JP3738414B2 - ヒートポンプ式空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒートポンプ式空気調和機に係わり、特に定速型圧縮機を有するヒートポンプ式空気調和機に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のヒートポンプ式空気調和機としては、インバータ制御装置により可変速駆動される可変速型圧縮機、熱源側熱交換器、冷媒制御装置及び利用側熱交換器を有する冷凍サイクルの主回路と、この主回路の高圧側の液冷媒を圧縮機の圧縮機構部にインジェクションする液インジェクション回路と、圧縮機の高圧力比を得るために圧縮機の吐出口に設けられた絞りとを備え、暖房運転時に、利用側熱交換器で凝縮した液冷媒の一部を圧縮機構部にインジェクションすると共に、圧縮機の回転数を室内温度の状況に応じてインバータ制御することにより、室外空気温度が低下しても、高効率運転で高い暖房能力を発揮でき、また、圧縮機を過度に高温にしないようにしたものがある。なお、これに関連するものとして、特開平08−210709号公報に記載されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来のヒートポンプ式空気調和機は、インバータ制御装置により可変速駆動される可変速型圧縮機を用いているために、非常に高価なものとなっていた。また、圧縮機の高圧力比を得るために圧縮機の吐出口に設けられた単なる絞りは、暖房能力の増加を必要としない場合に圧縮機性能の低下を招き、効率低下の要因となっていた。
【0004】
本発明は、安価な構成で、暖房能力を増加することが必要な時に吐出圧力制御装置及び液インジェクション制御装置を作動させることにより、暖房能力を増加して効率よく運転することができると共に、圧縮機を適切な温度に制御することができて信頼性に優れたものとすることができ、さらには暖房能力の増加を必要としない時に吐出圧力制御装置を作動させないことにより一層効率よく運転することができるヒートポンプ式空気調和機を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、電源で駆動される定速型圧縮機、熱源側熱交換器、冷媒制御装置及び利用側熱交換器を有する冷凍サイクルの主回路と、前記主回路の高圧側の液冷媒を前記定速型圧縮機の圧縮室にインジェクションする液インジェクション回路と、前記定速型圧縮機の吐出側圧力を制御する吐出圧力制御装置と、前記液インジェクション回路を制御する液インジェクション制御装置とを備え、前記吐出圧力制御装置は、前記定速型圧縮機の吐出側に設けた吐出圧力制御弁と、この吐出圧力制御弁を制御する手段とを有し、暖房運転時、室外空気温度が所定値以下となった場合、前記吐出圧力制御弁の開度を絞ると共に、前記液インジェクション制御装置により液インジェクション回路を作動させる構成にしたことにある。
【0008】
好ましくは、前記吐出圧力制御装置は、前記定速型圧縮機の吐出側に設けた弁部及び絞りの並列回路よりなる吐出圧力制御弁と、前記吐出圧力制御弁の弁部を制御する手段とを有する構成にしたことにある。
【0009】
好ましくは、前記吐出圧力制御弁の弁部は電磁開閉弁とし、前記絞りは暖房能力を増加する絞り抵抗値に設定したことにある。
【0010】
好ましくは、前記冷凍サイクルの主回路は、定速型圧縮機と可変速型圧縮機とを組合わせで構成される複数の圧縮機、熱源側熱交換器、冷媒制御装置及び利用側熱交換器を有する構成にしたことにある。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のヒートポンプ式空気調和機の各実施例を図を用いて説明する。各実施例の図において、同一符号は同一物または相当物を示し、重複する説明は省略する。
【0012】
