JP7255815B1 - 洗濯対象品 - Google Patents

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Abstract

【課題】事業施設で使用されるスライドファスナ付きの洗濯対象品を定期的に回収し、洗濯後に仕分けして、損耗があれば修理・補充をし、再度、各事業施設に納入する、というクリーニングサービス業務のサイクルを効率よく運用する。【解決手段】クリーニングサービス業を構成する洗濯対象品の反復使用サイクルの少なくとも一部分に関与するクリーニングサービス業者は、洗濯対象品の納入先毎に、ファスナチェーン31の地色とは異なる識別色を対応付けて、その対応関係を明示したカラーテーブルを準備し、前記識別色に着色されたスライダを洗濯対象品のスライドファスナ3に装着される二個のスライダ4A、4Bのうち少なくとも一方に装着し、その状態で洗濯対象品を所定の納入先に納入し、その回収、洗濯および再納入に際しては前記識別色に依拠して各洗濯対象品を所定の納入先別に仕分けする。【選択図】図4

Description

本願が開示する発明は、医療・福祉施設等の入院・入所者等が使用する洗濯対象品をクリーニングサービス業者が回収して洗濯するクリーニングサービス業において運用される洗濯対象品に関する。より詳細には、つなぎ寝巻タイプの介護用衣服や洗濯用ネット等、スライドファスナによって開閉される開閉部を有する洗濯対象品に関する。
医療、福祉、介護、養護、宿泊等に係る事業施設においては、当該事業施設の入院患者や入居者、通所者、従業者等(これらを以下、「利用者」と総称する。)が日常的に使用する寝具、寝巻、下着、タオル類、従業者のユニフォームその他の日常的な衛生維持に関わる縫製品を定期的に回収し、まとめて洗濯するクリーニングサービスが広く導入されている。
前述のような縫製品(これらを以下、「洗濯対象品」と総称する。)の洗濯は、クリーニング業法(昭和25年法律第207号、厚生労働省)に定められるクリーニング業者が、専門の業務用洗濯設備を用いて行うことが多いが、事業施設の運営者が洗濯設備を導入して自ら洗濯する場合もある。また、それらの洗濯対象品は、事業施設の運営者が各製品の販売業者等からまとめて購入する場合もあれば、いわゆるリネンサプライ業を兼ねるクリーニング業者からレンタルやリースの形態で提供される場合もある。また、それらの洗濯対象品の集配、仕分け、破損箇所の修理、汚損分の交換補充といった、洗濯以外の数量的な管理業務は、クリーニング業者が洗濯と一括して請け負う場合もあれば、事業施設の運営者自身が行ったり、その関連子会社等に業務委託したりする場合もある。
かかる実情を総合的に捉えて、本願が開示する発明においては、洗濯対象品の提供(販売、リース、レンタル)、洗濯、仕分け、集配、修理、交換等に係る様々な業務の繋がりによって成立する洗濯対象品の反復使用サイクルを「クリーニングサービス業」と称する。そして、前記反復使用サイクルの少なくとも一部分に関与する単数または複数の業者(事業施設の運営者も含む。)は、その組織形態、取引関係、支配関係等に関わらず全て「クリーニングサービス業者」に包含されるものとする。図8は、かかるクリーニングサービス業の全体イメージの一例を示す概念図である。
前述のようなクリーニングサービス業で取り扱われる洗濯対象品のうち、例えば寝具、寝巻、タオル、ユニフォーム等については、事業施設の名称やロゴマーク等を表示して、事業施設毎に使い分けられることが多い。また、同じ事業施設で使用される洗濯対象品についても、例えば病棟や入居エリアに応じて異なる仕様の洗濯対象品を使用したり、利用者の属性等に応じて使用する洗濯対象品を区別したりすることがある。そのため、個々の洗濯対象品に、その使用場所や利用者の属性等に関連付けられた何らかの識別情報を表示することが要求される。その種の識別情報は、簡単なものとしては洗濯対象品表面への印刷や刺繍、タグや名札の縫い付け、等の手段を用いて表示されるのが一般的である。特許文献1には、洗濯対象品にボタン型のデータキャリアを取り付け、非接触の読み書き装置を介して病院名、利用者名、回収日時、洗濯日時、洗濯回数等の電子的なデータを読み書きする洗濯対象品の回収・管理システムが開示されている。また、特許文献2には、洗濯対象品にバーコードを刺繍して、様々な情報管理に使用する管理方法が開示されている。
