JP6068317B2 - 支持具 - Google Patents

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Description

本発明は、支持具に関し、より詳細には、所定方向である畝方向に連続し、畝方向に対して垂直な任意の平面による断面において頂部とその両側に存する一対の側面とを有する同じ外面形状を有する畝部の外面に取り付けられ、支持物を支持する支持具に関する。
以前から、折板屋根が有するような畝部に取り付けられ支持物を支持する支持具が用いられてきた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1は、「折板、スレート等の屋根に屋根設置物を可及的簡易に安定且つ確実に据付設置し得るようにした据付部材としてのかぶせボルトを提供するにあり、また、これを用いた折板、スレート等屋根の屋根設置物据付構造を提供する」(特許文献1の段落番号0005)ためになされたものであり、具体的には「この種の折板、スレート等の屋根には、その葺設に用いたボルトやフックボルトのボルト軸が屋根材上に突出していることに着目し、この突出したボルト軸を屋根設置物を据付する屋根側設置部位として、該ボルト軸を被嵌螺装するかぶせボルトを配置し、このかぶせボルトによって支持部材を締着固定することによって、屋根設置物の据付設置を行うようにしたものであって、即ち、請求項1に記載の発明を、ボルトナット締着によって屋根材を葺設した折板、スレート等の屋根上に太陽電池モジュール、緑化ベース等の屋根設置物を据付設置するに用いるかぶせボルトであって、上記ボルトナットの屋根材上突出のボルト軸を内周に雌ネジ配置の貫通孔に被嵌螺装し且つ外周配置の雄ネジによって屋根設置物の支持部材を締着固定自在としてなることを特徴とする屋根設置物据付用かぶせボルトとしたもの」(特許文献1の段落番号0006)を開示しており、かかる屋根設置物据付用かぶせボルトによれば「この種のスレート等の屋根におけるその葺設に用いて屋根材上に突出したボルトやフックボルトのボルト軸を屋根設置物を据付する屋根側設置部位として、該ボルト軸を被嵌螺装するかぶせボルトを配置し、このかぶせボルトによって支持部材を締着固定して、屋根設置物の据付を可能とすることにより、この種の折板、スレート等の屋根に屋根設置物を可及的簡易に安定且つ確実に据付設置し得るようにした据付部材としてのかぶせボルトを提供することができる。」(特許文献1の段落番号0012)というものである。
特開2013−53410号公報(例えば、要約、発明の詳細な説明中の段落番号0001〜0016、第1図〜第4図等)
特許文献1の屋根設置物据付用かぶせボルトは、上述の如く、葺設に用いて屋根材上に突出したボルトやフックボルトのボルト軸を被嵌螺装すると共に、このかぶせボルトによって支持部材を締着固定して、屋根設置物の据付を可能とすることにより、折板屋根に屋根設置物を可及的簡易に安定且つ確実に据付設置し得るものである。このためこの方法により折板屋根に屋根設置物を据付設置するには折板屋根が葺設に用いて屋根材上に突出したボルトやフックボルトのボルト軸を有する必要があり、さらに該ボルト軸を有する場合であっても更に該ボルト軸が十分な強度を要しかぶせボルトがうまく被嵌螺装できるような形状及び寸法を有する必要がある。このように特許文献1の屋根設置物据付用かぶせボルトを用いる場合は、屋根設置物据付用かぶせボルトを被嵌螺装するのに適したボルト軸が存在するものでないと適用できず、またボルト軸の位置により屋根設置物据付位置が限定されるという問題があった。
そこで、本発明では、所定方向である畝方向に連続し、畝方向に対して垂直な任意の平面による断面において頂部とその両側に存する一対の側面とを有する同じ外面形状を有する畝部(特許文献1においては折板屋根が形成する畝)であれば広く畝部の外面に取り付けられて支持物を支持することができる支持具を提供することを目的とする。
本発明の支持具(以下、「本支持具」という)は、所定方向である畝方向に連続し、畝方向に対して垂直な任意の平面による断面において頂部とその両側に存する一対の側面とを有する同じ外面形状を有する畝部の外面に取り付けられ、支持物を支持する支持具であって、該一対の側面のうちの一方側面に連続して当接する一方当接面を有する一方側面板と、該一対の側面のうちの他方側面に連続して当接する他方当接面を有する他方側面板と、を含み、頂部に跨がるように取り付けられる取付部と、支持物を直接又は間接に固定すると共に取付部に対して直接又は間接に取り付けられる支持部と、を備えてなる、支持具である。
本支持具は、畝部(支持物を支持した本支持具を支持する)の外面に取り付けられ、支持物を支持する支持具である。畝部は所定方向である畝方向に連続するものであると共に、畝部は畝方向に対して垂直な任意の平面による断面において頂部(該断面において点及び線のいずれで表されるものも含む)とその両側に存する一対の側面とを有する同じ外面形状を有する(即ち、畝部は、それが連続する方向である畝方向に対する垂直な断面における外面が、頂部とその両側に存する一対の側面とを有する同じ形状を形成し、いわゆる折板屋根の上面に互いに略平行に形成される畝等を代表例として挙げることができる。)。
本支持具は、取付部と、支持部と、を備えてなる。
取付部は一方側面板と他方側面板とを含む。一方側面板は、畝部の頂部の両側に存する該一対の側面のうちの一方側面に畝方向に連続して当接する一方当接面を有する。他方側面板は、畝部の頂部の両側に存する該一対の側面のうちの他方側面に畝方向に連続して当接する他方当接面を有する。これら一方側面板の一方当接面が畝部の一方側面に当接すると共に他方側面板の他方当接面が畝部の他方側面に当接するように取付部が畝部の頂部に跨がるように取り付けられる。
