JP6121971B2 - 洗濯用ネット - Google Patents

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Description

本発明は、衣類を洗濯する際に用いる洗濯用ネットに関し、より詳細には、衣類を収容する袋体の大きさ(容積)を使い方に応じて変化させることのできる洗濯用ネットに関する。
医療・介護施設、養護施設等においては、入院患者や入居者が使用した衣類等をまとめて洗濯する洗濯業務サービスが利用されている。その種の施設では、入院患者や入居者から預かった衣類等が洗濯時に紛失したり、他人の衣類等と混ざり合ったりすることを防ぐために、通常は利用者ごとに区別された洗濯ネットを用いて衣類等を回収し、洗濯用ネットに衣類等を入れたままで洗濯から乾燥、返却まで行うという方式を採用している。かかる方式を採用することにより、洗濯業者の手間も大幅に軽減される。
このような洗濯業務サービスに利用される洗濯用ネットとしては、例えば特許文献1に袋体の大きさを拡縮可能にした洗濯用ネットが提案されている。この特許文献1に開示された洗濯用ネットでは、畳めば平らになる網状の袋体の上辺部に開閉用のスライドファスナが取り付けられているとともに、袋体の中間部にも袋体のサイズ(高さ)を伸縮(拡縮)させるためのスライドファスナが取り付けられている。これにより、使用状態に応じて袋体の大きさ(容積)を変化させることが可能になっている。
また、特許文献2には、略円筒状の包囲面と、該包囲面の上端および下端にそれぞれ設けられた略円形の上底面および下底面とを有し、内容物充填状態において略ドラム状をなすように形成された拡縮可能な洗濯用ネットが開示されている。上底面には、該上底面を径方向に横断するスライド開閉式の出入口ファスナが設けられ、この出入口ファスナを開いて洗濯物が出し入れされる。この洗濯用ネットでは、包囲面の上側略半部が本体部、下側略半部が拡縮部となされており、拡縮部には包囲面を周回するようにしてスライド開閉式の拡縮用ファスナが設けられている。そして、この拡縮用ファスナの開閉操作により、拡縮部が高さ方向に拡縮される。
特開2005−111218号公報 特開2004−242818号公報
上記特許文献1に開示された洗濯用ネットは、袋体の中間部に取り付けられたスライドファスナを開閉操作することにより、使用状態に応じて洗濯用ネットの大きさ(容積)を変化させることが可能である。しかしながら、上記特許文献1には、洗濯用ネットの大きさ(容積)を変化させるという点についての詳細な構成については開示されていない。
また、上記特許文献2に開示された洗濯用ネットは、包囲面、上底面および下底面等から縫製されているため、洗濯用ネットの構造(縫製)が複雑になってコストが増加するという問題点がある。また、拡縮部を拡縮操作する際には、拡縮用ファスナを包囲面の全周長以上にわたって操作しなければならないため、取り扱いが煩雑になるという問題点がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、縫製が簡単で安価に製造することができ、容積を拡縮操作する際の取り扱いが容易な洗濯用ネットを提供することを目的としている。
上述の課題を解決するための手段として、本発明による洗濯用ネットは、以下のように構成されている。
すなわち、本発明による洗濯用ネットは、洗濯物を収容し得る正面視四角形状の袋体を備える構成を前提としている。
本発明による洗濯用ネットでは、前記袋体の上辺部から左右いずれか一方の側辺部にわたって連続するように取り付けられた一組のファスナを備え、前記一組のファスナは、一対のファスナ半体が2個のスライダによって両端から開口可能な逆開きファスナであって、前記上辺部の開操作によって洗濯物を出し入れするための開口部が前記袋体の上辺部に形成される一方、前記上辺部の閉操作によって前記開口部が閉じられ、前記側辺部の開操作によって前記袋体の幅を拡張させる拡張部が前記袋体の内部から引き出される一方、前記側辺部の閉操作によって前記拡張部が前記袋体の内部に収納可能に構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成を備える洗濯用ネットによれば、1本のファスナで開口部の開閉操作と拡張部の出し入れとの両方を容易に行うことができる。また、例えば略ドラム状の洗濯用ネットの拡縮部を拡縮操作するファスナを包囲面の全周長以上にわたって設ける場合と比べて、ファスナの全長を短くすることができるので、洗濯用ネットの構造(縫製)が簡単になるとともに、洗濯用ネットを安価に製造することができ、開口部の開閉操作や容積を拡縮操作する際の取り扱いが容易になる。
また、洗濯業者が利用者に洗濯用ネットを預ける際には、袋体の側辺部を閉操作して拡張部を袋体の内部に収容した状態で提供し、利用者から衣類が入れられた洗濯用ネットを回収して洗濯・乾燥する際には、袋体の側辺部を開操作して拡張部が引き出された状態で洗濯・乾燥させることができる。これにより、利用者が洗濯用ネットに衣類を詰め込み過ぎた(入れ過ぎた)としても、洗濯業者が拡張部を引き出すことにより、洗濯用ネットの幅の寸法を大きくして洗濯用ネットと洗濯物の分量とのバランスを良好にすることができる。こうして、洗濯用ネットの大きさ(容積)を容易に変化させることができるので、洗濯用ネットに衣類を詰め込み過ぎた状態で洗濯・乾燥することに起因して洗濯用ネットが破損するのを回避することができる。また、洗濯用ネット内において洗濯物が適度に移動することができるので、よりきれいに洗濯することができるとともに、より短時間で乾燥させることができる。
本発明の具体的な構成として、以下の複数のものが挙げられる。
本発明による洗濯用ネットにおいて、好ましくは、前記2個のスライダから一方のファスナ半体の端部を抜き取ると両ファスナ半体同士がその全長にわたって分離し、かつ、他方のファスナ半体から2個のスライダも分離可能に構成されていることを特徴とする。このように構成すれば、ファスナに糸屑が絡み付いた場合には、スライダをファスナから取り外してファスナおよびスライダを清掃することにより、容易に糸屑を取り除くことができ、また、スライダが壊れた場合には、容易に新しいスライダに交換することができる。
また、本発明による洗濯用ネットにおいて、好ましくは、前記袋体の上辺部と前記側辺部との境界部分に、前記スライダの移動を規制する移動規制手段が取り付けられたことを特徴とする。このように構成すれば、側辺部側のスライダを開操作して袋体の角部(境界部分)まで移動させた際に、移動規制手段により、スライダが袋体の上辺部にまで移動するのを規制することができる。一方、上辺部側のスライダを開操作して袋体の角部(境界部分)まで移動させた際に、移動規制手段により、スライダが袋体の側辺部にまで移動するのを規制することができる。
