JP6125170B2 - ウェーハの加工方法 - Google Patents

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本発明は、光デバイスウェーハなどのウェーハの加工方法に関し、特に、支持部材に貼着されたウェーハを研削して所定の厚みへと薄化するウェーハの加工方法に関する。
近年、小型軽量な光デバイスを実現するために、光デバイスウェーハを薄化することが求められている。光デバイスウェーハは、表面の分割予定ラインで区画される各領域に光デバイスが形成された後、裏面を研削されることで薄化される。この薄化の際には、光デバイスを保護するために、光デバイスウェーハの表面に保護テープを貼着させるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
ところで、光デバイスウェーハの剛性は、薄化されるにつれて著しく低下する。このため、光デバイスウェーハは、研削処理の進行に伴い大きく反らされてしまい、割れやクラックなどの発生する可能性が高くなる。また、光デバイスウェーハの外周部がナイフエッジ化されて薄くなると、外周部においてクラックや割れ、欠けなどを生じる恐れもある。
研削に伴う上述の問題を解消するため、剛体の支持部材に被加工物である光デバイスウェーハを貼着して研削する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この方法では、剛体でなる支持部材で光デバイスウェーハを支持することにより光デバイスウェーハは補強されるので、研削時における光デバイスウェーハの反りなどを抑制して破損を防止できる。
特開平5−198542号公報 特開2004−207606号公報
上述の研削方法において、被加工物である光デバイスウェーハは、例えば、固定剤となる樹脂を介して支持部材の表面に固定され、所定の厚みまで研削される。研削後の光デバイスウェーハは、樹脂を軟化させた上で引き剥がすように支持部材から分離される。ところが、薄化後の光デバイスウェーハの剛性は極めて低くなっているので、支持部材を剥離させる際に光デバイスウェーハは破損される恐れがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、薄く研削されたウェーハから支持部材を剥離させる際のウェーハの破損を防止できるウェーハの加工方法を提供することを目的とする。
本発明のウェーハの加工方法は、表面に分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウェーハを該分割予定ラインに沿って分割するウェーハの加工方法であって、表面粗さがウェーハの表面粗さより粗い金属性の支持部材に外部刺激により硬化する樹脂を塗布し、ウェーハの表面を対面させウェーハを該樹脂に埋没させてウェーハの外周全周に渡って該樹脂がウェーハの裏面まで隆起するまでウェーハを押圧して載置し、該樹脂に外部刺激を与えて硬化させウェーハを該支持部材上に貼着固定するウェーハ貼着工程と、該ウェーハ貼着工程を実施した後に、ウェーハの裏面からウェーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線の集光点をウェーハの内部に位置付けて該分割予定ラインに沿って照射し、ウェーハの内部に改質層を形成する改質層形成工程と、該改質層形成工程の後に、該支持部材側を保持テーブルで保持してウェーハの裏面を研削し所定厚みへと薄化すると共に研削動作により該改質層を起点としてウェーハを該分割予定ラインに沿って分割する研削工程と、該研削工程を実施した後に、該裏面にエキスパンドテープを貼着するエキスパンドテープ貼着工程と、金属性の該支持部材は外部からの力により湾曲可能な厚さに形成されており、該エキスパンドテープ貼着工程を実施した後に、該樹脂を軟化させた後に該支持部材を湾曲させて該支持部材及び該樹脂を剥離する除去工程と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、金属製の支持部材でウェーハを支持させるので、研削時のウェーハの撓みは抑制されてウェーハを十分に薄く加工できる。また、金属製の支持部材は、外部からの力により湾曲可能な厚さに形成されているので、剥離時に支持部材を湾曲させて、ウェーハと支持部材との剥離性を高めることができる。よって、薄く加工されたウェーハから支持部材を剥離させる際のウェーハの破損を防止できる。さらに、ウェーハは、樹脂に埋没された状態で研削されることにより個々のデバイスに分割されるので、分割の際のデバイスの動きは樹脂によって抑制される。よって、デバイスの動きに起因する分割の不具合を防止できる。また、ハンドリング時におけるデバイスの欠けなどを防止できる。
