JP6119350B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外部の電気機器(例えば電動船外機など)へ電力を供給する電源装置に関する。
電動モータを備えた電動船外機と、前記電動モータへ電力を供給する電源装置(電源部)とが別体に構成された構造が、特許文献1に開示されている。この特許文献1における電源装置(電源部)は、ユニットケースの側面に、電池パックを装着する開口を備えた電池パック装着部が設けられ、電池パック及び電池パック装着部がユニットケースの外側に露出して構成されている。
特開2011−213239号公報
一般に、電動船外機は小出力のものが大半であり、小型のフィッシング用ボートで使用されることが多い。この小型のフィッシング用ボート上では電源装置(電源部)を収納可能なキャビン(部屋)を装備したものはほとんどないので、上記電源装置は船体のデッキに設置されるのが一般的である。
しかしながら、このように電源装置を船体のデッキに設置したのでは、この電源装置は雨水や波飛沫を被るので、浸水による漏電や短絡などを防止するための防水対策が不可欠となるが、特許文献1では防水対策が何ら施されていない。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、電池パックケースに収納された電池パックに対する防水性を向上できると共に、電池パックから発生するガスを良好に排出できる電源装置を提供することにある。
本発明に係る電源装置は、電池パックを電池パックケースに収納して外部の電気機器へ電力を供給する電源装置において、前記電池パックケースが、前記電池パックを出入可能な開口を備えたケース本体と、このケース本体の開口を液密に閉塞可能な蓋部材と、これらのケース本体と蓋部材の少なくとも一方に貫通して形成された換気口に設けられ、液体の通過を許容しないが気体の通過を許容するフィルタ装置と、を有して構成され、前記電池パックケースと前記電池パックとの間には、この電池パックを保持する緩衝材が配設され、この緩衝材には、前記電池パックケースとの間に上下方向に延びる凹溝形状の縦向き通路が形成され、前記電池パックケースの上部と下部のそれぞれに前記換気口が、前記縦向き通路に連通し、この縦向き通路の上部と下部に位置づけられて形成されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、電源装置の電池パックケースには、ケース本体と蓋部材との少なくとも一方に形成された換気口に、液体の通過を許容しないが気体の通過を許容するフィルタ装置が設けられている。このため、電源装置を屋外や水上などで使用する場合でも電池パックに対する防水性を確保できる。更に、電池パックから発生したガスをフィルタ装置を経て外部へ排出できるので、電池パックケースの内圧上昇による損傷や、前記ガスが可燃性ガスである場合に生ずる火災などを確実に防止できる。
本発明に係る電源装置の第1実施形態を電動船外機と共に示す斜視図。 図1の電源装置及び電動船外機の船体への設置状況を示し、(A)は平面図、(B)は斜視図。 図1の電源装置を示す背面図。 図3のIV−IV線に沿う断面図。 図4のV−V線に沿う断面図。 図1の電源装置においてキャリングハンドルを伸長させた状態を示し、(A)は背面図、(B)は側面図。 図1の電源装置においてキャリングハンドルを伸長させた状態を示し、(A)は停止状態を示す側面図、(B)は移動状態を示す側面図。 本発明に係る電源装置の第2実施形態を示す背面図。 図8のIX−IX線に沿う断面図。 図8の電源装置を示す斜視図。 本発明に係る電源装置の第3実施形態を示す背面図。 図11のXII−XII線に沿う断面図。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。
[A]第1実施形態(図1〜図7)
図1は、本発明に係る電源装置の第1実施形態を電動船外機と共に示す斜視図である。また、図2は、図1の電源装置及び電動船外機の船体への設置状況を示し、(A)が平面図、(B)が斜視図である。尚、以下の各実施形態において電動船外機の「前方」は、この電動船外機が取り付けられた船体の前進方向と一致する。
図1に示す電動船外機10は、駆動源として電動モータ15を内蔵し、この電動モータ15に電力を供給する電源装置11が、電動船外機10と別体に設けられる。これらの電動船外機10と電源装置11とは、電力供給用及び信号伝達用の外部ケーブル12を介して接続されている。上述のように電動船外機10は、電源装置11が電力を供給する外部の電気機器である。
電動船外機10は船外機本体13と取付ブラケット14とを有してなり、取付ブラケット14が船外機本体13を船体16(図2)のトランサム16Aに取り付ける。船外機本体13は、図1に示すように、上部に配置された前記電動モータ15の駆動力により下部に配置されたプロペラ17を回転駆動する。