まず、本発明の第1実施例を図1から図4を用いて説明する。図1は本発明の第1実施例のヒートポンプ式空気調和機の構成図、図2は図1のヒートポンプ式空気調和機の暖房時における吐出圧力制御弁及び液インジェクション制御弁の不作動状態のモリエル線図、図3は図1のヒートポンプ式空気調和機の暖房時における吐出圧力制御弁及び液インジェクション制御弁の作動状態のモリエル線図、図4は図1のヒートポンプ式空気調和機の室外空気温度に対する吐出圧力制御弁の弁開度及び暖房能力の変化を示す図である。
【0013】
図1に示すヒートポンプ式空気調和機は、定速型圧縮機1、吐出圧力制御弁20、四方弁2、熱源側熱交換器3、冷媒制御装置を構成する冷媒制御弁5、アキュームレータ6及び利用側熱交換器7を有する主回路と、この主回路の高圧側の液冷媒を圧縮機1の圧縮室にインジェクションする液インジェクション回路とからなる冷凍サイクルを備えている。この冷凍サイクルに用いられる冷媒は、例えば、R22に代表されるHCFC系冷媒あるいはR407Cに代表されるHFC冷媒である。
【0014】
圧縮機1は、インバータ制御装置で可変速駆動されるものではなく、定速型としての所定の制御を行うための圧縮機制御演算機能を有する制御手段1Sにより制御され、商用電源で駆動される。吐出圧力制御弁20は、圧縮機1の吐出側圧力を高めるように設けられ、暖房能力の増加を必要とする時に、弁開度を制御するための吐出圧力制御演算機能を有する制御手段20Sにより制御される。吐出圧力制御装置は吐出圧力制御弁20とその制御手段20Sから構成される。この制御装置の具体的な制御方法は後述する。四方弁2は、圧縮機1から吐出された主回路の冷媒の流れを暖房運転と冷房運転で切換えるように設けられ、切換え制御するための四方弁制御演算機能を有する制御手段2Sにより制御される。熱源側熱交換器3は、室外送風機4により送風される室外空気と熱交換するように配置されている。室外送風機4は、回転数を制御するための送風機制御演算機能を有する制御手段4Sにより制御される。冷媒制御弁5は、冷凍サイクルにおける減圧機能を有し、適切な減圧機能を持たせるための冷媒制御弁制御演算機能を有する制御手段5Sにより制御される。
【0015】
液インジェクション回路は、冷媒制御弁5と利用側熱交換器7との間から高圧の液冷媒を液インジェクション制御弁9を介して圧縮機1の圧縮室にインジェクションするように設けられている。液インジェクション制御弁9は、暖房能力の増加を必要とする時に、弁開度を制御するための液インジェクション制御演算機能を有する制御手段9Sにより制御される。液インジェクション制御装置は、液インジェクション制御弁9とその制御手段9Sから構成される。
【0016】
ヒートポンプ空気調和機の運転状態あるいは運転条件を検出する代表的なセンサとして、圧縮機1の吐出温度を検出するサーミスタ30、室外の空気温度を検出するサーミスタ31、暖房運転時の熱源側熱交換器3の冷媒出口温度を検出するサーミスタ32、室内空気温度を検出するサーミスタ33及び圧縮機吐出圧力センサ34等を備えている。
【0017】
室外ユニット制御装置40は、上述した各制御手段1S、2S、4S、5S、9S及び20Sを有し、室外送風機4の発停、回転数制御機能、圧縮機1の発停制御機能、四方弁切り換え制御機能、吐出圧力演算制御機能、冷媒制御弁5の制御機能及び液インジェクション制御弁9の制御機能などを有するものである。また、圧縮機1、吐出圧力制御弁20、四方弁2、熱源側熱交換器3、室外送風機4、冷媒制御弁5、アキュームレータ6、液インジェクション制御弁20及び室外ユニット制御装置40は、室外ユニット内に配置されている。
【0018】
