JP6128602B2 - 仮固定用治具及び密封装置 - Google Patents
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Description
間を介して、これら第1環状部材910及び第2環状部材920の内周面と、回転軸500の外周面との間の環状隙間に流れていく(図13中矢印X参照)。
第1部材と第2部材の使用時における位置関係とは異なる位置関係となるように、第1部材と第2部材との間に作用する力に抗して、第1部材と第2部材との位置関係を変えた状態で、これら第1部材と第2部材とを一時的に固定させておく仮固定用治具において、
第1部材に対して固定される固定部材と、
該固定部材に対してスライド自在に設けられ、かつ第2部材と共に移動するスライド部材と、
を備え、
前記固定部材の表面の一部と前記スライド部材の表面の一部とにより密閉空間が形成されると共に、
前記密閉空間内に充填される液体が固化されると前記スライド部材が前記固定部材に対して固定された状態となり、前記密閉空間内の固体が融解されると前記スライド部材が前記固定部材に対してスライド自在となるように構成されることを特徴とする。
環状溝内に装着され、該環状溝における一方の側面側に押圧される第1環状部材と、
前記環状溝内に装着され、該環状溝における他方の側面側に押圧される第2環状部材と、
第1環状部材に取り付けられて、前記環状溝における一方の側面に対して密着する弾性体製の第1シールリングと、
第2環状部材に取り付けられて、前記環状溝における他方の側面に対して密着する弾性体製の第2シールリングと、
を備える密封装置において、
第1環状部材に対して前記固定部材が固定され、第2環状部材と共に前記スライド部材が移動するように構成される上記の仮固定用治具が設けられることを特徴とする。
図1〜図8を参照して、本発明の実施例1に係る仮固定用治具、及びこれを備える密封装置について説明する。なお、本実施例においては、密封装置の一例として、フローティングシールの場合を例にして説明する。
図1を参照して、本実施例に係る密封装置の使用状態について説明する。図1は本発明の実施例に係る密封装置の使用状態を示す模式的断面図である。図1中、密封装置300については簡略的に示している。本実施例に係る密封装置300は、回転軸500とハウジング600との間の環状隙間を封止するために設けられる。そして、密封装置300は、ハウジング600の内周面側に設けられた環状溝610に配置される。また、密封装置
300は、第1環状部材310と、第2環状部材320とを備えている。第1環状部材310は、環状溝610における一方の側面611側に押圧され、第2環状部材320は、環状溝610における他方の側面612側に押圧される。
特に、図2〜図5を参照して、本実施例に係る密封装置について説明する。図2は本発明の実施例に係る密封装置の平面図であり、図1中の密封装置300を左側から見た図に相当する。図3は本発明の実施例に係る密封装置の底面図であり、図1中の密封装置300を右側から見た図に相当する。図4は本発明の実施例に係る密封装置の側面図であり、密封装置300の外周面側から見た図である。図5は本発明の実施例に係る密封装置の模式的断面図であり、図2中のAA断面図である。なお、図5中、仮固定用治具100については簡略的に示している。
ることができる。
特に、図6〜図8を参照して、本実施例に係る仮固定用治具100の構成について説明する。図6〜図8は本発明の実施例1に係る仮固定用治具の模式的断面図であり、いずれも密封装置300に取り付けられた状態を示している。また、図6は第1環状部材310と第2環状部材320を一時的に固定(仮固定)した状態を示しており、図7は仮固定状態が解除されて第1環状部材310と第2環状部材320が使用時の状態に戻る途中の状態を示しており、図8は第1環状部材310と第2環状部材320の使用時の状態を示している。
定部材110に設けられた環状溝115と、スライド部材120に設けられた環状溝124とによって、密閉空間Rが形成される。また、この密閉空間R内に液体(水等)を充填させた場合であっても、その両側に設けられているシールリング141,142によって、液体が外部に漏れてしまうことはない。
上述した仮固定用治具100の組み立て手順について説明する。まず、スライド部材120の環状溝122,123にシールリング141,142を装着する。そして、液体中(水中等)において、スライド部材120の筒内に、固定部材110を挿入する。これにより、密閉空間R内には液体(水等)が充填された状態となる。そして、固定部材110に設けられた環状溝114に、スナップリング130を装着する。その後、スライド部材120の先端を、固定部材110の外向きフランジ部113に突き当てた状態で、密閉空間R内の液体を冷却により固化させる。つまり、液体が水の場合には、密閉空間R内には氷が形成される。そして、密閉空間R内の固体が融解されるまでの間に、固定部材110を第1環状部材310に固定させる。なお、このとき、固定部材110のおねじ部111を、外向きフランジ部113が取り付け孔311の段差面に突き当たるまで、取り付け孔311の小径部分のめねじにねじ込む。これにより、第2環状部材320は、位置決め機構700におけるスプリング720のばね力に抗して、第1環状部材310側に移動した状態で固定される。なお、第2環状部材320における取り付け孔321の段差面とスライド部材120における外向きフランジ部121との係合によって、第2環状部材320はスライド部材120と共に、第1環状部材310側に移動する。
本実施例に係る仮固定用治具100を用いることで、第1環状部材310と第2環状部材320との間に作用する力(ばね力)に抗して、これらを近付けた状態で、密閉空間R内に充填される液体を固化させることで、これらを一時的に固定させる(仮固定させる)ことができる。これにより、ハウジング600に設けられた環状溝610に対する第1環状部材310及び第2環状部材320の組み込み作業を容易にすることができる。また、第1シールリング410及び第2シールリング420の摺動摩耗を防止できる。
