JP6116976B2 - 地盤固結方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、放射性物質に汚染された農地表層土を固化して、放射性物質を除去するための技術である。本発明は、例えば、放射性物質で汚染された農地から再び放射性物質が拡散しないよう防止するために、固化材を農地表層に散布し、放射性物質を封じ込め、短期間に表層土を削り取る地盤固結方法に関する。
汚染された農地から再び放射性物質が拡散するのを防ぐために、マグネシウム系固化材をプラントで水と練混ぜてスラリー化し、そのスラリーをポンプで農地表層土に散布している。マグネシウム系固化材を使用した場合、プラントでバッチ練りして運搬しているために、練混ぜ作業、ポンプで散布する作業、作業後にプラントやポンプを掃除する作業が必要であり、かなりの労力を要した。
マグネシウム系固化材は、完全に固化するまで少なくとも3〜7日程度必要とするために、散布前の表層土に水溜まりがある場合や、養生期間中に降雨が発生した場合には、固化材が希釈により固化せず、更に養生期間が長くなり、表層土を削り取る作業が遅れることがあった。農地表層土がうねっていたり、傾斜したりしている場合、固化材スラリーの固化時間が長いと、表層土低部に固化材スラリーが溜まり、一定の厚さに固化できないため、設計以上の固化材スラリーが必要になり、経済的でなかった。特に、冬季は低温になるため顕著であった。このように固化しないと農地から再び放射性物質が拡散するおそれがあった。固化材スラリーに急結剤を添加しようとしても、プラント設備がバッチ練りであるために、数時間硬化しない材料しか練り混ぜることができず、これに替わる方法も提案されていない。吹付けノズル先端で急結剤を添加する方法も考えられるが、全体のシステムが煩雑となるために現実的ではない。
固化材が硫酸塩を含むと、嫌気性バクテリアにより硫酸塩が反応し、硫酸ガスを生じ、その後の稲の生育を阻害するおそれがあった。一般的なセメント系固化材は石膏を含むため、硫化水素が発生する可能性があり、使用できなかった(非特許文献1,2)
放射性廃棄物の固化方法としては、放射性廃棄物をアルカリで処理した後、高炉スラグを混合し、必要に応じて硬化速度を速めるために、12CaO・7Alや11CaO・7Al・CaX等のカルシウムアルミネート類を添加する方法が提案されている。この技術は、一度放射性廃棄物をアルカリで処理した後に、高炉スラグとカルシウムアルミネート類を混合して固化させる方法である(特許文献1)。放射性廃棄物を含有する汚染水の固化処理方法としては、カルシウムアルミネート類、石膏、更にベントナイト又はゼオライトを含有する固化材で固化して、埋設処理する方法が提案されている。この技術は、カルシウムアルミネート類を主成分としているが、高炉スラグを含有しない固化材であり、放射性廃棄物を含む汚染水を固化する方法である(特許文献2)。いずれの技術も、高炉スラグとカルシウムアルミネート類を配合した固化材に加水して連続スラリー化し、そのスラリーを放射性物質で汚染された表層土に散布して表層のみを固化させる本発明とは異なるものであり、カルシウムアルミネート類の最適CaO/Alモル比も示されていない。
セメントを用いない固化材を用いた固化方法としては、カルシウムアルミネート類とスラグを主成分とする懸濁型固化材を水ガラスや水溶性シリカ化合物と併用して地盤に注入し、固結する工法が提案されている(特許文献3〜4)。この技術は、カルシウムアルミネート類、スラグ、石膏、ベントナイトを組み合わせて、遅延剤を併用して、固化材100質量部に対して、水500〜600質量部で練混ぜた高水比の注入材である。この技術は、カルシウムアルミネート類の最適CaO/Alモル比、固化時間、強度発現性が示されていない点で、本発明とは異なる。
高炉スラグ、石膏及びポルトランドセメントを含有する超微粒子注入材とポリカルボン酸系分散剤でスラリー状にした注入材が提案されている(特許文献5)。この技術にはカルシウムアルミネート類が使用されておらず、スラリーを短時間で固化させる本発明とは異なる。
切削水にリグニンスルホン酸、オキシカルボン酸等の流動化剤を用い、地盤内に注入充填するグラウト材として、水硬性セメントにセルロースエーテル系粘調剤、アクリル系粘調剤、ポリエチレンオキサイド等を用いる地盤安定化工法が提案されている(特許文献6)。この技術は、流動化剤を添加した水で地盤を切削し、その空隙に粘調剤を添加したグラウト材を充填する工法であり、固化剤中の流動化剤と粘調剤が反応して瞬間に可塑化させる本発明とは異なる。
