JP2004082476A - 輪転印刷機の見当制御方法及び輪転印刷機 - Google Patents

輪転印刷機の見当制御方法及び輪転印刷機 Download PDF

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Noribumi Tasaka
田阪 範文
Kazunori Ikeda
池田 一規
Masayoshi Okuda
奥田 政義
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Abstract

【課題】輪転印刷機において、変速時の天地見当の変化を抑制し、印刷速度の変更に伴う損紙の発生を防止できるようにする。
【解決手段】速度変更時における各印刷ユニット4A,4B,4C,4Dにより印刷される絵柄の見当変化の特性を、輪転印刷機の運転状態を示すパラメータのうち見当変化特性を左右する特定のパラメータに関連付けて予測し、予測した見当変化特性に基づき絵柄間の天地見当のずれを打ち消すための各印刷ユニットの版胴5間の位相制御特性を予め設定してデータベース32に記憶しておく。そして、印刷速度の変更中は、データベース32に記憶された複数の位相制御特性の中から上記特定パラメータの現在値に応じた位相制御特性を選定し、選定した位相制御特性に基づき各印刷ユニットの版胴5間の位相関係を変化させていく。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の印刷ユニットを備えた多色刷りの輪転印刷機において各印刷ユニットで印刷される絵柄間の見当のずれを制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は新聞用オフセット輪転印刷機の要部を説明する概略構成図である。図4に示すように、この輪転印刷機では、リールスタンドに支持されている巻取り紙1から連続的に引き出された用紙2は、印刷部4にて両面に印刷を施された後、折部7にて適宜の大きさに断裁されるとともに折り畳まれ、最終製品である印刷物(新聞)として外部へ搬出される。なお、折部7の上流にはコンペンセータ駆動モータ9により図中矢印で示すように位置を調整されるコンペンセータロール8が装備されている。用紙2はコンペンセータロール8に巻き掛けられており、コンペンセータロール8の位置に応じて印刷部4から折部7に至る用紙2の走行長が調整される。
【0003】
印刷部4には、墨,藍,紅及び黄の4色に対応した4つの印刷ユニット4A,4B,4C,4Dが用紙2の走行方向に沿って並設されている。各印刷ユニット4A,4B,4C,4Dには、インキ供給装置20が備えられている(図中では印刷ユニット4Bの片側のみにインキ供給装置20を図示しているが、実際には全ての印刷ユニット4A,4B,4C,4Dの両側に備えられている)。インキ供給装置20から供給されるインキは、図示しないインキローラ群によって適度に練られながら版胴5に供給され、さらに版胴5からブランケット胴6を介して用紙2に転写されるようになっている。印刷ユニット4A,4B,4C,4D間の版胴5の位相関係は、各印刷ユニット4A,4B,4C,4Dによる各色の絵柄が用紙2上における同一領域で重なり合うように設定されており、このように各色が同一領域上で重ね合わされることで所望の多色絵柄が形成される。
【0004】
このようにして生産された印刷物の品質を測る基準の一つとして、絵柄の見当ずれの有無がある。絵柄の見当ずれは、各印刷ユニット4A,4B,4C,4Dから各色の絵柄が用紙2に印刷される際に、用紙2上での各色の絵柄の印刷位置が絵柄の天地方向(用紙2の流れ方向)に微妙にずれてしまうことによる。上記の従来の輪転印刷機では、各印刷ユニット4A,4B,4C,4Dは共通の図示しないメインシャフトに連結されており、メインモータ13からメインシャフトへの駆動力の入力によって互いに同期して回転するようになっているため、印刷ユニット4A,4B,4C,4D間の版胴5の位相関係は、回転速度によらず一定に保たれている。しかしながら、印刷中には、用紙2の伸び等によって印刷ユニット4A,4B,4C,4D間における用紙2の走行長さが微妙に変化し、この走行長の変化によって各色の絵柄の見当が天地方向に変化してしまう。
【0005】