この場合、好ましくは、前記移動規制手段は、前記スライダの移動を緩やかに規制することを特徴とする。ここで、スライダの移動を「緩やかに」規制する、とは、スライダを移動させる際に、スライダが移動規制手段に当接することにより一旦スライドの移動が妨げられて、通常の洗濯・乾燥作業では容易に移動しない程度に拘束されるが、スライダにさらに力を加えて強く押しこむことにより、移動規制手段を越えてスライダを移動させることができることを意味している。このように構成すれば、上述のようにファスナやスライダのメンテナンスの必要が生じた場合に、スライダを移動規制手段を越えて強制的に移動させることによって、スライダをファスナ半体から分離したり交換したりすることができる。
また、本発明による洗濯用ネットにおいて、好ましくは、前記上辺部の近傍に、前記開口部の近傍を束ねて縛る束縛手段が設けられたことを特徴とする。このように構成すれば、この束縛手段を利用して、洗濯物を収容した袋体の開口部を開口方向に束ねて縛ると、洗濯中にスライダが不用意に開かなくなるとともに、開口部近傍が洗濯槽内で暴れにくくなって、攪拌時の衝撃等によるスライダのトラブルを防止することができる。なお、この発明において、開口部の「近傍」、とは、開口部の長さが数十cm程度の一般的な袋体の場合、開口部から数cm程度(最大でも15cm程度)までの範囲を想定しているが、袋体の大きさに応じた寸法範囲としては、開口部の開口長さの1/4以内(より好ましくは1/5程度)を目安とするものとする。
また、本発明による洗濯用ネットにおいて、好ましくは、前記側辺部側のスライダに着脱式の引手が取り付けられたことを特徴とする。このように構成すれば、洗濯業者が利用者に洗濯用ネットを預けて洗濯物を回収する際、拡張部を袋体の内部に収納した状態で側辺部側のスライダから引手を取り外しておくという使い方ができるので、利用者が勝手に側辺部を開操作して洗濯物を詰め込み過ぎてしまうのを回避することができる。
また、本発明による洗濯用ネットにおいて、好ましくは、前記ファスナの両端部に前記ファスナ半体同士を結合するサイドタブがそれぞれ取り付けられるとともに、それら各サイドタブに、前記ファスナのスライダを被覆するカバーフラップが取り付けられたことを特徴とする。このように構成すれば、サイドタブにより、両ファスナ半体の端部間隔を適正に保持するとともに、スライダを移動させる際、ファスナの端部を指先で摘み易くすることができる。また、カバーフラップにより、ファスナの端部に寄せられたスライダを被覆して、洗濯・乾燥作業時に、スライダが引っ掛かったり損傷したりするトラブルを防ぐことができる。
また、本発明による洗濯用ネットにおいて、好ましくは、前記ファスナは、前記袋体の上辺部から側辺部を経由して下辺部にわたり連続するように取り付けられ、前記側辺部の開操作によって前記袋体の幅を拡張させる第1拡張部が前記袋体の内部から引き出される一方、前記側辺部の閉操作によって前記第1拡張部が前記袋体の内部に収納可能に構成され、前記下辺部の開操作によって前記袋体の高さを拡張させる第2拡張部が前記袋体の内部から引き出される一方、前記下辺部の閉操作によって前記第2拡張部が前記袋体の内部に収納可能に構成されていることを特徴とする。このように構成すれば、拡張部を側辺部から下辺部にわたって略L字形に形成することができるので、洗濯用ネットを幅方向のみならず高さ方向にも拡大することができる。
上記のように、本発明による洗濯用ネットによれば、縫製が簡単で安価に製造することができ、容積を拡縮操作する際の取り扱いを容易にすることができる。
本発明の第1実施形態に係る洗濯用ネットの全体的構成を示す斜視図であり、開口部が閉状態であり、拡張部が引き出されている状態である。 本発明の第1実施形態に係る洗濯用ネットの全体的構成を示す斜視図であり、開口部が閉状態であり、拡張部が収納されている状態である。 本発明の第1実施形態に係る洗濯用ネットの全体的構成を示す斜視図であり、開口部が開状態であり、拡張部が収納されている状態である。 本発明の第1実施形態に係る洗濯用ネットにおけるスライドファスナの構造および使用方法を示す説明図であって、(a)はスライドファスナを全閉した状態、(b)はスライドファスナを開いて分離した状態、(c)はスライドファスナからスライダを抜き取った状態をそれぞれ示す。 図1〜図3に示したスライドファスナにおける端部の構成を拡大して示す説明図である。 図1〜図3に示したスライドファスナに取り付けられる着脱式引手の構成を拡大して示す説明図であって、(a)はスライダに掛着される状態の上面形状、(b)はスライダから離脱する状態の上面形状、(c)は側面形状をそれぞれ示す。 図1〜図3に示したスライダの移動を規制する移動規制手段の構成を拡大して示す説明図である。 図1〜図3に示した洗濯用ネットに使用される束縛部材の使用状態を説明する斜視図である。 図1〜図3に示した洗濯用ネットに取り付けられる束縛部材の構成を拡大して示す部分正面図である。 図9に示した束縛部材の使用状態を示す説明図である。 図9に示した束縛部材に取り付けられているロック付きのスナップボタンの構造を示す断面図であって、(a)はロック解除状態、(b)はロック状態をそれぞれ示す。 束縛部材の他の実施形態を示す部分正面図である。 本発明の第2実施形態に係る洗濯用ネットの全体的構成を示す斜視図であり、開口部が閉状態であり、第1および第2拡張部が引き出されている状態である。 本発明の第2実施形態に係る洗濯用ネットの全体的構成を示す斜視図であり、開口部が閉状態であり、第1および第2拡張部が収納されている状態である。 本発明の第2実施形態に係る洗濯用ネットの全体的構成を示す斜視図であり、開口部が開状態であり、第1および第2拡張部が収納されている状態である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
−第1実施形態−
(洗濯用ネットの全体的構成)
図1〜図3に示すように、第1実施形態にかかる洗濯用ネット1は、正面視縦長矩形の外観をなす袋体2の上辺部2aに、洗濯物を出し入れするための開口部2e(図3参照)を設けるとともに、袋体2の右側辺部2bに、洗濯用ネット1の大きさ(容積)を変化させるための拡張部20を設けたものとして構成される。この拡張部20は、袋体2の内部に収納したり、外部に引き出すことにより、洗濯用ネット1の大きさ(容積)を容易に変化させることが可能となっている。なお、拡張部20は、袋体2の左側辺部2cに設けてもよい。
そして、袋体2における上辺部2aから右側辺部2bにわたって、スライドファスナ3が一体的に連続するように取り付けられている。このスライドファスナ3は、袋体2の上辺部2aに沿って取り付けられた開口用ファスナ3aと、袋体2の右側辺部2bに沿って取り付けられた拡張用ファスナ3bとを一体的に連続させた1本のファスナから構成されている。開口用ファスナ3aは、開口部2eを開閉するための開閉部材である。拡張用ファスナ3bは、開閉操作を行うことにより、拡張部20を袋体2の内部に収納したり、外部に引き出すための開閉部材である。
