JP6073010B2 - 面状物品の架台用桟 - Google Patents

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Description

本発明は、折板屋根等の各種形状の屋根上にソーラーパネル(太陽電池パネル)等の面状物品を取り付け、固定するために使用する支持固定用架台となる縦桟又は横桟に関するものである。
また、この桟は、屋根上ばかりでなく、地面上に設けられた土台や各種の構築物の上にも設置可能なものであるが、以下説明の都合上、屋根上のものを中心に説明する。
従来より、折板はぜ継ぎ式、折板重ね式、折板接合式等各種の折板屋根や、波形スレート屋根等々、各種のタイプの屋根が存在するが、本発明においては、これらの各種形状の屋根上にソーラーパネル等の面状物品を設置固定するための支持固定用架台として使用する縦桟又は横桟に関するものであるが、従来のものとしては以下の特許文献に記載のものを挙げることができる。
尚、ここでいう「縦桟」というのは、屋根の流れ方向に配置される縦枠部材を意味し、横桟というのはこの屋根の流れ方向と直交する方向に配設される横枠部材を意味するが、陸屋根等の平面状の屋根においては、その設置方向は特定されず、自由な方向に配置できるものである。即ち、本発明に係る架台用桟は、縦・横等自由に設置できるものである。
また、この縦桟又は横桟は、その最低2本のものを平行に配列して、これら2本の平行に配列された桟の上に、太陽電池パネルを順次並べて載置して固定できるものである。
下記特許文献に記載のソラーパネル取着用架台の固定金具にあっては、タイトフレームの頂部より突設する固定ボルトに、縦材の下辺を直接螺着する施工と異なり、タイトフレームに既設のボルトを介して架台を取付ける固定金具を可動可能にして固定ボルトの芯ずれを吸収できるようにしたものである。
その構成は、タイトフレームと折版屋根板材の頂部より突設する固定ボルトを貫通する貫通孔付きの載置部を有し、この載置部の左端部と右端部とを上方に折曲する左立上部と右立上部を形成し、これらの左右の両立上り部の端部を夫々外側方向に延設して孔付き左側支承部と孔付き右側支承部とを形成し、前記左右両側支承部にそれぞれボルトを突設させたものから成る。この固定金具によりソーラーパネル取着用架台を固定できるようにしたものである。
特開2011−106094号公報
上記従来の固定金具においては、この金具によってソーラーパネル等を支持する架台を固定するものであり、その固定される架台としては、チャンネル材等が例示されている。
勿論、この支持固定される架台としては、上記チャンネル材ばかりでなく、上方に溝条部が形成された長条枠体、或いはH型等の型枠部材等が使用され、これらの枠部材にソーラーパネルを載置し、各種の固定手段により固定されるものである。
本発明においては、先ず、上記従来例と同様に、各種折板屋根を支持固定するタイトフレームを介して螺着される剣先ボルト等の上向き固定ボルト等を利用するものであるが、この固定ボルト等を利用して特定の形態の枠部材を創案し、この枠部材を前記固定ボルト等に特定の固定金具により固定できるようにすることをその第一の課題とする。
次に、本発明においては、上記枠部材を従来のものよりもその重量を低減化し、作業効率を向上させることもその課題となる。
また、前記剣先ボルト等の上向きの固定ボルト又は支持ボルトが設けられた屋根であれば、どのような屋根にも適用できるようにすること。即ち、重ね式折板屋根、接合式又は嵌合式折板屋根、或いはスレート屋根等の各種のタイプの屋根にも適用できること。
はぜ式折板屋根にあっても、そのはぜ部に特別な接続部材を取り付け、この接続部材から上方に延長する螺子棒を設けておけば、適用することができるものとなる。
更に、各種屋根に設けられている固定ボルト等の位置は、それぞれ異なっているが、このように異なる位置に配置された固定ボルトに容易に対応できるようにすることも本発明の課題となる。
また、面状物品の設置及び支持に際しても、サイズの異なる面状物品に対し容易に対応でき、その固定位置を柔軟に変更できる固定用桟を提供すること、面状物品を並列する際に、隣接する面状物品同士をも適切に、より相応しく固定できるようにすることも本発明の課題である。
勿論、取付容易化、設置作業の省力化にも寄与することも本発明の課題となり、桟自体における雨水等の滞留をも防止し、防錆効果を有するものを提供することも本発明の課題となる。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、ソーラーパネル等の面状物品を各種形状の屋根上又は地面の土台上等の被設置面上に設置するための架台として使用する縦桟又は横桟であって、この桟は、開口部が対向する横断面略コ字形状の一対の長尺状の枠部材と、これら一対の枠部材を連結する連結部材と、これらの枠部材を被設置面上に固定する固定金具とからなり、連結部材は、前記一対の枠部材の長手方向の複数の位置でその長手方向と直交する方向に両枠部材間の間隔を所定間隔に維持して相互に連結固定できるものからなり、固定金具は、前記一対の枠部材の下端部を支持する受け金具と、前記枠部材の内側から前記受け金具と相互に固定されて前記一対の枠部材の下端部を挟持して固定できる押え金具とからなり、前記被設置面上に存在する剣先ボルト等の上向き固定ボルトや支持ボルトを受け金具に設けられた挿通孔に挿通させ、この受け金具に前記一対の枠部材を載置した後、これら一対の枠部材の内側から押え金具を配置して押え金具に設けられた挿通孔に前記固定ボルトや支持ボルトを挿通し、これらのボルトにナット部材を螺着することにより前記一対の枠部材が被設置面上に固定されることを特徴とする面状物品の架台用桟である。
