JP6130322B2 - 解凍機 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍保存した肉、魚等の食品の解凍に用いられる解凍機に関する。
冷凍保存した食品を解凍する場合、電子レンジを用いると、設定温度等によっては、生煮えのような状態になったり、食品に変色が生じたり、内部の解凍が進行して表面に氷の膜が生じたり、食品のドリップの流出が進んだりして、解凍後の状態が不安定であり、鮮度や味覚の低下を招くことが多い。室温での自然解凍や水道水をかけての流水解凍はこのような問題が少ないが、前者の場合は解凍時間がかかりすぎ、後者の場合は水の大量消費等の問題がある。
このような点に鑑み、熱伝導率の良好な材料から形成された解凍プレートを用い、この解凍プレート上に冷凍保存した食品(被解凍物)を載置して解凍する技術が知られている(特許文献1〜3参照)。解凍プレートが熱伝導性に優れているため、食品の鮮度や味覚の低下への影響が少ない室温環境下においても短時間で解凍することができる。
特開平6−7130号公報 特開平6−276927号公報 実開平6−26494号公報
特許文献1〜3に記載の技術によれば、常温下での解凍速度を上げることで、短時間で自然解凍に近い条件での解凍を実現できるという利点がある。しかし、特許文献1〜3で用いられた熱伝導性に優れた解凍プレートは、熱伝導性が高いにしても、特許文献3に示されたフィンの配設密度が均等であることからわかるように、解凍プレートの面方向にできるだけ均等となるように熱交換機能を作用させた構成である。その一方、被解凍物である冷凍された肉や魚等は、中心付近ほど解凍しにくい。その結果、被解凍物をこれらの解凍プレート上に載置しただけでは、被解凍物全体での解凍の進行具合が均等にならず、被解凍物の周辺付近が先に解凍してしまうなど、解凍ムラが生じる場合がある。そして、被解凍物の周辺付近の解凍具合を見て、被解凍物全体が解凍したと判断してそのまま調理すると、所望の味覚が得られない場合もある。
また、解凍完了のタイミングの判定は、通常、目視や感触等で行っているのが一般的であり、どのタイミングで解凍完了と判定するか、人によっても異なり一定しない。特に、業務用の食品などのように、解凍対象の被解凍物の数が多い場合、解凍状態のばらつきが小さいことが望ましい。
本発明は上記に鑑みなされたものであり、熱伝導性に優れた解凍プレートに接触させる構成とすることで、自然解凍に近い環境下での速やかな解凍を可能とし、解凍後の鮮度や味覚の低下が少なく、かつ、被解凍物をできるだけ均等に解凍することができる解凍機を提供することを課題とする。また、本発明はこれに加え、解凍完了のタイミングを適切に判定することができる解凍機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の解凍機は、熱伝導率の良好な材料から形成された解凍プレートを有し、被解凍物を前記解凍プレートに接触させて解凍する解凍機であって、前記解凍プレートにおける前記被解凍物との接触面を介しての熱移動を、前記解凍プレートの面方向に部分的に異なる効率で作用させる熱交換部を有することを特徴とする。
前記熱交換部は、前記被解凍物において解凍速度のより遅い部位に、熱移動効率がより高くなるように設定されていることが好ましい。前記熱交換部は、熱交換媒体が流通する流通部を有し、前記流通部と前記接触面との距離が、前記解凍プレートの面方向に部分的に異なる構成であることが好ましい。前記熱交換部は、熱交換媒体が流通する流通部を有し、前記流通部の配設密度が、前記解凍プレートの面方向に部分的に異なる構成であることが好ましい。前記解凍プレートが、前記被解凍物の2面以上と接するように設けられている構成とすることもできる。
また、前記解凍プレート又は被解凍物の温度を計測する温度センサと、前記温度センサにより検出されたデータから得られる温度と温度変化に基づいて解凍状況を判断する判定手段を備えた制御部とを有する解凍状況判定制御手段がさらに設けられていることが好ましい。前記温度センサが前記解凍プレートに付設され、前記解凍プレートの温度を計測することがより好ましい。さらに、前記判定手段は、単位時間あたりの温度変化量の上昇速度が設定値以上に至った場合に解凍完了と判定するように設定されていることが好ましい。前記制御部は、前記判定手段から得られる判定結果に基づいて、前記熱交換媒体の流通部への流量を制御する流量制御手段を有することが好ましい。
