JP2000205212A - 締結ピン構造 - Google Patents
締結ピン構造Info
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- JP2000205212A JP2000205212A JP11010466A JP1046699A JP2000205212A JP 2000205212 A JP2000205212 A JP 2000205212A JP 11010466 A JP11010466 A JP 11010466A JP 1046699 A JP1046699 A JP 1046699A JP 2000205212 A JP2000205212 A JP 2000205212A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 機器に固設したリグが水平荷重を受けても水
平方向へ回動しないようにすると共に、現地工事のため
の品質管理や現地での溶接を不要としてコストの低減や
現地工程の短縮を図り、ピン締結用の孔の型取りを正確
に行い得るようにする。 【解決手段】 架構用スリーブ位置型取り治具及びリグ
用スリーブ位置型取り治具を用いて架構3及び基板2a
にスリーブ嵌入孔11,10を穿設し、スリーブ嵌入孔
11,10に嵌入した鉛スリーブ12にテーパーピン1
4を打ち込み、鉛スリーブ12の一部をテーパーピン1
4のテーパー部15外周に設けた環状溝16に充填さ
せ、テーパーピン14のストッパ17を基板2aの上面
に当接させ、テーパーピン14のボルト挿通孔19に挿
通させたボルト20の下端にアンカーワッシャ21を嵌
合してアンカーワッシャ21をボルト20に螺合したナ
ット22により架構3の下面に当接させる。
平方向へ回動しないようにすると共に、現地工事のため
の品質管理や現地での溶接を不要としてコストの低減や
現地工程の短縮を図り、ピン締結用の孔の型取りを正確
に行い得るようにする。 【解決手段】 架構用スリーブ位置型取り治具及びリグ
用スリーブ位置型取り治具を用いて架構3及び基板2a
にスリーブ嵌入孔11,10を穿設し、スリーブ嵌入孔
11,10に嵌入した鉛スリーブ12にテーパーピン1
4を打ち込み、鉛スリーブ12の一部をテーパーピン1
4のテーパー部15外周に設けた環状溝16に充填さ
せ、テーパーピン14のストッパ17を基板2aの上面
に当接させ、テーパーピン14のボルト挿通孔19に挿
通させたボルト20の下端にアンカーワッシャ21を嵌
合してアンカーワッシャ21をボルト20に螺合したナ
ット22により架構3の下面に当接させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は締結ピン構造に関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5、6に示すごとく、原子力施
設のように高い耐震性を要求される施設における圧力容
器等の機器1は、その外周部に溶接等により取り付けた
4個のラグ2を介し梁等の架構3に、1箇所当り2本の
ボルト4によって締結されるようになっている。
設のように高い耐震性を要求される施設における圧力容
器等の機器1は、その外周部に溶接等により取り付けた
4個のラグ2を介し梁等の架構3に、1箇所当り2本の
ボルト4によって締結されるようになっている。
【0003】而して、このように機器1を架構3にボル
ト締結するためにラグ2の基板2aにはボルト4を挿通
させるためのボルト孔5が穿設されている。このボルト
孔5の直径は、一般にボルト径+3〜4mmであり、ボ
ルト4外周とボルト孔5内周との間には、機器1の据付
けを容易に行い得るよう、図7に示すごとくクリアラン
スC1が形成されている。
ト締結するためにラグ2の基板2aにはボルト4を挿通
させるためのボルト孔5が穿設されている。このボルト
孔5の直径は、一般にボルト径+3〜4mmであり、ボ
ルト4外周とボルト孔5内周との間には、機器1の据付
けを容易に行い得るよう、図7に示すごとくクリアラン
スC1が形成されている。
【0004】従って、図8に示すごとく機器1に地震に
よる水平荷重Fが付加されると、ラグ2は図7のクリア
ランスC1に対応して、水平に矢印方向イ方向へ向けて
回動し、その結果、ラグ2はバネのごとき作用を行うこ
ととなり、機器1の固有振動数は数10%低下する。
よる水平荷重Fが付加されると、ラグ2は図7のクリア
ランスC1に対応して、水平に矢印方向イ方向へ向けて
回動し、その結果、ラグ2はバネのごとき作用を行うこ
ととなり、機器1の固有振動数は数10%低下する。
【0005】一方、原子力施設における機器1の固有振
動数は、耐震Bクラス以上の場合には、法規上20Hz
以上の剛の状態が要求され、図5〜図8に示すごとき締
結構造では前述の要求を達成することは困難である。
動数は、耐震Bクラス以上の場合には、法規上20Hz
以上の剛の状態が要求され、図5〜図8に示すごとき締
結構造では前述の要求を達成することは困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】機器1の固有振動数を
20Hz以下の剛の状態にするための対策としては、先
ず第1にラグ2の1箇所当りのボルト4の本数を2本か
ら4本に増加させることが考えられるが、ボルト4の本
数を増加させるのは、重量の増加及びコストアップを招
来して好ましくない。
20Hz以下の剛の状態にするための対策としては、先
ず第1にラグ2の1箇所当りのボルト4の本数を2本か
ら4本に増加させることが考えられるが、ボルト4の本
数を増加させるのは、重量の増加及びコストアップを招