支持部は、支持物を直接(支持部と支持物との間に他のものが介在しない)又は間接(支持部と支持物との間に他のものが介在する)に固定すると共に取付部に対して直接(他のものが介在しない)又は間接(他のものが介在する)に取り付けられる。これにより畝部に取り付けられた取付部に取り付けられた支持部により支持物が畝部に対して固定される。
このように本支持具は、畝方向に連続し、畝方向に対して垂直な任意の平面による断面において頂部とその両側に存する一対の側面とを有する同じ外面形状を有する畝部であれば広く取り付けて用いることができるので、高い自由度で畝部の外面に取り付けて支持物を支持することができる(例えば、特許文献1のように、葺設に用いて屋根材上に突出したボルトやフックボルトのボルト軸の有無や位置を問わない。)。また、一方当接面が一方側面に面当接すると共に他方当接面が他方側面に面当接することによって畝部に取付部が確実かつ高い強度で取り付けられることにより、畝部に対して本支持具が支持物を確実かつ高い強度で支持することができる。
本支持具においては、一方側面板の両主表面のうち一方当接面を形成する内面とは反対の外面のうち一方当接面の裏面の少なくとも一部を覆う一方覆い部材を係止する一方覆い係止部を有し、及び/又は他方側面板の両主表面のうち他方当接面を形成する内面とは反対の外面のうち他方当接面の裏面の少なくとも一部を覆う他方覆い部材を係止する他方覆い係止部を有するもの(以下、「覆い係止部本支持具」という。)であってもよい。
本支持具では、一方側面板の一方当接面が畝部の一方側面に当接するので、一方側面板の外面の部分と内面(該内面の一部又は全部が一方当接面を形成する)とを貫通し一方側面板と一方側面とを連結する一方貫通部材を配設することで、一方側面板と畝部とを確実かつ強固に連結することができる。かかる場合、一方貫通部材が一方側面板を貫通すると共に一方貫通部材の先端側が畝部の一方側面から内部に進入するので、一方貫通部材に沿って水分(例えば雨水)やゴミ等が一方側面板の貫通孔、畝部の表面や内部に進入する場合があり、問題(例えば、水分により錆発生や雨漏り)の原因となり得ることがある。同様に、他方側面板の他方当接面が畝部の他方側面に当接するので、他方側面板の外面の部分と内面(該内面の一部又は全部が他方当接面を形成する)とを貫通し他方側面板と他方側面とを連結する他方貫通部材を配設することで、他方側面板と畝部とを確実かつ強固に連結することができる。かかる場合、他方貫通部材が他方側面板を貫通すると共に他方貫通部材の先端側が畝部の他方側面から内部に進入するので、他方貫通部材に沿って水分(例えば雨水)やゴミ等が他方側面板の貫通孔、畝部の表面や内部に進入する場合があり、問題(例えば、水分により錆発生や雨漏り)の原因となり得ることがある。これらの問題を防止するため、一方側面板の外面(一方側面板の両主表面のうち一方当接面を形成する内面とは反対の面)のうち一方当接面の裏面となる部分の少なくとも一部(一方貫通部材が貫入される一方側面板に形成された貫入孔が開口する一方側面板の外面の部分)を覆う一方覆い部材を設けるようにすれば、一方貫通部材が貫入される一方側面板の貫入孔が開口する外面の部分に水分やゴミ等が接触することを防止又は減少させることができる(一方貫通部材に水分(例えば雨水)やゴミ等が付着することを防止又は減少させることができる。)。同様に、他方側面板の外面(他方側面板の両主表面のうち他方当接面を形成する内面とは反対の面)のうち他方当接面の裏面となる部分の少なくとも一部(他方貫通部材が貫入される他方側面板に形成された貫入孔が開口する他方側面板の外面の部分)を覆う他方覆い部材を設けるようにすれば、他方貫通部材が貫入される他方側面板の貫入孔が開口する外面の部分に水分やゴミ等が接触することを防止又は減少させることができる(他方貫通部材に水分(例えば雨水)やゴミ等が付着することを防止又は減少させることができる。)。本支持具が、これら一方覆い部材を係止する一方覆い係止部を有し、及び/又は他方覆い部材を係止する他方覆い係止部を有するようにすることで、一方貫通部材や他方貫通部材を配設する等して一方覆い部材及び/又は他方覆い部材を要する場合には、一方覆い部材及び/又は他方覆い部材が一方覆い係止部及び/又は他方覆い係止部により適した位置に確実に保持され、上述の問題を確実に防止又は減少させることができる。
なお、ここにいう一方及び他方の「覆い部材を係止する」とは、覆い部材の一部と本支持具の一部との一方が他方に嵌入(貫入を含む)されたり、該一方と該他方とをスナップ嵌合させたり、該一方と該他方とを互いに係脱可能な面ファスナーにより取り付けたりすることを含む。
覆い係止部本支持具の場合、一方覆い係止部及び/又は他方覆い係止部が、前記支持具が畝部に取り付けられる際に畝方向と略平行な一対の溝により形成されるもの(以下、「溝係止部本支持具」という。)であってもよい。
こうすることで、一方覆い部材を係止する一方覆い係止部が、本支持具が畝部に取り付けられる際に畝方向と略平行な一対の溝により形成されるので、一方当接面が一方側面に連続して当接する方向である畝方向に沿って一方覆い部材を自由(例えば、畝方向に連続して一方覆い部材を配設したり、畝方向に沿った所定位置のみに一方覆い部材を配設する等)に配設することができ、一方貫通部材が貫入される一方側面板の貫入孔が開口する外面の部分に水分やゴミ等が接触することを確実かつ容易に防止又は減少させることができる。同様に、他方覆い部材を係止する他方覆い係止部が、本支持具が畝部に取り付けられる際に畝方向と略平行な一対の溝により形成されるので、他方当接面が他方側面に連続して当接する方向である畝方向に沿って他方覆い部材を自由(例えば、畝方向に連続して他方覆い部材を配設したり、畝方向に沿った所定位置のみに他方覆い部材を配設する等)に配設することができ、他方貫通部材が貫入される他方側面板の貫入孔が開口する外面の部分に水分やゴミ等が接触することを確実かつ容易に防止又は減少させることができる。