利用側熱交換器7は、室内送風機8により送風される室内空気と熱交換するように配置されている。室内送風機8は、回転数を制御するための送風機制御演算機能を有する制御手段8Sにより制御される。室内ユニット制御装置80は、制御手段8Sを備え、室外ユニット制御装置40及びリモート制御装置80Sに接続されている。リモート制御装置80Sは、室内に置かれ、機能として冷房あるいは暖房などの運転モード設定、室内送風機8の風量設定、ヒートポンプ式空気調和機の発停、室内空気温度設定を入力できるようになっている。また、利用側熱交換器7、室内送風機8及び室内制御装置80は室内ユニット内に配置されている。室内ユニット制御装置80は、室内送風機8の発停や回転数制御などを行うとともに、室内空気温度と室内空気温度設定値との差の演算機能などを有する。
【0019】
而して、暖房運転時には、四方弁2が図1に示す状態に制御され、圧縮機1から吐出された冷媒は、吐出圧力制御弁20、四方弁2、利用側熱交換器7、冷媒制御弁5、熱源側熱交換器3、四方弁2、アキュムレータ6の順に循環して圧縮機1に戻る。即ち、利用側熱交換器7が冷媒凝縮器となり室内の暖房を行う。この暖房運転中に、さらに室外空気温度が低下して暖房能力が低下し、暖房能力の増加が必要になった時、即ち、図4に示す室外温度がt1になった時に、吐出圧力制御手段20Sにて吐出圧力制御弁20を作動して吐出圧力を高めて、暖房能力を図4(b)の点線(吐出圧力制御弁及びインジェクション制御弁を作動しない時の暖房能力の変化)よりも増加して暖房能力があまり低下しないように制御し、合わせて液インジェクション制御手段9Sにて液インジェクション制御弁9を作動して利用側熱交換器7で凝縮液化した冷媒の一部を圧縮機1の圧縮室に液インジェクションする。
【0020】
この運転状態を、図2及び図3に示すモリエル線図、図4に示す室外空気温度に対する吐出圧力制御弁の弁開度及び暖房能力の変化図を用いて説明する。
【0021】
図2のモリエル線図において、Aは圧縮機1の吸入部、Bは圧縮機1の吐出部、Cは利用側熱交換器7で凝縮液化した状態、Dは冷媒制御弁5の出口すなわち熱源側熱交換器3の入り口部を表わす。この暖房運転の状態で、例えば、室外空気温度が低下すると、DからAに到る低圧側圧力が低下し、圧縮機1が吸入する冷媒の密度が小さくなって冷媒の流量が減少する。冷媒流量の低下にともないBからCに到る高圧側圧力も低下する。この結果、暖房能力が図4(b)の室外空気温度t1に至るように室外空気温度と共に低下する。
【0022】
暖房能力の増加が必要となる室外空気温度がt1以下に低下した時には、吐出圧力制御手段20Sにて吐出圧力制御弁20を作動すると共に、合わせて液インジェクション制御手段9Sにて液インジェクション制御弁9を作動することにより、冷凍サイクルを図3のモリエル線図のように作動させる。図3で、A、B、C、Dは図2と同じ部位の冷媒状態を表わし、Eは液インジェクション制御弁9の出口、Fは圧縮室内の液インジェクション冷媒との合流前、Gはその合流後、Hは吐出圧力制御弁20出口部の冷媒状態を表わす。図3にて明らかなように、HからCの高圧側には圧縮機1の吸入冷媒流量Gsと液インジェクション流量Giの合計流量Gs+Giが供給される。また、吐出圧力制御弁20の作動によって圧縮機1の吐出圧力は高い圧力に維持される。これにより、圧縮機1の電気入力Whが増大し、暖房能力Qhを増加することができる。この場合の成績係数COPは、COP=Qh/Whで表わされ、この成績係数COPが冷凍サイクルの機能として1より大きくなり、補助電気ヒータを用いるものより高くなり、省電力とすることができる。
【0023】
さらに室外空気温度が低下すると、図4(a)に示すように室外空気温度に比例して吐出圧力制御弁20の弁開度を絞るように構成されているので、圧縮機1の吐出圧力がこれに比例して高くなり、暖房能力は、液インジェクションによる冷媒流量の増大と相俟って図4(b)の実線に示すようにほとんど低下することなく一定とすることができる。
【0024】
