JP6123069B2 - パルスアーク溶接制御方法 - Google Patents
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Description
ピーク電流期間中の第1の時点からベース電流期間中の第2の時点までの所定期間の間は、前記溶接ワイヤの送給速度を、前記ピーク電流の立ち上がり時点の送給速度よりも低くする、あるいは、前記溶接ワイヤを前記溶接対象物から引き離す方向に送給する逆送とし、第2の時点は、ピーク電流の立ち下がり時点から第2の所定時間が経過した時点であり、第2の所定時間中に溶接ワイヤと溶接対象物との短絡を検出すると、前記溶接ワイヤの送給速度を更に減速する、あるいは、前記溶接ワイヤの逆送量を更に大きくするものである。
ピーク電流期間中の第1の時点からベース電流期間中の第2の時点までの所定期間の間は、前記溶接ワイヤの送給速度を、前記ピーク電流の立ち上がり時点の送給速度よりも低くする、あるいは、前記溶接ワイヤを前記溶接対象物から引き離す方向に送給する逆送とし、ピーク電流の立ち上がり時点の送給速度と同じ送給速度で溶接ワイヤを送給しているときに、前記溶接ワイヤと溶接対象物との短絡を検出すると、前記溶接ワイヤの送給速度を、前記ピーク電流の立ち上がり時点の送給速度よりも低くする、あるいは、前記溶接ワイヤを前記溶接対象物から引き離す方向に送給する逆送とするものである。
図1と図2を用いて本実施の形態1について説明する。図1は、本実施の形態1における消耗電極式の直流のパルスアーク溶接機の概略構成を示す図である。図2は、本実施の形態1におけるパルス溶接電流とワイヤ送給速度のタイムチャートである。
図1と図3と図4を用いて、本実施の形態2について説明する。本実施の形態2において、実施の形態1と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図1は、本実施の形態2における消耗電極式の直流のパルスアーク溶接機の概略構成を示す図である。図3は、本実施の形態2におけるパルス溶接電流とワイヤ送給速度のタイムチャートである。図4は、本実施の形態2におけるベース電流期間と第1の所定時間との関係を示す図である。実施の形態1と異なる主な点は、ベース電流期間に応じて第1の所定時間を変更するようにした点である。
図1と図5を用いて、本実施の形態3について説明する。本実施の形態3において、実施の形態1と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図1は、本実施の形態3における消耗電極式の直流のパルスアーク溶接機の概略構成を示す図である。図5は、本実施の形態3におけるパルス溶接電流とワイヤ送給速度のタイムチャートである。
図6と図7を用いて、本実施の形態4について説明する。本実施の形態4において、実施の形態1と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図6は、本実施の形態4における消耗電極式の直流のパルスアーク溶接機の概略構成を示す図である。図7は、本実施の形態4におけるパルス溶接電流とワイヤ送給速度のタイムチャートである。実施の形態1と異なる主な点は、溶滴離脱検出部23を設け、溶滴の離脱の検出に基づいてワイヤ送給速度を切り替えるようにした点である。
本実施の形態5について、図8と図9を用いて説明する。本実施の形態5において、実施の形態1と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図8は、本実施の形態5における消耗電極式の直流のパルスアーク溶接機の概略構成を示す図である。図9は、本実施の形態5におけるパルス溶接電流とワイヤ送給速度のタイムチャートである。実施の形態1と異なる主な点は、短絡検出部24とワイヤ送給速度WF3設定部25とを設け、短絡の検出に基づいてワイヤ送給速度を切り替えるようにした点である。
