JPH0415288A - シラス土壌の改良材及び改良方法 - Google Patents

シラス土壌の改良材及び改良方法

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JPH0415288A
JPH0415288A JP11749990A JP11749990A JPH0415288A JP H0415288 A JPH0415288 A JP H0415288A JP 11749990 A JP11749990 A JP 11749990A JP 11749990 A JP11749990 A JP 11749990A JP H0415288 A JPH0415288 A JP H0415288A
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JP
Japan
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soil
shirasu
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whitebait
weight
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JP11749990A
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English (en)
Inventor
Shigetoshi Kobayashi
小林 茂敏
Toshio Mihara
三原 敏夫
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Minister for Public Works for State of New South Wales
Denka Co Ltd
National Research and Development Agency Public Works Research Institute
Original Assignee
Minister for Public Works for State of New South Wales
Denki Kagaku Kogyo KK
Public Works Research Institute Ministry of Construction
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Publication date
Application filed by Minister for Public Works for State of New South Wales, Denki Kagaku Kogyo KK, Public Works Research Institute Ministry of Construction filed Critical Minister for Public Works for State of New South Wales
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はシラス土壌の改良材及びそれを使用するシラス
土壌の改良方法に関するものである。
[従来の技術] 一般に、シラスとは、未固結の白色砂質堆積物をさす俗
称であり、非溶結性の軽石流、降下軽石、凝灰質堆積岩
などを含み、成因や地質時代を問うことなく、通常けい
酸質の火山噴出物およびその二次堆m物に対してシラス
という語か用いられることか多い。特に、南九州−帯に
は広く分布し、シラス台地を形成している。シラスは1
その構成粒子の性質や粒子形状の特異性なとのために、
物理的にも力学的にも普通の土とは異なる性質を有して
おり、特にシラスの堆積地形は木の侵食を受けやすく、
力学的にも安定した形態てはない。(「土質試験法」土
質工学全発行)この様にシラスは不安定な土質を有する
ために、シラス土壌は崖崩れなどの災害の原因となるこ
とか知られている。(例えば、遠藤尚[シラス地帯にお
ける斜面崩壊の集中的発生について」第8回自然災害科
学シンポジウム講談集、+79頁1971年) しかしなから、いまだにシラス土壌の災害防止の有効な
解決策か見出されていない現状にある。
[発明か解決しようとする課題] 本発明者等は、この様な現況に鑑みてシラス土壌の有す
る課題を改良すべく検討を東ねた結果特定の組成を有す
る土質改良材を用いることによリ、シラス土壌の地盤固
定化を実現てきることを知見し本発明の完成に到った。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は、カルシウムアルミネート類と無機
硫酸塩を主成分とするシラス土壌の改良材、およびこの
改良材を用いることを特徴とするシラス土壌の改良方法
である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明のシラス土壌の改良材は、主成分としてカルシウ
ムアルミネート類と無Jul硫酸塩を含有することを特
徴とするものであるか、その−成分であるカルシウムア
ルミネート類(以下、CA類と記す)としては、通常、
