JP6124255B2 - リフロー装置 - Google Patents

リフロー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6124255B2
JP6124255B2 JP2013142214A JP2013142214A JP6124255B2 JP 6124255 B2 JP6124255 B2 JP 6124255B2 JP 2013142214 A JP2013142214 A JP 2013142214A JP 2013142214 A JP2013142214 A JP 2013142214A JP 6124255 B2 JP6124255 B2 JP 6124255B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
reducing
heating
reduction
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013142214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015015403A (ja
Inventor
祐司 後藤
祐司 後藤
進吾 須藤
進吾 須藤
準 徳丸
準 徳丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013142214A priority Critical patent/JP6124255B2/ja
Publication of JP2015015403A publication Critical patent/JP2015015403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6124255B2 publication Critical patent/JP6124255B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、ワークを還元雰囲気下で加熱して半田の表面の酸化膜の還元を行うリフロー装置に関し、特に処理時間を短縮するとともに還元ガスの消費量を低減するものである。
従来のリフロー装置は、還元雰囲気を有するチャンバ内でワークを加熱し、半田、および、他の箇所の表面の酸化膜を還元した後に、半田溶融温度まで昇温し、半田接合を行うものであり、ワーク搬送機構、ヒータと冷却器を有する還元チャンバ、タンク、還元チャンバに還元雰囲気を導入する雰囲気導入室、還元チャンバ内の雰囲気を排気する排気装置から構成される。そして、トレイに搭載したワークを、搬入部より不活性ガスで満たされた還元チャンバ内に送る。チャンバ内の不活性ガスを排出した後に、還元ガスを供給して還元雰囲気に置換し、ヒータでワークを加熱する。ワークは、半田、および、他の箇所の表面の酸化膜が還元された状態で半田接合される。その後、還元雰囲気を排出して還元チャンバ内を再び不活性ガスに置換後、ワークを冷却する。冷却が完了後、ワークをチャンバ外に搬出する(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−244618号公報
従来のリフロー装置は、半田、および、他の表面の酸化膜を除去するためには、チャンバ内を還元雰囲気で加熱する必要がある。また、チャンバ内にワークを搬入、搬出する際には、チャンバ内外が空間的につながるため、雰囲気の出入りが生じる。しかし、還元剤として使用されるカルボン酸や水素は、人体に有害である、あるいは、酸素と混合することで爆発の危険性があるといった理由から、そのまま大気中に放出することは望ましくない。そのため、チャンバ内外の空間がつながる場合には、チャンバ内を不活性ガスなどの無害な雰囲気に置換する必要がある。
従来の方法で行う場合、1トレイ分のワークの処理する毎に、チャンバ内の雰囲気を2回置換(不活性ガス雰囲気→還元雰囲気、還元雰囲気→不活性ガス雰囲気)する必要がある。よって、ワークを加熱して還元、および、半田接合するのに必要な時間とは別に、チャンバ内の雰囲気を置換するための時間が余分に必要となる。そのため、1トレイ分のワークあたりの処理時間が長くなるという問題点があった。
さらに、チャンバ内の雰囲気を置換する毎に排気しているため、1トレイ分のワークの処理毎にチャンバ容量分の還元雰囲気を新たに作る必要がある。そのため、還元剤の消費量が多くなるという問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、処理時間を短縮するとともに還元ガスの消費量を低減することができるリフロー装置を提供することを目的とする。
この発明のリフロー装置は、
半田を有するワークを、加熱しながら上記半田の酸化膜を還元するリフロー装置において、
上記ワークの還元処理を行うための還元チャンバと、
上記還元チャンバの前段に接続されている前室チャンバと、
上記還元チャンバの後段に接続されている後室チャンバと、
上記還元チャンバに還元ガスを供給する還元ガス供給機構部と、
上記還元ガスを加熱する加熱機構部と、
上記還元ガスを上記還元チャンバ外に取り出し再び上記還元チャンバ内に戻す循環経路とを備え、
