JP2002005313A - 鋼製弁のシート構造 - Google Patents

鋼製弁のシート構造

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JP2002005313A
JP2002005313A JP2000184503A JP2000184503A JP2002005313A JP 2002005313 A JP2002005313 A JP 2002005313A JP 2000184503 A JP2000184503 A JP 2000184503A JP 2000184503 A JP2000184503 A JP 2000184503A JP 2002005313 A JP2002005313 A JP 2002005313A
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Japan
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seat
valve
ball
ring
holder
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JP2000184503A
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Teruo Kizu
照雄 木津
Yoichi Toki
洋一 十亀
Takahiro Nakagawa
敬裕 中川
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Kyosei Corp
Original Assignee
Kyosei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量と材料コストを軽減して材料供給の安定
が図れ、溶接の熱影響による変形や歪みの発生がなく、
品質も向上する鋼製弁のシート構造を提供する。 【解決手段】 弁箱内に回転可能なボール3と、該ボー
ル3が摺接するシート構造5を設けた鋼製弁のシート構
造であって、このバルブシート構造5が、ボール3が摺
接するバルブシート24と、このバルブシート24を保
持するシートリング座22からなり、該シートリング座
22は弁箱と別体になっていて、シートホルダー6に対
して嵌合構造によって取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋼製弁において
弁体と両側流体通路の間をシールするためのシート構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、鋼製弁の一例としてボールバル
ブの構造を示し、両側に流体通路1、1を設けた弁箱2
内にボール(弁体)3を回転可能に組み込み、弁箱2の
上部に外部からボール3を回動するためのステム4を設
け、弁箱2内のボール3を挟む両側で流体通路1、1の
端部の位置に、ボール3と両側流体通路1、1の間をシ
ールするため、ボール3が摺接するバルブシート構造5
を設け、弁箱2の外部からステム4でボール3を回動操
作することにより両流体通路1、1の連通を開閉する構
造になっている。
【0003】図5と図6は、上記のようなボールバルブ
における従来のバルブシート構造5を示し、図5の例
は、弁箱2に対して固定配置となるシートホルダー6に
シートリング座7を鋳造により一体に設け、このシート
リング座7の端面で内周側に設けた凹溝8に、ボール3
が摺接するバルブシート9を組み込んだ構造になってい
る。
【0004】図6の例は、弁箱2に対して固定配置とな
るシートホルダー6の内部に、別体のシートリング座1
0を溶接11により固定し、このシートリング座10の
端面内周側に設けた凹溝8に、ボール3が摺接するバル
ブシート9を組み込んだ構造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の弁箱
2側のシートホルダー6とシートリング座7が鋳鍛造に
よる一体成形のバルブシート構造5では、鋳巣や割れな
どの欠陥が出やすく、品質の安定性に欠けると共に、製
造上余盛りが必要になり、鋼製弁全体の重量が重くな
り、材料コストが高くなるという問題がある。
【0006】また、後者の弁箱2側のシートホルダー6
に対してシートリング座10を溶接11したバルブシー
ト構造5では、溶接の熱影響による変形や歪みが発生
し、良品を得るには、技術的な精度や経験が必要にな
る。
【0007】そこで、この発明の課題は、重量と材料コ
ストを軽減して材料供給の安定が図れ、溶接の熱影響に
よる変形や歪みの発生がなく、品質も向上する鋼製弁の
シート構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、弁箱内に回転可能な弁体と、該
弁体が摺接するシート構造を設けた鋼製弁のシート構造
であって、このバルブシート構造が、弁体が摺接するバ
ルブシートと、このバルブシートを保持するシートリン
グ座からなり、該シートリング座が弁箱と別体になって
いる構成を採用したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0010】鋼製弁の一例であるボールバルブの構造
は、図4に示した通りであり、図4と同一部分には同一
符号を付して説明に代える。
【0011】図1乃至図3は、このようなボールバルブ
におけるシート構造の具体的な例を示している。
【0012】図1に示す第1の例のシート構造5は、弁
箱に対して固定配置となるシートホルダー6の端面で内
