JP6124403B2 - 橋梁防護板及びその固定構造 - Google Patents
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Description
<第1実施形態>
この発明に係る第1実施形態の橋梁防護板1(以下に防護板1という)は、中空部13を有する上面11及び下面12が平坦状のアルミニウム製の押出形材10の幅方向に延在する連接部14,14同士を固定部材である固定ボルト16及びシールドナット17によって連結され、互いに連結される押出形材10の上面11が同一平面状に形成されている。なお、押出形材10の上面11に微小な高さの滑り止め用の凹凸条を設けてもよい。
この発明に係る第2実施形態の橋梁防護板1A(以下に防護板1Aという)は、図5ないし図7に示すように、押出形材10Aと一体に連接部14A,14Bが形成され、連結部の上方が押出形材10Aの上面と同一平面状に形成されている。
上記第1実施形態では、複数の押出形材単体10aを嵌合により一体的に接合した押出形材10を用いたが、押出加工により一体成形された押出形材の幅方向の端部に同様に連接部14(連接部材15)を設けてもよい。
次に、この発明に係る橋梁防護板を橋梁の鋼製桁間に固定する固定構造について説明する。
この発明に係る第1実施形態の橋梁防護板の固定構造は、図8ないし図10に示すように、橋梁2を構成する対峙する断面略I型の鋼製桁3の下フランジ4に防護板1を載置して固定する桁間固定方式−1を採用している。
この発明に係る第2実施形態の橋梁防護板の固定構造は、図11ないし図13に示すように、防護板1を構成する押出形材10の長手方向端部の下面に配置される挟持材50と、挟持材50を押出形材10に締結する締結部材である締結ボルト60及び締結ナット61とを具備し、鋼製桁3の下フランジ4を押出形材10と挟持材50とで挟持して固定する桁間固定方式−2を採用している。
この発明に係る第3実施形態の橋梁防護板の固定構造は、図14ないし図16に示すように、鋼製の桁3の下部に、水平フランジ71を有する受け材70を垂設し、受け材70の水平フランジ71上に防護板1を構成する押出形材10の長手方向端部を載置すると共に、固定部材である固定ボルト76及び固定ナット77によって固定する一方、押出形材10の長手方向端部から内方側の所定距離の位置の上面11に、押出形材10の長手方向に対して垂直な補強用の鋼製の中桁材90を立設し、対峙する桁3の垂直片3aの対向面側に鋼製の補助桁材91を突設し、補助桁材91の先端部に垂下される吊下材92と中桁材90を連結部材である連結ボルト93及び連結ナット94によって連結してなる吊り構造方式を採用している。
上記第3実施形態では、桁3の下部に垂設された受け材70の水平フランジ71上に押出形材10の長手方向端部を載置する場合について説明したが、押出形材10の長手方向端部を桁3の下フランジ4に載置して固定し、押出形材10の上面に立設した補強用の中桁材90を、対峙する桁3の垂直片3aから対向面側に突設される補助桁材91の先端部に垂下される吊下材92と中桁材90を連結ボルト93及び連結ナット94によって連結するようにしてもよい。このように構成することにより、桁3間が広い橋梁の場合に適用される長尺の防護板1の撓みを抑制して固定することができる。
2 橋梁
3 桁
4 下フランジ
10,10A 押出形材
10b 取付作業用の孔
10c 固定用の孔
10d 貫通孔
10e 狭隘開口状の凹溝
11 上面
12 下面
13 中空部
14,14A,14B 連接部
14b 段付き突片
14c 当接片
14d 凸状中空部
14e 上水平突片
14f 下水平突片
14g 当接片
14h 凹状溝部
15,15A 連接部材
16,16A 固定ボルト(固定部材)
17,17A 固定ナット(固定部材)
18 補強リブ
19 上方開口部
20,21 凹凸嵌合部
30 カバー材
31 蓋体
40 スタッドボルト
42 固定ナット
44 防食用絶縁材
50 挟持材
51 固定部
52 水平保持部
60 締結ボルト
61 締結ナット
63 防食用兼高さ調整用の絶縁材
64 パッキン
70 受け材
71 水平フランジ
76 固定ボルト(固定部材)
77 固定ナット(固定部材)
90 中桁材
91 補助桁材
92 吊下材
93 連結ボルト
94 連結ナット
95 防食用絶縁材
96 連結ボルト
97 連結ナット
Claims (18)
- 橋梁の桁間に配置される橋梁防護板であって、
中空部を有する上下面が平坦状のアルミニウム製押出形材を上記桁方向と直角に配置すると共に、上記桁上に配置される上記押出形材の端部に固定用の貫通孔を有し、上記押出形材の幅方向に延在する連接部同士を固定部材によって連結してなり、互いに連結される上記押出形材の上面は、同一平面状に形成される、ことを特徴とする橋梁防護板。 - 請求項1に記載の橋梁防護板において、
上記連接部同士の重合部に、上記固定部材が貫通可能なライナを介在すると共に、下方に位置する上記連接部の先端側にシールパッキンを介在してなる、ことを特徴とする橋梁防護板。 - 請求項1又は2に記載の橋梁防護板において、
