JP6120579B2 - 固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像装置(固体撮像素子)の製造方法に関する。
固体撮像装置には、受光部への集光効率を高めるための技術、特に入射角度が急峻な光をより効率よく集光させる技術が望まれている。例えば、近年、受光部の周囲に相当する領域に中空部を形成し、中空部界面の反射を利用して、受光部への集光効率を高める構造を有する固体撮像装置が提案されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
具体的に、下記の特許文献1では、上述した中空部の形成に関して、まず、中空部を形成する絶縁膜層上に、中空部形成領域を開口するレジストを形成し、当該レジストをマスクとしたドライエッチングにより絶縁膜層に開口部を形成する。その後、レジストを除去した後に、絶縁膜層上に保護膜を形成して保護膜で開口部を封止することにより、中空部を形成するようにしている。
特開2010−199258号公報
しかしながら、上述した特許文献1の手法では、中空部の形成プロセスが煩雑になるという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、固体撮像装置に中空部を形成する際に、その形成プロセスの簡素化を実現する固体撮像装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の固体撮像装置の製造方法は、半導体基板の上面に複数の受光部が設けられた固体撮像装置の製造方法であって、前記半導体基板の上方に、カラーフィルタ層を形成する工程と、前記カラーフィルタ層の上に、複数の開口を有する封止用層を形成する工程と、前記複数の受光部の各受光部間の上方領域であって、前記カラーフィルタ層に複数の中空部を形成する工程と、前記封止用層を加熱して軟化させ、前記複数の中空部を残存させつつ、前記複数の中空部の上部を前記封止用層の材料で封止する封止層を形成する工程とを含む。
本発明の固体撮像装置の製造方法における他の態様は、半導体基板の上面に複数の受光部が設けられた固体撮像装置の製造方法であって、前記半導体基板の上方であって、前記複数の受光部のうちの第1の受光部の上方領域に、第1のカラーフィルタ層を形成する工程と、前記第1のカラーフィルタ層における上面および側面に、犠牲膜層を形成する工程と、前記半導体基板の上方であって、前記第1の受光部と隣接する第2の受光部の上方領域に、前記犠牲膜層のうちの前記第1のカラーフィルタ層の上面の少なくとも一部を露出するように第2のカラーフィルタ層を形成する工程と、前記第1のカラーフィルタ層および前記第2のカラーフィルタ層の上に、前記第1のカラーフィルタ層の上面の上に形成されている前記犠牲膜層を露出させる開口を有する封止用層を形成する工程と、前記封止用層の前記開口を通じて、前記犠牲膜層をエッチングによって除去することにより、前記第1のカラーフィルタ層と前記第2のカラーフィルタ層との間に中空部を形成する工程と、前記封止用層を加熱して軟化させ、前記中空部の上部を前記封止用層の材料で封止する封止層を形成する工程とを含む。
また、本発明の固体撮像装置の製造方法におけるその他の態様は、半導体基板の上面に複数の受光部が設けられた固体撮像装置の製造方法であって、前記半導体基板の上方であって、前記複数の受光部のうちの第1の受光部の上方領域に、第1のカラーフィルタ層を形成する工程と、前記第1のカラーフィルタ層の側面に犠牲膜層を形成する工程と、前記半導体基板の上方であって、前記第1の受光部と隣接する第2の受光部の上方領域に、前記犠牲膜層と接するように第2のカラーフィルタ層を形成する工程と、前記第1のカラーフィルタ層および前記第2のカラーフィルタ層の上に、前記犠牲膜層を露出させる開口を有する封止用層を形成する工程と、前記封止用層の前記開口を通じて、前記犠牲膜層をエッチングによって除去することにより、前記第1のカラーフィルタ層と前記第2のカラーフィルタ層との間に中空部を形成する工程と、前記封止用層を加熱して軟化させ、前記中空部が前記封止用層の材料で充填されないように、前記中空部の上部を前記封止用層の材料で封止する封止層を形成する工程とを含む。
本発明によれば、固体撮像装置に中空部を形成する際に、その形成プロセスの簡素化を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置(固体撮像素子)の製造方法の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置(固体撮像素子)の製造方法の一例を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置(固体撮像素子)の製造方法の一例を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置(固体撮像素子)の製造方法の一例を示す模式図である。 本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置(固体撮像素子)の製造方法の一例を示す模式図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置(固体撮像素子)の製造方法の一例を示す模式図である。