来して好ましくない。
【0007】機器1の固有振動数を20Hz以下の剛の
状態にするための他の対策としては、図9、10に示す
ごとく、ラグ2の基板2aの両側に、現地で架構3上に
溶接した回転止め6を当接するか、或いは図11、12
に示すごとく、ラグ2の基板2aを現地で架構3上に溶
接した回転止め座板7に嵌入し、基板2aの両側を回転
止め座板7の側板7aに当接させることが考えられる。
なお、図11、12の場合、ボルト4としては埋め込み
ボルトを使用する。
状態にするための他の対策としては、図9、10に示す
ごとく、ラグ2の基板2aの両側に、現地で架構3上に
溶接した回転止め6を当接するか、或いは図11、12
に示すごとく、ラグ2の基板2aを現地で架構3上に溶
接した回転止め座板7に嵌入し、基板2aの両側を回転
止め座板7の側板7aに当接させることが考えられる。
なお、図11、12の場合、ボルト4としては埋め込み
ボルトを使用する。
【0008】機器に作用する水平荷重は、上述の図9、
10に示す場合には、回転止め6を介して溶接部8によ
り支持され、図11、12に示す場合には、回転止め座
板7の側板7aを介して溶接部9に支持される。
10に示す場合には、回転止め6を介して溶接部8によ
り支持され、図11、12に示す場合には、回転止め座
板7の側板7aを介して溶接部9に支持される。
【0009】しかしながら、回転止め6や回転止め座板
7を架構3に現地溶接する場合には、現地工事のための
品質管理が必要となると共に現地で精度良く溶接するた
めに溶接士の高い技量が要求され、コスト高や現地工程
の長期化を招来する虞れがある。
7を架構3に現地溶接する場合には、現地工事のための
品質管理が必要となると共に現地で精度良く溶接するた
めに溶接士の高い技量が要求され、コスト高や現地工程
の長期化を招来する虞れがある。
【0010】又、原子力施設におけるガラス固化施設の
ように、機器の交換が必要な場合には、機器のボルト孔
の型取りが必要となるが、現実には現地溶接後の型取り
は困難である。
ように、機器の交換が必要な場合には、機器のボルト孔
の型取りが必要となるが、現実には現地溶接後の型取り
は困難である。
【0011】本発明は上述の実情に鑑み、機器に固設し
たリグが水平荷重を受けても水平方向へ回動しないよう
にすると共に現地工事のための品質管理や現地での溶接
を不要としてコストの低減や現地工程の短縮を図り、
又、ガラス固化施設のように交換が必要な機器の場合に
も締結用の孔の型取りを正確に行い得るようにした締結
ピン構造を提供することを目的としてなしたものであ
る。
たリグが水平荷重を受けても水平方向へ回動しないよう
にすると共に現地工事のための品質管理や現地での溶接
を不要としてコストの低減や現地工程の短縮を図り、
又、ガラス固化施設のように交換が必要な機器の場合に
も締結用の孔の型取りを正確に行い得るようにした締結
ピン構造を提供することを目的としてなしたものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の締結ピン構造
は、金属スリーブ、テーパーピン、ボルト、アンカーワ
ッシャ及びナットを備え、金属スリーブは、架構に穿設
した第1のスリーブ嵌入孔及び機器に固設されて前記架
構に支持されるリグの基板に穿設した第2のスリーブ嵌
入孔に嵌合し得るよう構成されていると共に前記両スリ
ーブ嵌入孔に嵌入した際に上方が大径で下方が小径とな
るようにしたテーパー孔を備え、テーパーピンは、外周
に前記金属スリーブのテーパー孔に合致するテーパー部
を備えて前記金属スリーブのテーパー孔に打ち込み得る
よう構成されていると共に、テーパーピンが前記金属ス
リーブのテーパー孔に打ち込まれた際に塑性変形した金
属スリーブの一部が充填されるよう前記テーパー部外周
に形成された環状溝と、テーパーピンが前記金属スリー
ブのテーパー孔に打ち込まれた際に前記リグの基板上面
に当接し得るようにしたストッパと、ボルト挿通孔とを
備え、ボルトは、前記テーパーピンのボルト挿通孔に挿
通されてボルトの上下端部に螺合されたナット、或いは
ボルトのヘッド部及びボルトの下端に螺合したナットを
介してテーパーピンに対し固定し得るように構成されて
おり、アンカーワッシャは、前記テーパーピンのボルト
挿通孔に挿通されたボルトに嵌合されると共に該ボルト
の下端部に螺合されたナットにより前記架構の金属スリ
ーブ下端と略同一となる面に当接し得るよう構成されて
いるものである。
は、金属スリーブ、テーパーピン、ボルト、アンカーワ
ッシャ及びナットを備え、金属スリーブは、架構に穿設
した第1のスリーブ嵌入孔及び機器に固設されて前記架
構に支持されるリグの基板に穿設した第2のスリーブ嵌
入孔に嵌合し得るよう構成されていると共に前記両スリ
ーブ嵌入孔に嵌入した際に上方が大径で下方が小径とな
るようにしたテーパー孔を備え、テーパーピンは、外周
に前記金属スリーブのテーパー孔に合致するテーパー部
を備えて前記金属スリーブのテーパー孔に打ち込み得る
よう構成されていると共に、テーパーピンが前記金属ス
リーブのテーパー孔に打ち込まれた際に塑性変形した金
属スリーブの一部が充填されるよう前記テーパー部外周
に形成された環状溝と、テーパーピンが前記金属スリー
ブのテーパー孔に打ち込まれた際に前記リグの基板上面
に当接し得るようにしたストッパと、ボルト挿通孔とを
備え、ボルトは、前記テーパーピンのボルト挿通孔に挿
通されてボルトの上下端部に螺合されたナット、或いは
ボルトのヘッド部及びボルトの下端に螺合したナットを
介してテーパーピンに対し固定し得るように構成されて
おり、アンカーワッシャは、前記テーパーピンのボルト
