JP6235235B2 - 洗濯ネット袋 - Google Patents

洗濯ネット袋 Download PDF

Info

Publication number
JP6235235B2
JP6235235B2 JP2013100011A JP2013100011A JP6235235B2 JP 6235235 B2 JP6235235 B2 JP 6235235B2 JP 2013100011 A JP2013100011 A JP 2013100011A JP 2013100011 A JP2013100011 A JP 2013100011A JP 6235235 B2 JP6235235 B2 JP 6235235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folded
bag
bag body
opening
fastener
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013100011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014217647A (ja
Inventor
太 元田
太 元田
Original Assignee
三愛工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三愛工業株式会社 filed Critical 三愛工業株式会社
Priority to JP2013100011A priority Critical patent/JP6235235B2/ja
Publication of JP2014217647A publication Critical patent/JP2014217647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6235235B2 publication Critical patent/JP6235235B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、例えば病院等の医療施設、高齢者介護施設その他において使用される医療衣、寝具用品、介護用品等の洗浄・洗濯に際し、これらを集荷し洗浄工場等で纏めて大量に洗浄するとき、集荷時には嵩張らせずに使用でき、また洗濯・脱水・乾燥等ではこれらの被洗濯物を効率的に処理できるようにした洗濯ネット袋に関する。
従来から、例えば医療施設その他において使用される医療衣等の各種衣料、シーツ等の寝具品等は洗濯されることで繰り返し使用されるも、これらは使用後では使用者からの汗・排出物・体液その他によって汚染されていることが多く、また感染防止等の観点から一般物とは分離されて処理される必要がある。そのため、これらの被洗濯物は例えば専門の洗濯工場、洗浄施設等で洗浄されるものとされ、その集荷、運送、洗濯、脱水等の処理を行うとき、集荷袋にて集荷、運送した後、洗濯、脱水のために所定容量の洗濯ネット袋に移し替えて収納し、次いで洗浄機に投入し、処理している。
ただ、集荷袋から洗濯ネット袋に移し替えるとき、汚染された被洗濯物を取り扱うには少なからずの感染の危険性があるばかりでなく、洗濯・洗浄を洗浄水中で攪拌し、更には脱水を遠心的に処理するには、洗濯ネット袋内では余裕を持たせて収納しておく必要がある。こうしたことから、被洗濯物を集荷するのに洗濯ネット袋をそのまま使用することも行われているが、余裕を持たせて収納するようにすると、その容量に比し僅かな被洗濯物を収納することになるから洗濯ネット袋が嵩張り、取り扱いは面倒である。
これを解消すべく、例えば特許文献1に示される伸縮自在な洗濯ネット袋が提案されている。この洗濯ネット袋は、上部面が入り口ファスナによって開閉可能な円筒状の包囲面を有するネット袋において、包囲面の下半部の周囲を折込部とするよう、この折込部の上部周囲、下部周囲それぞれを噛み合わせて開閉させるように周回している周回ファスナの片縁を上下部の周囲それぞれに配列すると共に、この上下部の周回ファスナの片縁それぞれに連続するように、折込部の半ば位置を始点として、それぞれが噛み合うように傾斜状に配列した上下部の係合ファスナの片縁それぞれを上下部の周回ファスナの片縁それぞれに連続させて成る。そして、上下部の係合ファスナの片縁それぞれをスライダたる締結具のスライドによって噛み合わせ、順次に上下部の周回ファスナの片縁それぞれを噛み合わせて折込部を折り込むことで、折込部の容量分だけネット袋を縮小できるようにしたものである。