利用者の私物となる下着、靴下、タオルその他の小物類については、混同や紛失を防ぐため、利用者毎に区別された所定の洗濯用ネットに入れて回収し、その洗濯用ネットに入れたまま洗濯、乾燥して返却まで行う方式を採用することが多い。その場合も、洗濯用ネットにタグや名札を縫い付けるなどして識別するのが一般的である。本出願人も、そのような使用態様に適した洗濯用ネットを特許文献3に開示して実用に供している。
クリーニングサービス業を導入する医療・福祉その他の事業施設においては、利用者サービスや業務効率化の観点から、洗濯対象品の分類や使い分けに関する要望が多様化して、洗濯対象品に付与する識別情報のさらなる細分化が求められる傾向にある。しかし、仕様の異なる洗濯対象品を多めに常備しておくのは在庫負担を増大させる。また、個々の洗濯対象品に刺繍、印刷、タグ、名札等を付加するのは特注対応になるので、その種類が増えるほどコストがかさむ。
しかも、かかる事業施設では、入院・入所者の転退所や死去等によって利用者数が常に変動している。その変動に合わせて個別の識別情報を遅滞なく更新し、過不足ない数量で反復使用のサイクルを回すのは容易ではない。例えば、名札等の特注対応で用意した洗濯対象品が数回だけの使用で不要になっても、その洗濯対象品をすぐに転用できない、といった事態も生じる。電子的なデータを読み書きするシステムを利用すれば、個別の識別情報をリアルタイムで更新しやすくはなるが、データの記録媒体や情報処理装置その他の設備一式を導入するのに大きなコストがかかる。
さらに、クリーニングサービス業で取り扱われる洗濯対象品は、大型の洗濯槽に投入されて激しく撹拌されるので、損耗が激しい。洗濯時に殺菌剤や漂白剤を使用することも多いので、刺繍や印刷は短期間で褪色するし、印刷が剥がれたり刺繍糸が解けたりすることもある。とりわけ、つなぎ寝巻タイプの介護用衣服や従業者のユニフォーム、洗濯用ネット等、スライドファスナによって開閉される開閉部を有する洗濯対象品については、洗濯の繰り返しによってスライドファスナが傷みやすい。スライドファスナを開閉するためのスライダが、洗濯槽の内面にぶつかる衝撃で破損や変形をしたり、スライダの摘み(引手)がちぎれたり、スライダに糸屑が絡みついて動かなくなったりする。なお、スライドファスナの破損は、認知症等の要介護者が洗濯対象品を手荒に取り扱うことで生じる場合も多い。
特開平9-6851号公報 特開平9-269966号公報 特開2009-95494号公報
本願が開示する発明は、前述のようなクリーニングサービス業において、複数箇所の事業施設で使用される様々な種類の洗濯対象品を定期的に回収し、それらをまとめて洗濯した後に所定の種類毎に仕分けし、その際に損耗があれば修理または補充をして、再度、各事業施設に所定のスケジュールで過不足なく納入する、という面倒な日常業務のサイクルを効率よく行うことを目的として想起されたものである。
その目的を実現するために、この発明は、特に損耗の激しいスライドファスナ付きの洗
濯対象品に関して、
(1)識別性および耐久性に優れる識別情報を、個々の洗濯対象品に低コストで簡単に付
与できること
(2)その識別情報の変更や補充を、低コストで速やかに行えること
という条件を満たす識別情報付与手段を採用した洗濯対象品を提案するもので
ある。
本願が開示する発明は、複数箇所の事業施設において使用される洗濯対象品を、クリーニングサービス業者が定期的に回収して洗濯し、洗濯済みの前記洗濯対象品を再度、前記各事業施設に納入して反復使用に供するクリーニングサービス業において運用される洗濯対象品である。
この洗濯対象品は、スライドファスナによって開閉される開閉部を有し、前記スライドファスナは、前記開閉部の両縁部に沿ってそれぞれ取り付けられた一対のファスナチェーンと、それら両ファスナチェーンを開閉する二個のスライダとを備え、前記各ファスナチェーンのエレメント列の一端部には前記スライダのレールを通過し得る蝶棒が取り付けられる一方、他端部には前記スライダのレールを通過し得ない箱棒または箱体が取り付けられて、前記蝶棒と、前記箱棒または箱体とが前記一端部および前記他端部において互いに反対側で対向するように配置され、前記二個のスライダが頭合わせまたは尻合わせの向きで前記両ファスナチェーンに装着されることにより、前記二個のスライダが前記ファスナチェーンから分離されるように構成されている。