拡張部20は、図1に示すように、正面視縦長矩形の平袋であって、上辺20a、右辺20bおよび下辺20cが、袋状に閉じられている。左辺20dは、開口しているとともに、袋体2の内部と一体に連通するように袋体2の右側辺部2b(袋体2の内部)に縫着されている。これにより、洗濯用ネット1に収容された洗濯物は、袋体2と拡張部20との間において自由に移動可能となっている。
また、拡張部20の容積は、袋体2の容積よりも小さい。拡張部20の右辺20bおよび左辺20dの長さ(長手方向の寸法)は、袋体2の右側辺部2bの長さ(長手方向の寸法)よりも小さい寸法に形成されている。拡張部20の上辺20aおよび下辺20cの長さ(短手方向の寸法)は、袋体2の上辺部2aおよび下辺部2dの長さ(短手方向の寸法)よりも小さい寸法に形成されている。
ただし、拡張部20の形態は必ずしもこれに限定されるものではなく、拡張部20を袋体2に出し入れ可能であれば、他の形状であってもよい。
袋体2および拡張部20を構成する網材には、例えばポリエステル系繊維やポリアミド系繊維等の、耐水・耐薬品性に優れた強靱な合成繊維製編地が利用される。例示形態では、網目が六角形状をなすラッセル編地が採用されている。六角形状の網目は、編糸の連結部に加わる力が分散されて破れにくくなるとともに、洗濯時に衣類から解れ出た糸屑等が網目の角部に絡みにくくなる、といった点で、洗濯用ネット1には好適である。
また、袋体2の片側面には、使用者の名前等を記載するための表示部22が設けられている。表示部22は、薄い布地や合成樹脂製の柔軟なシート材等を利用して形成され、洗濯時にも外れないように袋体2に縫着されている。
(スライドファスナの構成)
図1〜図6にスライドファスナ3の詳細な構成例を示す。例示のスライドファスナ3は、両端いずれからでも開閉可能な、いわゆる逆開きダブルファスナであって、一対のファスナ半体31、31と、それらを開閉する2個のスライダ4、4とを具備している。
ただし、スライドファスナ3の種類、材質および形状は、特に限定されるものではない。このスライドファスナ3の他の例としては、後述するエレメント(務歯)がコイル状の樹脂(ポリエステルやナイロン等)からなる樹脂ファスナ(コイルファスナ)、ポリアセタールやナイロン等のエレメントがファスナテープ(基布)に射出成型された例えばYKK社製の“ビスロン”(登録商標)ファスナ(樹脂ファスナ)、または、エレメントが金属からなる金属ファスナ等がある。
各ファスナ半体31は、ファスナテープの片側縁に複数個のエレメントを取り付けて形成されている。ファスナテープの他側縁は、袋体2の開口端縁に沿って略直線的に縫い付けられる。各ファスナ半体31におけるエレメント列の一端には、スライダ4のレール41(図6参照)を通過し得る形状の蝶棒32が取り付けられ、同エレメント列の他端には、スライダ4のレール41を通過不能な形状の箱棒33が取り付けられている。そして、一方のファスナ半体31の箱棒33が、他方のファスナ半体31の蝶棒32と対をなし、また、一方のファスナ半体31の蝶棒32が、他方の出入口ファスナ半体31の箱棒33と対をなすように、それぞれが互いに逆配置されている。
各スライダ4には、両ファスナ半体31、31のエレメント列に係合してエレメント同士を噛合・分離させるY字状のレール41が形成されている。また、スライダ4の背面に突設された柱部42(図6参照)には、スライダ4を移動させるための引手5が取り付けられている。なお、例示形態に係る引手5は、使用状態に応じてスライダ4に簡単に着脱し得るようになっているが、その構成については後述する。
図4を参照して、逆開きダブルファスナの詳細な構成例を示す。この構成例では、各スライダ4,4に引手5が設けられている例について説明する。図4に示すように、逆開きダブルファスナにおいては、2個のスライダ4、4が、レール41の閉じる側(エレメント列同士を噛合させる側)を互いに対向させた、いわゆる尻合わせの向きで、両ファスナ半体31、31に係合される。したがって、同図(a)に示すように、2個のスライダ4、4を互いに離反させ、それぞれをスライドファスナ3の一端および他端に移動させると、スライドファスナ3は全閉となる。
また、同図(b)に示すように、いずれか一方のスライダ4をスライドファスナ3のいずれか一端に寄せて2個のスライダ4、4同士を当接させると、スライドファスナ3の他端側が開く。例示形態においては、各ファスナ半体31、31の両端に蝶棒32と箱棒33とが互いに逆配置されているので、2個のスライダ4、4が寄せられた当該一端において、一方(当該一端に蝶棒32が取り付けられているほう:図示下側)のファスナ半体31の端部を摘んでスライドファスナ3の中央側へずらすと、当該ファスナ半体31の一端に取り付けられた蝶棒32が両スライダ4、4のレール41を通過して、当該ファスナ半体31が2個のスライダ4、4から抜き取られる。このとき、他方(図示上側)のファスナ半体31の当該一端に取り付けられた箱棒33は、2個のスライダ4、4が当該他方のファスナ半体31から抜け出すのを防ぐストッパとして機能する。こうして、両ファスナ半体31、31同士は、その全長にわたって完全に分離される。そして、2個のスライダ4、4は、他方(当該一端に箱棒33が取り付けられているほう:図示上側)のファスナ半体31に係合した状態で取り残される。
その状態から同図(c)に示すように、2個のスライダ4、4を、それらが係合している他方(図示上側)のファスナ半体31に沿わせて他端側へと移動させる。当該ファスナ半体31の他端に取り付けられているのはスライダ4のレール41を通過可能な蝶棒32であるから、2個のスライダ4、4は、その蝶棒32から抜け出す。こうして、2個のスライダ4、4が、スライドファスナ3から完全に分離される。2個のスライダ4、4をスライドファスナ3に係合させる場合は、前記分離手順の逆順による。
このように、両ファスナ半体31、31の両端に蝶棒32および箱棒33を互いに逆配置で取り付け、尻合わせにした2個のスライダ4、4をスライドファスナ3に対し着脱自在に係合させることにより、例えばスライダ4が損傷したとき、壊れたスライダ4を簡単に取り外して交換することができる。また、スライドファスナ3に糸屑が絡み付いたとき、スライダ4を取り外してエレメントやスライダ4を清掃するのも容易になる。しかも、これらの作業には特別な工具や技能を必要としない。
