JP6128372B2 - 印刷機および印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、連続的に搬送される帯状の紙やフィルム等のウェブに対して印刷を行う印刷機および印刷方法に関する。
連続的に搬送される帯状の紙やフィルム等のウェブに対して多色刷りの印刷を行うためのオフセット輪転印刷機として様々なタイプのものが知られている。このようなオフセット輪転印刷機では、各色の印刷ユニットにおいて、インキつぼからインキを供給するとともに水舟から湿し水を供給し、多数のローラを経て版胴に取り付けられた版にインキと水を供給することによって当該版の外周面に画像を形成する。そして、この版からブランケット胴に取り付けられたブランケットにインキを一度転写し、このブランケットからウェブにインキを更に転写することにより当該ウェブに対して印刷を行う。ここで、ブランケットからウェブへのインキの転写について、インキを100%転写することができず、転写できないインキはブランケットに残留するようになる。また、印刷が行われるウェブが紙である場合には、この紙の種類によってはその表面に紙粉とよばれる粉状の紙くずが付着している場合があり、ブランケットからウェブにインキを転写する際に当該ブランケットに紙粉が付着する場合がある。上述したような現象によりブランケットの外周面にインキや紙粉が堆積していくと、印刷品質に悪影響を及ぼす「ブランケットパイリング」と呼ばれる現象が発生する。この現象が発生するとその近傍でブランケットからウェブへのインキの転写が阻止され、「カスレ」や濃度低下が生じることによって印刷品質が低下するため、印刷機を一旦停止してブランケットの洗浄を行い、堆積物を除去する必要がある。しかしながら、印刷機を途中で停止してブランケットの洗浄を行った場合には、生産効率が悪くなるという問題がある。
従来から、ブランケットパイリングの発生を防止する方法として、例えば特許文献1、2等に開示される方法が知られている。特許文献1には、オフセット輪転印刷機の多色刷りの版の中から複数の版を選び、それらの選ばれた複数の版の中から見当合わせの基準となる版を予め決められた順序および間隔で切り替えることによって、ブランケットに対するインキの転写位置が固定されないようにし、このことによりブランケットパイリングの発生を防止する方法が開示されている。また、特許文献2には、ブランケット胴に対する版胴の位相を所定の回転数ごとに少しずつ変化させ、インキの転写位置をずらすことにより、ブランケットにおける特定の箇所にインキや紙粉を堆積しにくくすることによって、ブランケットパイリングの発生を防止する方法が開示されている。
特許第4403306号 特開2009−262507号公報
しかしながら、上述したような従来のオフセット輪転印刷機では、ブランケット胴に取り付けられたブランケットの洗浄を行う作業の回数をできるだけ少なくするという目的を十分に達成することができないという問題がある。すなわち、特許文献1に開示されるような方法では、見当制御装置の動作範囲(数十μm程度)でしかブランケットに対するインキの転写位置を変えることができないため、比較的短時間にブランケットの特定位置にインキや紙粉等の堆積物が堆積してしまうという問題がある。また、特許文献2に開示される方法では、ブランケット胴に対する版胴の位相には物理的な限界があるため、各色の見当合わせを行う際にブランケット胴に対する版胴の位相を調整した後、この位相を所定の回転数ごとに少しずつ変化させた場合には、上述した物理的な限界位相までしか位相を変化させることができず、位相の変化量に限りがあるためブランケット胴に対する版胴の位相が物理的な限界位相に達するとブランケットの洗浄を行うしかないという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、ブランケットパイリングの発生を防止するとともに、印刷工程中においてブランケット胴に取り付けられたブランケットの洗浄を行う作業の回数をできるだけ少なくすることができる印刷機および印刷方法を提供することを目的とする。
本発明の印刷機は、連続的に搬送される帯状のウェブに対して印刷を行う印刷機であって、インキがその外周面に取り付けられた版に供給されるようになっている版胴と、その外周面に取り付けられたブランケットが前記版胴に取り付けられた版の外周面に接するよう設けられたブランケット胴であって、前記版から転写されたインキを前記ウェブに転写するためのブランケット胴と、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を調整する版胴位相調整部と、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を検出する版胴位相検出部と、前記ブランケット胴に対する前記版胴の目標位相を記憶する記憶部と、前記版胴位相検出部により検出された位相から前記記憶部に記憶された前記目標位相を減算することにより位相の変化量を算出し、