JP6131411B2 - 音響出力装置、およびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

音響出力装置、およびこれを用いた画像形成装置 Download PDF

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本発明は、電子機器の動作音(騒音)に対するマスク音を放射する音響出力装置、およびこれを用いた画像形成装置に関する。
従来、この種の音響出力装置としては、例えば特許文献1に記載の音補正装置がある。この音補正装置では、まず、再生音および周囲雑音のそれぞれについてマスキング特性が求められる。ここで、再生音において、再生音自体でマスクされる周波数成分は、周囲雑音が無くともユーザにより知覚されない。したがって、この周波数成分は、たとえ周囲雑音でマスクされるとしても増幅されない。それに対し、再生音において、再生音自体によってはマスクされないが、周囲雑音によってマスクされる周波数成分は、増幅される。以上の処理により、音量増幅を抑制している。
特開2009−175420号公報
ところで、電子機器では、構成部品に経年による劣化や不具合等が発生すると、異音が発生する場合がある。上記音補正装置では、該装置が搭載される電子機器から異音が発生すると、この異音をマスクするために再生音量が増幅される場合がある。その結果、電子機器に不具合等が生じていることをユーザが気付きにくいという問題点があった。
それゆえに、本発明の目的は、電子機器の構成部品の劣化や不具合等をユーザが早期に気づきやすい音響出力装置、およびこれを用いた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第一局面は、電子機器に搭載される音響出力装置であって、前記電子機器の動作音に対するマスク音を記憶する第一記憶手段と、前記電子機器の動作に合わせて、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音を再生する音響再生手段と、前記音響再生手段によって再生されたマスク音を放射する音響出力手段と、前記電子機器を構成する部品の状態が正常か否かを判断する判断手段と、を備えている。
前記判断手段が正常と判断した場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音を、所定の音圧レベルで再生する。それに対し、前記判断手段が正常で無いと判断した場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音を、前記所定の音圧レベルよりも小さな音圧レベルで再生する。
また、本発明の第二局面は、第一局面の音響出力装置を備えた画像形成装置である。
上記各局面によれば、構成部品が正常で無い場合には、マスク音による動作音のマスキング効果が小さくなる。よって、動作音に含まれる異音がユーザによって知覚され易くなり、ユーザが電子機器の故障や不具合により気付きやすくなる。
本発明の一実施形態に係る音響出力装置を搭載した画像形成装置の外観を示す斜視図である。 図1の画像形成装置の内部構成を模式的に示す図である。 音響出力装置の構成を示すブロック図である。 マスク音の周波数特性を示すグラフである。 図3の音響出力装置の動作を示すフロー図である。 第二実施形態に係る音響出力装置の構成を示すブロック図である。 図6の音響出力装置の動作を示すフロー図である。 図7のステップS13による再生制御を示す図である。 変形例に係る再生制御を示す図である。
《第一実施形態》
以下、図面を参照して、一実施形態に係る音響出力装置、およびこれを備えた画像形成装置について詳説する。
《はじめに》
まず、図1,図2において、X軸、Y軸およびZ軸は、画像形成装置の左右方向、前後方向および上下方向を示す。また、図2に示す構成の中には、参照番号の右側に添え字a,b,c,dが付加されるものがある。a,b,c,dは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)を意味する。例えば、感光体ドラム311aは、イエローの感光体ドラム311を意味する。また、添え字無しは、Y,M,C,Bkの各色を意味する。例えば、感光体ドラム311は、各色の感光体ドラムを意味する。
《画像形成装置の構成》