本発明によれば、被解凍物に接触する解凍プレートが熱伝導率の良好な材料から形成され、かつ、被解凍物との熱移動が、解凍プレートにおいて部分的に異なる効率(熱移動効率)で作用させる熱交換部を有している。熱交換部を有しているため、従来の解凍プレートのみを用いた装置と比較して速やかに解凍することができる。また、熱交換部の配置等を工夫することで、熱交換部と被解凍物との熱移動が、解凍プレートに接触する被解凍物全体で均一に進行するのではなく、部分的に異なるようにすることができる。そのため、被解凍物の解凍しにくい部位の解凍を促進する一方で、解凍しやすい部位の解凍を相対的に抑制する制御が可能なり、解凍ムラがなく、被解凍物をより均等に解凍することができる。
また、解凍プレート又は被解凍物の温度と温度変化に基づいて、好ましくは解凍プレートの温度と温度変化に基づいて解凍完了のタイミング等の解凍状況を判定する解凍状況判定制御手段を設けた構成とすることにより、多数の被解凍物を解凍する場合であっても、各被解凍物間における解凍状態のばらつきが小さくなり、味覚のばらつきも小さくなる。
図1は、本発明の一の実施形態に係る解凍機の全体構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示した解凍機の内部構造の概略を示した図である。 図3は、解凍プレートの一例を示した図であり、(a)は裏面図、(b)は(a)のA−A線断面図、B−B線断面図、C−C線断面図を示した図であり、(c)は(a)のD−D線断面図である。 図4は、解凍プレートとバックプレートを組み合わせた状態での断面図である。 図5は、バックプレートを示した図であり、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。 図6は、溝部を形成した解凍プレートの他の例を示した図であり、(a)は裏面図、(b)は(a)の溝部の長手方向に沿った断面図である。 図7は、溝部を形成した解凍プレートのさらに他の例を示した図であり、(a)は裏面図、(b)は(a)の溝部の長手方向に沿った断面図である。 図8は、孔部からなる流通部を形成した解凍プレートの例を示した図であり、(a)は平面図、(b)は(a)の側面図である。 図9は、ヒートパイプを用いた解凍プレートの例を示した図であり、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は正面図である。 図10は、解凍状況判定制御手段の構成を説明するための回路図である。 図11は、試験例の試験結果を示した図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を説明する。図1及び図2は、本実施形態に係る解凍機1の全体構成を示した図である。これらの図に示したように、本実施形態の解凍機1は、解凍プレート10及び熱交換部20等を有して構成される。
解凍プレート10は、熱伝導率の高い素材からなり、典型的には、銅、アルミニウムなどの金属が好ましいが、所望の熱伝導率を有する限り、高熱伝導性の合成樹脂やセラミックスなどを用いることも可能である。また、解凍プレート10の少なくとも接触面11は、抗菌、防蝕等のため、銀めっきで表面処理を行うなど、抗菌性塗膜で被覆することが好ましい。解凍プレート10の形状は任意であり、被解凍物の形状、大きさ等により、略方形、略円形など種々の形状とすることができ、接触面11も、平坦面に形成したり、曲面に形成したりすることができる。本実施形態では、平面視で略長方形に形成し、接触面11を平坦面に形成して、接触面11上に被解凍物Aを載置して解凍する構成となっている。
