JP2005137311A - 冷凍物解凍装置 - Google Patents

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JP2005137311A JP2003379233A JP2003379233A JP2005137311A JP 2005137311 A JP2005137311 A JP 2005137311A JP 2003379233 A JP2003379233 A JP 2003379233A JP 2003379233 A JP2003379233 A JP 2003379233A JP 2005137311 A JP2005137311 A JP 2005137311A
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Kazuhisa Miyamoto
和久 宮本
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Abstract

【課題】 比較的短時間で解凍することができ、かつ、多量の水を必要としない冷凍物解凍装置を提供することである。
【解決手段】 水が収容される容器(12)と、容器内に配置され、解凍しようとする冷凍物を入れるための解凍補助装置(14)とを備え、解凍補助装置の側部(14a〜14d)が、水を透過させない材料又は水を透過させにくい材料で形成され、凍補助装置の底部(14e)が、水を透過させる構造体で形成されており、解凍補助装置内に給水された水が、冷凍物に接触した後、底部(14e)を通って、容器内に入り、更に側部(12a〜12d)を超えて容器の外部に排出されるように構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は一般的に、冷凍物解凍装置に関する。より詳細には、本発明は、比較的短時間で解凍することができ、かつ、多量の水を必要としない冷凍物解凍装置に関する。
従来、魚介類等の冷凍物は、図4に示されるように、冷凍物が配置された水槽内に冷凍ブロックを置き、水槽内に水道水等の水を供給し、供給された水を自然放流させて、水槽内の水温を一定温度以下に保持することによって、解凍されていた。
しかしながら、上述の従来の方法では、水槽内の水を攪拌することができないので、解凍に多大の時間を要するとともに、大量の水を消費しなければならないという課題があった。また、冷凍物の解凍に要する時間が長いと、鮮度が落ちるという課題もあった。
したがって、本発明は、比較的短時間で解凍することができ、かつ、多量の水を必要としない冷凍物解凍装置を提供することを目的とする。
本願請求項1に記載の冷凍物解凍装置は、水が収容される容器と、前記容器内に配置され、解凍しようとする冷凍物を入れるための解凍補助装置とを備え、前記解凍補助装置の側部が、水を透過させない材料又は水を透過させにくい材料で形成され、前記解凍補助装置の底部が、水を透過させる構造体で形成されており、前記解凍補助装置内に給水された水が、冷凍物に接触した後、前記底部を通って、前記容器内に入り、更に前記容器の側部を超えて容器の外部に排出されるように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載の冷凍物解凍装置は、前記請求項1の装置において、前記解凍補助装置から前記容器への水の移動を容易にするため、前記容器の底部と前記解凍補助装置の前記底部との間に隙間が形成されていることを特徴とするものである。
本願請求項3に記載の冷凍物解凍装置は、前記請求項1又は2の装置において、前記解凍補助装置内に水を噴霧状態で給水させる手段を更に備えていることを特徴とするものである。
本願請求項4に記載の冷凍物解凍装置は、前記請求項1から3までのいずれか1項の装置において、前記解凍補助装置の上方に配置された赤外線放射装置を更に備えていることを特徴とするものである。
本願請求項5に記載の冷凍物解凍装置は、前記請求項1から4までのいずれか1項の装置において、前記容器の外部に排出される水の温度を検知し、前記温度が所定温度に到達した場合には前記解凍補助装置内への給水が停止されるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の装置によれば、冷凍物を比較的短時間で解凍することができ、これにより鮮度を保つことができる。また、本発明の装置では、従来の装置と比較して、解凍に要する水量を減らすことができる。さらに、本発明の装置は、既存の水槽を利用することができるので、設備コストを減らすことができる。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る冷凍物解凍装置ついて詳細に説明する。図1は、本発明の好ましい実施の形態に係る冷凍物解凍装置の平面図、図2は、図1の線2−2に沿った断面図である。図1及び図2において全体として参照符号10で示される本発明の好ましい実施の形態に係る冷凍物解凍装置は、水が収容される容器12を備えている。容器12は、平面視で矩形に配置された側部12a、12b、12c、12d及び底部12eによって形成され、上面が開放した形態のものとして図示されているが、他の形態を有するものでもよい。
