JP2535111B2 - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内機の送風ケーシン
グ内に冷房のための冷媒蒸発器と暖房のための温水用放
熱器とを備えた空気調和装置に関するものである。
グ内に冷房のための冷媒蒸発器と暖房のための温水用放
熱器とを備えた空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、室内機の送風ケーシング内に
冷凍サイクルの冷媒蒸発器、温水回路の温水用放熱器、
および室内の空気を循環させる対流ファンを配し、室外
機内に配した冷媒圧縮機を運転して室内の冷房を行い、
室外機に配した室外熱交換器内を通過する温水をバーナ
等の燃焼熱により加熱し、循環ポンプを運転して室内の
暖房を行う冷暖房装置が存在する。なお、冷房運転中に
は、冷媒蒸発器の表面温度がかなり低下すると冷媒蒸発
器のフィン間が凍結して室内への送風量を低下させ冷房
能力を著しく低下させてしまうという不具合があった。
冷凍サイクルの冷媒蒸発器、温水回路の温水用放熱器、
および室内の空気を循環させる対流ファンを配し、室外
機内に配した冷媒圧縮機を運転して室内の冷房を行い、
室外機に配した室外熱交換器内を通過する温水をバーナ
等の燃焼熱により加熱し、循環ポンプを運転して室内の
暖房を行う冷暖房装置が存在する。なお、冷房運転中に
は、冷媒蒸発器の表面温度がかなり低下すると冷媒蒸発
器のフィン間が凍結して室内への送風量を低下させ冷房
能力を著しく低下させてしまうという不具合があった。
【0003】この不具合を解消するために、従来の冷暖
房装置においては、冷房運転中に、冷媒蒸発器の温度が
設定温度以下に低下した際に冷媒圧縮機の運転を停止さ
せるようにしていた。
房装置においては、冷房運転中に、冷媒蒸発器の温度が
設定温度以下に低下した際に冷媒圧縮機の運転を停止さ
せるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の冷暖
房装置においては、冷媒蒸発器の温度が設定温度以下に
低下した際に冷媒圧縮機の運転を停止するようにしてい
るため、冷房運転中に冷媒圧縮機の起動と運転停止とが
繰り返されることによって、所望の室温になかなか近づ
かず、使用者の冷房フィーリングが悪くなるという課題
があった。
房装置においては、冷媒蒸発器の温度が設定温度以下に
低下した際に冷媒圧縮機の運転を停止するようにしてい
るため、冷房運転中に冷媒圧縮機の起動と運転停止とが
繰り返されることによって、所望の室温になかなか近づ
かず、使用者の冷房フィーリングが悪くなるという課題
があった。
【0005】また、冷媒圧縮機においては、起動時に吸
入弁や吐出弁等の弁部品に大きな衝撃が加わるため、冷
媒圧縮機の起動と運転停止とが繰り返されると、その弁
部品の消耗が激しくなり耐久性が低下するという課題が
あった。本発明は、冷房フィーリングを向上させ、且つ
冷媒圧縮機の耐久性の低下を防ぐ空気調和装置の提供を
目的とする。
入弁や吐出弁等の弁部品に大きな衝撃が加わるため、冷
媒圧縮機の起動と運転停止とが繰り返されると、その弁
部品の消耗が激しくなり耐久性が低下するという課題が
あった。本発明は、冷房フィーリングを向上させ、且つ
冷媒圧縮機の耐久性の低下を防ぐ空気調和装置の提供を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(請求項1) 本発明は、室内に空気を送るための送風ケーシングと、
この送風ケーシング内に設置され、前記送風ケーシング
内を流れる空気と内部を通過する冷媒とを熱交換させる
冷媒蒸発器、およびこの冷媒蒸発器より吸入した冷媒を
圧縮して吐出する冷媒圧縮機を有する冷凍サイクルと、
前記送風ケーシング内において前記冷媒蒸発器と熱伝達
可能に隣合って設置され、前記送風ケーシング内を流れ
る空気と内部を流れる温水を熱交換させる温水用放熱
器、およびこの温水用放熱器へ温水を供給する供給手段
を有する温水回路と、前記冷媒蒸発器の温度を検出する
温度センサを有し、前記冷媒圧縮機の運転中において、
前記温度センサで検出された前記冷媒蒸発器の温度が第
1設定温度以下に低下した場合に前記供給手段を作動さ
せ、前記温度センサで検出された前記冷媒蒸発器の温度
が第1設定温度より低い第2設定温度以下に低下した場
合に前記冷媒圧縮機の運転を停止させる制御手段とを備
えた技術手段を採用した。 (請求項2) 前記制御手段は、前記冷媒蒸発器の温度が前記第2設定
温度より上昇しており、且つ前記第1設定温度以下に低
下している場合に、前記冷媒圧縮機の回転数を減少させ
る回転数制御部を有する。
この送風ケーシング内に設置され、前記送風ケーシング
内を流れる空気と内部を通過する冷媒とを熱交換させる
冷媒蒸発器、およびこの冷媒蒸発器より吸入した冷媒を
圧縮して吐出する冷媒圧縮機を有する冷凍サイクルと、
前記送風ケーシング内において前記冷媒蒸発器と熱伝達
可能に隣合って設置され、前記送風ケーシング内を流れ