まず、図1,図2には、電子機器の典型例としての画像形成装置1が示されている。本実施形態では、画像形成装置1は、電子写真方式及びタンデム方式を採用したMFP(Multifunction Peripheral)である。
画像形成装置1は、少なくとも、供給ユニット2と、印刷ユニット3と、を備えている。印刷ユニット3の前面には、操作パネル31が備わる。操作パネル31は、印刷条件等の情報入力のためにユーザによって操作される。また、画像形成装置1の右側面には、収録手段の典型例としてのマイクロフォン32、その前面には、音響出力手段の典型例としてのスピーカ41が設けられている。
供給ユニット2は、印刷時、内部に積載されたシート(典型的には用紙)を一枚ずつピックアップし、搬送経路R1(点線参照)に順次送り出す。
印刷ユニット3において、レジストローラ対33は最初回転せずに停止している。供給ユニット2から送り出されたシートは、停止中のレジストローラ対33に到達すると、ここで一旦停止する。その後、レジストローラ対33は、コントローラ52(図3参照)の制御下で、二次転写に合ったタイミングで回転し始めて、停止中のシートを搬送経路R1の下流の二次転写ニップに向けて送り出す。
また、画像形成手段34は、レジストローラ対33に対して搬送経路R1の直ぐ下流側に設けられ、光走査装置35と、中間転写ベルト36と、駆動ローラ37と、従動ローラ38と、二次転写ローラ39と、各色の作像ユニット310と、を含んでいる。また、各色の作像ユニット310には、回転可能に構成された感光体ドラム311が備わる。
光走査装置35は、印刷すべき画像データでスイッチングされた光ビームγa〜γdを、帯電した感光体ドラム311a〜311dの外周面に走査する。これにより、各外周面には、対応色の静電潜像が生成される。その後、各色用の静電潜像は対応色の現像器により現像され、対応色のトナー画像が生成される。
中間転写ベルト36は無端ベルトであって、ローラ37,38間に張り渡され、矢印αの方向に回転する。この中間転写ベルト36における所定エリアには、感光体ドラム311に担持された各トナー画像が順次転写され(一次転写)、各色のトナー画像が重なり合った合成トナー画像が形成される。合成トナー画像は、中間転写ベルト36の回転により、二次転写ローラ39に向けて搬送される。
二次転写ローラ39は、中間転写ベルト36と当接して二次転写ニップを形成する。二次転写ニップにはレジストローラ対33からシートが送り込まれ、二次転写ニップを通過するシートに中間転写ベルト36上の合成トナー画像が二次転写される。このシートは、二次転写ニップから搬送経路R1の下流の定着器312に向けて送り出される。
定着器312は、加熱ローラおよび加圧ローラを備えており、これらローラは定着ニップを形成する。二次転写済のシートは定着ニップに送り込まれ通過する。通過中、シートは加熱および加圧されて、合成トナー画像が印刷媒体上に定着する。その後、シートは、搬送経路R1の下流の排出ローラ対313を介して排出トレイ314に排出される。
また、印刷ユニット3には、ユニット2,3の構成各部を制御するための制御回路基板5が備わる。この基板5は、図3に示すように、記憶装置50、コントローラ52を含む。記憶装置50は、フラッシュメモリ等であり、各種データを格納している。また、コントローラ52は、CPU、ROMおよびRAM等からなり、各種プログラムをRAM上で実行することで、印刷等を制御する。
《音響出力装置の構成》
また、画像形成装置1には、図3に示すような音響出力装置6が備わる。音響出力装置6は、大略的には、上述のマイクロフォン32、スピーカ41、記憶装置50およびコントローラ52を備えている。
マイクロフォン32は、前述の通り、画像形成装置1が発生する動作音を収録する。ここで、画像形成装置1の周辺作業者の耳障り感を低減する目的から、マイクロフォン32は、画像形成装置1の外装体(本実施形態では、印刷ユニット3の右側面)に設けられる。
スピーカ41は、音響再生手段523からの入力音響信号により駆動されて、マスク音Mを画像形成装置1の周囲に向けて放射する。スピーカ41は、画像形成装置1の前面に設けられることが好ましく、周辺作業者に向けてマスク音Mを放射する。
記憶装置50は、まず、第一記憶手段501に、マスク音Mを表すデータを記憶する。マスク音Mは、画像形成装置1の動作音(つまり、雑音)をマスキング可能な音であり、より具体的には、例えば環境音やピンクノイズの周波数を加工した加工音であって、動作音の周波数特性と似た周波数特性を有し、ユーザにとって意味をなさない音である。以下、図4を参照して、マスキングについて詳説する。