つまり、船外機本体13はその上部にモータカバー18を有し、このモータカバー18内に電動モータ15が収納される。モータカバー18の前下部に操舵ハンドル19が前方へ延設され、この操舵ハンドル19の先端に電動モータ15の出力調整用のスロットグリップ20が設けられる。また、操舵ハンドル19には、電動モータ15の正転または逆転を切り替えるシフトスイッチ(不図示)が設置されている。
モータカバー18の下部にはドライブシャフトハウジング21が下方へ向かって延設され、このドライブシャフトハウジング21の下部にギアケース22が設けられる。ドライブシャフトハウジング21の内部にドライブシャフト(不図示)が、ギアケース22の内部にプロペラシャフト(不図示)がそれぞれ配置され、このプロペラシャフトの後端にプロペラ17が回転一体に設けられる。電動モータ15の駆動力は、ドライブシャフト及びプロペラシャフトなどを経てプロペラ17へ伝達されて、このプロペラ17を正転または逆転させる。
前記取付ブラケット14は、船体16のトランサム16Aを把持可能に設けられると共に、船外機本体13を船体16に対して水平方向及び鉛直方向に旋回可能とする。従って、電動船外機10は、船外機本体13を船体16に対して鉛直方向にトリム、チルトさせることが可能となり、更に操舵ハンドル19が水平方向に操作されることで、船外機本体13の水平方向の向きを変更させて船体16を操舵可能とする。
さて、電源装置11は、図2に示すように船体16のデッキ16Bに設置され、図3及び図4に示すように、電池パックケース25、電池パック26、電池パック装着部としての電池パックホルダ27、電池パック制御部28、及び緩衝材としてのフォーム29を有して構成される。
電池パック26は、電動船外機10の電動モータ15へ電力を供給する電源(バッテリ)であり、パッケージ化されて構成される。また、電池パックホルダ27は、電池パック26の外形と略相似形に形成されてインナケースとして機能し、電池パック26を着脱可能に保持する。更に、電池パック制御部28は、電池パックホルダ27に取り付けられ、電池パック26の状態を管理すると共に、電池パック26から電動船外機10の電動モータ15へ供給する電力を制御する。
電池パックケース25は箱形状に形成されて、電池パック26、電池パックホルダ27及び電池パック制御部28を収納するものであり、ケース本体30と蓋部材31とを備えて構成される。ケース本体30は、電池パック26を出入可能な開口30Aを備え、この開口30Aを蓋部材31が閉塞可能とする。これらのケース本体30と蓋部材31との間に、液密機能を備えたシール材32が介在される。
フォーム29は、弾性を備えた材料、例えば発泡部分が互いに独立した独立発泡成形体から構成される。このフォーム29は、電池パックケース25のケース本体30と電池パック26、電池パックホルダ27及び電池パック制御部28との間に充填されて、これらの電池パック26、電池パックホルダ27及び電池パック制御部28を緩衝可能に保持する。
電池パック26の出力端子33は、電池パック制御部28の電池パック用コネクタ34に着脱自在に接続される。この電池パック用コネクタ34は、電池パックホルダ27に取り付けられている。また、電池パック制御部28は、電力供給用及び信号伝達用の内部ケーブル35を介して電源装置側コネクタ36に接続される。図1に示す前記外部ケーブル12は、電動船外機10の船外機本体13に接続されてこの船外機本体13から延び、この外部ケーブル12の先端に配置された船外機側コネクタ37に前記電源装置側コネクタ36が着脱自在に接続される。電池パック26に蓄電された電力は、上述の出力端子33、電池パック用コネクタ34、電池パック制御部28、内部ケーブル35、電源装置側コネクタ36、船外機側コネクタ37及び外部ケーブル12を経て、船外機本体13の電動モータ15へ給電される。
従って、電源装置側コネクタ36は、電源装置11から電動船外機10へ電力を供給する電源装置11の電力出力部として機能する。また、この電源装置側コネクタ36は、図4及び図5に示すように、電池パックケース25の蓋部材31の天部に設置され、この電源装置側コネクタ36と蓋部材31との間に、液密機能を備えたシール材38が介在される。このシール材38と前記シール材32とにより、電池パックケース25は液密構造に構成されて防水性が確保される。
また、電池パックケース25のケース本体30には、図3及び図6に示すように、電源装置11を移動及び搬送させるためのキャリングハンドル40と、一対の車輪41とが設置されている。キャリングハンドル40は、ケース本体30の外壁の一側面である背面42に上下方向に延在して設けられ、伸縮可能な筒体としての一対のシャフト部43と、このシャフト部43の先端に装架されたハンドル部44とを有して、下向きU字形状に構成される。電源装置11を移動及び搬送させる際にキャリングハンドル40のシャフト部43が伸長され、電源装置11を設置する際にシャフト部43が収縮される。