まず、図1(A)について説明する。
始めに、半導体基板SBの表面(上面)に、例えば2次元行列状に複数の受光部1を形成する。ここで、半導体基板SBは、例えばシリコン基板であり、受光部1は、例えば光電変換素子(フォトダイオード)である。
次いで、半導体基板SB上に、多層配線構造MIを形成する。この多層配線構造MIは、例えば、半導体基板SB上に、第1の層間絶縁層3a、第1の配線層2a、第2の層間絶縁層3b、第2の配線層2b、第3の層間絶縁層3c、第3の配線層2c、及び、第4の層間絶縁層3dを順次形成することで作製される。また、図1(A)に示す例では、第4の層間絶縁層3dの上面は平坦化されているが、平坦化されていなくてもよい。ここで、第1の層間絶縁層3a〜第4の層間絶縁層3dをまとめて「層間絶縁層3」とし、第1の配線層2a〜第3の配線層2cをまとめて「配線層2」とする。また、配線層2は、いわゆるダマシン法(下地の層間絶縁層3に溝を形成し、当該溝に配線層2となる金属層を埋め込む方法)によって形成されても、いわゆるエッチング法(下地の層間絶縁層3上に金属層を形成した後、当該金属層をエッチングによりパターン形成する手法)によって形成されてもよい。また、層間絶縁層3は、例えばシリコン酸化物、シリコン窒化物或いはシリコン酸窒化物の無機材料で形成されている。本実施形態においては、層間絶縁層3は、シリコン酸化物で形成されているものとする。
次いで、多層配線構造MI上に、第1の平坦化層4を形成する。この第1の平坦化層4は、例えばアクリル樹脂系の有機材料で形成されている。
次いで、第1の平坦化層4上に、フォトリソグラフィー法を用いて、第1のカラーフィルタ層5、第2のカラーフィルタ層6、及び、第3のカラーフィルタ層7を形成する。ここで、各カラーフィルタ層5〜7は、各受光部1の上方に各受光部1に対応して設けられており、例えばアクリル樹脂系の有機材料で形成されている。また、図1(A)に示す例では、各カラーフィルタ層5〜7は、略同じ膜厚で形成されているが、異なる膜厚で形成されていてもよい。なお、カラーフィルタ層の種類に関しては、いわゆる原色系のカラーフィルタ層であってもよいし、いわゆる補色系のカラーフィルタ層であってもよい。また、カラーフィルタ層の配列に関しては、図1に示す態様に限定されるものではなく、例えばベイヤー配列等の配列であってもよい。
続いて、図1(B)に示すように、各カラーフィルタ層5〜7上に、各カラーフィルタ層5〜7の境界部分を開口する封止用層8を形成する。即ち、封止用層8は、各カラーフィルタ層5〜7上に形成され、複数の受光部1の各受光部間の上方領域に開口を有するものである。この封止用層8は、例えばヒドロキシスチレン樹脂系の有機材料で形成されている。本実施形態では、例えば、フォトリソグラフィー法を用いて封止用層8を形成することを想定しているが、本発明においてはこの形態に限られない。例えば、各カラーフィルタ層5〜7上に有機材料層を形成し、当該有機材料層上に各カラーフィルタ層5〜7の境界部分を開口するレジストを形成し、当該レジストをマスクとしたエッチングにより有機材料層に開口を形成して、封止用層8を形成してもよい。
続いて、図1(C)に示すように、封止用層8をマスクとした異方性エッチング法により、各カラーフィルタ層5〜7、及び、第1の平坦化層4における封止用層8の開口領域をエッチングする。これにより、各カラーフィルタ層5〜7の側面等に中空部(エアーギャップ)9が形成される。また、図1(C)に示す異方性エッチング法の条件としては、例えば、O2/CO/N2=5/80/40[sccm]が挙げられる。なお、図1(C)に示す例では、エッチングをストップする層を層間絶縁層3としたが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではない。
ここで、本実施形態では、封止用層8の厚みを、封止用層8の開口幅よりも大きくする。これにより、封止用層8の厚みは、中空部9の幅よりも大きくなる(厚くなる)。このように形成する理由は、中空部9の幅よりもある程度封止用層8の厚みがないと、図1(D)に示す次工程においてオーバーハングで封止ができないためである。
続いて、図1(D)に示すように、封止用層8を加熱して軟化させ、中空部9の開口領域でオーバーハングさせる(図1(D)の例では隣接する封止用層8同士をつなげる)ことにより、中空部9を封止する封止層10を形成する。ここで、封止用層8の加熱温度は、例えば、110℃以上250℃以下が好ましく、本実施形態では200℃とする。
続いて、図1(E)に示すように、まず、封止層10上に、第2の平坦化層11を形成する。この第2の平坦化層11は、例えばアクリル樹脂系の有機材料で形成されている。
次いで、図1(E)に示すように、第2の平坦化層11上であって各受光部1の上方領域に、マイクロレンズ12を形成する。このマイクロレンズ12は、例えばアクリル樹脂系の材料で形成されている。