特許第4251613号公報
ところが、この特許文献1に示された洗濯ネット袋では、ネット袋自体が円筒状であるから、その円周部位の縫製、さらには折込部の上下における周回ファスナの片縁の縫着形成も円筒状の包囲面に配するから、その縫製・製作作業は面倒でもある。そればかりでなく、折込部を開閉させるファスナスライダたる締結具の始端(終端)部位では、ファスナの片縁(テープ)同士を結合しているが、実際の使用に際し、例えば脱水処理時に遠心分離機を使用するとその遠心力はかなりに強力であることで、ファスナの結合部位が破断することがある。このファスナの破断は、締結具のスライド操作を実質的に不能にし、またその修理もほとんど困難であるから、ネット袋自体が使用できなくなり、廃棄せざるを得なかった。
そこで本発明は上述したような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、その目的は、被洗濯物の集荷に際してはコンパクトに折り畳んだ状態で嵩張らず、そのコンパクトな状態の儘で被洗濯物を収納でき、被洗濯物を移し替えることなく、収納余力の余裕を持たせた状態に容量を大きくして洗濯、脱水等を効率的、かつ円滑に処理できるようにすると共に、縫製も容易であるばかりでなく、例えば遠心分離機による多大な外力が付与されてもファスナの結合部位が破損されることなく、長期にわたる使用を可能にする洗濯ネット袋を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、後述する発明を実施するための形態における使用符号を付記して説明すると、開口部4に開閉ファスナ5を備えたネット材製の袋状の洗濯ネット袋において、開口部4を一つの辺縁として二つ折り状に折り畳み可能にした袋本体1を形成すると共に、この袋本体1の折り畳み時に突き合わせられる辺縁あるいは袋本体1の面それぞれを開閉自在に綴じ合わせる接合ファスナ11を、突き合わせられる辺縁相互あるいは辺縁と面との間で設けたことを特徴とする。
袋本体1は、一方の短辺に開口部4を配した縦長矩形状に形成されていて、開口部4を上部辺として二つ折りしたときの折込部位を底部とすると共に、二つ折りされた長辺それぞれのほぼ中央部位に下止部、上止部を配置して、折り返される長辺の一半部分、他半部分及び突き合わせられる短辺それぞれを接合ファスナ11にて綴じ合わせるようにしたことで構成することができる。
袋本体1は、折り畳まれたときの外側に配置される表生地部2と、内側に配置される裏生地部3とによって開口部4を設けて袋状に形成し、裏生地部3には襠部8を設けて構成することができる。
袋本体1は、二つ折り可能な所定形状の表生地部2と、この表生地部2の外形に沿う開口部形状で所定深さを有していて、表生地部2を外側にして二つ折りしたときに内側で折り込み可能になっているボックス状の裏生地部3とから成り、重ね合わせた表生地部2の周縁それぞれを接合ファスナ11にて綴じ合わせるようにして構成することができる。
袋本体1を折り畳んで閉塞し、開放して展開させるよう袋本体1に設けた接合ファスナ11の袋本体1の辺縁における下止部、上止部それぞれには、接合ファスナ11の左右のテープ12相互間を連繋する連繋部15を架け渡し状に配して構成することができる。
以上のように構成された本発明に係る洗濯ネット袋にあって、二つ折りされて接合ファスナ11によって綴じ合わせられた袋本体1は、この袋本体1が展開されているときの大きさに比しほぼ半減した収納容量のものとなり、コンパクトな状態として例えば介護施設その他での被洗濯物Wの集荷作業を容易にさせる。
集荷収納した後の洗濯・脱水・乾燥処理等に際しての接合ファスナ11の開放は、袋本体1を大きく拡げた展開状態とし、その収納空間容量を拡大させ、攪拌洗濯時、脱水時に袋本体1内の被洗濯物Wをかたまらせず、拡げた状態で処理させ、洗浄、脱水作業等を効率的に行わせる。
縦長矩形状で、二つ折りしたときの辺縁を接合ファスナ11にて綴じ合わせた袋本体1は、扁平矩形状であることで、集荷時ではコンパクトにし、洗濯・脱水・乾燥時では収納容量拡大による被洗濯物Wの拡がりを容易にさせる。
表生地部2、裏生地部3から袋状に形成された袋本体1において、裏生地部3に設けた襠部8は、裏生地部3を内側にして折り畳ませたとき、二つ折り時のコンパクト化を維持しながらも、洗濯・脱水・乾燥時では袋本体1内を実質的に拡大し、被洗濯物Wの拡がりを一層容易にさせる。