セメントに、カルシウムアルミネート類、石膏、高性能減水剤を配合した放射性廃棄物の固化剤が提案されている(特許文献7〜9)。この技術は、セメントにカルシウムアルミネート類や石膏を配合した急硬セメントを、放射性廃棄物と練混ぜて固化させる技術である。この技術は、(1)水硬性物質と(2)カルシウムアルミネート類と(3)水溶性高分子と(4)減水剤を含有する固化材を送給し、途中で、水を混合して固化材スラリーとし、該固化材スラリーを地盤に散布して、瞬間的に固化させる本発明とは異なる。
カルシウムアルミネート類を主成分とする粉末急結剤をスラリー化して、セメントコンクリートに添加する急結剤がトンネル現場で用いられている(特許文献10〜12)。この技術は、(1)水硬性物質と(2)カルシウムアルミネート類と(3)水溶性高分子と(4)減水剤を含有する固化材を送給し、途中で、水を混合して固化材スラリーとし、該固化材スラリーを地盤に散布して、瞬間的に固化させる本発明とは異なる。
ポリエチレンオキサイドとβ−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物を個別に添加して、急速にコンクリートを可塑化する方法が提案されている(特許文献13、14)。ポリエチレンオキサイドとビスフェノール系ホルマリン縮合物を個別に添加して、吹付けコンクリートのはね返りを低減する方法が提案されている。しかしながら、(3)水溶性高分子と(4)減水剤を含有する固化材を同時に使用した実施例について記載がない。
特開昭62−238499号公報 特開2013−7599号公報 特開2002−60748号公報 特開2002−88752号公報 特開2007−238925号公報 特開平6−294118号公報 特開昭63−205600号公報 特開昭63−289498号公報 特開平1−223398号公報 特開2002−332798号公報 特開2003−81669号公報 特開2009−270282号公報 特表平6−511228号公報 特開2001−2964464号公報
農地除染対策の技術書(第4編 参考資料編)農林水産省 H24.8 農地除染対策の技術書(第1編 調査・設計編)農林水産省H24.8
本発明は、例えば、表層土に水溜まりがあっても、冬季間であっても、マグネシウム系固化材のように長い養生期間を必要とせずに固化するため、放射性物質を再拡散させずに、短期間で表層土を削り取る除染作業を速やかに実施できる地盤固結方法を提供する。
本発明は、(1)セメント及び/又は高炉スラグを含有する水硬性物質と(2)カルシウムアルミネート類と(3)ポリアルキレンオキサイド及び/又はポリアクリルアミドを含有する水溶性高分子と(4)減水剤を含有する固化材100質量部を送給し、途中で、(5)水70〜200質量部を混合して固化材スラリーとし、該固化材スラリーを地盤に散布して、地盤を固化する地盤固結方法であり、(2)カルシウムアルミネート類のCaO/Alモル比が1.7〜3.0である該地盤固結方法であり、(2)カルシウムアルミネート類の使用量が、(1)水硬性物質100質量部に対して10〜50質量部である該地盤固結方法であり、(4)減水剤がβ−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物及び/又はビスフェノールスルホン酸ホルマリン縮合物である該地盤固結方法であり、固化材が(6)繊維を含有する該地盤固結方法であり、(6)繊維の長さが3〜10mmである該地盤固結方法であり、固化材を空気圧送により送給する該地盤固結方法であり、固化材を連続的に固化材スラリー化する該地盤固結方法であり、固化材を大気圧換算で2〜7m/minの圧縮空気で空気圧送し、固化材供給管の周囲より加水し、固化材を連続的にスラリー化する該地盤固結方法であり、地盤が土壌である該地盤固結方法であり、固化材が放射性廃棄物用固化材であり、地盤が放射性廃棄物で汚染された土壌である該地盤固結方法であり、該地盤固結方法に使用する固化材であり、該地盤固結方法に使用する固化材スラリーであり、(1)セメント及び/又は高炉スラグを含有する水硬性物質と(2)カルシウムアルミネート類と(3)ポリアルキレンオキサイド及び/又はポリアクリルアミドを含有する水溶性高分子と(4)減水剤を含有する固化材100質量部と、水70〜200質量部とを混合して固化材スラリーである。
