JP6120503B2 - 枠体構造、及び、開口部装置 - Google Patents
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Description
開口部に配置される枠体と、
前記開口部を開放、閉鎖するための開閉体とを有する開口部装置の枠体構造であって、
前記開閉体と枠体の間の隙間には、隙間用部材が設けられ、
前記枠体は、
前記開閉体の端部を収容するためのガイド溝を有し、
前記ガイド溝は、前記開閉体を挟んで対向する室内側見付面部と室外側見付面部を有し、
前記室内側見付面部と前記室外側見付面部において、前記開閉体と対向する側に前記隙間用部材が設けられ、
前記隙間用部材は、
前記開閉体のおもて面、又は、うら面を加熱した場合に、燃焼しない部材、又は、炭化する部材にて構成され、
少なくとも前記室内側見付面部、又は、前記室外側見付面部の一方には、
前記隙間用部材よりも前記ガイド溝の見付方向外側であって、前記開閉体と対向する面で、かつ前記開閉体と当接しない位置に、熱により膨張する加熱発泡材が設けられ、
前記加熱発泡材の見付方向外側の端部は、前記開閉体の幅方向の端部よりも、見付方向外側に配置される、
枠体構造とする。
前記隙間用部材は、
弾性変形をする部材にて構成される、こととする。
前記開閉体の幅方向の端部には、
前記枠体からの幅方向の脱落を防止するための抜け止め部材が設けられ、
前記枠体には、前記抜け止め部材を挿通するための縦溝部が設けられ、
前記枠体の幅方向において、
前記抜け止め部材よりも前記開閉体の中央側となる位置に、
前記隙間用部材が設けられる構成とする。
前記開閉体はシャッターであり、
前記隙間用部材の一部がシャッターのおもて面、及び/又は、うら面に当接し、
前記シャッターのばたつきを防止する構成とする。
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の枠体構造を備える開口部装置とする。
前記開閉体はシャッターであり、
第2の隙間用部材を、前記シャッターの巾木に設け、
前記シャッターを全閉した状態で、前記巾木と前記巾木の下方の隙間が、前記第2の隙間用部材によって塞がれることとする。
図1は、本発明を適用する開口部装置の一例であるシャッター装置1の外観について示すものである。シャッター装置1は、上下方向に移動する開閉体としてのシャッター2(シャッターカーテン)と、シャッター2の幅方向の両側部に配置される枠体3,4を備えている。なお、シャッター2は、長尺のスラットを上下方向に連設して一枚の板状部材として構成されるものである。
即ち、建物の開口部に配置される枠体3と、開口部を開放、閉鎖するための開閉体としてのシャッター2を備えるシャッター装置1であって、
シャッター2と枠体3の間の隙間には、隙間用部材40が設けられ、
隙間用部材40は、
前記開閉体のおもて面、又は、うら面を加熱した場合に、
燃焼しない部材(例えば、継続して炎が出ない部材)、
又は、
炭化する部材(例えば、温度上昇した際に、炎を出さずに炭化する部材)、にて構成されることとする。
シャッター2のおもて面22と枠体3の間の隙間3a、及び/又は、
シャッター2のうら面23と枠体3の間の隙間3b、に設けられる構成とする。
図2に示される本実施形態では、隙間3a,3bの両方を塞ぐようにそれぞれ設けられるが、いずれか一方に設けることとしてもよい。
隙間用部材40は、
枠体3の幅方向Xの少なくとも一側の端部であって、シャッター2(開閉体)の中央側Cの端部に配置される構成とする。
シャッター2の幅方向の端部21には、
枠体3からの幅方向の脱落を防止するための抜け止め部材8が設けられ、
枠体3には、抜け止め部材8を挿通するための縦溝部38が設けられ、
枠体3の幅方向において、
抜け止め部材8よりもシャッター2の中央側Cとなる位置に、
隙間用部材40が設けられる構成とする。
枠体3には、加熱された際に熱膨張することで、シャッター2体の少なくとも一面(実施例ではうら面23)に当接する第二の隙間用部材80が設けられ、第二の隙間用部材80によって、シャッター2によって区画する空間(実施例では室内空間と室外空間)を繋ぐ経路91(図6)が遮断される構成とする。
試験条件:
本発明の効果を確認するために、図8に示すように試験を行った。
シャッター装置1を試験機50の開口部に設置し、シャッター2にて試験機50を密閉状態としつつ、試験機50内の温度を上昇させた。
温度上昇は、ISO834に準ずる加熱曲線Kに倣った温度上昇とした。
基材部及び当接部を加熱すると炭化する樹脂部材にて構成した隙間用部材を、シャッターの支持部の上下寸法と略同一としたものを設置した。
基材部、及び、糸部がポリプロピレン(PP)にて構成される隙間用部材を、シャッターの支持部の上下寸法と略同一としたものを設置した。