本発明によれば、薄く研削されたウェーハから支持部材を剥離させる際のウェーハの破損を抑制できるウェーハの加工方法を提供できる。
本実施の形態のウェーハ貼着工程において支持部材に樹脂が塗布される様子を示す図である。 本実施の形態のウェーハ貼着工程においてウェーハが押圧される様子を示す図である。 本実施の形態のウェーハ貼着工程において樹脂が硬化される様子を示す図である。 本実施の形態の改質層形成工程においてウェーハに改質層が形成される様子を示す図である。 本実施の形態の研削工程においてウェーハが研削される様子を示す図である。 本実施の形態のエキスパンドテープ貼着工程においてウェーハにエキスパンドテープが貼着される様子を示す図である。 本実施の形態の除去工程においてウェーハから支持部材及び樹脂が剥離される様子を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下においては、光デバイスウェーハを加工対象とするウェーハの加工方法について説明するが、本発明の加工対象となるウェーハは、光デバイスウェーハに限定されるものではない。
本実施の形態のウェーハの加工方法は、ウェーハ貼着工程、改質層形成工程、研削工程、エキスパンドテープ貼着工程、及び除去工程を含む。ウェーハ貼着工程では、樹脂を塗布された金属製の支持部材にウェーハの表面を対向させてウェーハを押圧し、樹脂を硬化させてウェーハを支持部材に貼着固定する。改質層形成工程では、ウェーハの分割予定ラインに沿ってレーザー光線を照射し、分割の起点となる改質層を形成する。研削工程では、ウェーハの裏面側を研削してウェーハを薄化すると共に、改質層を起点にウェーハを分割する。エキスパンドテープ貼着工程では、ウェーハの裏面にエキスパンドテープを貼着する。除去工程では、樹脂を軟化させると共に、支持部材を湾曲させてウェーハから支持部材及び樹脂を剥離する。
本実施の形態で用いられる金属製の支持部材は、研削工程において要求される高い支持性と、除去工程において要求される高い剥離性とを併せ備えている。このため、本実施の形態に係るウェーハの加工方法により、ウェーハを薄く研削した上で支持部材を容易に剥離させることができる。また、本実施の形態のウェーハの加工方法において、ウェーハは、樹脂に埋没された状態で研削されることにより個々のデバイスに分割されるので、分割の際のデバイスの動きを抑制して不具合の発生を防止できる。以下、本実施の形態に係るウェーハの加工方法の詳細について説明する。
図1から図3を参照してウェーハ貼着工程について説明する。図1は、ウェーハ貼着工程において樹脂が塗布される様子を示す図であり、図2は、ウェーハ貼着工程においてウェーハが押圧される様子を示す図であり、図3は、ウェーハ貼着工程において樹脂が硬化される様子を示す図である。
図1Aに示すように、ウェーハ貼着工程では、まず、樹脂塗布装置1において支持部材Sの表面S1に樹脂Rが塗布される。樹脂塗布装置1は、下方に向けて液状物を吐出可能なノズル11を備えており、このノズル11から、ウェーハWを支持部材Sに固定するための固定剤となる樹脂Rが吐出される。樹脂Rを塗布された後には、図1Bに示すように、支持部材Sの表面S1とウェーハWの表面W1(図1において不図示、例えば、図2参照)とが向き合うように、支持部材Sの上方にウェーハWが位置付けられる。そして、ウェーハWと支持部材Sとで樹脂Rが挟まれるように、樹脂Rの塗布された領域上にウェーハWが重ねられる。