解凍プレート10は、解凍によって被解凍物Aから流出する解凍液を排出するため、排出用の孔や溝などが形成されていることが好ましい。本実施形態では、図1に示したように、接触面11からその反対面である裏面12側に貫通する排出孔11aを一側縁付近に設けている。また、この排出孔11aに解凍液が収集されやすくするように、接触面11は、排出孔11aが設けられている一側縁方向に若干の勾配をつけた構成とすることが好ましい。
なお、解凍プレート10上に被解凍物Aを載置するにあたって、塵芥の付着の抑制等のため、解凍プレート10及び後述のバックプレート22を載置する支持フレーム30上に、解凍プレート10及びバックプレート22を覆うカバー15、好ましくは外部から解凍状態の視認が可能なように、透明な合成樹脂等からなるカバー15を配置することが好ましい。
熱交換部20は、解凍プレート10における接触面11の反対面である裏面12側に設けられ、熱交換媒体が流通する流通部21を有して構成される。熱交換媒体は、水等の液体、空気等の気体を用いることができ、流通部21はそれらを流通させることができるものであればよい。本実施形態の流通部21は、解凍プレート10の裏面12に刻設した溝部12aと、裏面12に積層されるバックプレート22とを備えて構成される。バックプレート22を裏面12に積層することにより、溝部12aの開放端がバックプレート22の積層側の面(対向面)によって閉塞され、熱交換媒体が流通する流路が形成され、当該流路が流通部21となる。従って、本実施形態では、流通部21と、該流通部21を形成する解凍プレート10及びバックプレート22によって熱交換部20が構成される。
ここで、溝部12aは、図3(a)に示したように、解凍プレート10の中央付近における隣接する溝部12a,12a間の間隔aが、周辺付近における隣接する溝部12a,12a間の間隔dよりも狭くなるように形成されている。本実施形態ではさらに、中央付近の溝部12a,12a間の間隔a、それよりも周辺寄りの溝部12a,12a間の間隔b、さらに周辺寄りの溝部12a,12a間の間隔c、最も外側の周辺付近の溝部12a,12a間の間隔dの関係が、a<b<c<dとなるように設定されており、中央付近ほど溝部12aの配設密度が高くなっている。これにより、解凍プレート10の中央付近における熱交換媒体による熱移動効率が周辺付近よりも高くなる。
また、本実施形態では、図3(b)に示したように、中央付近の溝部12a(12a−1)、それよりも周辺寄りの溝部12a(12a−2)、最も外側に位置する周辺付近の溝部12a(12a−3)を比較した場合に、溝の深さにおいて、中央付近の溝部12a(12a−1)が最も深く、それよりも周辺寄りの溝部12a(12a−2)が次に深く、最も外側に位置する周辺付近の溝部12a(12a−3)が最も浅くなるように形成されている。もちろん、これはあくまで一例であり、溝部12aの深さの設定は任意であるが、溝部12aの深さが深いほど、該溝部12aを含んで形成される流通部21と接触面11との距離が短くなり、熱交換媒体による熱移動効率も高くなる。従って、この溝部12aの深さの設定によって、解凍プレート10の面方向に熱移動効率が部分的に異なる構成とすることができる。
また、図4に示したように、例えば、中央付近に位置する溝部12a(12a−1)は、該溝部12aの長手方向においても、中央付近が最も深く(接触面11までの距離が最も短く)なるように形成することがより好ましい。溝部12aの長手方向に沿った方向においても、被解凍物Aは、中心a2の部位が周囲a1,a3の部位と比較して解凍しにくいことから、このような構成とすることで、a1,a2,a3の各部位の解凍が略均等に進行することになる。
本実施形態では、上記のように、解凍プレート10の中央付近の熱移動効率を高く設定し、周辺付近の熱移動効率を低く設定しており、そのための手段として、溝部12aの配設密度を中央付近ほど高く設定し、かつ、溝部12aの深さを中央付近ほど深く設定しているが、熱移動効率の調整は、配設密度と深さのいずれか一方によって行ってもよいことはもちろんである。
