JP6125269B2 - 車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ - Google Patents

車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ Download PDF

Info

Publication number
JP6125269B2
JP6125269B2 JP2013032067A JP2013032067A JP6125269B2 JP 6125269 B2 JP6125269 B2 JP 6125269B2 JP 2013032067 A JP2013032067 A JP 2013032067A JP 2013032067 A JP2013032067 A JP 2013032067A JP 6125269 B2 JP6125269 B2 JP 6125269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slave cylinder
cylinder
valve
chamber
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013032067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014163397A (ja
Inventor
薫 櫻井
薫 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
VEONEER NISSIN BRAKE SYSTEMS JAPAN CO.LTD.
Autoliv Nissin Brake Systems Japan Co Ltd
Original Assignee
VEONEER NISSIN BRAKE SYSTEMS JAPAN CO.LTD.
Autoliv Nissin Brake Systems Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by VEONEER NISSIN BRAKE SYSTEMS JAPAN CO.LTD., Autoliv Nissin Brake Systems Japan Co Ltd filed Critical VEONEER NISSIN BRAKE SYSTEMS JAPAN CO.LTD.
Priority to JP2013032067A priority Critical patent/JP6125269B2/ja
Publication of JP2014163397A publication Critical patent/JP2014163397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6125269B2 publication Critical patent/JP6125269B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

本発明は、車両用クラッチ機構のスレーブシリンダに係り、詳しくは、クラッチ操作子の操作により作動液を昇圧させるマスタシリンダの液圧室と、昇圧した作動液が供給されることによりクラッチを作動させるスレーブシリンダの液圧室とを接続する配管のスレーブシリンダ側に用いられるスレーブシリンダ用のコネクタの構造に関する。
車両用クラッチ機構では、クラッチ操作子の操作により作動液を昇圧させるマスタシリンダの液圧室と、昇圧した作動液が供給されることによりクラッチを作動させるスレーブシリンダの液圧室とが配管を介して接続されている。配管は、コネクタを介して、マスタシリンダとスレーブシリンダとに連結され、スレーブシリンダ側では、配管は、ピストンロッドの突出方向と平行に連結されるもの(例えば、特許文献1参照。)や、シリンダ底部に、シリンダ軸に沿って連結されるもの(例えば、特許文献2参照。)や、シリンダ軸と直交方向に連結されるもの(例えば、特許文献3参照。)等があった。
特許第4469776号 特開平5−164147号公報 特開平4−65257号公報
しかし、上述の特許文献1〜3のものでは、スレーブシリンダに対して配管が接続される方向が一方向に決まってしまい、配管のレイアウトに自由度がなかった。