ウェーハWは、略円板形状を有するサファイア基板の表面に窒化ガリウム系化合物半導体層が積層された光デバイスウェーハである。ウェーハWの表面W1(図2参照)には、格子状の分割予定ライン(不図示)が設けられており、この分割予定ラインで区画された各領域には光デバイス(不図示)が形成されている。
支持部材Sは、外力により湾曲可能な厚さに形成された略円板形状を有するアルミニウム板である。この支持部材Sは、ウェーハWの全体を支持可能なように、ウェーハWより大面積に構成されている。支持基板Sの表面S1の表面粗さは、光デバイスウェーハWの表面W1の表面粗さより粗くなっている。このため、支持基板Sと樹脂Rとの接触面積は、光デバイスウェーハWと樹脂Rとの接触面積より広くなり、樹脂Rは支持基板S側に強固に密着される。表面粗さは、例えば、サンドブラストや粗い研削処理などで粗くできる。
樹脂Rは、紫外光を照射されることで硬化される無溶剤の光硬化樹脂(光硬化性樹脂)である。この樹脂Rは、図1Aに示すように、樹脂塗布装置1のノズル11から支持部材Sの表面S1の中央付近に滴下されるように塗布される。なお、本実施の形態では、光硬化樹脂を用いる例を示しているが、外部刺激により硬化する樹脂Rであれば、光硬化樹脂でなくとも良い。例えば、樹脂Rとして、熱硬化樹脂(熱硬化性樹脂)などを用いることもできる。
支持部材S上にウェーハWを重ねた後には、図2に示すように、プレス装置2でウェーハWを支持部材Sに押圧させる。プレス装置2は、ポーラスセラミック材による吸着面を有する保持テーブル21を備えている。保持テーブル21に支持部材Sの裏面S2を吸着させることで、ウェーハWは、支持部材Sを介して保持テーブル21上に保持される。保持テーブル21の上方には、ウェーハWの裏面W2を押圧する押圧部22が上下動可能に設けられている。
押圧部22とウェーハWの裏面W2とを接触させ、押圧部22により下向きの力を加えると、ウェーハWと支持部材Sとの間隔は狭まり、樹脂Rは塗布された位置から放射状に広がる。押圧部22の押圧力をさらに強めると、図2に示すように、ウェーハWは樹脂Rに埋没される。ウェーハWを樹脂Rに埋没させると、ウェーハWの外周全周において樹脂Rは隆起された状態になり、樹脂RはウェーハWの裏面W2側にまで回り込む。隆起されて裏面W2側に回り込んだ状態の樹脂Rを硬化させることで、ウェーハWを支持部材Sに強固に固定できる。
ウェーハWを押圧した後には、図3に示すように、紫外光照射装置3で樹脂Rに紫外光UVを照射させる。紫外光照射装置3は、支持部材Sの配置される保持テーブル31と、保持テーブル31の上方の紫外光源32とを備えている。紫外光照射装置3の保持テーブル31には支持部材Sが配置され、紫外光源32からウェーハWの裏面W2側に紫外光UVが照射される。
ウェーハWは、所定波長の紫外光UVを透過させるサファイア基板で構成されているので、照射された紫外光UVは、ウェーハWを透過して樹脂Rに到達する。ウェーハWを介して紫外光UVの照射された樹脂Rは、化学反応により硬化され、ウェーハWは支持部材Sに固定される。なお、硬化された樹脂Rは、後の研削工程でウェーハWと共に研削可能である。
ウェーハ貼着工程の後には、改質層形成工程が実施される。図4は、改質層形成工程においてウェーハに改質層が形成される様子を示す図である。改質層形成工程では、図4に示すように、レーザー加工装置5により分割の起点となる改質層W3が形成される。レーザー加工装置5は、ポーラスセラミック材による吸着面を有する保持テーブル51と、保持テーブル51の上方の加工ヘッド52とを備えている。
ウェーハWは、支持部材Sを介して保持テーブル51に保持される。また、加工ヘッド52の射出口がウェーハWの分割予定ラインに位置付けられ、ウェーハWの裏面W2側にレーザー光線が照射される。レーザー光線は、ウェーハWに対して透過性を有する波長であり、ウェーハWの内部に集光するように調整されている。レーザー光線の集光点が調整された状態で、ウェーハWに対して加工ヘッド52が相対移動されることで、ウェーハWの内部に分割予定ラインに沿った改質層W3が形成される。
