JPH0861790A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0861790A
JPH0861790A JP6195505A JP19550594A JPH0861790A JP H0861790 A JPH0861790 A JP H0861790A JP 6195505 A JP6195505 A JP 6195505A JP 19550594 A JP19550594 A JP 19550594A JP H0861790 A JPH0861790 A JP H0861790A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷房運転時と暖房運転時とで、適切な制御を
選択し、効率の良い運転を運転を行える空気調和機を提
供する。 【構成】 四方弁2により、圧縮機1からの冷媒の流れ
を選択的に切換えて冷房および暖房運転を行うことがで
きる空気調和機であって、冷房運転の制御は圧縮機1の
吸込側に設けられた第1の温度センサ10と室内熱交換
器5に設けられた第3の温度センサ12の温度検出に基
づいて冷媒の過熱度が所定の値となるように流量調整弁
4の開度を制御する過熱度制御により、暖房運転の制御
は圧縮機1の吐出側に設けられた第2の温度センサ11
の温度検出に基づいて冷媒吐出温度が所定の値となるよ
うに流量調整弁4の開度を制御する吐出温度制御により
行うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動式膨張弁を有す
る冷凍サイクルを用いた冷暖房可能な空気調和機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機は、圧縮機、室外熱交換器、
減圧器、室内熱交換器などを順次に接続してなる冷凍サ
イクルを備え、この冷凍サイクル内に冷媒を状態変化さ
せつつ循環させることで室内の空気調和を行うように構
成されている。
【0003】冷暖房可能な空気調和機においては、冷媒
を流れを切り替える四方切換弁を具備する。冷房時は、
圧縮機の吐出冷媒を室外熱交換器側に切り換え、この冷
媒を室外熱交換器から、減圧器、室内熱交換器の順に流
通させて圧縮機に戻すことで、室内の冷房を行う。すな
わち、冷房時には上記室外熱交換器を凝縮器、室内熱交
換器を蒸発器として機能させる。
【0004】一方、暖房時は、圧縮機の吐出冷媒を室内
熱交換器側に切り換え、この冷媒を室内側熱交換器から
減圧器、室外熱交換器の順に流通させることで室内の暖
房を行う。すなわち、暖房時には、上記室内熱交換器を
凝縮器、室外熱交換器を蒸発器として機能させる。
【0005】また、運転中は、空調負荷(室内温度と設
定温度との差に相当する)に応じて圧縮機の運転周波数
が制御され、空調負荷に対応する最適な冷房能力あるい
は暖房能力が発揮される。
【0006】減圧器としては、たとえば開度可変の流量
調整弁が用いられる。そして、蒸発器における冷媒の過
熱度(蒸発器の入口冷媒温度と出口冷媒温度の差)が検
出され、その過熱度が運転周波数の変化にかかわらず一
定値となるよう、流量調整弁の開度が制御される。
【0007】つまり、過熱度が一定値より大きい場合、
流量調整弁の開度が増大され、蒸発器に流れる冷媒の量
が増やされる。過熱度が一定値より小さくなると、流量
調整弁の開度が縮小され、蒸発器に流れる冷媒の量が減
らされる。
【0008】この過熱度制御により、過熱度を良好な冷
凍能力(成績係数)が得られる一定値に保つと共に、一
定の過熱度を確保することで圧縮機に液状の冷媒が戻っ
てしまう液バック現象が防止する。従来は、冷房運転、
暖房運転にかかわらず、過熱度制御を主体とした制御に
より上記冷凍サイクルの制御を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上に述べ
た過熱度制御を主体とする制御には、以下に説明する解
決すべき課題がある。この過熱度制御は、過熱度、すな
わち凝縮器の冷媒入口温度と出口温度の差(冷媒飽和温
度からの過熱量)を検出することで行う制御であるの
で、この凝縮器が室内側熱交換器となる冷房運転時に
は、室内空気調和に利用する熱交換器(以下「利用側熱
交換器」という)を直接的に制御することになり非常に
良好な制御方法となる。
【0010】一方、暖房時には、凝縮器は室外側熱交換