バックプレート22は、上記したように、解凍プレート10の裏面12に密接して配置され、溝部12aの開放端を閉塞して流通部21を形成するが、裏面12に対向する対向面22Aには、熱交換媒体としての水等の液体を一時的に集合させる溝状のヘッダー部221,222が形成されている。ヘッダー部221,222は、いずれも、解凍プレート10に形成された複数の溝部12aの全てに跨る範囲に、溝部12aの長手方向に直交する方向に沿って形成されている。一方のヘッダー部221は、液体の供給側となるように配置され、他方のヘッダー部222は、液体の流出側に配置される。従って、一方のヘッダー部221から供給される水等の液体は、全ての溝部12aに一斉に枝分かれして流れ、他方のヘッダー部222に流出する。
上記した解凍プレート10及びバックプレート22は、支持フレーム30の上部フレーム31上に支持されており、熱交換部20へ熱交換媒体を供給して回収する熱交換媒体用配管系は次のように構成を有している。まず、一方のヘッダー部221には、供給口221aが3箇所形成されており、それぞれカプラー41を介して給液管42に接続されている。支持フレーム30の上部フレーム31の下方空間には、熱交換媒体である水等の液体を貯留する液体貯留槽43が設置されている。液体貯留槽43に隣接してポンプ44が配設されており、液体貯留槽43からポンプ44を介して給液管42に至るまで供給配管系45が設けられている。他方のヘッダー部222には、流出口222aが3箇所形成され、カプラー46を介して接続される回収配管系47により、液体貯留槽43に水等の液体が回収される構成となっている。熱交換媒体用配管系の構成は、全く任意であり、熱交換部20の流通部21に熱交換媒体を供給できる限り、何ら限定されるものではないことはもちろんである。また、本実施形態では、常温下での速やかな解凍を目的としているが、熱交換媒体を一定温度に保つために、液体貯留槽43内にヒーター等の温度調節手段43aを設けることも可能である。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図1及び図2に示したように、カバー15を開けて、被解凍物Aを解凍プレート10の接触面11上に載置する。この際、被解凍物Aの中心付近が解凍プレート10の中央付近に相当するように載置し、カバー15を閉じる。次に、支持フレーム30に付設した操作パネル32を操作してポンプ44を駆動させる。ポンプ44を駆動させると、液体貯留槽43内の水等の熱交換媒体が、供給配管系45、給液管42を経て、供給口221aから一方のヘッダー部221に流入する。一方のヘッダー部221は、上記のように、各溝部12aとバックプレート22とにより形成される各流通部21の全てに跨るように形成されているため、各流通部21に一斉に熱交換媒体が供給され、他方のヘッダー部222に向かって流れ、流出口222aから回収配管系47に至り、液体貯留槽43に回収される。
このようにして、熱交換部20の流通部21を熱交換媒体が循環することにより、解凍プレート10の接触面11上に載置された被解凍物Aとの間で熱交換がなされる。この熱交換により、被解凍物Aは解凍していくが、本実施形態によれば、熱交換媒体が流通する流通部21の配設密度及び溝部12aの深さにより、上記のように、解凍プレート10の中央付近において、熱移動効率が高く、周辺付近の熱移動効率が相対的に低くなっている。被解凍物Aは中心部ほど解凍しにくいが、本実施形態によれば、解凍プレート10の中央付近での熱移動効率が高いため、被解凍物Aの中心部の解凍速度が被解凍物Aの周辺部の解凍速度よりも相対的に速くなり、被解凍物A全体では解凍の進行の程度が略均等になる。その結果、調理に適すると判断される解凍工程終了時において、例えば、周辺部のみが解凍され、中心部の解凍があまり進行していない、というような解凍の進行の程度が著しく不均等になることを抑制でき、被解凍物A本来の好ましい味覚を提供できる。
上記実施形態では、熱交換媒体を流通させる熱交換部20の流通部21を、解凍プレート10の裏面12側に形成した溝部12aとバックプレート22の対向面とにより、一方の側縁から対向する他方の側縁側へ直線状に形成しているが、熱交換部を構成する流通部21の他の例として、図6〜図8に示した構造のものを用いることができる。