具体的には、まず、ウェーハWの表面W1(下面)付近に集光点が調整され、全ての分割予定ラインの表面W1近傍に改質層W3を形成するようにレーザー光線が照射される。次に、集光点の高さが裏面W2側(上方)に移動され、再び分割予定ラインに沿ってレーザー光線が照射される。このように、レーザー光線の照射と集光点の移動とが繰り返されることで、ウェーハWの内部に所定の厚さの改質層W3が形成される。この改質層W3は、レーザー光線の照射によってウェーハWの内部の密度、屈折率、機械的強度やその他の物理的特性が周囲と異なる状態に改質された領域である。
改質層形成工程の後には、研削工程が実施される。図5は、研削工程においてウェーハWが研削される様子を示す図である。研削工程では、図5に示すように、研削装置4でウェーハWの裏面W2側が研削される。研削装置4は、ポーラスセラミック材による吸着面を有する保持テーブル41を備えている。保持テーブル41の下方には不図示の回転機構が設けられており、保持テーブル41は回転軸C1の周りに回転される。ウェーハWは、支持部材Sを介して保持テーブル41に保持される。
保持テーブル41の上方には、研削ホイール42が上下動可能に設けられている。研削ホイール42の上方には不図示の回転機構が設けられており、研削ホイール42は回転軸C2の周りに回転される。研削ホイール42の下部には研削砥石43が配置されている。図5Aに示すように、研削砥石43をウェーハWの裏面W2に接触させた状態で保持テーブル41と研削ホイール42とを相対回転させることで、ウェーハWの裏面W2側は研削される。この時、外周部において隆起された樹脂Rも同時に研削される。なお、研削ホイール42は、保持テーブル41より高速に回転される。
保持テーブル41の近傍にはハイトゲージ(不図示)が設けられており、ウェーハWの厚さを測定できるようになっている。このハイトゲージによりウェーハWの厚さを測定しながら研削することで、図5Bに示すように、ウェーハWは所定厚みへと薄化される。また、この研削において加えられる外力によって、ウェーハWは、分割予定ラインに沿って形成された改質層W3を起点に各チップCに分割される。上述のように、支持部材SでウェーハWを支持させることにより、研削時のウェーハWの撓みは抑制されてウェーハWを十分に薄く加工できる。また、ウェーハWの外周部は、樹脂Rにより補強されているので、ナイフエッジ化によるクラックや割れ、欠けなどの発生を防止できる。
研削工程の後には、エキスパンドテープ貼着工程が実施される。図6は、エキスパンドテープ貼着工程においてウェーハにエキスパンドテープが貼着される様子を示す図である。エキスパンドテープ貼着工程では、図6に示すように、ウェーハWの裏面W2に、リング状のフレームFに張られたエキスパンドテープTが貼着される。エキスパンドテープ貼着工程は、例えば、テープ貼着装置(不図示)によって行われるが、オペレータの手作業により行われても良い。
エキスパンドテープ貼着工程の後には、除去工程が実施される。図7は、除去工程においてウェーハから支持部材及び樹脂が剥離される様子を示す図である。除去工程では、まず、樹脂Rをヒーター(不図示)で加熱し、軟化させる。樹脂Rの軟化は、加水処理などで樹脂Rを膨潤させるようにして行っても良い。次に、図7に示すように、支持部材Sの一端を把持し、中心を挟んで対称な他端側に向けて支持部材Sを引っ張る。支持部材Sは、湾曲可能な厚さに形成されているので、このような引張力を加えられると湾曲される。
支持部材Sの表面S1の表面粗さは、ウェーハWの表面W1の表面粗さより粗くなっており、樹脂Rは、ウェーハW側よりも支持部材S側に強固に密着される。このため、樹脂Rは、支持部材Sと共にウェーハWから剥離される。このように、外部からの力により湾曲可能な厚さに形成された金属製の支持部材Sを用いることで、剥離時に支持部材Sを湾曲させて、支持部材Sの剥離性を高めることができる。除去工程は、例えば、剥離装置(不図示)によって行われるが、オペレータの手作業により行われても良い。
以上のように、本実施の形態に係るウェーハの加工方法によれば、金属製の支持部材SでウェーハWを支持させるので、研削時のウェーハWの撓みは抑制されてウェーハWを十分に薄く加工できる。また、金属製の支持部材Sは、外部からの力により湾曲可能な厚さに形成されているので、剥離時に支持部材Sを湾曲させて、樹脂Rと支持部材Sとの剥離性を高めることができる。よって、薄く加工されたウェーハWから支持部材Sを剥離させる際のウェーハWの破損を防止できる。