本発明は、例えば、固化材スラリーを、連続して製造すると同時に農地表層土に散布することができるために、効率的な作業ができる。本発明は、例えば、固化材スラリーが瞬結するために、農地表層土に水溜まりがあっても、降雨時でも固化することができる。本発明は、例えば、表層土がうねっていても、傾斜していても、一定の厚さに散布することができる。本発明は、例えば、放射性物質を再拡散させずに、速やかに除染作業を行うことができる。
固化材スラリーの製造装置の一例を示す説明図である。 固化材スラリー化装置の部分拡大図である。
以下、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限られるものではない。
図1は、本発明で用いる固化材スラリーの製造装置の一構成例を示したものである。
本発明は、(1)水硬性物質と(2)カルシウムアルミネート類と(3)水溶性高分子と(4)減水剤を含有する固化材100質量部を送給し、途中で、(5)水70〜200質量部を混合して固化材スラリーとし、該固化材スラリーを地盤に散布して、地盤を固化する地盤固結方法である。
本発明は、例えば、固化材を、空気圧送し、途中で、水を送給して連続スラリー化し、地盤に散布して、地盤を固化することが好ましい。本発明は、例えば、固化材を空気圧送し、固化材供給管の周囲より加水し、連続的にスラリー化し、地盤に散布して、地盤を固化することがより好ましい。地盤としては、効果が大きい点で、農地表層が好ましく、放射性廃棄物で汚染された農地表層土がより好ましい。
固化材をスラリー化するために使用する水(符号4)を水ポンプ(符号2)で固化材スラリー化装置(符号1)に導入し、固化材供給管A(供給管A)の周囲から加水することにより、固化材を連続してスラリー化することができる。
例えば、添加機(符号3)で固化材を空気圧送する圧縮空気の流量は、安定してスラリー化できる点で、大気圧換算で2〜7m/minが好ましく、3〜6m/minがより好ましい。2m/min未満であると固化材スラリー化装置内で固化材が滞留、固化して閉塞し、安定してスラリー化できない場合がある。7m/minを超えるとミストが飛散して粉じんが多くなる場合がある。圧縮空気は、コンプレッサー(符号5)により、添加機(符号3)へ送給する。添加機としては、急結剤添加機「デンカNATMクリ−ト」等が挙げられる。
水を圧送する圧力は、固化材の輸送圧より少なくても0.1MPa大きくすることが好ましい。0.1MPa未満だと、固化材を安定してスラリー化できない場合がある。
本発明で使用する固化材スラリー化装置(符号1)は、固化材を送給する固化材供給管A、水が合流する吐出管B、水を送給する水供給管Cから構成されている。固化材供給管Aは固化材圧送管7に接続し、吐出管Bは輸送管ホース6に接続されている。水供給管Cは、その外周で水圧送管8に接続されている。固化材供給管Aと吐出管Bは対峙するように配置されている。水供給管Cは、固化材供給管Aと吐出管Bの対峙部分を覆うように設置されている。固化材供給管Aの内径は。吐出管Bの内径より小さいことが好ましい。固化材供給管Aと吐出管Bの間隙から、水供給管Cから送給される水を吐出管Bに送給する。
(固化材供給管Aの内径d)/(吐出管Bの内径D)で示す内径比(d/D)は0.3〜0.95が好ましい。内径比(d/D)が小さいと固化材供給管Aと吐出管Bの間隙に固化材が滞留して固化して閉塞する場合があり、内径比(d/D)が大きいと水が安定して送給されにくいため、固化材を安定してスラリー化することができず、固化して閉塞する場合がある。
固化材スラリー化装置(符号1)で製造された固化材スラリーは、輸送管ホース(符号6)を通り、排出され、農地表層土へ散布される。輸送管ホース(符号6)の長さは、固化材スラリー化装置(符号1)を地面に置いて、作業員が取り回しできる長さであれば良く、そのためには1〜2mが好ましい。1m未満であるとスラリー化装置を地面に置くことができにくいため、ホースの取り回しができない場合があり、2mを超えるとホース内でスラリーが固結して閉塞する場合がある。
本発明は、放射性物質に汚染された農地表層土を固化して、放射性物質を除去するための技術であり、汚染された農地から再び、放射性物質が拡散しないよう防止するため、農地表層土に固化材スラリーを0.5〜1cm程度の厚さに散布し、放射性物質を封じ込め、短期間に表層土を削り取るために用いる固化材に関する。