ここで「横断面略コ字形状の一対の枠部材」における「横断面略コ字形状」というのは、その開口部が互いに向き合うように横方向を向き、上方で横方向に延長する上方延長部と下方で横方向に延長する下方延長部と、これらの間を連結する側面部からなる断面コ字形状を有するものを基本的には意味するが、上方延長部の縁部が下方に折曲していてもよく、或いは、下方延長部が斜め上方に折曲して、即ち、側面部との成す角度が鋭角となるように折曲し延長するものであってもよく、完全にコ字形状ではなくともよく、前記のような各種形状のものを含む意味である。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、前記被設置面上に存在する上向き固定ボルトや支持ボルトを被覆する被覆部とこの被覆部から上方に向かって突設された螺子棒からなるジョイント部材を、前記固定ボルトや支持ボルトに連結し、このジョイント部材の螺子棒に前記受け金具と押え金具を固定できるようにしたことを特徴とする面状物品の架台用桟である。
本発明の第3のものは、上記第2の発明において、ジョイント部材の被覆部の下端面に防水材を塗布又は接合し、被設置面とジョイント部材との間の水密性を保持させたことを特徴とする面状物品の架台用桟である。
本発明の第4のものは、上記第2又は第3の発明において、前記ジョイント部材と屋根部表面との間にカバー部材を更に設け、このカバー部材により被設置面に存在する上向き固定ボルトや支持ボルトに螺着されたナット部を被覆でき、ジョイント部材の被覆部が前記固定ボルトや支持ボルトの螺子部と螺合できるようにしたことを特徴とする請求項2又は3に記載の面状物品の架台用桟である。
本発明の第5のものは、上記第4の発明において、カバー部材の裏面に防水材を塗布又は接合し、被設置面とカバー部材との間の水密性を保持させたことを特徴とする面状物品の架台用桟である。
本発明の第6のものは、上記第1の発明において、前記架台用桟が折板屋根の突条部の流れ方向に配設される縦桟であって、この縦桟の一対の枠部材の下端の下方延長部を鋭角に折曲して折板屋根の傾斜面と接合させ、折板屋根の傾斜面上に一対の枠部材の下方延長部が支持され、押え金具は、その横断面形状が下端開口の略コ字形状を有してその長手方向が折板屋根の流れ方向と直交する方向に配置され、その両側の下向き延長部が折板屋根の突条部の頂部形状に適合するように形成され、これにより、受け金具を使用せずに、押え金具により一対の枠部材が屋根上に固定されることを特徴とする面状物品の架台用桟である。
本発明の第7のものは、上記第1乃至第3の何れか発明において、前記架台用桟の一対の枠部材の下端の下方延長部の折曲角度を鋭角にし、受け金具の横断面を前記一対の枠部材の下端部分に適合するようにその両端部に前記下方延長部を受ける受部を設け、
更に、押え金具の両端部も前記一対の枠部材の下方延長部及び受け金具の両端の受部に適合する形状に形成したことを特徴とする面状物品の架台用桟である。
本発明の第8のものは、上記第7の発明において、前記架台用桟が折板屋根の突条部の流れ方向に配設される縦桟であって、この縦桟の一対の枠部材の下端の下方延長部を鋭角に折曲し、受け金具は、前記縦桟の両側の下方延長部と適合するようにその両側に受部を形成し、この受け金具の横断面形状を折板屋根の突条部の頂部形状に合致させ、押え金具は、その横断面形状が下端開口の略コ字形状を有してその長手方向が折板屋根の流れ方向と直交する方向に配置され、その両側の下向き延長部が折板屋根の突条部の頂部形状に適合するように形成され、これにより、受け金具が折板屋根上に載置された状態で、押え金具により一対の枠部材が屋根上に固定されることを特徴とする面状物品の架台用桟である。
本発明の第9のものは、上記第1乃至第8の何れかの発明において、前記連結部材は、一対の枠部材の間隔距離を広狭自在に設定し、両枠部材を固定できることを特徴とする面状物品の架台用桟である。
本発明の第10のものは、上記第1乃至第5の何れかの発明において、前記受け金具の両側に上向きに延長する上方延長部を設け、これらの上方延長部が両枠部材の両側面部と接合して両枠部材を支持し、更に、これらの上方延長部と枠部材の側面部とを貫通するようにボルト・ナット等の固定手段を配設し、枠部材がその長手方向に滑動しないようにしたことを特徴とする面状物品の架台用桟である。
本発明の第1のものにおいては、先ずその架台用桟は、異なる形式の屋根上に固定することができる。
即ち、各種の折板屋根やスレート屋根等に存在する上向きの固定ボルトや支持ボルトが設けられた屋根であれば、どのような形式の屋根にも取り付けが可能となる。
また既に述べた通り、これらの上向き固定ボルトや支持ボルトが存在する他の地上設置物にも同様に設置可能となる。
屋根の流れ方向或いはこれと直交する方向の何れの方向にも取り付け固定することができる。