溝係止部本支持具の場合、一方覆い部材及び/又は他方覆い部材が前記一対の溝に嵌入される一対の突条を有し、該一対の突条を前記一対の溝から畝方向に対して垂直方向に抜き取ることが一方覆い部材及び/又は他方覆い部材の変形を要するもの(以下、「突条覆い部材本支持具」という。)であってもよい。
こうすることで、一方覆い係止部及び/又は他方覆い係止部を構成する前記一対の溝に嵌入される一対の突条を一方覆い部材及び/又は他方覆い部材が有するので、該一対の溝に該一対の突条を嵌入することで一方覆い部材及び/又は他方覆い部材を容易かつ確実に係止させることができる。そして、該一対の突条を前記一対の溝から畝方向に対して垂直方向に抜き取るためには一方覆い部材及び/又は他方覆い部材の変形(例えば、該一対の突条の間の距離が増加又は減少する等)を要するので、一方覆い部材及び/又は他方覆い部材が一方覆い係止部及び/又は他方覆い係止部に係止された状態(該一対の溝に該一対の突条を嵌入した状態)から一方覆い部材及び/又は他方覆い部材を外すには一方覆い部材及び/又は他方覆い部材の変形による抵抗を伴うため不意に一方覆い部材及び/又は他方覆い部材が脱落することを防止又は減少させることができる。
本支持具においては、支持部が支持物を固定する位置が畝方向に沿って連続的に可変(以下、「位置可変本支持具」という。)であってもよい。
こうすることで、本支持具が支持する支持物の位置を畝方向に沿って連続的に調節できるので、支持物をうまく支持することができる。
位置可変本支持具の場合、支持部が、支持物を固定するための固定具を畝方向に沿ってスライド自在に保持する固定具保持溝を有するものであってもよい。
こうすることで、支持部が有する固定具保持溝に、支持物を固定するための固定具が畝方向に沿ってスライド自在に保持されることから、支持物を固定具(例えば、ナット、ボルト、金具等)により固定する場合に固定具を畝方向に沿ってスライドさせることで本支持具が支持する支持物の位置を畝方向に沿って連続的にうまく調節することができる。
本発明は、覆い係止部本支持具を用いた支持物を支持する支持構造(以下、「本構造」という。)も提供する。
本構造は、畝部と、覆い係止部本支持具と、一方覆い係止部に係止された一方覆い部材と、他方覆い係止部に係止された他方覆い部材と、一方覆い部材により覆われた一方側面板の外面の部分と内面とを貫通し一方側面板と一方側面とを連結する一方貫通部材と、他方覆い部材により覆われた他方側面板の外面の部分と内面とを貫通し他方側面板と他方側面とを連結する他方貫通部材と、を備えてなる、支持物を支持する支持構造である。
こうすることで、一方側面板の一方当接面が畝部の一方側面に当接した状態で一方貫通部材が一方側面板の外面の部分と内面とを貫通し一方側面板と一方側面とを連結すると共に、他方側面板の他方当接面が畝部の他方側面に当接した状態で他方貫通部材が他方側面板の外面の部分と内面とを貫通し他方側面板と他方側面とを連結する。そして、一方覆い係止部に係止された一方覆い部材が、一方貫通部材が貫通した一方側面板の外面の部分を覆うことで、一方貫通部材に沿って水分(例えば雨水)やゴミ等が一方側面板の貫通孔や畝部の表面や内部に進入することを防止又は減少させ、問題(例えば、水分による錆発生や雨漏り)の発生を防止又は減少させることができる。同様に、他方覆い係止部に係止された他方覆い部材が、他方貫通部材が貫通した他方側面板の外面の部分を覆うことで、他方貫通部材に沿って水分(例えば雨水)やゴミ等が他方側面板の貫通孔や畝部の表面や内部に進入することを防止又は減少させ、問題(例えば、水分による錆発生や雨漏り)の発生を防止又は減少させることができる。無論、覆い係止部本支持具の支持部が支持物を支持するものである。なお、ここにいう一方及び他方の「覆い部材を係止する」ことは、前述のものと同様である。
本構造においては、畝部が折板屋根の上面に形成され、支持物が太陽電池パネルであってもよい。
こうすることで、工場や商業用施設等のような建物に多用されている折板屋根の上面に形成された畝部に覆い係止部本支持具を取り付け、そして支持物としての太陽電池パネルを支持することができるので、折板屋根に照射される日光を用いて発電することができる。また、一方貫通部材や他方貫通部材(例えば、ビス、ボルト等)の先端が折板屋根に貫通孔を形成しても、一方覆い部材及び他方覆い部材により一方貫通部材や他方貫通部材に沿って水分(例えば雨水)やゴミ等が一方及び他方の両側面板の貫通孔や畝部の表面や内部に進入することを防止又は減少させ、問題(例えば、水分による錆発生や雨漏り)の発生を防止又は減少させることができる。
本発明は、覆い部材と覆い係止部本支持具とを含んでなるセット(以下、「本セット」という。)も提供する。
即ち、本セットは、一方覆い部材及び/又は他方覆い部材と、覆い係止部本支持具と、を含んでなるセットである。
かかる本セットによれば、覆い係止部本支持具を一方貫通部材や他方貫通部材(例えば、ビス、ボルト等)によって畝部に固定した後、一方覆い部材を一方覆い係止部に係止させると共に他方覆い部材を他方覆い係止部に係止させることで容易かつ迅速に本構造を形成できる。
本発明は、突条覆い部材本支持具に係止される前記一対の突条を有する一方覆い部材又は他方覆い部材(以下、「本覆い部材」という。)も提供する。
