JP6128914B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に係り、具体的には発電機や電動機を構成するステータをハウジングに固定するための固定構造の改良に関する。
従来、ハイブリッド建設機械として構成された油圧ショベルにおいては、エンジンの出力により発電機を駆動し、この発電機によって発電された電気エネルギにて旋回体を旋回させるための電動機を駆動することが知られている(例えば、特許文献1)。
ここで用いられる発電機は、エンジンの出力軸に連結される回転自在なロータと、ロータの外周側に配置された環状のステータとを備える。このうちのステータは、多数枚の電磁鋼板等を積層した構造であり、外周側の積層部分であるヨークを貫通する複数のボルトにより、発電機のハウジング内に固定される。また、ステータにはヨーク部分から径方向の内方側に突出した複数のティースが周方向に沿って設けられている。各ティースにはコイルが巻線されている。
ところで、発電機では、建設機械に組み込まれた後の振動等によって絶縁性能が劣化しないよう、全てのコイルがワニスで覆われる。このようなワニス処理としては、例えば先ず、コイルが設けられたステータ全体をワニス槽に浸漬させる。次いで、ステータ全体をワニス槽から引き上げて所定時間放置し、これによって余分なワニスを滴下させて排除し、この後に乾燥させる。ワニス処理に際しては、ステータをハウジングへ固定するのと同様、ヨーク部分を貫通する複数のボルトによりステータを浸漬治具に取り付け、浸漬治具ごとステータ全体をワニス槽に漬け込むことが行われている。
特開2012−313275号公報
しかしながら、発電機のステータは、鋼板を多数枚積層した構成であるため、ワニス槽に浸漬された際に、鋼板間にワニスが浸み入ってしまう。この際、ステータはワニス処理の間、周方向に間隔を空けて用いられるボルトによって浸漬治具に固定されることから、ボルトにて締め付けられる部分では、ワニスが浸み入り難く、ボルトとボルトとの間の部分で浸み入ることになる。このため、浸み入ったワニスが排除しきれずに硬化すると、ステータとしては、軸方向の厚みが殆ど変化しない部分と、厚みが大きく増す部分とが周方向に沿って交互に現れてしまい、ハウジングとの固定面が波打つことになる。この結果、図5に示すように、ステータをハウジングにボルトによって固定する場合に、ハウジングの当接面に対してステータが良好に当接しない状態となり、ステータが浮き上がった状態でボルト止めされるため、ボルトが次第に緩んでしまう可能性がある。
本発明の目的は、厚みが不均一なステータが用いられる場合でも、ステータをハウジングに対して確実に固定できる回転電機を提供することにある。
第1発明に係る回転電機は、ハウジングと、周方向に間隔を空けて配置された複数のボルトにより前記ハウジング内に固定されるステータと、前記ステータの内側に回転自在に配置されたロータとを備え、前記ハウジングは、前記複数のボルトが螺合するボルト螺合孔と、前記ボルト螺合孔が設けられるとともに、前記ステータが当接される複数のステータ当接面と、隣り合う前記ステータ当接面の間に前記ステータ当接面よりも窪んで設けられた凹状部とを有することを特徴とする。
第2発明に係る回転電機では、前記ステータは、前記ボルトが挿通されるボルト挿通部と、隣り合う前記ボルト挿通部の間に設けられた中間部とを有し、前記中間部の厚みは、前記ボルト挿通部の厚みよりも厚く、前記凹状部は、前記中間部に対応して設けられていることが望ましい。
第3発明に係る回転電機では、前記ステータは複数の鋼板を積層して構成され、前記中間部の厚みは、前記ステータのワニス処理時に前記鋼板間に浸み入ったワニスによって前記ボルト挿通部の厚みよりも厚くなっていてもよい。
第4発明に係る回転電機は、建設機械に搭載されていることが望ましい。
第5発明に係る回転電機は、エンジンの出力で前記ロータが駆動される発電機として用いられることが望ましい。
第6発明に係る回転電機は、建設機械に搭載されて発電機モータとして機能する回転電機であって、ハウジングと、複数の電磁鋼板を積層して形成されるとともに、周方向に間隔を空けて配置された複数のボルトにより前記ハウジング内に固定される環状のステータと、前記ステータの内側に回転自在に配置されるとともに、前記建設機械に設置されたエンジンの出力軸に連結されるロータとを備え、前記ハウジングは、前記複数のボルトが螺合するボルト螺合孔と、前記ボルト螺合孔が設けられるとともに、前記ステータが当接される複数のステータ当接面と、隣り合う前記ステータ当接面の間に前記ステータ当接面よりも窪んで設けられた凹状部とを有し、前記ステータは、前記ボルトが挿通されるボルト挿通部と、隣り合う前記ボルト挿通部の間に設けられた中間部とを有し、前記中間部の厚みは、前記ステータのワニス処理時に前記電磁鋼板間に浸み入ったワニスによって前記ボルト挿通部の厚みよりも厚くなっており、前記凹状部は、前記中間部に対応して設けられていることを特徴とする。