図1および図2に示すように、洗濯用ネット1には上辺部2aから右側辺部2bにわたってスライドファスナ3が取り付けられているので、一方のスライダ4Aを開口用ファスナ3aの左端に移動させることにより、袋体2の開口部2eが閉じられた状態になる。また、図3に示すように、一方のスライダ4Aを開口用ファスナ3aの右端に移動させることにより、袋体2の開口部2eが開けられた(形成された)状態になる。
図1に示すように、他方のスライダ4Bを拡張用ファスナ3bの上端に移動させることにより、拡張部20が袋体2から引き出すことが可能な状態になる。また、図2および図3に示すように、他方のスライダ4Bを拡張用ファスナ3bの下端に移動させることにより、拡張部20が袋体2に収納された状態になる。
スライドファスナ3の両端部には、短い帯片状をなすサイドタブ36が、それぞれスライドファスナ3の延長方向に張り出すようにして取り付けられている。これらのサイドタブ36は、上述のようなスライダ4の移動操作に際して、スライドファスナ3の端部を指先でしっかりと摘み易くするための部材である。図5に、サイドタブ36の取付形態を拡大して示す。
サイドタブ36は、例えばポリエステル系繊維のような比較的コシの強い合成繊維製の織テープ等からなり、その基端側が、両ファスナ半体31、31の端部近傍下面に重ねて縫合される。そして、両ファスナ半体31、31同士が分離しているときには、サイドタブ36が、それ自身の幅によって、箱棒33と蝶棒32とを数ミリ程度の離間状態に保持し、両ファスナ半体31、31同士が噛合しているときには、自身の幅を湾曲させて、箱棒33と蝶棒32とを接触状態に保持する。また、両ファスナ半体31、31にスライダ4を係脱する際には、サイドタブ36がスライドファスナ3の長手方向に適度の自由度をもって撓み変形することによりスライダ4の係脱を可能にする。
さらに、このサイドタブ36には、スライドファスナ3の端部に寄せられたスライダ4を被覆するためのカバーフラップ38が取り付けられている。カバーフラップ38は、サイドタブ36に準じた合成繊維製の織テープ等からなる短い帯片を利用して形成される。図5に示したカバーフラップ38は、その基端側がサイドタブ36の上面に重ねて縫合され、自由端側がスライドファスナ3の端部近傍上面に重ねられて、図5中に想像線で示すように、該端部に寄せられたスライダ4の背面を覆うように構成されている。
開口用ファスナ3aは、洗濯・乾燥作業時には閉じられた状態、つまりスライダ4Aが開口用ファスナ3aの左端に寄せられた状態で使用される。したがって、上述のように開口用ファスナ3aの左端にてサイドタブ36がスライダ4Aを被覆することにより、洗濯・乾燥作業時に、スライダ4Aに他の洗濯用ネット1が引っ掛かったり、スライダ4Aが洗濯槽等に衝突して損傷したりといった、スライダ4Aに起因するトラブルを防ぎやすくなる。カバーフラップ38の自由端側を捲り上げれば、ファスナ半体31、31にスライダ4Aを係脱させる作業も無理なく行うことができる。
図6は、スライダ4に取り付けられる、着脱式の引手5の概略構成を示す。この引手5は、先端にフック51を有する本体52と、該フック51を開閉させる可動部材53とを組み合わせて構成される。本体52は、上面視略長方形状の金属板からなり、先端に略L字状のフック51が形成されている。本体52の上面中央部分には本体52の長手方向に延びる凹部54が形成されて、この凹部54内に可動部材53が嵌め込まれる。
可動部材53は、やや弾性変形可能な合成樹脂からなり、その先端には短爪部55が形成され、後端上面には断面略半円形状の指掛部が形成されている。可動部材53の下面には係合片(図示せず)が突設され、その係合片が本体52の凹部54に形成された溝孔56に係合することにより、本体52に対し可動部材53が長手方向に摺動し得るように保持される。本体52と可動部材53との当接面には互いに係合する適宜の小突起(図示せず)やバネ片57等が形成されて、可動部材53がその摺動範囲の両端にて係止されるようになっている。
本体52のフック51をスライダ4の柱部42に掛着した状態で、図6(a)に示すように、可動部材53を本体52の先端側に摺動させると、可動部材53の短爪部55が本体52のフック51を閉じて引手5がスライダ4から離れなくなり、この引手5を持ってスライダ4を移動させることができる。また、図6(b)に示すように、可動部材53を本体52の後端側に摺動させると、可動部材53の短爪部55が本体52のフック51から離れて、この引手5をスライダ4の柱部42から取り外すことができる。
なお、この第1実施形態は、スライダ4に対して引手5を着脱可能にする構成の一例を示したものであるが、本発明における引手5の構成は、これに限定されるものではなく、例えばナスカンのような部材をはじめとする従来公知の着脱機構も利用可能である。
このような構成によれば、洗濯時に各スライダ4から引手5を取り外すことにより、引手5に他の洗濯用ネット1が引っ掛かったり、作業時の衝撃で引手5が損傷したりする等のトラブルを防ぐことができる。
このような着脱式の引手5と併せて、いわゆるオートマチックスライダ(自動停止機能付スライドファスナ用スライダ)を利用するのも好ましい。オートマチックスライダとは、スライダの胴体内にスライダの移動を拘束するロック機構(図6中の符号43)が内蔵されており、引手5を引っ張るとロックが解除されて移動可能になるスライダである。その種のスライダ4に着脱式の引手5を組み合わせれば、引手5を外すとスライダ4の移動がロックされてしまうので、洗濯時の攪拌動作等によってスライドファスナ3が不用意に開いてしまうことを、より確実に防止することができる。
(移動規制手段の構成)
図7に示すように、袋体2の右側辺部2bのうち上辺部2aと隣接する部分(角部近傍)には、スライダ4,4の移動を規制する移動規制手段23が取り付けられている。この移動規制手段23は、例えば幅が約3cm程度のポリエステル系繊維のような比較的コシの強い合成繊維製の織テープ等やゴム等からなる短い帯片を利用して形成される。また、移動規制手段23の一方端部23aは袋体2の紙面手前側に縫着されているとともに、他方端部23bは袋体2の紙面奥側に縫着されている。移動規制手段23は、拡張用ファスナ3bの一部を被覆するように設けられている。なお、移動規制手段23は、袋体2の上辺部2aのうち右側辺部2bと隣接する部分に設けられていてもよい。
開口用ファスナ3aのスライダ4Aを開操作した際には、移動規制手段23により拡張用ファスナ3b側へ移動するのが規制される(図3参照)。一方、拡張用ファスナ3bのスライダ4Bを開操作した際には、移動規制手段23により開口用ファスナ3a側へ移動するのが規制される(図1参照)。
また、図7に示すように、移動規制手段23は、トンネル状に形成されているので、スライダ4Bを移動規制手段23内に強く押しこむことにより、スライダ4Bが移動規制手段23に被覆されるように、移動規制手段23の内側に配置することが可能である。このように、スライダ4が被覆されることにより、洗濯・乾燥作業時に、スライダ4Bに他の洗濯用ネット1が引っ掛かったり、スライダ4Bが洗濯槽に衝突して損傷したりといった、スライダ4Bに起因するトラブルを防ぎやすくなる。