以上の前提のもとに、本願が開示する発明は、前記二個のスライダのうち少なくとも一方のスライダが、前記ファスナチェーンの地色とは異なる所定の識別色に着色されている、ものとして特徴付けられる。
前記所定の仕分け基準とは、例えば前記洗濯対象品の納入先別、納入・回収スケジュール別、または使用条件別のいずれかとすることができる。
さらに、本願が開示する発明は、前記二個のスライダのうち他方のスライダが、前記一方のスライダに着色された前記識別色とは異なる他の識別色に着色されている、ように構成することもできる。
本願が開示する発明によれば、識別性が高く、耐久性にも優れる識別情報を個々の洗濯対象品に低コストで簡単に付与することができる。さらに、その識別情報が喪失したり、識別情報を変更する必要が生じたりしても、低コストで速やかに情報の更新や補充を行うことができる。
これにより、複数箇所の事業施設で使用される様々な種類の洗濯対象品を定期的に回収し、それらをまとめて洗濯した後に所定の種類毎に仕分けし、その際に損耗があれば修理または補充をして、再度、各事業施設に所定のスケジュールで過不足なく納入する、というクリーニングサービス業における各段階での仕分け作業やチェック作業を迅速に行うことができるとともに、洗濯対象品の在庫負担の軽減も図ることができるので、洗濯対象品の管理業務が格段に効率化される。
本願が開示する洗濯対象品の管理方法が適用される洗濯用ネットの一例を示す図である。 図1の洗濯用ネットに取り付けられるスライドファスナの詳細な構成を示す説明図である。 本願が開示する洗濯対象品の管理方法が適用される介護用衣服の一例を示す図である。 本願が開示する洗濯対象品の管理方法によって洗濯対象品を納入先別に仕分けする場合のカラーテーブルの設定例を示す図である。 本願が開示する洗濯対象品の管理方法によって洗濯対象品を納入先別/納入スケジュール別に仕分けする場合のカラーテーブルの設定例を示す図である。 本願が開示する洗濯対象品の管理方法によって洗濯対象品を納入先別/サイズ別に仕分けする場合のカラーテーブルの設定例を示す図である。 本願が開示する洗濯対象品の管理方法が適用される洗濯用ネットの他の例を示す図であり、(a)は第1拡張部および第2拡張部を収納した状態、(b)は第1拡張部および第2拡張部を引き出した状態を、それぞれ示す。 本願が開示する洗濯対象品の管理方法が適用されるクリーニングサービス業の全体イメージの一例を示す概念図である。
以下、本願が開示する発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本願が開示する洗濯対象品の管理方法が適用される洗濯用ネットの一例を示す。例示の洗濯用ネット1は、略矩形の外観をなす袋体11の上辺部に、洗濯物を出し入れするための開閉部12が設けられたものである。袋体11を構成する網材には、例えばポリエステル系繊維やポリアミド系繊維等の、耐水・耐薬品性に優れた強靱な合成繊維製編地が利用される。袋体11の片側面には、利用者の名前や所属等を記載するための表示部13が設けられている。表示部13は、薄い布地や合成樹脂製の柔軟なシート材等を利用して形成され、洗濯時にも外れないように袋体11に縫着されている。
図2は、この洗濯用ネット1の開閉部12に取り付けられているスライドファスナ3の構成を示す。このスライドファスナ3は、単純な片開き式のスライドファスナではなく、両端部のどちらからでも開閉可能な逆開ダブルファスナである。スライドファスナ3は、一対のファスナチェーン(ファスナ半体)31、31と、それらを開閉する二個のスライダ4(4A、4B)と、各スライダ4に取り付けられた摘み5と、を具備する。各ファスナチェーン31は、ファスナテープ(基布)の側縁に複数個のエレメント(務歯)を取り付けて形成され、各エレメント列の一端部にはスライダ4の胴部に形成されたレール(エレメント列を噛合・分離させるY字状の空洞部分)を通過し得る形状の蝶棒32が取り付けられるとともに、他端部にはスライダ4のレールを通過不能な形状の箱棒33が取り付けられている。そして、一方のファスナチェーン31の一端部に取り付けられた蝶棒32が他方のファスナチェーン31の箱棒33と対をなし、また、一方のファスナチェーン31の他端部に取り付けられた箱棒33が他方のファスナチェーン31の蝶棒32と対をなすように、互いが逆配置になっている。