容器12内には、解凍しようとする冷凍物を入れるための解凍補助装置14が配置されている。解凍補助装置14は、平面視で矩形に配置された側部14a、14b、14c、14d及び底部14eによって形成されている。側部14a、14b、14c、14dは、水を透過させない材料又は水を透過させにくい材料(例えば、木質パネル材料、合成樹脂材料、金属材料など)で作られており、底部14eは、水を透過させる構造体(例えば、簀の子、網など)で作られている。
好ましくは、解凍補助装置14の底部14eには、解凍補助装置14を容器12内に配置したとき、容器12の底部12eと解凍補助装置14の底部14eとの間に隙間が形成されるように、スペーサ部材16が取り付けられている。また、解凍補助装置14は、容器12内に配置することができるように、全体として容器12よりも小さく形作られている。さらに、解凍補助装置14は、解凍補助装置14を容器12内に配置したとき、側部14a〜14dが容器12の側部12a〜12dよりも高所に位置するように構成されている(図2参照)。
冷凍物解凍装置10は又、解凍補助装置14に水を供給するための給水装置18を備えている。好ましくは、給水装置18には、解凍補助装置14に噴霧状態で水を供給するためのシャワーヘッド18aが取り付けられている。なお、図1及び図2において、参照符号18bは、解凍補助装置14に水を供給したり解凍補助装置14への水の供給を遮断するための給水弁を示している。
冷凍物解凍装置10は更に、好ましくは、解凍補助装置14の上方に配置された赤外線放射装置20を備えている。赤外線は冷凍物の氷分子を刺激することが知られており、赤外線放射装置20を用いて解凍補助装置14の上方から赤外線を放射することにより、解凍時間の更なる短縮化が可能になる。
以上のように構成された冷凍物解凍装置10の使用について説明する。まず、解凍補助装置14内に解凍しようとする冷凍物を入れる。次いで、給水装置18を用いて解凍補助装置14内に給水する。すると、解凍補助装置14内に給水された水は、冷凍物に接触した後、底部14eを通って、容器12内に入る。容器12内の水が一杯になると、図2に示されるように、側部12a〜12dを超えて容器12の外部に排出される。このようにして、冷凍物の解凍作業を行う。なお、水温が周囲の気温よりも低い場合には、シャワーヘッド18aを用いて噴霧状態で給水すると、水温が周囲の気温と同等程度になるので、解凍時間を更に短縮させることができる。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、容器12の外部に排出される水の温度を検知するセンサ(図示せず)を配置し、センサによって検知された水の温度が予め定めた温度に到達した場合には、給水装置18の給水弁18bが閉鎖され給水が停止されるように構成してもよい。これは、冷凍物の解凍が進むと排出される水の温度が上昇し、給水する必要がなくなるからである。
本発明の好ましい実施の形態に係る冷凍物解凍装置の平面図である。 図1の線2−2に沿った断面図である。 図1の冷凍物解凍装置の分解斜視図である。 従来の冷凍物解凍装置を概略的に示した図である。
符号の説明
10 冷凍物解凍装置
12 容器
14 解凍補助装置
16 スペーサ部材
18 給水装置
20 赤外線放射装置

Claims (5)

  1. 冷凍物を解凍するための冷凍物解凍装置であって、
    水が収容される容器と、
    前記容器内に配置され、解凍しようとする冷凍物を入れるための解凍補助装置とを備え、前記解凍補助装置の側部が、水を透過させない材料又は水を透過させにくい材料で形成され、前記解凍補助装置の底部が、水を透過させる構造体で形成されており、
    前記解凍補助装置内に給水された水が、冷凍物に接触した後、前記底部を通って、前記容器内に入り、更に前記容器の側部を超えて前記容器の外部に排出されるように構成されていることを特徴とする装置。
  2. 前記解凍補助装置から前記容器への水の移動を容易にするため、前記容器の底部と前記解凍補助装置の前記底部との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記解凍補助装置内に水を噴霧状態で給水させる手段を更に備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記解凍補助装置の上方に配置された赤外線放射装置を更に備えていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記容器の外部に排出される水の温度を検知し、前記温度が所定温度に到達した場合には前記解凍補助装置内への給水が停止されるように構成されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015202092A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 三島光産株式会社 解凍機

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