本発明で使用する(1)水硬性物質は、セメント及び/又は高炉スラグを含有する。
本発明で使用するセメントは特に限定されるものではなく、普通、早強、超早強及び低熱等の各種ポルトランドセメントや、これらポルトランドセメントに高炉スラグ、フライアッシュ、石灰石微粉末、又はシリカを混合した各種混合セメント、更には、アルミナセメント、膨張セメント、及びコロイドセメント等、何れも使用可能である。セメントの粉末度はブレーン比表面積で2000cm/g以上が好ましく、3000cm/g以上がより好ましい。2000cm/g未満であると、固化材スラリーの固化時間や強度発現性が低下する場合がある。
本発明で使用する高炉スラグは、銑鉄を製造するときに発生する鉄鋼スラグを粉砕して製造されるものであり、一般的な高炉セメントやコンクリート用混和材として用いられているものである。高炉スラグの組成は、効果が大きい点で、高炉スラグ100部質量中、CaO39〜45質量部、Al12〜16質量部、SiO32〜36質量部が好ましく、CaO40〜44質量部、Al13〜15質量部、SiO33〜35質量部がより好ましい。高炉スラグの粉末度はブレーン比表面積で4000cm/g以上が好ましく、5000cm/g以上がより好ましい。4000cm/g未満であると、固化材スラリーの固化時間や強度発現性が低下する場合がある。
本発明で使用する(2)カルシウムアルミネート類は、カルシア原料とアルミナ原料を混合して、キルンでの焼成或いは電気炉で溶融し、急冷して得られるCaOとAlとを主成分とする水和活性を有する物質の総称である。更にCaOやAlの一部が、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化鉄、アルカリ金属ハロゲン化物、アルカリ土類金属ハロゲン化物、アルカリ金属硫酸塩、及びアルカリ土類金属硫酸塩等と置換した化合物、或いは、CaOとAlとを主成分とするものに、これらが少量固溶した化合物も使用できる。CaOとAlのモル比は、瞬結性と強度発現性が大きい点で、1.7〜3.0が好ましく、2.0〜2.5がより好ましい。モル比が1.7未満であると短時間に固化せずに、強度発現性が低下する場合があり、モル比が3.0を超えると短時間で固化しても、強度発現性が低下する場合がある。強度発現性が低下すると、堆積した放射性物質を含む表層土を剥ぎ取る効果が小さい場合がある。
(2)カルシウムアルミネート類のガラス化率は、反応活性の点で70%以上が好ましく、90%以上がより好ましい。ガラス化率は加熱前のサンプルについて、粉末X線回折法により結晶鉱物のメインピーク面積Sを予め測定し、その後1000℃で2時間加熱後、1〜10℃/分の冷却速度で徐冷し、粉末X線回折法による加熱後の結晶鉱物のメインピーク面積Sを求め、更に、これらのS及びSの値を用い、下記の式を用いてガラス化率χを算出する。
ガラス化率χ(%)=100×(1−S/S
(2)カルシウムアルミネート類の粒度は、急結性や初期強度発現性の点で、ブレーン比表面積(以下、ブレーン値という)3000cm/g以上が好ましく、5000cm/g以上がより好ましい。ブレーン値が小さいと、高炉スラグとの反応が低下して、固化材スラリーの固化時間や強度発現性が低下する場合がある。
(2)カルシウムアルミネート類の使用量は、(1)水硬性物質100質量部に対して、10〜50質量部が好ましく、15〜40質量部がより好ましく、20〜30質量部が最も好ましい。10質量部未満では固化材スラリーの固化時間や強度発現性が低下する場合があり、50質量部を超えると急激に固化するため、固化材スラリー化装置(符号1)内で固化材がスケーリングして固結し、閉塞し、強度が低下し、更に、材料コストが高くなり、経済的でない場合がある。強度発現性が低いと、堆積した放射性物質を含む表層土を剥ぎ取る効果が低下する場合がある。(1)水硬性物質がセメントである場合、(2)カルシウムアルミネート類の使用量は、(1)セメント100質量部に対して、20〜30質量部でも良い。(1)水硬性物質が高炉スラグである場合、(2)カルシウムアルミネート類の使用量は、(1)高炉スラグ100質量部に対して、20〜40質量部でも良い。