挿通孔に挿通されたボルトに嵌合されると共に該ボルト
の下端部に螺合されたナットにより前記架構の金属スリ
ーブ下端と略同一となる面に当接し得るよう構成されて
いるものである。
【0013】本発明では、機器に固定したリグが水平荷
重を受けても水平方向へ回動することがないため、機器
を高い剛状態で支持することができ、且つ現地工事のた
めの品質管理や現地での溶接が不要となってコストの低
減や現地工事の短縮を図り得られる。
重を受けても水平方向へ回動することがないため、機器
を高い剛状態で支持することができ、且つ現地工事のた
めの品質管理や現地での溶接が不要となってコストの低
減や現地工事の短縮を図り得られる。
【0014】本発明の締結ピン構造においては、第1、
第2のスリーブ嵌入孔は架構用スリーブ位置型取り治具
とリグ用スリーブ位置型取り治具に共あけした位置決め
孔を介して架構及びリグの基板に穿設される。この場合
には、スリーブ嵌入孔の型取りを正確に行うことがで
き、機器を交換する場合にも容易且つ迅速に作業を行う
ことができる。
第2のスリーブ嵌入孔は架構用スリーブ位置型取り治具
とリグ用スリーブ位置型取り治具に共あけした位置決め
孔を介して架構及びリグの基板に穿設される。この場合
には、スリーブ嵌入孔の型取りを正確に行うことがで
き、機器を交換する場合にも容易且つ迅速に作業を行う
ことができる。
【0015】本発明の締結ピン構造において、金属スリ
ーブを鉛製とした場合には、テーパーピンの打ち込み時
に金属スリーブは容易に塑性変形してその一部はテーパ
ーピンの環状溝に充填されるため、充填部は信頼性の高
いアンカーとして機能する。
ーブを鉛製とした場合には、テーパーピンの打ち込み時
に金属スリーブは容易に塑性変形してその一部はテーパ
ーピンの環状溝に充填されるため、充填部は信頼性の高
いアンカーとして機能する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しつつ説明する。
図面を参照しつつ説明する。
【0017】図1、2は本発明の締結ピン構造の実施の
形態の一例を示し、図1はラグの基板を架構に締結した
状態を示す縦断面図、図2はラグの基板と架構のリーマ
孔に嵌入した鉛スリーブのテーパー孔にテーパーピンを
嵌入したのみで打ち込む前の状態を示す縦断面図であ
る。
形態の一例を示し、図1はラグの基板を架構に締結した
状態を示す縦断面図、図2はラグの基板と架構のリーマ
孔に嵌入した鉛スリーブのテーパー孔にテーパーピンを
嵌入したのみで打ち込む前の状態を示す縦断面図であ
る。
【0018】図1、2中、10、11はラグの基板2a
及び架構3に穿設したスリーブ嵌入孔であり、スリーブ
嵌入孔10,11には、高さがラグの基板2aの厚さと
架構3の厚さの合計と略等しい円筒状の鉛スリーブ12
を嵌合し得るようになっている。基板2a及び架構3に
設けるスリーブ嵌入孔10,11はストレートのリーマ
孔であるが、リーマ孔にするのは、基板2a及び架構3
にテーパー孔を穿設することは難しいためである。
及び架構3に穿設したスリーブ嵌入孔であり、スリーブ
嵌入孔10,11には、高さがラグの基板2aの厚さと
架構3の厚さの合計と略等しい円筒状の鉛スリーブ12
を嵌合し得るようになっている。基板2a及び架構3に
設けるスリーブ嵌入孔10,11はストレートのリーマ
孔であるが、リーマ孔にするのは、基板2a及び架構3
にテーパー孔を穿設することは難しいためである。
【0019】なお、スリーブ嵌入孔10,11は後述の
リグ用スリーブ位置型取り治具28、架構用スリーブ位
置型取り治具25を用いて夫々予めリグの基板2a、架
構3に穿設されている。
リグ用スリーブ位置型取り治具28、架構用スリーブ位
置型取り治具25を用いて夫々予めリグの基板2a、架
構3に穿設されている。
【0020】鉛スリーブ12の外径はスリーブ嵌入孔1
0,11の内径よりも0.5〜0.8mm程度小さくし
た大きさとする。又、鉛スリーブ12の軸心には、上部
が大径で下部へ向って小径となるテーパー孔13が鉛ス
リーブ12を上下へ貫通するよう穿設されている。
0,11の内径よりも0.5〜0.8mm程度小さくし
た大きさとする。又、鉛スリーブ12の軸心には、上部
が大径で下部へ向って小径となるテーパー孔13が鉛ス
リーブ12を上下へ貫通するよう穿設されている。
【0021】鉛スリーブ12のテーパー孔13には、テ
ーパーピン14を嵌合し得るようになっている。テーパ
ーピン14のテーパー部15におけるテーパーは鉛スリ
ーブ12のテーパー孔13のテーパーと同一に形成され
ており、テーパー部15の高さ方向中間部外周には、断
面形状が半円状の環状溝16が設けられている。
ーパーピン14を嵌合し得るようになっている。テーパ
ーピン14のテーパー部15におけるテーパーは鉛スリ
ーブ12のテーパー孔13のテーパーと同一に形成され
ており、テーパー部15の高さ方向中間部外周には、断
面形状が半円状の環状溝16が設けられている。
【0022】テーパーピン14のテーパー部15上端部
には、基板2aに穿設したスリーブ嵌入孔10よりも大
径で基板2a上面に当接し得るようにしたストッパ17
が一体形成されており、ストッパ17の上方には、真直
円筒部18が形成されている。又テーパーピン14の軸
心部にはボルト挿通孔19がテーパーピン14を上下に
貫通するよう穿設されている。
には、基板2aに穿設したスリーブ嵌入孔10よりも大
径で基板2a上面に当接し得るようにしたストッパ17
が一体形成されており、ストッパ17の上方には、真直
円筒部18が形成されている。又テーパーピン14の軸
心部にはボルト挿通孔19がテーパーピン14を上下に