器となり、利用側熱交換器とならない。しかし、過熱度
制御は、圧縮機の吸込冷媒温度を制御することにもなる
から、吐出冷媒温度である凝縮器(利用側熱交換器)の
吸込温度を間接的に制御することにもなる。したがっ
て、間接的に利用側熱交換器の制御も行えることにな
る。
【0011】しかし、暖房時には、上記蒸発器は、気温
の低い室外に位置するため、冷房時に比べて過熱度を大
きくすることができず、上記過熱度の制御は行いずらい
ということがあり、上記利用側熱交換器の冷媒温度を適
切に制御できない場合がある。このため、暖房時の効率
が低下するおそれがあった。
【0012】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであり、冷房運転時と暖房運転時とで、適切な
制御を選択し、効率の良い運転を運転を行える空気調和
機を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、圧縮機、
室内熱交換器、減圧用の流量調整弁、室外熱交換器とが
順次接続されて構成され、さらに室内冷房運転と室内暖
房運転とで動作流体の流方向を切換える流路切換弁とを
有する冷凍サイクルと、冷房運転時に前記室内熱交換器
における動作流体の過熱度を検出する検出手段と、暖房
運転時に前記圧縮機から吐出される動作流体の吐出温度
を検知する検知手段と、冷房運転時には前記過熱度の検
出手段で検出される過熱度が所定の値となるように前記
流量調整弁の開度を制御すると共に、暖房運転時には前
記吐出温度の検出手段で検出される吐出温度が所定の値
となるように前記流量調整弁の開度を制御する手段とを
有することを特徴とする空気調和機である。
【0014】第2の手段は、第1の手段の空気調和機に
おいて、さらに、この圧縮機の運転周波数を空調負荷に
応じて制御する手段と、冷房運転時に、前記圧縮機から
吐出される動作流体の吐出温度を検知する手段と、この
検知手段で検知される吐出温度が所定温度以上になった
場合には、過熱度を一定の値にする制御を停止し、上記
吐出温度が所定値以下に下がるまで、前記圧縮機の運転
周波数を低減し、かつ上記吐出温度が所定以下に下がる
よう前記流量調整弁の開度を制御する手段とを有するこ
とを特徴とする空気調和機である。
【0015】第3の手段は、密閉ケ−スとこの密閉ケ−
ス内に設けられ圧縮後の高圧動作流体をこの密閉ケ−ス
内に満たす圧縮部とこのケ−ス内に設けられ吐出側と吸
込側とを切換える流路切換弁とを有する圧縮機と、この
圧縮機、室内熱交換器、減圧用の流量調整弁、室外熱交
換器とが順次接続されて構成され、上記流路切換弁を切
換えることで、上記圧縮機の吐出側と吸込側とを切換え
選択的に室内暖房運転と室内冷房運転とを行う冷凍サイ
クルと、圧縮機と室内熱交換器とを接続する配管に設け
られた第1の温度検出手段と、室内熱交換器に設けら
れ、この室内熱交換器内の冷媒の温度を検出する第2の
温度検出手段と、これら、第1、第2の温度検出手段に
よる検出冷媒温度に基づいて、上記流量調整弁の開度を
制御する制御手段とを有することを特徴とする空気調和
機である。
【0016】第4の手段は、第3の手段の空気調和機に
おいて、上記流量調整弁の開度を制御する制御手段は、
冷房運転時には、上記第1の温度検出手段によって検出
される吸込冷媒温度と第2の温度検出手段によって検出
される冷媒蒸発温度とから過熱度を算出し、この過熱度
が一定値となるよう前記流量調整弁の開度を制御すると
共に、暖房運転時には、上記第1の温度検出手段によっ
て検出される吐出冷媒温度に基づいて、この吐出冷媒温
度が一定値となるように前記流量調整弁の開度を制御す
る手段とを有することを特徴とする空気調和機である。
【0017】
【作用】請求項1の空気調和機では、冷房時に過熱度制
御、暖房時に吐出温度制御とすることで、冷房時には蒸
発器となり暖房時には凝縮器となる室内熱交換器を直接
制御することが可能になる。
【0018】請求項2の空気調和機では、冷房運転中、
圧縮機が異常温度上昇した際には、一時的に吐出温度制
御とすることで、この圧縮機の破損を防止できる。請求
項3の空気調和機は、切換弁内蔵形の圧縮機を有する空
気調和機であり、一つの温度検出手段で、冷房時に室内
熱交換器から吐出される動作流体の温度および暖房時に
室内熱交換器に流れ込む動作流体の温度の両方を検出す
ることができ、その温度に基づいて空気調和機の制御を