表生地部2の外形に沿う開口部形状で、所定深さのボックス状となっている裏生地部3は、二つ折りされる表生地部2の内側で折り込まれることで、袋本体1のコンパクト化を阻害せず、また展開されたときには袋本体1の収納容量を大きく、しかも立体的空間を形成して洗濯・脱水・乾燥時では袋本体1内での被洗濯物Wの拡がり、移動、回転その他を一層容易にさせる。
展開したときの袋本体1の接合ファスナ11における下止部、上止部それぞれに配した連繋部15は、分岐配置されている接合ファスナ11の左右のテープ12相互を連繋し、例えば脱水時で付加される遠心力等によるテープ12相互間の拡開、離反を阻止し、接合ファスナ11による開閉作業・操作を長期に亘り円滑にさせる。
本発明は以上説明したように構成されているため、例えば病院等の医療施設、高齢者介護施設その他において使用される医療衣、寝具用品、介護用品等の洗浄・洗濯に際し、それらの被洗濯物Wの集荷に際してはコンパクトに折り畳んだ状態で嵩張らずに持参、保管でき、そのコンパクトな状態の儘で被洗濯物Wを収納できる。集荷後の洗濯、脱水に際しては、被洗濯物Wを移し替えることなく、袋本体1を展開させれば良く、展開した状態では収納容量に余裕を持たせた状態で袋本体1内の収納容量域を大きくできることで洗濯、脱水、乾燥等を効率的、かつ円滑に処理できる。しかも、袋本体1の縫製も例えば平坦状の表生地部2、裏生地部3等によることで容易であるばかりでなく、脱水時で例えば遠心分離機による多大な外力が付与されることで、接合ファスナ11における左右のテープ12が押し広げられることによって接合ファスナ11の結合部位である下止部、上止部が破損されることなく、長期にわたる使用を可能にする。
すなわちこれは本発明において、開口部4に開閉ファスナ5を備えた洗濯ネット袋であって、開口部4を一つの辺縁として折り畳み可能にした袋本体1を形成し、この袋本体1の折り畳み時に突き合わせられる辺縁あるいは袋本体1の面それぞれを開閉自在に綴じ合わせる接合ファスナ11を、突き合わせられる辺縁相互あるいは辺縁と面との間で設けたからである。これにより、折り畳み時の収納容量の半減によるコンパクト化、展開時に得られる収納余力で被洗濯物Wが拡がり状となる洗濯、脱水時の効率向上、取り扱いの利便性等を図ることができる。
また、袋本体1は縦長矩形状で、二つ折りしたときの上部辺を開口部4とし、折込部位を底部とすると共に、長辺それぞれのほぼ中央部位に下止部、上止部を配置して、折り返される長辺、短辺の辺縁それぞれを接合ファスナ11にて綴じ合わせることで、折り畳み時ではコンパクトで、展開されたときの収納容量をほぼ半減させたものとでき、集荷した被洗濯物Wをコンパクトに纏めて収納できる。
そしてまた、例えば洗濯・洗浄施設において洗濯するとき、集荷した被洗濯物Wを移し替えることなく、接合ファスナ11を開放するだけで収納容量が大きい袋本体1でそのまま洗濯処理を続行できる。しかも、接合ファスナ11の開放によって袋本体1を展開したときには、袋本体1内の収納容量をほぼ倍増させ、例えば洗濯槽内での洗浄水による攪拌洗濯時では袋本体1内で被洗濯物Wが拡がり状となり、付着した汚染物を効率的に除去できるばかりでなく、脱水時でも被洗濯物Wを固まらせずに拡げた状態として効率的に脱水処理させる。また、平坦な表生地部2、裏生地部3によって袋状に形成することと相俟ち、折り畳み時、展開時のいずれでも矩形状を呈するから、保管時、持参時更には展開作業、折り畳み作業のいずれも取り扱いが容易であり、作業能率の向上に役立つ。
袋本体1を、折り畳み時の外側に配置される表生地部2、内側に配置される裏生地部3によって開口部4を設けて袋状に形成し、裏生地部3には襠部8を設けることで、折り畳み時のコンパクト性を損なうことなく、収納容量をやや増加できるばかりでなく、展開したときの袋本体1では、その襠部8の容量分で袋本体1の収納空間域を大きく増加でき、洗浄水中での被洗濯物Wの浮遊性を大きくし、洗浄効率の向上に大きく役立つ。
袋本体1における裏生地部3を、表生地部2の外形に沿う開口部形状で、所定深さのボックス状に形成してあることで、表生地部2を外側にして袋本体1を二つ折りするときには、裏生地部3自体は表生地部2の内側で折り込まれるから、袋本体1自体をコンパクトに折り畳むのに支障はない。また、袋本体1を展開したとき、裏生地部3によってボックス状の立体的空間を形成するから、洗濯時に袋本体1内で形成される大きな余裕空間内で被洗濯物Wは拡がり、移動し、回転する等の攪拌する洗浄水に追随し、洗浄効率を一層増大できる。
