JP7498836B1 - 樹脂成形装置、及び樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形対象物を効率良く搬送することによって樹脂成形のスループットを向上する。
【解決手段】成形前基板Wを成形型7A、7Bに搬入し、樹脂成形品Pを成形型7A、7Bから搬出する搬送機構2と、成形前基板Wが移載される第1移載ステージ3と、樹脂成形品Pが移載される第2移載ステージ4と、第1移載ステージ3に成形前基板Wを供給する供給機構5と、第2移載ステージ4から樹脂成形品Pを回収する回収機構6とを備え、搬送機構2は、搬送機構2は、第1移載ステージ3から成形前基板Wを成形型7A、7Bに搬入する成形前搬送部21と、成形型7A、7Bから樹脂成形品Pを第2移載ステージ4に搬出する成形後搬送部22とを有し、第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4は、横並びに配置されており、成形前搬送部21及び成形後搬送部22は、第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4に対応して横並びに配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂成形装置、及び樹脂成形品の製造方法に関するものである。
従来、特許文献1に示すように、複数のワークを圧縮成形する樹脂モールド装置が考えられている。この樹脂モールド装置は、ワーク搬送機構がワーク供給収納部とプレス部との間を往復移動する構成である。具体的には、ワーク搬送機構が、型開きした圧縮成形用金型へ進退移動する際に成形後のワークの取り出しと成形前のワークの供給を行うものである。
特開2019-136943号公報
上記の樹脂モールド装置は、ワーク搬送機構がワーク供給収納部からワークを受け取った後にプレス部に移動し、プレス部から成形後のワークを取り出した後に成形前のワークを供給し、受け取った成形後のワークをワーク供給収納部に収納するという一連の動作を行うものである。
ところで、樹脂成形のスループットを向上させる場合には、ワーク搬送機構の移動速度を速くして、ワーク供給収納部とプレス部との間における成形前のワーク及び成形後のワークの搬送を速く行うことが考えられる。
しかしながら、ワーク搬送機構の移動速度を速くすることには限界がある。また、ワーク搬送機構は一度に搬送するワークの枚数が増えれば増えるほど、ワーク供給収納部からワーク搬送機構へのワークの供給にかかる時間が増えてしまい、スループットの向上を妨げることになる。
そこで本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、成形対象物を効率良く搬送することによって樹脂成形のスループットを向上することをその主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る樹脂成形装置は、成形対象物に樹脂成形を行う樹脂成形装置であって、成形型と、成形前の前記成形対象物を前記成形型に搬入し、成形後の前記成形対象物を前記成形型から搬出する搬送機構と、前記搬送機構に渡される成形前の前記成形対象物が移載される第1移載ステージと、前記搬送機構により搬出される成形後の前記成形対象物が移載される第2移載ステージと、前記第1移載ステージに成形前の前記成形対象物を供給する供給機構と、前記第2移載ステージから成形後の前記成形対象物を回収する回収機構とを備え、前記搬送機構は、前記第1移載ステージから成形前の前記成形対象物を前記成形型に搬入する成形前搬送部と、前記成形型から成形後の前記成形対象物を前記第2移載ステージに搬出する成形後搬送部とを有し、前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージは、横並びに配置されており、前記成形前搬送部及び前記成形後搬送部は、前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージに対応して横並びに配置されていることを特徴とする。
このように構成した本発明によれば、成形対象物を効率良く搬送することによって樹脂成形のスループットを向上することができる。
本発明に係る一実施形態の樹脂成形装置の構成を示す模式図である。 同実施形態の樹脂成形モジュールの構成を模式的に示す(a)正面図、及び、(b)側面図である。 連動機構の変形例である(a)レバー機構、及び、(b)ラックアンドピニオン機構を示す模式図である。 同実施形態の成形型の構成を模式的に示す断面図である。 同実施形態の第1移載ステージ、第2移載ステージ及び搬送機構の構成を示す模式図である。 同実施形態の基板供給部及び成形品収納部の構成を模式的に示すとともに、それらと各移載ステージとの間の成形前基板の供給動作及び樹脂成形品の回収動作を示す図である。 同実施形態の供給機構、回収機構及び搬送機構の具体的な動作の状態を示す模式図である。 同実施形態の供給機構、回収機構及び搬送機構の具体的な動作の状態を示す模式図である。 同実施形態の供給機構、回収機構及び搬送機構の具体的な動作の状態を示す模式図である。
次に、本発明に係る技術について、例を挙げてさらに詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の技術により限定されない。
本発明に係る技術1の樹脂成形装置は、成形対象物に樹脂成形を行う樹脂成形装置であって、成形型と、成形前の前記成形対象物を前記成形型に搬入し、成形後の前記成形対象物を前記成形型から搬出する搬送機構と、前記搬送機構に渡される成形前の前記成形対象物が移載される第1移載ステージと、前記搬送機構により搬出される成形後の前記成形対象物が移載される第2移載ステージと、前記第1移載ステージに成形前の前記成形対象物を供給する供給機構と、前記第2移載ステージから成形後の前記成形対象物を回収する回収機構とを備え、前記搬送機構は、前記第1移載ステージから成形前の前記成形対象物を前記成形型に搬入する成形前搬送部と、前記成形型から成形後の前記成形対象物を前記第2移載ステージに搬出する成形後搬送部とを有し、前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージは、横並びに配置されており、前記成形前搬送部及び前記成形後搬送部は、前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージに対応して横並びに配置されていることを特徴とする。
この樹脂成形装置であれば、第1移載ステージから成形型への搬入動作及び成形型から第2移載ステージへの搬出動作を含む搬入搬出動作と、第1移載ステージへの成形前の成形対象物の供給動作及び第2移載ステージから成形後の成形対象物の回収動作を含む供給回収動作とを分離して別々に行うことができる。これにより、上記の搬入動作及び搬出動作を行っている間に、上記の供給動作及び回収動作を行うことによって、成形対象物の搬送を効率良く搬送することができる。その結果、樹脂成形のスループットを向上することができる。なお、第1移載ステージ及び第2移載ステージがない場合、成形前の成形対象物を搬送機構に供給し、搬送機構は成形前の成形対象物を成形型に搬入する。更に、搬送機構は、成形後の成形対象物を成形型から搬出し、搬送機構が搬出した成形後の成形対象物を回収する。この構成では、搬送機構が搬入又は搬出を行っている間、成形対象物の供給及び回収を行うことができない。