行うことが可能になる。
【0019】請求項4の空気調和機では、第1、第2の
温度検出手段による検出温度飲みに基づいて、冷房時に
は過熱度制御、暖房時には吐出温度制御を行うことがで
きる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。まず、この発明の第1の実施例を説明
する。この第1の実施例は、従来使用されている一般的
な圧縮機を用いる空気調和機に適用される。
【0021】図1(a)中1で示すのは圧縮機(CP)
である。この圧縮機1は、図に矢印(イ)で示す方向に
沿って冷媒を吸込み、圧縮して矢印(ロ)で示す方向に
吐出するように構成されている。この圧縮機1の吸込側
および吐出側には、図に2で示す四方弁が接続されてい
る。図1(a)は、この四方弁がニュ−トラルの状態に
ある場合を示している。
【0022】このニュ−トラルの状態において、上記圧
縮機1の吐出側には室外熱交換器3が配管接続されてい
る。この室外熱交換器3には減圧用の流量調整弁4およ
び室内熱交換器5が順次配管接続され、室内熱交換器5
は四方弁2を介して圧縮機1の吸込側に配管接続されて
いる。
【0023】なお、上記圧縮機1は能力可変式のいわゆ
るインバ−タ圧縮機であり、図に7で示すインバ−タ回
路によって冷房あるいは暖房負荷に応じて制御されるよ
うになっている。また、上記流量調整弁4は、入力され
る駆動パルスの数に応じて開度が連続的に変化するパル
スモータバルブ(PMV)である。
【0024】また、上記室外熱交換器3は図示しない室
外ユニット内に設けられ、この室外ユニット内には、図
に8で示す室外ファンが設けられている。この室外ファ
ン8は、上記室外熱交換器3に室外の空気を導入し、こ
の室外熱交換器3とこの室外の空気との間で効率の良い
熱交換を行なわせる。
【0025】また、室内熱交換器5は図示しない室内ユ
ニット内に設けられ、この室内ユニット内には図に9で
示す室内ファン(横流ファン)が設けられている。この
室内ファン9は室内熱交換器5に室内空気を導入し、熱
交換された後の空気を室内に吹き出させる機能を有す
る。
【0026】この図1は、冷房運転時の配管(冷房サイ
クル)を示すものである。すなわち、上記四方弁2がニ
ュートラル状態に設定されており、上記圧縮機から吐出
された冷媒は実線矢印で示すように四方弁2、室外熱交
換器3、流量調整弁4、室内熱交換器5および四方弁2
を順次に通過して圧縮機1に戻るように構成されてい
る。
【0027】なお、暖房運転時には、四方弁2が図1
(b)に示すように切り替えられ、圧縮機1から吐出さ
れた冷媒は、同図および図1(a)に破線矢印で示すよ
うに、四方弁2、室内熱交換器5、流量調整弁4、室外
熱交換器3および四方弁2を順次通過して圧縮機1に戻
るように構成される。すなわち暖房サイクルが構成され
るようになっている。
【0028】次に、この空気調和機の制御系統について
説明する。図1(a)に示すように、圧縮機1の吸込側
配管には第1の温度センサ10が取り付けられ、吐出側
配管には第2の温度センサ11が取付けられている。上
記第1の温度センサ10は、圧縮機1の冷媒吸込温度
(蒸発器の冷媒出口温度)を、第2の温度センサ11
は、圧縮機1の冷媒吐出温度(凝縮器の冷媒入口温度)
を、それぞれ検出するようになっている。
【0029】また、室内熱交換器5のほぼ中間位置に
は、第3の温度センサ12が取付けられている。この第
3の温度センサ12は、室内熱交換器5が蒸発器として
機能する冷房時に使用され、冷媒の蒸発温度を検出する
ようになっている。
【0030】一方、前述したように上記圧縮機1にはイ
ンバ−タ回路7が接続され、このインバ−タ回路7は商
用交流電源14に接続されている。インバータ回路7
は、電源15の電圧を整流し、指令に応じた周波数の電
圧に変換し、その電圧を上記圧縮機1内に設けられたモ
−タに出力するようになっている。
【0031】なお、この商用交流電源14は、降圧用の
トランス16を介して制御部18に接続されている。ま
た、前記四方弁2、流量調整弁4、室外ファン8、室内
ファン9、第1〜第3の温度センサ10〜12、インバ
ータ回路7、図に19で示すリモートコントロール式の
操作器(以下、リモコンと略称する)、および20で示
す室内温度センサは、それぞれこの制御部18に接続さ
れている。
