JPH1077A - 解凍器 - Google Patents

解凍器

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JPH1077A
JPH1077A JP15401196A JP15401196A JPH1077A JP H1077 A JPH1077 A JP H1077A JP 15401196 A JP15401196 A JP 15401196A JP 15401196 A JP15401196 A JP 15401196A JP H1077 A JPH1077 A JP H1077A
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JP
Japan
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conductive plate
heat conductive
heat
thawed
plate
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Application number
JP15401196A
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English (en)
Inventor
Hidemi Sato
英美 佐藤
Hidetaka Sato
英隆 佐藤
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】被解凍物の品質及び鮮度を損なうことなく、解
凍速度を向上させる。 【解決手段】第1の熱伝導板1と、第2の熱伝導板2と
を含む。被解凍物3は、第1の熱伝導板1と第2の熱伝
導板2との間に挟み込まれる。第1の熱伝導板1及び第
2の熱伝導板2の少なくとも一方は、表面101に凹凸
4を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの熱伝導板の
間に被解凍物を挟み込んで解凍する解凍器に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍食品等を解凍する手段として、従来
は、例えば、電子レンジや冷蔵庫等に見られるように、
強制加熱手段を用いて、外部から熱を加えて強制的に解
凍するのが一般的であった。このような解凍方法の問題
点の一つは、解凍品の品質や鮮度を損ない易いというこ
とであり、特に、品質及び鮮度が商品の生命である食品
の分野では、商品価値の観点から、致命的ダメージとな
ることもあった。もう一つの問題点は、手入れ、清掃、
消耗修理等の保守を必要とし、取り扱いにくいこと、電
気代がかかること、電子レンジや冷蔵庫等のように特定
の機器を用いているので、携帯性及び汎用性に欠けるこ
と等の問題点もあった。
【0003】上述した問題点を解決する手段として、実
用新案登録第3008840号は、新規な解凍技術を開
示している。実用新案登録第3008840号に開示さ
れた解凍器は、第1の熱伝導板と第2の熱伝導板との間
に被解凍物を挟み込んで解凍するものであって、被解凍
物の品質及び鮮度を殆ど損なうことなく、迅速に解凍で
きるという卓越した効果を奏する。また、手入れ及び清
掃等が容易で、消耗修理等の保守が殆ど不要であり、取
り扱い易い。しかも、電気代がかからず経済的であり、
加えて、携帯性及び汎用性に優れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、実用
新案登録第3008840号に開示された解凍器に更に
改良を加え、被解凍物の品質及び鮮度を損なうことな
く、解凍速度を更に向上させた解凍器を提供することで
ある。
【0005】本発明のもう一つの課題は、解凍速度を、
被解凍物の種類に合わせて調整し得る解凍器を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係る解凍器は、第1の熱伝導板と、第2
の熱伝導板とを含み、 両者間に被解凍物を挟み込むよ
うになっている。前記第1の熱伝導板及び前記第2の熱
伝導板の少なくとも一方は、表面に、熱伝導特性に影響
を与える凹凸を有する。
【0007】上述したように、本発明に係る解凍器は、
第1の熱伝導板と、第2の熱伝導板とを含み、 両者間
に被解凍物を挟み込むようになっている。この解凍器
を、室温中に置いた場合、第1の熱伝導板の相対する両
面のうち、室温空気と接する表面の温度が高く、被解凍
物と接する裏面の温度が低くなる温度勾配を生じる。こ
の温度勾配のために、第1の熱伝導板の表面から裏面へ
と熱が伝導され、裏面と接する被解凍物が伝導熱を受
け、解凍される。第2の熱伝導板においても同様の熱伝
導作用が行なわれる。
【0008】この結果、被解凍物は、その品質及び鮮度
を殆ど損なうことなく、迅速に解凍されることになる。
また、手入れ及び清掃等が容易で、消耗修理等の保守が
殆ど不要であり、取り扱い易い。しかも、電気代がかか
らず経済的であり、加えて、携帯性及び汎用性に優れて
いる。
【0009】本発明においては、更に、第1の熱伝導板
及び第2の熱伝導板の少なくとも一方は、表面に凹凸を
有する。この構造により、空気と接する表面の面積が凹
凸によって拡大される。従って、表面全体としての集熱