貫通するよう穿設されている。
【0023】図2に示すごとく、テーパーピン14を鉛
スリーブ12のテーパー孔13に嵌入したのみでテーパ
ー孔13に打ち込んでいない場合には、テーパーピン1
4のテーパー部15下端及び上端の外径は、テーパー孔
13の下端及び上端の内径よりも大径に形成されてお
り、図2に示すごとくストッパ17下面と基板2a上面
との間にはクリアランスC2が形成されるようになって
いる。
スリーブ12のテーパー孔13に嵌入したのみでテーパ
ー孔13に打ち込んでいない場合には、テーパーピン1
4のテーパー部15下端及び上端の外径は、テーパー孔
13の下端及び上端の内径よりも大径に形成されてお
り、図2に示すごとくストッパ17下面と基板2a上面
との間にはクリアランスC2が形成されるようになって
いる。
【0024】テーパーピン14のボルト挿通孔19には
ボルト20を挿通させ得るようになっており、ボルト挿
通孔19に挿通されたボルト20の下端部には、鉛スリ
ーブ12の外径よりも大径で架構3の鉛スリーブ12下
端と略同一となる面に当接し得るようにしたアンカーワ
ッシャ21を嵌合し得るようになっている。又ボルト2
0の下端部には、アンカーワッシャ21よりも下方に位
置するようナット22を螺合し得るようになっている。
而して、ボルト20に螺合したナット22を締結するこ
とにより、アンカーワッシャ21を架構3及び鉛スリー
ブ12の下面に当接させ得るようになっている。
ボルト20を挿通させ得るようになっており、ボルト挿
通孔19に挿通されたボルト20の下端部には、鉛スリ
ーブ12の外径よりも大径で架構3の鉛スリーブ12下
端と略同一となる面に当接し得るようにしたアンカーワ
ッシャ21を嵌合し得るようになっている。又ボルト2
0の下端部には、アンカーワッシャ21よりも下方に位
置するようナット22を螺合し得るようになっている。
而して、ボルト20に螺合したナット22を締結するこ
とにより、アンカーワッシャ21を架構3及び鉛スリー
ブ12の下面に当接させ得るようになっている。
【0025】テーパーピン14のボルト挿通孔19に挿
通されたボルト20の上端部には、ワッシャ23を嵌合
し得るようになっていると共にナット24を螺合し得る
ようになっており、ナット24を締結することによりワ
ッシャ23をテーパーピン14の真直円筒部18の上面
に当接させ得るようになっている。
通されたボルト20の上端部には、ワッシャ23を嵌合
し得るようになっていると共にナット24を螺合し得る
ようになっており、ナット24を締結することによりワ
ッシャ23をテーパーピン14の真直円筒部18の上面
に当接させ得るようになっている。
【0026】基板2aを有するラグが固設された機器を
架構3に据付ける際には、基板2aのスリーブ嵌入孔1
0が架構3のスリーブ嵌入孔11に合うよう基板2aを
架構3上に載置し、スリーブ嵌入孔10,11に鉛スリ
ーブ12を嵌合し、次に鉛スリーブ12のテーパー孔1
3にテーパーピン14を嵌入する。この場合、図2に示
すごとくテーパーピン14の下端は、テーパー孔13下
端よりも上方に位置し、テーパーピン14のストッパ1
7下面とラグの基板2a上面との間にはクリアランスC
2が形成される。
架構3に据付ける際には、基板2aのスリーブ嵌入孔1
0が架構3のスリーブ嵌入孔11に合うよう基板2aを
架構3上に載置し、スリーブ嵌入孔10,11に鉛スリ
ーブ12を嵌合し、次に鉛スリーブ12のテーパー孔1
3にテーパーピン14を嵌入する。この場合、図2に示
すごとくテーパーピン14の下端は、テーパー孔13下
端よりも上方に位置し、テーパーピン14のストッパ1
7下面とラグの基板2a上面との間にはクリアランスC
2が形成される。
【0027】鉛スリーブ12に緩嵌入されたテーパーピ
ン14を鉛スリーブ12のテーパー孔13に打ち込む
と、テーパーピン14は鉛スリーブ12におけるテーパ
ー孔13の内径及び鉛スリーブ12の外径を拡大しつ
つ、ストッパ17の下面が基板2aの上面及び鉛スリー
ブ12の上端に当接するまでテーパー孔13内へ挿入さ
れる。
ン14を鉛スリーブ12のテーパー孔13に打ち込む
と、テーパーピン14は鉛スリーブ12におけるテーパ
ー孔13の内径及び鉛スリーブ12の外径を拡大しつ
つ、ストッパ17の下面が基板2aの上面及び鉛スリー
ブ12の上端に当接するまでテーパー孔13内へ挿入さ
れる。
【0028】この場合、鉛スリーブ12におけるテーパ
ー孔13の内周はテーパーピン14のテーパー部15外
周に押圧されて塑性変形し、その外周は拡大されて基板
2a及び架構3のスリーブ嵌入孔10,11の内周に密
接する。又鉛スリーブ12の塑性変形により鉛スリーブ
12の一部は環状溝16に入り込んで環状溝16に充填
され、鉛スリーブ12の環状溝16に充填された部分は
アンカーとして機能し得るようになる。
ー孔13の内周はテーパーピン14のテーパー部15外
周に押圧されて塑性変形し、その外周は拡大されて基板
2a及び架構3のスリーブ嵌入孔10,11の内周に密
接する。又鉛スリーブ12の塑性変形により鉛スリーブ
12の一部は環状溝16に入り込んで環状溝16に充填
され、鉛スリーブ12の環状溝16に充填された部分は
アンカーとして機能し得るようになる。
【0029】更に、テーパーピン14の下端と鉛スリー
ブ12下端との間に形成されたテーパー孔13下端空間
部には、塑性変形した鉛スリーブ12の一部が入り込
む。
ブ12下端との間に形成されたテーパー孔13下端空間
部には、塑性変形した鉛スリーブ12の一部が入り込
む。
【0030】テーパーピン14が鉛スリーブ12に完全
に打ち込まれたら、テーパーピン14のボルト挿通孔1
