JP2005104332A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. ホイールシリンダに対してフェイルセーフ弁を介して接続されるタンデム型マスタシリンダと、該マスタシリンダ内のプライマリピストンとセカンダリピストンとの間に画成される液圧室のブレーキ液を導入して、ブレーキペダルの必要なストロークを確保するストロークシミュレータとを備え、前記マスタシリンダと前記ストロークシミュレータとを連通するシミュレータ通路を、前記マスタシリンダのシリンダ本体からストロークシミュレータへ延ばしたマスタシリンダ装置において、後退位置にあるセカンダリピストンに係合して該シミュレータ通路を開き、かつ前記セカンダリピストンの後退位置からの前進に応じて該シミュレータ通路を閉じる開閉手段を前記シミュレータ通路に配設し、該開閉手段は、ポペット弁と前記セカンダリピストンの動きと連動して前記ポペット弁を開閉弁させる揺動レバーとを備えていることを特徴とするマスタシリンダ装置。
2. 前記ポペット弁は弁体とこれが着座する弁座とを有し、前記開閉手段は、ポペット弁の弁体と揺動レバーとがケーシング内に納められてユニット化されていることを特徴とする請求項１に記載のマスタシリンダ装置。
3. 前記ポペット弁は前記セカンダリピストンの移動方向と直交する方向に移動する弁体とこれが着座する弁座とを有して前記シミュレータ通路を開閉し、前記揺動レバーは前記セカンダリピストンの動きと連動して揺動すると共に前記セカンダリピストンの移動方向をこれと直交する方向の動きに変換して前記ポペット弁の弁体を弁座に離着座し、前記セカンダリピストンが後退位置にあるとき、前記揺動レバーはセカンダリピストンに係合し前記ポペット弁の弁体を弁座から離間して前記シミュレータ通路を開き、また、前記セカンダリピストンがその後退位置からその前進位置への移動に応じて、前記揺動レバーは前記セカンダリピストンと共に揺動して前記ポペット弁の弁体を弁座に着座して前記シミュレータ通路を閉じることを特徴とする請求項１または２に記載のマスタシリンダ装置。
4. ホイールシリンダに対してフェイルセーフ弁を介して接続されるタンデム型マスタシリンダと、該マスタシリンダのシリンダ本体内に配置されるプライマリピストンとセカンダリピストンとの間に画成される液圧室のブレーキ液を導入して、ブレーキペダルの必要なストロークを確保するストロークシミュレータと、前記マスタシリンダと前記ストロークシミュレータとを連通するシミュレータ通路と、前記シミュレータ通路に配置された開閉手段と、を備え、前記ストロークシミュレータは、前記マスタシリンダのシリンダ本体とは別体に形成されて前記シリンダ本体に直結され前記シミュレータ通路の一部となる通液路が形成されたシミュレータ本体と、該シミュレータ本体内に摺動可能に配置されて前記通液路よりのブレーキ液圧に応じて移動するストロークピストンとからなり、前記開閉手段は、前記シミュレータ通路を開閉するポペット弁であって、該ポペット弁は、前記シミュレータ本体に前記通液路の開口を囲むように形成された弁座と前記セカンダリピストンの動きと連動して前記弁座に離着座する弁体とからなり、前記セカンダリピストンが後退位置にあるとき、前記ポペット弁の弁体は前記セカンダリピストンにより前記弁座から離間して前記シミュレータ通路を開き、また、前記セカンダリピストンがその後退位置からその前進位置への移動に応じて、前記ポペット弁の弁体は前記セカンダリピストンと共に移動して前記弁座に着座し前記シミュレータ通路を閉じることを特徴とするマスタシリンダ装置。
5. 前記シミュレータ本体は、凹部を有し、該凹部の底面に前記ポペット弁の弁座が形成されると共に、前記該凹部内に前記ポペット弁の弁体を収納していることを特徴とする請求項４に記載のマスタシリンダ装置。