上記押出形材同士の連結部の上方開口部を上記押出形材の上面と同一平面を有するカバー材で閉塞してなる、ことを特徴とする橋梁防護板。 - 請求項1に記載の橋梁防護板において、
上記押出形材の幅方向の一側に延在する連接部は、上、下面が内方に位置する一対の段付き突片の先端に当接片を有する凸状中空部にて形成され、
該押出形材の幅方向の他側に延在する連接部は、上記凸状中空部の段付き突片に重合する上、下水平突片と、上、下水平突片の基端を連結する当接片を有する凹状溝部にて形成され、
上記段付き突片と上水平突片との重合部に設けられた取付作業用の孔を介して、上記段付き突片と下水平突片との重合部に固定部材によって連結してなる、ことを特徴とする橋梁防護板。 - 請求項4に記載の橋梁防護板において、
上記取付作業用の孔を塞ぐ蓋体を有する、ことを特徴とする橋梁防護板。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の橋梁防護板において、
上記押出形材の中空部に、該押出形材の上面と下面を連結する補強リブを有する、ことを特徴とする橋梁防護板。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載の橋梁防護板において、
上記押出形材は、幅方向の上面側及び下面側端部に設けられた凹凸嵌合部の嵌合によって一体的に形成されていることを含む、ことを特徴とする橋梁防護板。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の橋梁防護板の固定構造であって、
上記桁の下フランジ上面にボルトを立設し、
上記押出形材の長手方向端部に固定用の孔を穿設し、
上記固定用の孔に上記ボルトを嵌挿し、該ボルトにナットを螺合して固定する、
ことを特徴とする橋梁防護板の固定構造。 - 請求項8に記載の橋梁防護板の固定構造において、
上記固定用の孔が上記押出形材の上面と下面を連結する補強リブの近傍位置に設けられる、ことを特徴とする橋梁防護板の固定構造。 - 請求項8又は9に記載の橋梁防護板の固定構造において、
上記桁の下フランジと上記押出形材との間に防食用の絶縁材を介在してなる、ことを特徴とする橋梁防護板の固定構造。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の橋梁防護板の固定構造であって、
上記押出形材の長手方向端部の下面に配置される挟持材と、該挟持材を上記押出形材に締結する締結部材とを具備し、
上記桁の下フランジを上記押出形材と挟持材とで挟持してなる、
ことを特徴とする橋梁防護板の固定構造。 - 請求項11に記載の橋梁防護板の固定構造において、
上記押出形材に上記締結部材が貫通可能な貫通孔を穿設し、該貫通孔が上記押出形材の上面と下面を連結する補強リブの近傍位置に設けられる、ことを特徴とする橋梁防護板の固定構造。 - 請求項11又は12に記載の橋梁防護板の固定構造において、
上記挟持材は、上記押出形材の下面に当接される固定部と、該固定部の下端側方から外方に向かって延在する水平保持部とからなり、
上記下フランジと上記押出形材との間に防食用兼高さ調整用の絶縁材を介在し、上記下フランジと上記水平保持部との間に合成ゴム製のパッキンを介在してなる、ことを特徴とする橋梁防護板の固定構造。 - 請求項8ないし13のいずれかに記載の橋梁防護板の固定構造において、
上記押出形材の上面に、該押出形材の長手方向に対して垂直な補強用の中桁材を立設し、
対峙する上記桁の対向面側に補助桁材を突設し、
上記補助桁材の先端部に垂下される吊下材と上記中桁材を連結部材によって連結してなる、ことを特徴とする橋梁防護板の固定構造。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の橋梁防護板の固定構造であって、
上記桁の下部に、水平フランジを有する受け材を垂設し、
上記受け材の水平フランジ上に上記押出形材の長手方向端部を載置すると共に、固定部材によって固定し、
上記押出形材の上面に、該押出形材の長手方向に対して垂直な補強用の中桁材を立設し、
対峙する上記桁の対向面側に補助桁材を突設し、
上記補助桁材の先端部に垂下される吊下材と上記中桁材を連結部材によって連結してなる、
ことを特徴とする橋梁防護板の固定構造。 - 請求項14又は15に記載の橋梁防護板の固定構造において、
上記中桁材と上記押出形材との間に防食用の絶縁材を介在してなる、ことを特徴とする橋梁防護板の固定構造。 - 請求項14又は15に記載の橋梁防護板の固定構造において、
上記押出形材の上面に長手方向に沿う狭隘開口状の凹溝を形成し、該凹溝内に上記押出形材と中桁材を連結する連結ボルトの頭部を摺動のみ可能に収容してなる、ことを特徴とする橋梁防護板の固定構造。 - 請求項15に記載の橋梁防護板の固定構造において、
上記受け材の水平フランジに長手方向に沿う狭隘開口状の凹溝を形成し、該凹溝内に上記水平フランジに載置される上記押出形材の長手方向端部に穿設された固定用の孔を貫通する固定ボルトの頭部を摺動のみ可能に収容し、上記押出形材の上方に突出する上記固定ボルトに固定ナットを螺合してなる、ことを特徴とする橋梁防護板の固定構造。
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