JP6129044B2 - 水田作業機 - Google Patents
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Description
特許文献1では、施肥装置の繰出し量(農用資材の供給量)を調節できるように構成しており、施肥装置の繰出し量の調節(設定)を電動モータ(アクチュエータに相当)により行うことができるように構成している。
本発明は、水田作業機においてアクチュエータにより農用資材の供給量を調節(設定)が精度良く実行できるようにすることを目的としている。
図7及び図8に示すように、ネジ軸50が支持枠39の前側の縦壁部39bから前方に突出しており、ネジ軸50の前端部に入力ギヤ50aが固定されている。
図7及び図9に示すように、支持枠39の前側及び後側の縦壁部39b,39cに亘って、目盛部材61が前後方向の横軸芯P4周りに向き調節自在に支持されており、目盛部材61の後端部に目盛部材61の向きを変更する為の取っ手部61dが備えられている。
図7及び図8に示すように、板材を折り曲げて構成された支持ブラケット62が支持枠39の前側の縦壁部39bに固定されており、合成樹脂製の支持部材63が支持ブラケット62に固定されている。ポテンショメータで構成された位置センサ64が支持部材63に固定されており、位置センサ64の検出軸64aが支持部材63の開口部63aを通りネジ軸50に向けて突出している。
Y=F(X)で表される。調節量がX1,X2・・・の時、実供給量はY1,Y2・・・となる。なお、関数:Fは、供給量調節装置24と施肥装置11とで機械的に決定されるものであり、実質的には不変であるとみなされる。
ここでは、基準位置BMとして、A、B、Cの3つの基準位置が採用されている。また、各基準位置で得られる実供給量はここでは基準供給量:Ya、Yb、Ycで表されている。さらに、A、B、Cの3つの基準位置で示された表示供給量は、Za、Zb、Zcで表されている。
各基準位置における、基準供給量と表示供給量を比較して一致しなかった場合は、関数:D、つまり変位指針57や目盛部材61にずれが生じているとみなされるので、表示供給量が基準供給量になるように、変位指針57または目盛部材61あるいはその両方を修正する。
関数:Dが電気信号伝達系の場合は、ディスプレイの数値マッピングの変更や、位置センサ56の調節により、表示供給量を基準供給量に一致させるとよい。
図13は、操縦パネル71の付近を示しており、右及び左の前輪1を操向操作する操縦ハンドル80が操縦パネル71の中央に備えられている。操縦パネル71において操縦ハンドル80の右横側に、エンジン17の始動用のキースイッチ72、ウインカー(図示せず)などの作動を行う操作スイッチ74、エンジン17のアクセルレバー75が備えられている。
1日の作業を開始する場合、最初に植付作業を行う圃場の位置に関する圃場データが管理コンピュータ200からスマートフォン67に送信される。運転者はスマートフォン67が受信した圃場データをスマートフォン67に表示させて、表示された圃場データを目視確認しながら、目的の圃場に乗用型田植機を移動させる。
手動スイッチ65が減少位置に操作されると、制御装置69から電動モータ53に操作信号が出力され、ネジ軸50が逆方向に回転駆動されて、調節部51が図7及び図10の紙面右方に移動する。手動スイッチ65から手を離すと、板バネ66により手動スイッチ65が中立位置に戻って、電動モータ53が停止する。
なお、外部操作信号によって規定される調節量に基づいて施肥装置11の供給量が調節されている時に、この乗用田植機のキースイッチ72がオフされた場合には、その調節量が記憶部に記憶される。したがって、キースイッチ72がオンされた段階で、この調節量に基づく供給量調節が再開される。
例えば、管理コンピュータ200から、制御装置69に施肥なしの指令がくれば、施肥クラッチが切り操作されるとともに、ブロア14も停止する。また、制御装置69に施肥実行の指令が施肥量を決定する調節量とともに送られてくれば、施肥クラッチが入り操作されるとともに、ブロア14も駆動する。さらに、入力された調節量に基づいて、施肥装置11は、所望の供給量に設定される。
上述した実施形態におけるシガーソケット84に代えて、USBポート(図示せず)を備えてもよい。これにより、Wi−Fiユニット68を備えない場合、スマートフォン67と制御装置69とをUSBポートにより直接に接続することができ、USBポートを介してスマートフォン67の充電も行うことができる。この場合に、スマートフォン67がWi−Fiユニット68の機能も兼用する
24 :供給量調節装置
43 :軸受け部材
46a :長孔
50 :ネジ軸
51 :調節部
53 :電動モータ
56 :位置センサ
56a :検出アーム
57 :変位指針(表示器)
57a :長孔
57b :先端部
61 :目盛部材(目盛部)(表示器)
61a :目盛ラベル
61b :目盛ラベル
61c :目盛ラベル
64 :位置センサ
64a :検出軸
65 :手動スイッチ
67 :スマートフォン
68 :Wi−Fiユニット(無線受信部)
69 :制御装置
101 :外部操作信号入力部
102 :手動操作信号入力部
103 :優先操作信号決定部
104 :供給量調節制御部
105 :機器制御信号出力部
106 :報知信号出力部
110 :報知デバイス
200 :管理コンピュータ
210 :WEBサーバ
220 :データベースサーバ
230 :アプリケーションサーバ
231 :圃場管理部
232 :施肥管理部
234 :農機管理部
A1 :所定角度
A2 :所定角度
BM :基準位置
Claims (4)
- 田面に農用資材を供給する農用資材供給装置と、前記農用資材供給装置による農用資材の田面への供給量を調節する供給量調節装置と、前記供給量調節装置と連係して前記供給量調節装置による調節量に基づく前記農用資材供給装置による供給量を表示する表示器とを備え、
前記農用資材供給装置における予め決められている所定の供給量に対応して基準位置が前記供給量調節装置に設定されており、
前記供給量調節装置において調節量を前記基準位置に設定した際に前記表示器によって表示される表示供給量が前記予め決められている所定の供給量となるように、前記表示器の修正が可能である水田作業機。 - 前記表示器は、前記供給量調節装置の調節量を変位量として前記供給量調節装置から受け取る変位指針と、前記変位指針に指示されることで表示供給量を特定させる目盛部とを含み、
前記予め決められている所定の供給量と前記表示供給量との違いの修正は、前記変位指針または前記目盛部あるいはその両方を、前記予め決められている所定の供給量と前記表示供給量とが一致するように、移動させることで行われる請求項1に記載の水田作業機。 - 前記表示器は、前記供給量調節装置の調節量を電気的な調節信号として前記供給量調節装置から受け取る信号入力部と、前記調節信号に基づいて前記表示供給量を表示するための表示信号を生成する表示信号生成部と、前記表示信号に基づいて前記表示供給量を表示する表示部とを含み、
前記予め決められている所定の供給量と前記表示供給量との違いの修正は、前記調節信号または前記表示信号あるいはその両方を修正することで実現する請求項1に記載の水田作業機。 - 前記供給量調節装置は、前記調節量を操作するアクチュエータを備え、前記供給量調節装置に、または前記供給量調節装置が装備される水田作業機に前記アクチュエータに対する操作信号を外部から受信する無線受信部が備えられている請求項1から3のいずれかに記載の水田作業機。
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