【0032】すなわち、この制御部18は、空気調和機
の全体を制御するものであり、通常、前記室内ユニット
(図示しない)内に設けられた電気部品箱内に収納され
ている。以下、この制御部18の機能を、空気調和機の
運転と共に説明する。
【0033】まず、冷房時の運転について説明する。上
記制御部18は、四方弁2をニュ−トラル状態としたま
ま圧縮機1を運転し、圧縮機1から吐出される冷媒を四
方弁2、室外熱交換器3、流量調整弁4、室内熱交換器
3、四方弁2に通して圧縮機1に戻し、冷房運転を実行
する。
【0034】冷房運転の際には、室内の空気調和に利用
される熱交換器(以下「利用側熱交換器」という)であ
る室内熱交換器5は「蒸発器」として機能する。また、
この制御部18は、上記室内熱交換器5に設けられた室
内温度センサ20で検知される室内温度Taとリモコン
19による設定温度Tsとの差(=Ta−Ts)に応じ
て圧縮機1の運転周波数F(インバータ回路7の出力周
波数)を制御する。このことで、冷房負荷に応じた圧縮
機1の運転が行われる。
【0035】さらに、第1の温度センサ10の検知温度
(吸込冷媒温度)Tsuと第3の温度センサ12の検知温
度(蒸発温度)Teとの差(=Tsu−Te)を室内熱交
換器5における冷媒の過熱度SHとして所定の制御時間
毎(20秒乃至50秒ごと)に検出する。
【0036】上記制御部18は、検出される過熱度SH
が一定値となるよう、流量調整弁4の開度Qを上記制御
時間毎(20秒乃至50秒ごと)に制御する(過熱度制
御)。このことで、利用側熱交換器(室内熱交換器5)
が直接的に制御され、この冷凍サイクルの成績係数が良
好に保たれる。
【0037】一方、第2の温度センサ11で検知される
吐出冷媒温度Tdが設定値T2 以上になると、その検知
温度が所定の設定値のT1 に下がるまで、圧縮機1の運
転周波数Fを低減し、かつ吐出冷媒温度Tdが設定値T
1 になるように流量調整弁4の開度Qを制御する(吐出
温度制御)。このことで、圧縮機1が異常に加熱するこ
とを防止し、この圧縮機1の焼き付き等による破損を有
効に防止する。
【0038】以上のような制御により、上記制御部18
は、冷房運転時には、過熱度制御を主体とした制御を行
い、上記圧縮機1からの冷媒吐出温度Tdが異常上昇し
たときのみこの吐出温度を一定とする吐出温度制御に切
り換える。
【0039】次に、暖房運転について説明する。上記制
御部18は、図1(b)に示すように四方弁2を切換え
て圧縮機1を運転し、圧縮機1から吐出される冷媒を四
方弁2、室内熱交換器5、流量調整弁4、室外熱交換器
3、四方弁2に通して圧縮機1に戻し、暖房運転を実行
する(図1(a)に破線矢印で示す)。
【0040】この暖房運転の際には、利用側熱交換器で
ある室内熱交換器5は蒸発器としてではなく「凝縮器」
として機能する。また、この制御部18は、リモコン1
9による設定温度Tsと室内温度センサ20で検知され
る室内温度Taとの差(=Ts−Ta)を空調負荷とし
て検出し、その空調負荷に応じて圧縮機1の運転周波数
(インバータ回路21の出力周波数)Fを制御する。こ
のことで、暖房負荷に応じた圧縮機1の運転が行われ
る。
【0041】さらに、第2の温度センサ11の検知温度
(冷媒吐出温度)を吐出温度Ttとして所定の制御時間
毎(20秒乃至50秒ごと)に検出する。上記制御部18
は、検出される吐出温度Ttが一定値となるよう、流量
調整弁4の開度Qを上記制御時間毎(20秒乃至50秒ご
と)に制御する(吐出温度制御)。このことで、利用側
熱交換器(室内熱交換器5)に流れ込む冷媒の温度が直
接的に制御され、この冷凍サイクルの成績係数が良好に
保たれる。また、同時に、圧縮機1が異常に加熱するこ
とを防止し、この圧縮機の焼き付き等による破損を有効
に防止する。
【0042】以上のような制御により、上記制御部18
は、暖房運転時には、吐出温度制御のみを行い、過熱度
制御は行わない。このような構成によれば、以下に説明
する効果がある。
【0043】第1に、この空気調和機では、冷房運転時
には過熱度制御を主体とした制御を行い、暖房運転時に
は吐出温度制御のみによる制御を行うようにした。この
ような構成によれば、冷房運転時だけでなく暖房運転時
にも利用側熱交換器である室内熱交換器5を直接制御す
ることができるので、室内空気調和にとって最適な制御
を行うことができる効果がある。
【0044】すなわち、従来例の項で説明したように、
