JPH06153887A - 解凍器 - Google Patents

解凍器

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JPH06153887A
JPH06153887A JP34534592A JP34534592A JPH06153887A JP H06153887 A JPH06153887 A JP H06153887A JP 34534592 A JP34534592 A JP 34534592A JP 34534592 A JP34534592 A JP 34534592A JP H06153887 A JPH06153887 A JP H06153887A
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JP
Japan
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thawing
plate
case
air
heat
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Pending
Application number
JP34534592A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Fujita
誠一郎 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJITA SHOKAI KK
Original Assignee
FUJITA SHOKAI KK
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Publication date
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱伝導性の高い解凍板上に冷凍食品を載置し
て解凍を行う解凍器において、熱源である周辺空気から
解凍板への熱移動を促進して、冷凍食品の風味や味を損
なうことなく解凍をより短時間で行う。 【構成】 解凍板1をケース2で支持する。ケース2内
に送風装置3を設ける。ケース外から取り込んだ空気を
送風装置3で解凍板1の裏面へ送給する。解凍板1の裏
面にフィン状の突起5を設け、その吸熱面積の増加を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばアルミニウム板
材やカーボンセラミックス板などの、熱伝導性に富む解
凍板を用いて冷凍食品の解凍を行う解凍器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の解凍器は例えば実開平1−12
5082号公報に公知である。そこでは、アルミニウム
押出材からなる断面コ字形の解凍ブロックおよび押えブ
ロックを伝熱体にして解凍を行う。両ブロックの外面に
は周辺空気からの吸熱を促進するフィンが設けてある。
実開昭62−57697号公報には、解凍用の空気を循
環させるファンと循環空気を加熱するヒータを備えた解
凍器が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解凍ブロックのみで解
凍を行う形態では、周辺空気の熱を解凍ブロックを介し
て冷凍食品へ伝えることで解凍を行う。従って、解凍ブ
ロックの熱伝導率、その体積および表面積が大きい程、
伝導熱量が増加して解凍を短時間で行える。問題は、周
辺空気から解凍ブロックへの熱移動を主として伝導作用
のみに頼るので、吸熱を効率良く行えない点にある。例
えば解凍が進行すると、隣接するフィン間に冷たい空気
が滞留して、解凍ブロックの吸熱量が減少する。さらに
吸熱量の減少に伴って解凍ブロックの平均温度が下がる
と、解凍ブロックと冷凍食品の熱落差が小さくなり、単
位時間当たりの伝導熱量が少なくなる。
【0004】ファンとヒータで温風を生成し、これを冷
凍食品に吹き付けて温風と冷凍食品との間で直接に熱交
換を行う形態では、上記の解凍ブロックを用いる場合に
比べて単位時間当たりの伝導熱量が小さく、これを補う
ために温風温度を高くする必要がある。これでは冷凍食
品が常に温風に晒されるため、その表面が変質しやすい
不利がある。
【0005】そこで本発明の目的は、冷凍食品を自然な
状態のままより短時間で速やかに解凍できる解凍器を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決るための手段】本発明の解凍器は、熱伝導
性に富む素材で板状に形成された解凍板1と、解凍板1
をその上面の載置面4が露出した状態で支持するケース
2とを備えている。前記ケース2には、ケース外の空気
を解凍板1の裏面へ強制的に供給する送風装置3が設け
てある。具体的には、送風装置3がモータ12で回転駆
動されるファン10と、ファン10で起生された空気流
を解凍板1の裏面へ移行案内する熱交換通路15と、前
記空気流を常温状態に加熱するモータ13とを含んだも
のとする。そして、解凍板1の裏面には一群のフィン状
の突起5を設ける。