長尺状の枠部材が左右一対のものからなり、つまり、架台用桟は2つの分割された枠部材からなり、これらが連結部材により所定間隔を維持して連結固定されている関係上、桟の上端面と下端面にはその長手方向に長条の溝条部が形成される。
このために、その下端面において、この長手方向の溝条部の何れの部位においても、屋根部に存在する上向き固定ボルト等と適合させることができる。
即ち、屋根部に設けられている固定ボルト等と極めて都合よく相互に適合させることができ、その係止位置も長手方向の何れの位置にも固定することができるのである。
更に換言すれば、この架台用桟は、各種の屋根上に所望の位置に所望の方向に自由に取り付け固定することができるのである。
また、これら一対の枠部材は、従来のものと比較すれば、その重量をより軽量化したものとなる。というのも、その断面形状がほぼ同様のものであれば、本発明においては下端面には、その長手方向の端部から端部まで溝条部が形成され、この部分の素材を無くすことができるからである。
一対の枠部材を相互に固定する連結部材は、予め連結固定しておいてもよいが、設置現場で組立固定することも可能であり、その際にはこれら枠部材の体積を運搬時小さくすることもでき、その取り扱いを容易となし、運搬時や施工時等に便利なものとなる。
そして、本発明においては、両枠部材を連結部材により所望間隔に設定し固定することができ、左右一対の枠部材の間隔を広狭自在に適宜調整し、操作することができるために、屋根部の形態及び取り付けられるソーラーパネル(面状物品)の大きさや形態に合致させてその間隔を設定することができるという大きな効果を発揮するものである。
これにより、枠部材の断面性能を操作できることとなるのである。
また、本発明においては、枠部材が2分割されており、従来の桟と異なり、下端面が閉鎖されておらず、桟の内部に雨水等が滞留する心配もない。
これにより、桟自体の防錆、防腐食にも寄与するものとなる。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、ジョイント部材を付加したものであるが、このジョイント部材は、前記各種形状の屋根を固定する上向き固定ボルトや支持ボルトを被覆する被覆部とこの被覆部から上方に向かって突設された螺子棒から形成されたものであり、前記屋根部の固定ボルト等に連結し、このジョイント部材の螺子棒に前記受け金具と押え金具を固定できるようにしたものである。
屋根部を固定する固定ボルト等としては、例えばタイトフレームに螺着される剣先ボルト等を例示することができるが、この剣先ボルトの先端部が短い場合、錆び付いている場合、或いは防水剤等が塗布されていたりする場合があり、この場合には、この剣先ボルトの螺子部に前記受け金具や押え金具を螺着することができない場合がある。
このために、本発明においては、上記ジョイント部材を付加し、このジョイント部材の上端部に突設された螺子棒に前記受け金具と押え金具を螺着できるようにしたものである。
このようにして、ジョイント部材を設けることにより、健全な螺子(支持)部に置き換えることができるために安心・安全な構造となる。
本発明の第3のものにおいては、ジョイント部材の被覆部の下端面に防水材を塗布又は接合し、被設置面とジョイント部材との間の水密性を保持させたものである。
本発明の第4のものにおいては、上記発明と同様に、更にカバー部材を付加したものであり、このカバー部材の存在により剣先ボルト等の固定ボルト等に螺着されたナット部を被覆して、ジョイント部材の被覆部を前記固定ボルトの螺子部に容易に螺着できるようにしたものである。
その効果は、前記第2の発明と同様である。
本発の第5のものにおいては、上記第4の発明に係るカバー部材の裏面に防水材を塗布又は接合し、被設置面とカバー部材との間の水密性を保持させたものである。
本発明の第6のものにおいては、上記第1の発明において、架台用桟が折板屋根の突条部の流れ方向に配設される縦桟であって、この縦桟の一対の枠部材の下端部の下方延長部の内角を鋭角に折曲して折板屋根の傾斜面と接合するようにし、折板屋根の傾斜面上に一対の枠部材の下端部が支持され、押え金具は、その横断面形状が下端開口の略コ字形状を有してその長手方向が折板屋根の流れ方向と直交する方向に配置され、その両側の下向き延長部が折板屋根の突条部の頂部形状に適合するように形成することにより、受け金具を使用せずに、押え金具のみにより一対の枠部材が屋根上に固定されるようにしたものである。
これにより、本発明に係る架台用桟は、折板屋根の山形の両傾斜面の長手方向にその下端部の下方延長部が接合することなり、一対の枠部材の両下端部が折板屋根の流れ方向に線状に支持されることとなり、ソーラーパネル等の面状物品の荷重が屋根部の全体に付加されることとなり、屋根部への加重負担が軽減される(枠部材の設置部全体で負荷が分散される)こととなる。
本発明の第7のものにおいては、上記第1乃至第3のそれぞれの発明において、架台用桟の一対の枠部材の下端部の下方延長部を鋭角に折曲し、受け金具の横断面を前記一対の枠部材の下端部分に適合するようにその両端部に前記下方延長部を受ける受部を設け、且つ、押え金具の両端部も前記一対の枠部材の下方延長部及び受け金具の両端の受部に適合する形状に形成したものであって、枠部材、受け部材及び押え部材の他の実施可能な形態を特定したものである。