袋本体1を折り畳み閉塞し、あるいは展開するときに開放する接合ファスナ11において、その下止部、上止部における左右のテープ12相互間に架け渡すように連繋する連繋部15を設けてあるから、例えば遠心分離機による脱水処理時にこれらの下止部、上止部にこれを離反させるような外力が付加されても、連繋部15によってその離反、分離を防止でき、接合スライダ13による開放、閉塞操作を円滑、安定したものとし、長期に亘る使用を可能にする。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための第1実施形態における斜視図である。 同じく例えば被洗濯物の集荷等に際し、コンパクトに二つ折りしたときの断面図である。 同じく洗濯、脱水、乾燥処理等に際し、展開し拡げたときの平面図である。 同じく第2実施形態においての展開し、拡げたときの斜視図である。 同じくその二つ折りするときの斜視図である。 同じく第3実施形態においての展開し、拡げたときの斜視図である。 同じくその二つ折りしたときの断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図1乃至図3に示される第1実施形態において、図において示される符号1はネット製の袋本体であり、この袋本体1は、所定の網目大きさとして合成樹脂製糸材によってネット編みした網生地によって、折り畳んだ平面でほぼ矩形状を呈する袋状に形成されている。すなわち、ほぼ矩形状の表生地部2と裏生地部3とによって袋状となるように、一辺を開口部4となして例えば矩形状の網生地を二つ折りすることで、外側に位置する表生地部2、内側に位置する裏生地部3それぞれとし、折り辺以外の他の3辺の内の2辺を閉塞縫製することで、あるいは矩形状を呈する表生地部2、裏生地部3それぞれの4辺の内の3辺を閉塞縫製することで、袋状に形成されている。
図示例にあっての袋本体1は縦長矩形状として形成されており、その一方の短辺である上部辺を開口部4とし、他方の短辺を底部としてあるも、長辺である側部辺を開口部4とすることもできる。
開口部4には、袋本体1内に被洗濯物Wを収納して閉塞し、またこれを取り出すべく開放する開閉ファスナ5を取り付けてある。この開閉ファスナ5は、これの左右のテープ6それぞれを開口部4の辺縁それぞれに縫着してあり、開閉スライダ7のスライド操作で開閉できるようにしてある。
また、袋本体1自体は、開口部4をそのまま外出させた状態で二つ折りしたときに相対する辺縁を綴じ合わせる接合ファスナ11によってコンパクトな二つ折り状態に保持されるようにしてある。この二つ折り状態は、図示例では縦長矩形状とした袋本体1における対向している短辺相互を突き合わせるように長辺を二つ折りするものとしてある。そして、接合ファスナ11は、その下止部をいずれか一方の長辺におけるほぼ中央部位に、上止部をいずれか他方の長辺における中央部位に配すると共に、左右のテープ12それぞれを、二つ折りされる袋本体1における開口部4側の短辺およびこれに連続する長辺の一半部分に、開口部4が無い底部側の短辺およびこれに連続する長辺の他半部分にそれぞれ逢着してあり、接合スライダ13のスライド操作で、袋本体1を二つ折り状態に折り畳むように閉塞し、あるいは展開するように開放するものとしてある。
接合ファスナ11の閉塞によって袋本体1を二つ折りしたときには、図2に示すように、開閉される開口部4によって被洗濯物Wが出し入れ可能なままで、その折返し部位が底部となって袋本体1の容量は実質的に半減したものとなる。接合ファスナ11の開放によって袋本体1が展開されたときには、袋本体1内に収納された被洗濯物Wは袋本体1の全体域で被洗濯物Wが分散され、拡げられたものとなる。
接合ファスナ11における下止部、上止部には、接合ファスナ11によって開放されたとき、分岐配置されて展開された左右のテープ12端部相互の離反を阻止する連繋部15を掛け渡し状に設けてある。図示例の連繋部15は左右に分離しているテープ12の端部相互間を連結し、また展開状の長辺部分に例えば縫合等によって接合される非伸縮性の素材によって矩形片状に形成されている。もとより、分離配置されている左右のテープ12が、付加される外力によって離反して下止部、上止部それぞれが破損されるのを阻止すれば足りるから、例えばテープ12端部相互を直接に連結する伸縮しない紐材、テープ材等とすることも可能である。
尚、図中符号21は、二つ折りしたときの袋本体1の表側の例えば表生地部2の所定部位に配された表示ラベルであり、例えば管理番号、取扱業者名、使用施設その他を記載表示できるようにしている。
