ70に蓄えられた直流電力を第1MG20および第2MG30を駆動するための交流電力に変換する。PCU60は、ECU200からの制御信号S2に基づいて制御されるコンバータおよびインバータ(いずれも図示せず)を含む。コンバータは、バッテリ70から受けた直流電力の電圧を昇圧してインバータに出力する。インバータは、コンバータが出力した直流電力を交流電力に変換して第1MG20および/または第2MG30に出力する。これにより、バッテリ70に蓄えられた電力を用いて第1MG20および/または第2MG30が駆動される。また、インバータは、第1MG20および/または第2MG30によって発電される交流電力を直流電力に変換してコンバータに出力する。コンバータは、インバータが出力した直流電力の電圧を降圧してバッテリ70へ出力する。これにより、第1MG20および/または第2MG30により発電された電力を用いてバッテリ70が充電される。なお、コンバータは、省略してもよい。
トランスミッション40は、エンジン10と第1MG20との間で動力を伝達したり、エンジン10と駆動輪49との間で動力を伝達したり、第2MG30と駆動輪49との間で動力を伝達したり、第1MG20と駆動輪49との間で動力を伝達したりする。
トランスミッション40は、エンジン10、第1MG20、第2MG30および駆動輪49の少なくともいずれか一つの構成部品から受けた動力を他の構成部品に伝達するための複数のギヤおよび複数の回転軸を備える。
複数の回転軸は、トランスミッション40の筐体に設けられるベアリング等の軸受け部によって回転可能に支持される。複数のギヤの各々は、複数の回転軸およびディファレンシャル装置46bのいずれかに固定される。なお、本実施の形態において、ディファレンシャル装置46bは、トランスミッション40の筐体内に収納されるものとして説明するが、たとえば、トランスミッション40とは別のギヤボックスに収納されてもよい(たとえば、車両の駆動形式がFR(Front engine Rear drive)である場合がその典型例である)。
本実施の形態において、トランスミッション40は、複数の回転軸として、エンジン軸41,42と、MG内周軸43と、MG外周軸44と、アイドラー軸45と、駆動軸46と、第1ポンプ軸47と、第2ポンプ軸50とを備える。
エンジン軸41の一方端は、エンジン10のクランク軸と連結する。エンジン軸41とエンジン10のクランク軸とは、たとえば、スプライン結合によって連結される。エンジン軸41には、エンジン軸41と回転中心が一致するようにギヤ41aが固定される。エンジン軸41の他方端は、クラッチ80の一方端に連結される。
クラッチ80は、エンジン10と駆動輪49のとの間の動力伝達経路上に設けられる。クラッチ80は、ECU200からの制御信号S3を受けてアクチュエータ等により係合状態と解放状態とのうちのいずれか一方の状態から他方の状態に切り替えられる。クラッチ80の他方端は、エンジン軸42の一方端に連結される。
クラッチ80が係合状態である場合には、エンジン軸41,42が一体的に回転して、エンジン軸41,42間で動力の伝達が行なわれる。そのため、エンジン10と駆動輪49との間で動力伝達が可能な動力伝達状態になる。クラッチ80が解放状態である場合には、エンジン軸41,42間での動力の伝達が遮断される。
エンジン軸42の他方端には、後述するギヤ45bと噛み合うギヤ42aが、エンジン軸42と回転中心が一致するように固定される。
MG内周軸43の一方端には、ギヤ41aと噛み合うギヤ43aが、MG内周軸43と回転中心が一致するように固定される。MG内周軸43の他方端は、第1MG20の第1回転子22と回転中心が一致するように第1回転子22に固定される。MG内周軸43の外周には、MG内周軸43に相対回転可能に取り付けられた中空のMG外周軸44が設けられる。
MG外周軸44の一方端には、MG外周軸44と回転中心が一致するようにギヤ44aが固定される。MG外周軸44の他方端は、第2MG30の第2固定子31と回転中心が一致するように第2固定子31に固定される。
アイドラー軸45の一方端には、アイドラー軸45と回転中心が一致するようにギヤ45a(ファイナルギヤ)が固定される。アイドラー軸45の他方端には、ギヤ42aおよびギヤ44aの各々と噛み合うギヤ45bがアイドラー軸45と回転中心が一致するように固定される。