本発明の第8のものにおいては、前記第6の発明と同様に、架台用桟が折板屋根の突条部の流れ方向に配設される縦桟であって、この縦桟の一対の枠部材の下端の下方延長部を鋭角に折曲し、受け金具は、前記縦桟の両側の下方延長部と適合するようにその両側に受部を形成し、この受け金具の横断面形状を折板屋根の突条部の頂部形状に合致させ、押え金具は、その横断面形状が下端開口の略コ字形状を有してその長手方向が折板屋根の流れ方向と直交する方向に配置され、その両側の下向き延長部が折板屋根の突条部の頂部形状に適合するように形成され、これにより、受け金具が折板屋根上に載置された態様で、押え金具により一対の枠部材が屋根上に固定されるのである。
従って、受け金具は、折板屋根の突条部の頂部に載置された状態で、枠部材を支持することとなり、受け金具において面による支持となり、屋根部に負荷される荷重が点での支持でなく、面での支持となり、上記第6の発明同様に屋根に対する荷重負担が軽減される。
本発明の第9のものにおいては、前記連結部材が一対の枠部材の間隔距離を広狭自在に設定し、両枠部材を固定できることを明確にしたものである。
これにより、適宜長さの連結部材を使用することにより両枠部材の間の間隔距離を所望の間隔に維持し固定することができることとなる。
また、この具体的な構成としては種々のものが考えられ、金属製筒体形状のスペーサとボルト・ナットによる締着、その他板金などのカチコミ式やハメコミ式の金具や樹脂成型品・アルミ成形品など各種あり、又は両端面に成形キャップを嵌め込んでの幅寸法の確保をするもの等々各種のものが可能となる。
本発明の第10のものにおいては、前記受け金具の形態をより限定し、即ち、その両側に上向きに延長する上方延長部を設け、これらの上方延長部が両枠部材の両側面部と接合して両枠部材を支持し、更に、これらの上方延長部と枠部材の側面部とを貫通するようにボルト・ナット等の固定手段を配設して固定できるようにしたものである。
これにより、枠部材がその長手方向に滑動してしまわないようにしたものである。
本発明の第1実施形態に係る一対の枠部材とその連結部材を示し、その(A)が斜視図、その(B)が拡大横断面図である。 本発明に係る架台用桟の第1実施形態の分解説明図である。 上記第1実施形態を正面側から見た概念説明図であり、分解状態と固定状態を同時に図示しており、その左側が分解状態を、その右側が固定状態を示している。 本発明の第2実施形態を図示しており、その(A)が分解斜視図、その(B)が側面図、その(C)が正面図である。 本発明の第3実施形態を図示しており、その(A)が分解斜視図、その(B)が側面図、その(C)が正面図である。
以下、添付の図面と共に本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る一対の枠部材とその連結部材を示し、その(A)が斜視図、その(B)が拡大横断面図である。
本発明に係るソーラーパネル等の面状物品の架台用桟においては、この図1に示す一対の枠部材10、10と、これらの枠部材10、10を所定間隔に維持して連結固定する連結部材12がその第一の特徴的構成部材となる。
この一対の枠部材10、10は、それぞれ横断面が略コ字形状を有し、その開口部が対向するように左右対称形に形成されている。
勿論、これらの枠部材10、10は、完全に左右対称でなく、多少異なった形状であってもよい。
またここでいう、略コ字形状というのは、図1(B)から解る通り、その開口部が互いに向き合うように横方向を向き、上方の上方延長部10uと下方の下方延長部10sを有し、上方延長部10uはその縁部が下方に折曲しており、必ずしも正確にコ字形状ではないが、このような形態をも含む意味である。
また、他の実施形態として後に説明するが、下方延長部10sが少し斜め上方に向かって折曲して、枠部材10の側面部10yとの成す角度が鋭角となるものであってもよいのであり、これらの形態をも含む意味である。
これら一対の枠部材10、10を所定間隔を維持して相互に連結・固定するのが連結部材12であり、枠部材10の長さにもよるがその長手方向で最低2箇所に設けられていればよい。
この連結部材12の構成は、図には表れていないが、ボルト・ナットの中央部に金属製円筒形状のスペーサ部材12sを配置したものを例示することができる。
勿論のこととして、枠部材10の側面部10yに設けられている挿通孔の内径よりもこのスペーサ部材12sの外径は大きいものを使用する。
尚、この所定間隔を維持するためには、上記金属製円筒形状のスペーサ部材に限らず、板金などでのカチコミ(ハメコミ)金具や樹脂製・アルミ製などの金具や両先端へのキャップやバネ状の部材など様々な部材にて設計変更することが可能である。
このスペーサ部材12sを一対の枠部材10、10の間に配置してボルト・ナットにより固定することにより、これら一対の枠部材10、10は一定の間隔をもって連結され、固定される。
また、このスペーサ部材12sとして長さの異なるものを複数用意しておけば、そのスペーサ部材の1つを選択して使用することにより、両枠部材の間隔を所望の間隔に設定することができる。