また、本技術1の樹脂成形装置であれば、成形前搬送部を成形前の成形対象物を適切に保持する構成とし、成形後搬送部を成形後の成形対象物を適切に保持する構成にでき、それらを安定して搬送することができる。
さらに、本技術1の樹脂成形装置であれば、成形前搬送部及び成形後搬送部が、第1移載ステージ及び第2移載ステージに対応して横並びに配置されているので、搬送機構を所定の位置に停止させた状態で、第1移載ステージから成形前搬送部への成形前の成形対象物の供給動作と、成形後搬送部から第2移載ステージへの成形後の成形対象物の移載動作とを同時に行うことができ、成形対象物の搬送を効率良く行うことができる。
本発明に係る技術2の樹脂成形装置は、上記の技術1の構成に加えて、前記搬送機構は、前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージを含む移載モジュールと前記成形型を含む成形モジュールとの間を一往復する間に、前記成形前搬送部による搬入と、前記成形後搬送部による搬出とを行うことが望ましい。
この構成であれば、成形対象物の搬送を効率良く搬送することができ、樹脂成形のスループットを向上することができる。
第1移載ステージ及び第2移載ステージの具体的な配置の態様として、本発明に係る技術3の樹脂成形装置は、上記の技術1又は2の構成に加えて、前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージは、前記搬送機構の搬送方向に沿って横並びに配置されていることが望ましい。
樹脂成形のスループットを向上するための具体的な実施の態様として、本発明に係る技術4の樹脂成形装置は、上記の技術1乃至3の何れか1つの構成に加えて、前記搬送機構が前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージから離れている間に、前記供給機構による前記第1移載ステージへの成形前の前記成形対象物の供給、及び、前記回収機構による前記第2移載ステージからの成形後の前記成形対象物の回収が行われることが望ましい。
本発明に係る技術5の樹脂成形装置は、上記の技術3又は4の構成に加えて、上下方向に沿って配置された複数の前記成形型を備えており、前記搬送機構は、複数の前記成形型に対応して、上下方向に複数の前記成形前搬送部及び複数の前記成形後搬送部を有しており、前記第1移載ステージは、複数の前記成形前搬送部に対応して上下方向に複数設けられており、前記第2移載ステージは、複数の前記成形後搬送部に対応して上下方向に複数設けられていることが望ましい。
この構成であれば、上下方向に沿って配置された複数の成形型に対して一挙に複数の成形前の成形対象物を搬入し、複数の成形型から一挙に複数の成形後の成形対象物を搬出することができる。また、第1移載ステージ及び第2移載ステージを設けることによる効果をより一層顕著にすることができる。
本発明に係る技術6の樹脂成形装置は、上記の技術1乃至5の何れか1つの構成に加えて、前記第1移載ステージ又は前記第2移載ステージの少なくとも一方は、上下方向に移動可能に構成されていることが望ましい。
この構成であれば、第1移載ステージが上下方向に移動可能であれば、搬送機構に成形前の成形対象物の供給を確実に行うことができる。また、第1移載ステージに搬送機構(の成形前搬送部)が位置している場合であっても、第1移載ステージと搬送機構との上下方向の間隔を拡げることができ、第1移載ステージに成形前の成形対象物を供給することができる。
一方、第2移載ステージが上下方向に移動可能であれば、搬送機構から成形後の成形対象物の受け取りを確実に行うことができる。また、第2移載ステージに搬送機構(の成形後搬送部)が位置している場合であっても、第2移載ステージと搬送機構との上下方向の間隔を拡げることができ、第2移載ステージから成形後の成形対象物を回収することができる。
供給機構の具体的な実施の態様として、本発明に係る技術7の樹脂成形装置は、上記の技術1乃至6の何れか1つの構成に加えて、前記供給機構は、成形前の前記成形対象物を供給する成形対象物供給部と、前記成形対象物供給部から成形前の前記成形対象物を前記第1移載ステージに移載する成形対象物移載部とを有することが望ましい。
回収機構の具体的な実施の態様として、本発明に係る技術8の樹脂成形装置は、上記の技術1乃至7の何れか1つの構成に加えて、前記回収機構は、成形後の前記成形対象物を収納する成形対象物収納部と、前記第2移載ステージから成形後の前記成形対象物を前記成形対象物収納部に回収する成形対象物回収部とを有することが望ましい。
本発明に係る技術9の樹脂成形装置は、上記の技術7を前提とする技術8の構成に加えて、前記成形対象物移載部及び前記成形対象物回収部は、前記成形対象物を保持する保持ユニットと、当該保持ユニットを移動させる多関節アーム部とを備える共通の搬送ロボットを有することが望ましい。
この構成であれば、成形対象物移載部及び成形対象物回収部を共通の搬送ロボットから構成しているので、樹脂成形装置の構成を簡略化することができ、樹脂成形装置の設置スペースを小型化することができる。
本発明に係る技術10の樹脂成形装置は、上記の技術7又は9の構成に加えて、前記成形対象物は、一面に電子部品が固定されたものであり、前記成形対象物供給部は、前記電子部品が上側にある第1状態で成形前の前記成形対象物を供給するものであり、前記第1移載ステージは、前記電子部品が下側にある第2状態で成形前の前記成形対象物が移載されるものであり、前記成形対象物移載部は、前記第1状態で供給された前記成形対象物を保持し、前記第2状態として、前記第1移載ステージに渡すものであることが望ましい。
この構成であれば、成形前の成形対象物を第1状態で収容することができ、成形前の成形対象物において電子部品とは反対側の裏面(成形型に保持される面)に塵埃が付着することを防止できる。その結果、樹脂成形品の外観不良を防止できる。また、第1移載ステージでは第2状態とされているので、その第2状態のまま搬送機構で成形型に搬送することで、成形型の上型に第2状態の成形前の成形対象物を供給することができる。
本発明に係る技術11の樹脂成形品の製造方法は、上記の技術1乃至10のいずれか1つの樹脂成形装置を用いた樹脂成形品の製造方法であって、前記搬送機構により前記成形型に成形前の前記成形対象物を搬入する搬入工程と、前記成形型を型締めして成形前の前記成形対象物に樹脂成形を行う成形工程と、前記搬送機構により前記成形型から成形後の前記成形対象物を搬出する搬出工程とを備えることを特徴とする。