そこで、従来の輪転印刷機では、各印刷ユニット4A,4B,4C,4Dにおいて本来の絵柄とは別に見当合わせのためのマーク(見当マーク)を用紙2上の同位置に印刷するとともに、印刷部4と折部7との間に用紙2の両側に向けてカメラ10A,10Bを配置している。カメラ10A,10Bは画像処理装置を備えた自動見当装置11に接続されており、自動見当装置11は同期用エンコーダ12からの同期信号により用紙2の走行速度に同期してカメラ10A,10Bを作動させ、用紙2の紙面の画像を所定回数取り込む。そして、自動見当装置11は、カメラ10A,10Bの撮影画像を平均処理して用紙2の見当マークを検出し、検出した各色の見当マークのずれ、具体的には、基準となる色(例えば紅)の見当マークに対する他の色(墨,藍,黄)の見当マークの天地方向位置のずれを計測し、計測した各色の見当マークのずれに応じて印刷ユニット4Cを基準として、他の印刷ユニット4A,4B,4Dの版胴5に備えられた図示しない位相制御用モータを制御し、基準印刷ユニット4Cと他の印刷ユニット4A,4B,4D間の版胴5の位相関係を修正している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常、輪転印刷機の運転開始時には刷版の交換等の調整が行われるが、このとき印刷機は、営業運転速度よりも低速の調整速度で運転されている。そして、調整の完了後は、調整速度から営業運転速度まで直線的に加速されるようになっている。なお、図4に示すいわゆるシャフト駆動形式の輪転印刷機では、印刷速度制御装置25によってメインモータ13の回転速度を制御することで、印刷速度を変更することができる。
【0007】
加速時には上述の用紙2の伸びが大きく、基準色(紅)の見当マークに対する各色(墨,藍,黄)の見当マークの見当ずれ(見当誤差量)は図5に示すように加速に合わせて直線的に拡大していく。このとき、自動見当装置11は、カメラ10A,10Bにより見当マークのずれを検出し、見当マークのずれを打ち消す方向に各印刷ユニット4A,4B,4C,4Dの位相制御用モータを制御し、版胴5の位相関係を修正しようとする。
【0008】
しかしながら、従来の輪転印刷機においては、自動見当装置11が設けられているにもかかわらず、加速時には印刷物に許容範囲(制御目標)を超えた天地見当のずれが発生することがある。これは、ハンチングを防止する必要から自動見当装置11のフィードバック制御の制御時定数が大きく設定されていることによる。つまり、加速中に天地見当のずれが発生した場合には、天地見当のずれ速度が大きいために、自動見当装置11のフィードバック制御では制御時定数上、追従することができない。このため、自動見当装置11による自動見当制御が有効になるまでに天地見当のずれ量が制御目標を大きく超えてしまうのである。また、安定した高精度な見当制御を行うためには、カメラ10A,10Bからの画像取込回数を増やして平均処理回数を増やすことになるが、回数を増やせばそれだけ制御遅れが大きくなり、制御目標からの偏差が広がってしまう。制御遅れを生じさせることなく画像取込回数を増やすためには、高速で画像を取り込める極めて高価な画像処理装置が必要になってしまう。
【0009】
このように、従来の輪転印刷機では、印刷速度の加速中は天地見当を有効に抑制することができなかった。このため、従来の輪転印刷機では、図6に示すように加速中に生産された印刷物は商品である「正紙」としての品質を具備させることができず、廃棄処分の対象である「損紙」として扱わなければならなかった。また、加速中に発生する見当のずれ量が大きいことから、営業運転速度に達した後も見当のずれ許容範囲内に収まるまでに暫くの時間がかかり、その間に生産された印刷物も「損紙」として扱わなければならなかった。
【0010】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたものであり、変速時の天地見当の変化を抑制して印刷速度の変更に伴う損紙の発生を防止できるようにした、輪転印刷機の見当制御方法及び輪転印刷機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
複数の印刷ユニットを備えた輪転印刷機において、印刷速度を第1の速度から第1の速度とは異なる第2の速度へ所定の変速特性に従って変更するときに生じる各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の天地見当のずれを、本発明は以下の制御方法を用いることによって抑制する。
【0012】