そこで本発明は、配管の接続方向を変えることができ、レイアウトの自由度を向上させることができる車両用クラッチ機構のスレーブシリンダを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の第1の車両用クラッチ機構のスレーブシリンダは、クラッチ操作子の操作により作動液を昇圧させるマスタシリンダの液圧室と、昇圧した作動液が供給されることによりクラッチを作動させるスレーブシリンダの液圧室とを接続する配管を、スレーブシリンダ用コネクタを介して、前記スレーブシリンダに接続する車両用クラッチ機構のスレーブシリンダにおいて、前記スレーブシリンダ用コネクタは、第1筒体と、第1液通部を有する第2筒体とを屈曲して一体に形成したボディ部材と、前記第1筒体の一端部に形成される配管接続部となる雌ねじ部と、前記第2筒体の先端部に形成され、前記スレーブシリンダに回動可能に連結されるスレーブシリンダ接続部とを備え、前記第1筒体の内部には、前記雌ねじ部と、該雌ねじ部に連結された配管に連通する第2液通部と、該第2液通部に連続して小径孔と、中径孔と、大径孔とが順に貫通して形成され、前記小径孔には、弁座部材と、弁体及びスプリングを収容したケース部材とが配置され、前記大径孔に閉塞部材が装着されて前記小径孔及び前記中径孔にバルブ室が形成され、前記弁座部材は、前記バルブ室の前記第2液通部側端部に装着される大径の装着部と、該装着部よりも前記閉塞部材側に形成される中径のケース部材取付部と、該ケース部材取付部の閉塞部材側に形成される先端小径部とを備えると共に、内部には連通孔が貫通形成され、前記先端小径部の周壁には、前記連通孔と前記バルブ室の中径孔とを連通させるオリフィスが形成され、前記先端小径部の端面に、球状の弁体を着座させる弁座が形成され、前記マスタシリンダ側の液圧室から前記スレーブシリンダ側の液圧室へ作動液が流れる際には、前記弁体が前記弁座部材から離れて前記連通孔を開放し、前記スレーブシリンダ側の液圧室から前記マスタシリンダ側の液圧室へ作動液が供給される際には前記弁体が前記弁座部材に着座して前記連通孔の開口部を閉塞し、前記オリフィスを介して、開弁時の流量よりも少ない流量で作動液を前記連通孔に流入させることを特徴としている。
また、本発明の第2の車両用クラッチ機構のスレーブシリンダは、クラッチ操作子の操作により作動液を昇圧させるマスタシリンダの液圧室と、昇圧した作動液が供給されることによりクラッチを作動させるスレーブシリンダの液圧室とを接続する配管を、スレーブシリンダ用コネクタを介して、前記スレーブシリンダに接続する車両用クラッチ機構のスレーブシリンダにおいて、前記スレーブシリンダ用コネクタは、第1筒体と、第1液通部を有する第2筒体とを屈曲して一体に形成したボディ部材と、前記第1筒体の一端部に形成される配管接続部となる雌ねじ部と、前記第2筒体の先端部に形成され、前記スレーブシリンダに回動可能に連結されるスレーブシリンダ接続部とを備え、前記第1筒体の内部には、前記雌ねじ部と、該雌ねじ部に連結された配管に連通する第2液通部と、該第2液通部に連続して小径孔と、中径孔と、大径孔とが順に貫通して形成され、前記小径孔には、弁座部材と、弁体及びスプリングを収容したケース部材とが配置され、前記大径孔に閉塞部材が装着されて前記小径孔及び前記中径孔にバルブ室が形成され、前記弁座部材は、前記バルブ室の前記第2液通部側端部に装着される大径の装着部と、該装着部よりも前記閉塞部材側に形成される中径のケース部材取付部と、該ケース部材取付部の閉塞部材側に形成される先端小径部とを備えると共に、内部には連通孔が貫通形成され、前記先端小径部の端面に、球状の弁体を着座させる弁座が形成され、該弁座に前記連通孔と前記バルブ室の中径孔とを連通させる複数の溝が放射状に形成され、前記マスタシリンダ側の液圧室から前記スレーブシリンダ側の液圧室へ作動液が流れる際には、前記弁体が前記弁座部材から離れて前記連通孔を開放し、前記スレーブシリンダ側の液圧室から前記マスタシリンダ側の液圧室へ作動液が供給される際には前記弁体が前記弁座部材に着座して前記連通孔の開口部を閉塞し、前記複数の溝を介して、開弁時の流量よりも少ない流量で作動液を前記連通孔に流入させることを特徴としている
さらに、前記ケース部材は、前記弁座部材の装着部の外径と同一の外径を備え、前記弁座部材の先端小径部の先端側を支持する支持部と、前記弁体をガイドするガイド部とを備え、前記閉塞部材側の端部には、前記バルブ室内に突出して前記弁体の移動を規制するストッパ部が形成されていると好ましい。
る。
また、前記スレーブシリンダ用コネクタは、前記第1筒体と前記第2筒体とを側面視L字状に形成されていると好適である。