ディファレンシャル装置46bは、左右の駆動軸46を経由して左右の駆動輪49の各々に接続される。ディファレンシャル装置46bには、ギヤ45aと噛み合うギヤ46aが、ディファレンシャル装置46bと回転中心が一致するように固定される。ディファレンシャル装置46bは、たとえば、車両1の旋回中等に生じる左右の駆動輪49の回転数差を吸収する機構である。
第1ポンプ軸47の一方端には、第1ポンプ軸47と回転中心が一致するようにギヤ47aが固定される。第1ポンプ軸47の他方端は、第1オイルポンプ48の入力軸に連結される。ギヤ47aは、エンジン軸41に固定されるギヤ41aと噛み合う。そのため、エンジン10が作動状態になると、エンジン10の動力は第1オイルポンプ48に伝達され、第1オイルポンプ48が作動する。第1オイルポンプ48が作動することにより、トランスミッション40内のオイル(作動油)がトランスミッション40の内部に形成される所定の循環通路を流通する。オイルが所定の循環通路を流通することによってトランスミッション40の筐体内の各ギヤおよび各回転軸や第1MG20、第2MG30に供給され、各ギヤおよび各回転軸の潤滑や第1MG20および第2MG30の冷却等が図られる。
第2ポンプ軸50の一方端には、第2ポンプ軸50と回転中心が一致するようにギヤ50aが固定される。第2ポンプ軸50の他方端は、第2オイルポンプ51の入力軸に連結される。ギヤ50aは、ディファレンシャル装置46bに固定されるギヤ46aと噛み合う。したがって、第2オイルポンプ51は、駆動軸46に連結されることとなる。そのため、駆動軸46の回転に応じて第2オイルポンプ51が作動する。第2オイルポンプ51が作動することにより、トランスミッション40内のオイルがトランスミッション40の内部に形成される所定の循環通路(上述の第1オイルポンプ48を含む循環通路と共通の循環通路であってもよいし、別の循環通路であってもよい)を流通する。オイルが所定の循環通路を流通することによってトランスミッション40の筐体内の各ギヤおよび各回転軸や第1MG20、第2MG30に供給され、各ギヤおよび各回転軸の潤滑や第1MG20および第2MG30の冷却等が図られる。なお、第2オイルポンプ51は、駆動軸46の回転に応じて作動すればよく、ギヤ46aに代えて、駆動軸46と第2MG30の回転軸との間に連結される複数のギヤ(たとえば、ギヤ42a、44a、45a等)のいずれかに噛み合うようにしてもよいし、駆動軸46と第2MG30の回転軸との間に連結される複数のギヤを支持する複数の軸(たとえば、エンジン軸42、MG外周軸44、アイドラー軸45、駆動軸46等)のいずれかに新たに設けられるギヤに噛み合うようにしてもよい。
車輪速センサ14は、駆動輪49の回転速度Nwを検出する。車輪速センサ14は、検出された回転速度Nwを示す信号をECU200に送信する。ECU200は、受信した回転速度Nwに基づいて車速Vを算出する。なお、ECU200は、回転速度Nwに代えて第2MG30の回転速度Nm2に基づいて車速Vを算出するようにしてもよい。
アクセルペダル160は、運転席に設けられる。アクセルペダル160には、ペダルストロークセンサ162が設けられる。ペダルストロークセンサ162は、アクセルペダル160の踏み込み量(ストローク量)APを検出する。ペダルストロークセンサ162は、踏み込み量APを示す信号をECU200に送信する。なお、ペダルストロークセンサ162に代えてアクセルペダル160に対する車両1の乗員の踏力を検出するためのアクセルペダル踏力センサを用いてもよい。
ECU200は、エンジン10を制御するための制御信号S1を生成し、その生成した制御信号S1をエンジン10へ出力する。また、ECU200は、PCU60を制御するための制御信号S2(たとえば、第1MG20あるいは第2MG30に対するトルク指令値に対応する制御信号)を生成し、その生成した制御信号S2をPCU60へ出力する。
ECU200は、エンジン10およびPCU60等を制御することによって車両1が最も効率よく運行できるようにハイブリッドシステム全体、すなわち、バッテリ70の充放電状態、エンジン10、第1MG20および第2MG30の動作状態を制御する制御装置である。