図6及び図7は、上記実施形態と同様に、解凍プレート10の裏面12に形成される溝部12aとバックプレート22の対向面とにより流通部21を形成するタイプにおける、解凍プレート10に形成した溝部12aを示したものである。図6は、溝部12aを、解凍プレート10の周辺付近から中央付近に至るまで渦巻き状に形成している。また、図6に示した溝部12aは、解凍プレート10の外径に近似した略長方形の渦巻き状に形成しているが、略円形の渦巻き状であってもよい。また、隣接する各渦巻きを構成する隣接する辺部121,121間の間隔e1〜e3は、中央付近ほど狭くなるように設定し、中央付近ほど溝部12aの配設密度が高くなるように設定されている。
図7は、溝部12aを、解凍プレート10の一端側から他端側に至るまで略波形に形成したタイプを示している。この場合、波形を構成する折り返し部122,122間の間隔f1〜f3が、中央付近ほど狭く、周辺付近ほど広くなるように形成することで、中央付近ほど溝部12aの配設密度が高くなるようにしている。
図6及び図7では、溝部12aの深さは一定にしているが、上記実施形態と同様に、中央付近の熱移動効率をより高めるため、中央付近ほど深く、周辺付近ほど浅くなるように形成してもよいことはもちろんである。すなわち、溝部12aの深さを不均一な設定とすることで熱移動効率を部分的に異ならせることができる。なお、図6及び図7のように溝部12aを一筋で形成した場合、図3に示した、溝部12aを複数形成し、ヘッダー部221から一斉に供給する場合と比較して、熱交換媒体が溝部12a(流通部21)を流通している間に生じる熱量の変化の影響が大きい可能性があるため、図3に示したようなヘッダー部221を備えた構成とすることが好ましい。
図8はバックプレートを用いないで、流通部21を形成したタイプを示している。すなわち、解凍プレート10を図3、図6〜図7に示したものよりも厚くし、その内部に面方向に穿たれる孔を形成し、熱交換部としての流通部21としたものである。具体的には、各側縁部に、解凍プレート10の長手方向に沿って流通部21を構成する長辺側孔部123,124を形成すると共に、一方の長辺側孔部123から他方の長辺側孔部124に至るように同じく流通部21を構成する短辺側孔部125を複数形成している。そして、各長辺側孔部123,124において、各短辺側孔部125との連結位置に隣接した部位に堰部125aを一方の長辺側孔部123と他方の長辺側孔部124とで互い違いに設け、一方の長辺側孔部123の一端側の供給口123aから他端側の流出口123bに至るまで、矢印で示したように波形に熱交換媒体が流通する構造となっている。
図8に示した態様においても、隣接する短辺側孔部125,125の間隔g1〜g5が、中央付近ほど狭く、周辺付近ほど広くなるように形成し、中央付近における短辺側孔部125,125の配設密度が高くなるように設定し、上記と同様に、解凍プレート10の中央付近の熱移動効率が高くなるようにしている。また、図8の態様において、解凍プレート10の厚みの範囲内での短辺側孔部125の形成位置により、接触面11との距離を調整して、熱移動効率をより高くしたり低くしたりすることも可能である。また、長辺側孔部123,124や短辺側孔部125の孔径の大小によって熱移動効率を調整することも可能である。
図9は、図8と同様にバックプレートを用いずに、解凍プレート10の裏面12側に、熱交換部である熱交換媒体の流通部21として、ヒートパイプ126を複数本配設した構成である。ヒートパイプ126は、内部に熱交換媒体が封入されており、例えば略L字形に形成されたものを用いる。そして、水平側辺部126aを解凍プレート10の裏面12の直下に位置させるように配置する。それにより、解凍プレート10の裏面12の直下に位置する水平側辺部126aでは、被解凍物Aとの熱交換がなされ、垂直側辺部126bとの温度差により、熱交換媒体がヒートパイプ126内を循環し、被解凍物Aとの熱交換が促進される。
図9の態様においても、隣接するヒートパイプ126,126の間隔h1〜h5が、中央付近ほど狭く、周辺付近ほど広くなるように形成し、中央付近におけるヒートパイプ1126,126の配設密度が高くなるように設定する。これにより、上記と同様に、解凍プレート10の中央付近の熱移動効率が高くなる。また、ヒートパイプ126の水平側辺部126aと解凍プレート10の裏面12との離間距離により、接触面11との距離を調整し、熱移動効率を調整することも可能である。