第1発明によれば、ステータがボルト固定されるハウジングには、ボルト螺合孔に対応した複数のステータ当接面を個々に島状に設けるとともに、隣り合うステータ当接面間には凹状部を設けるので、ステータの厚みの厚い部分が凹状部に対応するようステータを配置し、ハウジングにボルト固定すればよい。こうすることで、ハウジングのステータ当接面にステータを確実に当接させた状態でボルト固定でき、ステータが浮き上がった状態でボルト止めされることを防止できる。従って、回転電機が経年的に使用される中で、そのような隙間が詰まってボルトが緩むことはなく、ステータの固定状態を良好に維持できる。
第2発明によれば、ステータ側に厚みの異なるボルト挿通部と中間部とが明確に設けられているので、本発明の効果をより顕著に発揮できる。
第3発明によれば、ステータのワニス処理を、ステータごとワニス槽に浸漬させる方法にて行った場合でも、ワニス処理後のステータをハウジングに適切に固定できる。
特に、第4発明ないし第6発明のように、回転電機が建設機械に搭載された場合、あるいは発電機としてエンジンによって駆動される場合には、建設機械で生じる大きな振動にも耐え得ることができ、また、エンジン駆動中に常時発生するエンジンからの振動にも耐え得ることができ、信頼性の高い建設機械や発電機を提供できる。
本発明の一実施形態に係る回転電機を示す分解斜視図。 回転電機を構成するハウジングの内側を示す内観図。 ハウジングの要部を示す断面図であり、図2のIII-III線断面図。 回転電機のステータとハウジングとの固定部分を示す断面図。 本発明の課題を説明するための断面図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の回転電機としての発電機モータ1を示す分解斜視図である。
図1において、発電機モータ1は、ハイブリッド型の建設機械(油圧ショベル)の上部旋回体に搭載されており、図示しないエンジンと油圧ポンプとの間に挟まれるように配置される。
[油圧ショベルの大略構成]
ハイブリッド型の油圧ショベルは、走行体と、走行体に旋回可能に設けられた旋回体とを備えている。旋回体は、作業機、キャブ、カウンタウェイト、エンジンルームを備えている。旋回体は、発電機モータ1あるいはキャパシタからの電気エネルギにより動作する旋回電動モータにて駆動される。旋回電動モータは旋回体の減速時に回生により発電し、発電で得られた電気エネルギはキャパシタに蓄積される。
[発電機モータの構成]
発電機モータ1は、エンジンの出力軸および油圧ポンプの入力軸に対して、ロータ軸14Aが直接的、あるいは間接的に接続されており、エンジンの出力軸の回転駆動力によって発電を行う。発電機モータ1は、インバータを介してキャパシタに接続されている。エンジンの回転を増加させる場合など、発電機モータ1は、必要に応じてキャパシタに蓄えられた電気エネルギによって電動機として使用され、エンジンの回転をアシストする。また、エンジンがアイドリング状態にある場合には、発電機モータ1はエンジンの回転駆動力を受けて発電し、発電によって生じた電気エネルギはキャパシタに蓄えられる。
本実施形態での発電機モータ1は、3相12極のスイッチトリラクタンス(以下SR:Switched Reluctance と略す)モータの構造を有した発電機モータであって、環状のステータ10と、エンジン側の第1ハウジング11と、フライホイール12と、カップリング13と、ロータ14と、ハウジングとしての油圧ポンプ側の第2ハウジング15と、フランジ16とを備えている。
ステータ10は、発電機モータ1の外郭を構成する第1、第2ハウジング11,15内の空間に設けられる。そして、ステータ10は、円環状のステータコア20や、複数のコイル21によって構成されている。
ステータコア20は、複数の電磁鋼板を積層して構成されている。ステータコア20の外周側は、円環状のヨークとなっている。このヨークには、径方向の内側に向かって突出する複数のティースが周方向に沿って等間隔で設けられている。各ティースには、コイル21が巻回されている。なお、本実施形態では、36極のステータ10を構成するため、合計36個のティースを有したステータコア20が用いられている。
このようなステータ10は、ヨーク部分をエンジン側から貫通する16本のボルト22(図1中に1本のみを図示)によって第2ハウジング15にボルト固定される。