本発明の輪転印刷機の見当制御方法は、まず、上記の所定変速特性に従い印刷速度を変更した場合における各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当変化の特性を、輪転印刷機の運転状態を示すパラメータのうち見当変化特性を左右する特定のパラメータに関連付けて予測し、予測した見当変化特性に基づき各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の天地見当のずれを打ち消すための各印刷ユニットの版胴間の位相の制御特性を予め設定しておく。そして、印刷速度の変更中は、予め設定した複数の位相制御特性の中から特定パラメータの現在値に応じた位相制御特性を選定し、選定した位相制御特性に基づき各印刷ユニットの版胴間の位相関係を変化させていく。このように、各印刷ユニットの版胴間の位相関係を、現在の運転状態に応じた位相制御特性に従い変化させていくことで、天地見当のずれを確実に抑制することができ、その結果、印刷速度の変更に伴う損紙の発生を防止することができる。
【0013】
上記の見当制御方法において、見当変化特性を左右する特定パラメータとしては、例えば用紙に作用しているテンション値、複数の印刷ユニットへの入口部と複数の印刷ユニットからの出口部でのテンション差、各印刷ユニットで供給されているインキ量及び湿し水量が挙げられる。見当の変化は速度変更時の用紙の伸び等が原因であるが、用紙の伸び量はテンション値やテンション差によって変化し、また、インキや湿し水による湿り具合によっても変化するからである。
【0014】
なお、予め設定した複数の位相制御特性の中に特定パラメータの現在値に対応するものが存在しない場合には、次のような方法で予測すればよい。すなわち、位相制御特性が既に設定されている設定済特定パラメータ値の中から特定パラメータの現在値に近い少なくとも2つの設定済特定パラメータ値を選択する。そして、選択した設定済特定パラメータ値に対応する位相制御特性から特定パラメータの現在値に対応する位相制御特性を予測する。
【0015】
また、上記の見当制御方法において、印刷速度の変更中、上記の位相制御特性に基づき各印刷ユニットの版胴間の位相関係を変化させていくとともに、各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当のずれを検出し、検出したずれを打ち消す方向に版胴間の位相関係を自動修正するのも好ましい。このように、各印刷ユニットの版胴間の位相関係を見当変化特性に応じて設定した位相制御特性に従い変化させながら、見当ずれが生じた場合には、そのずれを打ち消す方向に版胴間の位相関係を自動修正することで、天地見当のずれをさらに抑制することができる。
【0016】
なお、本発明においては、第1の速度から第2の速度への印刷速度の変更は、加速でもよく減速でもよく、さらに、直線的な変速でも複雑なパターンでの変速でもよい。特に、時間に比例した一定割合での直線的な変速の場合には、見当も時間に比例して一定割合で変化するものと考えられるので、見当変化特性として各印刷ユニットにおける時間当たりの見当変化率を予測することができる。この場合の各印刷ユニットの版胴間の位相制御特性としては、時間に比例して一定割合で位相が変化するような特性に設定すればよい。そして、この場合は次のようにして位相制御特性を求めることができる。すなわち、各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当のずれに応じて各版胴の位相関係を自動修正しながら印刷速度を変速し、変速終了後、上記の自動修正により見当のずれが許容範囲に収まったら、変速開始前の各印刷ユニットの版胴の位相と変速終了後の各印刷ユニットの版胴の位相とに基づき、今回の印刷にかかる印刷条件に対応する位相制御特性を演算するのである。
【0017】
また、本発明は上記の見当制御方法を実施可能な輪転印刷機も提供する。
本発明の輪転印刷機は、用紙上の同一領域に印刷を施す複数の印刷ユニットと印刷速度を制御する印刷速度制御手段に加え、データベース、検出手段、及び見当予測修正手段を備えたことを特徴としている。本発明の輪転印刷機では、印刷速度制御手段には、印刷速度を第1の速度から第1の速度とは異なる第2の速度へ所定の変速特性に従って変更する機能を備える。そして、データベースには、上記の所定変速特性に従い印刷速度を変更した場合における各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当変化の特性を、輪転印刷機の運転状態を示すパラメータのうち見当変化特性を左右する特定のパラメータに関連付けて予測し、予測した見当変化特性に基づき各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当のずれを打ち消すための各印刷ユニットの版胴間の位相の制御特性を予め設定して記憶しておく。特に、印刷速度制御手段が第1の速度から第2の速度へ時間に比例した一定割合で印刷速度を変更する場合には、見当変化特性として各印刷ユニットにおける時間当たりの見当変化率を予測し、この見当変化率に応じた時間当たりの版胴の位相変化率を記憶してもよい。そして、見当予測修正手段には、データベースに記憶された複数の位相制御特性の中から、検出手段で検出された特定パラメータの現在値に応じた位相制御特性を選定し、印刷速度制御手段により印刷速度が変更されている間は、選定した位相制御特性に従い各印刷ユニットの版胴間の位相関係を変化させていく機能を備える。このように輪転印刷機を構成することで、上記の見当制御方法を実施することが可能になる。