また、この場合に、液インジェクション制御弁9は、圧縮機1の吐出側温度あるいは吐出側の冷媒過熱度などを制御目標として液インジェクション制御手段9Sにて制御する。一方、冷媒制御弁5は、熱源側熱交換器3の出口から圧縮機1の吸入部に至る部位の冷媒過熱度を制御信号として冷媒制御弁制御手段5Sにて制御する。圧縮機1のモータ巻き線の温度は液インジェクション制御弁9による吐出側の温度制御によって過度に上昇することがなく、高い信頼性を確保できる。
【0025】
なお、冷房運転時には、四方弁2を切り替え、暖房運転と逆に冷媒を循環させる。冷房運転時には液インジェクション制御弁9は閉状態に制御され、また吐出圧力制御弁20は全開状態とする。
【0026】
次に、本発明の第1実施例のヒートポンプ空気調和機における吐出圧力制御弁及び液インジェクション制御弁の異なる制御方法を図5及び図6を用いて説明する。図5は図1のヒートポンプ式空気調和機における検出室内空気温度と設定室内空気温度との差に対する暖房能力、吐出圧力制御弁の弁開度、及び圧縮機の変化を示す図、図6は図1のヒートポンプ式空気調和機における検出室内空気温度と設定室内空気温度との差に対する液インジェクション制御弁の弁開度の変化を示す図である。
【0027】
この実施例の制御方法は、暖房運転中に、室内空気温度が上昇して、検出室内空気温度と設定室内空気温度との偏差ΔTrがa℃より大きくなると、図5に示すように圧縮機1はオフされる。前記ΔTrがa℃より小さくb℃より大きい状態で、圧縮機1がオンされる場合には、図5に示すように吐出圧力制御弁20の弁開度は最大開度に制御され、暖房能力も一定である。暖房運転において、検出室内空気温度と設定室内空気温度との偏差ΔTrがb℃より小さい場合には、吐出圧力制御弁20の弁開度が偏差ΔTrに応じて制御され、この実施例では偏差ΔTrが−側に小さくなると偏差ΔTrに比例して弁開度が小さくなるように設定されているので、暖房能力はこれに比例して増加する。なお、吐出圧力制御弁20の開度の制御は、偏差ΔTrの情報をもとにPIDなどのフィードバック制御を採用することにより、一層適切な制御を行うことができる。PID制御は、偏差ΔTrの値、偏差ΔTrの時間的微分値、偏差ΔTrの時間的積分値によって開度を補正する制御方法である。
【0028】
また、異常に高い吐出圧力になるのを防ぐために、吐出圧力制御弁20の開度は最小開度を設定してある。さらには、万一、吐出圧力が異常上昇した場合には、吐出圧力制御弁20の開度を強制的に大きくするように設定してあり、最大開度の状態からは最大開度を全開に制御し、偏差ΔTrに応じた弁開度の状態からはその弁開度を大きくするように制御するようになっており、これにより吐出圧力の異常上昇を防止し、信頼性を確保することができる。
【0029】
一方、液インジェクション制御弁9は、圧縮機1の吐出温度によって制御され、具体的には、図6に示すように、検出された吐出温度と設定された吐出温度との差ΔToに応じて制御される。即ち、検出された吐出温度と設定された吐出温度の差ΔToが大きくなると、弁開度が大きくなるように制御される。なお、この液インジェクション制御弁9の制御においても、検出された吐出温度と設定された吐出温度の差ΔToを基にしたPID制御などのフィードバック制御を採用することにより、一層適切な制御を行うことができる。
【0030】
また、液インジェクション制御弁9の開度には、吐出温度の異常低下及び異常上昇を防止するために、最大開度及び最小開度を設けている。
【0031】
なお、吐出圧力センサ34の情報から冷媒の飽和温度演算し、吐出温度センサ30の情報とから吐出側の過熱度を演算し、この過熱度を制御目標にすれば、一層適切な制御をすることができる。
【0032】