電気炉もしくはロータリーキルン等で加熱することによ
り高温で生成するカルシウムアルミネート鉱物か用いら
れ、結晶質のもの又は非晶質のものを問わず使用可能て
ありまたこれらの生成過程て混スする他成分や不純物の
存在も特に限定されるものてはない。
結晶質のカルシウムアルミネート鉱物としては、 (:
aOをC、Ai)2o1をA 、 Fe20=をF 、
 Ca5O。
をCSオよびXをハロゲンとすると、CA、 C5Aユ
C1□A7及びC,A等で示されるもの、並びにその他
の成分か結晶中に存在する結晶質として、C,+A7C
aX2. C3A3CaX2. C4AF及びcffA
lcs等て示されるものなどが挙げられる。
非晶質のカルシウムアルミネート鉱物の代表的なものと
しては、組成的には結晶質のものと同一であるか、急冷
により非晶質化したものてありX線的にはそのままでは
特定できない。
反応性の面からは、結晶質のものより非晶質のものか好
ましく、組成の面からは、カルシウムアルミネート中の
CaOの含有量か30〜60重量%のものか好ましく、
38〜52重量%のものか特に好ましい。
本発明では、以上に示す様なCA類を−°種又は二種以
上使用することかてきる。
次に、本発明において用いられる無機硫酸塩には、アル
カリ金属又はアルカリ土類金属の硫酸塩か好ましく、そ
れらの硫酸塩の中て、例えば無水、半水及び二本の硫酸
カルシウムか好ましいものとして挙げられる。その中で
も■型無水石膏のような難溶性又は不溶性のものか特に
好ましい。
本発明のシラス土壌の改良材には、CA類および無機硫
酸塩か主成分として含有され、改良材中の周成分の含有
量はシラス土壌の土質により異なるか、少なくとも50
重量%以上、好ましくは70重量%以上であることか望
ましい。
CA類と無機硫#廖の使用割合は、 CAAi00愼暖
部に対し、無機硫酸塩は50〜400重量部の範囲か好
ましく、特に 100〜200重量部の範囲か好ましい
。無機硫酸塩の使用量か50重量部未満あるいは400
重量部をこえる場合には、改良材の強度か不十分である
と共にシラス土壌の土質改良後の十分な強度か得られな
い。
また、本発明のシラス土壌の改良材には、上記のCA類
と無機硫酸塩に1例えば凝結調節剤、天然砂などの骨材
、ガラス繊維などの繊維物質およびセメント算の添加剤
を添加することも可能である。
セメントとしては、普通・早強・超¥ m 等のポルト
ランドセメントや、これらに高炉スラグ、フライアッシ
ュ及びシリカ等を混合した混合セメント等を使用するこ
とかてきる。
上記の添加剤の配合量は、シラス土壌の土質により任意
に調整することかできるか、その好ましい例を示すと、
CA類 100i量部に対して、セメントはlO〜10
000重i部、骨材は10〜l000重量部、凝結調節
剤は0,1〜40重量部、繊維物質は0.5〜50重量
部の範囲か挙げられる。
本発明のシラス土壌の改良材は上記の各成分を配合して
なるか、上記の各々の成分は施工時に混合してもよいし
、または予め一部若しくは全部を混合しておいてもよい
。混合には、既存の如何なる攪拌装置も使用可能であり
、例えば、傾胴ミキサー、オムニミキサー(千代田技研
工業社製)V型ミキサー、ヘンシェルミキサー、ナウタ
ーミキサ−等を使用することかてきる。
また、施工する際には、シラス土壌の改良材に水を添加
して、上記ミキサー等により均一に混錬してスラリー状
に調製して使用する。
次に1本発明のシラス土壌の改良材を用いてシラス土壌
を改良する方法は、シラス土壌の上質改良の目的に応し
て種々の方法を用いることかできるか1例えば、表面被
覆工法、浅層混合処理工法、押え盛土工法、深層混合処
理T法、注入工法、置換工法、締切り盛土工法等の公知
の種々の工法か適用可能である。
以下にその代表的な工法を示す。
0表面被覆工法 シラス土壌の表面を吹き付けや流し込み等によって本発
明のシラス土壌の改良材(本改良材と記す)で被覆し、
表面強度並びに防水性を向上させる方法。
(→浅層混合処理工法 シラス土壌の表面を、本改良材と混合・撹拌後、転圧・
締固めを行なって、土質を安定化させる方法。
(ネン押え盛土工法 押え盛土工法は、主として施工中の築造物の安定に対し
て基礎地盤のすべり破壊の危険がf想される場合に、築
造物の側方に押え盛土を施工して、すへりに抵抗する工
法であり、さらに押え盛土は、本体盛土の施工後もその
まま残しておく場合と、施工途中または施工後に一部あ
るいは全部を除去する場合かある。この様なシラス土壌
の押え盛土工法において、本改良材を押え盛土に均一に
混合したり、或いはその表面を本改良材て被覆すること
により施工して適用する方法。
■深層混合処理工法 シラス土壌の深層に本改良材を供給して均一に混合し、
軟弱層を強化する方法。
(Φ注入工法 シラス土壌に本改良材を注入し、強度・耐水性等を向上
させる方法。(未固結地盤の粒子間隙を対象とする注入
工法) ■置換工法 シラス土壌の一部を除去して、本改良材と置さ変える方
法。
i71締切り盛土工法 鋼矢板で盛土側面を締切り、その中に盛土(本数良材+
シラス)を施工する方法。
本発明のシラス土壌の改良材の使用量は、上記のシラス
土壌の改良方法の各工法により異なり、例えば表面被覆