本発明に係る技術12の樹脂成形品の製造方法は、上記の技術11の構成に加えて、前記搬入工程及び前記搬出工程は、前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージと前記成形型との間を一往復する間に前記搬送機構によって行われることが望ましい。
本発明に係る技術13の樹脂成形品の製造方法は、上記の技術11又は12の構成に加えて、前記搬送機構が前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージから離れている間に、前記供給機構による前記第1移載ステージへの成形前の前記成形対象物の供給、及び、前記回収機構による前記第2移載ステージからの成形後の前記成形対象物の回収が行われることが望ましい。
<本発明の一実施形態>
以下に、本発明に係る樹脂成形装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下に示すいずれの図についても、わかりやすくするために、適宜省略し又は誇張して模式的に描かれている。同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
<樹脂成形装置の全体構成>
第1実施形態の樹脂成形装置100は、一面に電子部品Wxが固定された成形対象物である基板Wを、樹脂材料Jを用いた樹脂成形により樹脂封止して樹脂成形品Pを製造するものである。なお、以下では、樹脂成形前の成形対象物(基板W)を「成形前基板W」といい、樹脂成形後の成形対象物(基板W)を「成形済基板W」又は「樹脂成形品P」という。
ここで、基板Wとしては、平面視において例えば矩形状をなすものであり、例えば金属製基板、樹脂製基板、ガラス製基板、セラミックス製基板、回路基板、半導体製基板、リードフレーム、シリコンウエハ、ガラスウエハ等を挙げることができる。その他、基板Wは、配線が施されていないキャリアであってもよい。なお、基板Wは、平面視におけて円形状等のその他の形状であっても良い。
また、樹脂材料Jとしては、例えば粉粒体状樹脂(顆粒状樹脂を含む)、液状樹脂等を挙げることができる。また、電子部品Wxとしては、例えば半導体チップ、抵抗素子、キャパシタ素子等の電子素子、又はこれら電子素子の少なくとも1つが樹脂封止された形態の電子部品を挙げることができる。
この樹脂成形装置100は、図1に示すように、基板供給・収納モジュールAと、2つの樹脂成形モジュールBと、樹脂材料供給モジュールCとを、それぞれ構成要素として備える。なお、各構成要素(各モジュールA~C)は、それぞれの構成要素に対して着脱可能かつ交換可能である。
基板供給・収納モジュールAは、図1に示すように、樹脂成形モジュールBの成形型7A、7Bに成形前基板Wを搬入し、成形済基板W(樹脂成形品P)を成形型7A、7Bから搬出する搬送機構2と、搬送機構2に渡される成形前基板Wが移載される第1移載ステージ3と、搬送機構2により搬出される樹脂成形品Pが移載される第2移載ステージ4と、第1移載ステージ3に成形前基板Wを供給する供給機構5と、第2移載ステージ4から樹脂成形品Pを回収する回収機構6とを備えている。なお、基板供給・収納モジュールAの各部の具体的構成は、後述する。また、基板供給・収納モジュールAは第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4を含む移載モジュールに相当する。
各樹脂成形モジュールBは、図2に示すように、上下方向に沿って配置された複数(図2では2つ)の成形型7A、7Bと、それら複数の成形型7A、7Bを型締めする型締め機構8と、複数の成形型7A、7Bの型締め及び型開きを連動させる連動機構9とを有する。ここでは、上方に位置する成形型を第1成形型7Aともいい、下方に位置する成形型を第2成形型7Bともいう。
そして、樹脂成形モジュールBは、固定プラテン10と、型締め機構8により昇降可能な可動プラテン11と、固定プラテン10及び可動プラテン11の間に配置される中間プレート12とを有している。ここで、固定プラテン10及び中間プレート12の間に第1成形型7Aが設けられ、中間プレート12及び可動プラテン11の間に第2成形型7Bが設けられている。なお、中間プレート12は、上端部に固定プラテン10が固定された一対の側壁部材131、132によって上下方向にスライド可能に支持されている。また、一対の側壁部材131、132は、基盤14に設けられており、固定プラテン10を基盤14に対して所定の高さに固定するものである。
第1成形型7Aは、互いに対をなす上型71及び下型72を有する。第2成形型7Bも、互いに対をなす上型71及び下型72を有する。固定プラテン10の下面には、第1成形型7Aの上型71が直接又は別の部材を介して設けられる。また、中間プレート12の上面には、第1成形型7Aの下型72が直接又は別の部材を介して設けられる。一方、中間プレート12の下面には、第2成形型7Bの上型71が直接又は別の部材を介して設けられる。また、可動プラテン11の上面には、第2成形型7Bの下型72が直接又は別の部材を介して設けられる。また、可動プラテン11は、可動プラテン11の下方に設けられた型締め機構8により昇降移動するものである。
ここで、第1成形型7A、第2成形型7Bについて、図4を参照して説明する。
各成形型7A、7Bの上型71は、基板Wの裏面(電子部品Wxが固定されていない面)を吸着して保持するものである。上型71の下面には吸引口(不図示)が形成されており、上型71の内部には吸引口に繋がる吸引流路(不図示)が形成されている。この吸引流路は外部の吸引装置(不図示)に接続されている。
また、各成形型7A、7Bの下型72は、基板Wに固定された電子部品Wx及び樹脂材料Jを収容するキャビティ72Cを有している。具体的に下型72は、キャビティ72Cの底面を形成する底面部材721と、当該底面部材721を取り囲む枠状の側面部材722とを有している。この底面部材721の上面と側面部材722の内周面によってキャビティ72Cが形成される。また、側面部材722は、底面部材721に対して相対的に上下移動可能に設けられている。具体的に側面部材722は、下型72のベースプレート723に対してコイルばね等の複数の弾性部材724によって支持されている。さらに、下型72は、樹脂成形品Pの離型性を向上させるために離型フィルムFで覆われる。また、側面部材722の上面に、空気やガスを排出するためエアベント(不図示)を設けても良い。その他、各成形型において上型71及び下型72の周囲には、樹脂成形時に上型71及び下型72の周囲を真空引きするための側壁部及びOリング等のシール部材等からなる密閉構造15が設けられている。
本実施形態の型締め機構8は、サーボモータ等の回転を直線移動に変換するボールねじ機構を用いて可動プラテンを昇降させる直動方式のものである。なお、型締め機構8としては、その他、サーボモータ等の動力源を例えばトグルリンクなどのリンク機構を用いて可動プラテンに伝達するリンク方式のもの等であっても良い。