本発明においては、圧縮機1の吐出側に設けた吐出圧力制御弁20及びこの吐出圧力制御弁20を制御する手段20Sを有する吐出圧力制御装置と、液インジェクション回路に設けた液インジェクション制御弁9及びこの液インジェクション制御弁9を制御する手段9Sを有する液インジェクション制御装置とを備えているので、簡単な構成で、暖房能力の増加が必要な時に吐出圧力制御装置及び液インジェクション制御装置を作動させることにより、圧縮機の吐出圧力を高くすることができ、かつ液インジェクション回路からの液冷媒で圧縮機1の冷媒流量を増加することができると共に圧縮機1を冷却することができる。これにより、安価で、暖房能力の増加が必要な時に暖房能力が増加できてヒータを用いる場合より効率よく運転できると共に、圧縮機1を適切な温度に制御することができて信頼性に優れたものとすることができ、さらには暖房能力の増加を必要としない時に吐出圧力制御装置を作動させないことにより一層効率の良い運転を行うことができるヒートポンプ式空気調和機を得ることができる。
【0033】
また、吐出圧力制御弁20を制御する手段20Sと液インジェクション制御弁9を制御する手段9Sとを連動したので、吐出圧力制御弁20を作動させて暖房能力を増加する際に、インジェクション回路を介して圧縮機1に液冷媒を連動して供給することができ、圧縮機1を確実に冷却することができると共に、暖房能力を増加することができる。
【0034】
さらには、室外空気温度が所定値以下に低下した時に吐出圧力制御弁20を作動し、かつ室外空気温度に応じて吐出圧力制御弁20の弁開度を制御する手段を有しているので、室外空気温度が所定値以下に低下した時に増加すべき暖房能力分を増加することができ、一層効率の良い運転を行うことができる。
【0035】
次に、本発明の第2実施例を図7及び図8を用いて説明する。図7は本発明のヒートポンプ式空気調和機の第2実施例の圧縮機周辺の構成図、図8は図7のヒートポンプ式空気調和機の室外空気温度に対する吐出圧力制御弁の弁開度及び暖房能力の変化を示す図である。
【0036】
図7に示すように、吐出圧力制御弁21は、弁部を形成する電磁開閉弁22と、この電磁開閉弁22に並列に設けた絞りを形成する細径パイプ23より構成されている。暖房運転で暖房能力の増加が必要な場合には、即ち室外空気温度が図8に示すt1以下に低下した場合には、電磁開閉弁22を閉じ、吐出された冷媒を抵抗の大きな細径パイプ23側に流す。これにより圧縮機1の吐出圧力が上昇し、圧縮機1の電気入力を増大することができる。この時に液インジェクション制御弁9が開き、液インジェクションが行われる。このようにして、暖房能力を図8(b)の実線に示すように増加することができる。
【0037】
室外空気温度が高く、暖房能力の増加が不要の場合には、電磁開閉弁22を開き、また液インジェクション制御弁9を閉じる。なお、冷房運転時にも同様である。
【0038】
次に、本発明の第2実施例のヒートポンプ空気調和機における吐出圧力制御弁の異なる制御方法を図9を用いて説明する。図9は図7のヒートポンプ式空気調和機における検出室内空気温度と設定室内空気温度との差に対する暖房能力、吐出圧力制御弁の弁開度及び圧縮機の変化を示す図である。
【0039】
この実施例の制御方法は、暖房運転中に、室内空気温度が上昇して、検出室内空気温度と設定室内空気温度との偏差ΔTrがa℃より大きくなると、図9に示すように圧縮機1はオフされる。前記偏差ΔTrがa℃より小さくb℃より大きい状態で、圧縮機1がオンされる場合には、図9に示すように吐出圧力制御弁21の電磁開閉弁22は通電され、暖房能力も一定である。暖房運転において、偏差ΔTrがb℃より小さい場合には、電磁開閉弁22がオフされる。これによって、冷媒は細径パイプ12に流れ、細径パイプ12の抵抗が大きいために圧縮機1の吐出圧力が高くなる。なお、万一、吐出圧力が異常上昇した場合には、電磁開閉弁22を開とするように設定してある。
【0040】
