JP6133693B2 - 農業用タイヤ - Google Patents
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Description
実施形態に係る農業用タイヤは、タイヤ赤道線からトレッド端まで延びる複数の幅方向陸部と、タイヤ周方向において互いに隣接する幅方向陸部の間に設けられる幅方向溝部とを備える。前記幅方向陸部の表面は、タイヤ幅方向において前記トレッド端と前記タイヤ赤道線との中間点を構成する1/4点を有する。前記タイヤ赤道線から前記1/4点までの部位がセンター部である。前記1/4点から前記トレッド端までの部位は、ショルダー部である。前記幅方向陸部は、前記センター部に形成されたセンター陸部と、前記センター陸部に連続しており、前記ショルダー部に形成されたショルダー陸部とによって構成される。前記幅方向溝部は、前記センター部に形成されたセンター溝部と、前記センター溝部に連続しており、前記ショルダー部に形成されたショルダー溝部とによって構成される。タイヤ径方向において前記1/4点から前記トレッド端までの落差がdsであり、前記タイヤ幅方向においてトレッドの全幅がTWである場合において、ds/(TW/4)≦20%の条件が満たされる。前記ショルダー陸部の延長線方向に直交する方向における前記ショルダー陸部の陸部幅がTsであり、前記ショルダー部において前記タイヤ周方向における前記農業用タイヤの全周長がCsである場合に、Ts/Cs≦1.00%の条件が満たされる。
(農業用タイヤ)
以下において、第1実施形態に係る農業用タイヤについて説明する。図1は、第1実施形態に係る農業用タイヤ100を示す図である。以下において、タイヤの回転方向について、タイヤ周方向TCと称し、トレッドの幅方向について、タイヤ幅方向TWと称し、タイヤの半径方向について、タイヤ径方向TRと称することに留意すべきである。
以下において、第1実施形態に係るショルダー部について説明する。図2は、ショルダー陸部20S(又は、ショルダー溝部30S)の延長線方向Lsに直交する方向及びショルダー溝部30Sの底面に対する垂線方向に沿ったショルダー部10Sの断面を示す図である。
以下において、第1実施形態に係るセンター部について説明する。図3は、センター陸部20Cの延長線方向Lsに直交する方向及びセンター溝部30Cの底面に対する垂線方向に沿ったセンター部10Cの断面を示す図である。
以下において、第1実施形態に係る農業用タイヤのトラクションのメカニズムについて説明する。図4は、第1実施形態に係る農業用タイヤ100のトラクションのメカニズムを説明するための図である。
第1実施形態では、ds/(TW/4)≦20%の条件が満たされる。すなわち、ショルダー部の形状が路面に対してフラットに近くなる。従って、ショルダー陸部20Sが路面に食い込みやいため、摩擦係数(μ)が小さく、かつ、硬さが大きい路面において、優れたトラクションが得られる。また、ショルダー陸部20Sと路面との接地圧の均一化が図られ、摩擦係数(μ)が大きい路面においても、優れたトラクションが得られる。
以下において、第1実施形態の変更例1について説明する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。
以下において、評価結果について説明する。具体的には、“ds/(TW/4)”、“Ts/Cs”、“θ2”、“Ts/Us”、“θ6”、“θ3”、“dc/(TW/4)”、“θ1”、“θ4”、“Tc/Cc”の値が異なるサンプルについて、トラクション性能及びラグ重量について評価を行った。
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
Claims (9)
- タイヤ赤道線からトレッド端まで延びる複数の幅方向陸部と、タイヤ周方向において互いに隣接する幅方向陸部の間に設けられる幅方向溝部とを備える農業用タイヤであって、
前記幅方向陸部の表面は、タイヤ幅方向において前記トレッド端と前記タイヤ赤道線との中間点を構成する1/4点を有しており、
前記タイヤ赤道線から前記1/4点までの部位がセンター部であり、