【0018】
なお、上記の各輪転印刷機において、各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当のずれを検出し、検出されたずれを打ち消す方向に各版胴の位相関係を自動修正する自動見当修正手段をさらに備えてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる輪転印刷機の構成を示す概略図である。図1に示すように、本実施形態にかかる輪転印刷機は図4に示した従来の輪転印刷機とは制御装置の構成にのみ相違があり、印刷機本体の構成は同一である。ただし、これはあくまでも本発明の要部以外の説明を簡略化するためであり、本発明の見当制御方法の適用がこのような構成の輪転印刷機にのみ限定されることを意味するものではない。
【0020】
本実施形態にかかる輪転印刷機は、従来の自動見当装置(自動見当修正手段)11とは別に見当予測修正装置31を備えており、これら自動見当装置11と見当予測修正装置(見当予測修正手段)31とにより見当制御装置30が構成されている。見当予測修正装置31は、自動見当装置11がフィードバック制御により見当を修正するのに対し、フィードフォワード制御により見当を修正する機能を有している。
【0021】
見当予測修正装置31によるフィードフォワード制御は、具体的には次のようにして行われる。見当予測修正装置31は、印刷速度制御装置25からの加速信号を受けてフィードフォワード制御を実行する。印刷速度制御装置25はメインモータ13の回転速度を制御することで印刷速度を制御しており、印刷開始時には、図3に示すように一旦、調整速度まで直線的に印刷速度を加速させ、調整完了後、調整速度から営業運転速度まで再び直線的に、すなわち時間に比例した一定の割合で印刷速度を加速させるようになっている。そして、印刷終了時には、営業運転速度から停止状態まで直線的に印刷速度を減速させるようになっている。本実施形態では、調整速度から営業運転速度までの加速開始時にフィードフォワード制御開始のための加速信号が印刷速度制御装置25から見当予測修正装置31に連続的入力され、加速信号の入力の停止によりフィードフォワード制御が終了される。
【0022】
見当予測修正装置31によるフィードフォワード制御は、基準色(紅)の絵柄に対する他色(墨,藍,黄)の絵柄の天地見当の変化を打ち消すように、墨,藍,黄に相当する印刷ユニット4A,4B,4Dの版胴5の位相を変化させるものである。上述のように印刷速度の加速が直線的である場合には、天地見当の変化も一定の見当変化率での直線的な変化になる。したがって、見当予測修正装置31は、直線的に、すなわち時間に比例した一定の割合で各印刷ユニット4A,4B,4Dの版胴5の位相(紅の印刷ユニット4Cの版胴5を基準とした位相)を変化させるようになっている。当然、版胴5の位相変化方向や位相変化率は印刷ユニット4A,4B,4D毎に異なり、墨及び藍に対応する印刷ユニット4A,4Bの版胴5については進角側への位相変化であって、墨(印刷ユニット4A)の位相変化率は藍(印刷ユニット4B)の位相変化率よりも大きくする。一方、黄に対応する印刷ユニット4Dの版胴5については遅角側への位相変化とする。なお、ここでは三色目の印刷ユニット4Cの版胴5を基準としているが、勿論、他の何れかの印刷ユニット4A,4B,4Dの版胴5を基準としてもよい。
【0023】
ところで、本発明の創案過程において、同加速度での速度変更であっても、輪転印刷機の運転状態を示すパラメータのうち特定のパラメータが変化すれば天地見当の変化特性も異なったものになることが明らかになった。この特定パラメータの例を挙げれば、印刷部4内で用紙2に作用しているテンション値、印刷部4の入口と出口でのテンション差、各印刷ユニット4A,4B,4C,4Dで供給されているインキ量及び湿し水量が挙げられる。見当の変化は速度変更時の用紙2の伸び等が原因であるが、印刷部4内での用紙2の伸び量はテンション値によって変化し、さらにテンション差がある場合には、その差によっても用紙2の伸び状況は異なってくると考えられる。また、用紙2の伸び量はインキや湿し水による用紙2の湿り具合によっても変化すると考えられる。