る空気と内部を流れる温水を熱交換させる温水用放熱
器、およびこの温水用放熱器へ温水を供給する供給手段
を有する温水回路と、前記冷媒蒸発器の温度を検出する
温度センサを有し、前記冷媒圧縮機の運転中において、
前記温度センサで検出された前記冷媒蒸発器の温度が第
1設定温度以下に低下した場合に前記供給手段を作動さ
せ、前記温度センサで検出された前記冷媒蒸発器の温度
が第1設定温度より低い第2設定温度以下に低下した場
合に前記冷媒圧縮機の運転を停止させる制御手段とを備
えた技術手段を採用した。 (請求項2) 前記制御手段は、前記冷媒蒸発器の温度が前記第2設定
温度より上昇しており、且つ前記第1設定温度以下に低
下している場合に、前記冷媒圧縮機の回転数を減少させ
る回転数制御部を有する。
【0007】
(請求項1)本発明は、冷媒圧縮機が運転されている冷
房運転中に、温度センサにより検出された冷媒蒸発器の
温度が第1設定温度以下に低下したときに、温水回路の
供給手段を作動させることによって、外気温度近くまで
上昇している温水が温水用放熱器内に供給され、それに
伴い冷媒蒸発器の表面が暖められる。また、上記のよう
に冷媒蒸発器の表面が暖められても、冷媒蒸発器の温度
がさらに低下して、第1設定温度より低い第2設定温度
以下になった場合は、冷媒圧縮機の運転が停止される。
この結果、冷媒蒸発器の表面の凍結を確実に防止でき、
さらに冷媒圧縮機の起動と運転停止との繰り返しが少な
くなる。 (請求項2)本発明は、冷媒蒸発器の温度が第2設定温
度より上昇しており、且つ第1設定温度以下に低下して
いる場合に、回転数制御部により冷媒圧縮機の回転数を
減少させることによって、冷媒圧縮機と供給手段との同
時運転時のエネルギーの損失が抑えられる。
房運転中に、温度センサにより検出された冷媒蒸発器の
温度が第1設定温度以下に低下したときに、温水回路の
供給手段を作動させることによって、外気温度近くまで
上昇している温水が温水用放熱器内に供給され、それに
伴い冷媒蒸発器の表面が暖められる。また、上記のよう
に冷媒蒸発器の表面が暖められても、冷媒蒸発器の温度
がさらに低下して、第1設定温度より低い第2設定温度
以下になった場合は、冷媒圧縮機の運転が停止される。
この結果、冷媒蒸発器の表面の凍結を確実に防止でき、
さらに冷媒圧縮機の起動と運転停止との繰り返しが少な
くなる。 (請求項2)本発明は、冷媒蒸発器の温度が第2設定温
度より上昇しており、且つ第1設定温度以下に低下して
いる場合に、回転数制御部により冷媒圧縮機の回転数を
減少させることによって、冷媒圧縮機と供給手段との同
時運転時のエネルギーの損失が抑えられる。
【0008】
【実施例】本発明の空気調和装置を図に示す一実施例に
基づき説明する。図1は本発明を採用した冷暖房装置の
全体構造を示した概略図である。冷暖房装置1は、送風
ケーシング2、対流ファン3、冷凍サイクル4、温水回
路5およびコンピュータ6(図2参照)を備え、これら
が室内に配された室内機7と室外に配された室外機8と
に分割して配備されている。
基づき説明する。図1は本発明を採用した冷暖房装置の
全体構造を示した概略図である。冷暖房装置1は、送風
ケーシング2、対流ファン3、冷凍サイクル4、温水回
路5およびコンピュータ6(図2参照)を備え、これら
が室内に配された室内機7と室外に配された室外機8と
に分割して配備されている。
【0009】送風ケーシング2は、室内機7内に設けら
れ、一端に室内空気を内部に吸入する吸入口21、およ
び他端に室内へ空気流を吹き出す吹出口22を有する。
対流ファン3は、送風ケーシング2内に設けられ、オン
されると送風ケーシング2内において室内に向かう空気
流を発生させる。この対流ファン3は、強風、弱風また
は微風のいずれかに風量調節される。
れ、一端に室内空気を内部に吸入する吸入口21、およ
び他端に室内へ空気流を吹き出す吹出口22を有する。
対流ファン3は、送風ケーシング2内に設けられ、オン
されると送風ケーシング2内において室内に向かう空気
流を発生させる。この対流ファン3は、強風、弱風また
は微風のいずれかに風量調節される。
【0010】冷凍サイクル4は、周知のもので、冷媒圧
縮機41、冷媒凝縮器42、冷媒蒸発器43、およびこ
れらを環状に連結する冷媒配管44等から構成されてい
る。冷媒圧縮機41は、周波数により回転数が変化する
タイプで、吸入弁(図示せず)を開いて冷媒蒸発器43
より圧縮室(図示せず)内に吸引した冷媒を圧縮した後
に、吐出弁(図示せず)を開いて冷媒凝縮器42側に吐
出する。冷媒凝縮器42は、内部に流入した冷媒と電動
ファン45により吹き付けられる外気とを熱交換させて
冷媒を凝縮させる。冷媒蒸発器43は、内部に流入した
冷媒と対流ファン3により吹き付けられる室内空気とを
熱交換させて冷媒を蒸発させるとともに、室内空気を冷
却する。
縮機41、冷媒凝縮器42、冷媒蒸発器43、およびこ
れらを環状に連結する冷媒配管44等から構成されてい
る。冷媒圧縮機41は、周波数により回転数が変化する
タイプで、吸入弁(図示せず)を開いて冷媒蒸発器43