本発明の車両用クラッチ機構のスレーブシリンダによれば、スレーブシリンダ用コネクタは中間に屈曲部を備えると共に、スレーブシリンダ接続部をスレーブシリンダに回動可能に連結したことにより、配管接続部の向きを適宜変えることができ、配管のレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、スレーブシリンダ用コネクタにバルブ室を設け、マスタシリンダ側の液圧室からスレーブシリンダ側の液圧室へ作動液が流れる際には、弁体が弁座部材から離れて開弁し、弁座部材の連通孔を開放し、スレーブシリンダ側の液圧室からマスタシリンダ側の液圧室へ作動液が供給される際には、弁体が弁座部材に着座して連通孔を閉塞し、オリフィスを介して、開弁時の流量よりも少ない流量で作動液を連通孔に流入させることから、クラッチを切った状態からクラッチを入れる際に、作動液をスレーブシリンダ側の液圧室からマスタシリンダ側の液圧室にゆっくりと戻すことができるようになり、クラッチを良好に作動させることができる。
さらに、弁座部材には、弁体が着座した際に、開弁時の流量よりも少ない流量で、作動液を連通孔に流入させる複数の溝を開口部と一体に形成したことから、クラッチを操作したときに、作動液は複数の溝と開口部とに分散することなく流れるので、作動液の良好な流れを確保することができる。
また、スレーブシリンダ用コネクタを側面視L字状に形成することにより、コネクタを容易に形成することができ製造コストの低減化を図ることができる。
本発明の第1形態例を示す車両用クラッチ機構の説明図である。 同じくクラッチを切る際のスレーブシリンダ用コネクタの要部断面図である。 同じくクラッチを繋げる際のスレーブシリンダ用コネクタの要部断面図である。 本発明の第2形態例を示すスレーブシリンダ用コネクタの要部断面図である。
図1乃至図3は、本発明の第1形態例を示すもので、本形態例の車両用クラッチ機構1は、図1に示されるように、マスタシリンダ10と、スレーブシリンダ20と、リザーバ2と、マスタシリンダ10とスレーブシリンダ20とを繋ぐ配管3と、マスタシリンダ10とリザーバ2とを繋ぐホース4とを備えている。
マスタシリンダ10とスレーブシリンダ20とは、液圧シリンダとしての基本的な構成を共通としており、ハウジングとなるシリンダボディ10a,20aと、該シリンダボディ10a,20aに形成された有底のシリンダ孔10b,20bと、該シリンダ孔10b,20bに液密且つ移動可能に内挿されるマスタシリンダ側ピストン11及びスレーブシリンダ側ピストン21と、マスタシリンダ10のシリンダ孔10bの底部に画成されるマスタシリンダ側の液圧室12と、スレーブシリンダ20のシリンダ孔20bの底部に画成されるスレーブシリンダ側の液圧室22とをそれぞれ備えている。マスタシリンダ側の液圧室12に連通する配管接続孔13には、マスタシリンダ側コネクタ14が、スレーブシリンダ側の液圧室22に連通する配管接続孔23には、スレーブシリンダ側コネクタ30がそれぞれ挿入され、マスタシリンダ側コネクタ14とスレーブシリンダ側コネクタ30に、先端がフレア加工された前記配管3の端部がフレアナット3a,3bによってそれぞれ連結されることにより、マスタシリンダ側の液圧室12とスレーブシリンダ側の液圧室22とが配管3を介して連通した状態となる。
また、マスタシリンダ10のシリンダ孔10bの開口側にはマスタシリンダ側のピストンロッド15が、スレーブシリンダ20のシリンダ孔20bの開口側にはスレーブシリンダ側のピストンロッド24がそれぞれ内挿されており、スレーブシリンダ20のピストンロッド24は、保護ブーツ25により覆われている。さらに、マスタシリンダ10には液圧室12に連通するホース接続孔16に、ホース4の先端に装着されたリザーバ連結用コネクタ17が連結され、これによって液圧室12とリザーバ2とがリリーフポート10cとサプライポート10dとを介して連通した状態となる。また、マスタシリンダ10のピストンロッド15の外端にはクラッチペダル等のクラッチ操作子18が連結し、スレーブシリンダ20のピストンロッド24の外端にはクラッチを作動させるレリーズフォーク26の先端が当接している。
スレーブシリンダ側コネクタ30は、図1及び図2に示されるように、第1筒体30aと第2筒体30bとを側面視L字状に一体に形成したボディ部材31と、第1筒体30aの先端開口側(一端部)に形成される雌ねじ部31a(本発明の配管接続部)と、第2筒体30bの先端部(他端部)に形成されるスレーブシリンダ接続部31bとを備え、第1筒体30aの内部には、弁座部材32と、ケース部材33と、弁体34と、スプリング35とを備えたバルブ室36が形成されている。
スレーブシリンダ接続部31bは、第2筒体30bの先端側に形成される小径円筒部31cと、該小径円筒部31cに連続する中径円筒部31dとを備え、中径円筒部31dの外周には、抜止部材37が装着される装着溝が形成されると共に、小径円筒部31cと中径円筒部31dとの間の段部には、シール部材38が嵌着される。また、スレーブシリンダ接続部31bの内部には、小径円筒部31cの先端から第1筒体30aの内部に亘って、バルブ室36に連通する第1液通部39が形成されている。