二個のスライダ4A、4Bは、エレメント列同士を噛合させる側を互いに対向させた、いわゆる「尻合わせ」の向きで、両ファスナチェーン31、31に装着される。したがって、(a)図に示すように、二個のスライダ4A、4Bを互いに離反させ、それぞれをファスナの一端部および他端部に移動させるとファスナは全閉となる。また、(b)図に示すように、二個のスライダ4A、4Bを揃えてファスナのいずれか一端部に寄せるとファスナの他端部が開き、当該一端部に取り付けられた蝶棒32を二個のスライダ4A、4Bから抜き取ることで、ファスナチェーン31、31同士がその全長にわたって完全に分離される。さらに、各ファスナチェーン31、31の両端部の蝶棒32と箱棒33とが互いに逆配置になっているため、(c)図に示すように、二個のスライダ4A、4Bを他端部まで移動させると、当該他端部の蝶棒32が二個のスライダ4A、4Bから抜き取られて、二個のスライダ4A、4Bもファスナから完全に分離される。
このような構成を採用することで、スライダ4が損傷した場合には、そのスライダ4を簡単に交換することができ、糸屑の絡み付き等によってスライダ4の開閉が困難になれば、スライダ4を取り外してエレメントやスライダ4を簡単に掃除することができるようになる。
図3は、本願が開示する洗濯対象品の管理方法が適用される、つなぎ寝巻タイプの介護用衣服の一例を示す。図示の介護用衣服2は、二本のスライドファスナ3、3が、襟元部21から前身頃(左身頃部22Lと右身頃部22Rとの間)を経由して右脚裾部23Rに至る正面開閉部と、右脚裾部23Rから股間を経て左脚裾部23Lに至る内股開閉部と、に取り付けられており、それらの開閉部を開くことで、着替えや診察、排泄処理等を容易に行えるように構成されている。
これらのスライドファスナ3には、図2に示したものとはスライダの向きが異なる中開ダブルファスナが採用されている。すなわち、左右一対のファスナチェーン31、31に、二個のスライダ4(4A、4B)が、両ファスナチェーン31、31のエレメント列を分離させる側を互いに突き合わせた「頭合わせ」の向きで、介護用衣服2の正面開閉部および内股開閉部に取り付けられている。エレメント列の端部には、スライダ4の胴部に形成されたレールを通り抜ける形状の蝶棒32と、レールを通り抜けない形状の箱体34とが相対するように取り付けられており、それらがスライドファスナ3の両端部において互いに逆配置になっている。したがって、二個のスライダ4A、4Bを互いに接近させると、その外側の開閉部が閉じられ、二個のスライダ4A、4Bを互いに離反させると、その間の開閉部が開く。一方のスライダ4Aをファスナチェーン31、31の一端部に寄せると、その一端部の蝶棒32をスライダ4Aの胴部から抜いて、一端部側の開閉部を完全に分離することができる。また、他方のスライダ4Bをファスナチェーン31、31の他端部に寄せると、その他端部の蝶棒32をスライダ4Bの胴部から抜いて、他端部側の開閉部を完全に分離することができる。その状態から、各スライダ4A、4Bをそれぞれ反対側の端部まで移動させると、当該反対側の端部の蝶棒32が各スライダ4A、4Bの胴部を通過して、スライダ4A、4Bが二個ともファスナチェーン31、31から分離される。
本願が開示する発明は、このようなスライドファスナが取り付けられた洗濯対象品においてスライダが着脱、交換可能である点を活かし、個々のスライダに識別情報を付与した点にある。その識別情報とはスライダの色である。通常はファスナチェーンの地色(生地またはエレメント列の色)と同じような色に着色されるスライダを、それとは明確に異なる様々な識別色に着色することによって、洗濯対象品の管理を効率化するものである。
スライダに付与される識別色は、洗濯対象品の使用態様に応じて、納入~使用~回収~洗濯~再納入といったサイクルを効率的に運用する上で有効な仕分け基準毎に設定される。その仕分け基準とは、例えば洗濯対象品が使用される施設、棟、部屋その他の納入先(場所ファクター)別に設定されるのが実用的である。また、洗濯対象品の納入・回収スケジュール(時間ファクター)別に設定することもできる。さらに、洗濯対象品の形態、サイズ、素材等に合わせて設定される特別な使用方法、洗濯方法、乾燥方法、ファスナの扱いに関する規制や誘導(例えば、特定のスライダは一般の利用者には開閉させないとか、開閉するスライダだけを目立たせる、など)といった使用条件(使い方ファクター)別に設定することもできる。