次にこれの使用の一例を説明すると、袋本体1は接合ファスナ11の閉塞によって二つ折り状にして実質的な収納容量を半減させておくのであり、この状態で被洗濯物Wの集荷場所に持参、保管される等で用意される。そして、被洗濯物Wを集荷するとき、開口部4の開閉ファスナ5を開放し、被洗濯物Wを袋本体1内に収納し、開閉ファスナ5を閉塞するのであり、二つ折りしたときの折込部位が底部となることで半減された容量以上の被洗濯物Wは収納できない。次いで、例えば洗濯工場、洗浄施設等では、接合ファスナ11を開放して袋本体1を展開すれば良く、この展開された袋本体1内では、収納された被洗濯物Wは分散された状態となり、攪拌洗濯されるときの洗浄水中では被洗濯物Wはかたまらずに拡げられた状態で攪拌されて洗濯される。その後の脱水、乾燥処理では、例えば遠心分離機、乾燥機による場合でも同様にかたまらずに拡げられた状態で効率的に脱水される。脱水処理後では開閉ファスナ5の開放によって被洗濯物Wを取り出し、袋本体1は再び接合ファスナ11の閉塞によってコンパクトな二つ折り状態とされ、再使用に備えて、例えば集荷場所等で保管、用意される。
図4、図5においては、第2実施形態が示されている。この第2の実施の形態では、二つ折りされるときの内側に折り畳まれる裏生地部3を、表生地部2の外形に沿う例えば矩形状の開口部となっている所定深さのボックス状に形成されており、ボックス状の裏生地部3の開口部縁と、表生地部2の外縁とが例えば縫合されることで相互に取り付けられている。そして、ボックス状の裏生地部3を適当に折り込みながら表生地部2に重ね合わせ、表生地部2を外側にして袋本体1を二つ折り可能に形成して成る。
また、接合ファスナ11は、展開された表生地部2が二つ折りされるときの底部におけるいずれか一方の隅部を下止部、他方の隅部を上止部とするよう、表生地部2の辺縁に沿ってそのテープ12が取り付けられていると共に、表生地部2の辺縁における一部、例えばを二つ折りしたときの底部に対向する位置における辺縁を開口部4として、開閉ファスナ5を取り付けてある。ボックス状の裏生地部3自体は、開口部の形状が表生地部2の外形に沿っていれば良く、その深さは折り込み時に大きくは嵩張らない程度となる範囲で、また展開したときの余裕となる収納容量の兼ね合いで任意に選定できる。
尚、この図示例における第2の実施の形態では、表生地部2の展開形態が矩形状を呈するものとしてあることで、裏生地部3は矩形ボックス状に形成されており、接合ファスナ11の下止部、上止部は、二つ折りされる裏生地部3の辺縁のほぼ中央位置に位置決めされている。また、裏生地部3において、ボックス状となる各稜線部分に帯状の縁取り布を配して折り込み時の稜線部分が明示されるようにしておいても良い。
もとより、この第2の実施の形態において、裏生地部3は矩形ボックス状に形成される場合に限らず、例えば表生地部2が円形状であれば、裏生地部3は底部を備えた円筒状となる。すなわち、裏生地部3は表生地部2の外形に沿う開口部を有し、底部を備えたボックス状・筒状に形成されれば良い。言いかえれば、底部を備えてボックス状に形成された裏生地部3と、このボックス状の裏生地部3の開口形状に沿う外形を備えた表生地部2とが、裏生地部3の開口縁、表生地部2の外縁相互を綴じ合わせ、裏生地部3を内側に折り込みながら表生地部2によって二つ折り可能とする袋本体1として形成されるものとなっている。
この第2実施形態によると、二つ折りされたときでは表生地部2が二つ折りされたときに折り込まれた裏生地部3が、展開されたときにはその折り込み部分が襠状となって収納容量を増大させる余裕となり、収納した被洗濯物Wを袋本体1内で大きく拡げることができ、洗濯攪拌時、脱水時の拡がりを一層容易にすることができる。
図6、図7においては、第3実施形態が示されている。この第3の実施の形態では、折り畳まれたときの内側に位置する裏生地部3に、折り畳み可能になっている襠部8を設けたもので、展開したときの袋本体1の収納容量を大きくすることができ、攪拌洗濯時、脱水時等で被洗濯物Wの拡がりを一層容易にさせる。図示のように、この襠部8は二つ折りされたときの折り畳み部分それぞれに形成されることなく、折り畳み部分のいずれか一方にのみ形成したり、折込部位に形成したりすることも可能である。