【0024】
このようにテンション値,テンション差,インキ量及び湿し量が異なれば天地見当の変化特性が異なってくることから、フィードフォワード制御により見当変化を事前に抑制するためには、これら特定パラメータの現在値に応じて版胴5間の位相の制御特性を変える必要がある。そこで、本実施形態では、見当制御装置30にデータベース32を設け、時間に比例して各印刷ユニット4A,4B,4Dの版胴5の位相を変化させていくときの傾き(時間当たりの位相変化率)を位相制御係数(位相制御特性)として、加速度毎に、且つ、テンション値毎、テンション差毎、インキ量毎、湿し水量毎にデータベース32に記憶している。具体的には、位相制御係数は複数の係数の和や積として定義され、各係数にはそれぞれ別々の特定パラメータが関連付けられている。データベース32には、各係数と特定パラメータの値との対応関係が加速度毎に記憶されている。
【0025】
用紙2のテンション値及びテンション差は、テンション制御装置24から見当予測修正装置31に入力される。印刷部4の入口及び出口には、それぞれテンションピックアップセンサ22,23が備えられており、テンション制御装置24はテンションピックアップセンサ22,23からの検出信号に基づき印刷部4の入口及び出口における用紙2のテンション値を検出している。テンション制御装置24は、検出したテンション値に応じてコンペンセータ駆動モータ9を制御してコンペンセータロール8の位置を調整する機能も有している。インキ量及び湿し量は、インキ・湿し制御装置26から見当予測修正装置31に入力される。インキ・湿し制御装置26は、インキ供給装置20から版胴5へのインキ及び湿し水の供給量を制御する装置であり、各色の絵柄面積率や印刷速度に応じてこれら供給量を制御している。
【0026】
見当予測修正装置31は、印刷速度制御装置25により加速が開始され、テンション制御装置24及びインキ・湿し制御装置26から現在の運転状態を示す特定パラメータの現在値(テンション値及びテンション差、インキ量及び湿し量)に関する情報が入力されると、入力された特定パラメータの現在値を検索条件としてデータベース32を検索し、データベース32に記憶された複数の位相制御係数の中から各特定パラメータの現在値に応じた位相制御係数を選択するようになっている。そして、選択した位相制御係数に従い、図2(c)に示すような見当修正のためのパルス信号(FFパルス)を各印刷ユニット4A,4B,4Dの版胴5の位相を制御する図示しない位相制御用モータに出力するようになっている。位相制御係数はパルス信号の間隔であらわされ、位相制御係数が大きいほど短い間隔でパルス信号が出力される。また、位相制御係数が負の場合には位相制御モータを逆回転させるべく負のパルス信号が出力される。
【0027】
一方、自動見当修正装置11は、突発的な変動によって基準色(紅)の絵柄に対する他色(墨,藍,黄)の絵柄の天地見当の誤差が制御目標を超えたときには、その見当変化を打ち消す方向に図2(b)に示すような見当修正のためのパルス信号(FBパルス)を出力する。自動見当修正装置11から出力されたFBパルスと見当予測修正装置31から出力されたFFパルスとは、加算器33において図2(d)に示すように加算され、各印刷ユニット4A,4B,4Dの版胴5の位相を制御する図示しない位相制御用モータにモータ駆動信号(モータ駆動パルス)として入力される。
【0028】
したがって、本実施形態にかかる輪転印刷機では、調整速度から営業運転速度までの加速中には、基準印刷ユニット4Cに対する各印刷ユニット4A,4B,4Dの版胴5の位相は天地見当の変化を打ち消す方向に周期的に変化させられ、図2(a)に示すように見当誤差量は制御目標内に抑えられる。また、突発的な変動により版胴5の位相の変化が見当の変化に追いつかなかったり、逆に版胴5の位相の変化が大きすぎて逆方向に見当が変化したりするような状況が生じた場合には、自動見当修正装置11によるフィードバック制御によって、天地見当のずれを打ち消す方向に版胴5の位相の修正が行われ、見当誤差量は速やかに制御目標内に抑えられる。特に本実施形態では、見当のずれのほとんどはフィードフォワード制御によって事前に抑制されるので、フィードバック制御において制御遅れを考慮して平均回数等のフィルター定数を減らす必要がなく、高い精度でのフィードバック補正が可能である。
【0029】