このような構成要素を有する車両1においては、第2MG30の出力トルクを左右の駆動輪49に伝達して車両1を走行させる第1動力伝達経路と、エンジン10の出力トルクを駆動輪49に伝達して車両1を走行させる第2動力伝達経路とを含み、これらの2つの動力伝送経路を択一的に選択または併用して走行する。
第1動力伝達経路においては、クラッチ80が遮断状態となり、エンジン軸41のギヤ41aとMG内周軸43のギヤ43aが噛み合った状態であるため、エンジン10の動力により第1MG20の第1回転子22を回転させることによって第1MG20において発電が行なわれる。第1MG20において発電された電力は、PCU60を経由して第2MG30に供給される。なお、第1MG20において発電された電力は、PCU60を経由してバッテリ70にも供給され得る。第2MG30は第1MG20から供給された電力を用いてMG外周軸44を回転させる。MG外周軸44のギヤ44aとギヤ45bとが噛み合うため、MG外周軸44の回転によりアイドラー軸45が回転させられる。アイドラー軸45のギヤ45aとギヤ46aとが噛み合うため、アイドラー軸45の回転によりディファレンシャル装置46bおよび駆動軸46が回転させられる。駆動軸46が回転させられることにより駆動輪49に駆動トルクが生じる。このようにして、エンジン10の出力トルクを全て第1MG20で電気エネルギーに変換して運転する、いわゆるシリーズ運転が可能となっている。
一方、第2動力伝達経路においては、クラッチ80が係合状態になることにより、エンジン10の出力トルクがエンジン軸41,42、ギヤ42a、ギヤ45b、アイドラー軸45、ギヤ45a、ギヤ46aおよびディファレンシャル装置46bを経由して駆動軸46および駆動輪49に伝達される。このとき、エンジン軸41のギヤ41aとMG内周軸43のギヤ43aとは常時噛み合った状態になるため、エンジン10が作動状態になることにより第1MG20により発電も行なわれる。そのため、第1MG20により発電された電力により第2MG30を回転させることで、車両1は、エンジン10の出力トルクに基づく駆動トルクと第2MG30の出力トルクに基づく駆動トルクとを足し合わせた駆動トルクにより駆動する。このようにして、エンジンと第2MG30との両方で車両1を駆動させる、いわゆるパラレル運転(エンジン直結走行)が可能となっている。
なお、シリーズ運転やパラレル運転の他にもクラッチ80を係合状態にして、第1MG20および第2MG30にゼロトルク制御を行なうことで、引きずり損失を最小化してエンジン10のみで走行したり、クラッチ80を遮断状態にしてエンジン10への燃料供給を停止させて第2MG30のみで走行したりすることも可能である。以下の説明において、クラッチ80を遮断状態にしてエンジン10への燃料供給を停止させて第2MG30のみで走行することをEV(Electric Vehicle)走行と記載する。
本実施の形態において、ECU200は、たとえば、シリーズ運転と、パラレル運転と、EV走行とのうちのいずれかの走行モードに従って車両1を制御する。
ECU200は、たとえば、車両1の発進時等においては、シリーズ運転あるいはEV走行を選択して、クラッチ80が解放状態になるようにアクチュエータを制御し、運転者により要求される駆動トルクを第2MG30により発生させるようにPCU60(第2MG30の出力トルク)を制御する。このとき、ECU200は、バッテリ70のSOCがしきい値よりも低い場合には、シリーズ運転を選択して、エンジン10を作動させて第1MG20において発電が行なわれ、発電された電力がバッテリ70や第2MG30に供給される。一方、ECU200は、バッテリ70のSOCがしきい値よりも高い場合には、EV走行を選択して、エンジン10を停止させた状態で、バッテリ70の電力を用いて第2MG30を駆動させる。
ECU200は、たとえば、車速Vがしきい値よりも高い高車速領域(エンジン10の燃費特性の良い車速領域)内である場合や、バッテリ70のSOCがしきい値よりも低下することにより第2MG30単独で運転者により要求される駆動トルクが発生できない場合には、パラレル運転を選択して、クラッチ80が係合状態になるようにアクチュエータを制御し、運転者により要求される駆動トルクをエンジン10と第2MG30とにより発生させるようにPCU60またはエンジン10を制御する。