本発明で使用する(3)水溶性高分子は、ポリアルキレンオキサイド及び/又はポリアクリルアミドを含有する。(3)水溶性高分子は、(4)減水剤、特にβ−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物やビスフェノールスルホン酸ホルマリン縮合物と反応した瞬間に固化材スラリーに可塑性を付与され、農地表層土に散布するものである。
本発明で使用するポリアルキレンオキサイド(以下、PAOという)としては、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリブチレンオキサイド等が挙げられる。これらの中では、瞬間的に可塑化する点で、ポリエチレンオキサイドが好ましい。
PAOの平均分子量は100万〜500万が好ましい。100万未満では、固化材スラリーが瞬結しない場合があり、500万を越えるとスラリー化する水への溶解度が低下するため、瞬結しない場合がある。
本発明で使用するポリアクリルアミド(以下、PAAという)としては、ポリアクリルアミド、ポリアクリルアミドとアクリル酸ナトリウムとの共重合物、ポリアクリルアミド部分加水分解物等が挙げられる。これらの中では、瞬間的に増粘する点で、ポリアクリルアミドが好ましい。
PAAの平均分子量は300万〜2000万が好ましい。300万未満では固化材スラリーが瞬結しない場合があり、2000万を越えるとスラリー化する水への溶解度が低下するため、瞬結しない場合がある。
ここでいう平均分子量とは、重量平均分子量をいい、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)を用い、テトラヒドロフランを溶媒とし、40℃の条件で測定したポリスチレン換算の重量平均分子量をいう。
(3)水溶性高分子の使用量は、(1)水硬性物質と(2)カルシウムアルミネート類の合計100質量部に対して、0.03〜1質量部が好ましく、0.1〜0.5質量部がより好ましい。0.03質量部未満では固化材スラリーが瞬結しないため、表層土に溜まった水に希釈されて強度発現性が低下する場合があり、うねった場所では一定の厚さに固化しない場合がある。1質量部を超えると固化材スラリーの粘性が大きくなり、スラリー化装置内で固結して閉塞する場合があり、強度発現性が低下する場合がある。
本発明で使用する(4)減水剤としては、粉末が好ましい。減水剤としては、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、リグニンスルホン酸ホルマリン縮合物、メラミンスルホン酸ホルマリン縮合物、ビスフェノールスルホン酸ホルマリン縮合物等が挙げられる。これらの中では、低温で瞬結する点で、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物及び/又はビスフェノールスルホン酸ホルマリン縮合物が好ましい。
減水剤の使用量は、(1)水硬性物質と(2)カルシウムアルミネート類の合計100質量部に対して、0.05〜1質量部が好ましく、0.1〜0.5質量部がより好ましい。0.05質量部未満では瞬結しないため、表層土に溜まった水に希釈されて強度発現性が低下する場合があり、うねった場所では一定の厚さに固化しない場合がある。1質量部を越えると固化材スラリーの粘性が大きくなり、スラリー化装置内で固結して閉塞する場合があり、強度発現性が低下する場合がある。
固化材は、石膏等の硫酸塩を、固化材100部中、3質量以下含有することが好ましく、1質量以下含有することがより好ましく、硫酸塩を含有しないことが最も好ましい。
表層土を削り取る面積を大きくし、放射性物質を除去しやすくするために、(6)繊維を使用してもよい。本発明で使用する(6)繊維は、固化材に混合する。繊維は、無機質、有機質何れも使用できる。無機質繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維、ロックウール、石綿、セラミック繊維等が挙げられる。有機質繊維としては、ビニロン繊維、ポリプロピル繊維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維、アラミド繊維、セルロース繊維、パルプ、麻、木毛等が挙げられる。繊維の長さは、3〜10mmが好ましい。3mm未満では表層土の削り取る面積が小さくなる場合があり、10mmを超えると固化材が固化材スラリー化装置内で滞留してスケーリングし、固結して閉塞する場合がある。