車輪41は、キャリングハンドル40が設置されたケース本体30の背面42の下側角部に配置されて転動可能に設けられ、キャリングハンドル40による電源装置11の移動を補助する。具体的には、車輪41は、その外径が、図3及び図7(A)に示すように、ケース本体30の背面42よりも寸法T1だけ電源装置11の移動方向A側(背面42側)へ突出すると共に、ケース本体30の底面45よりも寸法T2だけ電源装置11の上方に位置づけられるように、ケース本体30に配置される。
車輪41の外径がケース本体30の背面42よりも寸法T1だけ電源装置11の移動方向A側へ突出することで、図7(B)に示すように、電源装置11をキャリングハンドル40側へ傾斜させたときに、ケース本体30が設置面46から離れると共に、車輪41が設置面46に接触する。これにより、電源装置11は、キャリングハンドル40及び車輪41を用いて移動方向Aに容易に移動される。また、車輪41の外径がケース本体30の底面45よりも寸法T2だけ電源装置11の上方に位置づけられることで、図3及び図7(A)に示すように、電源装置11を直立状態として設置面46に設置する際に、車輪41が設置面46から離れると共に、ケース本体30の底面45が設置面46に接触し、これらの底面45と設置面46間の摩擦力により電源装置11が設置面46に安定して設置される。
図3及び図4に示すように、フォーム29には、背面に縦向き通路50Aが、正面に縦向き通路50Bが、それぞれ電池パックケース25のケース本体30との間に、上下方向に延在して凹溝形状に形成されている。これらの縦向き通路50A及び50Bは、電源装置11の幅方向Wにおいて同一位置に形成され、電池パックケース25と電池パック26との間の所定の隙間として機能する。
フォーム29には、更に、縦向き通路50A及び50Bの両下部を連通する横向き通路51Aが形成される。また、ケース本体30の開口30A近傍には、縦向き通路50A及び50Bの両上部に連通する横向き通路51Bが形成される。従って、縦向き通路50A及び50Bと横向き通路51A及び51Bとにより、電池パック26の周囲に気体が周回する周回通路52(即ち、順次連通する縦向き通路50A、横向き通路51A、縦向き通路50B、横向き通路51B)が設けられる。
この周回通路52は、図3に示すように、電源装置11の幅方向Wに複数設けられると共に、各周回通路52が連通通路53により互いに連通される。この連通通路53は、フォーム29の背面と正面の少なくとも一方に凹溝形状に形成されたものが好ましい。
また、電池パックケース25の上部と下部、つまりケース本体30と蓋部材31との少なくとも一方の上部と下部、本実施形態ではケース本体30の上部と下部のそれぞれには、ケース本体30の内部と外部を連通する換気口54が形成されている。これらの換気口54は、ケース本体30におけるキャリングハンドル40の一対のシャフト部43間に形成される。従って、これらの換気口54は、一つの周回通路52における縦向き通路50Aの上部と下部に位置づけられて、この縦向き通路50Aに連通する。
上述の上部及び下部の換気口54のそれぞれにフィルタ装置55が配置される。このフィルタ装置55は、水などの液体の通過を許容しないが、空気やガスなどの気体の通過を許容し得るように構成されている。従って、フィルタ装置55を通して雨水や波飛沫が電池パックケース25内に浸入することが防止されると共に、電池パックケース25の内外の空気がフィルタ装置55を通して流出入することや、電池パック26で発生したガスをフィルタ装置55を通して電池パックケース25外へ排出することが可能になる。
以上のように構成されたことから、本第1実施形態によれば、次の効果(1)〜(6)を奏する。
(1)図3及び図4に示すように、電源装置25の電池パックケース25は、シール材32及び38によって液密構造に構成されている。更に、電源装置11の電池パックケース25には、ケース本体30の上部と下部に形成されたそれぞれの換気口54に、液体の通過を許容しないが気体の通過を許容し得るフィルタ装置55が設けられている。
このため、電源装置11を屋外や水上などで使用する場合でも電池パック26に対する防水性を確保でき、電池パック26の出力端子33の錆による接触不良や送電不良を未然に防止できる。更に、電池パック26から発生したガスをフィルタ装置55を経て外部へ排出できるので、電池パックケース25の内圧上昇による損傷や、前記ガスが可燃性ガスである場合に生ずる火災などを確実に防止できる。
(2)電池パックケース25のケース本体30における上部と下部のそれぞれに換気口54が形成され、これらの換気口54にフィルタ装置55が配置されたので、フィルタ装置55を通しての空気の流出入によって、温度上昇した空気を上部のフィルタ装置55から電池パックケース25外へ排出し、温度が低い外気を下部のフィルタ装置55から電池パックケース25内へ取り込むことができる。このような、空気の対流による循環作用によって、電池パック26の冷却性を向上できると共に、電池パックケース25内が過度な高温になることを防止できる。