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を前記変化量分だけ変化させるよう前記版胴位相調整部の制御を行う制御部と、を備え、前記記憶部に記憶された前記目標位相は、前記ブランケット胴に対する前記版胴の物理的な限界位相の上限値または下限値のうちいずれか一方の近傍値、または前記限界位相の上限値と下限値との範囲内で上限値または下限値から所定の数値分だけ変化させた値であり、前記制御部は、前記版胴位相調整部により位相の調整が行われた後、前記ウェブに対して印刷が行われている間に、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を、前記限界位相の上限値および下限値のうち前記目標位相から遠い側の値に近づくように少しずつずらすよう前記版胴位相調整部の制御を行うようになっていることを特徴とする。
このような印刷機によれば、ブランケットパイリングの発生を防止するために印刷工程中にブランケット胴に対する版胴の位相を変化させる回数を増やすことができ、このため印刷工程中においてブランケット胴に取り付けられたブランケットの洗浄を行う作業の回数を少なくすることができる。
本発明の印刷機においては、前記版胴および前記ブランケット胴からなる印刷ユニットが複数設けられており、前記版胴位相検出部は、各印刷ユニットにおける前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相をそれぞれ検出するようになっており、前記制御部は、各印刷ユニットについて前記版胴位相検出部により検出された位相から前記記憶部に記憶された目標位相を減算することにより位相の変化量を印刷ユニット毎に算出し、印刷ユニット毎に算出された複数の位相の変化量のうち最も絶対値が小さい変化量を選択し、各印刷ユニットにおける前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を、選択された前記変化量分だけそれぞれ変化させるよう前記版胴位相調整部の制御を行うようになっていてもよい。
あるいは、本発明の印刷機においては、前記版胴および前記ブランケット胴からなる印刷ユニットが複数設けられているとともに、各印刷ユニットにおけるウェブに対する印刷の見当ずれを検出する見当ずれ検出手段が設けられており、前記版胴位相検出部は、各印刷ユニットにおける前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相をそれぞれ検出するようになっており、前記制御部は、前記見当ずれ検出手段により検出された印刷の見当ずれが修正されるように前記版胴位相調整部により各印刷ユニットにおいて前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相がそれぞれ調整された後、各印刷ユニットについて前記版胴位相検出部により検出された位相から前記記憶部に記憶された目標位相を減算することにより位相の変化量を印刷ユニット毎に算出し、印刷ユニット毎に算出された複数の位相の変化量のうち最も絶対値が小さい変化量を選択し、各印刷ユニットにおける前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を、選択された前記変化量分だけそれぞれ変化させるよう前記版胴位相調整部の制御を行うようになっていてもよい。
この際に、前記記憶部に記憶された目標位相は、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相が最も遅れている前記下限値の近傍値であることがより好ましい。
本発明の印刷方法は、版胴に取り付けられた版からブランケット胴に取り付けられたブランケットに転写されたインキを、連続的に搬送される帯状のウェブに対して当該ブランケットから転写することにより、ウェブに対して印刷を行う印刷方法であって、前記ブランケット胴に対する前記版胴の目標位相を予め設定しておく工程と、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を検出する工程と、検出された位相から予め設定された前記目標位相を減算することにより位相の変化量を算出し、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を前記変化量分だけ変化させる工程と、を備え、予め設定される前記目標位相は、前記ブランケット胴に対する前記版胴の物理的な限界位相の上限値または下限値のうちいずれか一方の近傍値、または前記限界位相の上限値と下限値との範囲内で上限値または下限値から所定の数値分だけ変化させた値であり、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を前記変化量分だけ変化させた後、前記ウェブに対して印刷が行われている間に、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を、前記限界位相の上限値および下限値のうち前記目標位相から遠い側の値に近づくように少しずつずらす工程を更に備えた、ことを特徴とする。