連動機構9は、可動プラテン11の昇降に中間プレート12の昇降を連動させて、第1成形型7A及び第2成形型7Bの型締め及び型開きを同期させるものである。つまり、連動機構9は、第1成形型7Aの型締め速度と第2成形型7Bの型締め速度を同じにしつつ、同時に型締めができるようにするものである。
図2に示す連動機構9は、可動プラテン11の昇降により伸び縮みするパンタグラフ機構91を用いて構成されている。このパンタグラフ機構91は、1つの交差リンク部911と、上端リンク部912と、下端リンク部913とから構成されている。そして、上端リンク部912が一対の側壁部材131、132の上端部に固定されており、下端リンク部913が可動プラテン11又は可動プラテン11とともに移動する固定用部材110に固定されている。また、交差リンク部911の回転軸911aが中間プレート12又は中間プレート12とともに移動する固定用部材120に固定されている。そして、可動プラテン11が型締め機構8により駆動されると、それに伴ってパンタグラフ機構91が伸び縮みして、交差リンク部911に連結された中間プレート12が可動プラテン11に連動して上下移動する。
なお、連動機構9の変形例としては、図3(a)に示すように、レバー機構を用いたものであっても良いし、ラックアンドピニオン機構を用いたものであっても良い。
例えば、レバー機構を用いた連動機構9は、図3(a)に示すように、一端部を支点92aとして回転するアーム92を有し、当該アーム92の互いに異なる位置に可動プラテン11及び中間プレート12が連結部材93a、93bを介して連結されている。そして、可動プラテン11が型締め機構8により駆動されると、それに伴ってアーム92が支点92a周りに回転し、アーム92に連結された中間プレート12が可動プラテン11に連動して上下移動する。
また、ラックアンドピニオン機構を用いた連動機構9は、図3(b)に示すように、一対のラックギア94a、94bとそれらラックギア94a、94bに噛み合うピニオンギア94cとを有しており、一方のラックギア84aが側壁部材131、132に設けられており、他方のラックギア94bが可動プラテン11側に設けられている。そして、それら一対のラックギア94a、94bに噛み合うピニオンギア94cが中間プレート12側に設けられている。ピニオンギア94cを図示しないモータで正回転又は逆回転させることにより、可動プラテン11及び中間プレート12が連動して上下方向に移動する。
樹脂材料供給モジュールCは、図1に示すように、移動テーブル16と、移動テーブル16上に載置される樹脂材料収容部17と、樹脂材料収容部17に樹脂材料Jを計量して投入する樹脂材料投入機構18と、樹脂材料収容部17を搬送して下型72のキャビティ72Cに樹脂材料Jを供給する樹脂材料搬送機構19とを有する。ここで、樹脂材料収容部17は、離型フィルムFを保持する保持枠を用いて構成されており、保持枠に保持された離型フィルムF上に、樹脂材料投入機構18によって、樹脂材料Jが投入される。
移動テーブル16は、樹脂材料供給モジュールC内において、樹脂材料投入機構18による樹脂投入位置と樹脂材料搬送機構19に樹脂材料収容部17を渡すための搬送位置との間で移動する。
また、樹脂材料搬送機構19は、樹脂材料Jを収容した樹脂材料収容部17を樹脂材料供給モジュールCから樹脂成形モジュールBに搬送し、樹脂成形モジュールBにおいて離型フィルムF及び樹脂材料Jを成形型7A、7Bの下型72に供給する。その後、樹脂材料搬送機構19は、樹脂材料Jを供給した後の樹脂材料収容部17を樹脂成形モジュールBから樹脂材料供給モジュールCに搬送する。
本実施形態の樹脂材料搬送機構19は、樹脂材料Jを収容した樹脂材料収容部17を搬送する樹脂材料搬送部191と、下型72のキャビティ72Cから使用済みの離型フィルムFを回収するフィルム回収部192とを有している。また、樹脂材料搬送機構19は、複数の成形型7A、7Bに対応して、上下方向に複数の樹脂材料搬送部191及び複数のフィルム回収部192を有している。
<基板供給・収納モジュールAの各部の具体的構成>
基板供給・収納モジュールAは、図1及び図5、図6に示すように、搬送機構2、第1移載ステージ3、第2移載ステージ4、供給機構5及び回収機構6を備えている。
搬送機構2は、図1に示すように、基板供給・収納モジュールAと樹脂成形モジュールBとの間を行き来するものであり、基板供給・収納モジュールAと樹脂成形モジュールBとに亘って設けられたレール(不図示)に沿って移動する。この搬送機構2は、第1移載ステージ3に一時的に設置(移載)された成形前基板Wを受け取って、樹脂成形モジュールBの上型71に搬送(搬入)する。また、成形前基板Wの樹脂成形後に、搬送機構2は、樹脂成形モジュールBの上型71から樹脂成形品Pを受け取って、第2移載ステージ4に搬送(搬出)する。
具体的に搬送機構2は、図1、図5及び図6に示すように、成形前基板Wを搬送する成形前搬送部である基板搬送部21と、樹脂成形品Pを搬送する成形後搬送部である成形品搬送部22とを有している。なお、基板搬送部21には、成形前基板Wに形成された位置決め用孔に差し込まれる位置決めピン(不図示)が設けられていても良い。そして、搬送機構2は、基板搬送部21及び成形品搬送部22が同時に移動するように構成されている。本実施形態の基板搬送部21及び成形品搬送部22は、搬送方向(ここでは左右方向)に沿って横並びに配置されている。ここで、搬送方向は、搬送機構2の移動方向でもある。
また、搬送機構2は、図5及び図6に示すように、上下方向に沿って配置された複数の成形型7A、7Bに対応して、複数の基板搬送部21及び複数の成形品搬送部22を有している。複数の基板搬送部21は、型開きされた複数の成形型7A、7Bにおいて各上型71に対して成形前基板Wを供給できるように上下方向に沿って配置されている。また、複数の成形品搬送部22は、型開きされた複数の成形型7A、7Bにおいて各上型71から樹脂成形品Pを受け取ることができるように上下方向に沿って配置されている。また、各上型71に対応する基板搬送部21及び成形品搬送部22の高さ位置は同じ高さである。
第1移載ステージ3は、図1、図5及び図6に示すように、供給機構5により供給された成形前基板Wが一時的に設置(移載)されるものであり、搬送機構2に成形前基板Wを渡すものである。ここで、第1移載ステージ3には、成形前基板Wが、電子部品Wxが下側にある第2状態(所謂チップダウン状態)で移載される。第1移載ステージ3は、第2状態の成形前基板Wの端部を引っ掛けて保持する保持爪(不図示)を有しており、当該保持爪を開閉させることにより、第2状態の成形前基板Wを保持する。なお、第1移載ステージ3には、成形前基板Wに形成された位置決め用孔に差し込まれる位置決めピン(不図示)が設けられていても良い。
また、第1移載ステージ3は、図5及び図6に示すように、搬送機構2における複数の基板搬送部21に対応して上下方向に複数設けられている。さらに、複数の第1移載ステージ3は、上下方向に移動可能に構成されている。ここでは、複数の第1移載ステージ3が互いに同期して上下方向に移動可能に構成されている。
