JP2008081100A5 - - Google Patents

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Claims (14)

  1. リザーバから作動液が導入され内部に圧力室を有するシリンダ本体と、前記リザーバから前記圧力室に作動液を補給する補給通路と、前記シリンダ本体内に摺動自在に嵌合されて前記圧力室を画成するとともに摺動位置に応じて前記補給通路を連通、遮断するピストンと、前記補給通路をバイパスして前記リザーバと前記圧力室を連通し、前記圧力室内の圧力が前記リザーバの圧力よりも低いときに開弁して作動液を前記リザーバから前記圧力室へ流通させる逆止弁機構を有するバイパス通路と、を備えたマスタシリンダにおいて、
    前記逆止弁機構は、一端が開口したバルブケースと前記一端の開口を閉塞する蓋体とからなるカートリッジと、該カートリッジ内に収容され弁座に離着座する弁体と、前記カートリッジ内に収容され前記弁体を着座する方向に付勢する付勢手段と、を備え、前記弁体および前記付勢手段を収容した前記カートリッジが前記バイパス通路内に連通配置されていることを特徴とするマスタシリンダ。
  2. 前記バイパス通路は、前記逆止弁機構が設けられる弁室を有し、該弁室を前記リザーバおよび前記圧力室に連通し、前記弁室は、前記シリンダ本体に一体に形成された凹部と、この凹部を閉塞する蓋部材とにより構成され、前記弁体および前記付勢手段を収容した前記カートリッジが前記弁室内に配置されて前記リザーバおよび前記圧力室に連通していることを特徴とする請求項1に記載のマスタシリンダ。
  3. 前記弁体は、付勢手段により弁座に向けて付勢されたリフト弁であり、該リフト弁は、弁座に離着座する弁部と摺動部とを有し、前記カートリッジには、前記摺動部を摺動可能に案内するガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のマスタシリンダ。
  4. 前記ガイド部は、前記バルブケースに設けられ、前記弁体は、前記バルブケースのガイド部に摺動する摺動部が設けられ、前記弁体の摺動部は断面略円形状で前記摺動部の摺動方向長さは該摺動部の直径よりも長く設定されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のマスタシリンダ。
  5. 前記カートリッジの蓋体は、前記弁室の蓋部材により構成されていることを特徴とする請求項2に記載のマスタシリンダ。
  6. 前記蓋部材は、有底筒状であり、内周側が前記バルブケースと嵌合し、外周側が前記弁室の凹部の内周にシール部材により液密に嵌合されていることを特徴とする請求項5に記載のマスタシリンダ。
  7. 前記バルブケースと蓋体の間には環状弾性部材が設けられ、該環状弾性部材により前記バルブケースと蓋体とが固定されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のマスタシリンダ。
  8. 前記カートリッジは、前記弁体が重力方向に移動するように前記バイパス通路内に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のマスタシリンダ。
  9. 前記カートリッジは、前記弁体が重力方向に移動するように前記弁室内に配置され、前記弁室の上端は、前記リザーバよりも重力方向下方に配置され、前記バイパス通路のうちの、前記弁室と前記リザーバを連通するリザーバ通路は、前記弁室の上端に接続されていることを特徴とする請求項2、5、6のいずれかに記載のマスタシリンダ。
  10. 前記バルブケースには、前記カートリッジが前記弁室に嵌合されたときに、前記弁室内をリザーバ側連通空間と圧力室側連通空間に画成する環状シール部材が設けられていることを特徴とする請求項2、5、6、のいずれかに記載のマスタシリンダ。
  11. 前記バルブケースに前記弁座が設けられ、該弁座には、前記リザーバと連通する軸方向孔が形成され、前記バルブケースの周面には前記圧力室と連通する径方向孔が設けられていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のマスタシリンダ。
  12. 前記リフト弁の弁部は、前記摺動部と一体の弁部本体と、これに取り付けられて前記弁座に接離するゴム製の弁シートとを有し、該弁シートは、所定以上の圧力で前記弁座に押圧されたときに前記リフト弁の摺動方向に圧縮され、前記弁部本体は、このときに前記弁座に当接することを特徴とする請求項3に記載のマスタシリンダ。
  13. リザーバから作動液が導入されるシリンダ本体と、このシリンダ本体内に摺動自在に嵌合されてシリンダ本体内に圧力室を画成するピストンと、前記シリンダ本体に形成されて前記リザーバから前記圧力室に作動液を補給する補給通路と、この補給通路をバイパスして前記リザーバと前記圧力室を連通するバイパス通路と、このバイパス通路に介装されて前記圧力室内の圧力が前記リザーバの圧力よりも低いときに開弁する逆止弁機構と、を備えたマスタシリンダの製造方法において、
    一端が開口し他端側の内面に弁座を有するバルブケースと前記一端の開口を閉塞する蓋体とからなるカートリッジを用意する工程と、 該カートリッジ内に、前記バルブケースの弁座に離着座する弁体および該弁体を着座方向に付勢する付勢手段を収容する工程と、 前記弁体および前記付勢手段を収容した前記カートリッジを前記バイパス通路内に連通配置する工程と、を有することを特徴とするマスタシリンダの製造方法。
  14. マスタシリンダのシリンダ本体に設けられる圧力室にリザーバから作動液を補給する補給通路をバイパスして前記リザーバと前記圧力室を連通するバイパス通路に設けられる逆止弁機構であって、
    前記逆止弁機構は、一端が開口したバルブケースと、前記一端の開口を閉塞する蓋体と、該カートリッジ内に収容され弁座に離着座する弁体と、前記カートリッジ内に収容され前記弁体を着座する方向に付勢する付勢手段と、を備え、前記弁体および前記付勢手段を収容した前記バルブケースの一端の開口を蓋体により閉塞してサブアセンブリ体としたことを特徴とする逆止弁機構。
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