JP2017116051A - ボールバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】粉体を含む流体に好適であり、ボールシート押圧用のスプリングへの粉体の付着を防ぎ、このスプリングの弾発力と、流体による押圧力とを利用してボールシートのシール性を向上し、弁閉から弁開状態まで常にボールシートを弁体に当接させて粉体を確実に掻取って良好なシール性を維持できるボールバルブを提供する。【解決手段】貫通孔2aを有するボール2をステム3でボデー4内に回転自在に支承し、ボール2の一方又は双方側にシール機構10を設けた。シール機構10は、シート部22と段部面23を有する筒状ボールシート20と段部面23外周にスプリング30を有するリテーナグランド21を装着して構成される。スプリング30はシール機構10とボデー4の内周環状突部12により密封状態で内蔵され、リテーナグランド21におけるボデー4とのシール外径φDgoをシート部22における内周環状突部12とのシール外径φDsより大きく設定した。【選択図】図1

Description

本発明は、ボールバルブに関し、特に、粉体を含む流体に適したトラニオン型ボールバルブに関する。
従来より、この種の粉体用ボールバルブとして、バルブ内に流入した粉体のボールシートの隙間やシール面への介在によるボールシートの動きやシール面の密着性の低下を防止するために、トラニオン構造で装着された弁体に、ばねで弾発されたボールシートが密着する構造のバルブが一般に知られている。
このようなボールバルブとして、例えば、特許文献1のボールバルブが開示されている。このボールバルブは、バルブボディ内にリング状シート、シートリテーナ、圧縮ばねを有し、バルブボディの内周において、圧縮ばねがリング状シートとシートリテーナとの間に3つのOリングでシールされながら内蔵される。これにより、圧縮ばねへの粉体の影響が防がれ、バルブ内でガスが反応して粉体化するような場合でも、スプリングによる弁体への弾発力が維持されてシール性を確保しようとしている。
そして、流体圧が上昇した場合には、シートリテーナが圧縮ばねを介してリング状シートを押圧することにより、ボール弁体とリング状シートとの接触面圧を高めて、弁座シール性を向上しようとするものである。
一方、特許文献2のトラニオン型ボールバルブにおいては、本体内部に筒状シート、スプリング及びリング状ホルダからなる押圧手段、伝圧リングと2つのOリングとからなるシール手段が設けられている。このボールバルブでは、スプリングがスプリングホルダにより保持されつつ、筒状シートを球状弁体方向に弾発可能に装着され、流体をリング状ホルダ内に導入し、流体圧力とスプリングの弾発力を利用して筒状シートを球状弁体に圧接シールしようとするものである。
特許第5697072号公報 特許第2678876号公報
前者の特許文献1のボールバルブにおいては、リング状シートの弁体側である拡径段部の外径がシートリテーナの外径と同寸法に形成され、リング状シートの小径部の内径がシートリテーナの内径よりも小径に形成されている。このため、例えば、中間開度で一次側とキャビティとが連通し、一次側からの流体圧がリング状シートとシートリテーナに加わると、リング状シートには流体圧によってボール弁体から離れる力が働き、この力が、流体圧でシートリテーナがボール弁体側に押される力と圧縮ばねの弾発力との合力を上回る場合がある。これにより、リング状シートが弁体から離れることがあり、ボール弁体に付着した粉体等の流体をリング状シートで掻取る、いわゆるスクレーパ機能が低下し、粉体の介在することで良好なシール性能が発揮できない可能性がある。
一方、後者の特許文献2のボールバルブにおいては、筒状シートと弁筐との間にダストシールを設け、このダストシールにより粉粒体を除外しようとしている。