このような印刷方法によれば、ブランケットパイリングの発生を防止するために印刷工程中にブランケット胴に対する版胴の位相を変化させる回数を増やすことができ、このため印刷工程中においてブランケット胴に取り付けられたブランケットの洗浄を行う作業の回数を少なくすることができる。
本発明の印刷機および印刷方法によれば、ブランケットパイリングの発生を防止するとともに、印刷工程中においてブランケット胴に取り付けられたブランケットの洗浄を行う作業の回数をできるだけ少なくすることができる。
本発明の実施の形態によるオフセット輪転印刷機の構成の概略を示す概略構成図である。 図1に示すオフセット輪転印刷機による印刷方法を示すフローチャートである。 各印刷ユニットにおけるブランケット胴に対する版胴の位相の大きさを示す表である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図3は、本実施の形態に係るオフセット輪転印刷機およびこのような印刷機による印刷方法を示す図である。このうち、図1は、本実施の形態によるオフセット輪転印刷機の構成の概略を示す概略構成図であり、図2は、図1に示すオフセット輪転印刷機による印刷方法を示すフローチャートである。また、図3は、各印刷ユニットにおけるブランケット胴に対する版胴の位相の大きさを示す図である。
図1に示すように、本実施の形態によるオフセット輪転印刷機(以下、単に印刷機ともいう)は、紙やフィルム等のウェブWの供給を行う給紙部10と、給紙部10から供給されたウェブWに対して各色の印刷を行う複数(具体的には、例えば4つ)の印刷ユニット20と、印刷ユニット20により印刷が行われたウェブWの乾燥を行う乾燥装置40と、乾燥装置40により乾燥が行われたウェブWの走行位置や走行姿勢を安定化させるためのウェブパス部50と、ウェブパス部50を通過したウェブWを縦に二つ折りした後、各印刷ユニット20によって印刷された絵柄を単位とした大きさにウェブWを断裁して折り畳むための折機60と、を備えている。
各印刷ユニット20には、上下一対の版胴22と、各版胴22に当接するよう設けられた上下一対のブランケット胴24とがそれぞれ設けられている。版胴22およびブランケット胴24の組合せ体が各印刷ユニット20において上下一対設けられていることにより、ウェブWの両面に対して一度に印刷を行うことができるようになっている。より詳細には、各印刷ユニット20において、インキつぼ(図示せず)からインキを供給するとともに水舟(図示せず)から湿し水を供給し、多数のローラを経て版胴22に取り付けられた版にインキと水を供給することによって当該版の外周面に画像を形成する。そして、この版からブランケット胴24に取り付けられたブランケットにインキを一度転写し、このブランケットからウェブWにインキを更に転写することにより当該ウェブWに印刷を行う。また、各印刷ユニット20において、ウェブWの幅方向における端部の近傍に見当マークが付けられるようになっている。
各印刷ユニット20の版胴22やブランケット胴24は、通常一式の原動部から駆動軸や歯車列で連結し同期して回転駆動されているが、各印刷ユニット20の版胴22はこれらの駆動系に対して版胴位相調整部26を介して連結されており、ブランケット胴24に対して回転方向および回転軸方向に、それぞれ独立して後述する制御部30からの信号に基づいてブランケット胴24に対する相対位置を変位させるよう構成されている。すなわち、版胴位相調整部26は、各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相を他の版胴22から独立して調整するようになっている。
また、図1に示すように、版胴位相調整部26には版胴位相検出部28が接続されている。版胴位相検出部28は、各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相をそれぞれ検出するようになっている。版胴位相検出部28は、例えば可変抵抗器からなり、ブランケット胴24に対する版胴22の位相が変化したときの抵抗値の変化を検出するようになっている。なお、版胴位相検出部28として、可変抵抗器以外のもの、具体的には例えばロータリエンコーダ等を用いてもよい。
なお、一般的には、各印刷ユニット20において、ブランケット胴24に対する版胴22の位相には物理的な限界がある。言い換えると、各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の物理的な限界位相の上限値および下限値が予め設定されており、版胴位相調整部26は、この限界位相の上限値や下限値を超えてブランケット胴24に対する版胴22の位相を調整することはできないようになっている。
図1に示すように、ウェブパス部50には、ウェブWに付けられた各見当マークを検出するための見当マーク検出器52が設けられている。このような見当マーク検出器52により、各印刷ユニット20においてウェブWの幅方向における端部の近傍に付けられた見当マークが検出されるようになっている。見当マーク検出器52による各見当マークの検出情報は後述する制御部30に送られるようになっている。