この第2実施例において、吐出圧力制御弁21は弁部22と絞り23との並列回路で構成しているので、弁部22が故障して閉路したとしても絞り23を通して圧縮冷媒を吐出することができ、運転を継続することができる。さらには、並列接続された弁部を電磁開閉弁22とし、これに並列接続された絞り23の絞り抵抗を暖房能力を増加する値に設定しているので、暖房能力の増加が必要な場合に、電磁開閉弁22を閉じることにより圧縮機1から吐出された冷媒が絞り側を流れ、これにより圧縮機1の吐出圧力が上昇し、暖房能力を増加することができると共に、安価で簡単な制御とすることができる。
【0041】
次に、本発明の第3実施例を図10を用いて説明する。図10は本発明のヒートポンプ式空気調和機の第3実施例の圧縮機周辺の構成図である。この図10に示すものは、図7に示すものの細径パイプ23の代わりにオリフィス25を用いたものであり、その作用は図7に示すものと同様である。
【0042】
次に、本発明の第4実施例を図11及び図12を用いて説明する。図11は本発明のヒートポンプ式空気調和機の第4実施例の圧縮機周辺の構成図、図12は図11のヒートポンプ式空気調和機の室外空気温度に対する吐出圧力制御弁の弁開度及び暖房能力の変化を示す図である。24は、吐出圧力制御弁を形成する電動弁であり、電気的に駆動される。暖房運転で暖房能力の増加が必要な場合には、即ち設定温度と室温との差が図12に示すようにΔt1以下になった場合には、電動弁24の弁開度を閉じ気味にし、吐出された冷媒を抵抗の大きな電動弁13を通過させることで、吐出圧力を上昇させ、圧縮機1の電気入力を増大することができる。この時、液インジェクション制御弁9が開き、液インジェクションが行われる。こうして、暖房能力を増加することができる。
【0043】
室外空気温度が高く、暖房能力の増加が不要の場合には、電動弁24を開き、また液インジェクション制御弁9を閉じる。冷房運転時にも同様である。
【0044】
次に、本発明の第5実施例を図13を用いて説明する。図13は本発明のヒートポンプ式空気調和機の第5実施例の構成図である。図13に示すものは、図1に示すものと比較して、吐出圧力制御弁20を四方弁2と室内熱交換器7の間に設けた点にて相違するものであり、暖房能力を増加させる作用は図1に示すものと同じである。この実施例に示すものは、室外ユニットの中の機器レイアウトによっては圧縮機1の吐出側直後に吐出圧力制御弁20を設けづらい場合に用いられる。
【0045】
次に、本発明の第6実施例を図14を用いて説明する。図14は本発明のヒートポンプ式空気調和機の第6実施例の構成図である。図14に示すものは、圧縮機を複数台搭載し、少なくとも1台の利用側室内熱交換器を接続したヒートポンプ式空気調和機に本発明を適用した実施例を示す。図14において、11は商用電源で一定速駆動される定速型圧縮機、12は可変速型圧縮機でありインバータによって駆動される。2は四方弁、3は室外空気と熱交換する室外熱交換器、4は室外送風機、5は冷媒制御弁、6は圧縮機吸入側に設けられたアキュムレータ、91、92は高圧液冷媒を圧縮機1の圧縮室にインジェクションするための液インジェクション制御弁、20は圧縮機11の吐出側に設けた吐出圧力制御弁である。また、これらの部品によって室外ユニットは構成される。一方、71は室内空気と熱交換する利用側熱交換器、81は室内送風機、101は冷媒制御弁であり、これらによって第1の室内ユニットを構成する。また、72は利用側熱交換器、82は室内送風機、102は冷媒制御弁であり、これらによって第2の室内ユニットが構成される。冷媒制御手段101、102は、冷媒制御弁制御演算機能を有する制御手段100Sで制御される。用いられる冷媒は、例えばR222に代表されるHCFC系冷媒あるいはR407Cに代表されるHFC冷媒である。
【0046】