暖房時にも過熱度制御により冷凍サイクルを制御するこ
とは可能なのであるが、暖房運転時の過熱度制御は、冷
媒の過熱度すなわち暖房時に蒸発器となる室外熱交換器
3内の冷媒の温度を制御することで利用側熱交換器であ
る室内熱交換器5内の冷媒の温度を制御するものであ
る。
【0045】したがって、このような制御方法では、冷
房運転時に利用側熱交換器を直接的に制御できるのに対
して、暖房運転時には利用側熱交換器の制御は間接的に
しか行えないということがある。このため、このような
制御方法では暖房時に利用側熱交換器(室内熱交換器
5)の制御を正確に行えない可能性があり、効率(成績
係数)の良い暖房運転を行えないという恐れがある。
【0046】しかし、この発明では、暖房時には吐出温
度制御により利用側熱交換器である室内熱交換器5の冷
媒温度を直接的に制御することができるから、冷房運転
時にも暖房運転時にも利用側熱交換器の最適な制御が行
え、空調運転を運転条件に応じてより効率(成績係数)
良く行える効果がある。
【0047】第2に、暖房時の制御が容易に行える効果
がある。すなわち、暖房運転時には、室外の温度が低い
ために、冷房運転時と比較して過熱度の幅を大きくとる
ことができない(冷媒の過熱が行いずらい)ということ
がある。したがって、暖房運転時に過熱度制御を行う場
合には、その制御の幅は小さく、制御が困難となる欠点
がある。
【0048】また、暖房運転の場合、蒸発器における冷
媒の過熱度よりも、圧縮後の冷媒吐出温度の方が直接利
用側熱交換器である室内熱交換器の発熱量に影響すると
ういことがある。
【0049】この点、本発明の場合、暖房運転時には吐
出温度制御により過熱度の大きさに関係のない制御が行
えるので空気調和機の制御が容易になり、かつ暖房運転
に応じた適切な制御が行えるという効果がある。したが
って、空調運転を運転条件に応じてより効率(成績係
数)良く行える効果がある。
【0050】次に、この発明の第2の実施例について説
明する。この第2の実施例の空気調和機は、圧縮機とし
て図2に25で示す四方弁内蔵形の流体圧縮機を用いる
ものである。なお、第2の実施例の、この圧縮機25
(切換弁)以外の構成要素は上記第1の実施例と略同じ
である。したがって、同一の構成要素には同一の符号を
付してその詳しい説明は省略する。
【0051】この四方弁内蔵形の流体圧縮機25は、図
2に示すように、密閉されたケ−ス26と、このケ−ス
26内に設けられ、ケ−ス26外から吸い込んだ低圧冷
媒を圧縮すると共に圧縮後の高圧冷媒をケ−ス26内に
吐出する圧縮部27と、上記ケ−ス26内に設けられ、
弁体28を回転させることでケ−ス26外への高圧冷媒
の吐出配管および上記圧縮部27への低圧冷媒の吸込配
管を切り換える回転形四方切換弁29とを有するもので
ある。
【0052】この四方切換弁29は、図3に示すように
周方向に90°間隔で設けられた3つのポ−ト30〜3
2を有する弁ベ−ス33を有し、各3つのポ−ト30〜
32は、図2に示す配管35〜37によりそれぞれ室外
熱交換器3、ケ−ス26内の圧縮部27、および室内熱
交換器5に接続されている。
【0053】以下、上記各配管35〜37を、それぞれ
室内熱交換器側配管35、室外熱交換器側配管36およ
び圧縮部側配管37と称する。図3(b)、(c)に示
すように、上記弁ベ−ス33の下面に取り付けられた上
記弁体28には、この弁体28が回動駆動されることで
上記3つのポ−ト30〜33(各配管35〜37)のう
ちの2つを選択的に連通させる連通溝38と、残りのポ
−トをケ−ス26内に連通(開放)させる連通孔39と
が設けられている。
【0054】この連通溝38と連通孔39は、同図
(c)に示すように平面視相似形であるが、同図(b)
に示すように前者は上記弁体28を貫通せず後者は貫通
している点で異なるものである。
【0055】なお、網掛で示す部材40は、上記弁ベ−
ス33に固定され、上記弁体28に設けられた連通孔3
9と係合することで、この弁体28の回動角度を規制す
るストッパである。
【0056】また、この弁体28の外周面には、周方向
にS極部42aとN極部42bと分割されてなる円筒状
の永久磁石42が固定されている。そしてこの永久磁石
42の外側には図に43で示す電磁石から延出された一
対のステ−44が所定の隙間を存して対向している。
【0057】したがって、上記電磁石43を作動させて