上記循環経路の途中に接続されたサブチャンバを備え、
上記還元ガス供給機構部は、上記サブチャンバに接続され、
上記加熱機構部は、上記サブチャンバ内に配設され、
上記サブチャンバの容積は、上記還元チャンバの容積と同じかまたは大きく形成されているものである。
この発明のリフロー装置は、上記のように構成されているため、
処理時間を短縮するとともに還元ガスの消費量を低減することができる。
この発明の実施の形態1のリフロー装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1の他のリフロー装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2のリフロー装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2の他のリフロー装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3のリフロー装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3の他のリフロー装置の構成を示す図である。
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1におけるリフロー装置の構成を示す図である。図において、リフロー装置は、ワーク1を保持して搭載するトレイ2と、ワーク1の還元処理を行うための還元チャンバ4と、この還元チャンバ4の前段に接続された前室チャンバ11と、還元チャンバ4の後段に接続された後室チャンバ12と、ワーク1の搭載したトレイ2を各チャンバ4、11、12内外に移動するため、例えばコンベア方式や、トレイ2に搬送方向に可動なツメを掛けて下流側へ送る方式などにて構成される搬送機構部3と、後室チャンバ12内に設けられたワーク1を冷却するための冷却機構部13とを備えている。
さらに、ワーク1の搬送時に開閉する、各チャンバ4、11、12の搬入出口に設けられた遮蔽扉14a、14b、14c、14dと、還元チャンバ4内に還元ガスとして、例えばカルボン酸や水素などを供給するための還元ガス供給機構部70と、還元ガスを加熱する例えばコイルヒータを有するホットプレートにて形成される加熱機構部9と、各チャンバ11、12内への不活性ガスとして、例えば窒素ガスやアルゴンガスなどを供給する不活性ガス供給機構部15と、各チャンバ11、12内の雰囲気を排気する真空ポンプにて形成される減圧機構部16と、減圧機構部16に接続され減圧機構部16にて排気された還元ガスを回収する還元ガス回収機構部17とを備えている。
さらに、還元ガスを還元チャンバ4外に取り出し再び還元チャンバ4内に戻す往路6aおよび復路6bから形成される循環経路6と、循環経路6に形成され還元チャンバ4内の雰囲気を、循環経路6を介して循環させるファン10と、循環経路6の途中に接続されたサブチャンバ5とを備えている。尚、ファン10は、循環経路6に、複数個、または複数箇所に形成することも考えられる。
そして、還元ガス供給機構部70は、サブチャンバ5に接続されている。また、加熱機構部9は、サブチャンバ5内に配設され、還元チャンバ4内にてワーク1の半田の接合処理の加熱を行うように構成されている。さらに、還元ガス供給機構部70は、還元剤71をサブチャンバ5内の加熱機構部9に供給し、サブチャンバ5内にて還元剤71が加熱されて気化し還元ガスが生成され循環経路6を介して還元チャンバ4に供給するものであり、例えば、還元剤71を封入するタンク7と、タンク7内の還元剤71の供給量を調整するマスフローコントローラ8とから構成されている。そして、サブチャンバ5の容積は、還元チャンバ4の容積と同じかまたは大きく形成されている。
次に、上記のように構成された実施の形態1のリフロー装置の動作について説明する。まず、初期状態は、還元チャンバ4、および、サブチャンバ5内は還元雰囲気とし、各チャンバ11、12内を減圧機構部16にて排気した後、不活性ガス供給機構部15により不活性ガスを供給し不活性ガス雰囲気とする。この場合における還元チャンバ4、および、サブチャンバ5内の還元雰囲気は、サブチャンバ5内の加熱機構部9にタンク7からマスフローコントローラ8を介して液体状の還元剤71が一定量滴下して供給され、滴下した還元剤71が加熱機構部9により気化し還元ガスが生成され、サブチャンバ5、および、還元チャンバ4内の還元雰囲気濃度を所定値にしているものである。
次に、前室チャンバ11の上流側の遮蔽扉14aを開き、搬送機構部3を動作させてワーク1が搭載されたトレイ2を前室チャンバ11内に移動して遮蔽扉14aを閉じる。尚、ワーク1を搭載したトレイ2を複数枚に連続的に投入する場合には、前室チャンバ11内に1つ前に投入した待機中のワーク1が存在するため、上流側の遮蔽扉14aと下流側の遮蔽扉14bとを同時に開き、前室チャンバ11内への未処理のワーク1の移動と、前室チャンバ11から還元チャンバ4内への待機中のワーク1の移動とを同時に行う。尚、このことは、還元チャンバ4および後室チャンバ12においても同様にワーク1の移動を行うことができるため、その説明は適宜省略する。