上記した説明では、解凍プレート10をその面方向に沿って部分的に異なる熱移動効率とし、その際に、中央付近の熱移動効率を高めた構成としている。魚、肉等を冷凍させたものの多くは、中心部ほど解凍しにくいことから、解凍プレート10に載置した際、該中心部が位置しやすい解凍プレート10の中央付近の熱移動効率を高くすることが好ましい。しかし、冷凍保存した被解凍物の形状、種類等によって、例えば、解凍プレート10の周辺付近の熱移動効率を高めた方が当該被解凍物の解凍が均等に進むということであれば、周辺付近において熱交換媒体の流通部21の密度を高めたり、接触面11との距離を短くしたりする設計とすることが好ましい。解凍プレート10において、どの部位の熱移動効率を高めた構成とするかは、被解凍物の形状、種類等に応じて種々設計することが可能である。
また、上記した実施形態では、いずれも、解凍プレート10の接触面11上に被解凍物を載置する構造であるが、例えば、解凍プレート10を上下に配置し、被解凍物を上下から挟んで接触させるようにしたり、L型の解凍プレート10を用いたり、L型の解凍プレートを二組同時に用いたりして、被解凍物の2面以上に接する構成とすることも可能である。複数の面に接する構成とすることで、被解凍物の解凍をより促進することができる。
ここで、解凍プレート10による被解凍物の解凍の進行具合は、目視で確認するか、菜箸などで被解凍物を若干押圧するなどして確認するのが一般的である。そのため、どのタイミングで解凍完了と判定するか、判定する人によって異なる場合もある。また、被解凍物の形状、種類、大きさ等によって解凍の進行具合が変わってくるため、タイマーで解凍完了時を一律に管理することも困難である。同種類の被解凍物で形状、大きさがほぼ同じものを連続処理する場合であれば、タイマーでの管理も可能な場合あるが、その場合でも、冷凍状態により、適切な解凍状態となるまでの時間にばらつきが生じることもある。
この点に鑑み、上記実施形態の解凍機1において、解凍完了のタイミングを客観的に判定する判定手段を備えた制御部を含む解凍状況判定制御手段を設けておくことが好ましい。
図10は、解凍状況判定制御手段50の一例を示した図である。解凍状況判定制御手段50は、図10に示したように、複数の温度センサ51と、温度センサ51の駆動回路52a及びCPU52b等を有する制御部52を備え、さらに、解凍スイッチ53と、解凍中表示手段54と、解凍完了表示手段55と、音声手段56とを有している。
温度センサ51は、解凍プレート10の厚みの範囲内に埋設される。温度センサ51は複数用いられ、解凍プレート10の面に沿って、被解凍物Aが載置される範囲に適宜の間隔で配置される。なお、解凍プレート10は、熱伝導率が高い素材からなり、接触面11及び裏面12間で温度差が非常に小さいため、温度センサ51は被解凍物のドリップの影響のない裏面12に付設することもできる。
制御部52のCPU52bには、当該CPU52bを、解凍完了のタイミングを判定する判定手段として機能させるためのコンピュータプログラムが設定されている。
解凍スイッチ53、解凍中表示手段54、解凍完了表示手段55及び音声手段56は、支持フレーム30の操作パネル32に配することができる。解凍スイッチ53をON・OFFすることにより、制御部52の駆動回路52a、CPU52bへの通電がなされる。なお、上記したポンプ44の駆動スイッチは操作パネル32に別途設けることも可能であるが、解凍スイッチ53に兼用させることが便利である。
解凍中表示手段54及び解凍完了表示手段55は、例えば異なる色のLEDから構成することができる。音声手段56は、解凍スイッチ53の操作音や解凍完了のタイミングを知らせる音などを発する。