具体的に基板供給・収納モジュールAは、図5及び図6に示すように、複数の第1移載ステージ3を上下方向に移動可能に支持する第1支持部材31と、当該第1支持部材31に対して複数の第1移載ステージ3を上下方向にガイドする第1ガイド機構32とを有している。第1ガイド機構32は、例えば、第1支持部材31に設けられた第1ガイドレール321と、複数の第1移載ステージ3を例えば上下方向に等間隔に支持するとともに、第1ガイドレール321に沿って移動する第1スライド体322とを有している。この第1スライド体322は、例えば、ボールねじ機構やエアシリンダ等を用いたアクチュエータ(不図示)によって第1ガイドレール321を移動する。
第2移載ステージ4は、図1、図5及び図6に示すように、樹脂成形された樹脂成形品Pが一時的に載置(移載)されるものであり、搬送機構2から樹脂成形品Pを受け取るものである。ここで、第2移載ステージ4には、樹脂封止された電子部品Wxが下側にある第2状態(所謂チップアップ状態)で移載される。第2移載ステージ4は、第2状態の樹脂成形品Pの縁部を引っ掛けて保持する保持爪(不図示)を有しており、当該保持爪を開閉させることにより、第2状態の樹脂成形品Pを保持する。
また、第2移載ステージ4は、図5及び図6に示すように、搬送機構2における複数の成形品搬送部22に対応して上下方向に複数設けられている。さらに、複数の第2移載ステージ4は、上下方向に移動可能に構成されている。ここでは、複数の第2移載ステージ4が互いに同期して上下方向に移動可能に構成されている。
具体的に基板供給・収納モジュールAは、図5及び図6に示すように、複数の第2移載ステージ4を上下方向に移動可能に支持する第2支持部材41と、当該第2支持部材41に対して複数の第2移載ステージ4を上下方向にガイドする第2ガイド機構42とを有している。第2ガイド機構42は、第2支持部材41に設けられた第2ガイドレール421と、複数の第2移載ステージ4を例えば上下方向に等間隔に支持するとともに、第2ガイドレール421に沿って移動する第2スライド体422とを有している。この第2スライド体422は、例えば、ボールねじ機構やエアシリンダ等を用いたアクチュエータ(不図示)によって第2ガイドレール421を移動する。
なお、各第1移載ステージ3及び各第2移載ステージ4は、図1、図5及び図6に示すように、左右方向に横並びに配置されており、また、それらの高さ位置は同じ高さとされている。つまり、各第1移載ステージ3及び各第2移載ステージ4は、搬送機構2の各基板搬送部21及び各成形品搬送部22の配置関係に対応して設けられている。本実施形態では、各基板搬送部21及び各成形品搬送部22が左右方向に横並びに配置されていることから、各第1移載ステージ3及び各第2移載ステージ4も左右方向に横並びで配置されている。
この構成により、搬送機構2が基板供給・収納モジュールA及び樹脂成形モジュールBの間を一往復する間に、複数の成形前基板Wを第1移載ステージ3から上型71に搬送する搬入動作と、複数の樹脂成形品Pを上型71から第2移載ステージ4に搬送する搬出動作とを行うことができる。
供給機構5は、図1及び図6に示すように、成形前基板Wを供給する成形対象物供給部である基板供給部51と、基板供給部51から成形前基板Wを第1移載ステージ3に移載する成形対象物移載部52とを有している。
基板供給部51は、成形前基板Wが収納された収納ボックス511と、収納ボックス511から成形前基板Wを取り出す取り出し機構512とを備えている。収納ボックス511は、複数の成形前基板Wを上下多段に収納するものである。また、収納ボックス511は、成形前基板Wを、電子部品Wxが上側にある第1状態(所謂チップアップ状態)で収納している。収納ボックス511は、樹脂成形装置100から取り出し可能に構成されている。取り出し機構512は、収納ボックス511から1つの成形前基板Wを例えば挟んで取り出し、基板供給部51の成形前基板ステージ513に第1状態の成形前基板Wを位置させる。なお、収納ボックス511と成形前基板ステージ513の間には、ガイドレール514が設けられている。
なお、成形前基板ステージ513は、ガイドレール514をスライドする構成であってもよい。この場合、成形前基板ステージ513が収納ボックス511近傍に位置する状態で、取り出し機構512は、収納ボックス511から成形前基板Wを取り出し、取り出した成形前基板Wを成形前基板ステージ513に配置する。成形前基板ステージ513では、例えば、成形前基板Wを吸着して保持する。その後、成形前基板ステージ513は、ガイドレール514に沿って収納ボックス511から離れる方向に移動する。その他、基板供給部51には、例えば、成形前基板W上に電子部品Wxが適切に配置されているか否かを確認する確認機構(不図示)が設けられている。この構成では、例えば、成形前基板ステージ513がガイドレール514を移動している間に、確認機構は、上方から、成形前基板Wに電子部品Wxが適切に配置されているか否かを確認する。確認機構は、レーザ変位計又はカメラ等である。
回収機構6は、図1及び図6に示すように、樹脂成形品Pを収納する成形対象物収納部である成形品収納部61と、第2移載ステージ4から樹脂成形品Pを成形品収納部61に回収する成形対象物回収部62とを有する。
成形品収納部61は、樹脂成形品Pが収納される収納ボックス611と、当該収納ボックス611に樹脂成形品Pを収納する収納機構612とを備えている。収納ボックス611は、複数の樹脂成形品Pを上下多段に収納するものである。また、収納ボックス611は、樹脂成形品Pを、樹脂封止された電子部品Wxが上側にある第1状態(所謂チップアップ状態)で収納している。収納ボックス611は、樹脂成形装置100から取り出し可能に構成されている。収納機構612は、成形品収納部61の樹脂成形品ステージ613にある第1状態の樹脂成形品Pを押すことによって収納ボックス611に収納する。なお、収納ボックス611と樹脂成形品ステージ613との間には、ガイドレール614が設けられている。
また、収納機構612は、樹脂成形品Pを挟んで収納ボックス611の近傍まで移動させてもよい。この場合においては、樹脂成形品Pが収納ボックス611近傍まで移動した後、収納機構612等により樹脂成形品Pを押して収納ボックス611に収納する。
ここで、基板供給部51及び成形品収納部61は、図1では便宜上、前後方向に並んで配置されている状態を示しているが、樹脂成形装置100(基板供給・収納モジュールA)の設置スペースを小型化するために、図6に示すように、本実施形態の基板供給部51及び成形品収納部61は、上下に配置されている。なお、基板供給部51及び成形品収納部61は、どちらが上に配置されても良い。また、基板供給部51及び成形品収納部61を横並びに配置しても良い。
そして、本実施形態の成形対象物移載部52及び成形対象物回収部62は、図1に示すように、共通の搬送ロボット20から構成されている。この共通の搬送ロボット20は、基板供給部51及び第1移載ステージ3の間で成形前基板Wを受け渡し、第2移載ステージ4及び成形品収納部61の間で樹脂成形品Pを受け渡すものである。この搬送ロボット20は、平面視において、基板供給部51及び成形品収納部61と、各移載ステージ3、4との間に設けられている。