繊維の使用量は、固化材100質量部に対して0〜3質量部が好ましく、1〜3質量部がより好ましい。繊維を使用しないと、表層土の削り取る面積が小さくなる場合があり、3質量部を超えると固化材圧送時に、固化材が固化材スラリー化装置内で滞留して閉塞する場合がある。
本発明で使用する固化材には、クエン酸、グルコン酸、酒石酸等のオキシカルボン酸、又はその塩、アルカリ金属炭酸塩等を併用することができる。
本発明では、他に酸化カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、フライアッシュ、他の減水剤、他の高性能減水剤、AE剤、AE減水剤、増粘剤、高分子エマルジョン等のうちの一種又は二種以上を併用してもよい。
本発明で使用する固化材スラリー中の水量は、固化材100質量部に対して70〜200質量部が好ましく、100〜150質量部がより好ましい。70質量部未満では固化材スラリーを均一に散布できない場合があり、経済的でなく、固化材スラリーの粘度が上昇し、吐出管内でスケーリングして固化し、閉塞する場合がある。200質量部を超えると固化材スラリーの固化時間が長くなって瞬結せず、強度発現性が低下し、堆積した放射性物質を含む表層土を剥ぎ取る効果が低下する場合がある。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
実施例1
表1に示すセメント100質量部と表1に示す量のカルシウムアルミネート類を混合し、セメントとカルシウムアルミネート類の合計100質量部に対して、PAO0.2質量部と減水剤a0.2質量部を混合して固化材を調製した。この固化材100質量部に対して水150質量部を加え、練混ぜて、固化材スラリーを調製した。固化材スラリーについて、固化時間と圧縮強度を測定した。結果を表1に併記する。
<使用材料>
セメントa:普通ポルトランドセメント、市販品、ブレーン値3200cm/g、比重3.15
セメントb:高炉B種セメント、市販品、ブレーン値3800cm/g、比重3.04
カルシウムアルミネート類:CaO/Alモル比2.2、非晶質、ガラス化率95%、ブレーン比表面積5000cm
PAO:ポリエチレンオキサイド、平均分子量200万、市販品
減水剤a:β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、平均分子量2,000、粉末、市販品
<測定方法>
ブレーン比表面積:JISR5201に準じて測定した。
固化時間:固化材スラリーを調製してから、固化材スラリーの流動性がなくなるまでの時間を、固化時間とした。
圧縮強度:JISR5201に準じて測定した。材齢1日までは20℃気乾養生、以降は標準養生とした。尚、固化材が瞬結するため、固化材100質量部に対してクエン酸0.3質量部を混合して圧縮強度を測定した。
Figure 0006116976




実施例2
高炉スラグ100質量部と表1に示す量のカルシウムアルミネート類を混合し、高炉スラグとカルシウムアルミネート類の合計100質量部に対して、PAO0.2質量部と減水剤a0.2質量部を混合して固化材を調製した。この固化材100質量部に対して水150質量部を加え、練混ぜて、固化材スラリーを調製した。固化材スラリーについて、固化時間と圧縮強度を測定した。その他は実施例1と同様にした。結果を表2に併記する。
<使用材料>
高炉スラグ:市販の高炉スラグ粉末、高炉スラグ100部質量中、CaO41〜43質量部、Al13〜15質量部、SiO33〜34質量部、ブレーン比表面積6000cm
Figure 0006116976




実施例3
セメントa100質量部に対して、表3に示すCaO/Alモル比を有するカルシウムアルミネート類30質量部を混合して固化材を調製したこと以外は、実施例1と同様の試験を実施した。結果を表3に併記する。
Figure 0006116976




実施例4
高炉スラグ100質量部に対して、表3に示すCaO/Alモル比を有するカルシウムアルミネート類30質量部を混合して固化材を調製したこと以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果を表4に併記する。
Figure 0006116976




実施例5
図1に従い、固化材スラリーを散布した。下記特記したこと以外は、実施例1と同様に試験した。