以上のような構成を有する車両1において、たとえば、EV走行中は、駆動輪49の回転に応じて第2オイルポンプ51が作動することにより、駆動モータである第2MG30の潤滑や冷却が行なわれるが、低速高負荷運転(たとえば、登坂路走行)が継続する場合には、第2オイルポンプ51の吐出量が少ないため、第2MG30の温度Tm2が上昇し、第2MG30の出力トルクが制限される場合がある。そのため、運転者が要求する駆動トルクを発生できない場合がある。
そこで、本実施の形態においては、ECU200が、EV走行中に、モータ温度センサ12によって検出される第2MG30の温度Tm2がしきい値Tm(0)よりも高くなる場合に、エンジン10を始動させる点を特徴とする。
図2を参照して、本実施の形態に係る車両1に搭載されたECU200で実行される制御処理について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)501にて、ECU200は、EV走行中であるか否かを判定する。ECU200は、たとえば、クラッチ80が解放状態であって、エンジン10への燃料供給が停止しており、かつ、車両1の進行方向に駆動トルクが生じるように第2MG30が制御されている場合に(たとえば、第2MG30に対するトルク指令値がゼロよりも大きい場合に)、EV走行中であると判定する。EV走行中であると判定される場合(S501にてYES)、処理はS502に移される。もしそうでない場合(S501にてNO)、処理はS501に戻される。
S502にて、ECU200は、モータ温度Tm2がしきい値Tm(0)よりも大きいか否かを判定する。しきい値Tm(0)は、第2MG30の温度上昇に対する第2MG30の部品保護を目的とした第2MG30のトルク指令値の上限値の制限を要するか否かを判定するための値である。モータ温度Tm2がしきい値Tm(0)よりも大きい場合(S502にてYES)、処理はS503に移される。もしそうでない場合(S502にてNO)、処理はS501に戻される。S503にて、ECU200は、エンジン10を始動させる。すなわち、ECU200は、第1MG20を用いてクランキングして、エンジン10の回転数が所定の回転数以上となる状態で、燃料噴射制御と点火制御とを実行して、エンジン10を始動させる。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両1に搭載されたECU200の動作について図3を参照しつつ説明する。
たとえば、車両1がEV走行中に(S501にてYES)、登坂路の走行時等の低速高負荷運転が継続される場合を想定する。
図3の太破線に示すように、車速Vが低い場合には、第2オイルポンプ51の作動量(すなわち、吐出量)は車速Vが高い場合と比較して小さくなる。そのため、低速高負荷運転が継続される場合には、第2オイルポンプ51の作動量が小さいことから第2MG30の発熱量が作動油を経由した放熱量を上回る場合には、第2MG30の温度Tm2が上昇する。
第2MG30の温度Tm2がしきい値Tm(0)よりも高くなる場合には(S502にてYES)、エンジン10が始動される(S503)。エンジン10が始動することにより、第1オイルポンプ48が作動する。第1オイルポンプ48の吐出量は、エンジン10の回転速度に比例して変化する。そのため、エンジン10の回転速度が所定回転数となることにより低車速の領域においても、図3の一点鎖線に示すように、第1オイルポンプ48および第2オイルポンプ51による作動油の吐出量の総和は、図3の細破線に示す最大必要冷却量を超える。なお、最大必要冷却量とは、車速に応じて設定され、冷却対象(第2MG30)において必要とされる冷却量(吐出量)の最大値(たとえば、第2MG30の負荷が最大でも温度上昇が抑制される作動油の吐出量)をいう。最大必要冷却量は、所定量であってもよい。第1オイルポンプ48が作動して作動油の吐出量の総和が最大必要冷却量を超えることにより、トランスミッション40内を循環する作動油の流量が増加する。その結果、第2MG30の冷却が促進されることにより、第2MG30の温度が低下させられる。そのため、第2MG30の出力トルクの上限値の低下が抑制される。