しかし、このようにダストシールを介してリング状ホルダに流体成分を流入する構造であるため、リング状ホルダに案内した流体成分の粉粒体がスプリングに付着する可能性があり、その結果、弾発力が低下して筒状シートのシール性に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、上記の課題点を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、粉体を含む流体に好適なトラニオン型ボールバルブであり、ボールシート押圧用のスプリングへの粉体の付着を防ぎ、このスプリングの弾発力と、流体による押圧力とを利用してボールシートのシール性を向上し、弁閉から弁開状態まで常にボールシートを弁体に当接させて粉体を確実に掻取って良好なシール性を維持できるボールバルブを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、貫通孔を有するボールをステムでボデー内に回転自在に支承し、ボールの一方又は双方側にシール機構を設けたボールバルブにおいて、シール機構は、シート部と段部面を有する筒状のボールシートと段部面外周にスプリングを有するリテーナグランドを装着して構成され、スプリングは、シール機構とボデーの内周環状突部により密封状態で内蔵されると共に、リテーナグランドにおけるボデーとのシール外径をシート部における内周環状突部とのシール外径より大きく設定したボールバルブである。
請求項2に係る発明は、内周環状突部は、ボデー内周に環状リングをボデーと一体又はシール状態に装着したボールバルブである。
請求項3に係る発明は、環状リングをボデー内周に溶接又は圧接して一体化し、又は分割リングをボデー内周にシール状態に設けたボールバルブである。
請求項4に係る発明は、ボデーにおけるシール機構のボール当接側とは反対側に、シール機構に向けて次第に拡径するテーパ面を形成したボールバルブである。
請求項1に係る発明によると、粉体を含む流体に好適であり、スプリングをシール機構とボデーの内周環状突部により密封状態で内蔵しているため、スプリングへの粉体の付着を防止し、スプリングの弾発力によるボールシートのシール性を確保できる。リテーナグランドにおけるボデーとのシール外径をシート部における内周環状突部とのシール外径より大きく設定していることで、流体圧によりボールシートをボールに押圧する力を発生させることができる。これらスプリングの弾発力と流体による押圧力との相乗効果によりボールシートのシール性を向上でき、このボールシートを中間開度を含む弁閉から弁開状態まで常に弁体に当接させてスクレーパ機能によりボール表面の粉体を確実に掻取り、ボール表面の粉体の付着はもとより、ボールシートとの隙間やシール面への粉体の介在も防いで良好なシール性を維持できる。シール機構を内周環状突部で位置決めしながら装着でき、このシール機構のボール方向への抜け出しも確実に防止できる。
請求項2に係る発明によると、環状リングをボデー内周に装着して内周環状突部を設けていることにより、この環状リングの装着前にシール機構をボール装着側から無理なく装入し、この上から環状リングを装着することで組立てが容易になる。環状リングを一体又はシール状態に装着しているため、この環状リングとボデーとの間からの粉体の浸入を防ぎ、スプリングへの粉体の付着を確実に防止する。
請求項3に係る発明によると、環状リングを溶接又は圧接によりボデー内周に一体化することでこの環状リングとボデーとの間の隙間を塞ぎつつ環状リングを組み込みでき、シール機構の脱落も防止する。また、環状リングを分割リングによりボデー内周にシール状態に設けることで、ボデー内へのリングの組込みを容易にしつつシール性を発揮して粉体の浸入を防止し、リングの取り外しも可能になる。
請求項4に係る発明によると、テーパ面により、ボデーとシール機構との間に空間を形成して粉体が堆積するのを防ぎ、シール機構の軸方向への移動を確保する。
本発明のボールバルブの実施形態を示した縦断面図である。 図1における要部拡大断面図である。 本発明のボールバルブの他の実施形態を示した要部拡大断面図である。
以下に、本発明におけるボールバルブの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1においては、本発明におけるボールバルブの縦断面図、図2においては、図1のボールバルブの要部拡大断面図を示している。