9にボルト20を挿通し、ボルト20下端からボルト2
0下端にアンカーワッシャ21を嵌合すると共に次いで
ナット22を螺合し、又ボルト20上端からボルト20
上端にワッシャ23を嵌合すると共に次いでナット24
を螺合する。
に打ち込まれたら、テーパーピン14のボルト挿通孔1
9にボルト20を挿通し、ボルト20下端からボルト2
0下端にアンカーワッシャ21を嵌合すると共に次いで
ナット22を螺合し、又ボルト20上端からボルト20
上端にワッシャ23を嵌合すると共に次いでナット24
を螺合する。
【0031】而して、ナット22,24を完全に捩込ん
でナット22によりアンカーワッシャ21が架構3の下
面及び鉛スリーブ12の下端に当接させられ、ナット2
4によりワッシャ23がテーパーピン14の上面に当接
させられると、基板2aと架構3の締結は終了する。
でナット22によりアンカーワッシャ21が架構3の下
面及び鉛スリーブ12の下端に当接させられ、ナット2
4によりワッシャ23がテーパーピン14の上面に当接
させられると、基板2aと架構3の締結は終了する。
【0032】斯かる締結ピン構造は1箇所のラグに対し
て1〜2本とするが、数量は地震時に発生する水平荷重
により決定される。
て1〜2本とするが、数量は地震時に発生する水平荷重
により決定される。
【0033】本実施の形態例における締結ピン構造にお
いては、基板2aのスリーブ嵌入孔10内周と鉛スリー
ブ12外周との間及び架構3のスリーブ嵌入孔11内周
と鉛スリーブ12外周との間、鉛スリーブ12のテーパ
ー孔13内周とテーパーピン14のテーパー部15外周
との間は互に密接してクリアランスがない。このため、
地震等により水平荷重を受けてもボルト20に対してラ
グが回転することはない。従って、本実施の形態例にお
ける締結ピン構造はばねとして機能せず、固有振動数が
低下することはないため、機器の支持に際し高い剛性を
得ることができる。又地震時には、鉛スリーブ12の塑
性流動により振動を吸収できるため、良好な減衰効果を
得ることができる。
いては、基板2aのスリーブ嵌入孔10内周と鉛スリー
ブ12外周との間及び架構3のスリーブ嵌入孔11内周
と鉛スリーブ12外周との間、鉛スリーブ12のテーパ
ー孔13内周とテーパーピン14のテーパー部15外周
との間は互に密接してクリアランスがない。このため、
地震等により水平荷重を受けてもボルト20に対してラ
グが回転することはない。従って、本実施の形態例にお
ける締結ピン構造はばねとして機能せず、固有振動数が
低下することはないため、機器の支持に際し高い剛性を
得ることができる。又地震時には、鉛スリーブ12の塑
性流動により振動を吸収できるため、良好な減衰効果を
得ることができる。
【0034】鉛スリーブ12はその下端を鉛スリーブ1
2よりも外径の大きいアンカーワッシャ21により押え
られているため鉛スリーブ12が下方へ抜けることはな
い。
2よりも外径の大きいアンカーワッシャ21により押え
られているため鉛スリーブ12が下方へ抜けることはな
い。
【0035】又、テーパーピン14の環状溝16には塑
性変形した鉛スリーブ12の一部が充填されているう
え、テーパーピン14の上端はボルト20に螺合された
ナット24により押えられているためテーパーピン14
は上方へ抜けることなく、更に鉛直荷重はボルト20に
より支持される。
性変形した鉛スリーブ12の一部が充填されているう
え、テーパーピン14の上端はボルト20に螺合された
ナット24により押えられているためテーパーピン14
は上方へ抜けることなく、更に鉛直荷重はボルト20に
より支持される。
【0036】本実施の形態においては、現地工事のため
の品質管理が不要となると共に現地での溶接が不要とな
ってコストの低減や現地工程の短縮を図り得られ、機器
の交換が必要な場合のボルト孔の型取りをも容易に行う
ことができる。
の品質管理が不要となると共に現地での溶接が不要とな
ってコストの低減や現地工程の短縮を図り得られ、機器
の交換が必要な場合のボルト孔の型取りをも容易に行う
ことができる。
【0037】図3及び4は、上述の締結ピン構造におい
て、架構やリグの基板にスリーブ嵌入孔をあける際に用
いるスリーブ位置型取り治具の例を示し、図3は架構用
スリーブ位置型取り治具の平面図、図4はリグ用スリー
ブ位置型取り治具の平面図を示す。
て、架構やリグの基板にスリーブ嵌入孔をあける際に用
いるスリーブ位置型取り治具の例を示し、図3は架構用
スリーブ位置型取り治具の平面図、図4はリグ用スリー
ブ位置型取り治具の平面図を示す。
【0038】図3に示す架構用スリーブ位置型取り治具
25は雄型で、板を十字状に組み合せた治具本体26を
備えており、治具本体26の先端部4箇所には合計8個
の位置決め孔27を所定の間隔L1,L2で穿設し得る
ようになっている。
25は雄型で、板を十字状に組み合せた治具本体26を
備えており、治具本体26の先端部4箇所には合計8個
の位置決め孔27を所定の間隔L1,L2で穿設し得る
ようになっている。
【0039】又、図4に示すリグ用スリーブ位置型取り
治具28は雌型で、板を額縁状に組み合せ且つ額縁状の
部分の内周縁部に架構用スリーブ位置型取り治具25の
治具本体26が重なり得るようにした座板29aを有す
る治具本体29を備えており、治具本体29の座板29
aには1箇所当り2個、合計8個の位置決め孔27を所
定の間隔L1,L2で穿設し得るようになっている。
治具28は雌型で、板を額縁状に組み合せ且つ額縁状の
部分の内周縁部に架構用スリーブ位置型取り治具25の
治具本体26が重なり得るようにした座板29aを有す
る治具本体29を備えており、治具本体29の座板29