また、スライダ4Bが移動規制手段23の内側に配置されている状態から、さらに強く上辺部2a側に押しこむことにより、スライダ4Bを移動規制手段23を通過させて、上辺部2a側に移動させることが可能である。同様に、スライダ4Aを右側辺部2b側に強く押しこむことにより、移動規制手段23を通過させて、右側辺部2b側に移動させることも可能である。
ただし、移動規制手段23の形態は必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、ミシン等を用いてファスナ半体31同士を縫合(固定)することにより、スライダ4A,4Bの移動を規制してもよい。その一方で、スライダ4A,4Bの移動規制が不要になった場合には、ファスナ半体31同士を縫合している糸をほどいて、スライダ4A,4Bの移動を自由にすることも可能である。また、ファスナ半体31同士を固定する他の方法として、一般的に使用される金属製または樹脂製のU字形状のファスナ止め具(留め具)を用いてファスナ半体31同士を固定してもよい。
(束縛手段の構成)
次に、図3、図8〜図10等を参照しつつ、束縛手段6の具体的構成について詳述する。
束縛手段6は、開口部2eが設けられている上辺部2aの近傍を開口方向に束ねた状態で、その周囲に巻き回し得る長さの柔軟な帯体61を具備する。帯体61は、例えばナイロン、アクリル、ポロプロピレンその他の合成繊維からなる細幅(2〜3cm)の織テープ等を用いて形成され、その基端が開口部2eに近接する袋体2の左側辺部2cに結合される。ここで、開口部2eの「近傍」、あるいは開口部2eに「近接」とは、開口部2eの長さが数十cm程度の一般的な袋体2の場合、開口部2eから数cm程度(最大でも15cm程度)までの範囲を想定しているが、袋体2の大きさに応じた寸法範囲としては、開口部2eの開口長さの1/4以内(より好ましくは1/5程度)を目安とするものとする。
帯体61は、その基端が袋体2に直接、縫着される等して袋体2と一体化されてもよいが、例示形態では、帯体取付片62を介して袋体2と着脱可能に取り付けられる。帯体取付片62は、帯体61と同様の素材で略同幅の短い織テープ等を用いて形成され、その基端が袋体2の左側辺部2cに縫着されている。そして、この帯体取付片62に、帯体61の基端が着脱可能に結合される。帯体取付片62と帯体61との着脱箇所には、互いに嵌合可能な一対の雄部材と雌部材とからなる合成樹脂製または金属製のスナップボタン63が好適に利用される。このように、袋体2に対して帯体61を着脱可能にすれば、洗濯物の量に応じて、必要な場合にのみ帯体61を使用することができる。
帯体61の先端は、移動規制手段23の下側を通って束ねた袋体2の周囲に巻き回されて、帯体61自身の中間部分に重ね留めされる。帯体61を重ね留めする手段としては、例えば面ファスナが想定されるが、面ファスナは洗濯を繰り返すと接着面に糸屑が付着して接着力が著しく低下するので、あまり好ましくない。一般的なスナップボタンも、洗濯時に強い力を受けると外れてしまうおそれがある。
そこで、本発明の洗濯用ネット1においては、帯体61を重ね留めするための手段として、ロック付きのスナップボタン7を採用している。ロック付きのスナップボタン7とは、特に金属製の雄部材または雌部材の一方に板バネ等を利用したロック機構を組み込み、ボタンの中央を押し込む等して板バネ等を変形させると、板バネ等が相手側部材に係合して雄部材と雌部材とが外れなくなるように構成されたものである。
図11にロック付きのスナップボタン7の一例を示す。例示のスナップボタン7は、図示上側に示す雌部材7Aに組み込まれた板バネ71が、図示下側に示す雄部材7Bに係脱するように構成されている。
雌部材7Aは、留め鋲72を介して帯体61に取り付けられた外ケース73および内ケース74、内ケース74の内側に収容された略円錐台形状の板バネ71、外ケース73と内ケース74との間に介装されたバネカバー75等を具備する。外ケース73および内ケース74の中央部分は上面視円形に開口しており、その開口が、柔軟な素材からなるバネカバー75によって塞がれている。
板バネ71は、円錐台形の周面に相当する部分が6ヶ所程度に分割されていて、分割された各傾斜脚片711の下縁に、内向きに屈曲する係止爪712が形成されている。板バネ71の天面部713は略皿状に膨湾しており、この天面部713を上方から押し込んで下向きに凸の状態にすると、各傾斜脚片711の傾斜角度が拡がり、係止爪712の間隔が開く。また、天面部713を下方から押し上げて上向きに凸の状態にすると、各傾斜脚片711の角度が狭まり、係止爪712の間隔が閉じる。
雄部材7Bは、リベット76を介して帯体61を挟むように取り付けられた外ケース77と係合ピース78とを具備している。係合ピース78は、円板状の下縁フランジ781の中央に係合突起782が突設された形状をなし、係合突起782は、その略下半部が円筒状、略上半部が上向きに縮径した円錐台形状に形成されている。そして、円筒状をなす略下半部の外周面に、環状の係止溝783が形成されている。
図11(a)に示すように、互いに離れた状態にある雄部材7Bと雌部材7Aとを重ね合わせて、雄部材7Bの係合突起782を雌部材7Aの板バネ71の内側に強く押し込むと、図11(b)に示すように、係合突起782の上端が板バネ71の天面部713に当接し、天面部713を下方から押し上げて上向きに凸の状態に弾性変形させる。すると、板バネ71の係止爪712が係合突起782の係止溝783に係合してロック状態になり、雄部材7Bと雌部材7Aとが分離できなくなる。
ロック状態を解除するには、図11(b)に示す状態で、雌部材7Aの中央をバネカバー75の上方から指先で押し下げ、板バネ71の天面部713を下向きに凸の状態に弾性変形させる。すると、板バネ71の係止爪712が開いて係止溝783への係合が解かれ、図11(a)に示したように、雄部材7Bと雌部材7Aとが分離可能になる。
このように、雌部材7Aと雄部材7Bとを強めに嵌合させるだけで両者が分離不能にロックされ、雌部材7Aの中央を押すだけでロックが解除される簡素な機構のロック付きスナップボタン7を帯体61の重ね留め箇所に採用することにより、袋体2の開口部2eの近傍を、きわめて簡単に、かつ、洗濯時の激しい攪拌に晒されても外れないようにしっかりと束ねて縛ることができる。
なお、雄部材7Bおよび雌部材7Aの配置関係については、図10に示したように、帯体61を巻き回したとき、帯体61の外側からロック解除の操作をしやすいように、板バネ71が組み込まれた側(例示形態では雌部材7A)を帯体61の先端側に取り付けるのが好ましい。