図14に示すヒートポンプ式空気調和機において、暖房運転時には、圧縮機11から吐出された冷媒は、吐出圧力制御弁20を通り圧縮機12から吐出された冷媒と合流し、四方弁2を通過して、一方は利用側熱交換器71、冷媒制御弁101を通り、他方は利用側熱交換器72、冷媒制御弁102を通る。冷媒は、合流した後、冷媒制御弁5、熱源側熱交換器3、四方弁2、アキュムレータ6の順に循環する。利用側熱交換器71、72が冷媒凝縮器となり室内の暖房を行う。室外空気温度が低下した場合には、圧縮機11側の吐出圧力制御装置20が作動して、圧縮機11の吐出圧力を上昇させる。一方、インバータで駆動される圧縮機12は高速運転される。合わせて圧縮機11、12には液インジェクション制御弁91、92を介して利用側熱交換器71、72で凝縮液化した冷媒の一部を圧縮機11、12の圧縮室に液インジェクションする。この作用によって、商用電源により駆動される定速型圧縮機11の電気入力が増大し、またインバータで駆動される可変速型圧縮機12を高速運転することで電気入力を増大することができる。さらに圧縮機11、12への液インジェクションにより室内ユニットに供給する冷媒流量が増大して暖房能力を増大させることができる。また、液インジェクションによって、吐出圧力が高い商用電源駆動の圧縮機11の過度の温度上昇を防止でき、同様にインバータで駆動され高速運転される圧縮機12の過度の温度上昇を防止できる。
【0047】
このように、本発明の第6実施例によれば、商用電源駆動の定速型圧縮機11とインバータで駆動する可変速型圧縮機12を搭載したヒートポンプ式空気調和機でも、室外空気温度が低下した場合に高暖房能力を発揮することができる。これにより、複数台の圧縮機11、12すべてを可変速型圧縮機を用いる場合に比較して、安価な構成することができる。
【0048】
なお、冷房運転時には、四方弁2を切り替え、暖房運転と逆に冷媒を循環させる。冷房運転時には液インジェクション制御弁91、92は閉じ、また吐出圧力制御弁20は全開状態とする。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、安価な構成で、暖房能力高めることが必要な時に吐出圧力制御装置及び液インジェクション制御装置を作動させることにより、暖房能力を増加して効率よく運転することができると共に、圧縮機を適切な温度に制御することができて信頼性に優れたたものとすることができ、さらには暖房能力の増加を必要としない時に吐出圧力制御装置を作動させないことにより一層効率よく運転することができるヒートポンプ式空気調和機を得ることができる。
【0050】
また、吐出圧力制御弁を作動させて暖房能力を増加する際に、連動してインジェクション回路を介して圧縮機に液冷媒を供給することができるので、圧縮機を確実に冷却することができる。
【0051】
さらには、室外空気温度が所定値以下に低下した時に吐出圧力制御弁を作動し、かつ室外空気温度に応じて吐出圧力制御弁の弁開度を制御する手段を有しているので、室外空気温度が所定値以下に低下した時に増加すべき暖房能力分を増加することができ、一層効率の良い運転を行うことができる。
【0052】
また、吐出圧力制御弁は弁部と絞りとの並列回路で構成しているので、弁部が故障して閉路したとしても絞りを通して圧縮冷媒を吐出することができ、運転を継続することができる。
【0053】
さらには、並列接続された弁部を電磁開閉弁とし、これに並列接続された絞りの絞り抵抗を暖房能力を増加する値に設定しているので、暖房能力の増加が必要な場合に、電磁開閉弁を閉じることにより圧縮機から吐出された冷媒が絞り側を流れ、これにより圧縮機の吐出圧力が上昇し、暖房能力を増加することができると共に、安価で簡単な制御とすることができる。
【0054】
また、複数台の圧縮機を用いるものにおいて、定速型圧縮機と可変速型圧縮機とを組合わせ、定速型圧縮機に液インジェクション回路及び吐出圧力制御装置を設けることにより、複数台の圧縮機すべてを可変速型圧縮機を用いるものに比較して、安価な構成で、暖房能力を増加できて、圧縮機の冷却をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のヒートポンプ式空気調和機の構成図である。