具体的に搬送ロボット20は、成形前基板W及び樹脂成形品Pをそれぞれ保持する保持ユニット20aと、当該保持ユニット20aを移動させる多関節アーム部20bとを有している。
保持ユニット20aは、成形前基板W及び樹脂成形品Pそれぞれの縁部を引っ掛けて保持する保持爪(不図示)を有しており、当該保持爪を開閉させることにより、成形前基板W及び樹脂成形品Pをそれぞれ保持する。
多関節アーム部20bは、例えば垂直多関節型のロボット(例えば6つの関節を有する多関節ロボット)である。多関節アーム部20bは、保持ユニット20aの位置及び姿勢を制御することができる。具体的に多関節アーム部20bは、成形前基板W又は樹脂成形品Pを保持した保持ユニット20aを表裏反転させることができる。また、多関節アーム部20bは、保持ユニット20aを、基板供給部51と第1移載ステージ3との間、及び、成形品収納部61と第2移載ステージ4との間で移動させるものである。
そして、搬送ロボット20は、第1状態で成形前基板ステージ513に供給された成形前基板Wを保持し、第2状態にして第1移載ステージ3に渡す。また、搬送ロボット20は、第2状態で第2移載ステージ4に移載された樹脂成形品Pを保持し、第1状態にして成形品収納部61の樹脂成形品ステージ613に渡す。
<樹脂成形装置100の動作の一例>
次に、樹脂成形装置100の動作の一例を図1、図2及び図4を参照して説明する。以下に示す動作は、例えば基板供給・収納モジュールAに設けられた制御部COMが樹脂成形装置100の各部を制御することにより行われる。なお、制御部COMは、CPU、内部メモリ、入出力インターフェース、AD変換器等を有する専用又は汎用のコンピュータである。
<全体動作>
まず、型締め機構8により各成形型7A、7Bを型開きした状態で、搬送機構2により各成形型7A、7Bの上型71に成形前基板Wを搬入して保持させる(図1及び図2参照)。また、樹脂材料搬送機構19により各成形型7A、7Bの下型72のキャビティ72C内に離型フィルムF及び樹脂材料Jを収容する(図1参照)。このようにして、成形前基板Wと離型フィルムF及び樹脂材料Jとが、各成形型7A、7Bに供給された状態となる(図4参照)。樹脂材料Jは熱硬化性を有する。樹脂材料Jは、キャビティ72C内に収容されている状態で、図示しない加熱機構によって加熱される。これにより、樹脂材料Jの粘度は一旦低下する。
次に、型締め機構8により可動プラテン11を上昇させる。この可動プラテン11の上昇に伴いパンタグラフ機構91が縮み、パンタグラフ機構91の交差リンク部911の回転軸911aに接続された中間プレート12が上昇する。ここで、可動プラテン11の上昇に伴い、図4に示す密閉構造15により上型71及び下型72の周囲が密閉されて、図示しない真空ポンプにより上型71及び下型72の周囲が真空引きされる。
その後、型締め機構8が可動プラテン11をさらに上昇させることで、第1成形型7A及び第2成形型7Bの型締めが完了し、この状態を、予め設定されている設定時間、維持することによって、樹脂材料Jの温度が上昇し、樹脂材料Jが硬化する。設定時間が経過した後、樹脂成形が完了する。
この樹脂成形の後、型締め機構8が可動プラテン11を下降させると、各成形型7A、7Bが型開きされる。そして、基板供給・収納モジュールAにより樹脂成形品Pが成形品収納部61に収納される(図1参照)。
なお、樹脂材料Jとして熱可塑性を有する材料を用いてもよい。この場合、冷却により樹脂材料Jを硬化させる。
<供給機構5、回収機構6及び搬送機構2の具体的な動作>
次に、供給機構5、回収機構6及び搬送機構2の搬送動作について図6~図9を参照して説明する。
まず、基板供給部51の収納ボックス511から、取り出し機構512によって、成形前基板ステージ513に成形前基板Wを載置する(図6参照)。ここで、成形前基板ステージ513において、成形前基板Wは、第1状態(所謂チップアップ状態)である。
搬送ロボット20の多関節アーム部20bは、保持ユニット20aを成形前基板ステージ513に移動させる。そして、保持ユニット20aは、成形前基板ステージ23にある成形前基板Wを保持する。その後、多関節アーム部20bは、保持ユニット20aを表裏反転させつつ第1移載ステージ3に移動させる。そして、保持ユニット20aは、第2状態の成形前基板Wを第1移載ステージ3に渡す(図6参照)。
上記の供給機構5による供給動作を、複数の第1移載ステージ3それぞれに対して行うことにより、複数の第1移載ステージ3それぞれに対して成形前基板Wが供給される。
次に、搬送機構2は、複数の基板搬送部21を複数の第1移載ステージ3に移動させる(図7(a)参照)。このとき、複数の第1移載ステージ3は、第1ガイド機構32により上昇した位置にある(図7(b)参照)。そして、複数の第1移載ステージ3は、第1ガイド機構32により所定の基板渡し位置に下降する(図8(a)参照)。その後、複数の基板搬送部21は、複数の第1移載ステージ3から第2状態の複数の成形前基板Wを一挙に受け取る(図8(b)参照)。
ここで、複数の基板搬送部21が複数の第1移載ステージ3に移動することによって、複数の成形品搬送部22は、複数の第2移載ステージ4に移動する(図7(a)参照)。このとき、複数の第2移載ステージ4は、第2ガイド機構42により上昇した位置にある(図7(b)参照)。そして、複数の第2移載ステージ4は、第2ガイド機構42により所定の成形品受取位置に下降する(図8(a)参照)。その後、複数の成形品搬送部22が複数の樹脂成形品Pを保持している場合には、複数の成形品搬送部22は、複数の第2移載ステージ4に第2状態の複数の樹脂成形品Pを一挙に渡す(図8(b)参照)。
そして、上記の成形前基板Wの搬送機構2への供給動作が終了すると、複数の第1移載ステージ3は、第1ガイド機構32により上昇する(図9(a)参照)。また、樹脂成形品Pの第2移載ステージ4への移載動作が終了すると、複数の第2移載ステージ4は、第2ガイド機構42により上昇する(図9(a)参照)。
その後、搬送機構2は、複数の基板搬送部21が複数の成形前基板Wを保持した状態で、複数の基板搬送部21を、型開きされた複数の成形型7A、7Bに移動させて(図9(b)参照)、複数の上型71それぞれに成形前基板Wを渡す。
ここで、搬送機構2は、複数の基板搬送部21から複数の上型71に成形前基板Wを渡す前に、複数の上型71が複数の樹脂成形品Pを保持している場合には、複数の成形品搬送部22により複数の樹脂成形品Pを受け取る。そして、複数の成形品搬送部22が複数の樹脂成形品Pを受け取った後に、複数の基板搬送部21から複数の上型71に成形前基板Wを渡す。なお、成形前基板Wの搬入とは別に、複数の下型72には、樹脂材料搬送機構19によって、離型フィルムF及び樹脂材料Jが供給される。その後、成形型7A、7Bが型締めされることにより成形前基板Wに樹脂成形が行われる。