より圧縮室(図示せず)内に吸引した冷媒を圧縮した後
に、吐出弁(図示せず)を開いて冷媒凝縮器42側に吐
出する。冷媒凝縮器42は、内部に流入した冷媒と電動
ファン45により吹き付けられる外気とを熱交換させて
冷媒を凝縮させる。冷媒蒸発器43は、内部に流入した
冷媒と対流ファン3により吹き付けられる室内空気とを
熱交換させて冷媒を蒸発させるとともに、室内空気を冷
却する。
【0011】温水回路5は、温水式ヒータ51、電動式
の循環ポンプ52、室外熱交換器53およびこれらを環
状に接続する温水配管54等により構成されており、温
水として不凍液が使用されている。温水式ヒータ51
は、本発明の温水用放熱器であって、内部に流入する温
水と対流ファン3により吹き付けられる室内空気とを熱
交換させて室内空気を加熱する。この温水式ヒータ51
は、冷媒蒸発器43の下流側の送風ケーシング2内に設
けられ、その温水式ヒータ51のフィンと冷媒蒸発器4
3のフィンとは一部が共通使用されている。循環ポンプ
52は、本発明の供給手段であって、室外機8内に設け
られ、通電(オン)されると温水回路5内に温水の循環
流を発生させ、温水式ヒータ51に温水を供給し、通電
が停止(オフ)されると温水式ヒータ51への温水の供
給を停止する。
の循環ポンプ52、室外熱交換器53およびこれらを環
状に接続する温水配管54等により構成されており、温
水として不凍液が使用されている。温水式ヒータ51
は、本発明の温水用放熱器であって、内部に流入する温
水と対流ファン3により吹き付けられる室内空気とを熱
交換させて室内空気を加熱する。この温水式ヒータ51
は、冷媒蒸発器43の下流側の送風ケーシング2内に設
けられ、その温水式ヒータ51のフィンと冷媒蒸発器4
3のフィンとは一部が共通使用されている。循環ポンプ
52は、本発明の供給手段であって、室外機8内に設け
られ、通電(オン)されると温水回路5内に温水の循環
流を発生させ、温水式ヒータ51に温水を供給し、通電
が停止(オフ)されると温水式ヒータ51への温水の供
給を停止する。
【0012】室外熱交換器53は、室外機8内に設けら
れたガスバーナ55の燃焼熱と内部に流入する温水とを
熱交換させて温水を加熱するものである。なお、ガスバ
ーナ55は、ガス供給管56から供給される燃料ガスと
燃焼用ファン57により吹き付けられる燃焼空気とを混
合した混合気の燃焼を行う。ガス供給管56は、ガスバ
ーナ55の燃焼状態を強燃焼状態から弱燃焼状態までの
間で数段階に切り替える切替部(図示せず)を備えてい
る。また、ガスバーナ55の燃焼状態に応じて燃焼用フ
ァン57の送風量も数段階に切り替わる。
れたガスバーナ55の燃焼熱と内部に流入する温水とを
熱交換させて温水を加熱するものである。なお、ガスバ
ーナ55は、ガス供給管56から供給される燃料ガスと
燃焼用ファン57により吹き付けられる燃焼空気とを混
合した混合気の燃焼を行う。ガス供給管56は、ガスバ
ーナ55の燃焼状態を強燃焼状態から弱燃焼状態までの
間で数段階に切り替える切替部(図示せず)を備えてい
る。また、ガスバーナ55の燃焼状態に応じて燃焼用フ
ァン57の送風量も数段階に切り替わる。
【0013】図2は冷暖房装置1の主要な制御装置を示
したブロック図である。コンピュータ6は、本発明の制
御手段であって、運転スイッチ61、モード切替スイッ
チ62および表面温度センサ63等の出力を読み込ん
で、対流ファン3、冷媒圧縮機41、電動ファン45、
循環ポンプ52および燃焼用ファン57の通電(オン)
および通電の停止(オフ)を制御するとともに、ガスバ
ーナ55の燃焼量を制御する。また、コンピュータ6に
は、後記する凍結予防運転の際に、冷媒圧縮機41と循
環ポンプ52とを同時運転するときに冷媒圧縮機41へ
の周波数を減らして通電量を低下させることにより、冷
媒圧縮機41の回転数を減少させる回転数制御部6aを
有する。
したブロック図である。コンピュータ6は、本発明の制
御手段であって、運転スイッチ61、モード切替スイッ
チ62および表面温度センサ63等の出力を読み込ん
で、対流ファン3、冷媒圧縮機41、電動ファン45、
循環ポンプ52および燃焼用ファン57の通電(オン)
および通電の停止(オフ)を制御するとともに、ガスバ
ーナ55の燃焼量を制御する。また、コンピュータ6に
は、後記する凍結予防運転の際に、冷媒圧縮機41と循
環ポンプ52とを同時運転するときに冷媒圧縮機41へ
の周波数を減らして通電量を低下させることにより、冷
媒圧縮機41の回転数を減少させる回転数制御部6aを
有する。
【0014】運転スイッチ61は、冷暖房装置1の起動
スイッチで、オンすると電源と各電気器具とを接続す
る。モード切替スイッチ62は、室内の空調モードを切
り替えるスイッチで、冷房運転モードを選択する冷房ス
イッチ64、暖房運転モードを選択する暖房スイッチ6
5、およびドライ運転モードを選択するドライスイッチ
66を有する。冷房スイッチ64は、対流ファン3、冷
媒圧縮機41および電動ファン45をオンして室内を冷