以上のようにして、本実施の形態に係るハイブリッド車両によると、EV走行中に(すなわち、クラッチ80が動力遮断状態に切り替えられ、エンジンへの燃料供給が停止状態であって、かつ、第2MG30を用いた車両走行中に)、第2MG30の温度Tm2がしきい値Tm(0)よりも高くなる場合には、エンジン10を用いて第1オイルポンプ48が作動するようにエンジン10が制御されるので、低速高負荷運転が継続する場合でも、第2オイルポンプ51の吐出量の不足分を第1オイルポンプ48の作動により補うことができる。そのため、第2MG30の温度の上昇を抑制して、第2MG30の出力トルクの制限を抑制することができる。したがって、低速高負荷運転が継続する場合に、運転者が要求する駆動トルクを発生させるハイブリッド車両を提供することができる。
<第2の実施の形態>
以下、第2の実施の形態に係るハイブリッド車両について説明する。本実施の形態に係る車両1は、上述の第1の実施の形態に係る車両1の構成と比較して、ECU200の動作が異なる。それ以外の構成については、上述の第1の実施の形態に係る車両1の構成と同じ構成である。それらについては同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰り返さない。
本実施の形態においては、ECU200が、EV走行中に、モータ温度センサ12によって検出される第2MG30の温度Tm2がしきい値Tm(0)よりも高くなる場合には、バッテリ70のSOCがしきい値SOC(0)よりも大きいときには第1MG20を用いて第1オイルポンプ48が作動するように第1MG20を制御し、バッテリ70のSOCがしきい値SOC(0)よりも低いときにはエンジン10を用いて第1オイルポンプ48が作動するようにエンジン10を制御する点を特徴とする。
図4を参照して、本実施の形態に係る車両1に搭載されたECU200で実行される制御処理について説明する。
なお、図4のフローチャートのS501〜S503の処理は図2のフローチャートのS501〜S503の処理と同じ処理である。そのため、その詳細な説明は繰り返さない。
モータ温度Tm2がしきい値Tm(0)よりも大きいと判定されると(S502にてYES)、S600にて、ECU200は、バッテリ70のSOCがしきい値SOC(0)よりも大きいか否かを判定する。
しきい値SOC(0)は、エンジン10への燃料供給を停止させた状態で所定期間第1MG20を用いて第1オイルポンプ48を作動させることによりSOCが低下しても所定のSOC(たとえば、SOCの下限値以上)が確保可能となる値である。しきい値SOC(0)は、たとえば、バッテリ70のSOCの下限値に所定量を加算して算出される。
バッテリ70のSOCがしきい値SOC(0)よりも大きいと(S600にてYES)、処理はS601に移される。もしそうでない場合(S600にてNO)、処理はS503に移される。
S601にて、ECU200は、第1MG20がエンジン10をクランキングする方向と同じ方向に回転するように第1MG20を制御する。ECU200は、少なくともエンジン10のクランク軸をクランキング可能な程度の出力トルクが生じるように第1MG20を制御する。また、ECU200は、エンジン10への燃料噴射制御や点火制御は停止させた状態とする。ECU200は、第1オイルポンプ48の吐出量が所定の吐出量となるように第1MG20の回転数を制御する。所定の吐出量は、図3の実線に示すようなエンジン10が作動状態である場合の車速Vと関連したものであってもよい。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両1に搭載されたECU200の動作について説明する。
たとえば、車両1のEV走行中(S501にてYES)、登坂路の走行時等の低速高負荷運転が継続される場合を想定する。
車速Vが低い場合には、第2オイルポンプ51の作動量(すなわち、吐出量)は車速Vが高い場合と比較して小さくなる。そのため、低速高負荷運転が継続される場合には、第2オイルポンプ51の作動量が小さいことから第2MG30の発熱量が作動油を経由した放熱量を上回る場合には、第2MG30の温度Tm2が上昇する。
