JP6123195B2 - 電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、チップ面積を大きくすることなく、破壊時出力電力を向上させることができる電界効果トランジスタ及びその製造方法に関する。
電界効果トランジスタとして、AlGaAs層上にGaAs層を設け、そのGaAs層にリセスを設け、そのリセス内においてAlGaAs層上にゲート電極を設けたものがある。そのような電界効果トランジスタにおいてゲート電極が蛇行するクランクゲートの場合、リセスの延在方向が[011]の主領域が主に用いられるが、従来はリセスの延在方向が[0−11]のメアンダ領域(湾曲領域)もスイッチとして使用していた。
特開2008−177511号公報
従来は、酒石酸/過酸化水素溶液を用いたエッチングによりGaAs層にリセスを形成していた。結晶方位によってエッチング速度が異なるため、メアンダ領域においてリセスの幅が狭くなってゲート電極とGaAs層が近づいて耐圧が低下する。この結果、破壊時出力電力が低くなり、壊れやすいという問題があった。
破壊時出力電力を向上させるために、メアンダ領域においてゲート電極近傍の半導体層を絶縁化することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、絶縁化工程に用いるレジストパターンの形成上の制約でメアンダ領域のゲート間隔を拡大する必要があるため、チップ面積が大きくなるという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的はチップ面積を大きくすることなく、破壊時出力電力を向上させることができる電界効果トランジスタ及びその製造方法を得るものである。
本発明に係る電界効果トランジスタの製造方法は、アンドープ半導体層上に、不純物がドープされたAlGaAs層と、不純物がドープされたGaAs層とを順に形成する工程と、クエン酸と過酸化水素の混合溶液を用いたエッチングにより前記GaAs層にリセスを形成する工程と、前記リセス内において前記AlGaAs層上にゲート電極を形成する工程とを備え、前記エッチングにおいて、前記リセスの延在方向が[011]の主領域では前記リセス内外で前記AlGaAs層が分断されず、前記リセスの延在方向が[0−11]のメアンダ領域では前記リセス内外で前記AlGaAs層が分断されるようにエッチング時間を設定することを特徴とする。
本発明により、チップ面積を大きくすることなく、破壊時出力電力を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る電界効果トランジスタを示す上面図である。 図1のI−IIに沿った断面図である。 図1のIII−IVに沿った断面図である。 本発明の実施の形態に係る電界効果トランジスタの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態に係る電界効果トランジスタの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態に係る電界効果トランジスタの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態に係る電界効果トランジスタの製造方法を説明するための断面図である。 エッチング時間とリセスの左右に流れる電流値を示す図である。 比較例1に係る電界効果トランジスタのメアンダ領域の(0−11)断面を示す断面図である。 主領域とメアンダ領域での比較例1のゲート・ドレイン耐圧を示す図である。 本実施の形態と比較例1,2の破壊時出力電力を示す図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る電界効果トランジスタを示す上面図である。図2は図1のI−IIに沿った断面図であり、図3は図1のIII−IVに沿った断面図である。I−IIは[011]方向に沿っており、III−IVは[0−11]方向に沿っている。このため図2は(011)断面を示し、図3は(0−11)断面を示す。
GaAs基板1上に、10サイクルのGaAs/AlGaAs超格子層2、GaAsバッファ層3、アンドープInGaAs層4、n型AlGaAs層5、及びn型GaAs層6が順に積層されている。n型GaAs層6にリセス7が設けられている。リセス7内においてn型AlGaAs層5上にゲート電極8が設けられている。n型GaAs層6上にオーミック電極9が設けられている。
リセス7は[011]方向と[0−11]方向に延在し、それに沿ってゲート電極8が配置されている。リセス7の延在方向が[011]の領域が主領域であり、リセス7の延在方向が[0−11]の領域がメアンダ領域である。
本実施の形態の特徴として、主領域ではリセス7内外でn型AlGaAs層5が分断されていないが、メアンダ領域ではリセス7内外でn型AlGaAs層5が分断されている。
続いて、上記の電界効果トランジスタの製造方法を説明する。図4から図7は本発明の実施の形態に係る電界効果トランジスタの製造方法を説明するための断面図である。
まず、図4に示すように、GaAs基板1上に、10サイクルのGaAs/AlGaAs超格子層2、GaAsバッファ層3、アンドープInGaAs層4、n型AlGaAs層5、及びn型GaAs層6を順に形成する。開口を持つレジストパターン10をn型GaAs層6上に形成する。