aには1箇所当り2個、合計8個の位置決め孔27を所
定の間隔L1,L2で穿設し得るようになっている。
【0040】架構用スリーブ位置型取り治具25とリグ
用スリーブ位置型取り治具28に位置決め孔27,30
を穿設する場合には、位置決め孔27,30の穿設され
ていない状態で、架構用スリーブ位置型取り治具25を
リグ用スリーブ位置型取り治具28に嵌め合せ、十字状
の治具本体26の各先端部を治具本体29の座板29a
に重ね合せて互に固定し、ドリルにより治具本体26と
座板29aの重ね合せ部にリーマ孔を共あけして直径d
の位置決め孔27,30を間隔L1,L2で形成する。
用スリーブ位置型取り治具28に位置決め孔27,30
を穿設する場合には、位置決め孔27,30の穿設され
ていない状態で、架構用スリーブ位置型取り治具25を
リグ用スリーブ位置型取り治具28に嵌め合せ、十字状
の治具本体26の各先端部を治具本体29の座板29a
に重ね合せて互に固定し、ドリルにより治具本体26と
座板29aの重ね合せ部にリーマ孔を共あけして直径d
の位置決め孔27,30を間隔L1,L2で形成する。
【0041】架構3にスリーブ嵌入孔11(図1、2参
照)を穿設する場合には、図3に示すごとく、架構用ス
リーブ位置型取り治具25を架構3の上面に載置して固
定し、位置決め孔27上方からドリルを挿入して架構3
に、位置決め孔27と同一直径dで同一間隔のリーマ孔
を形成する。
照)を穿設する場合には、図3に示すごとく、架構用ス
リーブ位置型取り治具25を架構3の上面に載置して固
定し、位置決め孔27上方からドリルを挿入して架構3
に、位置決め孔27と同一直径dで同一間隔のリーマ孔
を形成する。
【0042】リグの基板2aにスリーブ嵌入孔10(図
1、2参照)を穿設する場合には、図4に示すごとく、
リグ用スリーブ位置型取り治具28を機器1に固設した
基板2aの上面に載置して固定し、位置決め孔30上方
からドリルを挿入してラグ2の基板2aに、位置決め孔
30と同一直径で同一間隔のリーマ孔を形成する。
1、2参照)を穿設する場合には、図4に示すごとく、
リグ用スリーブ位置型取り治具28を機器1に固設した
基板2aの上面に載置して固定し、位置決め孔30上方
からドリルを挿入してラグ2の基板2aに、位置決め孔
30と同一直径で同一間隔のリーマ孔を形成する。
【0043】上述のように、位置決め孔27,30を共
あけした架構用スリーブ位置型取り治具25及びリグ用
スリーブ位置型取り治具28を用いて架構3及び基板2
aにスリーブ嵌入孔11,10を設けているため、鉛ス
リーブ12及びテーパーピン14は精度良く確実にスリ
ーブ嵌入孔10,11に取り付けられる。
あけした架構用スリーブ位置型取り治具25及びリグ用
スリーブ位置型取り治具28を用いて架構3及び基板2
aにスリーブ嵌入孔11,10を設けているため、鉛ス
リーブ12及びテーパーピン14は精度良く確実にスリ
ーブ嵌入孔10,11に取り付けられる。
【0044】ガラス固化施設のように、据付けた機器を
新しい機器と交換する必要がある場合には、ナット22
をボルト20から取り外すと共にアンカーワッシャ21
をボルト20から取り外し、テーパーピン14の上端に
ねじジャッキをセットし、ねじジャッキを使用してテー
パーピン14を上方へ引き抜く。この際、テーパーピン
14のテーパー部15外周に設けた環状溝16には塑性
変形した鉛スリーブ12が充填されてアンカーが形成さ
れているため、テーパーピン14を上方へ引き抜くこと
により鉛スリーブ12もテーパーピン14と一体的にス
リーブ嵌入孔11,10から引き抜かれる。又ボルト2
0もテーパーピン14と一緒に引き抜かれる。
新しい機器と交換する必要がある場合には、ナット22
をボルト20から取り外すと共にアンカーワッシャ21
をボルト20から取り外し、テーパーピン14の上端に
ねじジャッキをセットし、ねじジャッキを使用してテー
パーピン14を上方へ引き抜く。この際、テーパーピン
14のテーパー部15外周に設けた環状溝16には塑性
変形した鉛スリーブ12が充填されてアンカーが形成さ
れているため、テーパーピン14を上方へ引き抜くこと
により鉛スリーブ12もテーパーピン14と一体的にス
リーブ嵌入孔11,10から引き抜かれる。又ボルト2
0もテーパーピン14と一緒に引き抜かれる。
【0045】テーパーピン14、鉛スリーブ12、ボル
ト20がスリーブ嵌入孔11,10から引き抜かれた
ら、架構3に据付けられていた機器を撤去し、予めリグ
用スリーブ位置型取り治具28を用いてスリーブ嵌入孔
10を穿設した新たな機器をリグの基板2aを介して架
構3に載置する。
ト20がスリーブ嵌入孔11,10から引き抜かれた
ら、架構3に据付けられていた機器を撤去し、予めリグ
用スリーブ位置型取り治具28を用いてスリーブ嵌入孔
10を穿設した新たな機器をリグの基板2aを介して架
構3に載置する。
【0046】新たな機器の基板2aのスリーブ嵌入孔1
0は、架構用スリーブ位置型取り治具25の位置決め孔
27と位置決め孔30を共あけしたリグ用スリーブ位置
型取り治具28を用いて穿設してあるため、交換した新
たな機器を架構3に載置して位置決めした際にスリーブ
嵌入孔10と11にずれが生じず、従って、容易且つ迅
速に機器を架構3に据付けることが可能となる。
0は、架構用スリーブ位置型取り治具25の位置決め孔
27と位置決め孔30を共あけしたリグ用スリーブ位置
型取り治具28を用いて穿設してあるため、交換した新
たな機器を架構3に載置して位置決めした際にスリーブ
嵌入孔10と11にずれが生じず、従って、容易且つ迅
速に機器を架構3に据付けることが可能となる。
【0047】本発明の実施の形態においては、金属スリ