第2MG30の温度Tm2がしきい値Tm(0)よりも高く(S502にてYES)、かつ、バッテリ70のSOCがしきい値SOC(0)よりも高い場合には(S600にてYES)、第1MG20がエンジン10をクランキングする方向と同じ方向に回転するように第1MG20が制御される。第1MG20の回転によりエンジン軸41のギヤ41aと噛み合うギヤ47aが回転するため、第1オイルポンプ48が作動する。そのため、作動油の吐出量は、車速Vに応じた第2オイルポンプ51の吐出量に第1オイルポンプ48の吐出量を加えたものとなる。そのため、トランスミッション40内を循環する作動油の流量が増加する。その結果、第2MG30の冷却が促進されることにより、第2MG30の温度が低下させられる。そのため、第2MG30の出力トルクの上限値の低下が抑制される。
一方、第2MG30の温度Tm2がしきい値Tm(0)よりも高く(S502にてYES)、かつ、バッテリ70のSOCがしきい値SOC(0)よりも低い場合には(S600にてNO)、エンジン10が始動される(S503)。エンジン10が始動することにより、第1オイルポンプ48が作動する。そのため、エンジン10の回転速度が所定回転数となることにより低車速の領域においても、図3の一点鎖線に示すように、第1オイルポンプ48および第2オイルポンプ51による作動油の吐出量の総和は、図3の細破線に示す最大必要冷却量を超える。これにより、トランスミッション40内を循環する作動油の流量が増加する。その結果、第2MG30の冷却が促進されることにより、第2MG30の温度が低下させられる。そのため、第2MG30の出力トルクの上限値の低下が抑制される。
以上のようにして、本実施の形態に係るハイブリッド車両によると、EV走行中に(すなわち、クラッチ80が動力遮断状態に切り替えられ、エンジンへの燃料供給が停止状態であって、かつ、第2MG30を用いた車両走行中に)、第2MG30の温度Tm2がしきい値Tm(0)よりも高くなる場合には、バッテリ70のSOCがしきい値SOC(0)よりも大きいときには、第1MG20を用いて第1オイルポンプ48が作動するように第1MG20が制御され、バッテリ70のSOCがしきい値SOC(0)以下のときには、エンジン10を用いて第1オイルポンプ48が作動するようにエンジン10が制御されるので、低速負荷運転が継続する場合でも、第2オイルポンプ51の吐出量の不足分を第1オイルポンプ48の作動により補うことができる。そのため、第2MG30の温度の上昇を抑制して、第2MG30の出力トルクの制限を抑制することができる。したがって、低速高負荷運転が継続する場合に、運転者が要求する駆動トルクを発生させるハイブリッド車両を提供することができる。
さらに、バッテリ70のSOCがしきい値SOC(0)よりも大きいときには、第1MG20を用いて第1オイルポンプ48が作動するため、第1オイルポンプ48を作動させるためのエンジン10の始動頻度の増加を抑制して、燃費の悪化を抑制することができる。また、バッテリ70のSOCがしきい値SOC(0)以下のときには、エンジン10を用いて第1オイルポンプ48が作動するため、バッテリ70のSOCの低下を抑制することができる。
また、本実施の形態においては、EV走行中に、第2MG30のモータ温度Tm2がしきい値Tm(0)よりも高い場合には、バッテリ70のSOCがしきい値SOC(0)よりも大きいと、第1MG20を用いて第1オイルポンプ48を作動させ、バッテリ70のSOCがSOC(0)以下であると、エンジン10を用いて第1オイルポンプ48を作動させるものとして説明したが、このような動作に加えて、クラッチ80を係合状態にしてもよい。すなわち、第1MG20およびエンジン10のうちのいずれか一方の動力源を用いて第1オイルポンプ48を作動させるとともに、駆動輪49において進行方向の駆動トルクが生じるようにクラッチ80を経由してその動力源の出力トルクを伝達するようにしてもよい。このようにすると、第1オイルポンプ48を作動させることができることに加えて、第2MG30の負担をより軽減することが可能になる。その結果、第2MG30の温度の上昇を抑制するとともに、運転者が要求する駆動トルクを発生させることができる。