解凍状況判定制御手段50によれば、複数の温度センサ51により検出されたデータにより、解凍プレート10の面方向全体の平均温度や所定の部位の温度を知ることができる。制御部52のCPU52bに設定される上記コンピュータプログラムは、検出された温度と温度変化に基づいて解凍状況を判断する。例えば、重量や形がほぼ同等の同種の被解凍物の解凍時の温度、温度変化等のデータを記憶させておき、そのデータを比較して、解凍状況がどの程度か推定する。また、例えば、各温度センサ51から得られたデータを用いて平均温度を算出し、その平均温度が一定の温度に達している場合には、解凍完了と判定して、解凍完了表示手段35を点灯させたり、音声手段56から音声を発したりするように制御する手段を設定することができる。また、解凍プレート10の温度は、被解凍物が解凍することにより次第に下がっていき、その後、上昇することになるが、解凍プレート10は被解凍物の氷が次々に溶け出すため、平均温度だけではその変化を把握しにくい。そこで、単位時間あたりの温度変化を求め、単位時間あたりの温度上昇が設定値以上に至ったならば解凍完了と判定するプログラムとすることもできる。
なお、解凍完了と判定する単位時間あたりの温度変化の設定値、あるいは、解凍完了と判定する温度の設定値は、被解凍物の種類であったり、同じ被解凍物であっても季節や調理開始時間等により、作業者が適宜に設定できる構成とすることが好ましい。つまり、完全に解凍されたタイミングではなく、例えば、半解凍状態と判定される温度に至ったならば解凍完了と判定するように設定することもできる。
そのほか、被解凍物の温度を直接測定し、解凍状況を把握し、所定の温度や温度変化量に至ったならば解凍完了と判定することも可能である。但し、業務用などでは、多数の被解凍物を解凍プレート10に載置して次々に解凍していく必要がある。そのため、被解凍物の温度を測定する場合には被解凍物が代わっても速やかに測定できるように、非接触の温度センサを用いることが好ましい。この点に関し、解凍プレート10の温度を測定する上記手段は、被解凍物の交代に拘わらず速やかに温度測定が可能であるため好ましい。
また、解凍状況判定制御手段50を構成するCPU52bによる判定は、例えば、複数の温度センサ51のデータを個別に判定し、その判定結果が部分的に設定通りではないと判定された場合に、当該部位に熱交換媒体の流量を制御するコンピュータプログラムを設定し、CPU52bをこのような制御を行う流量制御手段として機能させることもできる。「判定結果が部分的に設定通りではない」か否かは、例えば、各温度センサ51の各データから得られる温度変化量と、予め設定した目標とする各部位の予定の温度変化量との間に所定以上のずれがあると判定される場合、あるいは、各温度センサ51の各データを比較して、それらの相互間で温度変化量が大きく異なると判定される場合等を挙げることができる。熱交換媒体の流量を部分的に異ならせる場合、例えば、図3のように複数の溝部12a(流通部21)を形成する一方で、ヘッダー部221,222を設けずに、各溝部12a(流通部21)に個別に熱交換媒体が流通するように設定し、所定の溝部12a(流通部)の流量のみを調整したりする手段を挙げることができる。
(試験例)
上記した解凍機1の解凍プレート10の接触面11上に氷を載せ、そのときの温度及び温度変化の状況から、解凍完了と判定するタイミングを求める試験を行った。解凍プレート10は銅板を用い、解凍プレート12の裏面12側に、熱交換部20を構成する熱交換媒体の流通部21として、図9に示したヒートパイプ126を配置したものを用いた。また、本試験例では、ヒートパイプ126の下方に、22℃に設定した水を貯留したタンクも予備的に配置し熱交換を促すようにした。
試験は、解凍プレート10の接触面11上に、500gの塊からなる氷の1個目を載せ、全て溶けた段階で2個目の500gの塊からなる氷を載せた。解凍プレート10に埋設された温度センサ51の平均温度を(銅板内部温度)求めた。図11は、その結果を示すグラフである。縦軸左側が銅板内部温度であり、縦軸右側が単位時間あたりの温度変化量である。