【図2】図1のヒートポンプ式空気調和機の暖房時における吐出圧力制御弁及びインジェクション制御弁の不作動状態のモリエル線図である。
【図3】図1のヒートポンプ式空気調和機の暖房時における吐出圧力制御弁及びインジェクション制御弁の作動状態のモリエル線図である。
【図4】図1のヒートポンプ式空気調和機の室外空気温度に対する吐出圧力制御弁の弁開度及び暖房能力の変化を示す図である。
【図5】図1のヒートポンプ式空気調和機における検出室内空気温度と設定室内空気温度との差に対する暖房能力、吐出圧力制御弁の弁開度及び圧縮機の変化を示す図である。
【図6】図1のヒートポンプ式空気調和機における検出室内空気温度と設定室内空気温度との差に対する液インジェクション制御弁の弁開度の変化を示す図である。
【図7】本発明のヒートポンプ式空気調和機の第2実施例の圧縮機周辺の構成図である。
【図8】図7のヒートポンプ式空気調和機の室外空気温度に対する吐出圧力制御弁の弁開度及び暖房能力の変化を示す図である。
【図9】図7のヒートポンプ式空気調和機における検出室内空気温度と設定室内空気温度との差に対する暖房能力、吐出圧力制御弁の弁開度及び圧縮機の変化を示す図である。
【図10】本発明のヒートポンプ式空気調和機の第3実施例の圧縮機周辺の構成図である。
【図11】本発明のヒートポンプ式空気調和機の第4実施例の圧縮機の周辺の構成図である。
【図12】図11のヒートポンプ式空気調和機の室外空気温度に対する吐出圧力制御弁の弁開度及び暖房能力の変化を示す図である。
【図13】本発明のヒートポンプ式空気調和機の第5実施例の構成図である。
【図14】本発明のヒートポンプ式空気調和機の第6実施例の構成図である。
【符号の説明】
1、11、12…圧縮機、2…四方弁、3…熱源側熱交換器、4…室外送風機、5…冷媒制御弁、6…アキュームレータ、7…利用側熱交換器、8…室内送風機、9…液インジェクション制御弁、9S…液インジェクション制御手段、20、21、24…吐出圧力制御弁、20S…吐出圧力制御弁制御手段、22…弁部(電磁開閉弁)、23…絞り(細径パイプ)、25…絞り(オリフィス)。
Claims (4)
- 電源で駆動される定速型圧縮機、熱源側熱交換器、冷媒制御装置及び利用側熱交換器を有する冷凍サイクルの主回路と、前記主回路の高圧側の液冷媒を前記定速型圧縮機の圧縮室にインジェクションする液インジェクション回路と、前記定速型圧縮機の吐出側圧力を制御する吐出圧力制御装置と、前記液インジェクション回路を制御する液インジェクション制御装置とを備え、
前記吐出圧力制御装置は、前記定速型圧縮機の吐出側に設けた吐出圧力制御弁と、この吐出圧力制御弁を制御する手段とを有し、
暖房運転時、室外空気温度が所定値以下となった場合、前記吐出圧力制御弁の開度を絞ると共に、前記液インジェクション制御装置により液インジェクション回路を作動させる
ことを特徴とするヒートポンプ式空気調和機。 - 前記吐出圧力制御装置は、前記定速型圧縮機の吐出側に設けた弁部及び絞りの並列回路よりなる吐出圧力制御弁と、前記吐出圧力制御弁の弁部を制御する手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ式空気調和機。
- 前記吐出圧力制御弁の弁部は電磁開閉弁とし、前記絞りは暖房能力を増加する絞り抵抗値に設定したことを特徴とする請求項2に記載のヒートポンプ式空気調和機。
- 前記冷凍サイクルの主回路は、定速型圧縮機と可変速型圧縮機とを組合わせで構成される複数の圧縮機、熱源側熱交換器、冷媒制御装置及び利用側熱交換器を有することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ式空気調和機。
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