図において、本発明におけるボールバルブ(以下、バルブ本体1という)は、ボール2、上ステム3a、下ステム3bからなるステム3を有し、これらは何れも、例えばSUS材料により形成される。ボール2は貫通孔2aを有し、その表面には、ニッケルクロム合金等の材料により図示しない被覆層が施される。ボール2は、上下ステム3a、3bにより回転自在にバルブ本体1のボデー4内に支承されて、ボデー4の流路5を開閉可能に設けられている。ステム3によるボール2のボデー4への装着後には、このボデー4内部に設けられるキャビティ6がごく小さい容積に抑えられ、中間開度等にこのキャビティ6内に浸入する粉体の量が抑えられている。本実施形態のボデー4は、ボデー体4aとキャップ体4bとにより構成され、これらボデー体4a、キャップ体4bは、図示しないボルトナットにより一体化されている。
ボデー4におけるボール2の一方又は双方側には、流路5よりも拡径した環状の装着段部7が形成され、各装着段部7にはシール機構10が設けられる。これらシール機構10によりボール2がシールされ、本実施形態におけるバルブ本体1は、上下ステム3a、3bで支承したトラニオン構造であるため、一次側(上流側)に配置されたシール機構10で流路5方向に均等に確実にシール機能が働いてシール性が保持される。
ボデー4の装着段部7よりもボール2側には、この装着段部7よりも拡径した環状の拡径段部11が形成され、この拡径段部11には、内周環状突部12が設けられる。
ボデー4のシール機構10のボール2当接側とは反対側、すなわち、装着段部7の拡径段部11との反対側にはテーパ面13が設けられ、このテーパ面13は、シール機構10に向けて次第に拡径するように形成される。テーパ面13を設けることにより、ボデーとシール機構10との間に空間が形成され、この空間により粉体の堆積が防がれている。
シール機構10は、筒状のボールシート20、リテーナグランド21を装着して構成される。
ボールシート20は、SUS等の金属材料により設けられ、ボール2へのシール側であるシート部22と、このシート部22外周面から縮径した段部面23とを有している。シート部22の先端側には、ボール2に当接する環状のシール面24が設けられ、このシール面24は、ボール2表面に付着する粉体を掻取って、スクレーパ機構を発揮する形状に設けられている。シール面24の表面には、コバルトを主成分とし、クロム、タングステン等を含有する合金材料が硬化処理により施され、この被覆層により耐摩耗性が向上してかじり等が防止される。シート部22の外周面にはシール用Oリング25が装着される。
リテーナグランド21は、SUS等の剛性を有する金属材料により環状に設けられ、その内径φDgiは、ボールシート20の段部面23を嵌合可能な大きさに形成され、その外径は、ボデーの装着段部7に嵌合可能な大きさに形成される。これらにより、リテーナグランド21は、装着段部7に装着され、その内周側にボールシート20が装着される。リテーナグランド21の内外周面にはOリング26、27が装着され、これらOリング26、27により、ボールシート20、ボデー4内周との間がそれぞれシールされて流体の浸入が防がれる。
流路方向におけるリテーナグランド21と、ボデー4、内周環状突部12との間には、図2に示すようにクリアランスCが設けられ、このクリアランスCを介してリテーナグランド21が流路5方向に移動可能に設けられている。
リテーナグランド21のボールシート20側には、凹状の装着溝28が、例えば36か所に等間隔に設けられ、各装着溝28には、SUS材料等により形成されたスプリング30が装入される。このスプリング30を有するリテーナグランド21は、段部面23外周に装着され、スプリング30の弾発力により、ボールシート20がボール2方向に均等に押圧可能に設けられている。これにより、シール面24がボール2表面に均圧状態で当接可能に設けられ、より高いシール性能が発揮される。
リテーナグランド21におけるボデー4とのシール外径φDgoは、ボールシート20のシート部22における内周環状突部12とのシール外径φDsよりも大きく設定される。これにより、リテーナグランド21のシール外径φDgo側の流体受圧面積Sgoが、シート部22のシール外径φDs側の流体受圧面積Ssよりも大きくなる。その流体受圧面積の差Sgo−Ssは、1/4×π×(φDgo−φDs)となり、弁内圧力Pとしたときに、ボールシート20側からボール2側には、1/4×π×(φDgo−φDs)×Pの荷重が加わり、この荷重による力でボールシート20がボール2に押し付けられる。
スプリング30は、シール機構10とボデー4に形成される内周環状突部12とにより密封状態で内蔵され、この密封構造により一次側、二次側双方からの流体の浸入が防止され、スプリング30への粉体の付着が防がれている。