(3)電源装置11の電池パックケース25内で、電池パック26、電池パックホルダ27及び電池パック制御部28を緩衝保持するフォーム29に、上下方向に延びる凹溝形状の縦向き通路50Aが形成され、この縦向き通路50Aの上部と下部に換気口54が連通されたので、この換気口54は、電池パックケース26や電池パックホルダ27等によって塞がれることがない。このため、この換気口54に配設されたフィルタ装置55を通して、電池パックケース25の換気を確実に実現できる。
(4)電源装置11の電池パックケース25内で、電池パック26、電池パックホルダ27及び電池パック制御部28を緩衝保持するフォーム29の背面、正面に、上下方向に延びる縦向き通路50A、50Bがそれぞれ形成され、これらの縦向き通路50A及び50Bの下部が横向き通路51Aにより、上部が横向き通路51Bによりそれぞれ連通されて、気体が周回する周回通路52が形成され、この周回通路52を構成する縦向き通路50Aの上部と下部に換気口54が連通している。このため、換気口54に配置されたフィルタ装置55を通して周回通路52内に外気を直接導入できるので、フォーム29により保持される電池パック26の周囲に外気を供給して、この電池パック26を好適に冷却できる。
(5)電源装置11の電池パックケース25内で、電池パック26、電池パックホルダ27及び電池パック制御部28を緩衝保持するフォーム29は、発泡部分が互いに独立した構造の独立発泡成形体から構成されている。従って、電池パック26にて発生したガスは、フォーム29の発泡部分に吸収されることがなく、フォーム29内に滞留することがない。
(6)電池パックケース25のケース本体30の背面42には、上下方向に延びるキャリングハンドル40が設けられ、ケース本体30の背面42においてキャリングハンドル42の一対のシャフト部43間に換気口54が形成されている。このため、換気口54と、この換気口54に配設されたフィルタ装置55とを、一対のシャフト部43によって、外部の物品との衝突による損傷から保護することができる。
[B]第2実施形態(図8〜図10)
図8は、本発明に係る電源装置の第2実施形態を示す背面図である。この第2実施形態において、第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第2実施形態の電源装置60が第1実施形態と異なる点は、電源装置側コネクタ36が、電池パックケース25のケース本体30におけるキャリングハンドル40の設置された背面42に設けられた点である。
つまり、図8〜図10に示すように、電源装置側コネクタ36は、ケース本体30の背面42において、キャリングハンドル40の一対のシャフト部43間に配置される。これらのシャフト部43には、電源装置60の上下方向において電源装置側コネクタ36と略同一位置に、この電源装置側コネクタ36を障害物から確実に保護するための保護用突起61が形成されている。
尚、ケース本体30の背面42と電源装置側コネクタ36との間にはシール材38が介在され、このシール材38と、ケース本体30と蓋部材31との間にシール材32が介在され、更に、ケース本体30の背面42の上部及び下部に縦向き通路50Aに連通して換気口54が形成され、この換気口54にフィルタ装置55が配置されることによって、電源装置60の電池パックケース25が液密構造に構成される。
従って、本第2実施形態の電源装置60においても、電池パックケース25のケース本体30の背面42における上部と下部のそれぞれで、キャリングハンドル40の一対のシャフト部43間に、周回通路52の縦向き通路50Aに連通して換気口54が形成され、この換気口54にフィルタ装置55が配置されたので、第1実施形態の効果(1)〜(6)と同様な効果を奏する。
[C]第3実施形態(図11及び図12)
図11は、本発明に係る電源装置の第3実施形態を示す背面図である。この第3実施形態において、第1及び第2実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第3実施形態の電源装置70が第1実施形態と異なる点は、電池パックケース25のケース本体30においてキャリングハンドル40が設置された背面42に庇状に突出するコネクタホルダ71が設けられ、このコネクタホルダ71に電源装置側コネクタ36が、接続口36Aを下向きにして設置された点である。
つまり、図11及び図12に示すように、電池パックケース25のケース本体30における背面42に開口72が形成され、この開口72を覆うようにコネクタホルダ71が取り付けられる。このコネクタホルダ71とケース本体30の開口72周囲との間にシール材73が介在される。また、コネクタホルダ71には、水平方向に延在する基底部74にコネクタ取付口75が形成され、このコネクタ取付口75に電源装置側コネクタ36が、接続口36Aを下向きにして取り付けられる。そして、コネクタホルダ71の基底部74の周縁からリブ76が、電源装置側コネクタ36を取り囲むようにして延設される。