上記の通り、本実施例においては、固定部材110にスナップリング130を設けることによって、仮固定用治具100が、第1環状部材310と第2環状部材320との間の距離を位置決めする機能を発揮する場合の構成を採用している。しかしながら、仮固定用治具100に対して、第1環状部材310と第2環状部材320との間の距離を位置決めする機能を持たせない構成を採用してもよい。つまり、第1環状部材310と第2環状部材320との間の距離の位置決めについては、別途、他の部材(位置決めピン等)を用いてもよい。
図9〜図12を参照して、本発明の実施例2に係る仮固定用治具について説明する。なお、本実施例に係る仮固定用治具についても、上記実施例1で示した密封装置に適用でき、同様の機能を発揮する。従って、ここでは密封装置に適用した場合の構成及び作用については省略し、仮固定用治具についてのみ説明する。
明の実施例2に係る仮固定用治具の底面図であり、図9中右側から見た図に相当する。図12は本発明の実施例2に係る仮固定用治具の模式的断面図であり、図10中のAA断面図である。
上述した仮固定用治具200の組み立て手順について説明する。まず、スライド部材220の環状溝223にシールリング243を装着する。また、固定部材210にピストン216とスナップリング217,218を取り付ける。更に、蓋部材250の環状溝25
1,252にシールリング241,242を装着する。これらの作業の順序は特に限定されない。そして、液体中(水中等)において、スライド部材220の筒内に、固定部材210を挿入し、セットスクリュ260を用いて蓋部材250を取り付ける。その後、スライド部材220の先端を、固定部材210の外向きフランジ部213に突き当てた状態で、密閉空間R内の液体を冷却により固化させる。その後の手順については、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明は省略する。
本実施例においても、固定部材を筒状(略円筒状)の部材により構成し、スライド部材を固定部材の筒内に相対的に往復移動自在に挿入されるように構成することも可能である。ただし、この場合には、スライド部材にピストンを設ける構成となる。
110 固定部材
111 おねじ部
112 すりわり
113 外向きフランジ部
114 環状溝
115 環状溝
120 スライド部材
121 外向きフランジ部
122,123 環状溝
124 環状溝
130 スナップリング
141,142 シールリング
200 仮固定用治具
210 固定部材
211 おねじ部
212 すりわり
213 外向きフランジ部
216 ピストン
217,218 スナップリング
220 スライド部材
221 外向きフランジ部
223 環状溝
241,242,243 シールリング
250 蓋部材
251,252 環状溝
260 セットスクリュ
300 密封装置
310 第1環状部材
311,312,321,322 孔
313 環状溝
314 環状溝
320 第2環状部材
322a 環状凸部
410 第1シールリング
420 第2シールリング
500 回転軸
600 ハウジング
610 環状溝
611,612 側面
620 導入口
700 機構
710 ねじ
711 おねじ部
712 頭部
713 胴体部
720 スプリング
R 密閉空間
Claims (5)
- 第1部材と第2部材の使用時における位置関係とは異なる位置関係となるように、第1部材と第2部材との間に作用する力に抗して、第1部材と第2部材との位置関係を変えた状態で、これら第1部材と第2部材とを一時的に固定させておく仮固定用治具において、
第1部材に対して固定される固定部材と、
該固定部材に対してスライド自在に設けられ、かつ第2部材と共に移動するスライド部材と、
を備え、
前記固定部材の表面の一部と前記スライド部材の表面の一部とにより密閉空間が形成されると共に、
前記密閉空間内に充填される液体が固化されると前記スライド部材が前記固定部材に対して固定された状態となり、前記密閉空間内の固体が融解されると前記スライド部材が前記固定部材に対してスライド自在となるように構成されることを特徴とする仮固定用治具。 - 前記固定部材と前記スライド部材の双方に環状溝が設けられており、これらの環状溝により、前記密閉空間が形成されることを特徴とする請求項1に記載の仮固定用治具。
- 前記固定部材に、前記スライド部材の移動範囲を規制するストッパが設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の仮固定用治具。
- 前記固定部材と前記スライド部材のうちの一方に前記密閉空間の一部を形成する環状溝が設けられ、前記固定部材と前記スライド部材のうちの他方に前記環状溝内で往復移動するピストンが設けられることを特徴とする請求項1に記載の仮固定用治具。
- 環状溝内に装着され、該環状溝における一方の側面側に押圧される第1環状部材と、
前記環状溝内に装着され、該環状溝における他方の側面側に押圧される第2環状部材と、
第1環状部材に取り付けられて、前記環状溝における一方の側面に対して密着する弾性体製の第1シールリングと、
第2環状部材に取り付けられて、前記環状溝における他方の側面に対して密着する弾性体製の第2シールリングと、
を備える密封装置において、
第1環状部材に対して前記固定部材が固定され、第2環状部材と共に前記スライド部材が移動するように構成される請求項1〜4のいずれか一つに記載の仮固定用治具が設けられることを特徴とする密封装置。
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