周側に環状の凹溝21を設け、この凹溝21内に、シー
トホルダー6と別体となる断面L字状のシートリング座
22を嵌挿し、凹溝21の内周面とシートリング座22
の外周面の嵌合面間にシール用のOリング23を設け、
上記シートリング座22の内部に、ボール3が摺接する
バルブシート24を組み込んだ構造になっている。
【0013】図2に示す第2の例のシート構造5は、弁
箱2に対して固定配置となるシートホルダー6を、外周
への膨出部25が設けられ、この膨出部25内の内端に
円筒部26を突設した構造に形成し、シートリング座2
2は膨出部25内に納まる断面L字状に形成され、その
背面に設けた筒体27を上記円筒部26に嵌合すること
によりシートホルダー6に取り付けられ、筒体27と円
筒部26の嵌合面間にシール用のOリング28を設け、
上記シートリング座22の内部に、ボール3が摺接する
バルブシート24を組み込んだ構造になっている。
【0014】図3に示す第3の例のシート構造5は、弁
箱2に対して固定配置となるシートホルダー6の端面で
内周側に環状となる段付きの凹溝29を設け、この凹溝
29内に、シートホルダー6と別体となり、凹溝29に
適合する段付きの断面形状のシートリング座22を嵌挿
し、凹溝29とシートリング座22の嵌合面間にシール
用のOリング30を設け、上記シートリング座22の内
部に、ボール3が摺接するバルブシート24を組み込ん
だ構造になっている。
【0015】上記第1乃至第3の各例において、バルブ
シート24は、ゴムの単用でもよいが、例えば、超高ニ
トリル系ゴムとテフロン粉末をブレンドしたものを使用
し、金属リングに焼き付け成形することにより形成して
もよく、超高ニトリル系ゴムによる耐ダスト性の向上お
よび、テフロンの混合により摩擦係数が下がり、ボール
3の操作に要するトルクが低下するという利点がある。
【0016】また、バルブシート24の外周面とシート
リング座22の嵌合面間にOリング31を組み込んだ例
を示している。
【0017】この発明のシート構造は、上記のような構
成であり、シートホルダー6に嵌合したシートリング座
22の内部にバルブシート24を組み込み、このバルブ
シート24にボール3を常時摺接させることにより、ボ
ール3の周面とシートホルダー6の端部の間において、
流体の漏れを防ぐためのシールをすることになる。
【0018】ここで、第1乃至第3の各例において、シ
ートホルダー6の端部にシートリング座22とバルブシ
ート24の納まる径と深さの環状の凹溝21や段付きの
凹溝29、膨出部25を設けることにより、シートホル
ダー6のこれらを設ける部分の厚みを薄くでき、鋳鍛造
における鋳巣や割れなどの欠陥の発生を防止できる。
【0019】また、シートリング座22は、シートホル
ダー6に対して嵌合構造によって取り付けるので、溶接
による固定のように、変形や歪みの発生がなく、構造も
比較的簡略化でき、品質および材料供給の安定性が図れ
る。
【0020】なお、図示の例では、流体通路1、1を形
成するスリーブパイプ32の端部にシートホルダー6を
設けたが、シートホルダー6は弁箱2に一体的に設ける
ようにしてもよい。
【0021】また、鋼製弁としてボールバルブを例示し
たが、鋼製弁はこれに限ることはなく、この発明のシー
ト構造5は弁体と流体通路のシールが必要な構造の弁に
広く適用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、鋼製
弁のバルブシート構造を、弁体が摺接するバルブシート
と、このバルブシートを保持するシートリング座で形成
し、該シートリング座を弁箱と別体にしたので、シート
リング座の取り付け部分を薄くでき、鋳鍛造における鋳
巣や割れなどの欠陥の発生を防止できると共に、重量と
材料コストを軽減して材料供給の安定が図れ、溶接の熱
影響による変形や歪みの発生がなく、鋼製弁の品質も向
上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート構造の第1の例を示す要部の縦断面図
【図2】シート構造の第2の例を示す要部の縦断面図
【図3】シート構造の第3の例を示す要部の縦断面図
【図4】鋼製弁であるボールバルブの基本的な構造の一
例を示す縦断面図
【図5】従来のシート構造の第1の例を示す要部の縦断
面図
【図6】従来のシート構造の第2の例を示す要部の縦断
面図
【符号の説明】
1 流体通路 2 弁箱 3 ボール 5 シート構造 6 シートホルダー 21 凹溝 22 シートリング座 24 バルブシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 敬裕 大阪市西区立売堀2丁目3番11号 株式会 社協成内 Fターム(参考) 3H054 AA03 BB16 BB17 BB30 CA26 CB24 CB34 CB35 CB36 CB38 CC05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に回転可能な弁体と、該弁体が摺
    接するシート構造を設けた鋼製弁のシート構造であっ
    て、このバルブシート構造が、弁体が摺接するバルブシ
    ートと、このバルブシートを保持するシートリング座か
    らなり、該シートリング座が弁箱と別体になっているこ
    とを特徴とする鋼製弁のシート構造。
JP2000184503A 2000-06-20 2000-06-20 鋼製弁のシート構造 Pending JP2002005313A (ja)

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