添加機「デンカNATMクリート」(符号3)に配管口径1B(内径25mm)のホースを取付けた。添加機(符号3)から固化材スラリー化装置(符号1)まで0.4Mpaの圧力と5m/minの空気量で、固化材を空気輸送した。固化材スラリー化装置(符号1)に、水ポンプ(符号2)で水(符号4)を、0.6Mpaの圧力で圧入した。固化材スラリー化装置(符号1)において、内径比(d/D)を0.7とした。固化材スラリー化装置(符号1)の吐出管(符号B)に接続する輸送管ホース(符号6)の長さを1.5mとした。
固化材は、高炉スラグ100質量部とカルシウムアルミネート類30質量部を混合し、高炉スラグとカルシウムアルミネート類の合計100質量部に対して、表5に示す量の水溶性高分子と表5に示す量の減水剤を混合したものを使用した。固化材をスラリー化する水は、固化材100質量部に対して150質量部を使用した。固化材スラリーを吐出し、圧送圧、固化材スラリーの固化時間、圧縮強度を測定した。固化材スラリー化装置のスケーリング状態は、添加機「デンカNATMクリート」の圧送圧で評価した。圧送圧が上がった場合は、固化材スラリー化装置内でスケーリングしたと評価した。結果を表5に併記する。
<使用材料>
水溶性高分子a:ポリエチレンオキサイド、平均分子量200万、市販品
水溶性高分子b:ポリアクリルアミド、平均分子量1000万、市販品
減水剤b:ビスフェノールSスルホン酸ホルマリン縮合物、平均分子量20,000、粉末、市販品
<測定方法>
圧送圧:添加機「デンカNATMクリート」の圧送圧を測定した。
吹付物固化時間:固化材スラリーを輸送管ホース(符号6)先端から吐出した後、固化材スラリーの流動性がなくなるまでの時間とした。
吹付物圧縮強度:固化材スラリーを型枠に吹き付けた後、JISR5201に準じて測定した。材齢1日までは20℃気乾養生、以降は標準養生とした。
Figure 0006116976




実施例6
図1に従い、固化材スラリーを散布した。下記特記したこと以外は、実施例5と同様に試験した。
固化材は、表6に示す水硬性物質100質量部とカルシウムアルミネート類30質量部を混合し、水硬性物質とカルシウムアルミネート類の合計100質量部に対して、水溶性高分子a0.2質量部と減水剤a0.2質量部を混合したものを使用した。固化材をスラリー化する水は、固化材100質量部に対して表6に示す量を使用した。固化材スラリーを吐出し、圧送圧、固化材スラリーの固化時間、圧縮強度、残留ヨウ素量を測定した。結果を表6に併記する。
<使用材料>
土壌:水田の土(含水比50%)
<測定方法>
ヨウ化ナトリウム水溶液:水100質量部にヨウ化ナトリウム試薬1質量部溶解した水溶液。
模擬汚染土:バットに詰めた水田の土の表面にヨウ化ナトリウム水溶液を散布して室内で一日乾燥し、調製したもの
残留ヨウ素量:341mm×480mm×82mmのステンレスバットに、水田の土を約75mm詰め、その表面にヨウ化ナトリウ水溶液を均一に散布して室内で一日乾燥した。その土の表面に固化材スラリーを吹付けにより、約5mmの厚さになるように散布し、7日間養生後、硬化した固化物をヘラで剥ぎ取った。その下の土を土壌表面から10mm程度採取し、乾燥し、土壌中のヨウ素量をICP発光分析装置で分析した。
Figure 0006116976




実施例7
表7に示す水硬性物質を使用し、固化材をスラリー化するための水を、固化材100質量部に対して150質量部使用し、固化材を空気圧送する空気量を表7に示す量にしたこと以外は実施例6と同様に試験した。結果を表7に併記する。
<測定方法>
粉じん量:341mm×480mm×82mmのステンレスバットに、水田の土を約75mm詰め、その表面にヨウ化ナトリウ水溶液を均一に散布して室内で一日乾燥した。その土の表面に固化材スラリーを吹き付けにより、約5mmの厚さになるように散布した。吹付け場所から風下5mの場所で、デジタル粉塵計P5Lで、1分間の粉じん量を測定した。
Figure 0006116976




実施例8
固化材は、表8に示す水硬性物質100質量部と表8に示す量のカルシウムアルミネート類を混合し、固化材をスラリー化するための水を、固化材100質量部に対して150質量部使用したこと以外は実施例6と同様に試験した。結果を表8に併記する。
Figure 0006116976




実施例9