第1ハウジング11は、鋳鉄製の部材であって、第2ハウジング15と接合されて内部にステータ10やロータ14等を収納する空間を形成する。この収納空間の下部には、ロータ軸14Aや軸受部分の潤滑を促すとともに、ステータ10の発熱部位(コイル21等)を冷却するための冷却油を貯留する油溜部23が形成されている。
フライホイール12は、第1、第2ハウジング11,15内において、エンジンの出力軸に固定される。また、フライホイール12は、カップリング13を介してロータ14と接続され、第1、第2ハウジング11,15内で回転する。
カップリング13は、略円環状の部材であって、フライホイール12に対してボルト固定される。このカップリング13は、内径部分に形成された内歯スプラインがロータ軸14Aのエンジン側の外径部分に形成された外歯スプラインと噛合し、互いにスプライン結合される。このことにより、フライホイール12、カップリング13、およびロータ軸14Aを有するロータ14は共に回転し、エンジンによって駆動される。
ロータ14は、第1、第2ハウジング11,15内において、ステータ10の内周側の空間に配置されている。ロータ14の中央には、ロータ軸14Aがボルト固定される支持空間14Bが形成されている。支持空間14B内には、フランジ16の中央に設けられた円筒状の支持部16Aが入り込む。そして、支持空間14Bの内周面と支持部16Aの外周面との間に軸受が配置されることで、ロータ14がフランジ16の支持部16A回りに回転自在に支持される。
一方、ロータ14のロータ軸14Aにおける油圧ポンプ側の部分は、フランジ16の支持部16A内に挿入される。ロータ14のロータ軸14Aにおいて、支持部16A内に挿入された部分の内径側には、内歯スプラインが形成されている。この内歯スプラインと油圧ポンプの入力軸に設けられた外歯スプラインとがスプライン結合される。このことにより、油圧ポンプがロータ14を介してエンジンによって駆動されることになる。
第2ハウジング15は、鋳鉄製の部材であって、発電機モータ1における油圧ポンプ側(図1中での右側)に設けられている。第2ハウジング15は、ボルト固定される第1ハウジング11と共に、ステータ10、フライホイール12、カップリング13、およびロータ14を収納するための収納空間を形成する。
第2ハウジング15の肩部分には、収容空間と連通する内部空間を有した電気ボックス17が取り付けられる。電気ボックス17の内部空間内には、コイル21からの電力線を結線するターミナルが配置されている。このようなターミナルは、電気ボックス17に固定される電源ケーブルのコネクタに接続される。すなわち、発電機モータ1で発電された電気エネルギは、電気ボックス17から該電源ケーブルを通してインバータに送電される。
フランジ16は、第1、第2ハウジング11,15で形成される収納空間を第2ハウジング15側で閉塞する部材である。従って、フランジ16は、第2ハウジング15に対して油圧ポンプ側からボルト固定される。フランジ16の中央には、支持部16Aと同軸上に挿通孔16Bが設けられ、この挿通孔16Bに挿通される油圧ポンプの入力軸が前述したように、ロータ14のロータ軸14Aと結合される。
[ステータのワニス処理]
ここで、発電機モータ1を構成するステータ10のワニス処理につて触れておく。
ステータ10に設けられたコイル21は、経年的な劣化を抑制するためにワニスで覆われる。この際のワニス処理は、コイル21が設けられたステータ10をボルト22により浸漬治具に取り付ける前工程と、ステータ10全体を浸漬治具ごとワニス槽に浸漬させる浸漬工程と、ステータ10をワニス槽から引き上げて所定時間放置し、これによって余分なワニスを滴下させて排除するワニス滴下工程と、この後に乾燥させる乾燥工程とを有する。
このようなワニス処理の結果、ステータ10においては、積層された鋼板間にワニスが浸み入る部分と、殆ど浸み入らない部分とが存在することとなる。そして、ワニスが浸み入った部分では、軸方向の厚みが変化するという事象が生じる。
つまり、ボルト22を用いて浸漬治具に固定されたステータ10では、ボルト22が挿通される部分に締付力が作用するために、この部分でのワニスの鋼板間への浸み入り量は僅かで、厚みの変化も殆ど生じない。これに対して、隣り合うボルト22の間の部分では、作用する締付力が弱くなるため、鋼板間に浸み入るワニスの量も多く、浸み入った状態で乾燥し、硬化すると、軸方向の厚みが厚くなる。
このため、ステータ10の周方向において、ボルト22の締付位置に対して、隣り合うボルト22間の部分が膨れあがることとなり、ステータ10の第2ハウジング15との固定面が波打つように変形する(図4参照)。この事象により従来では、ステータ10を第2ハウジング15へボルト固定した後に、ボルト22の緩みが生じていた。
[第2ハウジングの構造]
図2は、第2ハウジング15の内側を示す内観図である。図3は、第2ハウジング15の要部の断面図であり、図2のIII-III線断面図である。