複数の第2移載ステージ4に複数の樹脂成形品Pが移載された場合、搬送ロボット20の多関節アーム部20bは、保持ユニット20aを第2移載ステージ4に移動させる。そして、保持ユニット20aは、第2移載ステージ4にある樹脂成形品Pを保持する。その後、多関節アーム部20bは、保持ユニット20aを表裏反転させつつ成形品収納部61の樹脂成形品ステージ613に移動させて、保持ユニット20aが第1状態の樹脂成形品Pを樹脂成形品ステージ613に渡す(図6参照)。樹脂成形品ステージ613に第1状態の樹脂成形品Pが載置された後に、成形品収納部61の収納機構612は、樹脂成形品ステージ613にある樹脂成形品Pを押して収納ボックス611に収納する。なお、収納機構612は、樹脂成形品Pの端部をつかみ、ガイドレール614に沿って収納ボックス611の近傍まで樹脂成形品Pをスライドさせてもよい。この場合、収納機構612は、スライドさせた樹脂成形品Pを押して収納ボックス611に収納する。
上記の回収機構6による回収動作を、複数の第2移載ステージ4それぞれに対して行うことにより、複数の第2移載ステージ4それぞれから樹脂成形品Pが回収される。
搬送機構2が、成形前基板Wを上型71に渡した後に、成形型7A、7Bから第1移載ステージ3に移動する際には、成形品搬送部22が樹脂成形品Pを保持した状態である。そして、搬送機構2の成形品搬送部22が第2移載ステージ4に移動することで、樹脂成形品Pの搬出が行われる。
このように搬送機構2が、第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4から成形型7A、7Bに移動する往路において、第1移載ステージ3から成形前基板Wを成形型7A、7Bに搬入する。また、搬送機構2が、成形型7A、7Bから第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4に移動する復路において、成形型7A、7Bから樹脂成形品Pを第2移載ステージ4に搬出する。
本実施形態では、搬送機構2が第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4から離れている間に、供給機構5による複数の第1移載ステージ3への成形前基板Wの供給、及び、回収機構6による複数の第2移載ステージ4からの樹脂成形品Pの回収が行われる。
ここで、搬送機構2が第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4から離れている間とは、(a)搬送機構2が各移載ステージ3、4から成形型7A、7Bに向かって移動している間、(b)搬送機構2が成形型7A、7Bに移動した後に、成形型7A、7Bから樹脂成形品Pを受け取っている間、(c)搬送機構2が成形型7A、7Bに移動した後に、成形型7A、7Bに成形前基板Wを供給している間、又は、(d)搬送機構2が成形型7A、7Bから第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4に向かって移動している間である。
さらに、搬送機構2が第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4から離れている間において、供給機構5(搬送ロボット20)による成形前基板Wの供給動作、及び、回収機構6(搬送ロボット20)による樹脂成形品Pの回収動作のいずれを先に行っても良い。
その上、成形前基板Wの供給動作及び樹脂成形品Pの回収動作を交互に行っても良い。例えば、搬送ロボット20が1つの第2移載ステージ4から樹脂成形品Pを樹脂成形品ステージ613に搬送し、それに引き続いて、成形前基板ステージ513から成形前基板Wを1つの第1移載ステージ3に搬送するという動作を繰り返しても良い。また、搬送ロボット20が成形前基板ステージ513から成形前基板Wを1つの第1移載ステージ3に搬送し、それに引き続いて、1つの第2移載ステージ4から樹脂成形品Pを樹脂成形品ステージ613に搬送する動作を繰り返しても良い。
加えて、本実施形態では、第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4が上下方向に移動可能に構成されているので、搬送機構2が第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4に位置している場合に、第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4と搬送機構2との上下方向の間隔を拡げることができる。そして、それらの上下方向の間隔が拡がった状態で、供給機構5による成形前基板Wの供給動作、及び、回収機構6による樹脂成形品Pの回収動作を行うことができる。
<本実施形態の効果>
本実施形態の樹脂成形装置100によれば、第1移載ステージ3から成形型7A、7Bへの成形前基板Wの搬入動作及び成形型7A、7Bから第2移載ステージ4への樹脂成形品Pの搬出動作と、第1移載ステージ3への成形前基板Wの供給動作及び第2移載ステージ4からの樹脂成形品Pの回収動作とを分離して別々に行うことができる。これにより、上記の搬入動作及び搬出動作を行っている間に、上記の供給動作及び回収動作を行うことによって、成形前基板W及び樹脂成形品Pの搬送を効率良く搬送することができる。その結果、樹脂成形のスループットを向上することができる。なお、第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4がない場合、成形前基板Wを搬送機構2に供給し、搬送機構2は成形前基板Wを成形型7A、7Bに搬入する。更に、搬送機構2は、樹脂成形品Pを成形型7A、7Bから搬出し、搬送機構2が搬出した樹脂成形品Pを回収する。この構成では、搬送機構2が搬入又は搬出を行っている間、成形前基板Wの供給及び樹脂成形品Pの回収を行うことができない。
また、本実施形態では、搬送機構2が基板搬送部21及び成形品搬送部22を有するので、基板搬送部21を成形前基板Wを適切に保持する構成とし、成形品搬送部22を樹脂成形品Pを適切に保持する構成にでき、それらを安定して搬送することができる。
さらに、本実施形態では、横並びに配置された第1移載ステージ3及び第2移載ステージ4に対応して、基板搬送部21及び成形品搬送部22が横並びに配置されているので、搬送機構2を所定の位置に停止させた状態で、第1移載ステージ3から基板搬送部21への成形前基板Wの供給動作と、成形品搬送部22から第2移載ステージ4への樹脂成形品Pの移載動作とを同時に行うことができ、成形前基板W及び樹脂成形品Pの搬送を効率良く行うことができる。
<その他の変形実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、基板供給部51は第1状態(所謂チップアップ状態)の成形前基板Wを収納する構成であったが、第2状態(所謂チップダウン状態)の成形前基板Wを収納する構成としても良い。この場合、成形対象物移載部52は、第1移載ステージ3から成形前基板ステージ513に成形前基板Wを搬送する際に、成形前基板Wを表裏反転しない構成となる。