本実施の形態6について、図10と図11を用いて説明する。本実施の形態6において、実施の形態1と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図10は、本実施の形態6における消耗電極式の直流のパルスアーク溶接機の概略構成を示す図である。図11は、本実施の形態6におけるパルス溶接電流とワイヤ送給速度のタイムチャートである。実施の形態1と異なる主な点は、短絡検出部24を設け、短絡の検出に基づいてワイヤ送給速度を切り替えるようにした点である。
2 1次側整流器
3 平滑コンデンサ
4 スイッチング部
5 溶接トランス
6 2次側整流器
7 リアクトル
8 溶接チップ
9 溶接ワイヤ
10 母材
11 ワイヤ送給モータ
12 電圧検出器
13 電圧設定部
14 パルス電流パルス時間設定部
15 電流検出器
16 インバータ駆動回路
17 ワイヤ送給モータ駆動回路
18 ワイヤ送給速度WF1設定部
19 第1の所定時間設定部
20 ワイヤ送給速度切替部
21 ワイヤ送給速度WF2設定部
22 第2の所定時間設定部
23 溶滴離脱検出部
24 短絡検出部
25 ワイヤ送給速度WF3設定部
26 アーク
27 切替制御部
Claims (9)
- 溶接ワイヤと溶接対象物との間に溶接電流における、ピーク電流のピーク電流期間とベース電流のベース電流期間とをパルス状に交互に繰り返し供給するパルスアーク溶接制御方法であって、
前記ピーク電流期間中の第1の時点から前記ベース電流期間中の第2の時点までの所定期間の間は、前記溶接ワイヤの送給速度を、前記ピーク電流の立ち上がり時点の送給速度よりも低くする、あるいは、前記溶接ワイヤを前記溶接対象物から引き離す方向に送給する逆送とするパルスアーク溶接制御方法。
- 溶接ワイヤと溶接対象物との間にピーク電流とベース電流とをパルス状に繰り返し供給するパルスアーク溶接制御方法であって、
ピーク電流期間中の第1の時点からベース電流期間中の第2の時点までの所定期間の間は、前記溶接ワイヤの送給速度を、前記ピーク電流の立ち上がり時点の送給速度よりも低くする、あるいは、前記溶接ワイヤを前記溶接対象物から引き離す方向に送給する逆送とし、第2の時点は、ピーク電流の立ち下がり時点から第2の所定時間が経過した時点であり、第2の所定時間中に溶接ワイヤと溶接対象物との短絡を検出すると、前記溶接ワイヤの送給速度を更に減速する、あるいは、前記溶接ワイヤの逆送量を更に大きくするパルスアーク溶接制御方法。 - 溶接ワイヤと溶接対象物との間にピーク電流とベース電流とをパルス状に繰り返し供給するパルスアーク溶接制御方法であって、
ピーク電流期間中の第1の時点からベース電流期間中の第2の時点までの所定期間の間は、前記溶接ワイヤの送給速度を、前記ピーク電流の立ち上がり時点の送給速度よりも低くする、あるいは、前記溶接ワイヤを前記溶接対象物から引き離す方向に送給する逆送とし、ピーク電流の立ち上がり時点の送給速度と同じ送給速度で溶接ワイヤを送給しているときに、前記溶接ワイヤと溶接対象物との短絡を検出すると、前記溶接ワイヤの送給速度を、前記ピーク電流の立ち上がり時点の送給速度よりも低くする、あるいは、前記溶接ワイヤを前記溶接対象物から引き離す方向に送給する逆送とするパルスアーク溶接制御方法。 - 第1の時点は、ピーク電流の立ち上がり時点から第1の所定時間が経過した時点である請求項1から3のいずれかに記載のパルスアーク溶接制御方法。
- 第1の所定時間は、パルスの周期毎に異なる、あるいは、パルスの周期毎に同一である請求項4記載のパルスアーク溶接制御方法。
- 第2の時点は、ピーク電流の立ち下がり時点から第2の所定時間が経過した時点である請求項1または3に記載のパルスアーク溶接制御方法。
- 溶滴の離脱を検出すると、第2の所定時間の経過を待たずに、送給速度を変更前の送給速度に戻す請求項6記載のパルスアーク溶接制御方法。
- 第2の所定時間中に溶接ワイヤと溶接対象物との短絡を検出すると、前記溶接ワイヤの送給速度を更に減速する、あるいは、前記溶接ワイヤの逆送量を更に大きくする請求項6または7に記載のパルスアーク溶接制御方法。
- 所定期間は、ピーク電流期間よりも短い期間である請求項1または2に記載のパルスアーク溶接制御方法。
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