なお、図1に示す例では、第2の平坦化層11を設けるようにしているが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではなく、例えば、11及び12に示す構成をマイクロレンズとして一体的に形成するようにしてもよい。
以上の図1(A)〜図1(E)の工程を経ることにより、各受光部1を有する画素が例えば2次元行列状に複数配設された固体撮像装置(固体撮像素子)100−1が作製される。
第1の実施形態では、まず、被中空部形成層である各カラーフィルタ層5〜7上に、各カラーフィルタ層5〜7の境界部分を開口する封止用層8を形成し、当該封止用層8をマスクとしたエッチングにより各カラーフィルタ層5〜7の側面等に中空部9を形成する。なお、被中空部形成層として、図1に示すように、各カラーフィルタ層5〜7に加えて第1の平坦化層4を含んでもよい。その後、封止用層8を加熱して軟化させ、隣接する封止用層同士をつなげることにより、中空部9の開口領域を封止するようにしている。
かかる構成によれば、封止用層8を、中空部9をエッチングにより形成する際のマスクとして用いるとともに中空部9の開口を封止する封止層として用いている。また、封止用層8を加熱して軟化させさることにより中空部9を封止するようにしている。これにより、固体撮像装置に中空部を形成する際に、その形成プロセスの簡素化を実現することができる。
また、第1の実施形態では、封止用層8を各カラーフィルタ層5〜7と同様に有機材料で形成しているため、封止用層をシリコン窒化膜等の無機材料で形成する場合と比べて、カラーフィルタ層の屈折率と近い層とすることができる。これにより、封止用層とカラーフィルタ層との界面での反射を抑制することができ、光の利用効率の劣化によるセンサ感度低下を抑制することが可能となる。
また、第1の実施形態では、封止用層8を加熱して軟化させ、中空部9を封止する際の加熱温度を最大でも250℃程度としているため、カラーフィルタ層等の有機材料成分の昇華によるパーティクルの発生を抑制でき、センサの欠陥を低減することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置(固体撮像素子)の製造方法の一例を示す模式図である。なお、図2において、図1に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。
まず、図2(A)について説明する。
図2(A)において、第1の平坦化層4以下の構成は、第1の実施形態における図1(A)と同様であるため、説明を省略する。
第1の平坦化層4を形成した後、図2(A)に示すように、第1の平坦化層4上であって図2(A)の中央に位置する受光部1の上方領域に、フォトリソグラフィー法を用いて、第1のカラーフィルタ層5を形成する。
続いて、図2(B)に示すように、第1のカラーフィルタ層5の上面及び側面を含む全面に、薄膜状の犠牲膜層13を形成する。この犠牲膜層13は、カラーフィルタ層間に中空部を形成するためのものである。また、犠牲膜層13は、カラーフィルタ層の材料と異なるエッチングレートを持つ材料、例えばシリコン酸化物(SiO2)やシリコン窒化物(SiN)等の無機材料を使用する。本例では、犠牲膜層13としてシリコン酸化膜からなる層を適用し、その成膜温度は250℃以下、その膜厚は200nm以下とすることが好ましく、本実施形態では成膜温度を200℃、膜厚を94nmとする。
続いて、図2(C)に示すように、犠牲膜層13上であって図2(C)の左側に位置する受光部1の上方領域に、フォトリソグラフィー法を用いて、第2のカラーフィルタ層6を形成する。次いで、図2(C)に示すように、犠牲膜層13上であって図2(C)の右側に位置する受光部1の上方領域に、フォトリソグラフィー法を用いて、第3のカラーフィルタ層7を形成する。この第2及び第3のカラーフィルタ層6〜7は、図2(C)に示すように、その上面の高さが、第1のカラーフィルタ層5の上面に形成された犠牲膜層13の上面の高さと略同じとなるように形成される。即ち、図2(C)に示す例では、各カラーフィルタ層5〜7は、略同じ膜厚で形成されているが、異なる膜厚で形成されていてもよい。
続いて、図2(D)に示すように、第2及び第3のカラーフィルタ層6〜7上、及び、犠牲膜層13上であって第1のカラーフィルタ層5の上方を一部覆う領域に、封止用層8を形成する。即ち、この封止用層8は、第1のカラーフィルタ層5の上方を一部開口するように形成される。本実施形態では、例えば、フォトリソグラフィー法を用いて封止用層8を形成することを想定しているが、本発明においてはこの形態に限られない。例えば、第2及び第3のカラーフィルタ層6〜7上及び犠牲膜層13上に有機材料層を形成し、当該有機材料層上に第1のカラーフィルタ層5の上方を一部開口するレジストを形成し、当該レジストをマスクとしたエッチングにより有機材料層に開口を形成して、封止用層8を形成してもよい。
続いて、図2(E)に示すように、例えばウェットエッチング法により、第1のカラーフィルタ層5の上面及び側面に形成されている犠牲膜層13を除去し、各カラーフィルタ層5〜7間に中空部9を形成する。この際、第2及び第3のカラーフィルタ層6〜7と第1の平坦化層4との間には、犠牲残膜層14が残る。なお、本例では、犠牲膜層13のエッチングとしてウェットエッチング法を適用したが、ドライエッチング法を用いてもよい。