房する冷房運転モードに切り替えるスイッチである。
スイッチで、オンすると電源と各電気器具とを接続す
る。モード切替スイッチ62は、室内の空調モードを切
り替えるスイッチで、冷房運転モードを選択する冷房ス
イッチ64、暖房運転モードを選択する暖房スイッチ6
5、およびドライ運転モードを選択するドライスイッチ
66を有する。冷房スイッチ64は、対流ファン3、冷
媒圧縮機41および電動ファン45をオンして室内を冷
房する冷房運転モードに切り替えるスイッチである。
【0015】暖房スイッチ65は、対流ファン3、循環
ポンプ52および燃焼用ファン57をオンし、ガスバー
ナ55で混合気を燃焼させて室内を暖房する暖房運転モ
ードに切り替えるスイッチである。ドライスイッチ66
は、対流ファン3、冷媒圧縮機41、電動ファン45、
循環ポンプ52および燃焼用ファン57をオンし、ガス
バーナ55で混合気を燃焼させて室内を除湿暖房するド
ライ運転モードに切り替えるスイッチである。表面温度
センサ63は、例えばサーミスタが用いられ、冷媒蒸発
器43のフィンに直接取り付けられ、冷媒蒸発器43の
表面温度を検出する。
ポンプ52および燃焼用ファン57をオンし、ガスバー
ナ55で混合気を燃焼させて室内を暖房する暖房運転モ
ードに切り替えるスイッチである。ドライスイッチ66
は、対流ファン3、冷媒圧縮機41、電動ファン45、
循環ポンプ52および燃焼用ファン57をオンし、ガス
バーナ55で混合気を燃焼させて室内を除湿暖房するド
ライ運転モードに切り替えるスイッチである。表面温度
センサ63は、例えばサーミスタが用いられ、冷媒蒸発
器43のフィンに直接取り付けられ、冷媒蒸発器43の
表面温度を検出する。
【0016】図3および図4はコンピュータ6の凍結防
止制御を示したフローチャートである。まず、初めに冷
房スイッチ64がオンされているか否かを判断する(ス
テップS1)。このステップS1の判断結果がNoの場
合は、ステップS1の制御を繰り返す。また、ステップ
S1の判断結果がYesの場合は、表面温度センサ63
から冷媒蒸発器43の表面温度(Te)を読み込み(ス
テップS2)、この冷媒蒸発器43の表面温度(Te)
が第1設定温度(Ts1:例えば2℃)以下に低下して
いる(Te≦Ts1)か否かを判断する(ステップS
3)。このステップS3の判断結果がNoの場合は、ス
テップS1の制御を行う。また、ステップS3の判断結
果がYesの場合は、循環ポンプ52がオンされている
か否かを判断する(ステップS4)。このステップS4
の判断結果がNoの場合は、ステップS14の制御を行
う。また、ステップS4の判断結果がYesの場合は、
第1設定温度(Ts1:例えば2℃)以下に低下してか
ら第1設定時間(Δt1:例えば2分間)が経過してい
るか否かを判断する(ステップS5)。このステップS
5の判断結果がNoの場合は、ステップS8の制御を行
う。また、ステップS5の判断結果がYesの場合は、
循環ポンプ52をオンし(ステップS6)、冷媒圧縮機
41への周波数を減少させ(ステップS7)、冷媒蒸発
器43の表面温度(Te)が第1設定温度より低い第2
設定温度(Ts2:例えば0℃)以下に低下している
(Te≦Ts2)か否かを判断する(ステップS8)。
このステップS8の判断結果がNoの場合は、循環ポン
プ52がオンされているか否かを判断する(ステップS
9)。このステップS9の判断結果がNoの場合は、ス
テップS1の制御を行う。また、ステップS9の判断結
果がYesの場合は、ステップS14の制御を行う。
止制御を示したフローチャートである。まず、初めに冷
房スイッチ64がオンされているか否かを判断する(ス
テップS1)。このステップS1の判断結果がNoの場
合は、ステップS1の制御を繰り返す。また、ステップ
S1の判断結果がYesの場合は、表面温度センサ63
から冷媒蒸発器43の表面温度(Te)を読み込み(ス
テップS2)、この冷媒蒸発器43の表面温度(Te)
が第1設定温度(Ts1:例えば2℃)以下に低下して
いる(Te≦Ts1)か否かを判断する(ステップS
3)。このステップS3の判断結果がNoの場合は、ス
テップS1の制御を行う。また、ステップS3の判断結
果がYesの場合は、循環ポンプ52がオンされている
か否かを判断する(ステップS4)。このステップS4
の判断結果がNoの場合は、ステップS14の制御を行
う。また、ステップS4の判断結果がYesの場合は、
第1設定温度(Ts1:例えば2℃)以下に低下してか
ら第1設定時間(Δt1:例えば2分間)が経過してい
るか否かを判断する(ステップS5)。このステップS
5の判断結果がNoの場合は、ステップS8の制御を行
う。また、ステップS5の判断結果がYesの場合は、
循環ポンプ52をオンし(ステップS6)、冷媒圧縮機
41への周波数を減少させ(ステップS7)、冷媒蒸発
器43の表面温度(Te)が第1設定温度より低い第2
設定温度(Ts2:例えば0℃)以下に低下している
(Te≦Ts2)か否かを判断する(ステップS8)。