内周環状突部12は、環状リングにより設けられ、この環状リング12は、SUS材料により形成され、その外径が拡径段部11に装着可能な径、内径がシート部22を装着可能な径にそれぞれ設けられる。これによって、環状リング12は、外径側がボデー4内周に一体に設けられ、内径側にはOリング25を有するボールシート20が装着される。
前述したボールシート20は、この環状リング12、及びリテーナグランドに対して、摺動可能に設けられる。このとき、ボールシート20は、段部面23がリテーナグランド21の内周側に案内されて流路方向に移動し、シール面24がボール2に対して正確に当接して高シール性を発揮するようになっている。
環状リング12は、装着段部7にスプリング30を有するリテーナグランド21が装着された状態で、ボデー4のボール2側から拡径段部11に装着され、ボデー4内周に溶接又は圧接により一体化される。
なお、本実施形態において、シール機構10は、ボール2の双方向に配置されているが、これらのうち、少なくとも一方側(一次側)に設けられていればよく、この場合、トラニオン型ボールバルブとしての機能を発揮して一次側のシール性を確保できる。シール機構10をこのようにシングルシート構造に設けた場合であっても、バルブ本体1の向きを変えてこのシール機構10を一次側に配置するようにすれば、流路が逆向きになった場合にも対応できる。
本実施形態のように、ボール2の一次側、二次側の双方側にシール機構10を配設した場合、流路の向きが変わった場合にも、バルブ本体1の装着方向を変えることなく、一次側に設けられたシール機構10で漏れを防止できる。
また、環状リング12は、必ずしもボデー4内周に一体に固着されている必要はなく、ボデー4とは別体でシール状態に装着されていてもよい。
環状リング12は、例えば、直径方向に分割された分割リングであってもよく、この場合、分割リングを拡径段部11に装入することで装着が容易になり、装着後の分割リングを溶接や接着等により固着したり、或はシール状態に装着することでボデー4とのシール性を確保できる。
上記実施形態では、バルブ本体1のボデー4を、ボデー体4aとキャップ体4bとの二分割とした構造で説明したが、ボデー4をワンピース構造とし、本発明にかかるシール機構10を、ボデーの一方の流路開口部から挿入の上、流路を有するインサート部材を前記流路開口部に装着する構造であれば、内周環状突部を素材から一体成形したボデーを採用することができる。
次いで、本発明のボールバルブの上記実施形態における作用を説明する。
本発明のボールバルブは、ボール2を上下ステム3a、3bでトラニオン構造に支承しつつボール2にシール機構10を設けており、このシール機構10は、シート部22と段部面23を有する筒状のボールシート20と段部面23外周にスプリング30を有するリテーナグランド21を装着して構成されている。そして、スプリング30は、シール機構10とボデー4の内周環状突部12により密封状態で内蔵されている。これにより、ボール2が中間開度になり、流路5の一次側から貫通孔2aを介してキャビティ6内に流体に含まれる粉体が流入した場合でも、この粉体のスプリング30への付着を防ぎ、スプリング30の弾発力を確保しながらボールシート20をボール2方向に押圧する。
この場合、一次側から加わる流体圧は、リテーナグランド21の一次側全体に作用する。このとき、リテーナグランド21のボデー4とのシール外径φDgoを、シート部22における内周環状突部12とのシール外径φDsより大きく設定していることで、ボール2が中間開度になりボールシート20に二次側からの力が働く場合にも、いわゆる自緊力によってリテーナグランド21にボールシート20を押圧する方向の力を確実に働かせて、リテーナグランド21がボールシート20方向に移動しながらこのボールシート20を押圧する。
これにより、ボールシート20のボール2へのシール性を向上し、このボールシート20のシール面24にスクレーパ機能を発揮させてボール2表面に付着した粉体を掻取ることができる。