洗濯対象品の前記反復使用サイクルの少なくとも一部分に関与するクリーニングサービス業者は、設定した仕分け基準毎に任意の識別色を対応付け、その対応関係を明示したカラーテーブル(対応関係一覧表)を準備する。このカラーテーブルは、紙面上に可視化されたものでもよいし、デジタル情報として保存可能なものでもよい。あるいは、口伝や申し送りなどの視覚化されない形態で作業従事者間に共有される約束事のようなものであってもよい。
そして、前記反復使用サイクルの少なくとも一部分に関与するクリーニングサービス業者が、そのカラーテーブルに設定された識別色のスライダを、ファスナ部品の製造業者等から調達する。このクリーニングサービス業者は、前記業者と同一であってもよいし、相違していてもよい。特殊な色のスライダは受注生産になるので、その調達数は、管理する洗濯対象品の実数(実際の需要数)に破損交換用の予備在庫を加えた数にするのが望ましい。スライダは小さくて嵩張らない上に部品単価が安く、経年による品質性能の減損も生じないので、予備在庫の負担は、様々な種類の洗濯対象品を在庫することに比べれば遥かに小さくて済む。これは、スライダを識別手段とするこの管理方法の、特に大きな利点である。そして、前記反復使用サイクルの少なくとも一部分に関与する、前記と同一かまたは相違する前記クリーニングサービス業者が、管理する洗濯対象品について、予め二個のスライダのうち少なくとも一個に所定の識別色のスライダを装着しておく。
このようにして、視認性に優れる識別情報をあらかじめ洗濯対象品に付与しておけば、
その洗濯対象品の納入先への納入~納入先での使用~納入先からの回収~洗濯工場での洗濯・乾燥~洗濯後の仕分け~納入先への再納入…という各段階において、作業従事者は洗濯対象品をひと目見るだけで、予め設定された仕分け基準通りに効率よく仕分けすることが可能になり、またそのチェック精度も向上する。
図4は、スライダに付与する識別色によって洗濯対象品を納入先別に仕分けする場合のカラーテーブルの設定例を示す。スライドファスナ3に取り付けられる二個のスライダ4A、4Bのうち、主として使用する一方を便宜的に第1(メイン)スライダ4Aとし、他方を第2(サブ)スライダ4Bとする。ファスナチェーン31の地色は、一般的な白、あるいは洗濯対象品の生地色等に合わせた目立たない色(例えば水色)とする。そして、第1スライダ4Aの色を、例えばA病院への納入分は赤色、B病院への納入分は黄色、Cホームへの納入分は緑色、Dホームへの納入分は青色、となるように予め装着しておく。さらにA病院については病棟別の仕分けが要求されているので、それに合わせて第2スライダ4Bの色も変えておく。このようなカラーテーブルに基づくスライダ4A、4Bの運用により、納入先別の仕分け作業を効率化することができる。
図5は、スライダに付与する識別色によって洗濯対象品を納入先別/納入スケジュール別に仕分けする場合のカラーテーブルの設定例を示す。例えばA病院への納入分は全て第1スライダ4Aを共通の赤色とし、納入する曜日の違いに合わせて第2スライダ4Bの色を変えておく。また、B病院への納入分は全て第1スライダ4Aを共通の黄色とし、納入する曜日の違いに合わせて、さらに第2スライダ4Bの色を変えておく。このようなカラーテーブルに基づくスライダ4A、4Bの運用により、納入先別の仕分けと、納入・回収スケジュール別の仕分けとを組み合わせた複合的な納入管理が可能になる。
図7は、洗濯用ネットの他の例によって第1スライダと第2スライダの適用形態を説明するための図である。例示の洗濯用ネット10は、略矩形の外観をなす袋体11の上辺部に洗濯物を出し入れするための開閉部12が設けられるとともに、洗濯用ネット10の容量を増大させるための第1拡張部14と第2拡張部15とが、袋体11の片側辺部および下辺部にそれぞれ設けられたものである。第1拡張部14および第2拡張部15は略L字形に形成されて、(a)図に示すように袋体11の内側に収納され、片側辺部および下辺部に取り付けられたスライドファスナ3を開くと、(b)図に示すように袋体11の外側に引き出される。第1拡張部14と第2拡張部15の内部空間は袋体11の内部空間に連通して、洗濯用ネット10に収容された洗濯物は、それらの空間内で自由に移動可能となっている。