このステップS8の判断結果がNoの場合は、循環ポン
プ52がオンされているか否かを判断する(ステップS
9)。このステップS9の判断結果がNoの場合は、ス
テップS1の制御を行う。また、ステップS9の判断結
果がYesの場合は、ステップS14の制御を行う。
【0017】また、ステップS8の判断結果がYesの
場合は、冷媒圧縮機41がオフされているか否かを判断
する(ステップS10)。このステップS10の判断結
果がYesの場合は、ステップS14の制御を行う。ま
た、ステップS10の判断結果がNoの場合は、第2設
定温度(Ts2:例えば0℃)以下に低下してから第2
設定時間(Δt2:例えば3分間)が経過しているか否
かを判断する(ステップS11)。このステップS11
の判断結果がNoの場合は、ステップS1の制御を行
う。また、ステップS11の判断結果がYesの場合
は、冷媒圧縮機41をオフし(ステップS12)、冷媒
圧縮機41がオフされてから待機時間(例えば3分間)
が経過しているか否かを判断する(ステップS13)。
このステップS13の判断結果がNoの場合は、ステッ
プS13の制御を繰り返す。
場合は、冷媒圧縮機41がオフされているか否かを判断
する(ステップS10)。このステップS10の判断結
果がYesの場合は、ステップS14の制御を行う。ま
た、ステップS10の判断結果がNoの場合は、第2設
定温度(Ts2:例えば0℃)以下に低下してから第2
設定時間(Δt2:例えば3分間)が経過しているか否
かを判断する(ステップS11)。このステップS11
の判断結果がNoの場合は、ステップS1の制御を行
う。また、ステップS11の判断結果がYesの場合
は、冷媒圧縮機41をオフし(ステップS12)、冷媒
圧縮機41がオフされてから待機時間(例えば3分間)
が経過しているか否かを判断する(ステップS13)。
このステップS13の判断結果がNoの場合は、ステッ
プS13の制御を繰り返す。
【0018】また、ステップS13の判断結果がYes
の場合は、表面温度センサ63から冷媒蒸発器43の表
面温度(Te)を読み込み(ステップS14)、この冷
媒蒸発器43の表面温度(Te)が第3設定温度(Ts
3:例えば2℃)以上に上昇している(Te≧Ts3)
か否かを判断する(ステップS15)。このステップS
15の判断結果がNoの場合は、ステップS3の制御を
行う。また、ステップS15の判断結果がYesの場合
は、冷媒圧縮機41をオンし(ステップS16)、冷媒
蒸発器43の表面温度(Te)が第3設定温度より高い
第4設定温度(Ts4:例えば3℃)以上に上昇してい
る(Te≧Ts4)か否かを判断する(ステップS1
7)。このステップS17の判断結果がNoの場合は、
ステップS14の制御を行う。また、ステップS17の
判断結果がYesの場合は、循環ポンプ52をオフし
(ステップS18)、ステップS1の制御を行う。
の場合は、表面温度センサ63から冷媒蒸発器43の表
面温度(Te)を読み込み(ステップS14)、この冷
媒蒸発器43の表面温度(Te)が第3設定温度(Ts
3:例えば2℃)以上に上昇している(Te≧Ts3)
か否かを判断する(ステップS15)。このステップS
15の判断結果がNoの場合は、ステップS3の制御を
行う。また、ステップS15の判断結果がYesの場合
は、冷媒圧縮機41をオンし(ステップS16)、冷媒
蒸発器43の表面温度(Te)が第3設定温度より高い
第4設定温度(Ts4:例えば3℃)以上に上昇してい
る(Te≧Ts4)か否かを判断する(ステップS1
7)。このステップS17の判断結果がNoの場合は、
ステップS14の制御を行う。また、ステップS17の
判断結果がYesの場合は、循環ポンプ52をオフし
(ステップS18)、ステップS1の制御を行う。
【0019】この冷暖房装置1の作動を図1ないし図3
に基づき説明する。モード切替スイッチ62のうちの冷
房スイッチ64が選択されると、コンピュータ6が対流
ファン3、冷媒圧縮機41および電動ファン45をオン
することによって、冷媒蒸発器43に向けて冷媒圧縮機
41から冷媒が吐出される。このため、冷媒蒸発器43
のフィン間を通過する空気と冷媒蒸発器43内を流れる
冷媒とが熱交換することによって冷媒蒸発器43の表面
温度が低下していく。
に基づき説明する。モード切替スイッチ62のうちの冷
房スイッチ64が選択されると、コンピュータ6が対流
ファン3、冷媒圧縮機41および電動ファン45をオン
することによって、冷媒蒸発器43に向けて冷媒圧縮機
41から冷媒が吐出される。このため、冷媒蒸発器43
のフィン間を通過する空気と冷媒蒸発器43内を流れる
冷媒とが熱交換することによって冷媒蒸発器43の表面
温度が低下していく。
【0020】そして、冷房運転モードが開始されてから
所定時間が経過して、冷媒蒸発器43の表面温度がかな
り低下してくると、冷媒蒸発器43のフィン間を通過す
る空気は、フィンに接触し冷却されるため、空気中の水
分が凝縮してフィンの表面に付着する。なお、フィンの
表面に水滴が付着した状態で冷媒蒸発器43の表面温度