勿論、この連結部材としては、ボルト・ナット以外のその他の形態のものを採用することができる。
枠部材10の長手方向長さは、必要に応じて適宜設定することができ、これら一対の枠部材10、10の上面に形成された長条の溝条部10mに所定の固定金具を取り付けてソーラーパネル(面状物品)の枠部を固定することができるのである。
ソーラーパネルの枠部を固定する固定金具としては各種のものがあるが、上記溝条部10mの内部に配置するスライド金具とこのスライド金具に固定されるパネル枠部固定金具を用いて、枠部材10の所望の位置でソーラーパネルの枠部を固定することができるのである。
本発明では、ソーラーパネル等の面状物品の架台を構成する縦桟又は横桟に関するものであるため、上記ソーラーパネルの枠部を固定する枠部固定金具の説明は省略するが、上述した通り、本発明に係る架台用桟を最低2本平行に配置して、これら2本の桟に掛け渡すようにソーラーパネルを順次並べて載置し、枠部固定金具によって固定することができるのである。
図2は、本発明に係る架台用桟の第1実施形態の分解説明図である。
本発明に係る架台用桟は、上述した一対の枠部材10、10と、これらを連結固定する連結部材12と、枠部材10、10の下端部を受ける受け金具14と、受け金具14の上方で、枠部材10の下端の下方延長部10s、10sを間に介在させて固定する押え金具16とから構成される。
また、この実施形態では、上記構成部材に加えて、折板屋根Sが固定される剣先ボルトBの部分を被覆するカバー部材20と、剣先ボルトBを被覆し或いは剣先ボルトBに螺合されるジョイント部材22を利用している。
カバー部材20は、折板屋根Sの突条部Tの頂部の山型の形状に合致するように折曲された金属製薄板状のものからなり、その裏面にはクッション材或いは防水シート等を接合するのも自由である。
このようにカバー部材20の裏面に防水材を塗布したり、接合することは止水効果を向上させるために特に好ましいものである。
同様に、ジョイント部材22の下端面にも防水材を塗布し又は接合して、止水効果を発揮させることが可能である。
防水材としては、各種のものを使用することができるが、ブチルゴム系、EPDM、フェルト系、アスファルト系のものを挙げることができる。
これらのシート状のものを貼り付けたり、練り状のものを塗布したりすることができる。
或いは、シリコンコーキング材を塗布したり、充填したりして実施することもできる。
カバー部材20の頂部中央には、挿通孔20hが形成され、剣先ボルトBの螺子棒が挿通できる。
この図では明瞭に見て取ることは出来ないが、剣先ボルトBに螺合されたナットが丁度カバー部材20の頂部で被覆されるように、カバー部材20の頂部は上方に膨出する形態としている。
これにより、挿通孔20hからは、剣先ボルトBの螺子棒先端部が上方に突出する状態となる。
この上方に突出した剣先ボルトBの螺子棒の先端部と螺合するのがジョイント部材22である。
このジョイント部材22は、その下方部が円柱形状に形成された固定ボルト被覆部22hと、その上端面から上方に延設された螺子棒22sとから成るものである。
この下方部の固定ボルト被覆部22hの下端面に剣先ボルトBの螺子棒が螺合できる螺子穴が形成されている。
従って、この固定ボルト被覆部22hを剣先ボルトBに螺合して、カバー部材20を固定しつつこのジョイント部材22が螺着固定される。
本実施形態では、このジョイント部材22の下端面(底面)に防水材を塗布し又は接合している。このようにすることにより、カバー部材の挿通孔20hからの雨水等の侵入を防止することができるからである。
防水材としては、上記カバー部材の下面に施したものと同様のものを利用することができる。
この防水材は、ジョイント部材22の下端面に施すのであるが、その際にジョイント部材22の下端面の中央に設けられた螺子穴の周辺部に円形の窪み部を設け、この窪み部内に防水材を充填することもできるし、この窪み部の周縁の端面部分にのみ防水材を張り付けて実施することもできる。
更に、このジョイント部材の周側面の対向する左右対称部位に凹部22bを2箇所に設けているが、これらの凹部22bにスパナやモンキーレンチ等の手動工具の挟持部を適合させて締付け用の適合部とすることができる。
これらの凹部22bの存在により、ジョイント部材22を剣先ボルトB等の固定ボルトや支持ボルトに強固に締結することができることとなる。
このジョイント部材22の上方の螺子棒22sに受け金具14が取り付けられる。
即ち、受け金具14は、その中央に挿通孔14hが設けられた略矩形形状の金属製板材からなり、その一方の両端縁部が下方に折曲されて下方延長部14k、14kが設けられ、他方の両端縁部が上方に折曲されて上方延長部14u、14uが設けられた形態のものである。
従って、挿通孔14hにジョイント部材22の螺子棒22sを挿通させ、上方延長部14u、14uの間に前記枠部材10の下端部である下方延長部10s、10sの部分を適合させ、その後に枠部材10の内側から押え金具16の中央の挿通孔16hに前記螺子棒22sを挿通させ、ナット部材25を螺着して枠部材10、10を受け金具14と押え金具16との間に固定することができるのである。
ここで、押え金具16は、枠部材10の長手方向にやや長い矩形形状の金属製板材から形成されており、その長手方向の両端部には、下方に折曲した下向き延長部16s、16sが形成されている。