図1に示すように、本実施の形態の印刷機には、当該印刷機の各構成要素の制御を行う制御部30が設けられている。具体的には、版胴位相調整部26、版胴位相検出部28および見当マーク検出器52がそれぞれ制御部30に接続されており、制御部30は、版胴位相調整部26を制御することによって、各印刷ユニット20における、ブランケット胴24に対する版胴22の位相をそれぞれ調整するようになっている。また、図1に示すように、制御部30には記憶部32が接続されている。この記憶部32には、ブランケット胴24に対する版胴22の目標位相が記憶されるようになっている。目標位相の詳細については後述するが、本実施の形態では、ブランケット胴24に対する版胴22の物理的な限界位相の上限値または下限値のうちいずれか一方の近傍値を目標位相として記憶部32に記憶させるようになっている。更に好ましくは、記憶部32には、ブランケット胴24に対する版胴22の物理的な限界位相の上限値および下限値のうち、ブランケット胴24に対する版胴22の位相が最も遅れている下限値の近傍値が記憶されるようになっている。
次に、このような構成からなる印刷機による印刷方法について図2に示すフローチャートおよび図3に示す表を用いて説明する。以下に示す印刷方法は、制御部30が印刷機の各構成要素、とりわけ版胴位相調整部26を制御することにより行われるようになっている。なお、以下に示すような印刷方法において、図3に示すように、各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の物理的な限界位相の上限値および下限値はそれぞれ例えば2.0mm、−2.0mmとなっており、記憶部32には、目標位相が例えば−2.0mm(ブランケット胴24に対する版胴22の物理的な限界位相の下限値)であることが記憶されるようになっている。また、以下に示すような印刷方法では、ウェブWの片面のみに印刷を行うような態様について説明している。
図1に示すような印刷機によりウェブWに対する印刷を開始した段階では、各印刷ユニット20による印刷の見当合わせが行われていないことにより、見当ずれが発生してしまう。印刷の見当合わせを行うために、図2のSTEP1に示すように、各印刷ユニット20においてウェブWに付けられた各見当マークを見当マーク検出器52により検出し、制御部30において印刷の見当ずれ量を算出する。そして、制御部30は版胴位相調整部26を制御することにより、印刷の見当ずれが修正されるよう(すなわち、見当ずれ量が0にできるだけ近づくよう)、各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相を調整する(図2のSTEP2)。図3(a)は、印刷の見当合わせが行われたときの、各印刷ユニット20(印刷ユニットA〜印刷ユニットD)におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相を示している。具体的には、図3(a)に示すように、印刷の見当合わせが行われたときの、各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相はそれぞれ例えば1.0mm、−0.5mm、0.2mm、0.5mmとなる。このようなブランケット胴24に対する版胴22の位相は版胴位相検出部28により検出され、検出された位相情報は制御部30に送られる。
次に、図2のSTEP3に示すように、各印刷ユニット20について版胴位相検出部28により検出された位相(図3(a)に示す各印刷ユニットA〜Dの位相の大きさ)から、目標位相(−2.0mm)を減算することにより位相の変化量を印刷ユニット20毎に算出する。図3(a)に示す例では、位相の変化量は、それぞれ3.0mm、1.5mm、2.2mm、2.5mmとなる。そして、図2のSTEP4に示すように、複数の位相の変化量のうち最も絶対値が小さい変化量を選択する。図3(a)に示す例では、印刷ユニットBに対応する位相の変化量「1.5mm」を選択する。そして、図2のSTEP5に示すように、各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相から、選択された変化量(すなわち、1.5mm)分だけ減算する。選択された変化量分だけ減算された、各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相を図3(b)に示す。そして、版胴位相調整部26によって、各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相が図3(b)に示す値となるように位相の調整を行う。図3(b)に示すように、4つの印刷ユニットA〜Dのうち、見当合わせ後にブランケット胴24に対する版胴22の位相が元々目標位相−2.0mmに最も近かった印刷ユニットBについては、選択された変化量分だけ減算することにより、その位相は目標位相(−2.0mm)と同じ値となる。