上記一対のステ−44を磁化し、またはその磁性を切換
えることで、このステ−44と上記永久磁石42との吸
引力あるいは反発力により上記弁体28を回動駆動でき
るようになっている。
【0058】このような構成により、冷房時には、上記
弁体28が回動駆動されることで、上記室外熱交換器3
に接続された室外熱交換器側配管35が上記連通孔39
を介して上記ケ−ス26内に連通し、上記室内熱交換器
5に接続された室内熱交換器側配管37は上記連通溝3
8を通して圧縮機側配管35に連通する。
【0059】この状態を模式的に表したのが図4(a)
である。図中25は上記四方弁内蔵形流体圧縮機であ
る。上記切換弁29がこの圧縮機25内に内蔵されてい
る状態を示している。
【0060】この圧縮機25のケ−ス29内に満たされ
た高圧冷媒は、上記切換弁29の弁体28に設けられた
連通孔39を通り上記室外熱交換器側配管35に流入
し、矢印で示すように室外熱交換器3に流入する。この
冷媒は、状態変化を行いながらこの室外熱交換器3、流
量調整弁4(減圧器)、室内熱交換器5を順次通過して
室内熱交換器側配管37から上記流体圧縮機25に設け
られた切換弁29に流入する。この切換弁は、この冷媒
を、連通溝38を通して圧縮部側配管36に導き、この
冷媒はケ−ス26内に設けられた圧縮部27に導入され
る。
【0061】このことによって、冷房サイクルが構成さ
れ、上記室外熱交換器3は凝縮器として、室内熱交換器
5は蒸発器として作用する。一方、暖房時には、上記弁
体28が回動駆動されることで、上記室内熱交換器5に
接続された室内熱交換器側配管37が上記連通孔39を
介して上記ケ−ス26内に連通し、上記室外熱交換器3
に接続された室外熱交換器側配管35は上記連通溝38
を通して圧縮部側配管36に連通する。
【0062】この状態を模式的に表したのが図4(b)
である。この圧縮機25のケ−ス26内に満たされた高
圧冷媒は、上記切換弁29の弁体28に設けられた連通
孔39を通り上記室内熱交換器側配管37に流入し、矢
印で示すように室内熱交換器5に流入する。この冷媒
は、状態変化を行いながらこの室内熱交換器5、流量調
整弁4、室外熱交換器3を順次通過して室外熱交換器側
配管35から上記流体圧縮機25内の切換弁29に流入
する。この切換弁29は、流入した冷媒を、上記連通溝
38を通して圧縮部側配管36に導き、この冷媒はケ−
ス26内に設けられた圧縮部27に導入される。
【0063】このことによって、暖房サイクルが構成さ
れ、冷房運転の場合とは反対に、上記室内熱交換器5は
凝縮器として、室外熱交換器3は蒸発器として作用す
る。次に、この空気調和機の制御系統について説明す
る。
【0064】図3および図4に示すように、室内熱交換
器側配管37には、第1の温度センサ45が取り付けら
れている。この室内熱交換器側配管37は、冷房時には
圧縮機の冷媒吸込管として、暖房時には冷媒吐出管とし
て機能するため、上記第1の温度センサ45は、冷房時
には冷媒吸込温度(室内熱交換器出口温度)を検出し、
暖房時には冷媒吐出温度(室内熱交換器入口温度)を検
出できるようになっている。
【0065】したがって、この第1の温度センサ45
は、この一つのセンサで、第1の実施例の第1、第2の
温度センサ10、11の両方の作用を行えるようになっ
ている。
【0066】また、室内熱交換器5の略中間位置には、
第2の温度センサ46が取り付けられている。この第2
の温度センサ46は、第1の実施例の第3の温度センサ
12と同じ役割を有するもので、この室内熱交換器5が
蒸発器として機能する冷房時に使用され、冷媒の蒸発温
度を検出するようになっている。
【0067】なお、他の構成要素は、第1の実施例と同
じであるので、同一符号を付してその構成および機能の
説明は省略する。ただし、上述したように、上記第1の
センサ45で冷媒吐出温度と吸込温度の両方を検出でき
るので、上記第1の実施例と比較してセンサの数が一つ
少なくなっている。
【0068】次に、この空気調和機の制御について説明
する。この第2の実施例の空気調和機の制御部18は、
上記第1の実施例と同じ制御を行う。すなわち、冷房運
転時には、上記第1の温度センサ45と第2の温度セン
サ46により検出される温度の差SH=Tsu−Teすな
わち過熱度に基づいて、この過熱度SHを一定値に保つ
よう上記流量調整弁4(PMV)を制御する過熱度制御