そして、この第3実施形態では、袋本体1自体の展開形態を平面で八角形状とし、二つ折りしたときにはほぼ扁平六角形状を呈するものとして形成してあり、扁平六角形の上辺部分に開口部4を配すると共に、長辺となる扁平六角形の底辺部分の左右端部を上止部、下止部とし、重ね合わせて突き合わせられている左右の斜辺部分、上辺部分それぞれを開閉する接合ファスナ11を設けて成る。こうすることで、袋本体1における収納容量に比し、開口部4大きさを狭幅状とすることができる。尚、展開形態で平面八角形状を呈する場合、二つ折りしたときの形状を五角形状とすることも可能である。
また、図示を省略したが、袋本体1の展開形態で円形状となすと共に、二つ折りしたときで半円形を呈するように形成したり、展開形態で長円形状ないしは楕円形状となすと共に、二つ折りしたときで円弧縁を備えた半円形類似形状を呈するようにしたりし、展開形態で六角形状となし、二つ折りしたときで折込部位が長くなる六角形状あるいは台形状あるいは扁平五角形状を呈するように形成したり等、袋本体1の展開形態、その二つ折りしたときの形状等は特に限定されるものではない。
更には、図示を省略したが二つ折りしたときに、展開形態時の辺縁が重なり合って突き当てられるように左右あるいは前後で対称形に形成せずに、一方が他方に対して大小があるように形成される場合もある。この場合には、折り畳まれたときの一方の小形部分の辺縁が他方の大形部分の面上に位置することで、小形部分の辺縁に沿って接合ファスナ11が設けられるのであり、またこうすることで被洗濯物Wの集荷時の収納容量を適宜に調整設定することが可能となる。
W…被洗濯物
1…袋本体 2…表生地部
3…裏生地部 4…開口部4
5…開閉ファスナ 6…開閉ファスナのテープ
7…開閉スライダ
11…接合ファスナ 12…接合ファスナのテープ
13…接合スライダ 15…連繋部
21…表示ラベル

Claims (4)

  1. 開口部に開閉ファスナを備えたネット材製の袋状の洗濯ネット袋において、開口部を一つの辺縁として二つ折り状に折り畳み可能にした袋本体を形成すると共に、この袋本体の折り畳み時に突き合わせられる辺縁あるいは袋本体の面それぞれを開閉自在に綴じ合わせる接合ファスナを、突き合わせられる辺縁相互あるいは辺縁と面との間で設けると共に、袋本体を折り畳んで閉塞し、開放して展開させるよう袋本体に設けた接合ファスナの袋本体の辺縁における下止部、上止部それぞれには、接合ファスナの左右のテープ相互間を連繋する連繋部を架け渡し状に配してあることを特徴とする洗濯ネット袋。
  2. 袋本体は、一方の短辺に開口部を配した縦長矩形状に形成されていて、開口部を上部辺として二つ折りしたときの折込部位を底部とすると共に、二つ折りされた長辺それぞれのほぼ中央部位に下止部、上止部を配置して、折り返される長辺の一半部分、他半部分及び突き合わせられる短辺それぞれを接合ファスナにて綴じ合わせるようにして成る請求項1に記載の洗濯ネット袋。
  3. 袋本体は、折り畳まれたときの外側に配置される表生地部と、内側に配置される裏生地部とによって開口部を設けて袋状に形成し、裏生地部には襠部を設けて成る請求項1または2に記載の洗濯ネット袋。
  4. 袋本体は、二つ折り可能な所定形状の表生地部と、この表生地部の外形に沿う開口部形状で所定深さを有していて、表生地部を外側にして二つ折りしたときに内側で折り込み可能になっているボックス状の裏生地部とから成り、重ね合わせた表生地部の周縁それぞれを接合ファスナにて綴じ合わせるようにして成る請求項1に記載の洗濯ネット袋。
JP2013100011A 2013-05-10 2013-05-10 洗濯ネット袋 Active JP6235235B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013100011A JP6235235B2 (ja) 2013-05-10 2013-05-10 洗濯ネット袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013100011A JP6235235B2 (ja) 2013-05-10 2013-05-10 洗濯ネット袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014217647A JP2014217647A (ja) 2014-11-20
JP6235235B2 true JP6235235B2 (ja) 2017-11-22

Family