【0007】
【作用】使用状態において、冷凍食品Fは解凍板1の載
置面4上に載置する。解凍を開始した時点で解凍板1は
常温の状態になっているので、その熱は接触面を介して
温度の低い冷凍食品Fへと伝導する。このとき、解凍板
1の裏面に熱交換用の空気を送風装置3で強制的に供給
するので、解凍板1の裏面は常に新規な空気で常温状態
に維持される。つまり、解凍板1から冷凍食品Fへ移動
した熱は、送風装置3で供給される空気流によって迅速
に補われる。さらに、解凍板1の裏面と載置面4の熱落
差を解凍開始時とほぼ同じ状態に維持できるので、単位
時間当たりの伝導熱量を解凍開始から解凍終了までほぼ
同じ状態に維持できる。ケース外の常温空気を熱源にし
て、その熱を解凍板1を介して冷凍食品Fに伝える形態
を採るので、解凍を行うことで冷凍食品Fが変質したり
表面が乾燥することを解消できる。なお、熱交換用の空
気を加熱するヒータ13は、季節や環境の違いで解凍板
1の温度が解凍に適しない温度にまで低下することがあ
る場合に備えたものである。
【0008】
【発明の効果】本発明では熱伝導度の高い解凍板1を熱
伝導体にして、その裏面にケース外の空気を送風装置3
で強制的に供給しながら、解凍板1に載置した冷凍食品
Fの解凍を行う。これにより解凍板1から冷凍食品Fへ
伝導した熱の補給を迅速に行って、解凍が進行するのに
伴って解凍板1の冷凍食品Fに対する伝導熱量が減少す
るのを防止できる。さらに、解凍板1と冷凍食品Fの熱
落差を解凍開始とほぼ同じ状態に維持して、単位時間当
たりの伝導熱量の減少を防止できる。従って、単に解凍
ブロックを用いて解凍を行う場合に比べて、より短い時
間で迅速に冷凍食品を解凍できる。ケース外の空気を熱
源にして、これを解凍板1の裏面に供給して解凍を行う
ので、解凍時に冷凍食品Fが熱で変質したり、その表面
が乾燥することを防止して、味や風味を損なうことなく
より自然な状態で解凍を行える。
【0009】
【実施例】図1ないし図3は本発明に係る家庭用解凍器
の実施例を示す。その解凍器は、長方形状の解凍板1
と、解凍板1を支持するケース2と、ケース2内に設け
られた送風装置3とからなる。解凍板1は上面に平坦な
載置面4を有し、裏面にフィン状の突起5の一群が短辺
部と平行に形成してあり、熱伝導度の高い黒鉛を焼結し
たカーボンセラミックスで形成する。解凍板1の表面に
は弗素樹脂がコーティングしてある。また、載置面4の
一側寄りに、解凍の度合を知るための目安として、示温
性液晶が印刷された温度表示シート6を貼り付けてあ
る。
【0010】ケース2は上向きに開口する角箱状に形成
されており、その開口縁の内側に解凍板1を支持する受
壁7を周回状に突設し、これを利用して解凍液を受ける
溝8を形成している。解凍板1は、一群の突起5が受壁
7の内側に入り込む状態でケース2に装着され、この装
着状態において載置面4の全体がケース2の上面に露出
している。
【0011】ケース2に装着した解凍板1と周辺空気と
の熱交換を促進し、解凍板1から冷凍食品Fへ向かう単
位時間当たりの伝導熱量を増加するために、ケース2内
に送風装置3を設けている。図1において送風装置3
は、横貫流型のファン10と、これをベルト伝動機構1
1を介して比較的低速で回転駆動するモータ12と、フ
ァン10およびヒータ13を収容するファンケース14
と、ファン10で起生された空気流を一群の突起5に沿
って案内する熱交換通路15などで構成する。ファンケ
ース14の入口はケース2の前面下端に設けた吸風口1
6に接続する。熱交換通路15の後端はケース2の後面
上部に設けた排風口17に接続する。熱交換通路15は
解凍板1とこれの裏面に対向する導風壁18で区画す
る。ヒータ13は面状発熱体からなり、ファン10の吹
出口側の通路に配置する。ケース2の前面一側には、モ
ータ12およびヒータ13を作動させるためのスイッチ
20を集約して配置する(図3参照)。
【0012】解凍を行うときは、冷凍食品Fを解凍板1
の載置面4に載せ、スイッチ20をオン操作してファン
10を作動させ、室内空気を解凍板1の裏面へ強制的に
送給する。このとき、室温が所定値以下である場合に
は、ヒータ13を作動させて吸引空気を加熱する。その
うえで、吸風口16と排風口17の近傍に設けた温度セ
ンサーで吸気温度と排気温度を検知し、排気温度が吸気
温度より低い状態ではヒータ13を作動し続け、排気温
度が吸気温度と同じかそれ以上になるとヒータ13への
通電を停止する。室温条件とは無関係にヒータ13を強
制的に作動させたい場合がある。この場合は、オフ状態
へ自己復帰する専用スイッチを設けておき、このスイッ
チをオン操作している状態でのみヒータ13を作動させ
る。
【0013】カーボンセラミックスで形成した解凍板1
は、アルミニウムと同等の熱伝導性を有しており、その
熱は接触面を介して冷凍食品Fへ伝導する。この熱移動
によって熱的な平衡状態が破れるため、解凍板1の内部
においてはより高い温度状態の部位から前記接触面へ向
かう熱移動が起こり、解凍板1の全体の温度が下がる。
一方、解凍板1の温度が空気温度より下がると、周辺空