これらの下向き延長部16s、16sが一対の枠部材10、10の下端の下方延長部10s、10s間の間隙に嵌合し、且つ受け金具14の下方延長部14k、14kに沿うように又は接合するように重ね合わされるのである。
このような受け金具14と押え金具16との構成により、枠部材10、10の下端部を良好に挟持し固定することができる
尚、この図2においては、枠部材10、10は、折板屋根Sの突条部Tに沿って、即ち屋根の流れ方向Dに沿って配置しているが、受け金具14を右90度又は左90度回転して配置することにより、枠部材10、10は、屋根の流れ方向Dと直行する方向に配置し設置することができる。
勿論、陸屋根等の平面状の屋根上に設置する際は、その枠部材10、10の設置方向は、受け金具14の方向を適宜変更し設定することにより、360度何れの方向にも自由に設置することができるものである。
図3は、上記第1実施形態を正面側から見た概念説明図であり、説明の都合上分解状態と固定状態を同時に図示しており、その左側が分解状態を、その右側が固定状態を示している。
この図から良く解る通り、折板屋根Sの側に設けられている剣先ボルトBを中央の挿通孔に挿通してカバー部材20を折板屋根Sに被覆し、剣先ボルトBの螺子棒にジョイント部22の固定ボルト被覆部22hを螺合して取り付け固定し、ジョイント部材22の上方の螺子棒22sを受け金具14の中央の挿通孔に挿通し、この受け金具14の両側の上方延長部14u、14u間に枠部材10、10を適合させ、その後に両枠部材10、10の内側から押え金具16の中央の挿通孔に前記螺子棒22sを挿通してナット部材25によって螺着して、枠部材10、10が取り付け固定される。この固定された状態が図3の右側の図となる。
この図において、受け金具14を90度回転して取り付けることにより、枠部材10、10は折板屋根Sの流れ方向と直行する方向、即ち図中左右方向に配設することが容易に可能となるのである。
図4は、本発明の第2の実施形態を図示しており、その(A)が分解斜視図、その(B)が側面図、その(C)が正面図である。尚、この図においては、図示の都合上、枠部材を短く描いている。
この第2実施形態においては、上記実施形態と異なり、受け金具、ジョイント部材及びカバー部材の存在がない。
枠部材10、10は、それぞれその開口部が対面するような横断面略コ字形状を有しているが、下端の下方延長部10sが斜め上向きに折曲されている。即ち、その枠部材10の側面部10yとの成す角度が鋭角を呈しており、この下方延長部10s、10sは、それぞれ折板屋根Sの突条部Tの傾斜面Skに接合するような形態を有する。
換言すれば、この下方延長部10s、10sは、折板屋根Sの左右の傾斜面Skの上に載置されるように設置できるのである。つまりその長手方向の全体に渡り、枠部材10、10の下端部が折板屋根S上に載置され支持されるのである。
その後に、押え金具16により折板屋根Sの剣先ボルトBが設けられている位置で枠部材10、10が固定される。
この押え金具16は、図示した通り、枠部材10の幅方向に長さの長い金属製板材からなり、その両側縁部に下方に延長する下向き延長部16s、16sが設けられ、この下向き延長部16sの正面視形状は、その両端部が下方に突出し、丁度折板屋根Sの頂部の山型形状に合致する形状としている。
これにより、押え金具16の中央の挿通孔に剣先ボルトBを挿通させ、ナット部材25を螺合して固定することにより枠部材10、10が適切に固定されるのである。
ここで、押え金具16の略中央に設けた挿通孔16hを枠部材10の幅方向に長い長穴に形成している。
これにより、剣先ボルトBの取り付け位置において芯ずれがあった場合でも、その芯ずれを吸収することができるのである。
図4(C)からその固定状態を見て取ることができ、押え金具16の下向き延長部16sが折板屋根Sの頂部の山型の形状に合致して屋根と押え金具16との間で枠部材10、10の下端の下方延長部10s、10sを適切に固定することができる。
尚、この第2実施形態においては、その枠部材の構成により、折板屋根Sの突条部の方向に、即ち流れ方向にのみ設置可能なもので、流れ方向に直交する方向には設置できないものである。
図5は、本発明に係る第3の実施形態を図示しており、その(A)が分解斜視図、その(B)が側面図、その(C)が正面図である。前図同様に図示の都合上、この実施形態においてもその枠部材を短く描いている。
この第3実施形態においては、上記第1実施形態と同様の構成であるが、カバー部材、受け金具及び押え金具等の形態が第1実施形態のものと相違する。
カバー部材20では、その中央部に設けられた挿通孔20hの部分が上方に膨出している。これにより、剣先ボルトBに螺着されたナット部を被覆することができ、挿通孔20hから剣先ボルトBの螺子棒の先端部分のみが突出する。
ジョイント部22の形態は、前記第1実施形態と同じである。
受け金具14においては、両側の上方延長部14u、14uの根元部に凹部が形成され、この凹部に枠部材10の下端の下方延長部10sが適合し、これを受ける受部となる。つまり、枠部材10の下方延長部10sは、斜め上向きに折曲されており、枠部材10の側面部10yとの成す角度が鋭角となっており、この形状に合致するように受け金具14の両側の上方延長部14u、14u及びその根元部の形態を形成したものである。