ーブとして鉛を用いる場合について説明したが、容易に
塑性変形可能な金属ならいかなる金属を使用しても良い
こと、テーパーピンに挿通させるボトルとしては、上、
下端部何れにもナットを螺合させるようにしているが上
端部はナットを用いず、ヘッドのあるボルトを用いるよ
うにすることもできること、その他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更を加え得ること、等は勿論で
ある。
ーブとして鉛を用いる場合について説明したが、容易に
塑性変形可能な金属ならいかなる金属を使用しても良い
こと、テーパーピンに挿通させるボトルとしては、上、
下端部何れにもナットを螺合させるようにしているが上
端部はナットを用いず、ヘッドのあるボルトを用いるよ
うにすることもできること、その他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内で種々変更を加え得ること、等は勿論で
ある。
【0048】
【発明の効果】本発明の締結ピン構造によれば、何れの
請求項においても、機器に固定したリグが水平荷重を受
けても水平方向へ回動することがないため、機器を高い
剛状態で支持することができ、且つ現地工事のための品
質管理や現地での溶接が不要となってコストの低減や現
地工事の短縮を図り得られ、請求項2の場合にはスリー
ブ嵌入孔の型取りを正確に行うことができるため、機器
を交換する場合にも容易且つ迅速に作業を行うことがで
き、更に請求項3の場合には、金属スリーブは容易に塑
性変形してその一部はテーパーピンの環状溝に充填され
るため、アンカーとしての高い信頼性を得ることができ
る、等種々の優れた効果を奏し得る。
請求項においても、機器に固定したリグが水平荷重を受
けても水平方向へ回動することがないため、機器を高い
剛状態で支持することができ、且つ現地工事のための品
質管理や現地での溶接が不要となってコストの低減や現
地工事の短縮を図り得られ、請求項2の場合にはスリー
ブ嵌入孔の型取りを正確に行うことができるため、機器
を交換する場合にも容易且つ迅速に作業を行うことがで
き、更に請求項3の場合には、金属スリーブは容易に塑
性変形してその一部はテーパーピンの環状溝に充填され
るため、アンカーとしての高い信頼性を得ることができ
る、等種々の優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明の締結ピン構造の実施の形態の一例の縦
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の締結ピン構造において、鉛スリーブの
テーパー孔にテーパーピンを嵌入したのみで打ち込む前
の状態を示す縦断面図である。
テーパー孔にテーパーピンを嵌入したのみで打ち込む前
の状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の締結ピン構造において、架構にスリー
ブ嵌入孔を穿設するための架構用スリーブ位置型取り治
具の平面図である。
ブ嵌入孔を穿設するための架構用スリーブ位置型取り治
具の平面図である。
【図4】本発明の締結ピン構造において、リグの基板に
スリーブ嵌入孔を穿設するためのリグ用スリーブ位置型
取り治具の平面図である。
スリーブ嵌入孔を穿設するためのリグ用スリーブ位置型
取り治具の平面図である。
【図5】機器を架構に据付けた状態を示す立面図であ
る。
る。
【図6】図5のVI−VI方向矢視図である。
【図7】通常のボルトとボルト孔との関係を示す平面図
である。
である。
【図8】機器に固設したリグが地震による水平荷重によ
り水平方向へ回動した状態を示す平面図である。
り水平方向へ回動した状態を示す平面図である。
【図9】機器に固設したリグが回動しないようにするた
め従来手段の一例の立面図である。
め従来手段の一例の立面図である。
【図10】図9のX−X方向矢視図である。
【図11】機器に固設したリグが回動しないようにする
ための従来手段の他の例の立面図である。
ための従来手段の他の例の立面図である。
【図12】図11のXII−XII方向矢視図である。
1 機器 2 ラグ 2a 基板 10 スリーブ嵌入孔 11 スリーブ嵌入孔 12 鉛スリーブ(金属スリーブ) 13 テーパー孔 14 テーパーピン 15 テーパー部 16 環状溝 17 ストッパ 19 ボルト挿通孔 20 ボルト 21 アンカーワッシャ 22 ナット 24 ナット 25 架構用スリーブ位置型取り治具 27 位置決め孔 28 リグ用スリーブ位置型取り治具 30 位置決め孔
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16B 19/02 F16B 19/02
Claims (3)
- 【請求項1】 金属スリーブ、テーパーピン、ボルト、
アンカーワッシャ及びナットを備え、 金属スリーブは、 架構に穿設した第1のスリーブ嵌入孔及び機器に固設さ
れて前記架構に支持されるリグの基板に穿設した第2の
スリーブ嵌入孔に嵌合し得るよう構成されていると共に
前記両スリーブ嵌入孔に嵌入した際に上方が大径で下方
が小径となるようにしたテーパー孔を備え、 テーパーピンは、 外周に前記金属スリーブのテーパー孔に合致するテーパ
ー部を備えて前記金属スリーブのテーパー孔に打ち込み
得るよう構成されていると共に、 テーパーピンが前記金属スリーブのテーパー孔に打ち込
まれた際に塑性変形した金属スリーブの一部が充填され
るよう前記テーパー部外周に形成された環状溝と、 テーパーピンが前記金属スリーブのテーパー孔に打ち込
まれた際に前記リグの基板上面に当接し得るようにした