本覆い部材は、突条覆い部材本支持具に係止される前記一対の突条を有する一方覆い部材又は他方覆い部材であって、一方側面板又は他方側面板の外面に面する面のうち、該一対の突条の間の少なくとも一部が一方側面板又は他方側面板の外面から該一対の突条よりも遠ざかっている部分を有するものである、一方覆い部材又は他方覆い部材である。
一方覆い部材又は他方覆い部材の該一対の突条の間には一方貫通部材や他方貫通部材が配設されるが、一方側面板又は他方側面板の外面に面する面のうち、該一対の突条の間の少なくとも一部が一方側面板又は他方側面板の外面から該一対の突条よりも遠ざかっている部分を有するようにすれば、該遠ざかっている部分に一方及び他方の貫通部材が位置するようにすることで一方及び他方の貫通部材と一方覆い部材又は他方覆い部材とが干渉(衝突)しないようにすることができ、一方覆い部材又は他方覆い部材によって、一方又は他方の貫通部材が貫通した一方又は他方の側面板の外面の部分をうまく覆うことができる。
本発明の第1実施形態に係る第1本支持具の斜視図である。 第1本支持具の正面図である。 第1本支持具の平面図である。 図3のY−Y断面図である。 一例の折板屋根を示す概略図である。 第1本支持具の使用方法の第1工程を示す図である。 第1本支持具の使用方法の第2工程を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る第2本支持具の斜視図である。 第2本支持具の正面図である。 第2本支持具の平面図である。 図10のY−Y断面図である。 第2本支持具を構成するカバー部の斜視図である。 カバー部の正面図である。 カバー部の平面図である。 図14のY−Y断面図である。 第2本支持具の使用方法を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。しかしながら、これらによって本発明は何ら制限されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る第1の支持具(第1本支持具)21の斜視図であり、図2は第1本支持具21の正面図(図1中の矢印A方向から見たところを示している。)であり、図3は第1本支持具21の平面図(図1中の矢印B方向から見たところを示している。)であり、そして図4は図3のY−Y断面図である。
第1本支持具21の連続方向(図中、矢印Lとして示す。連続方向Lは通常は長手方向である。)に沿った寸法は、第1本支持具21を固定する折板屋根(不図示)の畝の長さや支持物(不図示)の寸法に応じて適宜定められるが、ここでは図示や理解を容易にするため該寸法を短く図示している。また、第1本支持具21は、平面Pに対して面対称に略なっている(平面Pが対称面をなす。なお、平面Pは連続方向Lに対して平行な平面である。)。
図1乃至図4を参照して、第1本支持具21について説明する。
第1本支持具21は、ここではアルミニウムの押し出し形材(連続方向Lに沿って押し出し成形される。)により一体に形成されており、連続方向Lに対して垂直ないずれの断面も図4と同じ断面形状(図2の正面形状と同じ)を有している。
第1本支持具21は、一対の取付板22a、22bを含む取付部22と、連続方向Lに沿って連続する嵌入溝24を有する支持部25と、取付部22と支持部25とを連結する連結部26と、を有してなり、折板屋根(不図示)の上に固定され支持物(不図示)を支持するために用いられる。
取付部22は、折板屋根の畝部が有する両側面の一側面に当接する内面23a(平面に沿っている)を有する取付板22aと、該両側面の他側面に当接する内面23b(平面に沿っている)を有する取付板22bと、を含んでなり、内面23a、23bは連続方向Lに対して垂直ないずれの断面においても同じ等脚台形(該等脚台形の両底のいずれも平面Pに垂直である。)の両脚に略沿っている(換言すれば、該等脚台形を底面とする角柱(該角柱のいずれの側面も底面に垂直である。)の相対する一対の側面に内面23a、23bは沿っている。)。取付板22aの外面には連続方向Lに連続して窪み23daが形成されることで肉薄部23taが構成されていると共に、取付板22bの外面には連続方向Lに連続して窪み23dbが形成されることで肉薄部23tbが構成されている。この窪み23daの一縁に沿って連続方向Lに連続して一縁嵌入溝23ca1が形成されると共に窪み23daの他縁に沿って連続方向Lに連続して他縁嵌入溝23ca2が形成されている。同様に、窪み23dbの一縁に沿って連続方向Lに連続して一縁嵌入溝23cb1が形成されると共に窪み23dbの他縁に沿って連続方向Lに連続して他縁嵌入溝23cb2が形成されている。
支持部25は、嵌入溝24を挟んで両側に一対の支持本体部25a、25bを有している。支持本体部25a、25bはいずれも連続方向Lに沿った中空の角棒状の形状を有しており、それらの上面25aa、25baは平面Pに対して垂直な平面に略沿っている。
支持本体部25aから支持本体部25bに向かって突出するように上突条25as1及び下突条25as2が連続方向Lに沿って連続して形成されると共に支持本体部25bから支持本体部25aに向かって突出するように上突条25bs1及び下突条25bs2が連続方向Lに沿って連続して形成されている。
連結部26は、支持部25に連なり連続方向Lに沿った中空の角棒状の形状を支持部25と共に形成する上部分26aと、上部分26aから取付部22に連なるように一対の平板部材により形成された下部分26ba、26bbと、を有してなる。上部分26aは円柱の側面に略沿う形状の連続方向Lに沿った一対の凹条26da、26dbを有している。また、上部分26aは下部分26ba側と下部分26bb側とを連続方向Lに沿って連続して連結することで補強する補強部26nを有している。