第1筒体30aの内部には、前記雌ねじ部31aと、該雌ねじ部31aに連結された配管3に連通する第2液通部40と、該第2液通部40に連続して小径孔31eと、中径孔31fと、大径孔31gとが順に貫通して形成され、中径孔31fの側方に前記第1液通部39が連通している。小径孔31eには、弁座部材32と、弁体34及びスプリング35を収容したケース部材33とが配置され、前記大径孔31gに閉塞部材41がシール材42aと固定部材42bとを介して装着されることにより、小径孔31e及び中径孔31fにバルブ室36が形成される。
弁座部材32は、バルブ室36の第2液通部40側端部にシール材43を介して装着される大径の装着部32aと、該装着部32aよりも閉塞部材41側に形成される中径のケース部材取付部32bと、閉塞部材41側に形成される先端小径部32cとを備えた略円筒状に形成され、内部には第3液通部44(本発明の連通孔)が貫通形成されている。弁座部材32の第2液通孔40側の開口部には、第3液通部44内に突出するフィルタ32dが設けられ、ケース部材取付部32bの外周の、第2液通部40側には、ケース部材33を嵌着する嵌着溝32eが形成されている。また、先端小径部32cには、第3液通部44とバルブ室36の中径孔31fとを連通させるオリフィス32fが形成され、先端小径部32cの端面に、球状の弁体34を着座させる弁座32gが形成されている。
ケース部材33は、弁座部材32の装着部32aの外径と同一の外径を備えた円筒状に形成され、第2液通部40側の内周に、嵌着溝32eに嵌着される突部33aと、該突部33aよりも内周側に突出して、先端小径部32cの先端側を支持する支持部33bと、該支持部33bよりも内周側に突出すると共に、弁体34よりも僅かに大径に形成され、弁体34をガイドするガイド部33cとを備え、閉塞部材41側端部には、バルブ室36内に突出して弁体34の移動を規制するストッパ部33dが形成され、該ストッパ部33dの外側に、弁体34を弁座方向に付勢するスプリング35が配置されている。また、ガイド部33cの閉塞部材41側には、ガイド部33c内とバルブ室36の中径孔31fとを連通させる液孔33eが形成されると共に、ガイド部33cと支持部33bとに亘って、前記液孔33eとオリフィス32fとを連通させる複数の連通溝33fが形成されている。
このように形成されたスレーブシリンダ側コネクタ30は、スレーブシリンダ接続部31bがシール部材38を介して配管接続孔23内に挿入され、装着溝に抜止部材37を装着することにより、配管接続孔23に液密、且つ、360度回動可能に装着され、さらに、雌ねじ部31aに、配管3に装着されたフレアナット3bを螺着することにより、配管3が接続される。これにより、マスタシリンダ側の液圧室12とスレーブシリンダ側の液圧室22とが配管3を介して連結される。
なお、マスタシリンダ側コネクタ14とリザーバ連結用コネクタ17とは、周知のコネクタが用いられ、その詳細な説明は省略する。
上述のように本形態例のスレーブシリンダ側コネクタ30は、側面視L字状に屈曲して形成されると共に、配管接続孔23に、スレーブシリンダ接続部31bを中心に360度回動可能に連結されることから、配管3を接続する雌ねじ部31aの向きを、他の部品の配置に応じて適宜変えることができ、配管3のレイアウトの自由度を向上させることができる。
上述の車両用クラッチ機構1では、クラッチを切る際に、クラッチ操作子18が操作されると、ピストンロッド15がマスタシリンダ側ピストン11をシリンダ孔底部側に押し込む。このとき、マスタシリンダ側ピストン11がリリーフポート10cを通過すると、リザーバ2と液圧室12との連通が遮断され、液圧室12の作動液が昇圧される。昇圧された作動液は、マスタシリンダ側コネクタ14及び配管3を介して、図2に示されるように、スレーブシリンダ側コネクタ30の弁座部材32に形成された第3液通部44に流入する。作動液が第3液通部44に流れ込むことにより、弁体34がスプリング35の弾発力に抗して弁座32gから離れて開弁し、作動液がケース部材33内に流れ込む。ケース部材33内に流れ込んだ作動液は、液孔33e,バルブ室36の中径孔31f,第1液通部39を介して液圧室22に供給される。これにより、スレーブシリンダ側ピストン21がシリンダ孔開口側に押し込まれ、ピストンロッド24がレリーズフォーク26を押動して、クラッチを切る。