この形態に合致するように、押え金具16の形態も変更しており、この押え金具16の形態は、前記第2実施形態のものと同様である。
これにより、この押え金具16を利用して、枠部材10、10の下端の下方延長部10s、10sを受け金具14との間で挟持して固定することができるのである。
この状態を図5(C)においてよく見て取ることができる。
尚、この第3実施形態において、カバー部材20及びジョイント部材22を用いずに、受け金具14の横断面形状を折板屋根Sの突条部の頂部山形形状に適合するように形成し、この受け金具14を直接折板屋根の突条部に載置できるように形成することもできる。
この場合には、受け金具14の両側の上向き延長部及びその根元部の形状を枠部材10の下端部の形状と適合するように形成して受部と成し、同様に押え金具16の形状も受け金具14の両側の形状に適合するように形成して、受け金具14と押え金具16とにより両枠部材10、10の下端部である下方延長部10s、10sを挟持しつつ固定することができる。
この構成を請求項8において特定しているが、その効果は、受け金具14を屋根部に載置している関係上、点での支持で無く、面での支持となり、屋根部への荷重負担を軽減できることとなるのである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、以下の通りその形態を種々設計変更することができる。
先ず、枠部材の略コ字形状の横断面形状においては、水平方向に延長する上方延長部の側縁部が下方に折曲していても良く、また下方の下方延長部が水平方向に延長するのではなく、斜め上方に、側面部と成す角度が鋭角となるように折曲するものであってもよい。
更に、この両枠部材は、左右対称ばかりでなく、上下対称に形成することも可能であり、このような形態とすることにより、両枠部材を連結部材により連結固定する際に、その上下の向きを問わずに組み立てることができ、組立作業、施工作業の効率化に寄与できる。
一対の枠部材を所定間隔で固定する連結部材も適宜設計変更することができ、要は両側の枠部材を所定間隔に維持して連結し固定できる構成のものであればよい。
この連結部材にあっては、各種の形態が考えられるが、上記実施形態の他に、バネ状部材を取り付けることにより、任意の幅寸法に伸縮自在となるような構成を採用することもできる。
カバー部材とジョイント部材は、必ずしも必須の構成要素ではなく任意のものであるが、折板屋根等に存在する剣先ボルト等の固定ボルトの螺子部が錆びていたり、損傷している場合等には、必要となるものである。
受け金具及び押え金具も、上下方向から両枠部材の下端の下方延長部を間に挟持して固定できるものであれば、上記実施形態以外のどのような形態のものであっても採用することができる。
一対の枠部材とこれを支持する受け金具においては、受け金具の両側を上向きに延長する上方延長部を設け、これらの両上方延長部が両枠部材の両側面部と接合して両枠部材を支持できるような構成とし、更に、これらの上方延長部と枠部材の側面部とを貫通するようにボルト・ナット等の固定手段を配設して両者を固定できるようにすることができる。
このような構成を採用することにより、一対の枠部材が受け金具上で滑動したり、移動したりすることを完全に防止することができるのである。
この構成を請求項10で特定している。
以上、本発明においては、ソーラーパネル等の面状物品の架台となる縦桟又は横桟を構成する架台用桟として、被設置面に上向き固定ボルト等の存在するあらゆるタイプの被設置面に取り付け固定することができ、2分割された枠部材を連結部材により所望間隔に固定することができ、その重量をも低減させ、その取付態様においても適用範囲又は応用範囲が極めて広範で、著大な効果を発揮する面状物品の架台用桟を提供することができたものである。
10 枠部材
10u 上方延長部
10s 下方延長部
10y 側面部
10m 溝条部
12 連結部材
12s スペーサ部材
14 受け金具
14u 上方延長部
14s 下方延長部
14h、16h、20h 挿通孔
16 押え金具
16s 下向き延長部
20 カバー部材
22 ジョイント部材
22h 固定ボルト被覆部
22s 螺子棒
22b 凹部
25 ナット部材
B 剣先ボルト
S 折板屋根
T 突条部

Claims (10)

  1. ソーラーパネル等の面状物品を各種形状の屋根上又は地面の土台上等の被設置面上に設置するための架台として使用する縦桟又は横桟であって、
    この桟は、開口部が対向する横断面略コ字形状の一対の長尺状の枠部材と、これら一対の枠部材を連結する連結部材と、これらの枠部材を被設置面上に固定する固定金具とからなり、
    連結部材は、前記一対の枠部材の長手方向の複数の位置でその長手方向と直交する方向に両枠部材間の間隔を所定間隔に維持して相互に連結固定できるものからなり、
    固定金具は、前記一対の枠部材の下端部を支持する受け金具と、前記枠部材の内側から前記受け金具と相互に固定されて前記一対の枠部材の下端部を挟持して固定できる押え金具とからなり、