(Te)が氷点下まで低くなるとフィンの表面が凍って
フィン間が閉塞されてしまうので冷媒蒸発器43の熱抵
抗や通風抵抗が大きくなってしまう。
所定時間が経過して、冷媒蒸発器43の表面温度がかな
り低下してくると、冷媒蒸発器43のフィン間を通過す
る空気は、フィンに接触し冷却されるため、空気中の水
分が凝縮してフィンの表面に付着する。なお、フィンの
表面に水滴が付着した状態で冷媒蒸発器43の表面温度
(Te)が氷点下まで低くなるとフィンの表面が凍って
フィン間が閉塞されてしまうので冷媒蒸発器43の熱抵
抗や通風抵抗が大きくなってしまう。
【0021】そこで、冷媒蒸発器43の表面温度が第1
設定温度(例えば2℃)以下に低下してから第1設定時
間(例えば2分間)が経過した場合に、ガスバーナ55
を運転しないで、循環ポンプ52をオンして温水式ヒー
タ51に温水(例えば水温が外気温に近い30℃程度)
を供給する。また、このとき、循環ポンプ52をオンす
ることによって冷媒圧縮機41と循環ポンプ52とが同
時運転され、電力消費が大きくなるので、回転数制御部
6aの動作により冷媒圧縮機41への周波数を減らして
冷媒圧縮機41への通電量を低下させて回転数を減少さ
せる。このため、冷凍サイクル4内の冷媒の循環量が減
り冷媒蒸発器43における空気の冷却量が抑えられ、且
つ温水式ヒータ51に並設された冷媒蒸発器43のフィ
ンが温水式ヒータ51のフィンからの熱伝達により暖め
られる。すなわち、温水式ヒータ51内に供給される外
気温程度に昇温している温水の保有熱により冷媒蒸発器
43のフィンが暖められるので、冷媒蒸発器43のフィ
ンの表面の凍結が防がれ、しかも電力の消費量も抑えら
れるため低コストとなる。
設定温度(例えば2℃)以下に低下してから第1設定時
間(例えば2分間)が経過した場合に、ガスバーナ55
を運転しないで、循環ポンプ52をオンして温水式ヒー
タ51に温水(例えば水温が外気温に近い30℃程度)
を供給する。また、このとき、循環ポンプ52をオンす
ることによって冷媒圧縮機41と循環ポンプ52とが同
時運転され、電力消費が大きくなるので、回転数制御部
6aの動作により冷媒圧縮機41への周波数を減らして
冷媒圧縮機41への通電量を低下させて回転数を減少さ
せる。このため、冷凍サイクル4内の冷媒の循環量が減
り冷媒蒸発器43における空気の冷却量が抑えられ、且
つ温水式ヒータ51に並設された冷媒蒸発器43のフィ
ンが温水式ヒータ51のフィンからの熱伝達により暖め
られる。すなわち、温水式ヒータ51内に供給される外
気温程度に昇温している温水の保有熱により冷媒蒸発器
43のフィンが暖められるので、冷媒蒸発器43のフィ
ンの表面の凍結が防がれ、しかも電力の消費量も抑えら
れるため低コストとなる。
【0022】したがって、冷媒圧縮機41をオフする第
2設定温度(例えば0℃)より循環ポンプ52をオンす
る第1設定温度(例えば2℃)が高く、冷媒圧縮機41
をオフする第2設定温度(例えば0℃)以下に冷媒蒸発
器43の表面温度が低下することが少なくなるので、冷
媒圧縮機41がオン、オフを繰り返されることが少なく
なる。この結果、使用者が要求する設定室温に近づくと
ともに室温が安定するため、使用者の冷房フィーリング
を向上することができる。さらに、冷媒圧縮機41にお
いては、オン、オフが繰り返されることが少なくなる。
また、冷媒圧縮機41がオフされてから待機時間(例え
ば3分間)だけセーフティタイマー(図示せず)が働
き、冷媒圧縮機41のオフ状態が継続される。このた
め、吸入弁や吐出弁等の弁部品に加わる衝撃の回数が減
り、吸入弁や吐出弁等の弁部品の消耗が抑えられるの
で、冷媒圧縮機41の耐久性を向上させることができ
る。
2設定温度(例えば0℃)より循環ポンプ52をオンす
る第1設定温度(例えば2℃)が高く、冷媒圧縮機41
をオフする第2設定温度(例えば0℃)以下に冷媒蒸発
器43の表面温度が低下することが少なくなるので、冷
媒圧縮機41がオン、オフを繰り返されることが少なく
なる。この結果、使用者が要求する設定室温に近づくと
ともに室温が安定するため、使用者の冷房フィーリング
を向上することができる。さらに、冷媒圧縮機41にお
いては、オン、オフが繰り返されることが少なくなる。
また、冷媒圧縮機41がオフされてから待機時間(例え
ば3分間)だけセーフティタイマー(図示せず)が働
き、冷媒圧縮機41のオフ状態が継続される。このた
め、吸入弁や吐出弁等の弁部品に加わる衝撃の回数が減
り、吸入弁や吐出弁等の弁部品の消耗が抑えられるの
で、冷媒圧縮機41の耐久性を向上させることができ
る。
【0023】さらに、冷媒蒸発器43のフィンと温水式
ヒータ51のフィンとが繋がっているようなタイプで
は、冷媒蒸発器43のフィンの表面が凍結すると温水式
ヒータ51内の温水も凍結してしまう不具合があるが、
この冷暖房装置1においては第1設定温度以下に冷媒蒸
発器43の表面温度が低下したときに循環ポンプ52を
オンして温水回路5内に循環流を発生させるので、温水
式ヒータ51内の温水も凍結するという不具合をも解消