一方、クラッチを切った状態からクラッチを繋ぐ際には、クラッチ操作子18を初期状態に戻すことにより、ピストンロッド24が初期位置に復帰すると共に、作動液がスレーブシリンダ側の液圧室22からスレーブシリンダ側コネクタ30を介して、配管3を通ってマスタシリンダ側の液圧室12へ流入する。このとき、図3に示されるように、スレーブシリンダ側コネクタ30は、第1液通部39,バルブ室36の中径孔31fを介して液孔33eからケース部材33のガイド部33c内に作動液が流れ込み、流れ込む作動液の液圧とスプリング35の弾発力により、弁体34が弁座32gに着座し、第3液通部44の開口部44aが閉塞されるが、作動液は連通溝33fとオリフィス32fとを介して、開弁時の流量よりも少ない流量で第3液通部44に導入され、配管3から液圧室12に導入される。これにより、作動液が、スレーブシリンダ側の液圧室22から、配管3を介して、マスタシリンダ側の液圧室12にゆっくりと戻されるので、クラッチを良好に作動させることができる。
図4は、本発明の第2形態例を示すもので、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号をそれぞれ付して、その詳細な説明は省略する。
本形態例の弁座部材32は、座面32gに、第3液通部44に連通する4本の溝32h(本発明の複数の溝)が放射状に形成されている。これにより、マスタシリンダ側の液圧室12からスレーブシリンダ側の液圧室22へ作動液が供給される際には、弁体34が、弁座部材32の座面32gから離座して第3液通部44を開放し、液圧室22から液圧室12へ作動液が供給される際には、弁体34が座面32gに着座して第3液通部44の開口部44aを閉塞する。ただし、弁体34が弁座部材32に着座しても、作動液は、第3液通部44は4本の溝32hを介して、開弁時の流量よりも少ない流量でバルブ室36に導入され、液圧室12に導入される。これにより、クラッチを切った状態からクラッチを繋ぐ際に、作動液が、スレーブシリンダ側の液圧室22から、配管3を介して、マスタシリンダ側の液圧室12にゆっくりと戻されるので、クラッチを良好に作動させることができる。
尚、本発明は上述の形態例に限るものではなく、スレーブシリンダ側コネクタの弁部材や弁体を備えたバルブ室の構成は任意であり、また、弁部材やバルブ室を備えていないものでも良い。さらに、ボディ部材は側面視側面視L字状に形成されるものに限らず、ボディ部材の中間部に屈曲部が形成されていれば良い。また、マスタシリンダやスレーブシリンダの構造は任意であり、上述の形態例に限るものではない。
1…車両用クラッチ機構、2…リザーバ、3…配管、3a,3b…フレアナット、4…ホース、10…マスタシリンダ、10a…シリンダボディ、10b…シリンダ孔、10c…リリーフポート、10d…サプライポート、11…ピストン、12…液圧室、13…配管接続孔、14…マスタシリンダ側コネクタ、15…ピストンロッド、16…ホース接続孔、17…リザーバ連結用コネクタ、18…クラッチ操作子、20…スレーブシリンダ、20a…シリンダボディ、20b…シリンダ孔、21…ピストン、22…液圧室、23…配管接続孔、24…ピストンロッド、25…保護ブーツ、26…レリーズフォーク、30…スレーブシリンダ側コネクタ、30a…第1筒体、30b…第2筒体、31…ボディ部材、31a…雌ねじ部、31b…スレーブシリンダ接続部、31c…小径円筒部、31d…中径円筒部、31e…小径孔、31f…中径孔、31g…大径孔、32…弁座部材、32a…装着部、32b…ケース部材取付部、32c…先端小径部、32d…フィルタ、32e…嵌着溝、32f…オリフィス、32g…弁座、32h…溝、33…ケース部材、33a…突部、33b…支持部、33c…ガイド部、33d…ストッパ部、33e…液孔、33f…連通溝、34…弁体、35…スプリング、36…バルブ室、37…抜止部材、38…シール部材、39…第1液通部、40…第2液通部、41…閉塞部材、42a…シール材、42b…固定部材、43…シール材、44…第3液通部、44a…開口部

Claims (4)

  1. クラッチ操作子の操作により作動液を昇圧させるマスタシリンダの液圧室と、昇圧した作動液が供給されることによりクラッチを作動させるスレーブシリンダの液圧室とを接続する配管を、スレーブシリンダ用コネクタを介して、前記スレーブシリンダに接続する車両用クラッチ機構のスレーブシリンダにおいて、
    前記スレーブシリンダ用コネクタは、第1筒体と、第1液通部を有する第2筒体とを屈曲して一体に形成したボディ部材と、前記第1筒体の一端部に形成される配管接続部となる雌ねじ部と、前記第2筒体の先端部に形成され、前記スレーブシリンダに回動可能に連結されるスレーブシリンダ接続部とを備え、
    前記第1筒体の内部には、前記雌ねじ部と、該雌ねじ部に連結された配管に連通する第2液通部と、該第2液通部に連続して小径孔と、中径孔と、大径孔とが順に貫通して形成され、