図12は、帯体61の先端近傍部分に関する他の実施形態を示す。例示の形態は、帯体61の先端にスナップボタン7(雌部材7A)の背面を被覆するカバー片64を設けたものである。カバー片64は、帯体61の先端を延出して外側に折り返し縫着することにより形成されている。スナップボタン7のロックを解除する操作は、カバー片64の上から行う。このようなカバー片64によってスナップボタン7の背面を被覆すれば、金属製のスナップボタン7が他の洗濯ネットを損傷する等のトラブルをさらに万全に防止することができる。
なお、束縛手段6に関しては、前述のような帯体61をロック付きのスナップボタン7で重ね留めする構成に限定されるものではない。簡単かつ強力に袋体2の周囲を束縛することができて、洗濯時に他の洗濯用ネット1を痛めるおそれの少ないものであれば、例えば適宜の係止手段を備えた合成ゴム製のバンド部材や、樹脂製のバックルでベルトを巻き締めるもの等、公知の結束部材等を適宜、利用することができる。
また、束縛手段6を構成する帯体61と袋体2との結合形態について、前述の第1実施形態では袋体2に帯体取付片62を縫着し、その帯体取付片62に帯体61をスナップボタン63で着脱する形態を例示したが、そのスナップボタンも洗濯の繰り返し等によって劣化するおそれがある。そこで、場合によってはスナップボタンも交換できるように、帯体取付片62と袋体2との縫着箇所も分離可能にしておくと、なお好ましい。具体的には、袋体2の左側辺部2cにあらかじめタグを縫い付けておき、そのタグに帯体取付片62の基端を縫着する等の構成を採用すれば、その縫着箇所の縫糸を解くことによって帯体取付片62も交換可能になる。
以上説明したように、第1実施形態による洗濯用ネット1によれば、以下に列記するような効果が得られる。
第1実施形態では、上記のように、一組のスライドファスナ(逆開きファスナ)3の開口用ファスナ3aの開操作によって開口部2eが袋体2の上辺部2aに形成される一方、閉操作によって開口部2eが閉じられ、拡張用ファスナ3bの開操作によって拡張部20が袋体2の内部から引き出される一方、閉操作によって拡張部20が袋体2の内部に収納可能である。
これにより、1本のファスナで開口部2eの開閉操作と拡張部20の出し入れとの両方を容易に行うことができる。また、例えば略ドラム状の洗濯用ネットの拡縮部を拡縮操作するスライドファスナ3を包囲面の全周以上にわたって設ける場合と比べて、スライドファスナ3の全長を短くすることができるので、洗濯用ネット1の構造(縫製)が簡単になるとともに、洗濯用ネット1を安価に製造することができ、開口部2eの開閉操作や容積を拡縮操作する際の取り扱いが容易になる。
また、洗濯業者が利用者に洗濯用ネット1を預ける際には、洗濯用ネット1の右側辺部2bのスライダ4B(拡張用ファスナ3b)を閉操作して拡張部20を洗濯用ネット1の内部に収容した状態で提供し(図2および図3参照)、利用者から衣類が入れられた洗濯用ネット1を回収して洗濯・乾燥する際には、洗濯用ネット1の右側辺部2bのスライダ4B(拡張用ファスナ3b)を開操作して拡張部20が引き出された状態で洗濯・乾燥させることができる(図1参照)。その結果、利用者が洗濯用ネット1に衣類を詰め込み過ぎた(入れ過ぎた)としても、洗濯業者が拡張部20を引き出すことにより、洗濯用ネット1の幅の寸法を大きくして洗濯用ネット1と洗濯物の分量とのバランスを良好にすることができる。こうして、洗濯用ネット1の大きさ(容積)を容易に変化させることができるので、洗濯用ネット1に衣類を詰め込み過ぎた状態で洗濯・乾燥することに起因して洗濯用ネット1が破損するのを回避することができる。また、洗濯用ネット1内において洗濯物が適度に移動することができるので、よりきれいに洗濯することができるとともに、より短時間で乾燥させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、2個のスライダ4A,4Bから一方のファスナ半体31の端部を抜き取ると両ファスナ半体31同士がその全長にわたって分離し、かつ、他方のファスナ半体31から2個のスライダ4A,4Bも分離可能である。このように構成すれば、スライドファスナ3に糸屑が絡み付いた場合には、スライダ4A,4Bをスライドファスナ3から取り外してスライドファスナ3およびスライダ4A,4Bを清掃することにより、容易に糸屑を取り除くことができ、また、スライダ4A,4Bが壊れた場合には、容易に新しいスライダ4A,4Bに交換することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、袋体2の上辺部2aと袋体2の右側辺部2bとの境界部分に、スライダ4の移動を規制する移動規制手段23を取り付ける。これにより、右側辺部2bのスライダ4Bを開操作して袋体2の右側辺部2bに沿って移動させた際に、移動規制手段23により、スライダ4Bが袋体2の上辺部2aにまで移動するのを規制することができる。一方、上辺部2aのスライダ4Aを開操作して袋体2の上辺部2aに沿って移動させた際に、移動規制手段23により、スライダ4Aが袋体2の右側辺部2bにまで移動するのを規制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、移動規制手段23をスライダ4,4の移動を緩やかに規制するように構成する。これにより、スライドファスナ3やスライダ4,4のメンテナンスの必要が生じた場合に、スライダ4,4を移動規制手段23を越えて強制的に移動させることによって、スライダ4,4をファスナ半体31から分離したり交換したりすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、上辺部2aの近傍に、開口部2eの近傍を束ねて縛る束縛手段6を設ける。これにより、この束縛手段6を利用して、洗濯物を収容した袋体2の開口部2eを開口方向に束ねて縛ると、洗濯中にスライダ4が不用意に開かなくなるとともに、開口部2e近傍が洗濯槽内で暴れにくくなって、攪拌時の衝撃等によるスライダ4のトラブルを防止することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、拡張用ファスナ3bのスライダ4Bに着脱式の引手5を取り付ける。これにより、洗濯業者が利用者に洗濯用ネット1を預けて洗濯物を回収する際、拡張部20を袋体2の内部に収納した状態で拡張用ファスナ3bのスライダ4Bから引手5を取り外しておくという使い方ができるので、利用者が勝手に拡張用ファスナ3bを開いて洗濯物を詰め込み過ぎてしまうのを回避することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、スライドファスナ3の両端部にファスナ半体31同士を結合するサイドタブ36をそれぞれ取り付けるとともに、それら各サイドタブ36に、スライドファスナ3のスライダ4を被覆するカバーフラップ38を取り付ける。これにより、サイドタブ36により、両ファスナ半体31の端部間隔を適正に保持するとともに、スライダ4を移動させる際、スライドファスナ3の端部を指先で摘み易くすることができる。また、カバーフラップ38により、スライドファスナ3の端部に寄せられたスライダ4を被覆して、洗濯・乾燥作業時に、スライダ4が引っ掛かったり損傷したりするトラブルを防ぐことができる。