これにより本実施形態にかかる輪転印刷機によれば、調整速度から営業運転速度までの加速中における天地見当のずれを抑制することができ、図3に示すように、調整速度から営業運転速度への加速期間中に生産される印刷物にも正紙としての品質を具備させることができる。つまり、本実施形態にかかる輪転印刷機によれば、加速に伴う損紙の発生を抑制して生産コストを低減することができる。
【0030】
なお、特定パラメータの現在値が初めての値であり、該当するデータ(位相制御係数)がデータベース32に存在しない場合には、位相制御特性が既に設定されている設定済の特定パラメータ値の中から特定パラメータの現在値に近い少なくとも2つの設定済特定パラメータ値を選択する。そして、加重平均等の手法により、選択した設定済特定パラメータ値に対応する位相制御特性を用いて特定パラメータの現在値に対応する位相制御特性を補間計算する。
【0031】
次に、加速直前における位相制御用モータのポテンションメータの値(平均値)と、そのときの印刷速度(版胴回転速度)もしくは速度平均値とを記憶する。そして、調整速度から営業運転速度までの加速中は、補間計算した位相制御係数に応じた見当修正信号を位相制御用モータに出力して、各版胴5の位相を天地見当の変化を打ち消す方向に変化させる。加速終了後は、自動見当装置11によるフィードバック制御によって見当変化が制御目標内に達した時点で、再び位相制御用モータのポテンションメータの値(平均値)と、そのときの印刷速度(版胴回転速度)もしくは速度平均値とを記憶する。そして、これら加速前と加速後の2つの時点でのポテンションメータ値と印刷速度、及び加速レート値とから、ポテンションメータ値変化量/速度変化時間を算出し、この算出値を今回の未知の特定パラメータ値に対応する位相制御係数としてデータベース32に記憶する。次回からは、この新たに記憶したデータを当該特定パラメータ値に対応する位相制御係数として使用することができる。
【0032】
また、ポテンションメータの値を使用せず、印刷紙面上の見当マークのずれから位相制御係数を算出することもできる。具体的には、自動見当制御装置11も見当予測修正装置31もともにオフにしておき(ただし、自動見当制御装置11の見当マークずれ量検知部のみ作動した状態とする)、加速開始前、加速終了後の各色の見当マークの位置をカメラ10A,10Bにより検出する。そして、基準となる色(紅)の見当マークに対する他の色(墨,藍,黄)の見当マークの天地方向位置のずれ量から、各印刷ユニット4A,4B,4Dに対応する位相制御係数を算出する。なお、この場合には加速中の見当制御を行わないので、加速中に生産された印刷物は損紙として扱われる。
【0033】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、加速中は自動見当制御装置11によるフィードバック制御を中止し、見当予測修正装置31によるフィードフォワード制御のみ実施するようにしてもよい。
【0034】
また、本発明は、上述の実施形態のように加速中の見当制御のみに適用が限定されるものではない。図3に示す場合では、印刷速度から停止までの減速中にも本発明の見当制御を適用することができる。この場合には、図3に示すように営業運転速度から停止直前の胴抜きまでの減速期間中に生産される印刷物にも正紙としての品質を具備させることができ、減速に伴う損紙の発生を抑制して生産コストをさらに低減することができる。さらに、図3に示すような一定の変化率での変速のみならず、より複雑な変速パターン(変速特性)での変速にも適用することができる。つまり、たとえ複雑な変速パターンであっても、同じ変速パターンであればそのときの見当変化のパターン(見当変化特性)は同じであるので、その見当変化パターンに基づき各印刷ユニットの版胴の位相制御特性を設定することで、各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の天地見当のずれを打ち消すことが可能になる。
【0035】
また、上述の実施形態では、輪転印刷機の運転状態を示すパラメータのうち見当変化特性を左右する特定のパラメータの現在値に関連付けて位相制御特性を設定しているが、さらに、見当変化特性を左右する特定の印刷条件(少なくとも一つのジョブを通して固定の条件)にも関連付けて位相制御特性を設定してもよい。ここでいう特定印刷条件としては、例えば、紙種や絵柄面積率が挙げられる。見当の変化は速度変更時の用紙の伸びに起因し、紙種が異なれば物性の違いにより用紙の伸び量が異なると考えられるからである。また、見当の変化はタック量の変化にも起因し、絵柄面積率が異なれば表面のインキ量の違いによってタック量も異なると考えられるからである。このように位相制御特性を印刷条件にも関連付けることで、各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の天地見当のずれをより確実に抑制することができる。