    前記小径孔には、弁座部材と、弁体及びスプリングを収容したケース部材とが配置され、前記大径孔に閉塞部材が装着されて前記小径孔及び前記中径孔にバルブ室が形成され、
    前記弁座部材は、前記バルブ室の前記第2液通部側端部に装着される大径の装着部と、該装着部よりも前記閉塞部材側に形成される中径のケース部材取付部と、該ケース部材取付部の閉塞部材側に形成される先端小径部とを備えると共に、内部には連通孔が貫通形成され、
    前記先端小径部の周壁には、前記連通孔と前記バルブ室の中径孔とを連通させるオリフィスが形成され、前記先端小径部の端面に、球状の弁体を着座させる弁座が形成され、
    前記マスタシリンダ側の液圧室から前記スレーブシリンダ側の液圧室へ作動液が流れる際には、前記弁体が前記弁座部材から離れて前記連通孔を開放し、前記スレーブシリンダ側の液圧室から前記マスタシリンダ側の液圧室へ作動液が供給される際には前記弁体が前記弁座部材に着座して前記連通孔の開口部を閉塞し、前記オリフィスを介して、開弁時の流量よりも少ない流量で作動液を前記連通孔に流入させることを特徴とする車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ。
  2. クラッチ操作子の操作により作動液を昇圧させるマスタシリンダの液圧室と、昇圧した作動液が供給されることによりクラッチを作動させるスレーブシリンダの液圧室とを接続する配管を、スレーブシリンダ用コネクタを介して、前記スレーブシリンダに接続する車両用クラッチ機構のスレーブシリンダにおいて、
    前記スレーブシリンダ用コネクタは、第1筒体と、第1液通部を有する第2筒体とを屈曲して一体に形成したボディ部材と、前記第1筒体の一端部に形成される配管接続部となる雌ねじ部と、前記第2筒体の先端部に形成され、前記スレーブシリンダに回動可能に連結されるスレーブシリンダ接続部とを備え、
    前記第1筒体の内部には、前記雌ねじ部と、該雌ねじ部に連結された配管に連通する第2液通部と、該第2液通部に連続して小径孔と、中径孔と、大径孔とが順に貫通して形成され、
    前記小径孔には、弁座部材と、弁体及びスプリングを収容したケース部材とが配置され、前記大径孔に閉塞部材が装着されて前記小径孔及び前記中径孔にバルブ室が形成され、
    前記弁座部材は、前記バルブ室の前記第2液通部側端部に装着される大径の装着部と、該装着部よりも前記閉塞部材側に形成される中径のケース部材取付部と、該ケース部材取付部の閉塞部材側に形成される先端小径部とを備えると共に、内部には連通孔が貫通形成され、
    前記先端小径部の端面に、球状の弁体を着座させる弁座が形成され、該弁座に前記連通孔と前記バルブ室の中径孔とを連通させる複数の溝が放射状に形成され、
    前記マスタシリンダ側の液圧室から前記スレーブシリンダ側の液圧室へ作動液が流れる際には、前記弁体が前記弁座部材から離れて前記連通孔を開放し、前記スレーブシリンダ側の液圧室から前記マスタシリンダ側の液圧室へ作動液が供給される際には前記弁体が前記弁座部材に着座して前記連通孔の開口部を閉塞し、前記複数の溝を介して、開弁時の流量よりも少ない流量で作動液を前記連通孔に流入させることを特徴とする車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ。
  3. 前記ケース部材は、前記弁座部材の装着部の外径と同一の外径を備え、前記弁座部材の先端小径部の先端側を支持する支持部と、前記弁体をガイドするガイド部とを備え、前記閉塞部材側の端部には、前記バルブ室内に突出して前記弁体の移動を規制するストッパ部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ。
  4. 前記スレーブシリンダ用コネクタは、前記第1筒体と前記第2筒体とを側面視L字状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ。
JP2013032067A 2013-02-21 2013-02-21 車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ Active JP6125269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013032067A JP6125269B2 (ja) 2013-02-21 2013-02-21 車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013032067A JP6125269B2 (ja) 2013-02-21 2013-02-21 車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014163397A JP2014163397A (ja) 2014-09-08