ここで、本実施形態では、封止用層8の厚みを、犠牲膜層13の厚みよりも厚くする。これにより、封止用層8の厚みは、中空部9の幅よりも大きくなる(厚くなる)。
続いて、図2(F)に示すように、封止用層8を加熱して軟化させることにより、中空部9を封止する封止層10を形成する。ここで、封止用層8の加熱温度は、例えば、110℃以上250℃以下が好ましく、本実施形態では200℃とする。
続いて、図2(G)に示すように、まず、封止層10上及び第1のカラーフィルタ層5上に、第2の平坦化層11を形成する。
次いで、図2(G)に示すように、第2の平坦化層11上であって各受光部1の上方領域に、マイクロレンズ12を形成する。
なお、図2に示す例では、第2の平坦化層11を設けるようにしているが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではなく、例えば、11及び12に示す構成をマイクロレンズとして一体的に形成するようにしてもよい。
以上の図2(A)〜図2(G)の工程を経ることにより、各受光部1を有する画素が例えば2次元行列状に複数配設された固体撮像装置(固体撮像素子)100−2が作製される。
第2の実施形態では、まず、半導体基板SBの上方であって複数の受光部1のうちの所定の受光部(図2に示す例では中央に位置する受光部1)の上方領域に、所定の被中空部形成層であるカラーフィルタ層5を形成する。その後、カラーフィルタ層5(所定の被中空部形成層)における上面及び側面等に犠牲膜層13を形成し、前記所定の受光部と隣接する他の受光部(図2に示す例では左側及び右側に位置する受光部1)の上方領域に、他の被中空部形成層であるカラーフィルタ層6〜7を側面が犠牲膜層13と接するように形成する。その後、カラーフィルタ層6〜7上(他の被中空部形成層上)、及び、前記犠牲膜層上であってカラーフィルタ層5(所定の被中空部形成層)の上方を一部覆う領域に封止用層8を形成する。次いで、エッチングにより、カラーフィルタ層5(所定の被中空部形成層)の上面及び側面に形成されている犠牲膜層13を除去して中空部9を形成し、その後、封止用層8を加熱して軟化させ、封止用層8とカラーフィルタ層5(所定の被中空部形成層)とをつなげることにより、中空部9の開口領域を封止するようにしている。
かかる構成によれば、封止用層8を加熱して軟化させさることにより中空部9を封止するようにしているため、固体撮像装置に中空部を形成する際に、その形成プロセスの簡素化を実現することができる。
また、第2の実施形態では、封止用層8を加熱して軟化させ、中空部9を封止する際の加熱温度を最大でも250℃程度としているため、カラーフィルタ層等の有機材料成分の昇華によるパーティクルの発生を抑制でき、センサの欠陥を低減することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図3は、本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置(固体撮像素子)の製造方法の一例を示す模式図である。なお、図3において、図1及び図2に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。
まず、図3(A)について説明する。
図3(A)において、第1の平坦化層4以下の構成は、第1の実施形態における図1(A)と同様であるため、説明を省略する。
第1の平坦化層4を形成した後、図3(A)に示すように、第1の平坦化層4上であって図3(A)の中央に位置する受光部1の上方領域に、フォトリソグラフィー法を用いて、第1のカラーフィルタ層5を形成する。
続いて、図3(B)に示すように、第1のカラーフィルタ層5の上面及び側面を含む全面に、薄膜状の犠牲膜層13を形成する。この犠牲膜層13は、カラーフィルタ層間に中空部を形成するためのものである。また、犠牲膜層13は、カラーフィルタ層の材料と異なるエッチングレートを持つ材料、例えばシリコン酸化物(SiO2)やシリコン窒化物(SiN)等の無機材料を使用する。本例では、犠牲膜層13としてシリコン酸化膜からなる層を適用し、その成膜温度は250℃以下、その膜厚は200nm以下とすることが好ましく、本実施形態では成膜温度を200℃、膜厚を94nmとする。
続いて、図3(C)に示すように、第1のカラーフィルタ層5の上面及び側面に成膜した犠牲膜層13上に、フォトレジスト15を形成する。
続いて、図3(D)に示すように、フォトレジスト15をマスクとしたエッチングにより、第1のカラーフィルタ層5の上面及び側面の領域以外の犠牲膜層13を除去する。これにより、第1のカラーフィルタ層5の上面及び側面に犠牲膜層16が残る。その後、アッシングによりフォトレジスト15を除去する。
続いて、図3(E)に示すように、第1の平坦化層4上であって図3(E)の左側に位置する受光部1の上方領域に、フォトリソグラフィー法を用いて、第2のカラーフィルタ層6を形成する。次いで、図3(E)に示すように、第1の平坦化層4上であって図3(E)の右側に位置する受光部1の上方領域に、フォトリソグラフィー法を用いて、第3のカラーフィルタ層7を形成する。なお、図3(E)に示す例では、第2及び第3のカラーフィルタ層6〜7は、第1のカラーフィルタ層5と略同じ膜厚で形成されているが、異なる膜厚で形成されていてもよい。