ID=51936695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013100011A Active JP6235235B2 (ja) 2013-05-10 2013-05-10 洗濯ネット袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6235235B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6121971B2 (ja) * 2014-10-17 2017-04-26 松本ナ−ス産業株式会社 洗濯用ネット
JP6773944B2 (ja) * 2016-01-06 2020-10-21 inQs株式会社 光発電素子
JP6813223B1 (ja) * 2020-06-11 2021-01-13 株式会社ダンパー マスク用洗濯ネット

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1015283A (ja) * 1996-06-28 1998-01-20 Kao Corp 洗濯用ネット
WO1998004770A1 (fr) * 1996-07-30 1998-02-05 Kao Corporation Methode de lavage et ustensile auxiliaire de lavage
JP3040873U (ja) * 1997-02-24 1997-09-05 株式会社サンアイ 洗濯ネット
JP2002200388A (ja) * 2001-01-09 2002-07-16 Kaoru Yada 洗濯用ネット
JP2005111218A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Rabaa:Kk 衣類収納洗濯ネット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014217647A (ja) 2014-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6948632B2 (en) Collapsible structure
US6494335B1 (en) Two frame collapsible structure and method of making and using same
US5971188A (en) Collapsible container and method of making and using same
JP6235235B2 (ja) 洗濯ネット袋
US20050167428A1 (en) Collapsible structure
WO1998019917A2 (en) Improved hamper apparatus and methods
US20070014493A1 (en) Laundry bag for shoelaces
US7334941B2 (en) Apparatus and method for washing of items
US11319114B2 (en) Two-panel bag with a tie handle
JP6613307B2 (ja) ストラップ
US20110252573A1 (en) Small clothing item device and method
JP3202880U (ja) 着物用洗濯ネット
JP3025875U (ja) 洗濯物収納用袋
JPH03264002A (ja) プレートを用いた立体的入れ物
JP2017080358A (ja) 洗濯用ネット
JP3139524U (ja) 買物袋
JP3231298U (ja) まくら
JPS6021026Y2 (ja) 洗濯袋
JP3080322U (ja) 物干し具
JPH0327588Y2 (ja)
JP3204515U (ja) 洗濯用ネット
JP4251613B2 (ja) 伸縮自在な洗濯用ネット袋
JP6527898B2 (ja) 洗濯ネット
JPH0243352Y2 (ja)
JP2005111218A (ja) 衣類収納洗濯ネット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160502

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6235235

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250