その後、図2のSTEP6に示すように、印刷工程中においてブランケット胴24に対する版胴22の位相を版胴位相調整部26によって所定の回転数ごとに少しずつ変化させる。具体的には、版胴22が数百回転〜数千回転する度に、各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相を図3(b)に示す値から例えば0.01mmずつ増加させる。このことにより、ブランケット胴24に取り付けられたブランケットに対するインキの転写位置が少しずつずれるようになり、ブランケットにおける特定の箇所にインキや紙粉が堆積しにくくなるため、ブランケットパイリングの発生を防止することができる。また、図2のSTEP5に示すように、各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相を予め変化させておくことによって、印刷工程中にブランケット胴24に対する版胴22の位相を所定の回転数ごとに少しずつ変化させる際に、位相を変化させることができる回数を増やすことができる。すなわち、図3(a)に示すような、ブランケット胴24に対する版胴22の位相が調整される前の状態では、位相を変化させることができる回数は100回(=(2.0mm(限界位相の上限値)−1.0mm(4つの位相の中で最も値が大きい印刷ユニットAの位相))÷0.01mm)であるのに対し、図3(b)に示すような、ブランケット胴24に対する版胴22の位相が調整された後の状態では、位相を変化させることができる回数は250回(=(2.0mm(限界位相の上限値)−(−0.5mm(4つの位相の中で最も値が大きい印刷ユニットAの位相)))÷0.01mm)となり、後者の方が位相を変化させることができる回数が多いため、印刷工程中においてブランケット胴24に取り付けられたブランケットの洗浄を行う作業の回数を少なくすることができる。実際には、後者の場合には4つの位相の中で最も値が大きい印刷ユニットAの位相が限界位相の上限値に達する前に一つの印刷工程を終わらせることができる場合が多く、この印刷工程と次の印刷工程との間の待機期間中にブランケットの洗浄を行うことができるようになる。
なお、ブランケットパイリングの発生を防止するために、印刷工程中においてブランケット胴24に対する版胴22の位相を版胴位相調整部26によって所定の回転数ごとに少しずつ変化させる際に、ブランケット胴24に対する版胴22の位相を少しずつ増やしていく方法と、ブランケット胴24に対する版胴22の位相を少しずつ減らしていく方法とからなる2つの方法が考えられる。すなわち、前者の方法では、版胴22は、その印刷回転方向と同方向に位相が変化するのに対し、後者の方法では、版胴22は、その印刷回転方向と逆方向に位相が変化するようになる。経験的には、前者の方法のような、ブランケット胴24に対する版胴22の位相を、当該版胴22の印刷回転方向と同方向に変化させた方が、後者の方法と比較して、ダブリの現象(網点が伸びるようにウェブWにインキが転写してしまう現象)が発生しにくくなり、より良好な印刷品質が得られることが知られている。このため、印刷工程中においてブランケット胴24に対する版胴22の位相を版胴位相調整部26によって所定の回転数ごとに少しずつ変化させる際に、ブランケット胴24に対する版胴22の位相を少しずつ増やしていくことがより好ましいと考えられる。この場合、記憶部32に記憶される目標位相としては、ブランケット胴24に対する版胴22の物理的な限界位相の上限値または下限値のうち、ブランケット胴24に対する版胴22の位相が最も遅れている下限値の近傍値(図3に示す例では−2.0mm)を採用することが適している。記憶部32に記憶される目標位相として、ブランケット胴24に対する版胴22の位相が最も進んでいる限界位相の上限値の近傍値を採用した場合には、印刷工程中においてブランケット胴24に対する版胴22の位相を少しずつ減らしていく必要があるからである。
以上のように本実施の形態の印刷機および印刷方法によれば、印刷の見当ずれが修正されるように版胴位相調整部26により各印刷ユニット20においてブランケット胴24に対する版胴22の位相がそれぞれ調整された後(図2のSTEP2)、各印刷ユニット20について版胴位相検出部28により検出された位相から記憶部32に記憶された目標位相を減算することにより位相の変化量を印刷ユニット毎に算出し(図2のSTEP3)、印刷ユニット20毎に算出された複数の位相の変化量のうち最も絶対値が小さい変化量を選択し(図2のSTEP4)、各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相を、選択された変化量分だけそれぞれ変化させるようになっている(図2のSTEP5)。このことにより、ブランケットパイリングの発生を防止するために印刷工程中にブランケット胴24に対する版胴22の位相を変化させる回数を増やすことができ、このため印刷工程中においてブランケット胴24に取り付けられたブランケットの洗浄を行う作業の回数を少なくすることができる。