次いで、第1本支持具21の使用方法について説明する。
図5は第1本支持具21が取り付けられる一例の折板屋根101を示す概略図であり、詳細には、図5(a)は折板屋根101の一部省略平面図(屋根の上方から見たところを示している。)であり、図5(b)は後述の畝103が連続する畝方向Tに対して垂直な平面による断面図(一例を図5(a)中にU−U断面として示す。)である。図5を参照して、折板屋根101について簡単に説明する。折板屋根101は、ここでは薄い鋼板により構成され、畝方向Tに対して垂直な平面によるいずれの断面も図5(b)と同じ形状及び構造を有している。折板屋根101には、畝方向Tに沿った畝103が一定間隔X毎に形成されており、畝103同士の間には底部109が存している。かかる折板屋根101は図示しない屋根支持物により支持されることで工場や店舗の屋根として広く用いられている。
畝103は、畝方向Tに対して垂直ないずれの断面においても同じ等脚台形の両脚に略沿った外面を有する一対の側面107a、107bと、一対の側面107a、107bの間に形成された頂面105と、を有してなる。後述するように、このような畝103に第1本支持具21を取り付けて使用する。
図6は第1本支持具21の使用方法の第1工程を示す図である。図6を参照して第1本支持具21の使用方法の第1工程について説明する。なお、これ以降は図示及び理解を容易にするため、図6(a)のように、図5にて示した折板屋根101の一部(例えば、図5(a)中の一点鎖線Vにより囲まれた部分)に第1本支持具21を取り付けたところを示すが、実際には畝方向Tに沿った自由な長さに本支持具11を取り付ける(取り付けたい畝方向Tに沿った長さに第1本支持具21の連続方向Lの寸法を合わせる)ことができる(勿論、畝方向Tの全長にわたって畝103に第1本支持具21を取り付けるようにしてもよい。)。
図6(a)に示す一対の側面107a、107bとその間に形成された頂面105とによって形成される畝103に第1本支持具21を取り付ける場合、側面107a、107bに内面23a、23bがうまく当接する第1本支持具21を準備する(このとき第1本支持具21を切断等することで連続方向Lの寸法も調節してもよい。)。そして、内面23a、23bが当接する側面107a、107bの部分に接着剤(例えば、住友スリーエム株式会社製の商品名「3M Scotch-Weld メタルグリップ」等を用いることができる。)を塗布した後、かかる第1本支持具21の連続方向Lと畝方向Tとが略平行になるようにして、図6(b)に示すように側面107a、107bに内面23a、23bが当接するように第1本支持具21を畝103に跨がらせるように配置する。その後、内面23a、23bと側面107a、107bとの間の接着剤が硬化すれば、第1本支持具21が折板屋根101の畝103に固定される。
図7は第1本支持具21の使用方法の第2工程を示す図である。図7を参照して第1本支持具21の使用方法の第2工程について説明する。図6(b)に示す通り第1本支持具21が折板屋根101の畝103に接着固定された後、第1本支持具21の嵌入溝24にナット201を必要数だけ嵌入する。ここにナット201は、第1本支持具21の嵌入溝24の連続方向Lの一端から上突条25as1、25bs1と下突条25as2、25bs2との間の空間に嵌入される。ナット201は上突条25as1、25bs1の間の隙間と下突条25as2、25bs2の間の隙間のいずれの隙間も通過不可能であるので、上突条25as1、25bs1と下突条25as2、25bs2との間の空間に保持される(ナット201は該空間内においては連続方向Lに沿ってスライド自在である。)。更に、上突条25as1、25bs1と下突条25as2、25bs2との間の空間に保持されたナット201に、上突条25as1、25bs1の間の隙間からボルト203を螺合させる。このボルト203を用いて種々な支持物(例えば、太陽電池パネル)を第1本支持具21に固定することができる。このとき必要に応じ、ナット201を連続方向Lに沿ってスライドさせ位置を調節したり、ボルト203にさらにナット205を螺合させ用いることもできるので、容易かつ確実に支持物を第1本支持具21を介して折板屋根101(畝103)に支持させることができる。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態に係る第2の支持具(第2本支持具)11の斜視図であり、図9は第2本支持具11の正面図(図8中の矢印A方向から見たところを示している。)であり、図10は第2本支持具11の平面図(図8中の矢印B方向から見たところを示している。)であり、そして図11は図10のY−Y断面図である。
図12は第2本支持具11を構成するカバー部51の斜視図であり、図13はカバー部51の正面図(図12中の矢印C方向から見たところを示している。)であり、図14はカバー部51の平面図(図12中の矢印D方向から見たところを示している。)であり、そして図15は図14のY−Y断面図である。
図8乃至図15を参照して、第2本支持具11について説明する。
第2本支持具11は、大まかには、第1本支持具21と、第1本支持具21に取り付けられた一対のカバー部51と、を備えてなり、折板屋根(不図示)の上に固定されて支持物(不図示)を支持するために用いられる。
第2本支持具11に含まれる第1本支持具21は、前述の第1実施形態に係る第1本支持具21と同様のものであるのでここでは詳しい説明を省略する(必要があれば前記の第1本支持具21の説明を参照されたい。)。なお、理解を容易にするため、前記の第1本支持具21の説明において付した参照番号を、図8乃至図11における同じ要素にも付している。