【0036】
さらに、本発明が適用される輪転印刷機は、上述の実施形態の構成のものに限定されない。例えば、より複数の印刷ユニットを備えた輪転印刷機にも適用することができる。また、メインシャフトを備えず印刷ユニット毎に駆動モータを備えた、いわゆるシャフトレス形式(個別駆動形式)の輪転印刷機にも適用することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の見当制御方法及びその方法を用いた輪転印刷機によれば、印刷速度の変更中、輪転印刷機の運転状態を示すパラメータのうち当該変速時の見当変化特性を左右する特定のパラメータに関連付けて設定した位相制御特性に従い各印刷ユニットの版胴間の位相関係を変化させていくことで、各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の天地見当のずれを確実に抑制することができ、その結果、印刷速度の変更に伴う損紙の発生を防止することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる輪転印刷機の構成を示す概略図である。
【図2】図1の輪転印刷機による見当制御の内容を説明するための図であり、(a)は加速中の見当誤差量の時間変化を示す図、(b)はフィードバック制御による見当修正信号(FBパルス)と加速時間との関係を示す図、(c)はフィードフォワード制御による見当修正信号(FFパルス)と加速時間との関係を示す図、(d)はFFパルスとFBパルスとを総合したモータ駆動信号(モータ駆動パルス)と加速時間との関係を示す図である。
【図3】図1の輪転印刷機における印刷速度制御のタイムチャートに正紙の生産領域を併せて示した図である。
【図4】従来の輪転印刷機の構成を示す概略図である。
【図5】従来の輪転印刷機における加速中の見当誤差量の時間変化を示す図である。
【図6】従来の輪転印刷機における印刷速度制御のタイムチャートに正紙の生産領域を併せて示した図である。
【符号の説明】
1 巻取り紙
2 用紙
3 インフィード部
4 印刷部
4A 印刷ユニット(墨)
4B 印刷ユニット(藍)
4C 印刷ユニット(紅)
4D 印刷ユニット(黄)
5 版胴
6 ブランケット胴
7 折部
8 コンペンセータロール
9 コンペンセータ駆動モータ
10A,10B カメラ
11 自動見当装置
12 同期用エンコーダ
13 メインモータ
20 インキ供給装置
22,23 テンションピックアップセンサ
24 テンション制御装置
25 印刷速度制御装置
26 インキ・湿し制御装置
30 見当制御装置
31 見当予測修正装置
32 データベース
33 加算器

Claims (9)

  1. 複数の印刷ユニットを備えた輪転印刷機における印刷速度を第1の速度から上記第1の速度とは異なる第2の速度へ所定の変速特性に従って変更するときの上記各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当のずれを制御する方法であって、
    上記変速特性に従い印刷速度を変更した場合における上記各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当変化の特性を、上記輪転印刷機の運転状態を示すパラメータのうち上記見当変化特性を左右する特定のパラメータに関連付けて予測し、
    上記予測した見当変化特性に基づき上記各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当のずれを打ち消すための上記各印刷ユニットの版胴間の位相の制御特性を予め設定しておき、
    印刷速度の変更中は、
    予め設定した複数の位相制御特性の中から上記特定パラメータの現在値に応じた位相制御特性を選定し、選定した位相制御特性に従い上記各印刷ユニットの版胴間の位相関係を変化させていく
    ことを特徴とする、輪転印刷機の見当制御方法。
  2. 上記特定パラメータに上記用紙に作用しているテンションの上記複数の印刷ユニットへの入口部と上記複数の印刷ユニットからの出口部でのテンション差が含まれる
    ことを特徴とする、請求項1記載の輪転印刷機の見当制御方法。
  3. 上記特定パラメータに上記各印刷ユニットで供給されているインキ量及び湿し水量が含まれる