なお、本実施の形態による印刷機および印刷方法は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、記憶部32に記憶される目標位相は、ブランケット胴24に対する版胴22の物理的な限界位相の下限値の近傍値に限定されることはない。変形例に係る印刷機および印刷方法において、記憶部32に記憶される目標位相は、ブランケット胴24に対する版胴22の物理的な限界位相の上限値の近傍値であってもよい。この場合には、前述したようにダブリの現象が発生しやすくなるという問題はあるが、それでもブランケットパイリングの発生を防止するために印刷工程中にブランケット胴24に対する版胴22の位相を変化させる回数を増やすことができるという利点が得られる。また、記憶部32に記憶される目標位相は、ブランケット胴24に対する版胴22の物理的な限界位相の上限値や下限値の近傍値でなくてもよい。例えば、記憶部32に記憶される目標位相は、ブランケット胴24に対する版胴22の物理的な限界位相の上限値や下限値から所定の数値分だけ変化させた値であってもよい。具体的には、ブランケット胴24に対する版胴22の物理的な限界位相の上限値および下限値がそれぞれ例えば2.0mm、−2.0mmとなっているときに、記憶部32に記憶される目標位相を例えば1.5mmや−1.5mmとしてもよい。
また、図2のSTEP3〜STEP5に示すような、各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相を調整する動作は、必ずしも印刷の見当合わせを行った後に行う必要はない。印刷の開始後、図2のSTEP1、2に示すような印刷の見当合わせを行うことなく、図2のSTEP3〜5に示すように各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相を調整してもよい。
また、上述した態様では、各印刷ユニット20によりウェブWの片面のみに印刷を行う場合について説明したが、各印刷ユニット20によりウェブWの両面に印刷を行う場合でも、上述した方法と同様の原理により各印刷ユニット20におけるブランケット胴24に対する版胴22の位相を変化させてもよい。このことによって、ブランケットパイリングの発生を防止するために印刷工程中にブランケット胴24に対する版胴22の位相を変化させる回数を増やすことができ、このため印刷工程中においてブランケット胴24に取り付けられたブランケットの洗浄を行う作業の回数を少なくすることができるようになる。
また、本実施の形態による印刷機や印刷方法は、印刷ユニット20が複数設けられたような多色刷りのものに限定されることはない。単色刷りの印刷機でも、本実施の形態による原理を適用することができる。具体的には、単色刷りの印刷機では、版胴位相検出部28により検出される、ブランケット胴24に対する版胴22の位相は1つとなるが、制御部30は、この版胴位相検出部28により検出された位相から、記憶部32に記憶された目標位相を減算することにより位相の変化量を算出し、ブランケット胴24に対する版胴22の位相をこの変化量分だけ変化させるよう版胴位相調整部26の制御を行うようになる。言い換えると、制御部30は版胴位相調整部26を制御することにより、ブランケット胴24に対する版胴22の位相を、記憶部32に記憶された目標位相と同じ値にするようにする。この場合でも、ブランケットパイリングの発生を防止するために印刷工程中にブランケット胴24に対する版胴22の位相を変化させる回数を増やすことができ、このため印刷工程中においてブランケット胴24に取り付けられたブランケットの洗浄を行う作業の回数を少なくすることができる。
10 給紙部
20 印刷ユニット
22 版胴
24 ブランケット胴
26 版胴位相調整部
28 版胴位相検出部
30 制御部
32 記憶部
40 乾燥装置
50 ウェブパス部
52 見当マーク検出器
60 折機

Claims (5)

  1. 連続的に搬送される帯状のウェブに対して印刷を行う印刷機であって、
    インキがその外周面に取り付けられた版に供給されるようになっている版胴と、
    その外周面に取り付けられたブランケットが前記版胴に取り付けられた版の外周面に接するよう設けられたブランケット胴であって、前記版から転写されたインキを前記ウェブに転写するためのブランケット胴と、
    前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を調整する版胴位相調整部と、
    前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を検出する版胴位相検出部と、
    前記ブランケット胴に対する前記版胴の目標位相を記憶する記憶部と、
    前記版胴位相検出部により検出された位相から前記記憶部に記憶された前記目標位相を減算することにより位相の変化量を算出し、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を前記変化量分だけ変化させるよう前記版胴位相調整部の制御を行う制御部と、