カバー部51は第2本支持具11に一対(2個)備えられるが(一対(2個)をなすカバー部51のうち片方のものを図12乃至図15に示している。)、いずれも同じものを用いている。
なお、第2本支持具11の連続方向(図中、矢印Lとして示す。連続方向Lは通常は長手方向である。)に沿った寸法は、第2本支持具11を固定する折板屋根(不図示)の畝の長さや支持物(不図示)の寸法に応じて適宜定められるが、ここでは図示や理解を容易にするため該寸法を短く示している。また、第2本支持具11は、平面Pに対して面対称に略なっている(平面Pが対称面をなす。なお、平面Pは連続方向Lに対して平行な平面である。)。
上述の如く、カバー部51は第2本支持具11に同じものが左右一対(2個)備えられる。カバー部51は、ここではアルミニウムの押し出し形材(連続方向Lに沿って押し出し成形される。)により一体に形成されており、連続方向Lに対して垂直ないずれの断面も図15と同じ断面形状(図13の正面形状と同じ)を有している。
カバー部51は、仮想上の平面Qに沿うように連続方向Lに沿って連続して形成された一縁部53と、仮想上の平面Qに沿うように連続方向Lに沿って連続して形成された他縁部55と、外面52cが連続方向Lに沿って連続する凸条を形成するように一縁部53と他縁部55とを連結するカバー本体部52と、カバー本体部52の外面52cの他縁部55近傍に他縁部55に対して略平行に連続方向Lに沿って連続して形成された当接突条57と、を有してなる。
図8乃至図11に示した通り、一縁部53が一縁嵌入溝23ca1に連続方向Lに沿って嵌入され、他縁部55が他縁嵌入溝23ca2に連続方向Lに沿って嵌入されると共に当接突条57が取付板22aの外面(下縁近傍)に連続方向Lに沿って当接することでカバー部51が取付板22aに取り付けられる。同様に、一縁部53が一縁嵌入溝23cb1に連続方向Lに沿って嵌入され、他縁部55が他縁嵌入溝23cb2に連続方向Lに沿って嵌入されると共に当接突条57が取付板22bの外面(下縁近傍)に連続方向Lに沿って当接することでカバー部51が取付板22bに取り付けられている。
図16は第2本支持具11の使用方法を示す図である。図16を参照して第2本支持具11の使用方法について説明する。ここでは前述の図6(a)に示す一対の側面107a、107bとその間に形成された頂面105とによって形成される畝103に第2本支持具11を取り付ける場合を例として説明する。
まず、前述の第1本支持具21の使用方法と同様、側面107a、107bに内面23a、23bがうまく当接する第1本支持具21を準備する(第1本支持具21を切断等することで連続方向Lの寸法を調節してもよい。)。そして、かかる第1本支持具21の連続方向Lと畝方向Tとが略平行になるようにして、図16に示すように側面107a、107bに内面23a、23bが当接するように第1本支持具21を畝103に跨がらせるように配置する。その後、取付板22bの肉薄部23tbにビス301(例えば、日本パワーファスニング株式会社製のシーリングSUS410タッピング(+)HEX6-1.2X25AZW等のようなテックスビスを用いることができる。)を貫通させさらにビス301の先端部分を側面107bにねじ込むことで、ビス301によって取付板22bを側面107bに固定する。同様に、取付板22aの肉薄部23taにビス(図16に現れない。)を貫通させさらに該ビスの先端部分を側面107aにねじ込むことで、ビスによって取付板22aを側面107aに固定する。なお、図16においては、取付板22bの肉薄部23tbに1本のビス301しか用いていないが、連続方向Lに沿って所定間隔(例えば、10〜20cm程度)毎にビス301をねじ込むようにしてもよい。
その後、第1本支持具21の使用方法の第2工程と同様、第1本支持具21の嵌入溝24(上突条25as1、25bs1と下突条25as2、25bs2との間の空間)にナット201を必要数だけ嵌入し保持させる。更に、上突条25as1、25bs1と下突条25as2、25bs2との間の空間に保持されたナット201に、上突条25as1、25bs1の間の隙間からボルト203を螺合させる。
最後に、図8乃至図11に示したように、一対のカバー部51を準備し、カバー部51の一縁部53を一縁嵌入溝23ca1に連続方向Lに沿って嵌入し、他縁部55を他縁嵌入溝23ca2に連続方向Lに沿って嵌入すると共に当接突条57を取付板22aの外面(下縁近傍)に連続方向Lに沿って当接させることでカバー部51を取付板22aに取り付ける。同様に、カバー部51の一縁部53を一縁嵌入溝23cb1に連続方向Lに沿って嵌入し、他縁部55を他縁嵌入溝23cb2に連続方向Lに沿って嵌入すると共に当接突条57を取付板22bの外面(下縁近傍)に連続方向Lに沿って当接させることでカバー部51を取付板22bに取り付ける。
以上のようにして取り付けられた第2本支持具11に、それに取り付けられたボルト203を用いて種々な支持物(例えば、太陽電池パネル)を固定することができる。このとき必要に応じ、ナット201を連続方向Lに沿ってスライドさせ位置を調節したり、ボルト203にさらにナット205を螺合させ用いることもできるので、容易かつ確実に支持物を第2本支持具11を介して折板屋根101(畝103)に支持させることができる。
また、第2本支持具11においては、ビス301により取付板22a、22bを側面107a、107bに確実かつ強固に固定することができる。また、第2本支持具11においてはビス301が取付板22a、22bを貫通し折板屋根101の側面107a、107bにねじ込まれているが、一対のカバー部51によりビス301に雨水が接触しないので、側面107a、107bにビス301が穿設した穿孔からの雨漏りや錆の発生を防止又は減少させることができる。