気から解凍板1へ向かって熱が流れ込む。つまり、解凍
板1から冷凍食品Fへ移動する熱は、周辺空気によって
補われる。
【0014】上記のような従来の熱伝導作用に加えて、
本発明では送風装置3によって熱交換用の空気を解凍板
1の裏面へ強制的に送給する。さらに、一群の突起5に
よって熱交換面積を大きくして、裏面側から解凍板1へ
流れ込む熱量を増加する。従って解凍が進行した後にで
も、解凍板1の温度状態を解凍開始時とほぼ同じに維持
できるうえ、冷凍食品Fの接触面と裏面との熱落差を、
解凍を開始した状態とほぼ同じに維持できる。この熱落
差が大きいほど単位時間当たりの熱伝導量は大きいの
で、全体として従来の解凍器に比べて短時間で解凍を行
える。熱交換用の空気を解凍板1の裏面に吹き付け、そ
の上限温度を常温に制限するので、解凍を行うことによ
って冷凍食品Fが熱変質することはなく、その表面が乾
燥することもない。
【0015】上記の実施例では横貫流型のファン10で
熱交換用の空気を供給したが、ファン10は軸流型や遠
心型などの他の型式のファンを適用してもよい。熱交換
用の空気はファン10の吸引空気流で形成してもよい。
ファン10はモータ12で直接駆動できる。送風装置3
は、ケース2の外面に付設してあってもよい。解凍板1
はアルミニウムの押出材や、例えば銅とアルミニウムを
複層状に積層した多層板で形成することができる。その
突起5の断面形状や配置間隔を変形することができる。
例えば、冷凍食品Fは多くの場合解凍板1の中央に載置
されるので、突起5を裏面の中央部付近で密に配置し、
周辺部に近付くほど粗に配置することができる。載置面
4にドリップや解凍液を周縁へ流下案内する溝を十文字
状や放射状、あるいは格子状に形成することができる。
解凍時の冷凍食品Fの乾燥を防ぎ、衛生状態を維持する
ために、図1の想像線で示すように解凍板1の上面全体
を覆うカバー21を設けることができる。このカバー2
1は少なくとも一部を透明体で形成する。ケース2の周
壁の一部にタイマーを付設しておき、解凍時間を設定
し、設定時間の終了と同時にモータ12を停止させ、同
時に音で解凍が終了したことを表示することができる。
熱交換通路15は省略でき、ファン10の吹出風を解凍
板1の裏面に直接吹き付けることができる。温度表示シ
ート6に代えて、示温性の塗料を塗布してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】解凍器の縦断側面図である。
【図2】解凍器の縦断正面図である。
【図3】解凍器の斜視図である。
【符号の説明】
1 解凍板 2 ケース 3 送風装置 4 載置面 5 突起 10 ファン 12 モータ 13 ヒータ 15 熱交換通路 F 冷凍食品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱伝導性に富む素材で板状に形成された
    解凍板1と、解凍板1をその上面の載置面4が露出した
    状態で支持するケース2とを備えており、 ケース2に、ケース外の空気を解凍板1の裏面へ強制的
    に供給する送風装置3が設けてある解凍器。
  2. 【請求項2】 送風装置3が、モータ12で回転駆動さ
    れるファン10と、ファン10で起生された空気流を解
    凍板1の裏面へ移行案内する熱交換通路15と、前記空
    気流を常温状態に加熱するモータ13とを含み、 解凍板1の裏面に一群のフィン状の突起5が設けられて
    いる請求項1記載の解凍器。
JP34534592A 1992-11-30 1992-11-30 解凍器 Pending JPH06153887A (ja)

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JP34534592A JPH06153887A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 解凍器

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JP34534592A JPH06153887A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 解凍器

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JP34534592A Pending JPH06153887A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 解凍器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015202092A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 三島光産株式会社 解凍機
CN113252436A (zh) * 2021-06-03 2021-08-13 魏远洋 一种用于食品检测的解冻装置

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