図4において、横軸は周波数[Hz]を表し、縦軸はスペクトルレベル[dBPa]を表す。曲線C1は、動作音の周波数特性を示す。また、曲線C2は、所謂ホワイトノイズの周波数特性であり、周波数に関わらずほぼ一定のスペクトルレベルを有する。また、曲線Mfは、曲線C1で示される動作音に対するマスク音Mの周波数特性である。
動作音にホワイトノイズを重畳した場合、動作音の耳障り感が聴者には残る。それに対し、マスク音Mを動作音に重畳した場合、耳障り感が大幅に軽減できる。マスキング効果は、マスク音Mの音圧レベルを大きくすれば大きくなるが、マスク音Mの音圧レベルを大きくすると、マスク音M自体が耳障りなってしまう。それゆえ、マスク音Mは、動作音の音圧レベルの時間変化に相関し、かつ該動作音の音圧レベルと略同等かそれよりも数dB程度大きな音圧レベルを有する。
上記のような動作音を、製造者は出荷前の画像形成装置1を稼働させる等、実験により取得する。製造者は、取得した動作音に対応する時間変化および音圧レベルを有するマスク音Mを生成して、データ化して、第一記憶手段501に格納する。
また、記憶装置50は、画像形成装置1を構成する部品のうち、経年変化により異音を発生し易いものの寿命を表す寿命情報Lを、第二記憶手段502に格納している。このような部品としては、歯車、モータ、ファンがある。
コントローラ52は、図3に示すように、プログラムをRAM上で実行することで、カウント手段521、判断手段522および音響再生手段523として機能する。これら手段521〜523の詳細な処理や動作については後述する。
《音響出力装置の動作》
次に、図5のフロー図を参照して、第一実施形態に係る音響出力装置6の動作について詳説する。コントローラ52に印刷ジョブが送られてくると、コントローラ52は、印刷のために構成各部を制御し始める。また、その後、コントローラ52は、画像形成装置1を構成する部品の現状が正常か否かを判断する(ステップS01)。本実施形態では、カウント手段521は、上記異音を発生しやすい部品毎に(つまり、寿命情報Lが設定されている部品毎に)、使用開始から現在に至るまでの使用時間Tをカウントしている。判断手段522は、各使用時間Tと、対応する寿命情報Lとを比較することで、寿命に達した部品が有るか無いかを判断する。換言すると、判断手段522は、寿命に達していなければ、対象となる構成部品が正常であると判断する。それに対し、寿命に達していれば、対象となる構成部品が正常でないと判断する。
ステップS01で正常と判断すると、音響再生手段523は、第一記憶手段501からマスク音Mのデータを読み出して、これを表す音響信号を再生する。この時、音響再生手段523は、マスク音Mの音圧レベルが所定の音圧レベルとなるように再生制御を行う。所定の音圧レベルとは、例えば、画像形成装置1の仕様により定められた動作音の音圧レベルよりも数dB程度大きな音圧レベルである。また、本実施形態では、マイクロフォン32が備わっているため、実測した動作音の音圧レベルよりも数dB程度大きな音圧レベルに制御されても構わない。以上の音響信号によりスピーカ41は駆動され、それによって、マスク音Mが空間に放射される(ステップS02)。
ステップS01で正常でないと判断すると、音響再生手段523は、第一記憶手段501からデータを読み出して音響信号を再生する。この時、マスク音Mの音圧レベルが、少なくとも、上記所定の音圧レベルよりも小さくなるよう再生制御が行われる。このような再生制御が行われるのは、いずれかの構成部品が正常でない場合、画像形成装置1からは異音が発生する可能性が高く、このような異音を画像形成装置1周辺で作業するユーザに気付かせるためである。かかる異音について大凡の音圧レベルを実験により予め知ることができるため、音圧レベルをどの程度小さくすればよいかも、ソフトウェアに予め設定されている。このような音響信号に基づき、スピーカ41はマスク音Mを空間に放射する(ステップS03)。
《作用・効果》
以上説明したように、本音響出力装置6によれば、構成部品が正常でない場合には、マスク音Mの再生音圧レベルを下げて、発生する可能性のある異音に対するマスキング効果を低減させる。これにより、ユーザは画像形成装置1の故障や不具合にいち早く気付きやすくなる。
《付記》
上記実施形態では、ステップS02において、マスク音M全体の音圧レベルを所定の音圧レベルよりも小さくすると説明した。しかし、モータや歯車のように、構成部品毎で発する異音の周波数は異なる。よって、ステップS02では、マスク音Mにおいて、寿命に達した部品から発する異音の周波数成分の音圧レベルを下げるような再生制御が行われても構わない。