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の輪転印刷機の見当制御方法。
  4. 予め設定した複数の位相制御特性の中に上記特定パラメータの現在値に対応するものが存在しない場合、位相制御特性が既に設定されている設定済特定パラメータ値の中から上記特定パラメータの現在値に近い少なくとも2つの設定済特定パラメータ値を選択し、選択した設定済特定パラメータ値に対応する位相制御特性から上記特定パラメータの現在値に対応する位相制御特性を補間する
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れかの項に記載の輪転印刷機の見当制御方法。
  5. 印刷速度の変更中、上記位相制御特性に従い上記各印刷ユニットの版胴間の位相関係を変化させていくとともに、さらに、上記各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当のずれを検出し、検出したずれを打ち消す方向に上記位相関係を自動修正する
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れかの項に記載の輪転印刷機の見当制御方法。
  6. 上記第1の速度から上記第2の速度への印刷速度の変更が時間に比例した一定割合での変速であり、上記見当変化特性として上記各印刷ユニットにおける時間当たりの見当変化率を予測する
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れかの項に記載の輪転印刷機の見当制御方法。
  7. 上記各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当のずれに応じて上記位相関係を自動修正しながら、上記第1の速度から上記第2の速度へ時間に比例した一定割合で印刷速度を変速し、変速開始前の上記各印刷ユニットの版胴の位相と変速終了後の上記各印刷ユニットの版胴の位相とに基づき上記位相制御特性を演算する
    ことを特徴とする、請求項6記載の輪転印刷機の見当制御方法。
  8. 用紙上の同一領域に印刷を施す複数の印刷ユニットと、
    印刷速度を第1の速度から上記第1の速度とは異なる第2の速度へ所定の変速特性に従って変更する印刷速度制御手段と、
    上記変速特性に従い印刷速度を変更した場合における上記各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当変化の特性を、輪転印刷機の運転状態を示すパラメータのうち上記見当変化特性を左右する特定のパラメータに関連付けて予測し、上記予測した見当変化特性に基づき上記各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当のずれを打ち消すための上記各印刷ユニットの版胴間の位相の制御特性を予め設定して記憶したデータベースと、
    上記特定パラメータの現在値を検出する検出手段と、
    上記データベースに記憶された複数の位相制御特性の中から上記検出手段で検出された上記特定パラメータの現在値に応じた位相制御特性を選定し、上記印刷速度制御手段により印刷速度が変更されている間は、選定した位相制御特性に従い上記各印刷ユニットの版胴間の位相関係を変化させていく見当予測修正手段とを備えた
    ことを特徴とする、輪転印刷機。
  9. 上記各印刷ユニットにより印刷される絵柄間の見当のずれを検出し、検出されたずれを打ち消す方向に上記位相関係を自動修正する自動見当修正手段をさらに備えた
    ことを特徴とする、請求項8記載の輪転印刷機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321139A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 新聞用オフセット輪転印刷機
JP2007168437A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Heidelberger Druckmas Ag 印刷機で被印刷体を選別する方法
JP2012245703A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Dainippon Printing Co Ltd グラビア印刷機およびその制御方法

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