ここで、シール機構10の一次側と二次側とに流体圧が加わると、ボールシート20とリテーナグランド21は互いに接近し始め、クリアランスCが縮小し、ボールシート20とリテーナグランド21は、ボール2及びキャップ体4bとに対する反力が低下する。その後、ボールシート20とリテーナグランド21が当接すると、クリアランスCが無くなり、スプリング30の弾発力を、ボールシート20をボール2に押し付ける力として利用することはできなくなる。しかし、本発明の構造によれば、流体受圧面積Sgo>Ssの関係により、流体圧を利用して常にボールシート20をボール2に押圧することができる。
リテーナグランド21のシール外径φDgoと、シート部22のシール外径φDsとの寸法差は、バルブ本体1の使用圧力条件により、ボールシート20のスクレーパ機能の最適荷重を発生させるように環状リング12を寸法変更することで対応可能となる。これにより、使用圧力に応じてバルブ本体1を製作でき、製品の適用性も広がる。
環状リング12を溶接又は圧接によりボデー4内周に一体化して内周環状突部12を設ける構造であることにより、環状リング12の装着前にリテーナグランド21を装着段部7に装着し、このリテーナグランド21の上から環状リング12を拡径段部11に装着できる。このため、金属製のリテーナグランド21を、破損等を伴うことなくボール2装着側から簡単に装入でき、環状リング12の装着後には、この環状リング12の内径よりもリテーナグランド21のシール外径φDgoが大きいことから、リテーナグランド21の抜け出しを防止できる。
図3においては、本発明のボールバルブの他の実施形態を示している。なお、この実施形態において、前記実施形態と同一部分は同一符号によって表し、その説明を省略する。
この実施形態では、内周環状突部となる環状リング40の外周に雄ねじ41が形成され、内外周面には環状の装着凹溝42がそれぞれ形成されてこれら装着凹溝42、42にシール用Oリング43、44がそれぞれ装着される。
一方、この環状リング40が装着されるボデー4の拡径段部11には、雄ねじ41と螺合する雌ねじ45が形成されている。
このような構成により、環状リング40は、ボデー4と別体に設けられ、内外周面のOリング43、44によりボデー4とボールシート20との間にシール状態で、雄ねじ41と雌ねじ45との螺合でボデー4に着脱可能に装着される。この場合、環状リング12をボデー4に溶接や圧接したりすることなく、このボデー4のボール2側から取付けることでシール機構10の組込み作業が容易になり、環状リング12を取り外してボールシート20やリテーナグランド21の着脱も可能になる。そのため、これらの交換や清掃等のメンテナンス作業も簡単に実施可能となる。
さらには、ボールシート20側に環状リング12とのシール用Oリングを装着する必要もないことから、ボールシート20の形状を簡略化でき、その製作も容易になる。
1 バルブ本体
2 ボール
2a 貫通孔
3 ステム
4 ボデー
10 シール機構
12、40 環状リング(内周環状突部)
13 テーパ面
20 ボールシート
21 リテーナグランド
22 シート部
23 段部面
30 スプリング
φDgo リテーナグランドのシール外径
φDs ボールシートのシート部のシール外径

Claims (4)

  1. 貫通孔を有するボールをステムでボデー内に回転自在に支承し、ボールの一方又は双方側にシール機構を設けたボールバルブにおいて、前記シール機構は、シート部と段部面を有する筒状のボールシートと前記段部面外周にスプリングを有するリテーナグランドを装着して構成され、前記スプリングは、前記シール機構と前記ボデーの内周環状突部により密封状態で内蔵されると共に、前記リテーナグランドにおける前記ボデーとのシール外径を前記シート部における前記内周環状突部とのシール外径より大きく設定したことを特徴とするボールバルブ。
  2. 前記内周環状突部は、前記ボデー内周に環状リングをボデーと一体又はシール状態に装着した請求項1に記載のボールバルブ。
  3. 前記環状リングを前記ボデー内周に溶接又は圧接して一体化し、又は分割リングを前記ボデー内周にシール状態に設けた請求項2に記載のボールバルブ。
  4. 前記ボデーにおける前記シール機構のボール当接側とは反対側に、前記シール機構に向けて次第に拡径するテーパ面を形成した請求項1乃至3の何れか1項に記載のボールバルブ。
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