《第二実施形態》
次に、本発明の第二実施形態に係る音響出力装置を、図6,図7を参照して説明する。
《音響出力装置の構成》
図6において、音響出力装置6Aは、音響出力装置6と比較すると、記憶装置50に格納されるデータ、ならびに、コントローラ52の機能ブロックおよび動作が異なる点で相違する。それ以外に両音響出力装置6,6Aの間に相違点は無い。それゆえ、図6において、図3に示す構成に相当するものには同一符号を付け、それぞれの説明を省略する。
記憶装置50は、まず、第一記憶手段501に、マスク音Mを表すデータを記憶する点で、第一実施形態と同じである。しかし、本実施形態では、記憶装置50は、寿命情報Lを第二記憶手段502に記憶するのでは無く、その代りに、全構成部品が正常な画像形成装置1の動作音の周波数特性を表す特性データCを第三記憶手段503に記憶している。より具体的には、この特性データCは、正常な動作音の周波数成分毎の音圧レベルを表している。
コントローラ52は、プログラムをRAM上で実行することで、解析手段524、判断手段525および音響再生手段526として機能する。これら手段524〜526の詳細な処理や動作については後述する。
《音響出力装置の動作》
次に、図7のフロー図を参照して、音響出力装置6Aの動作について詳説する。コントローラ52に印刷ジョブが送られてくると、コントローラ52は、印刷のために構成各部を制御し始めると共に、マスク音Mの再生を開始する。この時の再生音圧レベルは、第一実施形態で述べた所定の音圧レベルである。
その後、コントローラ52は、一定期間ごとに、画像形成装置1を構成する部品の現状が正常か否かを判断する(ステップS11)。本実施形態では、解析手段524は、画像形成装置1の印刷時にマイクロフォン32が収録した音(つまり、画像形成装置1の動作音)を受け取り、現在の動作音の周波数特性を求める。判断手段525は、第三記憶手段503から特性データCを読み出し、正常時の動作音の周波数特性と、求められた現在の動作音の周波数特性と、を比較する。これにより、正常でない部品が画像形成装置1に有るか無いかを判断する。
ステップS11で正常と判断されると、第一実施形態のS02と同様に、所定の音圧レベルを有するマスク音Mが空間に放射される(ステップS02)。
ステップS11で正常でないと判断すると、判断手段525は、現在の動作音には異音が含まれるため、この異音の周波数を特定する(ステップS12)。その後、音響再生手段523は、第一記憶手段501からデータを読み出して音響信号を再生する。この時、周辺のユーザが異音に気づきやすくするために、マスク音Mにおいて、異音の周波数成分の音圧レベルが、少なくとも、ステップS02での再生時よりも小さくなるよう再生制御が行われる。このような音響信号に基づき、スピーカ41はマスク音Mを空間に放射する(ステップS13)。
《作用・効果》
以上説明したように、本音響出力装置6Aでも、構成部品が正常でない場合には、マスク音Mの再生音圧レベルを下げて、発生する可能性のある異音に対するマスキング効果を低減させる。より具体的には、図8の下段に示すように、S13の再生制御によれば、マスク音Mにおいて、異音Aの周波数成分の音圧レベルが小さくなるので、異音に対するマスキング効果が低減され、これにより、ユーザは画像形成装置1の故障や不具合にいち早く気付きやすくなる。それに対し、図8の上段に示すように、ステップS02の再生制御では、異音がマスク音Mによりマスキングされるため、ユーザは画像形成装置1の故障や不具合に気付きにくくなる。
《付記》
ところで、画像形成装置1の構成部品毎で異音の周波数が異なることがある。よって、S12で異音の周波数を特定できれば、故障等が発生している部品を特定することも可能である。この場合、故障等が発生している部品を、画像形成装置1は周辺ユーザに通知しても構わない。
また、上記実施形態では、図8の下段に示したように、マスク音Mにおいて異音周波数成分の音圧レベルを下げるとして説明した。しかし、これに限らず、第一実施形態と同様に、マスク音Mの全周波数帯域にわたって音圧レベルを下げても構わない。
《変形例》