図11のグラフから、1個目の氷を載せると銅板内部温度は速やかに低下し始め、15分過ぎには氷が溶け、温度が上昇し始めている。温度が上昇し始めてすぐ、約20分の段階で2個目の氷を載せると再び温度が低下し、1℃付近で40分前後まで維持される。1個目の氷によって解凍プレート10が冷却されているため、2個目の氷は1個目の氷よりも基本的に溶けにくいが、40分過ぎから温度の上昇が見られる。これを単位時間あたりの温度変化量でみると、0.2℃/min以上になると、1個目、2個目共に、その後温度が相対的に急上昇することがわかる。そこで、解凍状況判定制御手段50を構成するCPU52bに設定されるコンピュータプログラムは、温度と温度変化量により解凍完了と判定するように設定することができる。もちろん、これはあくまで温度設定の一例であり、被解凍物の種類、大きさ等によって、異なる値で設定できる。
なお、試験例における2個の氷のトータルの解凍時間は、0.8時間であり、解凍速度はトータルで22.4g/minであった。比較のため、銅板製の解凍プレート10のみでヒートパイプ及び水を貯留したタンクのいずれも配置しない場合(比較例1)、アルミニウム製の市販の解凍プレートのみを用いた場合(比較例2)、熱伝導率の低い合成樹脂板のみを用いた場合(比較例3)について、それぞれ上記試験例と同様に500gの氷2個を連続して載置し、トータルの解凍時間、解凍速度を求めた。
その結果、トータルの解凍時間、解凍速度は、それぞれ、比較例1:2.6時間、6.3g/min、比較例2:10時間、1.7g/min、比較例3:28時間、0.6g/minであった。
比較例3の合成樹脂板を用いた自然解凍の解凍速度を基準に比較すると、試験例の解凍速度は約28倍、比較例1の解凍速度は約10倍、比較例2の解凍速度は約2.9倍であった。このことから、銅のような熱伝導率の高い素材からなる解凍プレート10に加え、本試験例のヒートパイプ126といった熱交換部20を構成する流入部21を設けると、極めて速やかに解凍できることがわかった。
本発明の解凍機は、魚、肉等の業務用の解凍機として用いることができるが、例えば、同様の構造でよりコンパクトな構成として一般家庭用とすることも可能である。
1 解凍機
10 解凍プレート
11 接触面
12 裏面
12a 溝部
126 ヒートパイプ
20 熱交換部
21 流通部
22 バックプレート
50 解凍状況判定制御手段
A 被解凍物

Claims (6)

  1. 熱伝導率の良好な材料から形成された解凍プレートを有し、被解凍物を前記解凍プレートに接触させて解凍する解凍機であって、
    前記解凍プレートは、前記被解凍物と接触する接触面と、前記接触面に対して裏面側に設けられ、熱交換媒体が流通する流通部を有してなる熱交換部とを備え、
    前記流通部は、前記解凍プレートの面方向に沿って複数の隣接する部位を備えた溝、孔又はパイプを有して構成されると共に、前記隣接する部位同士の間隔が部分的に異なり、かつ、前記隣接する部位同士の間隔が狭い部分に位置する前記溝、孔又はパイプほど、前記接触面までの距離が短くなるように設けられており、
    前記解凍プレートにおける前記接触面を介しての熱移動が、前記隣接する部位同士の間隔が狭い部分ほど高い熱移動効率で作用することを特徴とする解凍機。
  2. 前記解凍プレートが、前記被解凍物の2面以上と接するように設けられている請求項1記載の解凍機。
  3. 前記解凍プレート又は被解凍物の温度を計測する複数の温度センサと、
    前記複数の温度センサにより検出されたデータから得られる温度と温度変化に基づいて解凍状況を判断する判定手段を備えた制御部と
    を有する解凍状況判定制御手段がさらに設けられている請求項1又は2記載の解凍機。
  4. 前記複数の温度センサが前記解凍プレートに付設され、前記解凍プレートの温度を計測する請求項3記載の解凍機。
  5. 前記判定手段は、単位時間あたりの温度変化量の上昇速度が設定値以上に至った場合に解凍完了と判定するように設定されている請求項3又は4記載の解凍機。
  6. 前記制御部は、前記判定手段から得られる判定結果に基づいて、前記熱交換媒体の流通部への流量を制御する流量制御手段を有する請求項3〜5のいずれか1に記載の解凍機。
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