図2、図3において、第2ハウジング15は、第1ハウジング11(図1)側に大きく開放した収容開口30を有している。第2ハウジング15の収容開口30の外周側には、第1ハウジング11がボルトにより接合される接合面31が設けられている。この接合面31よりも一段内側の中央寄りの位置には、ステータ10(図1)が固定される略円環状のステータ固定部32が設けられている。ステータ固定部32には、周方向に等間隔で複数個(本実施形態では16個)のボルト螺合孔33が設けられている。環状に配置された16本のボルト22をステータ10のヨーク部分を貫通させてボルト螺合孔33に螺設することで、ステータ10がステータ固定部32にボルト固定される。
ステータ固定部32のさらに一段中央寄りの部分には、より薄肉となった略円環状のフランジ固定部34が設けられている。フランジ固定部34の油圧ポンプ側(図3の図面下側)に設けられたフランジ当接面35には、フランジ16がボルト固定される。このように、ステータ固定部32は、外周側の接合面31と内周側のフランジ固定部34との間に設けられた段差部分として構成されている。
また、ステータ固定部32の外方側には、このステータ固定部32に対して直交する第1内壁部36が設けられている。第1内壁部36の輪郭が収容開口30の開口形状を形成している。フランジ固定部34とステータ固定部32との間は、これらに対して直交する第2内壁部37となっている。
ステータ固定部32には、島状に独立した複数のステータ当接面38が設けられている。各ステータ当接面38の略中央には、前述したボルト螺合孔33が設けられている。隣り合うステータ当接面38の間は、図3に示すように、ステータ当接面38よりも油圧ポンプ側に窪んだ凹状部39になっている。
このような凹状部39や第1、第2内壁部36,37などの表面は、鋳造される第2ハウジング15の鋳肌面とされている。これに対して、接合面31、フランジ当接面35、および島状のステータ当接面38は、所定の表面粗度に機械加工された仕上面になっている。
[第2ハウジングとステータとの固定]
図4に示すように、第2ハウジング15には、各ステータ当接面38に当接されたステータ10がボルト22によって固定される。
ここで、ステータ10において、ボルト22が挿通される挿通孔40が設けられた部分は、軸方向の厚みT1を有するボルト挿通部41となっている。また、ボルト22(挿通孔40)の間の部分は、ワニスが浸み入ることで軸方向の両側に略均等に膨張した中間部42になっている。このため、中間部42の厚みT2は、厚みT1よりも厚い。
そして、第2ハウジング15には、ステータ10の中間部42に対応して窪んだ凹状部39が設けられ、中間部42がステータ固定部32と接触しないようになっている。このことから、ステータ当接面38に対してステータ10の固定面43を確実に当接させることができ、ステータ当接面38からの浮き上がりを防止できる。従って、そのような浮き上がりが、使用中にステータ当接面38側に詰まることがなく、一旦締め付けられたボルト22が緩むのを防止できる。
[変形例]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、第2ハウジング15の凹状部39の表面が鋳肌面とされていたが、このような凹状部39やステータ当接面38を含むステータ固定部32全体の表面を、機械加工によって仕上げてもよい。
前記実施形態では、ステータ10がワニス槽に浸漬されることでワニス処理されることを前提として説明したが、その他の方法でワニス処理されたステータであっても、本発明の回転電機として用いることができる。
すなわち、本発明に係るハウジングとして、ステータが当接される島状のステータ当接面と、ステータ当接面に設けられたボルト螺合孔と、隣り合うステータ当接面の間に窪みとして設けられた凹状部とを有していればよく、ステータのワニス処理の方法は任意である。ステータとして、前記実施形態のような厚みの異なるボルト挿通部41および中間部42を有するか否かは、問わない。
例えば、当初は厚みの均一なステータが用いられていたが、製造工程の変更によりワニス槽への浸漬工程を経たステータが量産されるようになった結果、メンテナンスに伴って厚みの不均一なステータへの変更が必要になることも考えられる。従って、このような場合を想定すると、ステータのワニス処理の方法にかかわらず、予め凹状部が設けられているハウジングを用いることは、本発明の目的と合致する。
前記実施形態では、本発明の回転電機として発電機モータ1を例示して説明したが、本発明の回転電機としては、発電機能だけを有する場合であってもよく、また、モータ(電動機)機能だけを有する場合であってもよい。つまり、本発明は、発電機および電動機の両方に適用可能である。