作用が増大し、被解凍物に伝達される熱量が増え、被解
凍物が、一層迅速に解凍されることになる。凹凸は、第
1の熱伝導板または第2の熱伝導板の熱伝導特性に影響
を与えるような態様であればよい。
【0010】しかも、表面の実効面積は、凹凸の形状、
数等によって調整され、それによって凹凸の付された表
面の集熱量がコントロールされる。従って、凹凸の形
状、数を、対象とする被解凍物の種類に合わせて調整
し、解凍速度を最適値にコントロールすることができ
る。
【0011】本発明の他の目的、構成及び効果は、実施
例として添付した図面を参照して、更に詳しく説明す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る解凍器の分解
斜視図、図2は図1に示した解凍器の使用状態における
部分破断面図である。図示するように、本発明に係る解
凍器は、第1の熱伝導板1と、第2の熱伝導板2とを含
む。被解凍物3は、第1の熱伝導板1と第2の熱伝導板
2との間に挟み込まれる。第1の熱伝導板1及び第2の
熱伝導板2は熱伝導性の良好な材料で構成する。そのよ
うな材料の典型的例は金属材料である。
【0013】第1の熱伝導板1及び第2の熱伝導板2の
少なくとも一方は、表面101に凹凸4を有する。実施
例では、第1の熱伝導板1の表面101に凹凸4を設け
てある。図において、太い実線41で図示された部分が
凹部、実線41の外側の部分が凸部42を表す。凹凸4
は、第2の熱伝導板2の下面に設けてもよい。
【0014】図3は図1及び図2に示した解凍器の使用
態様を示す部分破断面図である。本発明に係る解凍器
は、その使用に当たって、第1の熱伝導板1と、第2の
熱伝導板2と間に、冷凍食品等の被解凍物3を挟み込
む。この解凍器を、室温中においた場合、第1の熱伝導
板1の相対する表面101及び裏面102のうち、室温
空気と接する表面101の温度が高く、被解凍物3と接
する裏面102の温度が低くなる方向の温度勾配を生じ
る。この温度勾配のために、第1の熱伝導板1の表面1
01から裏面102へと熱が伝導され、裏面102と接
する被解凍物3が伝導熱を受け、解凍される。第2の熱
伝導板2においても同様の熱伝導作用が行なわれる。
【0015】この結果、被解凍物3は、その品質及び鮮
度を殆ど損なうことなく、迅速に解凍されることにな
る。また、手入れ及び清掃等が容易で、消耗修理等の保
守が殆ど不要であり、取り扱い易い。しかも、電気代が
かからず経済的であり、加えて、携帯性及び汎用性に優
れている。
【0016】本発明においては、更に、第1の熱伝導板
1の表面101に凹凸4を有するから、空気と接する表
面101の面積が凹凸4によって拡大される。従って、
表面101の全体としての集熱作用が増大し、被解凍物
3に伝達される熱量が増え、被解凍物3が、一層迅速に
解凍されることになる。
【0017】しかも、表面101の実効面積は、凹凸4
の形状、数等によって調整され、それによって凹凸4の
付された表面101の集熱量がコントロールされる。従
って、凹凸4の形状、数を、対象とする被解凍物3の種
類に合わせて調整し、解凍速度を最適値にコントロール
することができる。
【0018】図4〜図7は凹凸4を構成する凹部41の
形状の例を示している。凹部41は、図4の例では、底
面410が円弧になっていて、その上に平面状壁面41
1、412が連なる溝として形成されている。凹部41
は、図5の例ではV状溝であり、図6の例では矩形状溝
であり、図7の例では円弧状溝である。
【0019】凹凸4の形態は、図1に示したような格子
状には限らない。基本的には、第1の熱伝導板1または
第2の熱伝導板2の熱伝導特性に影響を与えるような態
様であればよい。横溝または縦溝の何れか一方の凹部4
1を備えるだけであってもよいし、直線、曲線またはこ
れらの任意の組み合わせであってもよい。更に、そのパ
ターンも任意である。例えば、図8に示すように、表面
101の全体に設けてもよいし、図9に示すように、任
意の模様であってもよい。これらは、被解凍物3の種類
等に合わせて任意に選定できる。
【0020】再び、図1及び図2を参照して説明する
と、第1の熱伝導板1は、例えば3箇所に貫通孔11〜
13を有している。また、第2の熱伝導板2は、貫通孔
11〜13の対応する位置に3本のガイド棒21〜23
を有している。第1の熱伝導板1と第2の熱伝導板2と
の組立に当たっては、貫通孔11〜13にガイド棒21
〜23を挿入する。これにより、両者1ー2が一体化さ
れ、前後及び左右方向への相互位置ずれが生じなくな
る。ガイド棒21〜23の長さは、対象とする被解凍物
3の大きさを考慮して定められる。
【0021】ガイド棒21〜23の基部210〜230
は、貫通孔11〜13に挿入される部分211〜231
よりも大きな直径を有する。従って、被解凍物3の存在
しない状態で、第1の熱伝導板1の貫通孔11〜13に
ガイド棒21〜23を挿入して組み立てた場合(図2参
照)、第1の熱伝導板1が基部210〜230によって
受け止められ、第1の熱伝導板1の下面と、第2の熱伝
導板2との間に基部210〜230の高さh1だけの隙
間が生じる。このため、不使用状態で、第1の熱伝導板
1を第2の熱伝導板2に組み合わせた場合、両者1、2
が密着することがなく、使用に当たって、第1の熱伝導
板1を第2の熱伝導板2から容易に取り外すことができ