続いて、図3(F)に示すように、第2及び第3のカラーフィルタ層6〜7上、及び、犠牲膜層16上であって第1のカラーフィルタ層5の上方を一部覆う領域に、封止用層8を形成する。即ち、この封止用層8は、第1のカラーフィルタ層5の上方を一部開口するように形成される。本実施形態では、例えば、フォトリソグラフィー法を用いて封止用層8を形成することを想定しているが、本発明においてはこの形態に限られない。例えば、第2及び第3のカラーフィルタ層6〜7上及び犠牲膜層16上に有機材料層を形成し、当該有機材料層上に第1のカラーフィルタ層5の上方を一部開口するレジストを形成し、当該レジストをマスクとしたエッチングにより有機材料層に開口を形成して、封止用層8を形成してもよい。
続いて、図3(G)に示すように、例えばウェットエッチング法により、第1のカラーフィルタ層5の上面及び側面に形成されている犠牲膜層16を除去し、各カラーフィルタ層5〜7間に中空部9を形成する。なお、本例では、犠牲膜層16のエッチングとしてウェットエッチング法を適用したが、ドライエッチング法を用いてもよい。
ここで、本実施形態では、封止用層8の厚みを、犠牲膜層16の厚みよりも厚くする。これにより、封止用層8の厚みは、中空部9の幅よりも大きくなる(厚くなる)。
続いて、図3(H)に示すように、封止用層8を加熱して軟化させることにより、中空部9を封止する封止層10を形成する。ここで、封止用層8の加熱温度は、例えば、110℃以上250℃以下が好ましく、本実施形態では200℃とする。
続いて、図3(I)に示すように、まず、封止層10上及び第1のカラーフィルタ層5上に、第2の平坦化層11を形成する。
次いで、図3(I)に示すように、第2の平坦化層11上であって各受光部1の上方領域に、マイクロレンズ12を形成する。
なお、図3に示す例では、第2の平坦化層11を設けるようにしているが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではなく、例えば、11及び12に示す構成をマイクロレンズとして一体的に形成するようにしてもよい。
以上の図3(A)〜図3(I)の工程を経ることにより、各受光部1を有する画素が例えば2次元行列状に複数配設された固体撮像装置(固体撮像素子)100−3が作製される。
第3の実施形態では、まず、半導体基板SBの上方であって複数の受光部1のうちの所定の受光部(図3に示す例では中央に位置する受光部1)の上方領域に、所定の被中空部形成層であるカラーフィルタ層5を形成する。その後、カラーフィルタ層5(所定の被中空部形成層)における上面及び側面に犠牲膜層16を形成し、前記所定の受光部と隣接する他の受光部(図3に示す例では左側及び右側に位置する受光部1)の上方領域に、他の被中空部形成層であるカラーフィルタ層6〜7を側面が犠牲膜層16と接するように形成する。その後、カラーフィルタ層6〜7上(他の被中空部形成層上)、及び、前記犠牲膜層上であってカラーフィルタ層5(所定の被中空部形成層)の上方を一部覆う領域に封止用層8を形成する。次いで、エッチングにより、カラーフィルタ層5(所定の被中空部形成層)の上面及び側面に形成されている犠牲膜層16を除去して中空部9を形成し、その後、封止用層8を加熱して軟化させ、封止用層8とカラーフィルタ層5(所定の被中空部形成層)とをつなげることにより、中空部9の開口領域を封止するようにしている。
かかる構成によれば、封止用層8を加熱して軟化させさることにより中空部9を封止するようにしているため、固体撮像装置に中空部を形成する際に、その形成プロセスの簡素化を実現することができる。
また、第3の実施形態では、封止用層8を加熱して軟化させ、中空部9を封止する際の加熱温度を最大でも250℃程度としているため、カラーフィルタ層等の有機材料成分の昇華によるパーティクルの発生を抑制でき、センサの欠陥を低減することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
図4は、本発明の第4の実施形態に係る固体撮像装置(固体撮像素子)の製造方法の一例を示す模式図である。なお、図4において、図1及び図2に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。
まず、図4(A)について説明する。
図4(A)において、第1の平坦化層4以下の構成は、第1の実施形態における図1(A)と同様であるため、説明を省略する。
第1の平坦化層4を形成した後、図4(A)に示すように、第1の平坦化層4上であって図4(A)の中央に位置する受光部1の上方領域に、フォトリソグラフィー法を用いて、第1のカラーフィルタ層5を形成する。