    前記被設置面上に存在する剣先ボルト等の上向き固定ボルトや支持ボルトを受け金具に設けられた挿通孔に挿通させ、この受け金具に前記一対の枠部材を載置した後、これら一対の枠部材の内側から押え金具を配置して押え金具に設けられた挿通孔に前記固定ボルトや支持ボルトを挿通し、これらのボルトにナット部材を螺着することにより前記一対の枠部材が被設置面上に固定されることを特徴とする面状物品の架台用桟。
  2. 前記被設置面上に存在する上向き固定ボルトや支持ボルトを被覆する被覆部とこの被覆部から上方に向かって突設された螺子棒からなるジョイント部材を、前記固定ボルトや支持ボルトに連結し、このジョイント部材の螺子棒に前記受け金具と押え金具を固定できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の面状物品の架台用桟。
  3. ジョイント部材の被覆部の下端面に防水材を塗布又は接合し、被設置面とジョイント部材との間の水密性を保持させたことを特徴とする請求項2に記載の面状物品の架台用桟。
  4. 前記ジョイント部材と屋根部表面との間にカバー部材を更に設け、このカバー部材により被設置面に存在する上向き固定ボルトや支持ボルトに螺着されたナット部を貫通でき、ジョイント部材の被覆部が前記固定ボルトや支持ボルトの螺子部と螺合できるようにしたことを特徴とする請求項2又は3に記載の面状物品の架台用桟。
  5. カバー部材の裏面に防水材を塗布又は接合し、被設置面とカバー部材との間の水密性を保持させたことを特徴とする請求項4に記載の面状物品の架台用桟。
  6. ソーラーパネル等の面状物品を各種形状の屋根上又は地面の土台上等の被設置面上に設置するための架台として使用する縦桟であって、
    この桟は、開口部が対向する横断面略コ字形状の一対の長尺状の枠部材と、これら一対の枠部材を連結する連結部材と、これらの枠部材を被設置面上に固定する固定金具とからなり、
    連結部材は、前記一対の枠部材の長手方向の複数の位置でその長手方向と直交する方向に両枠部材間の間隔を所定間隔に維持して相互に連結固定できるものからなり、
    固定金具は、前記枠部材の内側から前記一対の枠部材の下端部を前記被設置面との間で挟持して固定できる押え金具からなり、
    前記被設置面上に存在する剣先ボルト等の上向き固定ボルトや支持ボルトを前記一対の長尺状の枠部材の間に挿通させ、これら枠部材を前記被設置面上に載置した後、これら一対の枠部材の内側から押え金具を配置して押え金具に設けられた挿通孔に前記固定ボルトや支持ボルトを挿通し、これらのボルトにナット部材を螺着することにより前記一対の枠部材が被設置面上に固定され、
    前記架台用桟が折板屋根の突条部の流れ方向に配設される縦桟であって、この縦桟の一対の枠部材の下端の下方延長部を鋭角に折曲して折板屋根の傾斜面と接合させ、折板屋根の傾斜面上に一対の枠部材の下方延長部が支持され、
    押え金具は、その横断面形状が下端開口の略コ字形状を有してその長手方向が折板屋根の流れ方向と直交する方向に配置され、その両側の下向き延長部が折板屋根の突条部の頂部形状に適合するように形成され、
    これにより、押え金具により一対の枠部材が屋根上に固定されることを特徴とする面状物品の架台用桟。
  7. 前記架台用桟の一対の枠部材の下端の下方延長部の折曲角度を鋭角にし、受け金具の横断面を前記一対の枠部材の下端部分に適合するようにその両端部に前記下方延長部を受ける受部を設け、
    更に、押え金具の両端部も前記一対の枠部材の下方延長部及び受け金具の両端の受部に適合する形状に形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の面状物品の架台用桟。
  8. 前記架台用桟が折板屋根の突条部の流れ方向に配設される縦桟であって、この縦桟の一対の枠部材の下端の下方延長部を鋭角に折曲し、
    受け金具は、前記縦桟の両側の下方延長部と適合するようにその両側に受部を形成し、
    この受け金具の横断面形状を折板屋根の突条部の頂部形状に合致させ、
    押え金具は、その横断面形状が下端開口の略コ字形状を有してその長手方向が折板屋根の流れ方向と直交する方向に配置され、その両側の下向き延長部が折板屋根の突条部の頂部形状に適合するように形成され、
    これにより、受け金具が折板屋根上に載置された状態で、押え金具により一対の枠部材が屋根上に固定されることを特徴とする請求項7に記載の面状物品の架台用桟。
  9. 前記連結部材は、一対の枠部材の間隔距離を広狭自在に設定し、両枠部材を固定できることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の面状物品の架台用桟。
  10. 前記受け金具の両側に上向きに延長する上方延長部を設け、これらの上方延長部が両枠部材の両側面部と接合して両枠部材を支持し、更に、これらの上方延長部と枠部材の側面部とを貫通するようにボルト・ナット等の固定手段を配設し、枠部材がその長手方向に滑動しないようにしたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の面状物品の架台用桟。
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