を行う。
【0069】また、暖房時には、第1の温度センサ45
により検出される冷媒吐出温度Ttに基づいて、この吐
出温度Ttが一定値になるように上記流量調整弁4を制
御する吐出温度制御のみを行う。
【0070】なお、上記圧縮機25(駆動モ−タ(図2
に47で示す))は、制御部18が、上記室内熱交換器
5に設けられた室内温度センサ20で検知される室内温
度Taとリモコン19による設定温度Tsとの差に応じ
て運転周波数F(インバータ回路7の出力周波数)を制
御することで、空調負荷に応じた制御が行われる。
【0071】このような構成によれば、以下に説明する
効果がある。第1に、この空気調和機では、冷房運転時
には過熱度制御を主体とした制御を行い、暖房運転時に
は吐出温度制御のみによる制御を行うようにしたので、
前記第1の実施例で述べた第1、第2の効果と同じ効果
を得ることができる。
【0072】第2に、この第2の実施例の空気調和機
は、第1の実施例と比較すると、少ない数の温度センサ
で、暖房および冷房運転を行える効果がある。すなわ
ち、第1の実施例では図1に示すように圧縮機1と四方
弁2とが分離されており、上記圧縮機1の吐出管および
吸込管は冷房運転、暖房運転にかかわらず常に吐出管お
よび吸込管である。このため、冷房時に冷媒吸込温度を
検出するには吸込管に取り付けた第1の温度センサ10
で、暖房時に冷媒吐出温度を検出するには、吐出管に取
り付けた第2の温度センサ11で、それぞれ検出する必
要がある。
【0073】しかし、この第2の実施例の圧縮機25
は、四方弁内蔵形であるので冷房時と暖房時とで吐出側
と吸込側とを切換えることができ、上記室内熱交換器側
配管37は、冷房時には吸込管として、暖房時には吐出
管として作用する。
【0074】このため、この室内熱交換器側配管37に
取り付けた第1の温度センサ45のみで、冷房時には冷
媒吸込温度を検出でき、暖房時には冷媒吐出温度を検出
することができる。
【0075】したがって、この第2の実施例によれば、
第1の実施例と比較して温度センサの数を一つ少なくす
ることができる。このことにより、制御系統が簡略化さ
れ、制御を簡単に行うことができる効果がある。
【0076】なお、従来例の項で説明した従来の空気調
和機では、暖房時も冷房時も過熱度制御を行うものであ
ったので、圧縮機の吸込管、吐出管、室外熱交換器の中
間部、および室内熱交換器の中間部に、合計4つの温度
センサが必要であった。
【0077】したがって、この第2の実施例によれば、
暖房時と冷房時とで制御を切り換えるようにし、かつ圧
縮機25に四方弁内蔵形圧縮機を採用したことで、従来
の2分の1の数の温度センサでかつ効率の良い空調運転
を行うことができる効果がある。
【0078】なお、この四方弁内蔵形圧縮機25では、
従来、圧縮機と四方弁とを接続するために必要だった配
管が不要になるのが特徴であり、したがって配管構成も
簡略化できる効果がある。
【0079】なお、この発明は、上記第1、第2の実施
例に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない
範囲で種々変形可能である。例えば、上記第1、第2の
実施例では、冷媒の流路を切換える切換弁2、29は四
方弁であったが、これに限定されるものではなく、例え
ば五方切換弁であっても良い。
【0080】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、冷房お
よび暖房の両方の運転を選択的に切換えて行うことがで
きる空気調和機において、冷房運転の制御は過熱度制御
により、暖房運転の制御は吐出温度制御により行うよう
にしたものである。
【0081】このような構成によれば、暖房運転時も冷
房運転時と同様の過熱温度制御を行う場合に比較して、
暖房時に利用側熱交換器である室内熱交換器の制御を直
接的に行うことができるから、より効率の良い運転を行
える。
【0082】また、暖房時に過熱度が大きくならない場
合であっても、適切な暖房運転を行える効果がある。さ
らに、圧縮機として、ケ−ス内に切換弁を内蔵し、吸込
側と吐出側を切換えることができる圧縮機を採用した場
合には、温度検出手段の数を減らすことができ、簡単な
制御で効率の良い空調運転を行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、この発明の第1の実施例を示す冷房