続いて、図4(B)に示すように、第1のカラーフィルタ層5の上面及び側面を含む全面に、薄膜状の犠牲膜層13を形成する。この犠牲膜層13は、カラーフィルタ層間に中空部を形成するためのものである。また、犠牲膜層13は、カラーフィルタ層の材料と異なるエッチングレートを持つ材料、例えばシリコン酸化物(SiO2)やシリコン窒化物(SiN)等の無機材料を使用する。本例では、犠牲膜層13としてシリコン酸化膜からなる層を適用し、その成膜温度は250℃以下、その膜厚は200nm以下とすることが好ましく、本実施形態では成膜温度を200℃、膜厚を94nmとする。
続いて、図4(C)に示すように、犠牲膜層13に対して、異方性ドライエッチング法を用いてエッチバックし、第1のカラーフィルタ層5の側面の領域以外の犠牲膜層13を除去する。これにより、第1のカラーフィルタ層5の側面に犠牲膜層17が残る。
続いて、図4(D)に示すように、第1の平坦化層4上であって図4(D)の左側に位置する受光部1の上方領域に、フォトリソグラフィー法を用いて、第2のカラーフィルタ層6を形成する。次いで、図4(D)に示すように、第1の平坦化層4上であって図4(D)の右側に位置する受光部1の上方領域に、フォトリソグラフィー法を用いて、第3のカラーフィルタ層7を形成する。なお、図4(D)に示す例では、第2及び第3のカラーフィルタ層6〜7は、第1のカラーフィルタ層5と略同じ膜厚で形成されているが、異なる膜厚で形成されていてもよい。
続いて、図4(E)に示すように、各カラーフィルタ層5〜7上に、封止用層8を形成する。即ち、封止用層8は、図4(E)に示すように、犠牲膜層17上の領域を開口して形成される。本実施形態では、例えば、フォトリソグラフィー法を用いて封止用層8を形成することを想定しているが、本発明においてはこの形態に限られない。例えば、各カラーフィルタ層5〜7上及び犠牲膜層17上に有機材料層を形成し、当該有機材料層上に犠牲膜層17の上方領域を開口するレジストを形成し、当該レジストをマスクとしたエッチングにより有機材料層に開口を形成して、封止用層8を形成してもよい。なお、図4(E)に示す例では、犠牲膜層17上の全ての領域を開口する封止用層8を形成するようにしているが、例えば、犠牲膜層17上の一部の領域を開口する封止用層8を形成するようにしてもよい。
続いて、図4(F)に示すように、例えばウェットエッチング法により、第1のカラーフィルタ層5の側面(各カラーフィルタ層5〜7間)に形成されている犠牲膜層17を除去し、各カラーフィルタ層5〜7間に中空部9を形成する。なお、本例では、犠牲膜層17のエッチングとしてウェットエッチング法を適用したが、ドライエッチング法を用いてもよい。
ここで、本実施形態では、封止用層8の厚みを、犠牲膜層17の厚みよりも厚くする。これにより、封止用層8の厚みは、中空部9の幅よりも大きくなる(厚くなる)。
続いて、図4(G)に示すように、封止用層8を加熱して軟化させ、中空部9の開口領域でオーバーハングさせる(図4(G)の例では隣接する封止用層8同士をつなげる)ことにより、中空部9を封止する封止層10を形成する。ここで、封止用層8の加熱温度は、例えば、110℃以上250℃以下が好ましく、本実施形態では200℃とする。
続いて、図4(H)に示すように、まず、封止層10上に、第2の平坦化層11を形成する。
次いで、図4(H)に示すように、第2の平坦化層11上であって各受光部1の上方領域に、マイクロレンズ12を形成する。
なお、図4に示す例では、第2の平坦化層11を設けるようにしているが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではなく、例えば、11及び12に示す構成をマイクロレンズとして一体的に形成するようにしてもよい。
以上の図4(A)〜図4(H)の工程を経ることにより、各受光部1を有する画素が例えば2次元行列状に複数配設された固体撮像装置(固体撮像素子)100−4が作製される。
第4の実施形態では、まず、半導体基板SBの上方であって複数の受光部1のうちの所定の受光部(図4に示す例では中央に位置する受光部1)の上方領域に、所定の被中空部形成層であるカラーフィルタ層5を形成する。その後、カラーフィルタ層5(所定の被中空部形成層)における側面に犠牲膜層17を形成し、前記所定の受光部と隣接する他の受光部(図4に示す例では左側及び右側に位置する受光部1)の上方領域に、他の被中空部形成層であるカラーフィルタ層6〜7を側面が犠牲膜層17と接するように形成する。その後、カラーフィルタ層5上(所定の被中空部形成層上)、及び、カラーフィルタ層6〜7上(他の被中空部形成層上)に、封止用層8を形成する。次いで、エッチングにより、犠牲膜層17を除去して中空部9を形成し、その後、封止用層8を加熱して軟化させ、隣接する封止用層同士をつなげることにより、中空部9の開口領域を封止するようにしている。
かかる構成によれば、封止用層8を加熱して軟化させさることにより中空部9を封止するようにしているため、固体撮像装置に中空部を形成する際に、その形成プロセスの簡素化を実現することができる。
また、第4の実施形態では、封止用層8を加熱して軟化させ、中空部9を封止する際の加熱温度を最大でも250℃程度としているため、カラーフィルタ層等の有機材料成分の昇華によるパーティクルの発生を抑制でき、センサの欠陥を低減することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