(1)温度上昇の実測値について:
図8に示すごとく、シャッター2のおもて面23の測定箇所23Aにおける温度変化を経時的に記録した結果、図9に示す結果となった。図9の横軸は時間(分)、縦軸は温度(℃)である。
試験体1(本発明実施形態)は、図10(A)に示すように、加熱開始して約5分経過した後から徐々に糸部が収縮し、そのまま炭化して、枠体3に付着したままの状態で残された。なお、第二の隙間用部材80については、図6に示すように、熱膨張することが確認された。
2 シャッター
3 枠体
8 抜け止め部材
21 端部
34 見付面部
35 見付面部
40 隙間用部材
80 第二の隙間用部材
Claims (6)
- 開口部に配置される枠体と、
前記開口部を開放、閉鎖するための開閉体とを有する開口部装置の枠体構造であって、
前記開閉体と枠体の間の隙間には、隙間用部材が設けられ、
前記枠体は、
前記開閉体の端部を収容するためのガイド溝を有し、
前記ガイド溝は、前記開閉体を挟んで対向する室内側見付面部と室外側見付面部を有し、
前記室内側見付面部と前記室外側見付面部において、前記開閉体と対向する側に前記隙間用部材が設けられ、
前記隙間用部材は、
前記開閉体のおもて面、又は、うら面を加熱した場合に、燃焼しない部材、又は、炭化する部材にて構成され、
少なくとも前記室内側見付面部、又は、前記室外側見付面部の一方には、
前記隙間用部材よりも前記ガイド溝の見付方向外側であって、前記開閉体と対向する面で、かつ前記開閉体と当接しない位置に、熱により膨張する加熱発泡材が設けられ、
前記加熱発泡材の見付方向外側の端部は、前記開閉体の幅方向の端部よりも、見付方向外側に配置される、
枠体構造。 - 前記隙間用部材は、
弾性変形をする部材にて構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の枠体構造。 - 前記開閉体の幅方向の端部には、
前記枠体からの幅方向の脱落を防止するための抜け止め部材が設けられ、
前記枠体には、前記抜け止め部材を挿通するための縦溝部が設けられ、
前記枠体の幅方向において、
前記抜け止め部材よりも前記開閉体の中央側となる位置に、
前記隙間用部材が設けられる構成とする、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の枠体構造。 - 前記開閉体はシャッターであり、
前記隙間用部材の一部がシャッターのおもて面、及び/又は、うら面に当接し、
前記シャッターのばたつきを防止する構成とする、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の枠体構造。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の枠体構造を備える開口部装置。
- 前記開閉体はシャッターであり、
第2の隙間用部材を、前記シャッターの巾木に設け、
前記シャッターを全閉した状態で、前記巾木と前記巾木の下方の隙間が、前記第2の隙間用部材によって塞がれる、
ことを特徴とする請求項5に記載の開口部装置。
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JP2012173503A JP6120503B2 (ja) | 2012-08-05 | 2012-08-05 | 枠体構造、及び、開口部装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012173503A JP6120503B2 (ja) | 2012-08-05 | 2012-08-05 | 枠体構造、及び、開口部装置 |
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JP2014031661A JP2014031661A (ja) | 2014-02-20 |
JP6120503B2 true JP6120503B2 (ja) | 2017-04-26 |
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ID=50281698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012173503A Active JP6120503B2 (ja) | 2012-08-05 | 2012-08-05 | 枠体構造、及び、開口部装置 |
Country Status (1)
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2012
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