る。第1の熱伝導板1の裏面102の周辺に指掛け部1
4(図1参照)を設けておくと、第1の熱伝導板1を第
2の熱伝導板2から取り外す作業が容易になる。
【0022】また、第1の熱伝導板1及び第2の熱伝導
板2の隅部は弧状とし、それによって危険を回避するこ
とができる。
【0023】更に、第2の熱伝導板2の下面には、脚部
24(図2参照)が設けられており、第2の熱伝導板2
の下面に、脚部24の高さに対応した空気流通路が形成
されている。これにより、第2の熱伝導板2の熱伝導作
用が促進される。
【0024】図10は本発明に係る解凍器の別の実施例
を示す分解斜視図、図11は図10に示した解凍器の使
用態様を示す部分破断面図である。図において、図1〜
図3と同一の参照符号は、同一性ある構成部分を示して
いる。この実施例の特徴は、第1の熱伝導板1を案内す
るための部材が、筒状のガイドカバー5で構成されてい
ることである。第1の熱伝導板1と第2の熱伝導板2と
の組立に当たっては、第2の熱伝導板2にガイドカバー
5を被せ、その中に第1の熱伝導板1を設置する。これ
により、両者1ー2が一体化され、前後及び左右方向へ
の相互位置ずれが生じなくなる。ガイドカバー5の高さ
h2は、対象とする被解凍物3の大きさを考慮して定め
られる。図11に示すように、第1の熱伝導板1の側面
はガイドカバー5に取り囲まれているため、第1の熱伝
導板1の表面101に把手15を設けておくと、使用に
当たって、第1の熱伝導板1を第2の熱伝導板2から取
り外す作業が容易になる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)被解凍物の品質及び鮮度を損なうことなく、解凍
速度を更に向上させた解凍器を提供することができる。 (b)解凍速度を、被解凍物の種類に合わせて調整し得
る解凍器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る解凍器の分解斜視図である。
【図2】図1に示した解凍器の使用状態に置ける部分破
断面図である。
【図3】図1及び図2に示した解凍器の使用態様を示す
部分破断面図である。
【図4】凹凸を構成する凹部の形状を示す拡大断面図で
ある。
【図5】凹凸を構成する凹部の形状を示す拡大断面図で
ある。
【図6】凹凸を構成する凹部の形状を示す拡大断面図で
ある。
【図7】凹凸を構成する凹部の形状を示す拡大断面図で
ある。
【図8】第1の熱伝導板の表面に形成された凹部の形状
を示す平面図である。
【図9】第1の熱伝導板の表面に形成された凹部の形状
を示す平面図である。
【図10】本発明に係る解凍器の別の実施例を示す分解
斜視図である。
【図11】図10に示した解凍器の使用態様を示す部分
破断面図である。
【符号の説明】
1 第1の熱伝導板 101 第1の熱伝導板の表面 2 第2の熱伝導板 3 被解凍物 4 凹凸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の熱伝導板と、第2の熱伝導板とを
    含み、 両者間に被解凍物を挟み込む解凍器であって、 前記第1の熱伝導板及び前記第2の熱伝導板の少なくと
    も一方は、表面に、熱伝導特性に影響を与える凹凸を有
    する解凍器。
JP15401196A 1996-06-14 1996-06-14 解凍器 Pending JPH1077A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15401196A JPH1077A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 解凍器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15401196A JPH1077A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 解凍器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1077A true JPH1077A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15574962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15401196A Pending JPH1077A (ja) 1996-06-14 1996-06-14 解凍器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1077A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015202092A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 三島光産株式会社 解凍機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015202092A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 三島光産株式会社 解凍機

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