図5は、本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置(固体撮像素子)の製造方法の一例を示す模式図である。なお、図5において、図1に示す構成と同様の構成については同じ符号を付している。
まず、図5(A)について説明する。
図5(A)において、配線層2及び層間絶縁層3からなる多層配線構造MI以下の構成は、第1の実施形態における図1(A)と同様であるため、説明を省略する。
多層配線構造MIを形成した後、図5(A)に示すように、多層配線構造MI(第4の層間絶縁層3d)の上面上に、各受光部1の両側の上方領域を開口する封止用層8を形成する。即ち、封止用層8は、多層配線構造MIの上面上に形成され、複数の受光部1の各受光部間の上方領域に開口を有するものである。本実施形態では、例えば、フォトリソグラフィー法を用いて封止用層8を形成することを想定しているが、本発明においてはこの形態に限られない。例えば、多層配線構造MIの上面上に有機材料層を形成し、当該有機材料層上に各受光部1の両側の上方領域を開口するレジストを形成し、当該レジストをマスクとしたエッチングにより有機材料層に開口を形成して、封止用層8を形成してもよい。
続いて、図5(B)に示すように、封止用層8をマスクとした異方性エッチング法により、層間絶縁層3における封止用層8の開口領域をエッチングする。これにより、層間絶縁層3の、各受光部1の両側の上方領域に中空部9が形成される。
ここで、本実施形態では、封止用層8の厚みを、封止用層8の開口幅よりも大きくする。これにより、封止用層8の厚みは、中空部9の幅よりも大きくなる(厚くなる)。
続いて、図5(C)に示すように、封止用層8を加熱して軟化させ、中空部9の開口領域でオーバーハングさせる(図5(C)の例では隣接する封止用層8同士をつなげる)ことにより、中空部9を封止する封止層10を形成する。ここで、封止用層8の加熱温度は、例えば、110℃以上400℃以下(より好適には250℃以下)が好ましく、本実施形態では200℃とする。
続いて、図5(D)に示すように、封止層10上に、第1の平坦化層4を形成する。
続いて、図5(E)に示すように、第1の平坦化層4に、フォトリソグラフィー法を用いて、第1のカラーフィルタ層5、第2のカラーフィルタ層6、及び、第3のカラーフィルタ層7を形成する。
続いて、図5(F)に示すように、まず、各カラーフィルタ層5〜7上に、第2の平坦化層11を形成する。
次いで、図5(F)に示すように、第2の平坦化層11上に、マイクロレンズ12を形成する。
なお、図5に示す例では、第2の平坦化層11を設けるようにしているが、本実施形態においてはこの態様に限定されるものではなく、例えば、11及び12に示す構成をマイクロレンズとして一体的に形成するようにしてもよい。
以上の図5(A)〜図5(F)の工程を経ることにより、各受光部1を有する画素が例えば2次元行列状に複数配設された固体撮像装置(固体撮像素子)100−5が作製される。
第5の実施形態では、まず、被中空部形成層である層間絶縁層3上に、各受光部1の両側の上方領域を開口する封止用層8を形成し、当該封止用層8をマスクとしたエッチングにより層間絶縁層3における封止用層8の開口領域に中空部9を形成する。その後、封止用層8を加熱して軟化させ、隣接する封止用層同士をつなげることにより、中空部9の開口領域を封止するようにしている。
かかる構成によれば、封止用層8を、中空部9をエッチングにより形成する際のマスクとして用いるとともに中空部9の開口を封止する封止層として用いている。また、封止用層8を加熱して軟化させさることにより中空部9を封止するようにしている。これにより、固体撮像装置に中空部を形成する際に、その形成プロセスの簡素化を実現することができる。
(その他の実施形態)
また、例えば、上述した第1〜第4の実施形態に係る固体撮像装置(固体撮像素子)100において、多層配線構造MI(層間絶縁層3)と第1の平坦化層4との間であって各受光部1の上方領域に、インナーレンズ(層内レンズ)を設けるようにしてもよい。一例として、例えばシリコン窒化物からなる上に凸のインナーレンズを設ける。このように、インナーレンズを設けることにより、当該インナーレンズとマイクロレンズ12とを組み合わせることで、各受光部1への集光効率を向上させることができる。
さらに、例えば、上述した第1〜第5の実施形態に係る固体撮像装置(固体撮像素子)100において、層間絶縁層3に、当該層間絶縁層3を貫通し各受光部1と接する導波路(光導波路)を設けるようにしてもよい。即ち、当該各受光部上に導波路を設けるようにしてもよい。一例として、例えばシリコン窒化物からなる導波路を設ける。このように、導波路を設けることにより、各受光部1への集光効率を向上させることができる。