運転時のサイクルおよび制御回路の構成図、(b)は、
暖房運転時の四方弁を示す構成図。
【図2】第2の実施例の圧縮機を示す縦断面図。
【図3】同じく、(a)は切換弁の上面図、(b)は
(a)のI−I線に沿う縦断面図、(c)は(a)のI
I−II線に沿う横断面図。
【図4】同じく、(a)は冷房運転時のサイクルおよび
制御回路の構成図、(b)は暖房運転時の構成図。
【符号の説明】 1…圧縮機、2…四方弁(流路切換弁)、3…室外熱交
換器、4…流量調整弁、5…室内熱交換器、10…第1
の温度センサ(過熱度検出手段)、11…第2の温度セ
ンサ(吐出温度検出手段)、12…第3の温度センサ
(過熱度検出手段)、18…制御部(制御手段)、25
…四方弁内蔵形圧縮機(圧縮機)、29…切換弁、37
…室内熱交換器側配管、45…第1の温度センサ(第1
の温度検出手段)、46…第2の温度センサ(第2の温
度検出手段)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室内熱交換器、減圧用の流量調
    整弁、室外熱交換器とが順次接続されて構成され、さら
    に室内冷房運転と室内暖房運転とで動作流体の流方向を
    切換える流路切換弁とを有する冷凍サイクルと、 冷房運転時に前記室内熱交換器における動作流体の過熱
    度を検出する検出手段と、 暖房運転時に前記圧縮機から吐出される動作流体の吐出
    温度を検知する検出手段と、 冷房運転時には前記過熱度の検出手段で検出される過熱
    度が所定の値となるように前記流量調整弁の開度を制御
    すると共に、暖房運転時には前記吐出温度の検出手段で
    検出される吐出温度が所定の値となるように前記流量調
    整弁の開度を制御する手段とを有することを特徴とする
    空気調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和機において、 さらに、 この圧縮機の運転周波数を空調負荷に応じて制御する手
    段と、 冷房運転時に、前記圧縮機から吐出される動作流体の吐
    出温度を検知する手段と、 この検知手段で検知される吐出温度が所定温度以上にな
    った場合には、過熱度を一定の値にする制御を停止し、
    上記吐出温度が所定値以下に下がるまで、前記圧縮機の
    運転周波数を低減し、かつ上記吐出温度が所定以下に下
    がるよう前記流量調整弁の開度を制御する手段とを有す
    ることを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 密閉ケ−スとこの密閉ケ−ス内に設けら
    れ圧縮後の高圧動作流体をこの密閉ケ−ス内に満たす圧
    縮部とこのケ−ス内に設けられ吐出側と吸引側とを切換
    える流路切換弁とを有する圧縮機と、 この圧縮機、室内熱交換器、減圧用の流量調整弁、室外
    熱交換器とが順次接続されて構成され、上記流路切換弁
    を切換えることで、上記圧縮機の吐出側と吸込側とを切
    換え選択的に室内暖房運転と室内冷房運転とを行う冷凍
    サイクルと、 圧縮機と室内熱交換器とを接続する配管に設けられた第
    1の温度検出手段と、 室内熱交換器に設けられ、この室内熱交換器内の冷媒の
    温度を検出する第2の温度検出手段と、 これら、第1、第2の温度検出手段による検出冷媒温度
    に基づいて、上記流量調整弁の開度を制御する制御手段
    とを有することを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の空気調和機において、 上記流量調整弁の開度を制御する制御手段は、 冷房運転時には、上記第1の温度検出手段によって検出
    される吸込冷媒温度と第2の温度検出手段によって検出
    される冷媒蒸発温度とから過熱度を算出し、この過熱度
    が一定値となるよう前記流量調整弁の開度を制御すると
    共に、 暖房運転時には、上記第1の温度検出手段によって検出
    される吐出冷媒温度に基づいて、この吐出冷媒温度が一
    定値となるように前記流量調整弁の開度を制御する手段
    とを有することを特徴とする空気調和機。
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