この洗濯用ネット10においては、開閉部12を開閉する上辺部のスライドファスナ3と、片側辺部および下辺部のスライドファスナ3とが一体的に連続しており、そこに図2と同じ構成の逆開ダブルファスナが取り付けられている。(a)図に示すように、上辺部側に装着された一方のスライダ4Aを右上角部まで移動させると、袋体11の開閉部12を開くことができる。また、(b)図に示すように、下辺部側に装着された他方のスライダ4Bを右上角部まで移動させることで、第1拡張部14および第2拡張部15を袋体11から引き出すことができる。スライダ4Bには着脱可能な摘みが取り付けられている。
この洗濯用ネット10の使用例としては、例えば事業施設の運営者が利用者に洗濯用ネット10を渡すとき、(a)図に示すように第1拡張部14および第2拡張部15を袋体11の内側に収納しておくとともに、スライダ4Bについては摘みを取り外しておく。そして、クリーニングサービス業者が洗濯用ネット10を回収したとき、洗濯用ネット10に洗濯物が詰め込まれ過ぎている場合には、スライダ4Bに着脱式の摘みを取り付け、(b)図に示すように第1拡張部14および第2拡張部15を外側に引き出して洗濯・乾燥作業を行う。これにより、洗濯用ネット10の容量と洗濯物の分量とのバランスが良くなるので、洗濯・乾燥中の効率が向上し、また、洗濯物の詰め込み過ぎで洗濯用ネット10が破損するのを防ぐことができる。
このように、例えば利用者には洗濯用ネット10の開閉部12側だけを開閉させたい場合には、上辺部側に装着するスライダ4Aを第1スライダとして目立つ色に着色しておく一方、下辺部側に装着するスライダ4Bは第2スライダとして摘みを外し、目立たない色に着色しておく、という配色パターンを採用することで、ファスナの適切な操作を促すことができる。
同様に、例えば図3に示した介護用衣服2のように、複数本のスライドファスナ3、3が取り付けられた洗濯対象品においても、スライダ4の開閉操作を限定させる目的で、日常的に操作すべき主たるスライダ4Aを第1スライダとして目立つ色に、それ以外のスライダ4Bを目立たない色に着色しておく、という構成を採用することができる。
図6は、スライダに付与する識別色によって洗濯対象品を納入先別/サイズ別に仕分けする場合のカラーテーブルの設定例を示す。第1スライダ4Aの色は、前記二例と同様に、納入先毎に異なる色に変えておく。各納入先で使用する洗濯対象品の基本的な仕様が共通している場合は、そのサイズに合わせて第2スライダ4Bの色を変える。この例では、納入先に関わらずSサイズは桃色、Mサイズは橙色、Lサイズは紫色に統一しているが、それぞれの納入先における使用条件に応じて、さらに色を変えることもできる。また、この例では、納入時には第2スライダ4Bの摘みを取り外している。このようなカラーテーブルに基づくスライダ4A、4Bの運用により、納入先別の仕分けと、使用条件別の仕分けとを組み合わせた複合的な納入管理が可能になる。
このように、個々のスライダに識別情報を付与する洗濯対象品の管理方法においては、スライダの交換によって識別情報の変更や更新を行うことができる。すなわち、各事業施設における入院・入所者数の増減や洗濯対象品の損耗、紛失等によって、運用に供される洗濯対象品の実数と需要数との不整合が生じた場合には、その過不足分に対応する数の洗濯対象品のスライダを、前述した予備在庫の中から所定の識別色のスライダに交換することで、大きなコストをかけることなく、迅速かつ簡単に変動分を充足することができる。例えば、A病院に納入していた洗濯対象品のスライダを交換してB病院に転用する、といったことも可能になるので、洗濯対象品の在庫負担を大幅に減らすことができる。
以上に説明した通り、本願が開示する洗濯対象品の管理方法は、スライダを交換可能にして、その色を変える、という極めて単純な手法で、洗濯対象品の効率的な仕分けと、製品在庫の有効活用を実現したものである。スライドファスナが取り付けられる衣服やバッグその他の装飾品等においては、意匠性やブランドイメージを強調する目的で、スライダの摘み部分に目立つ色彩や個性的な形状を付与することは珍しくない。しかし、一般的なスライダの本体(胴部)はファスナチェーンから容易には分離しないように装着されているので、本体の色はファスナチェーンの地色やエレメントの色と揃えられているのが普通である。そのようなスライダの、摘みではなく本体に、あえてファスナチェーンやエレメントとは異なる色を付与したり、その色を自由に変更したりする、という着想は、従来の一般的なスライドファスナの利用態様からは容易に想起されないものである。