前記実施形態では、本発明の回転電機が搭載される車両として、ハイブリッド型の建設機械について説明したが、ハイブリッド型の建設機械の他、ハイブリッド型の自動車、電気式の建設機械、あるいは電気自動車等に本発明を適用してもよい。また、建設機械としても、油圧ショベルに限定されず、ホイールローダなど、任意の建設機械に本発明を適用してよい。
本発明は、ハイブリッド型の建設機械に利用できる他、ハイブリッド型の自動車、電気式の自動車、さらには電気式の建設機械にも利用できる。
1…回転電機である発電機モータ、10…ステータ、14…ロータ、15…ハウジングである第2ハウジング、21…コイル、22…ボルト、33…ボルト螺合孔、38…ステータ当接面、39…凹状部、41…ボルト挿通部、42…中間部、T1,T2…厚み。

Claims (6)

  1. ハウジングと、
    周方向に間隔を空けて配置された複数のボルトにより前記ハウジング内に固定されるステータと、
    前記ステータの内側に回転自在に配置されたロータとを備え、
    前記ハウジングは、
    前記複数のボルトが螺合するボルト螺合孔と、
    前記ボルト螺合孔が設けられるとともに、前記ステータが当接される複数の島状のステータ当接面と、
    隣り合う前記ステータ当接面の間に前記ステータ当接面よりも窪んで設けられた凹状部とを有し、
    前記ハウジングと前記ステータとは前記ステータ当接面で当接し、前記凹状部と前記ステータとの間に空間が規定され
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記ステータは、
    前記ボルトが挿通されるボルト挿通部と、
    隣り合う前記ボルト挿通部の間に設けられた中間部とを有し、
    前記中間部の厚みは、前記ボルト挿通部の厚みよりも厚く、
    前記凹状部は、前記中間部に対応して設けられている
    ことを特徴とする回転電機。
  3. ハウジングと、
    周方向に間隔を空けて配置された複数のボルトにより前記ハウジング内に固定されるステータと、
    前記ステータの内側に回転自在に配置されたロータとを備え、
    前記ハウジングは、
    前記複数のボルトが螺合するボルト螺合孔と、
    前記ボルト螺合孔が設けられるとともに、前記ステータが当接される複数のステータ当接面と、
    隣り合う前記ステータ当接面の間に前記ステータ当接面よりも窪んで設けられた凹状部とを有し、
    前記ステータは、
    前記ボルトが挿通されるボルト挿通部と、
    隣り合う前記ボルト挿通部の間に設けられた中間部とを有し、
    前記凹状部は、前記中間部に対応して設けられ、
    前記ステータは複数の鋼板を積層して構成され、
    前記中間部の厚みは、前記ステータのワニス処理時に前記鋼板間に浸み入ったワニスによって前記ボルト挿通部の厚みよりも厚くなっている
    ことを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の回転電機において、
    建設機械に搭載されている
    ことを特徴とする回転電機。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の回転電機において、
    エンジンの出力で前記ロータが駆動される発電機として用いられる
    ことを特徴とする回転電機。
  6. 建設機械に搭載されて発電機モータとして機能する回転電機であって、
    ハウジングと、
    複数の電磁鋼板を積層して形成されるとともに、周方向に間隔を空けて配置された複数のボルトにより前記ハウジング内に固定される環状のステータと、
    前記ステータの内側に回転自在に配置されるとともに、前記建設機械に設置されたエンジンの出力軸に連結されるロータとを備え、
    前記ハウジングは、
    前記複数のボルトが螺合するボルト螺合孔と、
    前記ボルト螺合孔が設けられるとともに、前記ステータが当接される複数のステータ当接面と、
    隣り合う前記ステータ当接面の間に前記ステータ当接面よりも窪んで設けられた凹状部とを有し、
    前記ステータは、
    前記ボルトが挿通されるボルト挿通部と、
    隣り合う前記ボルト挿通部の間に設けられた中間部とを有し、
    前記中間部の厚みは、前記ステータのワニス処理時に前記電磁鋼板間に浸み入ったワニスによって前記ボルト挿通部の厚みよりも厚くなっており、
    前記凹状部は、前記中間部に対応して設けられている
    ことを特徴とする回転電機。
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