尚、この電源装置側コネクタ36とコネクタホルダ71の基底部74との間にシール材38が介在される。上述のシール材73及び38と、ケース本体30と蓋部材31との間に介在されたシール材32と、ケース本体30の背面42の上部及び下部に形成された換気口54に配置されたフィルタ装置55とによって、電源装置70の電池パックケース25は液密構造に構成される。
従って、本第3実施形態の電源装置70においても、電池パックケース25のケース本体30の背面42における上部と下部のそれぞれで、キャリングハンドル40の一対のシャフト部43間に、周回通路52の縦向き通路50Aに連通して換気口54が形成され、この換気口54にフィルタ装置55が配置されたので、第1実施形態の効果(1)〜(6)と同様な効果を奏する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、電池パックケース25のケース本体30における背面42の上部と下部の一方にのみ換気口54が形成され、この換気口54にフィルタ装置55が配置されてもよい。具体的には、電池パック26から発生するガスの比重が空気よりも小さいことが明らかで、電池パックケース25内の温度上昇が電池パック26の性能に影響を与えないことが明らかである場合には、換気口54及びフィルタ装置55の位置はケース本体30の背面42の上部のみでよい。また、電池パック26から発生するガスの比重が空気よりも大きいことが明らかで、電池パックケース25内の温度上昇が電池パック26の性能に影響を与えないことが明らかである場合には、換気口54及びフィルタ装置55の位置はケース本体30の背面42の下部のみでよい。
また、電源装置11、60、70には、電池パック26を緩衝保持するフォーム29の周囲に、縦向き通路50A及び50Bと横向き通路51A及び51Bからなる周回通路52が形成されず、ケース本体30の背面に形成された換気口54に連通する縦向き通路50Aのみが形成されたものでもよい。
10 電動船外機(外部の電気機器)
11 電源装置
15 電動モータ
25 電池パックケース
26 電池パック
29 フォーム(緩衝材)
30 ケース本体
30A 開口
31 蓋部材
40 キャリングハンドル
43 シャフト部
50A、50B 縦向き通路
51A、51B 横向き通路
52 周回通路
54 換気口
55 フィルタ装置
60 電源装置
70 電源装置

Claims (5)

  1. 電池パックを電池パックケースに収納して外部の電気機器へ電力を供給する電源装置において、
    前記電池パックケースが、前記電池パックを出入可能な開口を備えたケース本体と、
    このケース本体の開口を液密に閉塞可能な蓋部材と、
    これらのケース本体と蓋部材の少なくとも一方に貫通して形成された換気口に設けられ、液体の通過を許容しないが気体の通過を許容するフィルタ装置と、を有して構成され
    前記電池パックケースと前記電池パックとの間には、この電池パックを保持する緩衝材が配設され、
    この緩衝材には、前記電池パックケースとの間に上下方向に延びる凹溝形状の縦向き通路が形成され、
    前記電池パックケースの上部と下部のそれぞれに前記換気口が、前記縦向き通路に連通し、この縦向き通路の上部と下部に位置づけられて形成されたことを特徴とする電源装置。
  2. 前記縦向き通路は、緩衝材の正面側と背面側形成され、
    これらの縦向き通路の上部と下部のそれぞれが横向き通路により連通されて、気体が周回する周回通路が設けられ、
    この周回通路の上部と下部に換気口が位置づけられたことを特徴とする請求項に記載の電源装置。
  3. 前記緩衝材は、弾性を有する独立発泡成形体から構成されたことを特徴とする請求項またはに記載の電源装置。
  4. 前記電池パックケースには、ケース本体の外壁の一側面に上下方向に延びるキャリングハンドルが設けられ、このキャリングハンドルは、伸縮可能な一対のシャフト部の上端にハンドル部が装架されて構成され、前記ケース本体における一対の前記シャフト部間に換気口が形成されたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の電源装置。
  5. 前記外部の電気機器が電動船外機であり、この電動船外機が備える電動モータへ電池パックから電力が供給されるよう構成されたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の電源装置。
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