ところで、画像形成装置1に故障や不具合等が発生しているか否かに関わらず、音響出力装置6Aは、動作音Pに雑音N等が重畳された場合、図9の上段に示すように、マスク音M全体の音圧レベルを調整する場合がある。その結果、図9の中段に示すように、レベル調整されたマスク音Mによって、異音Aがマスキングされる場合がある。このような状況も図7のフロー図を実行して、音響出力装置6Aは、図9の下段左側に示すように、レベル調整済のマスク音Mにおいて、全体の音圧レベルを下げる。もしくは、図9の下段右側に示すように、レベル調整済のマスク音Mにおいて、異音Aの周波数成分を下げる。
本発明に係る音響出力装置および画像形成装置は、電子機器の構成部品の劣化や不具合等をユーザが早期に気づきやすくなるという効果を奏し、動作音を発する電子機器、特に、プリンタ、複写機、ファクシミリ及びこれらの機能を有する複合機(MFP)等に好適である。
1 画像形成装置
6,6A 音響出力装置
32 マイクロフォン
41 スピーカ
50 記憶装置
501 第一記憶手段
502 第二記憶手段
503 第三記憶手段
52 コントローラ
521 カウント手段
522,525 判断手段
523,526 音響再生手段
524 解析手段

Claims (7)

  1. 電子機器に搭載される音響出力装置であって、
    前記電子機器の動作音に対するマスク音を記憶する第一記憶手段と、
    前記電子機器の動作に合わせて、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音を再生する音響再生手段と、
    前記音響再生手段によって再生されたマスク音を放射する音響出力手段と、
    前記電子機器を構成する部品の状態が正常か否かを判断する判断手段と、を備え、
    前記判断手段が正常と判断した場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音を、所定の音圧レベルで再生し、
    前記判断手段が正常で無いと判断した場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音を、前記所定の音圧レベルよりも小さな音圧レベルで再生する、音響出力装置。
  2. 前記音響出力装置は、さらに、
    前記部品の寿命を表す寿命情報を記憶する第二記憶手段と、
    前記部品の使用時間をカウントするカウント手段と、を備え、
    前記判断手段は、前記寿命情報と前記使用時間とに基づき、前記電子機器を構成する部品の状態が正常か否かを判断する、請求項1に記載の音響出力装置。
  3. 前記音響出力装置は、さらに、
    前記電子機器の周囲音を収録する収録手段と、
    前記電子機器の正常動作音を記憶する第三記憶手段と、を備え、
    前記判断手段は、前記収録音および前記正常動作音それぞれの周波数特性を解析して、前記電子機器の構成部品の状態が正常か否かを判断すると共に、正常で無い構成部品が発する異音の周波数を特定し、
    前記判断手段が正常で無いと判断した場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音において前記異音が有する周波数成分の音圧レベルを、前記所定の音圧レベルよりも小さくする、請求項1に記載の音響出力装置。
  4. 前記異音が前記再生中のマスク音によりマスクされない場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音を、所定の音圧レベルで再生する、請求項3に記載の音響出力装置。
  5. 前記異音が前記再生中のマスク音によりマスクされる場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音の音圧レベルを、前記異音をマスク可能な音圧レベルに調整する、請求項3または4に記載の音響出力装置。
  6. 前記判断手段は、前記寿命情報と前記使用時間とに基づき、前記電子機器を構成する部品の状態が正常か否かを判断すると共に、正常で無い構成部品が発すると想定される異音の周波数を特定し、
    前記判断手段が正常で無いと判断した場合、前記音響再生手段は、前記第一記憶手段に記憶されたマスク音において前記異音が有する周波数成分の音圧レベルを、前記所定の音圧レベルよりも小さくする、請求項2に記載の音響出力装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の音響出力装置を備えた、画像形成装置。
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