前記1/4点から前記トレッド端までの部位は、ショルダー部であり、
前記幅方向陸部は、前記センター部に形成されたセンター陸部と、前記センター陸部に連続しており、前記ショルダー部に形成されたショルダー陸部とによって構成されており、
前記幅方向溝部は、前記センター部に形成されたセンター溝部と、前記センター溝部に連続しており、前記ショルダー部に形成されたショルダー溝部とによって構成されており、
タイヤ径方向において前記1/4点から前記トレッド端までの落差がdsであり、前記タイヤ幅方向においてトレッドの全幅がTWである場合において、ds/(TW/4)≦20%の条件が満たされており、
前記ショルダー陸部の延長線方向に直交する方向における前記ショルダー陸部の頂面での陸部幅がTsであり、前記ショルダー部において前記タイヤ周方向における前記農業用タイヤの全周長がCsである場合に、Ts/Cs≦1.00%の条件が満たされることを特徴とする農業用タイヤ。 - 前記ショルダー陸部は、前記ショルダー陸部の延長線方向に直交する方向及び前記ショルダー溝部の底面に対する垂線方向に沿った断面において、踏み込み側に設けられたショルダー側踏み込み壁を有しており、
前記ショルダー陸部の延長線方向に直交する方向及び前記ショルダー溝部の底面に対する垂線方向に沿った断面において、前記ショルダー溝部の底面に対する垂線方向と前記ショルダー側踏み込み壁とによって形成されるテーパ角は、20°以下であることを特徴とする請求項1に記載の農業用タイヤ。 - 前記ショルダー溝部の延長線方向に直交する方向における前記ショルダー溝部の開口端での溝幅がUsである場合に、Ts/Us≧22%の条件が満たされることを特徴とする請求項1に記載の農業用タイヤ。
- 前記タイヤ幅方向に対する前記ショルダー陸部の傾きは、35°以上であることを特徴する請求項1に記載の農業用タイヤ。
- 前記ショルダー陸部は、前記ショルダー陸部の延長線方向に直交する方向及び前記ショルダー溝部の底面に対する垂線方向に沿った断面において、蹴り出し側に設けられたショルダー側蹴り出し壁を有しており、
前記ショルダー陸部の延長線方向に直交する方向及び前記ショルダー溝部の底面に対する垂線方向に沿った断面において、前記ショルダー溝部の底面に対する垂線方向と前記ショルダー側蹴り出し壁とによって形成されるテーパ角は、15°以下であることを特徴とする請求項1に記載の農業用タイヤ。 - 前記幅方向陸部の表面は、前記タイヤ赤道線を通る頂点を有しており、
前記タイヤ径方向において前記頂点から前記1/4点までの落差がdcである場合に、dc/(TW/4)≧10%の条件が満たされることを特徴とする請求項1に記載の農業用タイヤ。 - 前記タイヤ幅方向に対する前記センター陸部の傾きは、40°以下であることを特徴する請求項1に記載の農業用タイヤ。
- 前記センター陸部は、前記センター陸部の延長線方向に直交する方向及び前記センター溝部の底面に対する垂線方向に沿った断面において、踏み込み側に設けられたセンター側踏み込み壁を有しており、
前記センター陸部の延長線方向に直交する方向及び前記センター溝部の底面に対する垂線方向に沿った断面において、前記センター溝部の底面に対する垂線方向と前記センター側踏み込み壁とによって形成されるテーパ角は、15°以下であることを特徴とする請求項1に記載の農業用タイヤ。 - 前記センター陸部の延長線方向に直交する方向における前記センター陸部の頂面での陸部幅がTcであり、前記センター部において前記タイヤ周方向における前記農業用タイヤの全周長がCcである場合に、Tc/Cc≦1.00%の条件が満たされることを特徴とする請求項1に記載の農業用タイヤ。
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2013
- 2013-06-10 JP JP2013121775A patent/JP6133693B2/ja not_active Expired - Fee Related
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