さらに、ウェーハWは、樹脂Rに埋没された状態で個々のデバイスに相当するチップCに分割されるので、分割の際のチップCの水平方向の動きは樹脂Rによって抑制される。その結果、チップCの動きに起因する分割の不具合を防止できる。また、ハンドリング時におけるチップCの欠けなどを防止できる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施の形態では、支持部材側に樹脂を塗布する方法を示しているが、ウェーハ側に樹脂を塗布するようにしても良い。この場合、支持部材の表面には、ウェーハの表面に塗布された光硬化樹脂が間接的に塗布されることになる。
また、上記実施の形態では、薄化される加工対象としてサファイア基板からなる光デバイスウェーハを用いる場合を示しているが、加工対象はこれに限られない。例えば、シリコンウェーハ、ガリウム砒素(GaAs)基板、シリコンカーバイド(SiC)基板、窒化ガリウム(GaN)基板などの各種半導体基板、セラミック基板やガラス基板などの各種無機材料基板などを用いても良い。
また、上記実施の形態では、支持部材としてアルミニウム板を用いる場合を示しているが、支持部材はこれに限られない。研削工程における高い支持性と、除去工程における高い剥離性とを併せ備えていれば、どのような基板を用いても良い。例えば、高い剛性を備えるステンレス板や銅板などを適切な厚さに加工して用いることが可能である。また、支持部材の形状も円板形状であることに限定されず、任意の形状とすることができる。
その他、上記実施の形態に係る構成、方法などは、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
本発明は、光デバイスウェーハなどを研削して所定の厚みへと加工する際に有用である。
1 樹脂塗布装置
2 プレス装置
3 紫外光照射装置
4 研削装置
5 レーザー加工装置
11 ノズル
21 保持テーブル
22 押圧部
31 保持テーブル
32 紫外光源
41 保持テーブル
42 研削ホイール
43 研削砥石
51 保持テーブル
52 加工ヘッド
F フレーム
C チップ
C1,C2 回転軸
R 樹脂
S 支持部材
S1,W1 表面
S2,W2 裏面
T エキスパンドテープ
UV 紫外光
W ウェーハ
W3 改質層

Claims (1)

  1. 表面に分割予定ラインによって区画された複数の領域にデバイスが形成されたウェーハを該分割予定ラインに沿って分割するウェーハの加工方法であって、
    表面粗さがウェーハの表面粗さより粗い金属性の支持部材に外部刺激により硬化する樹脂を塗布し、ウェーハの表面を対面させウェーハを該樹脂に埋没させてウェーハの外周全周に渡って該樹脂がウェーハの裏面まで隆起するまでウェーハを押圧して載置し、該樹脂に外部刺激を与えて硬化させウェーハを該支持部材上に貼着固定するウェーハ貼着工程と、
    該ウェーハ貼着工程を実施した後に、ウェーハの裏面からウェーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線の集光点をウェーハの内部に位置付けて該分割予定ラインに沿って照射し、ウェーハの内部に改質層を形成する改質層形成工程と、
    該改質層形成工程の後に、該支持部材側を保持テーブルで保持してウェーハの裏面を研削し所定厚みへと薄化すると共に研削動作により該改質層を起点としてウェーハを該分割予定ラインに沿って分割する研削工程と、
    該研削工程を実施した後に、該裏面にエキスパンドテープを貼着するエキスパンドテープ貼着工程と、
    金属性の該支持部材は外部からの力により湾曲可能な厚さに形成されており、該エキスパンドテープ貼着工程を実施した後に、該樹脂を軟化させた後に該支持部材を湾曲させて該支持部材及び該樹脂を剥離する除去工程と、
    を備えるウェーハの加工方法。
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