ストッパと、 ボルト挿通孔とを備え、 ボルトは、 前記テーパーピンのボルト挿通孔に挿通されてボルトの
上下端部に螺合されたナット、或いはボルトのヘッド部
及びボルトの下端に螺合したナットを介してテーパーピ
ンに対し固定し得るように構成されており、 アンカーワッシャは、 前記テーパーピンのボルト挿通孔に挿通されたボルトに
嵌合されると共に該ボルトの下端部に螺合されたナット
により前記架構の金属スリーブ下端と略同一となる面に
当接し得るよう構成されていることを特徴とする締結ピ
ン構造。 - 【請求項2】 第1、第2のスリーブ嵌入孔は架構用ス
リーブ位置型取り治具とリグ用スリーブ位置型取り治具
に共あけした位置決め孔を介して架構及びリグの基板に
穿設された請求項1に記載の締結ピン構造。 - 【請求項3】 金属スリーブは鉛製とした請求項1又は
2に記載の締結ピン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11010466A JP2000205212A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 締結ピン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11010466A JP2000205212A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 締結ピン構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000205212A true JP2000205212A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11750923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11010466A Pending JP2000205212A (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | 締結ピン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000205212A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002148679A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-22 | Nidec Copal Corp | カメラ用フォーカルプレンシャッタ |
GB2439668A (en) * | 2005-07-22 | 2008-01-02 | Boeing Co | A method of fastening two structural members |
KR101257726B1 (ko) * | 2012-05-15 | 2013-04-24 | 하나실리콘(주) | 플라즈마 챔버의 캐소드 체결구 |
JP2015090175A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | イーグル工業株式会社 | 仮固定用治具及び密封装置 |
CN105351348A (zh) * | 2015-10-27 | 2016-02-24 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种可快速更换的组合销 |
JP6243075B1 (ja) * | 2017-05-26 | 2017-12-06 | アイディールブレーン株式会社 | 部材間の接合構造 |
CN107630885A (zh) * | 2017-09-21 | 2018-01-26 | 贵州航天新力铸锻有限责任公司 | 一种用于大型磁体支撑部件的装配定位销 |
CN108425927A (zh) * | 2017-02-14 | 2018-08-21 | 江西昌河航空工业有限公司 | 一种用于板状件连接的抗剪切力螺栓 |
CN113752190A (zh) * | 2021-09-30 | 2021-12-07 | 歌尔股份有限公司 | 一种销孔定位结构及定位工装 |
-
1999
- 1999-01-19 JP JP11010466A patent/JP2000205212A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2439668A (en) * | 2005-07-22 | 2008-01-02 | Boeing Co | A method of fastening two structural members |
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JP2018200066A (ja) * | 2017-05-26 | 2018-12-20 | アイディールブレーン株式会社 | 部材間の接合構造 |
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CN107630885B (zh) * | 2017-09-21 | 2019-02-22 | 贵州航天新力铸锻有限责任公司 | 一种用于大型磁体支撑部件的装配定位销 |
CN113752190A (zh) * | 2021-09-30 | 2021-12-07 | 歌尔股份有限公司 | 一种销孔定位结构及定位工装 |
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