本願が開示する発明は、様々な識別色に着色したスライダを交換可能に装着する、という、極めて単純ではあるが斬新な手段を、洗濯対象品の管理方法として採用している。この管理方法によれば、洗濯対象品の仕入れ~初回納入~回収~洗濯~仕分け~再納入といった反復使用サイクルのどの段階においても、それら各段階の作業従事者がスライダに付与された識別色をひと目見るだけで、予め設定された仕分け基準通りに仕分けすることができる。この管理方法は大掛かりな情報処理システムを必要とせず、誰にでも解りやすいので、中小・零細業者でも無理なく導入することができる。また、クリーニングサービス業に関わる複数の業者が連携して運用するのも容易であるから、スライダに付与する識別色のカラーテーブルを作成する業者と、スライダを調達して在庫する業者と、洗濯対象品にスライダを取り付けたり交換したりする業者とは、必ずしも同一でなくてよい。
運用に供する洗濯対象品の実数が変動した場合には、スライダを交換するだけで識別情報を変更・更新することができるので、破損・紛失時の補充や納入先の転用も容易になり、製品在庫のロスを減らすことができる。スライダの着色に関しても、それをファスナ部品の製造業者が行うことで、洗濯・乾燥を繰り返しても褪色しない優れた耐久性を得ることができる。かくして、クリーニングサービス業のサイクルにおける洗濯対象品の管理業務が大幅に効率化される。

なお、本願が開示する発明の技術的範囲は、例示した実施の形態によって限定的に解釈されるべきものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて概念的に解釈されるべきものである。本願が開示する発明の実施に際しては、特許請求の範囲において具体的に特定していない構成要素の形状、構造、材質、数量、相対的な位置関係等を、例示形態と実質的に同等以上の作用効果が得られる範囲内で適宜、改変することが可能である。
本願が開示する発明は、スライドファスナ付きの同種製品を日常的に多数、運用する様々な業種において利用することができる。
1 洗濯用ネット
10 洗濯用ネット
11 袋体
12 開閉部
13 表示部
14 第1拡張部
15 第2拡張部
2 介護用衣服
21 襟元部
22L 左身頃部
22R 右身頃部
23R 右脚裾部
23L 左脚裾部
3 スライドファスナ
31 ファスナチェーン
32 蝶棒
33 箱棒
34 箱体
4(4A、4B) スライダ
5 摘み

Claims (2)

  1. 複数箇所の事業施設において使用される洗濯対象品を定期的に回収して洗濯し、洗濯済みの前記洗濯対象品を所定の仕分け基準通りに仕分けした後、前記各事業施設に再納入して反復使用に供するクリーニングサービス業において運用される洗濯対象品であって、
    スライドファスナによって開閉される開閉部を有し、
    前記スライドファスナは、前記開閉部の両縁部に沿ってそれぞれ取り付けられた一対のファスナチェーンと、それら両ファスナチェーンを開閉する二個のスライダとを備え、
    前記各ファスナチェーンのエレメント列の一端部には前記スライダのレールを通過し得る蝶棒が取り付けられる一方、他端部には前記スライダのレールを通過し得ない箱棒または箱体が取り付けられて、前記蝶棒と、前記箱棒または箱体とが前記一端部および前記他端部において互いに反対側で対向するように配置され、前記二個のスライダが頭合わせまたは尻合わせの向きで前記両ファスナチェーンに装着されることにより、前記二個のスライダが前記ファスナチェーンから分離されるように構成されており、
    前記二個のスライダのうち少なくとも一方のスライダが、前記ファスナチェーンの地色とは異なる所定の識別色に着色されている
    ことを特徴とする洗濯対象品
  2. 請求項1に記載された洗濯対象品において、
    前記二個のスライダのうち他方のスライダが、前記一方のスライダに着色された前記識別色とは異なる他の識別色に着色されている
    ことを特徴とする洗濯対象品
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