−第2実施形態−
次に、図13〜図15を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、袋体の右側辺部にのみ拡張部を設けた上記第1実施形態とは異なり、袋体の右側辺部から下辺部にわたって第1および第2拡張部を設けた例について説明する。
(洗濯用ネットの全体的構成)
第2実施形態にかかる洗濯用ネット101は、正面視縦長矩形の外観をなす袋体102の上辺部102aに洗濯物を出し入れするための開口部102e(図15参照)を設けるとともに、右側辺部102bに第1拡張部120を設け、さらに下辺部102dに第2拡張部220を設けたものとして構成される。
この第1拡張部120および第2拡張部220は、袋体102の内部に収納したり、外部に引き出すことにより、洗濯用ネット101の大きさ(容積)を容易に変化させることが可能となっている。これらの第1拡張部120および第2拡張部220は、略L字形に形成されている。
第1拡張部120は、正面視縦長矩形の平袋であって、上辺120a、右辺120bおよび下辺120cが袋状に閉じられている。左辺120dは、開口しているとともに、袋体102の内部と一体に連通するように右側辺部102b(袋体102の内部)および第2拡張部220の右辺220bに縫着されている。
第2拡張部220は、正面視横長矩形の平袋であって、下辺220cおよび左辺220dが袋状に閉じられている。上辺220aが袋体102の内部と一体に連通するように下辺部102d(袋体102の内部)に縫着されている。右辺220bは、第1拡張部120の左辺120dと同一面で連通するように縫着されている。
洗濯用ネット101に収容された洗濯物は、袋体102と第1拡張部120と第2拡張部220との間で自由に移動可能となっている。
第1拡張部120の右辺120bおよび左辺120dの長さ(長手方向の寸法)は、袋体102の右側辺部102bの長さ(長手方向の寸法)よりも大きい寸法に形成されている。第1拡張部120の上辺120aおよび下辺120cの長さ(短手方向の寸法)は、袋体102の上辺部102aおよび下辺部102dの長さ(短手方向の寸法)よりも小さい寸法に形成されている。
第2拡張部220の右辺220bおよび左辺220dの長さ(短手方向の寸法)は、袋体102の右側辺部102bおよび左側辺部102cの長さ(長手方向の寸法)よりも小さい寸法に形成されている。第2拡張部220の上辺220aおよび下辺220cの長さ(長手方向の寸法)は、袋体102の下辺部102dの長さ(短手方向の寸法)と略同寸に形成されている。
なお、第1拡張部120および第2拡張部220の形態は必ずしもこれに限定されるものではなく、第1拡張部120および第2拡張部220を袋体102に出し入れ可能であれば、他の形状であってもよい。また、第1拡張部120は、左側辺部102cに設けてもよい。
(スライドファスナの構成)
第2実施形態による洗濯用ネット101においては袋体102における上辺部102aから右側辺部102bを経由して下辺部102dにわたりスライドファスナ103が一体的に連続するように取り付けられている。このスライドファスナ103は、袋体102の上辺部102aに沿って取り付けられた開口用ファスナ103aと、袋体102の右側辺部102bに沿って取り付けられた第1拡張用ファスナ103bと、下辺部102dに沿って取り付けられた第2拡張用ファスナ103cとを一体的に連続させた1本のファスナから構成されている。開口用ファスナ103aは、開口部102e(図15参照)を開閉するための開閉部材である。第1拡張用ファスナ103bおよび第2拡張用ファスナ103cは、開閉操作を行うことにより、第1拡張部120および第2拡張部220を袋体102の内部に収納したり、外部に引き出すための開閉部材である。
スライドファスナ103は、両端いずれからでも開閉可能な、いわゆる逆開きダブルファスナであって、一対のファスナ半体131、131と、それらを開閉する2個のスライダ104A、104Bとを具備している。なお、ファスナ半体131およびスライダ104(104A,104B)の構成は、上記第1実施形態と同様である。
図13および図14に示すように、一方のスライダ104Aを開口用ファスナ103aの左端に移動させることにより、袋体102の開口部102eが閉じられた状態になる。また、図15に示すように、一方のスライダ104Aを開口用ファスナ103aの右端に移動させることにより、袋体102の開口部102eが開けられた(形成された)状態になる。
図13に示すように、他方のスライダ104Bを第1拡張用ファスナ103bの上端に移動させることにより、第1拡張部120および第2拡張部220が袋体102から引き出された状態になる。また、図14および図15に示すように、他方のスライダ104Bを第2拡張用ファスナ103cの左端に移動させることにより、第1拡張部120および第2拡張部220が袋体102に収納された状態になる。
この洗濯用ネット101の使用例としては、例えば洗濯業者が利用者に洗濯用ネット101を預ける際には、図14および図15に示すように、第1拡張部120および第2拡張部220を袋体102の内部に収納しておく。そして、洗濯業者が利用者から洗濯用ネット101を回収した際に、洗濯用ネット101に洗濯物が詰め込まれ過ぎている場合には、図13に示すように、第1拡張部120および第2拡張部220を袋体102の内部から引き出した状態で、洗濯・乾燥作業を行う。これにより、洗濯用ネット101の大きさ(容積)と洗濯物の分量とのバランスが良くなるので、洗濯・乾燥中に洗濯用ネット101が破損するのを回避することが可能になる。
こうして、洗濯用ネット101の大きさ(容積)を小さくした状態で洗濯用ネット101を利用者に貸与することにより、利用者が洗濯物を詰め込み過ぎないように制限するとともに、洗濯時には第1拡張部120および第2拡張部220を引き出して容積を増やし、洗濯や乾燥の効率を高めることが可能になる。なお、洗濯用ネット101に洗濯物が詰め込まれ過ぎていない(適度な分量になっている)場合には、第1拡張部120および第2拡張部220を袋体102の内部に収納した状態で、洗濯・乾燥を行ってもよいし、第2拡張部220のみを引き出した状態で使用してもよい。なお、第2実施形態の移動規制手段および束縛手段の構成は、上記第1実施形態と同様である。