    を備え
    前記記憶部に記憶された前記目標位相は、前記ブランケット胴に対する前記版胴の物理的な限界位相の上限値または下限値のうちいずれか一方の近傍値、または前記限界位相の上限値と下限値との範囲内で上限値または下限値から所定の数値分だけ変化させた値であり、
    前記制御部は、前記版胴位相調整部により位相の調整が行われた後、前記ウェブに対して印刷が行われている間に、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を、前記限界位相の上限値および下限値のうち前記目標位相から遠い側の値に近づくように少しずつずらすよう前記版胴位相調整部の制御を行うようになっている、印刷機。
  2. 前記版胴および前記ブランケット胴からなる印刷ユニットが複数設けられており、
    前記版胴位相検出部は、各印刷ユニットにおける前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相をそれぞれ検出するようになっており、
    前記制御部は、各印刷ユニットについて前記版胴位相検出部により検出された位相から前記記憶部に記憶された目標位相を減算することにより位相の変化量を印刷ユニット毎に算出し、印刷ユニット毎に算出された複数の位相の変化量のうち最も絶対値が小さい変化量を選択し、各印刷ユニットにおける前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を、選択された前記変化量分だけそれぞれ変化させるよう前記版胴位相調整部の制御を行うようになっている、請求項1記載の印刷機。
  3. 前記版胴および前記ブランケット胴からなる印刷ユニットが複数設けられているとともに、各印刷ユニットにおけるウェブに対する印刷の見当ずれを検出する見当ずれ検出手段が設けられており、
    前記版胴位相検出部は、各印刷ユニットにおける前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相をそれぞれ検出するようになっており、
    前記制御部は、前記見当ずれ検出手段により検出された印刷の見当ずれが修正されるように前記版胴位相調整部により各印刷ユニットにおいて前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相がそれぞれ調整された後、各印刷ユニットについて前記版胴位相検出部により検出された位相から前記記憶部に記憶された目標位相を減算することにより位相の変化量を印刷ユニット毎に算出し、印刷ユニット毎に算出された複数の位相の変化量のうち最も絶対値が小さい変化量を選択し、各印刷ユニットにおける前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を、選択された前記変化量分だけそれぞれ変化させるよう前記版胴位相調整部の制御を行うようになっている、請求項1記載の印刷機。
  4. 前記記憶部に記憶された目標位相は、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相が最も遅れている前記下限値の近傍値である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の印刷機。
  5. 版胴に取り付けられた版からブランケット胴に取り付けられたブランケットに転写されたインキを、連続的に搬送される帯状のウェブに対して当該ブランケットから転写することにより、ウェブに対して印刷を行う印刷方法であって、
    前記ブランケット胴に対する前記版胴の目標位相を予め設定しておく工程と、
    前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を検出する工程と、
    検出された位相から予め設定された前記目標位相を減算することにより位相の変化量を算出し、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を前記変化量分だけ変化させる工程と、
    を備え
    予め設定される前記目標位相は、前記ブランケット胴に対する前記版胴の物理的な限界位相の上限値または下限値のうちいずれか一方の近傍値、または前記限界位相の上限値と下限値との範囲内で上限値または下限値から所定の数値分だけ変化させた値であり、
    前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を前記変化量分だけ変化させた後、前記ウェブに対して印刷が行われている間に、前記ブランケット胴に対する前記版胴の位相を、前記限界位相の上限値および下限値のうち前記目標位相から遠い側の値に近づくように少しずつずらす工程を更に備えた、印刷方法。
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