第1本支持具21及び第2本支持具11のいずれも、一対の側面107a、107bによって形成される折板屋根101の畝103に上述の如く取り付けられることにより折板屋根101を梁のように補強する効果も奏するので、例えば、折板屋根101のみでは支持できなかった支持物を、第1本支持具21又は第2本支持具11を折板屋根101に取り付けることにより支持可能ならしめることができる。
更に、第1本支持具21及び第2本支持具11のいずれも、それに取り付けられたボルト203を用いて様々な支持物をうまく固定することができるので、折板屋根101に支持物を固定するのに汎用することができる。
加えて、第1本支持具21及び第2本支持具11のいずれも、ここではアルミニウムにより形成されているので軽量かつ高耐久性を有する。
以上説明した通り、第1本支持具21(第2本支持具11に含まれる第1本支持具21も同様)は、所定方向である畝方向Tに連続し、畝方向Tに対して垂直な任意の平面による断面(例えば、図5(b))において頂部(ここでは頂面105)とその両側に存する一対の側面(ここでは側面107a、107b)とを有する同じ外面形状を有する畝部(ここでは畝103)の外面に取り付けられ、支持物を支持する支持具であって、該一対の側面(側面107a、107b)のうちの一方側面(側面107a)に連続して当接する一方当接面(ここでは内面23a)を有する一方側面板(ここでは取付板22a)と、該一対の側面(側面107a、107b)のうちの他方側面(側面107b)に連続して当接する他方当接面(ここでは内面23b)を有する他方側面板(ここでは取付板22b)と、を含み、頂部(頂面105)に跨がるように取り付けられる取付部(ここでは取付部22)と、支持物を直接又は間接に固定すると共に取付部に対して直接又は間接(ここでは連結部26を介して間接に取り付けられる)に取り付けられる支持部25と、を備えてなる、支持具である。
第1本支持具21(第2本支持具11に含まれる第1本支持具21も同様)は、一方側面板(取付板22a)の両主表面のうち一方当接面(ここでは内面23a)を形成する内面23aとは反対の外面のうち一方当接面(内面23a)の裏面の少なくとも一部を覆う一方覆い部材(ここではカバー部51)を係止する一方覆い係止部(ここでは一縁嵌入溝23ca1と他縁嵌入溝23ca2)を有し、及び他方側面板(取付板22b)の両主表面のうち他方当接面(内面23b)を形成する内面23bとは反対の外面のうち他方当接面(内面23b)の裏面の少なくとも一部を覆う他方覆い部材(ここではカバー部51)を係止する他方覆い係止部(ここでは一縁嵌入溝23cb1と他縁嵌入溝23cb2)を有するものである。
第1本支持具21(第2本支持具11に含まれる第1本支持具21も同様)においては、一方覆い係止部(一縁嵌入溝23ca1と他縁嵌入溝23ca2)が前記支持具(第1本支持具21)が畝部(畝103)に取り付けられる際に畝方向Tと略平行な一対の溝により形成されている。そして、他方覆い係止部(一縁嵌入溝23cb1と他縁嵌入溝23cb2)が、前記支持具(第1本支持具21)が畝部(畝103)に取り付けられる際に畝方向Tと略平行な一対の溝により形成されている。
第1本支持具21(第2本支持具11に含まれる第1本支持具21も同様)においては、一方覆い部材(一縁嵌入溝23ca1と他縁嵌入溝23ca2に嵌入されるカバー部51)が前記一対の溝(一縁嵌入溝23ca1と他縁嵌入溝23ca2)に嵌入される一対の突条(ここでは一縁部53、他縁部55)を有し、該一対の突条(一縁部53、他縁部55)を前記一対の溝(一縁嵌入溝23ca1、他縁嵌入溝23ca2)から畝方向Tに対して垂直方向に抜き取ることが一方覆い部材(カバー部51)の変形(具体的には、該一対の突条(一縁部53、他縁部55)の間の距離が縮まるような変形)を要する。同様に、第1本支持具21(第2本支持具11に含まれる第1本支持具21も同様)においては、他方覆い部材(一縁嵌入溝23cb1と他縁嵌入溝23cb2に嵌入されるカバー部51)が前記一対の溝(一縁嵌入溝23cb1と他縁嵌入溝23cb2)に嵌入される一対の突条(ここでは一縁部53、他縁部55)を有し、該一対の突条(一縁部53、他縁部55)を前記一対の溝(一縁嵌入溝23cb1、他縁嵌入溝23cb2)から畝方向Tに対して垂直方向に抜き取ることが他方覆い部材(カバー部51)の変形(具体的には、該一対の突条(一縁部53、他縁部55)の間の距離が縮まるような変形)を要するものである。
第1本支持具21(第2本支持具11に含まれる第1本支持具21も同様)においては、支持部25が支持物を固定する位置が畝方向Tに沿って連続的に可変である(ナット201は連続方向Lに沿ってスライド自在であるので、これにより支持物を固定する位置を畝方向Tに沿って自由に調節できる。)。
第1本支持具21(第2本支持具11に含まれる第1本支持具21も同様)においては、支持部25が、支持物を固定するための固定具(ここではナット201)を畝方向Tに沿ってスライド自在に保持する固定具保持溝(ここでは上突条25as1、25bs1と下突条25as2、25bs2との間の空間)を有するものである。