水硬性物質として高炉スラグを用い、固化材をスラリー化するための水を、固化材100質量部に対して150質量部使用し、固化材100質量部に対して繊維を表9に示す量使用したこと以外は実施例6と同様に試験した。ここで、固化材とは、高炉スラグ、カルシウムアルミネート類、水溶性高分子、減水剤、繊維を含有するものをいう。結果を表9に併記する。
<使用材料>
繊維a:市販のビニロン繊維、繊維長5mm
繊維b:市販のガラス繊維、繊維長5mm
<測定方法>
削り取り質量:341mm×480mm×82mmのステンレスバットに、水田の土を約75mm詰め、その表面にヨウ化ナトリウ水溶液を均一に散布して室内で一日乾燥した。その土の表面に固化材スラリーを吹き付けにより、約5mmの厚さになるように散布し、7日間養生後、硬化した固化物を、幅5cm、長さ3cmのヘラで剥ぎ取った。ヘラで削り取れた固化物の質量を測定した。
Figure 0006116976




本発明によれば、例えば、以下の利用可能性を有する。本発明は、固化材スラリーを放射能汚染された農地表層に散布することにより、放射能汚染された農地から再び放射性物質が拡散するのを防止することができる。本発明は、表層土を削り取るための養生期間を長期間必要としない。本発明は、短時間に固化するために、放射性物質を再拡散させずに除染作業を速やかに実施できる。本発明は、固化材スラリーを放射性廃棄物で汚染された農地表層土に吹付けて、表層土を固化することにより、除染することができる。本発明は、例えば、固化材スラリーが瞬結するために、好ましくは3秒以内に瞬結するために、農地表層土に水溜まりがあっても、降雨時でも固化することができる。本発明は、例えば、表層土がうねっていても、傾斜していても、一定の厚さに散布することができる。
1 固化材スラリー化装置
2 水ポンプ
3 添加機
4 水
5 コンプレッサー
6 輸送管ホース
7 固化材圧送管
8 水圧送管
A 固化材供給管
B 吐出管
C 水供給管

Claims (14)

  1. (1)セメント及び/又は高炉スラグを含有する水硬性物質と(2)カルシウムアルミネート類と(3)ポリアルキレンオキサイド及び/又はポリアクリルアミドを含有する水溶性高分子と(4)減水剤を含有する固化材100質量部を送給し、途中で、(5)水70〜200質量部を混合して固化材スラリーとし、該固化材スラリーを地盤に散布して、地盤を固化する地盤固結方法。
  2. (2)カルシウムアルミネート類のCaO/Alモル比が1.7〜3.0である請求項1記載の地盤固結方法。
  3. (2)カルシウムアルミネート類の使用量が、(1)水硬性物質100質量部に対して10〜50質量部である請求項1〜2のうちの1項記載の地盤固結方法。
  4. (4)減水剤がβ−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物及び/又はビスフェノールスルホン酸ホルマリン縮合物である請求項1〜3のうちの1項記載の地盤固結方法。
  5. 固化材が(6)繊維を含有する請求項1〜4のうちの1項記載の地盤固結方法。
  6. (6)繊維の長さが3〜10mmである請求項5記載の地盤固結方法。
  7. 固化材を空気圧送により送給する請求項1〜6のうちの1項記載の地盤固結方法。
  8. 固化材を連続的に固化材スラリー化する請求項1〜7のうちの1項記載の地盤固結方法。
  9. 固化材を大気圧換算で2〜7m/minの圧縮空気で空気圧送し、固化材供給管の周囲より加水し、固化材を連続的にスラリー化する請求項1〜8のうちの1項記載の地盤固結方法。
  10. 地盤が土壌である請求項1〜9のうちの1項記載の地盤固結方法。
  11. 固化材が放射性廃棄物用固化材であり、地盤が放射性廃棄物で汚染された土壌である請求項1〜10のうちの1項記載の地盤固結方法。
  12. 請求項1〜11のうちの1項記載の地盤固結方法に使用する固化材。
  13. 請求項1〜11のうちの1項記載の地盤固結方法に使用する固化材スラリー。
  14. (1)セメント及び/又は高炉スラグを含有する水硬性物質と(2)カルシウムアルミネート類と(3)ポリアルキレンオキサイド及び/又はポリアクリルアミドを含有する水溶性高分子と(4)減水剤を含有する固化材100質量部と、水70〜200質量部とを混合した固化材スラリー。
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