次に、還元チャンバ4の上流側の遮蔽扉14bを開けて、ワーク1を還元チャンバ4内に送り、還元チャンバ4の遮蔽扉14bを閉じる。このワーク1の移動に伴い還元チャンバ4内の還元雰囲気が拡散した前室チャンバ11は、還元チャンバ4内でワーク1を還元、または、半田の接合を行っている間に、並行して減圧機構部16で排気を行い、排気された還元ガスを還元ガス回収機構部17にて回収するとともに、不活性ガス供給機構部15により不活性ガスを供給し不活性ガス雰囲気とする。尚、この動作は、後室チャンバ12においても同様に行うものであるため、その説明を適宜省略する。
次に、還元チャンバ4、および、サブチャンバ5内の雰囲気を、ファン10を回転させ循環経路6を介して循環させる。この際、サブチャンバ5内の一定濃度の還元雰囲気は、往路6aを通して還元チャンバ4に送られる。また、前室チャンバ11への拡散により濃度が低下した還元チャンバ4内の還元雰囲気は、復路6bを通してサブチャンバ5に送られることとなる。よってこれと同時に濃度が低下した分を補充するために、サブチャンバ5内の加熱機構部9にタンク7からマスフローコントローラ8を介して液体状の還元剤71が一定量滴下して供給される。
そして、滴下した還元剤71は加熱機構部9により気化し還元ガスと成り、サブチャンバ5、および、還元チャンバ4内の還元雰囲気濃度を所定値に戻す。ここでは、サブチャンバ5の容量は、少なくとも還元チャンバ4の容量と同一または大きく形成されているため、還元ガスの濃度を所定値に設定し易い。尚、ファン10は常に回転させ、各チャンバ4、5内の雰囲気を常時循環させておいてもよい。または、各チャンバ4、5内の還元雰囲気濃度を一定値に戻す場合にのみにファン10を回転させてもよい。また、この動作は、後室チャンバ12への還元ガスの拡散により濃度が低下した場合においても同様に行うものであるため、その説明を適宜省略する。
そして、還元チャンバ4内の還元雰囲気濃度を所定値に戻すと同時に、サブチャンバ5内の加熱機構部9を昇温してワーク1の加熱を開始する。この際、ワーク1の加熱温度は、半田の溶融温度以下および酸化膜の還元を維持するよう制御する。これは、還元反応が十分進まず部分的に酸化膜が残っている状態で半田溶融温度まで昇温すると、半田が濡れる部分とそうでない部分とが混在し、接合品質が不均一になるためである。そして、半田の表面の酸化膜の還元が完了後、加熱機構部9をさらに昇温して、ワーク1を半田の溶融温度まで加熱して半田の接合を行う。
次に、還元チャンバの下流側の遮蔽扉14cを開き、ワーク1を後室チャンバ12へ送り、還元チャンバ4の下流側の遮蔽扉14cを閉じる。次に、後室チャンバ12の雰囲気を減圧機構部16で排気し、排気された還元ガスを還元ガス回収機構部17にて回収するとともに、不活性ガス供給機構部15により不活性ガスを供給し不活性ガス雰囲気とする。この雰囲気を置換する際、冷却機構部13により不活性ガスをノズルなどでワーク1に対して噴き付けて冷却を行う。この際、冷却に用いる不活性ガスは冷却能力を上げるため、あらかじめ低温にしておいてもよい。また、例えば水冷式の冷却板をワーク1に押し当てるといった別の冷却方式を組み合わせてもよい。次に、後室チャンバ12の下流側の遮蔽扉14dを開き、ワーク1を後室チャンバ12外に送り、遮蔽扉14dを閉じる。次に、トレイ2、および、ワーク1を搬送機構部3から取り出し処理を終了する。
上記のように構成された実施の形態1のリフロー装置によれば、還元チャンバ内の雰囲気を不活性ガスに置換することなくワークを出入りさせることができ、還元チャンバの雰囲気置換にかかる時間を削減し、1トレイ分のワークあたりに要する処理時間を短縮できる。また、ワーク搬送時に前室チャンバ、あるいは、後室チャンバへ還元雰囲気が拡散して低下した濃度分のみの還元ガスを供給すればよいため、還元ガスの使用量を抑えることができ、還元ガス供給機構部のタンクへの還元剤の補充頻度や、回収した還元剤を無害化処理するための作業負荷を減らすことができる。よって、省エネルギー化となり、さらに、生産工程において環境負荷低減となる。
また、サブチャンバにて還元ガスを生成して循環しているため、還元チャンバに還元ガスが効率よく供給することができる。
また、サブチャンバ内の加熱機構部は、還元剤雰囲気の温調と、還元剤のガス化の両方の機能を果たしているため、還元剤のガス化のための専用の機器を必要とせず、装置の簡略化に寄与している。
また、タンクと、マスフローコントローラとにより還元ガス供給機構部を構成しているため、還元ガスを正確に供給することが可能となる。
また、サブチャンバの容積を、還元チャンバの容積と同じかまたは大きく形成しているため、還元チャンバに供給する還元ガスの所定の濃度に、サブチャンバ内に還元ガスの濃度を調整し易い。
また、加熱機構部は、半田の表面の酸化膜の還元と、半田の接合との両方の加熱を行うことができるため、効率よく製造を行うことができる。
また、後室チャンバの冷却機構部にて、ワークの冷却を行うことができるため、効率よく製造を行うことができる。
また、不活性ガス供給機構部により、前室チャンバおよび後室チャンバの雰囲気を不活性ガスに置換することができるため、還元ガスの外部への影響を低減することができる。