以上説明したように、第2実施形態による洗濯用ネット101によれば、以下に列記するような効果が得られる。
第2実施形態では、上記のように、右側辺部102bのスライダ104Bの開操作によって袋体102の幅を拡張させる第1拡張部120が袋体102の内部から引き出される一方、閉操作によって第1拡張部120が袋体102の内部に収納可能であり、下辺部102dのスライダ104Bの開操作によって袋体102の高さを拡張させる第2拡張部220が袋体102の内部から引き出される一方、閉操作によって第2拡張部220が袋体102の内部に収納可能である。これにより、第1拡張部120および第2拡張部220を右側辺部102bから下辺部102dにわたって略L字形に形成することができるので、洗濯用ネット101を幅方向のみならず高さ方向にも拡大することができる。なお、第2実施形態の移動規制手段および束縛手段等の効果は、上記第1実施形態と同様である。
−他の実施形態−
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記第1および第2実施形態では、正面視縦長矩形の洗濯用ネットに本発明を適用する例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、正面視縦長矩形以外に、正面視横長矩形、正方形、台形、平行四辺形等の洗濯用ネットに本発明を適用することも可能である。
上記第1および第2実施形態では、拡張部の大きさ(容積)を袋体よりも小さく形成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、拡張部を袋体の内部に収納した際に、拡張部が問題なく袋体の内部に収納されれば、拡張部の大きさは特に限定されない。例えば、拡張部の大きさ(容積)を袋体と略同じ大きさ(容積)に形成してもよいし、拡張部の大きさ(容積)を袋体よりも大きく形成してもよい。
上記第1および第2実施形態では、開口用ファスナと拡張用ファスナとの境界部分に1つの移動規制手段を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。例えば、開口用ファスナと拡張用ファスナとの境界部分に2つ以上の移動規制手段を設けてもよい。一方、開口用ファスナと拡張用ファスナとの境界部分に移動規制手段を設けなくてもよい。
本発明は、洗濯用ネットに好適に利用することができ、より詳細には、衣類を収容する袋体の大きさ(容積)を使い方に応じて変化させることのできる洗濯用ネットに利用することができる。
1 洗濯用ネット
2 袋体
2a 上辺部
2b 右側辺部
2c 左側辺部
2d 下辺部
2e 開口部
3 スライドファスナ
3a 開口用ファスナ
3b 拡張用ファスナ
4、4A、4B スライダ
5 引手
6 束縛手段
7 ロック付きのスナップボタン
7A 雌部材
7B 雄部材
20 拡張部
23 移動規制手段
36 サイドタブ
38 カバーフラップ
61 帯体
62 帯体取付片
63 スナップボタン
64 カバー片
101 洗濯用ネット
102 袋体
102a 上辺部
102b 右側辺部
102c 左側辺部
102d 下辺部
102e 開口部
103 スライドファスナ
103a 開口用ファスナ
103b 第1拡張用ファスナ
103c 第2拡張用ファスナ
104、104A、104B スライダ
120 第1拡張部
220 第2拡張部

Claims (8)

  1. 洗濯物を収容し得る正面視四角形状の袋体を備える洗濯用ネットにおいて、
    前記袋体の上辺部から左右いずれか一方の側辺部にわたって連続するように取り付けられた一組のファスナを備え、
    前記一組のファスナは、一対のファスナ半体が2個のスライダによって両端から開口可能な逆開きファスナであって、
    前記上辺部の開操作によって洗濯物を出し入れするための開口部が前記袋体の上辺部に形成される一方、前記上辺部の閉操作によって前記開口部が閉じられ、
    前記側辺部の開操作によって前記袋体の幅を拡張させる拡張部が前記袋体の内部から引き出される一方、前記側辺部の閉操作によって前記拡張部が前記袋体の内部に収納可能に構成されていることを特徴とする洗濯用ネット。
  2. 請求項1に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記2個のスライダから一方のファスナ半体の端部を抜き取ると両ファスナ半体同士がその全長にわたって分離し、かつ、他方のファスナ半体から2個のスライダも分離可能に構成されていることを特徴とする洗濯用ネット。
  3. 請求項1または2に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記袋体の上辺部と前記側辺部との境界部分に、前記スライダの移動を規制する移動規制手段が取り付けられたことを特徴とする洗濯用ネット。
  4. 請求項3に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記移動規制手段は、前記スライダの移動を緩やかに規制することを特徴とする洗濯用ネット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記上辺部の近傍に、前記開口部の近傍を束ねて縛る束縛手段が設けられたことを特徴とする洗濯用ネット。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記側辺部側のスライダに着脱式の引手が取り付けられたことを特徴とする洗濯用ネット。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記ファスナの両端部に前記ファスナ半体同士を結合するサイドタブがそれぞれ取り付けられるとともに、それら各サイドタブに、前記ファスナのスライダを被覆するカバーフラップが取り付けられたことを特徴とする洗濯用ネット。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の洗濯用ネットにおいて、
    前記ファスナは、前記袋体の上辺部から側辺部を経由して下辺部にわたり連続するように取り付けられ、
    前記側辺部の開操作によって前記袋体の幅を拡張させる第1拡張部が前記袋体の内部から引き出される一方、前記側辺部の閉操作によって前記第1拡張部が前記袋体の内部に収納可能に構成され、
    前記下辺部の開操作によって前記袋体の高さを拡張させる第2拡張部が前記袋体の内部から引き出される一方、前記下辺部の閉操作によって前記第2拡張部が前記袋体の内部に収納可能に構成されていることを特徴とする洗濯用ネット。
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