また、成形品収納部61は第1状態(所謂チップアップ状態)の樹脂成形品Pを収納する構成であったが、第2状態(所謂チップダウン状態)の樹脂成形品Pを収納する構成としても良い。この場合、成形対象物回収部62は、第2移載ステージ4から樹脂成形品ステージ613に樹脂成形品Pを搬送する際に、樹脂成形品Pを表裏反転しない構成となる。
さらに、前記実施形態では、供給機構5及び回収機構6を共通の搬送ロボット20を用いて構成しているが、供給機構5及び回収機構6で別々の搬送ロボットを用いて構成しても良い。搬送機構2についても、成形前基板W及び樹脂成形品Pの両方を搬送する共通のものであったが、成形前基板Wを搬送する搬送機構と樹脂成形品Pを搬送する搬送機構とを別々に備える構成であっても良い。
その上、樹脂成形モジュールBは、2つの成形型7A、7Bを有する構成の他、1つの成形型を有する構成であっても良いし、3つ以上の成形型を有する構成であっても良い。これらの場合、搬送機構2の成形前搬送部及び成形後搬送部は、成形型の数に合わせて設けられ、また、各移載ステージ3、4は、成形型の数に合わせて設けられる。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・樹脂成形装置
W・・・成形前基板(成形対象物)
Wx・・・・・・電子部品
P・・・樹脂成形品(成形対象物)
2・・・搬送機構
21・・・基板搬送部(成形前搬送部)
22・・・成形品搬送部(成形後搬送部)
3・・・第1移載ステージ
4・・・第2移載ステージ
5・・・供給機構
51・・・基板供給部(成形対象物供給部)
52・・・成形対象物移載部
6・・・回収機構
61・・・成形品収納部(成形対象物収納部)
62・・・成形対象物回収部
7A、7B・・・成形型
20・・・搬送ロボット
20a・・・保持ユニット
20b・・・多関節アーム部

Claims (12)

  1. 成形対象物に樹脂成形を行う樹脂成形装置であって、
    成形型と、
    成形前の前記成形対象物を前記成形型に搬入し、成形後の前記成形対象物を前記成形型から搬出する搬送機構と、
    前記搬送機構に渡される成形前の前記成形対象物が移載される第1移載ステージと、
    前記搬送機構により搬出される成形後の前記成形対象物が移載される第2移載ステージと、
    前記第1移載ステージに成形前の前記成形対象物を供給する供給機構と、
    前記第2移載ステージから成形後の前記成形対象物を回収する回収機構とを備え、
    前記搬送機構は、
    前記第1移載ステージから成形前の前記成形対象物を前記成形型に搬入する成形前搬送部と、
    前記成形型から成形後の前記成形対象物を前記第2移載ステージに搬出する成形後搬送部とを有し、
    前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージは、横並びに配置されており、
    前記成形前搬送部及び前記成形後搬送部は、前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージに対応して横並びに配置されている、樹脂成形装置。
  2. 前記搬送機構は、前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージを含む移載モジュールと前記成形型を含む成形モジュールとの間を一往復する間に、前記成形前搬送部による搬入と、前記成形後搬送部による搬出とを行う、請求項1に記載の樹脂成形装置。
  3. 前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージは、前記搬送機構の搬送方向に沿って横並びに配置されている、請求項に記載の樹脂成形装置。
  4. 前記搬送機構が前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージから離れている間に、前記供給機構による前記第1移載ステージへの成形前の前記成形対象物の供給、及び、前記回収機構による前記第2移載ステージからの成形後の前記成形対象物の回収が行われる、請求項に記載の樹脂成形装置。
  5. 上下方向に沿って配置された複数の前記成形型を備えており、
    前記搬送機構は、複数の前記成形型に対応して、上下方向に複数の前記成形前搬送部及び複数の前記成形後搬送部を有しており、
    前記第1移載ステージは、複数の前記成形前搬送部に対応して上下方向に複数設けられており、
    前記第2移載ステージは、複数の前記成形後搬送部に対応して上下方向に複数設けられている、請求項に記載の樹脂成形装置。
  6. 前記第1移載ステージ又は前記第2移載ステージの少なくとも一方は、上下方向に移動可能に構成されている、請求項に記載の樹脂成形装置。
  7. 前記供給機構は、
    成形前の前記成形対象物を供給する成形対象物供給部と、
    前記成形対象物供給部から成形前の前記成形対象物を前記第1移載ステージに移載する成形対象物移載部とを有する、請求項に記載の樹脂成形装置。
  8. 前記回収機構は、
    成形後の前記成形対象物を収納する成形対象物収納部と、
    前記第2移載ステージから成形後の前記成形対象物を前記成形対象物収納部に回収する成形対象物回収部とを有する、請求項に記載の樹脂成形装置。
  9. 前記回収機構は、
    成形後の前記成形対象物を収納する成形対象物収納部と、
    前記第2移載ステージから成形後の前記成形対象物を前記成形対象物収納部に回収する成形対象物回収部とを有し、
    前記成形対象物移載部及び前記成形対象物回収部は、前記成形対象物を保持する保持ユニットと、当該保持ユニットを移動させる多関節アーム部とを備える共通の搬送ロボットを有する、請求項に記載の樹脂成形装置。
  10. 前記成形対象物は、一面に電子部品が固定されたものであり、
    前記成形対象物供給部は、前記電子部品が上側にある第1状態で成形前の前記成形対象物を供給するものであり、
    前記第1移載ステージは、前記電子部品が下側にある第2状態で成形前の前記成形対象物が移載されるものであり、
    前記成形対象物移載部は、前記第1状態で供給された前記成形対象物を保持し、前記第2状態として、前記第1移載ステージに渡すものである、請求項に記載の樹脂成形装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載の樹脂成形装置を用いた樹脂成形品の製造方法であって、
    前記搬送機構により前記成形型に成形前の前記成形対象物を搬入する搬入工程と、
    前記成形型を型締めして成形前の前記成形対象物に樹脂成形を行う成形工程と、
    前記搬送機構により前記成形型から成形後の前記成形対象物を搬出する搬出工程とを備える、樹脂成形品の製造方法。
  12. 前記搬入工程及び前記搬出工程は、前記第1移載ステージ及び前記第2移載ステージと前記成形型との間を一往復する間に前記搬送機構によって行われる、請求項11に記載の樹脂成形品の製造方法。
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