JP6125269B2 true JP6125269B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=51614209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013032067A Active JP6125269B2 (ja) 2013-02-21 2013-02-21 車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6125269B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6114786Y2 (ja) * 1981-05-19 1986-05-08
JPS647920U (ja) * 1987-07-04 1989-01-17
JPH0469486A (ja) * 1990-07-06 1992-03-04 Takahashi Sangyo Kk 管継手
JP2528895Y2 (ja) * 1990-11-07 1997-03-12 自動車機器株式会社 クラッチ倍力装置
JP2008157385A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Aisin Seiki Co Ltd バルブ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014163397A (ja) 2014-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012501426A5 (ja)
US11118737B2 (en) Compact gas cylinder valve with residual pressure function
KR20100080767A (ko) 유압 부품
JP6125254B2 (ja) 車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ用コネクタ
WO2015063922A1 (ja) サーモエレメント及びサーモエレメントを組み込むサーモバルブ
JP2020505279A5 (ja)
JP6475527B2 (ja) フロントフォーク
JP2008222214A5 (ja)
JP2016508587A (ja) オーバーフロー弁
JP6125269B2 (ja) 車両用クラッチ機構のスレーブシリンダ
JP5172804B2 (ja) 管継手の雌型継手部材
JP4690430B2 (ja) 定流量弁
JP2008081100A5 (ja)
JP2013213560A (ja) 切替弁及びその使用方法
JP5608118B2 (ja) 車両用液圧マスタシリンダ
JP6655928B2 (ja) リリーフ弁
US20090013685A1 (en) Master cylinder for vehicle brake system
JP2013203121A (ja) シリンダ装置
CN103003114A (zh) 具有流动凹槽的主缸
JP2001255942A (ja) 減圧弁装置
CN109404597A (zh) 用于使可移动管道朝向密封偏置的装置
JP2004299546A (ja) マスタシリンダ装置
JP6774796B2 (ja) シリンダ装置
TWI826499B (zh) 用於自行車或用於包括浮閥的機車的液壓操作裝置
CN111226046B (zh) 控制阀

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151125

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160122

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160215

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20160615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6125269

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250