することができる。
ヒータ51のフィンとが繋がっているようなタイプで
は、冷媒蒸発器43のフィンの表面が凍結すると温水式
ヒータ51内の温水も凍結してしまう不具合があるが、
この冷暖房装置1においては第1設定温度以下に冷媒蒸
発器43の表面温度が低下したときに循環ポンプ52を
オンして温水回路5内に循環流を発生させるので、温水
式ヒータ51内の温水も凍結するという不具合をも解消
することができる。
【0024】(変形例)本実施例では、冷媒圧縮機41
と循環ポンプ52とを同時運転する際に冷媒圧縮機41
への周波数を減らして回転数を減少させたが、冷媒圧縮
機41と循環ポンプ52とを同時運転する際に単に冷媒
圧縮機41への通電量を低下して回転数を減少させても
良い。また、冷媒圧縮機41と循環ポンプ52との同時
運転のときに冷媒圧縮機41の回転数を減少させなくて
も良い。
と循環ポンプ52とを同時運転する際に冷媒圧縮機41
への周波数を減らして回転数を減少させたが、冷媒圧縮
機41と循環ポンプ52とを同時運転する際に単に冷媒
圧縮機41への通電量を低下して回転数を減少させても
良い。また、冷媒圧縮機41と循環ポンプ52との同時
運転のときに冷媒圧縮機41の回転数を減少させなくて
も良い。
【0025】本実施例では、温度センサとして冷媒蒸発
器43の表面温度を検出する表面温度センサ63を用い
て、表面温度センサ63の検出値により制御したが、冷
媒蒸発器43付近の温水回路5内の温水の温度を検出す
る温水温度センサ、送風ケーシング2内の温水配管54
の表面温度を検出する表面温度センサ、冷媒蒸発器43
の吹出温度を検出する吹出温度センサ等を用いて、これ
らの検出値と冷媒蒸発器43の表面温度との相関値によ
り制御しても良い。例えば、温水温度センサで検出した
冷媒蒸発器43付近の温水配管54内の温水の温度が設
定温度(例えば2℃)以下を10分間継続すると循環ポ
ンプ52をオンする。なお、循環ポンプ52のオン、お
よび冷媒圧縮機41のオフを行う設定時間は任意に切り
替えることができる。
器43の表面温度を検出する表面温度センサ63を用い
て、表面温度センサ63の検出値により制御したが、冷
媒蒸発器43付近の温水回路5内の温水の温度を検出す
る温水温度センサ、送風ケーシング2内の温水配管54
の表面温度を検出する表面温度センサ、冷媒蒸発器43
の吹出温度を検出する吹出温度センサ等を用いて、これ
らの検出値と冷媒蒸発器43の表面温度との相関値によ
り制御しても良い。例えば、温水温度センサで検出した
冷媒蒸発器43付近の温水配管54内の温水の温度が設
定温度(例えば2℃)以下を10分間継続すると循環ポ
ンプ52をオンする。なお、循環ポンプ52のオン、お
よび冷媒圧縮機41のオフを行う設定時間は任意に切り
替えることができる。
【0026】本実施例では、冷媒圧縮機41および循環
ポンプ52を電動式のものを用いたが、冷媒圧縮機41
または循環ポンプ52のうちいずれかを内燃機関等で駆
動するようにしても良く、1つの駆動手段で冷媒圧縮機
41および循環ポンプ52を駆動するようにしても良
い。本実施例では、ガスバーナ55の燃焼熱により温水
を加熱したが、液体燃料を燃焼するバーナの燃焼熱や電
気ヒータの発熱により温水を加熱しても良く、内燃機関
の冷却水を用いて内燃機関の運転により生ずる熱により
温水を加熱しても良い。
ポンプ52を電動式のものを用いたが、冷媒圧縮機41
または循環ポンプ52のうちいずれかを内燃機関等で駆
動するようにしても良く、1つの駆動手段で冷媒圧縮機
41および循環ポンプ52を駆動するようにしても良
い。本実施例では、ガスバーナ55の燃焼熱により温水
を加熱したが、液体燃料を燃焼するバーナの燃焼熱や電
気ヒータの発熱により温水を加熱しても良く、内燃機関
の冷却水を用いて内燃機関の運転により生ずる熱により
温水を加熱しても良い。
【0027】温水用放熱器内に内燃機関の冷却水を供給
するようにした温水回路の場合には、循環ポンプは常に
運転しているので、冷媒蒸発器43の温度が第1設定温
度より上昇しているときに温水用放熱器へ温水を供給す
る供給流路を閉じて温水用放熱器への温水の供給を停止
し、その温度が第1設定温度以下に低下したときに前記
供給流路を開いて温水用放熱器へ温水を供給する開閉弁
(供給手段)を設ける必要がある。
するようにした温水回路の場合には、循環ポンプは常に
運転しているので、冷媒蒸発器43の温度が第1設定温
度より上昇しているときに温水用放熱器へ温水を供給す
る供給流路を閉じて温水用放熱器への温水の供給を停止
し、その温度が第1設定温度以下に低下したときに前記
供給流路を開いて温水用放熱器へ温水を供給する開閉弁
(供給手段)を設ける必要がある。
【0028】
(請求項1)本発明は、使用者の冷房フィーリングを向
上でき、且つ冷媒圧縮機の耐久性を向上できる。 (請求項2)本発明は、冷媒圧縮機と供給手段との同時
運転時におけるエネルギーの損失を抑えることができ
る。
上でき、且つ冷媒圧縮機の耐久性を向上できる。 (請求項2)本発明は、冷媒圧縮機と供給手段との同時