尚、上記実施の形態1においては、サブチャンバを備え、還元ガスの供給をサブチャンバ内にて還元剤を気化する例を示したがこれに限られることはなく、例えば図2に示すように、循環経路6に還元ガスを直接供給する還元ガス供給機構部70を備える。還元ガス供給機構部70は還元ガスが封入されているタンク20と、このタンク20と循環経路6とを接続して還元ガスの量を調整するバルブ21とにて構成されている。そして、加熱機構部9は還元チャンバ4内に配設される。このように形成された場合においても、還元ガスの供給以外においては、上記実施の形態1と同様の動作を行うことができ、同様の効果を奏することができる。このことは、以下の実施の形態においても同様であるためその説明は適宜省略する。
また、ワークの移動に伴う還元チャンバ内の還元雰囲気濃度の低下を抑制するために、還元チャンバの上流側の遮蔽扉、および、下流側の遮蔽扉に不活性ガス、または、還元雰囲気を用いたガスカーテンを設けたり、還元チャンバ、前室チャンバ、および、後室チャンバ内の圧力を同一に調整する機構を設けたりすることが考えられる。このことは、以下の実施の形態においても同様であるためその説明は適宜省略する。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2におけるリフロー装置の構成を示す図である。上記実施の形態1においては、1つのチャンバにて、ワークの半田の表面の酸化膜の還元、および半田の接合を行う例を示したが、本実施の形態2においては、後室チャンバとして、加熱チャンバと冷却チャンバとを別々に備える場合について説明する。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。後室チャンバ12は、還元チャンバ4に接続されワーク1の半田の接合処理の加熱を行うための接合加熱機構部19を有する加熱チャンバ18と、加熱チャンバ18に接続されワーク1の冷却を行うための冷却チャンバ22とから構成されている。冷却チャンバ22には遮蔽扉14eが下流側に形成されている。
減圧機構部16は、加熱チャンバ18および冷却チャンバ22に接続されており、特に、加熱チャンバ18内を減圧可能に形成され、加熱チャンバ18内にてワーク1を減圧下状態に保持することができるものである。また、不活性ガス供給機構部15は、加熱チャンバ18および冷却チャンバ22に接続されている。
次に、上記のように構成された実施の形態2のリフロー装置の動作について説明する。尚、本実施の形態2においては、上記実施の形態1と異なる加熱チャンバ18での動作を中心に説明する。まず、上記実施の形態1と同様の工程を経て、還元チャンバ4内にてワーク1の半田の表面の酸化膜の還元を終了した後、還元チャンバ4の下流側の遮蔽扉14cを開き、ワーク1を加熱チャンバ18に送り、加熱チャンバ18の遮蔽扉14cを閉じる。
次に、減圧機構部16により、加熱チャンバ18内を、例えば10Pa以下となるまで真空引きする。これと同時に、加熱チャンバ18内の接合加熱機構部19にて加熱を行い、ワーク1を半田の溶融温度まで加熱し、半田接合する。よって、半田溶融時に、加熱チャンバ18内を減圧することで、半田中のボイドを抜き、半田接合後の半田中に残るボイドを低減できる。また、減圧中に加熱制御することで、半田急沸などに起因して生じる半田ボールの発生といった不良を抑えることができる。次に、加熱チャンバ18の下流側の遮蔽扉14dを開き、ワーク1を冷却チャンバ22に送り、加熱チャンバ18の遮蔽扉14dを閉じる。以下、上記実施の形態1と同様に、冷却チャンバ22にて冷却機構部13を用いてワーク1の冷却を行う。
上記のように構成された実施の形態2のリフロー装置によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、後室チャンバとして、加熱チャンバおよび冷却チャンバを別々に備えているため、各処理が簡便にかつ時間短縮にて行うことができ、特に複数のワークの処理を行う場合に優れている。また、加熱チャンバにて減圧した状態にて、半田の接合を行うことができるため、半田の接合の品質を向上させることができる。
尚、上記実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様に、サブチャンバを備え、還元ガスの供給をサブチャンバ内にて還元剤を気化する例を示したがこれに限られることはなく、例えば図4に示すように、循環経路6に還元ガスを直接供給する還元ガス供給機構部70を備えることも可能である。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3におけるリフロー装置の構成を示す図である。上記実施の形態1においては、後室チャンバとして、冷却のみを行う例を示したが、本実施の形態3においては、後室チャンバにて、半田接合および冷却を行う場合について説明する。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。後室チャンバ12内に、ワーク1を半田の溶融の温度まで加熱する接合加熱機構部19およびワーク1を冷却する冷却機構部13を備えるものである。また、減圧機構部16は、後室チャンバ12内を減圧可能に形成され、後室チャンバ12内にてワーク1を減圧下状態に保持することができるものである。
次に、上記のように構成された実施の形態3のリフロー装置の動作について説明する。尚、本実施の形態3においては、上記実施の形態1と異なる後室チャンバ12での動作を中心に説明する。まず、上記実施の形態1と同様の工程を経て、還元チャンバ4内にてワーク1の半田の表面の酸化膜の還元を終了した後、還元チャンバ4の下流側の遮蔽扉14cを開き、ワーク1を後室チャンバ12に送り、後室チャンバ12の遮蔽扉14cを閉じる。
次に、減圧機構部16により、後室チャンバ12内を、上記実施の形態2と同様に、例えば10Pa以下となるまで真空引きする。これと同時に、後室チャンバ12内の接合加熱機構部19にて加熱を行い、ワーク1を半田の溶融温度まで加熱し、半田接合する。よって、半田溶融時に、後室チャンバ12内を減圧することで、半田中のボイドを抜き、半田接合後の半田中に残るボイドを低減できる。また、減圧中に加熱制御することで、半田急沸などに起因して生じる半田ボールの発生といった不良を抑えることができる。次に、上記実施の形態1と同様に、後室チャンバ12にて冷却機構部13を用いてワーク1の冷却を行う。
上記のように構成された実施の形態3のリフロー装置によれば、上記各実施の形態と同様の効果を奏するのはもちろんのこと、後室チャンバとにて減圧した状態にて、半田の接合を行うことができるため、半田の接合の品質を向上させることができる。
尚、上記実施の形態3においても、上記各実施の形態と同様に、サブチャンバを備え、還元ガスの供給をサブチャンバ内にて還元剤を気化する例を示したがこれに限られることはなく、例えば図6に示すように、循環経路6に還元ガスを直接供給する還元ガス供給機構部70を備えることも可能である。
尚、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 ワーク、2 トレイ、3 搬送機構部、4 還元チャンバ、5 サブチャンバ、
6 循環経路、6a 往路、6b 復路、7 タンク、8 マスフローコントローラ、
9 加熱機構部、10 ファン、11 前室チャンバ、12 後室チャンバ、
13 冷却機構部、14a 遮蔽扉、14b 遮蔽扉、14c 遮蔽扉、
14d 遮蔽扉、14e 遮蔽扉、15 不活性ガス供給機構部、16 減圧機構部、
17 還元ガス回収機構部、18 加熱チャンバ、20 タンク、21 バルブ、
22 冷却チャンバ、19 接合加熱機構部、70 還元ガス供給機構部、
71 還元剤。

Claims (8)

  1. 半田を有するワークを、加熱しながら上記半田の酸化膜を還元するリフロー装置において、
    上記ワークの還元処理を行うための還元チャンバと、
    上記還元チャンバの前段に接続されている前室チャンバと、
    上記還元チャンバの後段に接続されている後室チャンバと、
    上記還元チャンバに還元ガスを供給する還元ガス供給機構部と、
    上記還元ガスを加熱する加熱機構部と、
    上記還元ガスを上記還元チャンバ外に取り出し再び上記還元チャンバ内に戻す循環経路とを備え、
    上記循環経路の途中に接続されたサブチャンバを備え、
    上記還元ガス供給機構部は、上記サブチャンバに接続され、
    上記加熱機構部は、上記サブチャンバ内に配設され、
    上記サブチャンバの容積は、上記還元チャンバの容積と同じかまたは大きく形成されているリフロー装置。
  2. 上記還元ガス供給機構部は、還元剤を上記サブチャンバ内の上記加熱機構部に供給し、上記サブチャンバ内にて上記還元剤が加熱して気化し上記還元ガスが生成され上記循環経路を介して上記還元チャンバに供給される請求項1に記載のリフロー装置。
  3. 上記還元ガス供給機構部は、上記還元剤を封入するタンクと、上記タンク内の上記還元剤の供給量を調整するマスフローコントローラとから構成されている請求項2に記載のリフロー装置。
  4. 上記加熱機構部は、上記還元チャンバ内にて上記ワークの上記半田の接合処理の加熱を行うように構成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリフロー装置。
  5. 上記後室チャンバは、上記ワークの冷却を行うための冷却機構部を備えた請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリフロー装置。
  6. 上記後室チャンバは、上記還元チャンバに接続され上記ワークの上記半田の接合処理の加熱を行うための接合加熱機構部を有する加熱チャンバと、
    上記加熱チャンバに接続され上記ワークの冷却を行うための冷却チャンバとから構成され、
    上記加熱チャンバは、上記加熱チャンバ内を減圧する減圧機構部を備えた請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリフロー装置。
  7. 上記後室チャンバは、上記還元チャンバに接続され上記ワークの上記半田の接合処理の加熱を行うための接合加熱機構部と、上記ワークの冷却を行うための冷却機構部と、上記後室チャンバ内を減圧する減圧機構部とを備えた請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリフロー装置。
  8. 上記前室チャンバおよび上記後室チャンバの雰囲気を不活性ガスに置換する不活性ガス供給機構部を備えた請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のリフロー装置。
JP2013142214A 2013-07-08 2013-07-08 リフロー装置 Active JP6124255B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013142214A JP6124255B2 (ja) 2013-07-08 2013-07-08 リフロー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013142214A JP6124255B2 (ja) 2013-07-08 2013-07-08 リフロー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015015403A JP2015015403A (ja) 2015-01-22
JP6124255B2 true JP6124255B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=52436920

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013142214A Active JP6124255B2 (ja) 2013-07-08 2013-07-08 リフロー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6124255B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6484100B2 (ja) * 2015-04-27 2019-03-13 株式会社ケーヒン 電力変換装置の製造方法
TWI715161B (zh) * 2019-08-23 2021-01-01 廣化科技股份有限公司 純甲酸供酸焊接系統

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2928843B2 (ja) * 1990-04-27 1999-08-03 松下電器産業株式会社 雰囲気炉及び雰囲気炉の雰囲気維持方法
JP3378852B2 (ja) * 1999-12-20 2003-02-17 富士通株式会社 加熱溶融処理装置
JP2007207899A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Toyota Industries Corp 半田付け装置、半田付け方法、及び半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015015403A (ja) 2015-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5424201B2 (ja) 加熱溶融処理装置および加熱溶融処理方法
KR102229575B1 (ko) 어닐링 시스템 및 방법
US11062931B2 (en) Semiconductor apparatus with inner wafer carrier buffer and method
JP2008160000A (ja) ガス処理装置およびガス処理方法ならびに記憶媒体
CN104073781B (zh) 供气装置的控制方法以及基板处理系统
KR101763545B1 (ko) 납땜 장치 및 진공 납땜 방법
JP6124255B2 (ja) リフロー装置
JP2007000915A (ja) 半田付け方法及び半田付け装置
JP2009115413A (ja) 熱処理装置
JP4927623B2 (ja) ロードロック装置の昇圧方法
JP2010045190A (ja) 加熱システム、塗布、現像装置及び塗布、現像方法並びに記憶媒体
WO2013046446A1 (ja) 冷却装置
JP2007142237A5 (ja)
JP2011245527A (ja) 処理装置
JP2015082630A (ja) 粉末半田を使った半田付け方法及びフラックスレス連続リフロー炉
JP2005259858A (ja) 基板処理装置
KR101550952B1 (ko) 가열처리방법 및 그 장치
JP2010161207A (ja) 半田付け方法および半田付け装置
JP2015009262A (ja) リフロー装置
JP2011054865A (ja) リフロー装置およびリフロー方法
JP2023055466A (ja) 焼鈍炉、焼鈍方法
JP5911170B2 (ja) 基板の搬送及び処理装置
JP2018034162A (ja) 加熱方法及び加熱装置
JP2009277996A (ja) 搬送装置および処理装置
JP5066964B2 (ja) はんだ付け方法およびそれに用いる装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6124255

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250