特に、ECU200は、たとえば、第1MG20を用いて第1オイルポンプ48を作動させる場合には、車両1に要求される駆動トルクを少なくとも第2MG30の出力トルクにより発生させ、不足分を第1MG20の出力トルクによって補うように第1MG20および第2MG30を制御してもよい
この場合において、ECU200は、たとえば、車両1に要求される駆動トルクが第2MG30の出力トルクの上限値以内である場合には、第2MG30単独で車両1に要求される駆動トルクが発生するように第2MG30の出力トルクを制御する。ECU200は、車両1に要求される駆動トルクが第2MG30の出力トルクの上限値を超える場合には、上限値を超えた分について第1MG20の出力トルクによって補うように、超過分に対応する第1MG20に対するトルク指令値に基づいて第1MG20を制御してもよい。
たとえば、第2MG30の出力トルクの上限値は、第2MG30のモータ温度Tm2が所定値(たとえば、Tm(0))を超える場合には、モータ温度Tm2が上昇するほど低下する関係を有する。そのため、ECU200は、第2MG30のモータ温度Tm2に基づいて第1MG20および第2MG30の各々のトルク指令値を設定する。また、第1MG20と、燃料噴射制御と点火制御とが停止状態のエンジン10とが連結されていることから、第1MG20に対するトルク指令値は、エンジン10のクランク軸を回転させるトルクを考慮して設定することが望ましい。また、この場合、しきい値SOC(0)は、第1MG20および第2MG30の各々に駆動トルクを生じさせた状態で車両1を所定期間走行させることによりSOCが低下しても所定のSOC(たとえば、SOCの下限値以上)が確保可能となる値であることが望ましい。
なお、ECU200は、たとえば、車両1に要求される駆動トルクを少なくとも第1MG30の出力トルクにより発生させ、不足分を第2MG30の出力トルクによって補うように第1MG20および第2MG30を制御してもよい。このようにすると、第2MG30の負担をさらに軽減することができるため、第2MG30のモータ温度Tmの低下を促進することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ハイブリッド車両、10 エンジン、12 モータ温度センサ、13 レゾルバ、14 車輪速センサ、20,30 モータジェネレータ、21,31 固定子、22,32 回転子、40 トランスミッション、46b ディファレンシャル装置、48 第1オイルポンプ、49 駆動輪、51 第2オイルポンプ、60 PCU、70 バッテリ、80 クラッチ、152 電流センサ、154 電圧センサ、156 電池温度センサ、160 アクセルペダル、162 ペダルストロークセンサ、200 ECU。

Claims (1)

  1. 駆動輪と、
    エンジンと、
    前記エンジンと前記駆動輪との間を動力伝達状態および動力遮断状態のうちのいずれかの状態に切り替えるクラッチと、
    前記エンジンの出力軸に連結される第1回転電機と、
    前記駆動輪に連結され、前記駆動輪において駆動トルクを発生可能な第2回転電機と、
    前記エンジンの出力軸の回転に応じて作動し、前記第1回転電機および前記第2回転電機に作動油を供給する第1オイルポンプと、
    前記駆動輪の回転に応じて作動し、前記第1回転電機および前記第2回転電機に作動油を供給する第2オイルポンプと、
    前記第2回転電機に電力を供給する蓄電装置と、
    前記第2回転電機の温度を検出する検出部と、
    前記クラッチが前記動力遮断状態に切り替えられ、前記エンジンへの燃料供給が停止状態であって、かつ、前記第2回転電機を用いた車両走行中に、前記検出部によって検出される前記第2回転電機の温度が第2しきい値よりも高くなる場合には、前記クラッチを前記動力伝達状態に切り替えるとともに、前記蓄電装置の充電状態を示す状態量が第1しきい値よりも高いときには前記第1回転電機を用いて前記第1オイルポンプが作動するように前記第1回転電機を制御し、前記状態量が前記第1しきい値よりも低いときには前記エンジンを用いて前記第1オイルポンプが作動するように前記エンジンを制御する制御部とを含む、ハイブリッド車両。
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