JP6131411B2 - 音響出力装置、およびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Description
以下、図面を参照して、一実施形態に係る音響出力装置、およびこれを備えた画像形成装置について詳説する。
まず、図1,図2において、X軸、Y軸およびZ軸は、画像形成装置の左右方向、前後方向および上下方向を示す。また、図2に示す構成の中には、参照番号の右側に添え字a,b,c,dが付加されるものがある。a,b,c,dは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)を意味する。例えば、感光体ドラム311aは、イエローの感光体ドラム311を意味する。また、添え字無しは、Y,M,C,Bkの各色を意味する。例えば、感光体ドラム311は、各色の感光体ドラムを意味する。
まず、図1,図2には、電子機器の典型例としての画像形成装置1が示されている。本実施形態では、画像形成装置1は、電子写真方式及びタンデム方式を採用したMFP(Multifunction Peripheral)である。
また、画像形成装置1には、図3に示すような音響出力装置6が備わる。音響出力装置6は、大略的には、上述のマイクロフォン32、スピーカ41、記憶装置50およびコントローラ52を備えている。
次に、図5のフロー図を参照して、第一実施形態に係る音響出力装置6の動作について詳説する。コントローラ52に印刷ジョブが送られてくると、コントローラ52は、印刷のために構成各部を制御し始める。また、その後、コントローラ52は、画像形成装置1を構成する部品の現状が正常か否かを判断する(ステップS01)。本実施形態では、カウント手段521は、上記異音を発生しやすい部品毎に(つまり、寿命情報Lが設定されている部品毎に)、使用開始から現在に至るまでの使用時間Tをカウントしている。判断手段522は、各使用時間Tと、対応する寿命情報Lとを比較することで、寿命に達した部品が有るか無いかを判断する。換言すると、判断手段522は、寿命に達していなければ、対象となる構成部品が正常であると判断する。それに対し、寿命に達していれば、対象となる構成部品が正常でないと判断する。
以上説明したように、本音響出力装置6によれば、構成部品が正常でない場合には、マスク音Mの再生音圧レベルを下げて、発生する可能性のある異音に対するマスキング効果を低減させる。これにより、ユーザは画像形成装置1の故障や不具合にいち早く気付きやすくなる。
上記実施形態では、ステップS02において、マスク音M全体の音圧レベルを所定の音圧レベルよりも小さくすると説明した。しかし、モータや歯車のように、構成部品毎で発する異音の周波数は異なる。よって、ステップS02では、マスク音Mにおいて、寿命に達した部品から発する異音の周波数成分の音圧レベルを下げるような再生制御が行われても構わない。
次に、本発明の第二実施形態に係る音響出力装置を、図6,図7を参照して説明する。
図6において、音響出力装置6Aは、音響出力装置6と比較すると、記憶装置50に格納されるデータ、ならびに、コントローラ52の機能ブロックおよび動作が異なる点で相違する。それ以外に両音響出力装置6,6Aの間に相違点は無い。それゆえ、図6において、図3に示す構成に相当するものには同一符号を付け、それぞれの説明を省略する。
次に、図7のフロー図を参照して、音響出力装置6Aの動作について詳説する。コントローラ52に印刷ジョブが送られてくると、コントローラ52は、印刷のために構成各部を制御し始めると共に、マスク音Mの再生を開始する。この時の再生音圧レベルは、第一実施形態で述べた所定の音圧レベルである。
以上説明したように、本音響出力装置6Aでも、構成部品が正常でない場合には、マスク音Mの再生音圧レベルを下げて、発生する可能性のある異音に対するマスキング効果を低減させる。より具体的には、図8の下段に示すように、S13の再生制御によれば、マスク音Mにおいて、異音Aの周波数成分の音圧レベルが小さくなるので、異音に対するマスキング効果が低減され、これにより、ユーザは画像形成装置1の故障や不具合にいち早く気付きやすくなる。それに対し、図8の上段に示すように、ステップS02の再生制御では、異音がマスク音Mによりマスキングされるため、ユーザは画像形成装置1の故障や不具合に気付きにくくなる。
ところで、画像形成装置1の構成部品毎で異音の周波数が異なることがある。よって、S12で異音の周波数を特定できれば、故障等が発生している部品を特定することも可能である。この場合、故障等が発生している部品を、画像形成装置1は周辺ユーザに通知しても構わない。
ところで、画像形成装置1に故障や不具合等が発生しているか否かに関わらず、音響出力装置6Aは、動作音Pに雑音N等が重畳された場合、図9の上段に示すように、マスク音M全体の音圧レベルを調整する場合がある。その結果、図9の中段に示すように、レベル調整されたマスク音Mによって、異音Aがマスキングされる場合がある。このような状況も図7のフロー図を実行して、音響出力装置6Aは、図9の下段左側に示すように、レベル調整済のマスク音Mにおいて、全体の音圧レベルを下げる。もしくは、図9の下段右側に示すように、レベル調整済のマスク音Mにおいて、異音Aの周波数成分を下げる。
6,6A 音響出力装置
32 マイクロフォン
41 スピーカ
50 記憶装置
501 第一記憶手段
502 第二記憶手段
503 第三記憶手段
52 コントローラ
521 カウント手段
522,525 判断手段
523,526 音響再生手段
524 解析手段
Claims (7)
- 電子機器に搭載される音響出力装置であって、
前記電子機器の動作音に対するマスク音を記憶する第一記憶手段と、
前記電子機器の動作に合わせて、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音を再生する音響再生手段と、
前記音響再生手段によって再生されたマスク音を放射する音響出力手段と、
前記電子機器を構成する部品の状態が正常か否かを判断する判断手段と、を備え、
前記判断手段が正常と判断した場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音を、所定の音圧レベルで再生し、
前記判断手段が正常で無いと判断した場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音を、前記所定の音圧レベルよりも小さな音圧レベルで再生する、音響出力装置。 - 前記音響出力装置は、さらに、
前記部品の寿命を表す寿命情報を記憶する第二記憶手段と、
前記部品の使用時間をカウントするカウント手段と、を備え、
前記判断手段は、前記寿命情報と前記使用時間とに基づき、前記電子機器を構成する部品の状態が正常か否かを判断する、請求項1に記載の音響出力装置。 - 前記音響出力装置は、さらに、
前記電子機器の周囲音を収録する収録手段と、
前記電子機器の正常動作音を記憶する第三記憶手段と、を備え、
前記判断手段は、前記収録音および前記正常動作音それぞれの周波数特性を解析して、前記電子機器の構成部品の状態が正常か否かを判断すると共に、正常で無い構成部品が発する異音の周波数を特定し、
前記判断手段が正常で無いと判断した場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音において前記異音が有する周波数成分の音圧レベルを、前記所定の音圧レベルよりも小さくする、請求項1に記載の音響出力装置。 - 前記異音が前記再生中のマスク音によりマスクされない場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音を、所定の音圧レベルで再生する、請求項3に記載の音響出力装置。
- 前記異音が前記再生中のマスク音によりマスクされる場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音の音圧レベルを、前記異音をマスク可能な音圧レベルに調整する、請求項3または4に記載の音響出力装置。
- 前記判断手段は、前記寿命情報と前記使用時間とに基づき、前記電子機器を構成する部品の状態が正常か否かを判断すると共に、正常で無い構成部品が発すると想定される異音の周波数を特定し、
前記判断手段が正常で無いと判断した場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音において前記異音が有する周波数成分の音圧レベルを、前記所定の音圧レベルよりも小さくする、請求項2に記載の音響出力装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の音響出力装置を備えた、画像形成装置。
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