なお、上述した本発明の各実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 受光部、2 配線層、2a 第1の配線層、2b 第2の配線層、2c 第3の配線層、3 層間絶縁層、3a 第1の層間絶縁層、3b 第2の層間絶縁層、3c 第3の層間絶縁層、3d 第4の層間絶縁層、4 第1の平坦化層、5 第1のカラーフィルタ層、6 第2のカラーフィルタ層、7 第3のカラーフィルタ層、8 封止用層、9 中空部(エアーギャップ)、10 封止層、11 第2の平坦化層、12 マイクロレンズ、100−1 固体撮像装置(固体撮像素子)、SB 半導体基板、MI 多層配線構造

Claims (9)

  1. 半導体基板の上面に複数の受光部が設けられた固体撮像装置の製造方法であって、
    前記半導体基板の上方に、カラーフィルタ層を形成する工程と、
    前記カラーフィルタ層の上に、複数の開口を有する封止用層を形成する工程と、
    前記複数の受光部の各受光部間の上方領域であって、前記カラーフィルタ層に複数の中空部を形成する工程と、
    前記封止用層を加熱して軟化させ、前記複数の中空部を残存させつつ、前記複数の中空部の上部を前記封止用層の材料で封止する封止層を形成する工程と
    を含むことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  2. 前記封止用層の前記複数の開口は、前記複数の受光部の各受光部間の上方領域に形成され、
    前記複数の中空部は、前記封止用層をマスクとしたエッチングにより、前記カラーフィルタ層における前記複数の受光部の各受光部間の上方領域に形成されることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。
  3. 半導体基板の上面に複数の受光部が設けられた固体撮像装置の製造方法であって、
    前記半導体基板の上方であって、前記複数の受光部のうちの第1の受光部の上方領域に、第1のカラーフィルタ層を形成する工程と、
    前記第1のカラーフィルタ層における上面および側面に、犠牲膜層を形成する工程と、
    前記半導体基板の上方であって、前記第1の受光部と隣接する第2の受光部の上方領域に、前記犠牲膜層のうちの前記第1のカラーフィルタ層の上面の少なくとも一部を露出するように第2のカラーフィルタ層を形成する工程と、
    前記第1のカラーフィルタ層および前記第2のカラーフィルタ層の上に、前記第1のカラーフィルタ層の上面の上に形成されている前記犠牲膜層を露出させる開口を有する封止用層を形成する工程と、
    前記封止用層の前記開口を通じて、前記犠牲膜層をエッチングによって除去することにより、前記第1のカラーフィルタ層と前記第2のカラーフィルタ層との間に中空部を形成する工程と、
    前記封止用層を加熱して軟化させ、前記中空部の上部を前記封止用層の材料で封止する封止層を形成する工程と
    を含むことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  4. 半導体基板の上面に複数の受光部が設けられた固体撮像装置の製造方法であって、
    前記半導体基板の上方であって、前記複数の受光部のうちの第1の受光部の上方領域に、第1のカラーフィルタ層を形成する工程と、
    前記第1のカラーフィルタ層の側面に犠牲膜層を形成する工程と、
    前記半導体基板の上方であって、前記第1の受光部と隣接する第2の受光部の上方領域に、前記犠牲膜層と接するように第2のカラーフィルタ層を形成する工程と、
    前記第1のカラーフィルタ層および前記第2のカラーフィルタ層の上に、前記犠牲膜層を露出させる開口を有する封止用層を形成する工程と、
    前記封止用層の前記開口を通じて、前記犠牲膜層をエッチングによって除去することにより、前記第1のカラーフィルタ層と前記第2のカラーフィルタ層との間に中空部を形成する工程と、
    前記封止用層を加熱して軟化させ、前記中空部が前記封止用層の材料で充填されないように、前記中空部の上部を前記封止用層の材料で封止する封止層を形成する工程と
    を含むことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  5. 前記封止用層は、有機材料からなるものであり、
    前記封止用層を前記加熱する際の温度は、110℃以上250℃以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  6. 前記封止用層の厚みは、前記中空部の幅よりも厚いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  7. 前記複数の受光部の各受光部の上方にマイクロレンズを形成する工程を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  8. 前記複数の受光部の各受光部上に導波路を形成する工程を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  9. 前記複数の受光部の各受光部の上方にインナーレンズを形成する工程を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法。
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