次に、図5に示すように、レジストパターン10をマスクとし、クエン酸と過酸化水素の混合溶液を用いたウエットエッチングによりn型GaAs層6にリセス7を形成する。具体的には、エッチング溶液として、クエン酸溶液をアンモニアでpH6.5に調整した溶液100に対して過酸化水素を1の割合で混合した溶液を用いる。
さらにエッチングを続けると、メアンダ領域では図6に示すようにリセス7内外でn型AlGaAs層5が分断される。一方、主領域では図7に示すようにリセス7外のn型AlGaAs層5とリセス7内のn型AlGaAs層5は分断されない。この理由は、クエン酸と過酸化水素の混合溶液によるエッチングのGaAs/AlGaAs選択性が(011)断面に比べて(0−11)断面で小さくなるためである。
その後、リセス7内においてn型AlGaAs層5上にゲート電極8を蒸着/リフトオフにより形成し、n型GaAs層6上にオーミック電極9を形成することで本実施の形態に係る電界効果トランジスタが製造される。
図8は、エッチング時間とリセスの左右に流れる電流値を示す図である。エッチングしながらリセス7の左右のn型GaAs層6に電圧を印加して電流値を測定した。エッチング時間が240秒までは主領域とメアンダ領域の両者で電流が流れるが、240秒を過ぎるとメアンダ領域において電流値が低下する。これは、メアンダ領域においてリセス7内のn型AlGaAs層5が分断され、電流が狭窄されるからである。
このように、エッチングにおいてメアンダ領域ではリセス7内外でn型AlGaAs層5が分断されず、主領域ではリセス7内外でn型AlGaAs層5が分断されるようにエッチング時間を設定する。
続いて、本実施の形態の効果を比較例と比較して説明する。図9は、比較例1に係る電界効果トランジスタのメアンダ領域の(0−11)断面を示す断面図である。比較例1の主領域の(011)断面は本実施の形態の図2と同様である。本実施の形態でも比較例でも、結晶方位によってエッチング速度が異なるため、主領域でのリセス7の幅W1に比べてメアンダ領域でのリセス7の幅W2が小さくなる。
そして、比較例1では、酒石酸/過酸化水素溶液を用いたエッチングによりn型GaAs層6にリセス7を形成する。しかし、この酒石酸/過酸化水素溶液は、本実施の形態のクエン酸と過酸化水素の混合溶液に比べて、GaAs/AlGaAs選択性の結晶方位依存性が低い。このため、比較例では、メアンダ領域においてリセス7内外でn型AlGaAs層5が分断されない。従って、比較例1では、メアンダ領域において耐圧が低下するため、破壊時出力電力が低くなる。
図10は、主領域とメアンダ領域での比較例1のゲート・ドレイン耐圧を示す図である。比較例1では、耐圧が低いメアンダ領域において主領域よりも低いゲート・ドレイン耐圧で破壊される。
これに対して本実施の形態では、メアンダ領域においてリセス7内外でn型AlGaAs層5が分断され、メアンダ領域で電流が流れないため、破壊時出力電力を向上させることができる。なお、主領域ではリセス7内外でn型AlGaAs層5が分断されため、電界効果トランジスタとしての機能は保たれている。
図11は、本実施の形態と比較例1,2の破壊時出力電力を示す図である。比較例2では、メアンダ領域においてゲート電極8近傍の半導体層を絶縁化する。これにより、比較例1に比べて破壊時出力電力が向上する。本実施の形態でも、比較例2と同様に比較例1に比べて破壊時出力電力が向上する。
しかし、比較例2では、絶縁化工程に用いるレジストパターンの形成上の制約でメアンダ領域のゲート間隔を拡大する必要があるため、チップ面積が大きくなる。これに対して、本実施の形態では、絶縁化工程を行わないため、レジストパターンの形成上の制約が無い。従って、チップ面積を大きくすることなく、破壊時出力電力を向上させることができる。
4 アンドープInGaAs層(アンドープ半導体層)
5 n型AlGaAs層
6 n型GaAs層
7 リセス
8 ゲート電極

Claims (2)

  1. アンドープ半導体層上に、不純物がドープされたAlGaAs層と、不純物がドープされたGaAs層とを順に形成する工程と、
    クエン酸と過酸化水素の混合溶液を用いたエッチングにより前記GaAs層にリセスを形成する工程と、
    前記リセス内において前記AlGaAs層上にゲート電極を形成する工程とを備え、
    前記エッチングにおいて、前記リセスの延在方向が[011]の主領域では前記リセス内外で前記AlGaAs層が分断されず、前記リセスの延在方向が[0−11]のメアンダ領域では前記リセス内外で前記AlGaAs層が分断されるようにエッチング時間を設定することを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
  2. アンドープ半導体層と、
    前記アンドープ半導体層上に設けられ、不純物がドープされたAlGaAs層と、
    前記AlGaAs層上に設けられ、不純物がドープされ、リセスが設けられたGaAs層と、
    前記リセス内において前記AlGaAs層上に設けられたゲート電極とを備え、
    前記リセスの延在方向が[011]の主領域では前記リセス内外で前記AlGaAs層が分断されず、
    前記リセスの延在方向が[0−11]のメアンダ領域では前記リセス内外で前記AlGaAs層が分断されていることを特徴とする電界効果トランジスタ。
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