第2本支持具11により支持物を支持する構造は、畝部(畝103)と、第1本支持具21と、一方覆い係止部(一縁嵌入溝23ca1、他縁嵌入溝23ca2)に係止された一方覆い部材(カバー部51)と、他方覆い係止部(一縁嵌入溝23cb1、他縁嵌入溝23cb2)に係止された他方覆い部材(カバー部51)と、一方覆い部材(カバー部51)により覆われた一方側面板(取付板22a)の外面の部分と内面23aとを貫通し一方側面板(取付板22a)と一方側面(側面107a)とを連結する一方貫通部材(ここではビス301)と、他方覆い部材(カバー部51)により覆われた他方側面板(取付板22b)の外面の部分と内面23bとを貫通し他方側面板(取付板22b)と他方側面(側面107b)とを連結する他方貫通部材(ここではビス301)と、を備えてなる、支持物を支持する支持構造であり、この支持構造によって支持部25が支持物(例えば、太陽電池パネル)を支持するものである。
第2本支持具11により支持物を支持する構造においては、畝部(畝103)が折板屋根101の上面に形成され、支持物が太陽電池パネルである。
第1本支持具21は、一方覆い部材(一縁嵌入溝23ca1と他縁嵌入溝23ca2に嵌入されるカバー部51)及び/又は他方覆い部材(一縁嵌入溝23cb1と他縁嵌入溝23cb2に嵌入されるカバー部51)と、第1本支持具21と、を含んでなる第2本支持具11を形成するためのセットとして譲渡や製造等がなされてもよい。
そして、カバー部51は、第1本支持具21に係止される前記一対の突条(一縁部53、他縁部55)を有する一方覆い部材(一縁嵌入溝23ca1と他縁嵌入溝23ca2に嵌入されるカバー部51)又は他方覆い部材(一縁嵌入溝23cb1と他縁嵌入溝23cb2に嵌入されるカバー部51)であって、一方側面板(取付板22a)又は他方側面板(取付板22b)の外面に面する面(内面58)のうち、該一対の突条(一縁部53、他縁部55)の間の少なくとも一部(ここでは全部)が一方側面板(取付板22a)又は他方側面板(取付板22b)の外面から該一対の突条(一縁部53、他縁部55)よりも遠ざかっている部分を有するものである、一方覆い部材又は他方覆い部材である。
11 第2本支持具
21 第1本支持具
22 取付部
22a、22b 取付板
23a、23b 内面
23ca1、23cb1 一縁嵌入溝
23ca2、23cb2 他縁嵌入溝
23da、23db 窪み
23ta、23tb 肉薄部
24 嵌入溝
25 支持部
25a、25b 支持本体部
25aa、25ba 上面
25as1、25bs1 上突条
25as2、25bs2 下突条
26 連結部
26a 上部分
26ba、26bb 下部分
26da、26db 凹条
26n 補強部
51 カバー部
52 カバー本体部
52c 外面
53 一縁部
55 他縁部
57 当接突条
58 内面
101 折板屋根
103 畝
105 頂面
107a、107b 側面
109 底部
201 ナット
203 ボルト
205 ナット
301 ビス

Claims (7)

  1. 所定方向である畝方向に連続し、畝方向に対して垂直な任意の平面による断面において頂部とその両側に存する一対の側面とを有する同じ外面形状を有する畝部の外面に取り付けられ、支持物を支持する支持具であって、
    該一対の側面のうちの一方側面に連続して当接する一方当接面を有する一方側面板と、該一対の側面のうちの他方側面に連続して当接する他方当接面を有する他方側面板と、を含み、頂部に跨がるように取り付けられる取付部と、
    支持物を直接又は間接に固定すると共に取付部に対して直接又は間接に取り付けられる支持部と、
    を備えてなり、
    一部又は全部が一方当接面を形成する内面と、内面とは反対の外面と、を有する一方側面板の外面のうち一方当接面の裏面の少なくとも一部を覆う一方覆い部材を係止する一方覆い係止部を有し、及び/又は一部又は全部が他方当接面を形成する内面と、内面とは反対の外面と、を有する他方側面板の外面のうち他方当接面の裏面の少なくとも一部を覆う他方覆い部材を係止する他方覆い係止部を有するものであり、
    一方覆い係止部及び/又は他方覆い係止部が、該支持具が畝部に取り付けられる際に畝方向と略平行な一対の溝により形成されるものであり、
    一方覆い部材及び/又は他方覆い部材が該一対の溝に嵌入される一対の突条を有し、該一対の突条を該一対の溝から畝方向に対して垂直方向に抜き取ることが一方覆い部材及び/又は他方覆い部材の変形を要するものである、支持具。
  2. 支持部が支持物を固定する位置が畝方向に沿って連続的に可変である、請求項1に記載の支持具。
  3. 支持部が、支持物を固定するための固定具を畝方向に沿ってスライド自在に保持する固定具保持溝を有するものである、請求項2に記載の支持具。
  4. 畝部と、
    請求項1乃至3のいずれか1に記載の支持具と、
    一方覆い係止部に係止された一方覆い部材と、
    他方覆い係止部に係止された他方覆い部材と、
    一方覆い部材により覆われた一方側面板の外面の部分と内面とを貫通し一方側面板と一方側面とを連結する一方貫通部材と、
    他方覆い部材により覆われた他方側面板の外面の部分と内面とを貫通し他方側面板と他方側面とを連結する他方貫通部材と、
    を備えてなる、支持物を支持する支持構造。
  5. 畝部が折板屋根の上面に形成され、支持物が太陽電池パネルである、請求項4に記載の支持構造。
  6. 一方覆い部材及び/又は他方覆い部材と、請求項1乃至3のいずれか1に記載の支持具と、を含んでなるセット。
  7. 請求項1乃至3のいずれか1に記載の支持具に係止される前記一対の突条を有する一方覆い部材又は他方覆い部材であって、
    一方側面板又は他方側面板の外面に面する面のうち、該一対の突条の間の少なくとも一部が一方側面板又は他方側面板の外面から該一対の突条よりも遠ざかっている部分を有するものである、一方覆い部材又は他方覆い部材。
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