運転時におけるエネルギーの損失を抑えることができ
る。
【図1】冷暖房装置の全体構造を示した概略図である。
【図2】冷暖房装置の主要な制御装置を示したブロック
図である。
図である。
【図3】コンピュータの凍結防止制御を示したフローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】コンピュータの凍結防止制御を示したフローチ
ャートである。
ャートである。
1 冷暖房装置(空気調和装置) 2 送風ケーシング 4 冷凍サイクル 5 温水回路 6 コンピュータ(制御手段) 6a 回転数制御部 41 冷媒圧縮機 43 冷媒蒸発器 51 温水式ヒータ(温水用放熱器) 52 循環ポンプ(供給手段)
Claims (2)
- 【請求項1】(a)室内に空気を送るための送風ケーシ
ングと、 (b)この送風ケーシング内に設置され、前記送風ケー
シング内を流れる空気と内部を通過する冷媒とを熱交換
させる冷媒蒸発器、 およびこの冷媒蒸発器より吸入した冷媒を圧縮して吐出
する冷媒圧縮機 を有する冷凍サイクルと、 (c)前記送風ケーシング内において前記冷媒蒸発器と
熱伝達可能に隣合って設置され、前記送風ケーシング内
を流れる空気と内部を流れる温水を熱交換させる温水用
放熱器、 およびこの温水用放熱器へ温水を供給する供給手段 を有する温水回路と、 (d)前記冷媒蒸発器の温度を検出する温度センサを有
し、 前記冷媒圧縮機の運転中において、前記温度センサで検
出された前記冷媒蒸発器の温度が第1設定温度以下に低
下した場合に前記供給手段を作動させ、前記温度センサ
で検出された前記冷媒蒸発器の温度が第1設定温度より
低い第2設定温度以下に低下した場合に前記冷媒圧縮機
の運転を停止させる制御手段とを備えた空気調和装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記冷媒蒸発器の温度
が前記第2設定温度より上昇しており、且つ前記第1設
定温度以下に低下している場合に、前記冷媒圧縮機の回
転数を減少させる回転数制御部を有することを特徴とす
る請求項1に記載の空気調和装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3207012A JP2535111B2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 空気調和装置 |
KR1019920008823A KR950009052B1 (ko) | 1991-08-19 | 1992-05-25 | 공기조화장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3207012A JP2535111B2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544974A JPH0544974A (ja) | 1993-02-23 |
JP2535111B2 true JP2535111B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=16532735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3207012A Expired - Fee Related JP2535111B2 (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 空気調和装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535111B2 (ja) |
KR (1) | KR950009052B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2658918B2 (ja) * | 1994-10-19 | 1997-09-30 | 株式会社ノーリツ | 温水式空気調和機の凍結防止制御方法 |
JP2013127343A (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Chofu Seisakusho Co Ltd | デシカント換気扇 |
-
1991
- 1991-08-19 JP JP3207012A patent/JP2535111B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-05-25 KR KR1019920008823A patent/KR950009052B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0544974A (ja) | 1993-02-23 |
KR950009052B1 (ko) | 1995-08-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |