JP2011054865A - リフロー装置およびリフロー方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リフロー処理をしようとする対象物の生産量に応じた電力量や窒素量を用いれば良く費用の削減ができ、対象物の品質を保持でき、省スペース化が図れるリフロー装置およびリフロー方法を提供する。
【解決手段】リフロー装置1は、治具300に保持された対象物Wを加熱するリフロー炉10を複数台搭載しているテーブル6を有し、テーブル6の各リフロー炉10をインデックス可能な回転テーブル装置4を備え、リフロー炉10は、テーブル6に配置されて治具300に保持された対象物Wを収容し、治具300により対象物Wを封止可能なチャンバー21と、テーブル6に配置されてチャンバー21内に封止された対象物Wを加熱する加熱手段22を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リフロー装置およびリフロー方法に関する。
リフロー処理を行う対象物として、大電力スイッチングユニットを例にあげると、この大電力スイッチングユニットは、インバータ回路等に搭載される。大電力スイッチングユニットでは、作動時にユニット内で発生する熱量が大きいので、大電力スイッチングユニットは冷却する必要がある。この熱はトランジスタで発生して、バスバーと銅板を通ってラジエータで冷却される。
トランジスタとバスバーは、はんだシートを使ってはんだ付けで接合される。大電力スイッチングユニットのモジュールは、バスバー・はんだシート・トランジスタ・はんだシート・バスバーの順番で、治具上において垂直方向に積載することで作られる(以下、このように治具に積載されたものをワークという。)。
図15に、ワーク500をリフロー処理するためのリフロー装置を示している。このワーク500は、治具505上に横に寝かせた状態で加熱することで、はんだシートを溶かしてバスバーとトランジスタのはんだ付けを行っている。トランジスタは半導体チップの例である。これらのバスバー・はんだシート・トランジスタ・はんだシート・バスバーを積載する際には、それぞれの部品間にはフラックスを塗布している。
図15に示すように、ワーク500を治具505上に横に寝かせるのは、トランジスタから伝わった熱をバスバーを通して銅板に伝える際に、複数のバスバー同士が平面でないと銅板に熱が伝わらないためである。そのため、バスバーが全て自重で治具505に対して押し当たり、平面になるようにしている。
はんだ付け作業は、ある程度ワークをトレイの上に並べて、図15に示すようなコンベア式のリフロー装置でバッチ処理している。このコンベア式のリフロー装置は、ワーク500をコンベア506の投入口501から入れて、窒素雰囲気処理ユニット480で予備加熱して、さらに上からチャンバー481を下ろして真空中で本加熱をし、再び窒素雰囲気ユニット482で冷却して、コンベア506の取り出し口502から取り出している。このようなコンベア式のリフロー装置は、特許文献1に開示されており、各処理ユニットはコンベア506に沿って直線状に配列されている。
特開2009―10300号公報
ところが、従来のコンベア式のリフロー装置を用いると、次のような問題がある。
ワーク500をリフロー装置内に通過させながら、ワーク500は予備加熱、本加熱、そして冷却を行うようになっている。このため、予備加熱と本加熱において加熱しなければならない空間領域と、本加熱において真空引きする空間領域と、そして冷却においてワーク500を冷却する空間領域が共に広い。このため、処理をするワーク500の数量に関係なく、リフロー装置では加熱と真空引きのための一定の電力量と一定の窒素ガス供給量が必要であり、この電力量や窒素ガス量を減らすことが難しく、費用の削減ができない。
また、リフロー装置でワーク500を加熱中に、はんだが垂れてボイドが発生したり、フラックスを塗布してからリフロー装置へ投入するまでの時間が一定でないために、はんだ付けをした面の品質に差が出てしまうので、ワーク500の品質保持をすることが難しい。
さらに、予備加熱と本加熱においてワーク500を加熱しなければならない空間領域と、本加熱において真空引きする空間領域と、冷却においてワーク500を冷却する空間領域が広いので、装置の占有面積が大きく、リフロー装置の省スペース化が図りにくい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、リフロー処理をしようとする対象物の生産量に応じた電力量や窒素量を用いれば良く費用の削減ができ、対象物の品質を保持でき、省スペース化が図れるリフロー装置およびリフロー方法を提供することである。
本発明のリフロー装置は、治具に保持された対象物を加熱してはんだ付けをするリフロー装置であって、
前記治具に保持された前記対象物を加熱するリフロー炉を複数台搭載しているテーブルを有し、前記テーブルの各前記リフロー炉をインデックス可能な回転テーブル装置を備え、
前記リフロー炉は、
前記テーブルに配置されて前記治具に保持された前記対象物を収容し、前記治具により前記対象物を封止可能なチャンバーと、
前記テーブルに配置されて前記チャンバー内に封止された前記対象物を加熱する加熱手段と、を有することを特徴とする。上記構成によれば、各リフロー炉は小型化でき、リフロー処理をしようとする対象物の生産量に応じた電力量や窒素量を用いれば良く費用の削減ができ、対象物の品質を保持でき、省スペース化が図れる。
本発明のリフロー装置では、前記チャンバー内に不活性ガスが充填された状態で前記チャンバー内に封止された前記対象物を予備加熱する際には、前記加熱手段が前記治具に当接されることを特徴とする。上記構成によれば、不活性ガスはチャンバー内だけに充填すれば良いので、不活性ガスの使用量を削減でき、加熱手段が、チャンバー内の対象物に対して治具を介して確実にしかも効率よく予備加熱することができる。
本発明のリフロー装置では、前記チャンバー内を真空引きした状態で前記チャンバー内に封止された前記対象物を本加熱する際には、前記加熱手段が前記治具に当接されることを特徴とする。上記構成によれば、真空引きはチャンバー内だけ行えばよいので、真空引きに要する電気量を削減でき、加熱手段が、チャンバー内の対象物に対して治具を介して確実にしかも効率よく本加熱することができる。
本発明のリフロー装置では、前記本加熱された前記対象物を冷却する際には、前記治具から前記加熱手段を離して、前記チャンバー内の前記対象物に冷却ガスが供給されることを特徴とする。上記構成によれば、加熱手段を離した後に冷却ガスはチャンバー内だけに充填すれば良いので、冷却ガスの使用量を削減できる。
本発明のリフロー装置では、前記対象物を保持している前記治具が前記テーブルに対して着脱自在に保持されており、
前記リフロー炉は、前記テーブルに保持された前記治具に対して前記チャンバーを直線移動して前記チャンバー内に前記対象物を封止する第1直動操作手段と、前記加熱手段を前記治具に対して直線移動して当接させる第2直動操作手段と、を有することを特徴とする。上記構成によれば、チャンバーと加熱手段を治具に対して容易にしかも確実に当接したり離したりすることができる。
本発明のリフロー装置では、前記チャンバーは、前記チャンバー内に封止された前記対象物を前記治具側に押して前記対象物を固定する押圧手段を有することを特徴とする。上記構成によれば、チャンバー内で対象物を加熱処理したり冷却する際に、対象物を治具側に確実に固定しておくことができる。
本発明のリフロー装置では、前記治具に保持された前記対象物を搬送するコンベアと、前記コンベアから前記リフロー炉へ前記治具に保持された加熱前の前記対象物を投入し、前記リフロー炉から前記コンベア前記治具に保持された加熱後の前記対象物を取り出すための移送ユニットと、を有することを特徴とする。上記構成によれば、加熱前の対象物と加熱後の対象物を効率よく出し入れでき、リフロー処理の効率を上げることができる。
本発明のリフロー装置では、前記対象物では、バスバーと半導体チップがはんだにより積層されていることを特徴とする。上記構成によれば、バスバーと半導体チップをはんだにより積層された対象物を容易にはんだ付けすることができる。
本発明のリフロー方法は、治具に保持された対象物を加熱してはんだ付けをするリフロー方法であって、
回転テーブル装置のテーブルには複数台のリフロー炉が搭載され、治具に保持された対象物を前記リフロー炉のチャンバー内に収容して、前記治具により前記対象物を前記チャンバー内に封止して前記チャンバー内に前記不活性ガスを充填した状態で、前記治具に加熱手段を当接して前記対象物を予備加熱し、
前記チャンバー内を真空引きした状態で、前記治具に前記加熱手段を当接して前記チャンバー内に封止された前記対象物を本加熱し、
前記加熱手段と前記治具を離して前記対象物を冷却することを特徴とするリフロー方法。上記構成によれば、各リフロー炉は小型化でき、リフロー処理をしようとする対象物の生産量に応じた電力量や窒素量を用いれば良く費用の削減ができ、対象物の品質を保持でき、省スペース化が図れる。
本発明によれば、リフロー処理をしようとする対象物の生産量に応じた電力量や窒素量を用いれば良く費用の削減ができ、対象物の品質を保持でき、省スペース化が図れるリフロー装置およびリフロー方法を提供することができる。
本発明のリフロー装置の好ましい実施形態の構成を示す平面図である。 円形テーブルのワークの出し入れポジションを示す図である。 円形テーブルの窒素ガスの充填と予備加熱ポジションを示す図である。 円形テーブルの本加熱と真空引きポジションを示す図である。 円形テーブルの冷却ポジションを示す図である。 ワークWの構造を示す斜視図である。 移送ユニットを用いてはんだ付け前のワークWを、コンベアから、円形テーブルのポジションP1に位置された小型リフロー炉へ移送する順序を示す図である。 移送ユニットを用いてはんだ付け前のワークWを、コンベアから、円形テーブルのポジションP1に位置された小型リフロー炉10へ移送した状態を示す図である。 円形テーブルの小型リフロー炉をさらに拡大して示す図である。 組み立て治具とこの組み立て治具の位置決め穴を示す図である。 小型リフロー炉におけるはんだ付け前のワークWの予備加熱状態を示す図である。 図12(A)は、小型リフロー炉におけるはんだ付け前のワークWの本加熱状態を示す図であり、図12(B)は、小型リフロー炉におけるはんだ付け後のワークWTの冷却状態を示す図である。 小型リフロー炉からコンベアへはんだ付け後のワークWTを移送する順序を示す図である。 小型リフロー炉からコンベアへはんだ付け後のワークWTを移送した状態を示す図である。 従来のリフロー装置を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のリフロー装置の好ましい実施形態の構成を示す平面図である。
図1に示すように、リフロー装置1は、ワークを搬送するための搬送部としてのコンベア2と、移送ユニット3と、回転テーブル装置4を有している。
図1に示すコンベア2は、X方向に沿って直線状に配置されている。このコンベア2は、移送ユニット3と回転テーブル装置4の付近に配置されている。コンベア2は、はんだ付け前のワークWを保持した組み立て治具300を載せて、前工程MからX1方向に沿って、投入口・取り出し口5に搬送する。しかも、コンベア2は、はんだ付け後のワークWTを保持した組み立て治具300、を投入口・取り出し口5からX1方向に沿って、後工程Nへ搬送することができる。
図1に示す移送ユニット3は、コンベア2と回転テーブル装置4に渡ってY方向に沿って配置されている。移送ユニット3は、コンベア2と移送ユニット3と回転テーブル装置4が占有する占有面積を削減するために、コンベア2と回転テーブル装置4の上方に配置されている。移送ユニット3は、コンベア2の投入口・取り出し口5と回転テーブル装置4のポジションP1に渡って配置されている。移送ユニット3は、はんだ付け前のワークWを保持した組み立て治具300を、コンベア2の投入口・取り出し口5から回転テーブル装置4上に移送する。そして、はんだ付け後のワークWTを保持した組み立て治具300を、回転テーブル装置4のポジションP1上からコンベア2の投入口・取り出し口5に移送することができる。
図1に示す回転テーブル装置4は、円形テーブル6と、駆動部4Mを有している。円形テーブル6は、駆動部4Mの駆動により、中心軸CLを中心として、R方向(例えば時計回り)に沿ってインデックス角度θ(図示例では、45度)毎にインデックス可能である。
円形テーブル6の上には、図1の例では8個の小型リフロー炉10が搭載されている。これらの小型リフロー炉10は、円形テーブル6のポジションP1からポジションP8に、中心軸CLを中心とするインデックス角度θ毎に、それぞれ配置されている。ポジションP1にある小型リフロー炉10は、コンベア2の投入口・取り出し口5に対向している。
移送ユニット3は、コンベア2の投入口・取り出し口5からポジションP1にある小型リフロー炉10に対して、はんだ付け前のワークWを保持した組み立て治具300を移送する。逆に、移送ユニット3は、ポジションP1にある小型リフロー炉10内にあるはんだ付け後のワークWTを保持した組み立て治具300を、投入口・取り出し口5へを移送する。
図1に示す制御部100は、駆動部4Mに指令を与えて駆動部4Mを動作できる。また、制御部100は、コンベア2の駆動部2Mに指令を与えて駆動部2Mを動作でき、これによりコンベア2はワークを保持した組み立て治具300をX1方向に搬送できる。制御部100は、移送ユニット3の駆動部3Mに指令を与えて駆動部3Mを動作でき、これにより移送ユニット3はワークを保持した組み立て治具300をY方向に搬送できる。図1に示す中心軸CLはZ方向であり、X方向とY方向とZ方向は、互いに直交している。
図1に示す円形テーブル6におけるポジションP1は、図2に示すワークの出し入れポジションである。図1のポジションP2は、図3に示す窒素ガスの充填と予備加熱処理ポジションである。図1のポジションP5は、図4に示す本加熱と真空引き処理ポジションであり、図1のポジションP7は、図5に示す冷却処理ポジションである。
ここで、図6を参照して、ワークWの構造例を説明する。
図6はワークWの構造を示す斜視図である。
図6に示すワークWは、組み立て治具300において着脱可能に載せて保持されている。組み立て治具300は、耐熱性を有し熱伝導性の良好な金属材料、例えば鉄や銅などにより作られている。組み立て治具300は、大きい保持板301と小さい保持板302を有しており、下部には例えば複数個の位置決めピン303が突出して設けられている。保持板301と保持板302は直交するように固定されている。保持板301の内面301Aと保持板302の内面302Aには、ワークWが着脱可能に保持されるようになっている。
図6に示すように、ワークWは、リフロー処理をしようとする対象物であり、例えば車載専用の大電力スイッチングユニットである。ワークWは、バスバー400と、はんだシート401と、トランジスタ402と、はんだシート401と、バスバー400を、垂直方向に積層することで構成されている。バスバー400は銅製である。トランジスタ402は半導体チップの例である。そして、各部材の間には、フラックスが塗布されている。
次に、図7と図8を参照して、図1に示す移送ユニット3の構造例を説明する。
図7は、移送ユニット3を用いてはんだ付け前のワークWを保持した組み立て治具300を、コンベア2の投入口・取り出し口5から、円形テーブル6のポジションP1に位置された小型リフロー炉10へ移送する順序を示す図である。図8は、移送ユニット3を用いてはんだ付け前のワークWをを保持した組み立て治具300を、コンベア2の投入口・取り出し口5から、円形テーブル6のポジションP1に位置された小型リフロー炉10へ移送した状態を示す図である。
図7と図8に示すように、移送ユニット3は、コンベア2と円形テーブル6の上方に位置されている。移送ユニット3は、第1リニアアクチュエータL1と、第2リニアアクチュエータL2を有する。第1リニアアクチュエータL1と第2リニアアクチュエータL2は、動力源11により作動する。第1リニアアクチュエータL1と第2リニアアクチュエータL2と動力源11は、図1に示す駆動部3Mに相当する。動力源11は例えばエアー圧発生源であり、動力源11は制御部100の指令により動作する。
図7の第1リニアアクチュエータL1は、Y方向に沿って配置され、コンベア2の搬送方向であるX方向とは直交している。第2リニアアクチュエータL2は、第1リニアアクチュエータL1の作動により、Y方向に沿って移動して位置決め可能である。
図7と図8に示すように、第2リニアアクチュエータL2は、チャック13を有している。第2リニアアクチュエータL2は、チャック13をZ方向に上下移動して位置決め可能である。このチャック13は動力源12により作動する。動力源12は例えばエアー圧発生源である。動力源12は制御部100の指令により動作する。チャック13がY方向に狭まることで、図8に示すようにチャック13が組み立て治具300の保持板301の上端部を着脱可能に掴んで保持できる。
このように、図7と図8に示す第1リニアアクチュエータL1は、第2リニアアクチュエータL2をY方向に移動して位置決め可能である。動力源11は制御部100の指令により動作すると、第2リニアアクチュエータL2は、チャック13をZ方向に移動して位置決め可能である。
図7に示すように、コンベア2の上面は、断面三角形状の位置決め穴2Hを有している。この位置決め穴2Hは、図1に示すコンベア2のX1方向に沿って、等間隔に形成されており、組み立て治具300の位置決めピン303を着脱可能に差し込んで保持する。これにより、図1のコンベア2は、複数の組み立て治具300を、等間隔をおいて保持しながらX1方向に搬送できる。
次に、図9を参照して、小型リフロー炉10の構造を説明する。
図9は、各小型リフロー炉10の構造をさらに拡大して示している。
図9に示すように、各小型リフロー炉10は、円形テーブル6の上に搭載されており、第1リニアアクチュエータL3と、第2リニアアクチュエータL4と、チャンバー21と、加熱プレート22と、リニアガイド23,24を有している。第1リニアアクチュエータL3は、第1直動操作手段の一例であり、第2リニアアクチュエータL4は、第2直動操作手段の一例である。加熱プレート22は、ワークWを加熱するための加熱手段の一例である。円形テーブル6はテーブルの一例である。
図7と図8に示すように、円形テーブル6の上面には、位置決め穴20Hが形成されている。図10に示すように、位置決め穴20Hは、組み立て治具300の位置決めピン303を着脱可能に差し込んで保持する。図7に示すように、位置決め穴20Hの前後位置には、リニアガイド23,24が、円形テーブル6の直径方向であるK方向に沿って直列に配列されている。
図9に示すように、第1リニアアクチュエータL3は、円形テーブル6に対してブロック25を用いて固定されている。第2リニアアクチュエータL4は、円形テーブル6に対してブロック26を用いて固定されている。第1リニアアクチュエータL3は、動力源14により作動して、チャンバー21をリニアガイド23に沿ってK方向に移動可能である。第2リニアアクチュエータL4は、動力源15により作動して、加熱プレート22をリニアガイド24に沿ってK方向に移動可能である。動力源14,15は例えばエアー圧発生源である。動力源14、15は制御部100の指令により動作する。
図9に示すように、チャンバー21は、真空吸引源16と、排気弁17と、窒素ガス供給源18に接続されている。真空吸引源16は、制御部100の指令により動作して、チャンバー21内を真空吸引する。排気弁17は、制御部100の指令により開いて、チャンバー21内を排気する。窒素ガス供給源18は、制御部100の指令により、チャンバー21内に窒素ガスを供給する。
図9に示すチャンバー21は、4つの側面部40と、正面部41と、複数の加圧ピン42と、複数の固定ピン43と、複数のバネ44と、Oリング46を有している。正面部41は第1リニアアクチュエータL3に固定されており、4つの側面部40は正面部41からK方向に突出されている。これにより、4つの側面部40と正面部41はチャンバー室45を構成している。Oリング46は、側面部40の先端部に固定されており、側面部40と保持板301の内面301Aとの間の封止をするために設けられている。
複数の固定ピン43は、正面部41の内面からK方向に沿って突出して設けられている。加圧ピン42はバネ44を介して固定ピン43に取り付けられており、加圧ピン42は固定ピン43に対して、バネ44の力に抗してK方向に収縮可能である。加圧ピン42と固定ピン43とバネ44は、チャンバー室45内に封止された対象物であるワーク300を、組み立て治具300の保持板301の内面301A側に押して固定する押圧手段を構成している。
図8と図9に示すように、チャンバー21は、はんだ付け前のワークWを収容して、図11に示すようにチャンバー21のOリング46が組み立て治具300の保持板301の内面301A側に当接されることで、ワークWはチャンバー21と保持板301とにより密閉して、チャンバー室45内に封止できるようになっている。
図9の加熱プレート22は、ワークWを加熱するための加熱手段の一例である。図11に示すように、組み立て治具300の保持板301の背面側に当接されることで、チャンバー21内のはんだ付け前のワークWを予備加熱あるいは本加熱できるようになっている。加熱プレート22は、ホットプレートともいう。
次に、図7〜図14を参照して、上述したリフロー装置1を用いて、はんだ付け前のワークWをリフロー処理する方法を説明する。
ここで、図11は、小型リフロー炉10におけるはんだ付け前のワークWの予備加熱状態を示す図である。図12(A)は、小型リフロー炉10におけるはんだ付け前のワークWの本加熱状態を示す図である。図12(B)は、小型リフロー炉10におけるはんだ付け後のワークWTの冷却状態を示す図である。図13は、小型リフロー炉10からコンベア2へ、はんだ付け後のワークWTを保持した組み立て治具300を、移送する順序を示す図である。図14は、小型リフロー炉10からコンベア2へはんだ付け後のワークWTを保持した組み立て治具300を移送した後の状態を示す図である。
(はんだ付け前のワークWを、ポジションP1の小型リフロー炉10へ移送する移送工程:ポジションP1)
図6に示すように、はんだ付け前のワークWは、組み立て治具300に搭載されている。この組み立て治具300の位置決めピン303は、図7に示すようにコンベア2の位置決め穴2Hに着脱可能に保持されている。また、図7と図8に示す状態では、チャンバー21と加熱プレート22は、位置決め穴20HからそれぞれK方向に沿って互いに離れるようにして後退している。すなわち、チャンバー21と加熱プレート22は離れている。
図1と図7に示すように、このはんだ付け前のワークWを保持した組み立て治具300は、コンベア2により前工程MからX1方向に沿って、投入口・取り出し口5に搬送される。
はんだ付け前のワークWを保持した組み立て治具300が投入口・取り出し口5に到着すると、図7に示す移送ユニット3が、この組み立て治具300をはんだ付け前のワークWとともに、コンベア2の投入口・取り出し口5から円形テーブル6上のポジションP1の小型リフロー炉10に移送する。すなわち、図7に示すように、移送ユニット3の第2リニアアクチュエータL2が、第1リニアアクチュエータL1により、コンベア2の上方に位置され、第2リニアアクチュエータL2が、チャック13をZ1方向に下げるとともに、チャック13を狭めることで、チャック13は組み立て治具300の保持板301の上端部を機械的に掴む。
このように、チャック13が組み立て治具300を掴むと、図7と図8に示すように、第2リニアアクチュエータL2が、チャック13をZ2方向に上昇する。そして、第1リニアアクチュエータL1が、第2リニアアクチュエータL2をY1方向に水平に移動して、組み立て治具300を円形テーブル6のポジションP1に位置決めする。しかも、第2リニアアクチュエータL2が、Z1方向に沿ってチャック13を下げることで、組み立て治具300の位置決めピン303が、図8に示すように円形テーブル6の位置決め穴20Hに保持される。このように、組み立て治具300は、チャンバー21と加熱プレート22の間に、位置決め穴20Hにより位置決めされる。次に、チャック13が開いて保持板301の上端部を離す。
これにより、はんだ付け前のワークWは組み立て治具300を用いて、コンベア2から円形テーブル6のポジションP1の小型リフロー炉10に対して確実にしかも簡単に移送して位置決めすることができる。図2は、このようにして、はんだ付け前のワークWを搭載した組み立て治具300が、ポジションP1に位置決めされている小型リフロー炉10に対して装着されている状態を模式的に示している。
(チャンバー21内への窒素ガスの充填と、はんだ付け前のワークWの予備加熱工程:ポジションP2)
次に、図1に示す円形テーブル6は、45度だけR方向にインデックスされる。これにより、図8と図2に示すワークWを搭載した組み立て治具300を有する小型リフロー炉10は、図1に示すポジションP1からポジションP2にインデックスされる。このポジションP2では、図3と図11に示すように、チャンバー21内への窒素ガスの充填と、チャンバー21内のはんだ付け前のワークWに対する予備加熱を行う。
図9に示す状態では、チャンバー21と加熱プレート22は、位置決め穴20HからそれぞれK方向に沿って互いに離れるようにして後退している。これに対して、図11に示す状態では、チャンバー21がK1方向に前進して、チャンバー21と保持板301の内面301Aが、Oリング46を用いて密着されることにより、はんだ付け前のワークWがチャンバー21のチャンバー室45内に封止される。
はんだ付け前のワークWのバスバー400が、チャンバー21内に封止された状態では、加圧ピン42が、対応する位置のバスバー400をバネ44の一定の力で保持板301の内面301Aに対して押し付けられる。これにより、はんだ付け前のワークWは、チャンバー21内で、確実に位置決めして固定できる。
一方、図11に示すように、加熱プレート22がK2方向に前進して、保持板301の外面301Bに密着される。これにより、加熱プレート22が保持板301を通じてチャンバー21内のはんだ付け前のワークWに熱を伝えることで、保持板301を介してはんだ付け前のワークWを、予備加熱することができる。
リフロー工程は、大きく分けて第1段階から第3段階までの3段階で構成されている。
図11に示すリフロー工程の第1段階では、チャンバー21内を窒素ガス雰囲気にして、加熱プレート22を組み立て治具300の保持板301に押し当てて、はんだ付け前のワークWを、所定の予備加熱温度で予備加熱する。
(はんだ付け前のワークWの本加熱とチャンバー21内の真空引き工程:ポジションP5)
次に、図1に示す円形テーブル6が、さらに135度だけR方向にインデックスされて、小型リフロー炉10がポジションP2からポジションP5に移り、小型リフロー炉10は図4と図12(A)に示す状態になる。
図12(A)に示すリフロー工程の第2段階では、チャンバー21内を真空引きして、加熱プレート22を予備加熱よりも高い本加熱温度に設定して、予備加熱温度よりも高い温度ではんだ付け前のワークWに対して保持板301を通じて熱を伝えて、はんだ付け前のワークWを本加熱する。
(ワークWの冷却工程:ポジションP7)
次に、図1に示す円形テーブル6が、さらに90度R方向にインデックスされて、小型リフロー炉10がポジションP5からポジションP7に移り、小型リフロー炉10は図5と図12(B)に示す状態になる。
図12(B)に示すリフロー工程の第3段階では、第2リニアアクチュエータL4の作動により、加熱プレート22をK1方向に後退させて、加熱プレート22を保持板301から離す。そして、チャンバー21内に窒素ガスを噴射して充満させて、この窒素ガスによりチャンバー21内にあるはんだ付け後のワークWTを冷却する。
このようにして、はんだ付け前のワークWをリフロー工程に通すことで、図6に示すワークWのバスバー400とトランジスタ402は、はんだシート401を溶かして固めることではんだ付けされる。ワークWをはんだ付けする場合には、チャンバー21内に配置されている加圧ピン42が、バスバー400を押すことで、はんだが溶けた時でもバスバー400が組み立て治具300の保持板301の内面に沿って平面になるようにしてある。従って、バスバー400は保持板301の内面を基準として正確に位置決めできる。
はんだ付けの際には、チャンバー21内を窒素ガス雰囲気にすることにより、はんだシートの表面が酸化するのを防ぐことができる。図12(A)に示す本加熱は、真空中でトランジスタのチップとバスバーをはんだ接合する際に接合面にある気化したフラックスを吸出して、はんだが垂れずにボイドの少ないはんだ接合が可能になる。
そして、図12(B)に示すように、最後にはんだ付け後のワークWTを窒素ガス雰囲気で冷却することにより、はんだ面の酸化を防ぐことができる。
(はんだ付け後のワークWTを、小型リフロー炉10からコンベア2へ移送する移送工程:ポジションP1)
その後、次に、図1に示す円形テーブル6が、さらに90度R方向にインデックスされて、小型リフロー炉10がポジションP7からポジションP1に戻る。
図13は、はんだ付け後のワークWを保持した組み立て治具300を、小型リフロー炉10からコンベア2へ戻す移送順序を示している。図14は、はんだ付け後のワークWTを、小型リフロー炉10からコンベア2へ移送した後の状態を示す。
図13に示す移送ユニット3の第2リニアアクチュエータL2が、第1リニアアクチュエータL1の作動により、ポジションP1の小型リフロー炉10の上方に位置される。第2リニアアクチュエータL2が、チャック13をZ1方向に下げるとともに、チャック13を狭めることで、図13に示すように、チャック13は組み立て治具300の保持板301の上端部を機械的に掴む。
このように、チャック13がはんだ付け後のワークWTの組み立て治具300を掴むと、図13に示すように、第2リニアアクチュエータL2が、チャック13をZ2方向に上昇する。そして、図14に示すように、第1リニアアクチュエータL1が、第2リニアアクチュエータL2をY2方向に水平に移動して、組み立て治具300をコンベア2の上部に位置決めする。しかも、第2リニアアクチュエータL2が、Z1方向に沿ってチャック13を下げることで、組み立て治具300の位置決めピン303が、図14に示すようにコンベア2の位置決め穴2Hに着脱可能に保持される。そして、チャック13が開いて保持板301を離す。
これにより、はんだ付け後のワークWは、組み立て治具300を用いて、円形テーブル6のポジションP1の小型リフロー炉10からコンベア2に対して、確実にしかも簡単に移送することができる。その後、はんだ付け後のワークWを搭載した組み立て治具300が、図1に示すコンベア2により、X1方向に沿って、後工程Nに送られる。
上述したリフロー装置1では、複数台の小型リフロー炉10が、回転テーブル装置4の円形テーブル6に搭載されている。これにより、はんだ付け前のワークWを、各小型リフロー炉10により、それぞれ個別に枚葉処理をすることができる。従って、複数のはんだ付け前のワークWを、順次効率良く処理できる。
各小型リフロー炉10は、チャンバー21と組み立て治具300の保持板301の内面とを利用することにより、ワークWを確実にしかも容易にチャンバー室45内に封止できる。このため、図11に示すリフロー工程の第1段階では、チャンバー21内を窒素ガス雰囲気にして、加熱プレート22によりはんだ付け前のワークWを予備加熱できる。これにより、使用される窒素ガス量は、チャンバー21のチャンバー室45内を満たすだけの使用量で済むので、窒素ガス使用量をワークWの生産量に応じた量に制限することができ、費用削減が図れる。
また、加熱プレート22による予備加熱は、チャンバー21内を所定の予備加熱温度で加熱すれば良いので、予備加熱に要する電力量を低減でき、費用削減ができる。
図12(A)に示すリフロー工程の第2段階では、チャンバー21のチャンバー室45内だけを真空引きにして、加熱プレート22によりワークWを直接加熱により本加熱する。これにより、加熱プレート22による本加熱は、チャンバー21のチャンバー室45とワークWだけを所定の本加熱温度で加熱すれば良いので、本加熱に要する電力量を低減でき、費用削減が図れる。しかも、チャンバー室45内だけを真空引きすれば良いので、真空引きを行う際の電力量を低減できる。
さらに、図12(B)に示すリフロー工程の第3段階では、第2リニアアクチュエータL4により加熱プレート22をK1方向に後退させて加熱プレート22を保持板301から離した後に、チャンバー21のチャンバー室45内だけに窒素ガスを噴射して充満させて、この窒素ガスによりはんだ付け後のワークWTを冷却する。これにより、少ない窒素ガス量ではんだ付け後のワークWTを冷却でき、費用削減が図れる。
図12(B)に示すリフロー工程の第3段階では、はんだ付けの際には、チャンバー21内を窒素ガス雰囲気にすることにより、はんだシートの表面が酸化するのを防ぐことができる。
図12(A)に示す本加熱は、真空中でトランジスタのチップとバスバーをはんだ接合する際に接合面にある気化したフラックスを吸出して、はんだが垂れずにボイドの少ないはんだ接合が可能になる。そして、図12(B)に示すように、最後に窒素雰囲気で冷却することにより、はんだ面の酸化を防ぐことができる。
図1に示すテーブル6をR方向にインデックスすることで、複数の小型リフロー炉10は、順次ポジションP1に位置決めすることができ、各小型リフロー炉10のチャンバー21内にはんだ付け前のワークWを投入する時間的な間隔は、フラックスを塗布してから一定であるために、フラックス塗布の時間経過による品質の差が無くなる。これにより、ワークWのはんだ付け品質を向上できる。
図7に示すように、直線状のコンベア2と回転型の回転テーブル装置4との間におけるワークの移送は、直線移動型の移送ユニット3により行い、この移送ユニット3は、直線状のコンベア2と回転型のテーブル6に対して上方に位置させることができる。しかも、複数の小型リフロー炉10を搭載した回転テーブル装置4を用いている。これにより、本発明の実施形態のリフロー装置1の占有面積は、従来の直線状のコンベアを利用した直線処理型のリフロー装置の占有面積に比べて小さくでき、省スペース化が図れる。
本発明は、上記実施形態に限定されない。
例えば、図1に示す回転テーブル装置4の円形テーブル6には、一例として8台の小型リフロー炉10を搭載されているので、円形テーブル6のインデックス角度は45度である。しかし、これに限らず、円形テーブル6には、2台から7台の小型リフロー炉10を搭載しても良いし、9台以上の小型リフロー炉10を搭載しても良い。また、1台のコンベア2に対して、2台以上の移送ユニット3を配置して、これらの移送ユニット3に対してそれぞれ回転テーブル装置4を配置しても良い。これにより、さらに多くのワークを順次処理することができる。
リフロー処理をしようとする対象物(ワーク)としては、図示例の車載専用の大電力スイッチングユニットに限らず、任意のワークを採用できる。
図示した各リニアアクチュエータは、エアーにより動作するようになっているが、これに限らず、電動式のリニアモータや、モータと送りねじを組み合わせたものであっても良い。
使用される窒素ガスは、不活性ガスの一例であるが、はんだを酸化させないガスであれば他の種類の不活性ガスであっても良い。
さらに、本発明の実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。例えば、本発明の実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 リフロー装置、2 コンベア、2H コンベアの位置決め穴、3 移送ユニット、4 回転テーブル装置、5 投入口・取り出し口、6 円形テーブル、10 小型リフロー炉(リフロー炉の一例)、11,12 動力源、13 チャック、14,15 動力源、20H 円形テーブルの位置決め穴、21 チャンバー、22 加熱プレート(加熱手段の例)、23,24 リニアガイド、40 側面部、41 正面部、42 加圧ピン(押圧手段)、43 固定ピン(押圧手段)、44 バネ(押圧手段)、45 チャンバー室、46 Oリング、300 組み立て治具(治具の一例)、301,302 保持板、303 位置決めピン、400 バスバー、402 トランジスタ(半導体チップの一例)、W はんだ付け前のワーク(対象物)、WT はんだ付け後のワーク(対象物)、M 前工程、N 後工程、P1 ワークの出し入れポジション、P2 窒素ガスの充填と予備加熱処理ポジション、P5 本加熱と真空引き処理ポジション、P7 冷却処理ポジション、L1 移送ユニットの第1リニアアクチュエータ、L2 移送ユニットの第2リニアアクチュエータ、L3 小型リフロー炉の第1リニアアクチュエータ、L4 小型リフロー炉の第2リニアアクチュエータ、

Claims (9)

  1. 治具に保持された対象物を加熱してはんだ付けをするリフロー装置であって、
    前記治具に保持された前記対象物を加熱するリフロー炉を複数台搭載しているテーブルを有し、前記テーブルの各前記リフロー炉をインデックス可能な回転テーブル装置を備え、
    前記リフロー炉は、
    前記テーブルに配置されて前記治具に保持された前記対象物を収容し、前記治具により前記対象物を封止可能なチャンバーと、
    前記テーブルに配置されて前記チャンバー内に封止された前記対象物を加熱する加熱手段と、を有することを特徴とするリフロー装置。
  2. 前記チャンバー内に不活性ガスが充填された状態で前記チャンバー内に封止された前記対象物を予備加熱する際には、前記加熱手段が前記治具に当接されることを特徴とする請求項1に記載のリフロー装置。
  3. 前記チャンバー内を真空引きした状態で前記チャンバー内に封止された前記対象物を本加熱する際には、前記加熱手段が前記治具に当接されることを特徴とする請求項2に記載のリフロー装置。
  4. 前記本加熱された前記対象物を冷却する際には、前記治具から前記加熱手段を離して、前記チャンバー内の前記対象物に冷却ガスが供給されることを特徴とする請求項3に記載のリフロー装置。
  5. 前記対象物を保持している前記治具が前記テーブルに対して着脱自在に保持されており、
    前記リフロー炉は、
    前記テーブルに保持された前記治具に対して前記チャンバーを直線移動して前記チャンバー内に前記対象物を封止する第1直動操作手段と、
    前記加熱手段を前記治具に対して直線移動して当接させる第2直動操作手段と、を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つの項に記載のリフロー装置。
  6. 前記チャンバーは、
    前記チャンバー内に封止された前記対象物を前記治具側に押して前記対象物を固定する押圧手段を有することを特徴とする請求項5に記載のリフロー装置。
  7. 前記治具に保持された前記対象物を搬送するコンベアと、
    前記コンベアから前記リフロー炉へ前記治具に保持された加熱前の前記対象物を投入し、前記リフロー炉から前記コンベア前記治具に保持された加熱後の前記対象物を取り出すための移送ユニットと、を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つの項に記載のリフロー装置。
  8. 前記対象物では、バスバーと半導体チップがはんだにより積層されていることを特徴とする請求項7に記載のリフロー装置。
  9. 治具に保持された対象物を加熱してはんだ付けをするリフロー方法であって、
    回転テーブル装置のテーブルには複数台のリフロー炉が搭載され、治具に保持された対象物を前記リフロー炉のチャンバー内に収容して、前記治具により前記対象物を前記チャンバー内に封止して前記チャンバー内に前記不活性ガスを充填した状態で、前記治具に加熱手段を当接して前記対象物を予備加熱し、
    前記チャンバー内を真空引きした状態で、前記治具に前記加熱手段を当接して前記チャンバー内に封止された前記対象物を本加熱し、
    前記加熱手段と前記治具を離して前記対象物を冷却することを特徴とするリフロー方法。
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