工法てはシラス土壌の改良材を所望の厚さに被覆すれば
よい。また、浅層混合処理工法、深層混合処理工法、注
入工法等の場合には、改良材かシラスと混合した状態で
用いられるか、この場合にはシラス土壌の改良材の使用
量は、シラス100重量部に対して改良材10〜100
0重量部、好ましくは30〜500重量部か望ましい。
使用量か10重量部未満ては十分な強度か得られず、ま
た1000重量部より多くしても1強度増進は見られな
い。
また、本発明のシラス土壌の改良材に混合する木の量は
、改良材/水=110.:l〜l/20の範囲か好まし
い。
[作用コ 本発明のシラス土壌の改良材は、CA類と無機硫酸塩を
主成分として含有しているのて、施工すると水の存在下
にCA類と無41t#塩とか反にし、エトリンガイト(
C:lA・3C5−Hユ2、たたしHはH,0を示す。
)の生成か急激に進み、改良材の初期強度および改良材
の被覆層の表面強度の発現に寄与すると同時に、硬化体
の骨格を作るため、骨格の間に存在するシラスを固定し
シラス土壌の固定化効果を大きく発現することかてきる
[実施例] 以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1 下記に示す材料を用いて、第1表に示すような配合の組
成物を調製した。第1表中の改良材の添加量はシラス 
+00i量部に対するものである。また、水/粉体比=
0.7である。
次に、得られた組成物の圧縮強度を、JIS R502
1に従って測定した。養生条件は20℃×60%R)I
である。
(使用材ll4) CA類: (:aO含有量か45重量%のカルシウムア
ルミネート、非晶質、フレーン4fi6.000cv2
/g 無機硫酸塩=■型無水セッコウ、フレーン値5900c
m”1g 凝結調節剤:電気化学工業社製、商品名「コスミック 
No、l  セッター」主成分 有機酸系 セメント:アンデスセメント社製、普通ポルトランドセ
メント 骨 材 2ケイ砂8号 実施例2 第1表に示す配合の組成物を調製し、IOX IOx1
0cg+の型枠に流し込み、20℃×60%RHの条件
て28日間養生した。(但し、水/粉体比=0.7で、
脱型は養生3日後に行なった。) 次に、得られた硬化体を水中に7日間浸漬し重量増加率
を次式により求めた。
その結果を第1表に併記する。
実施例3 露出しているシラス質土壌のモデルとして、高さ31.
底面半径41の円錐状のシラスの山を形成し、その表面
に第2表に示す配合の組成物(水/粉体=1/l)をモ
ルタル吹き付は機を用いて1.5i)/■2の量て散布
し、1日後に散水車で表面に水をIOm’/■inで散
布したとき、シラスの山の流動開始までの時間を測定し
た。
その結果を1s2表に示す。使用材料は実施例1と同し
である。
第2表 実施例4 シラスと処理材の混合処理方法のモデルとして、実施例
1の実験No、11の組成物を調製しl■x1mX20
c■の型枠に流し込み、20℃×60%RHの条件て2
8日間養生した。
次に、得られた硬化体3を、M1図に示すように、シラ
ス2を入れたポリ塩化ビニル製の容器1(1mX1mX
I層)にセットし、その上に木4を20c■の厚さに張
って、1週間後の水の透過量を測定したところ、102
てあった。(最初の水量の5%) 比較として、シラスに直接水を張った場合は、直ちに全
量の水かシラスに吸収されてしまった。
なお、容器壁と硬化体の端はエポキシ樹脂てシールして
水漏れのないようにした。
[発明の効果] 以上説明した様に、本発明のシラス土壌の改良材及びそ
れを使用するシラス土壌の改良方法によれば1通常の簡
易な施工方法によりシラス土壌に対する優れた地盤固定
化効果を得ることかできる。
特に、本発明の改良材でシラス土壌の表面を被覆すれば
1表面強度を有する改良材の被覆層でシラス土壌を保護
することかでき、日光、風、雨。
外からの障害物等に対する耐久性、防水性に優れている
のて、シラス土壌に対する優れた地盤固定化効果を発揮
することかてきる。
また1本発明の改良材をシラス土壌に注入あるいは混合
処理により施工すれば、シラス土壌全体の強度なL昇し
、シラス土壌に耐久性、防水性を付午することかてきる
のて、シラス土壌の良好な地盤固定化効果を発揮するこ
とかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例4のシラスと処理材の硬化体の透水性試
験の方法を示す説明図である。 l・・・容器      2・・・ンラス3・・・硬化
体     4・−・水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カルシウムアルミネート類と無機硫酸塩を主成分
    とするシラス土壌の改良材。
  2. (2)請求項1記載の土壌の改良材を用いることを特徴
    とするシラス土壌の改良方法。
JP11749990A 1990-05-09 1990-05-09 シラス土壌の改良材及び改良方法 Pending JPH0415288A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61296123A (ja) * 1985-06-21 1986-12-26 Toray Ind Inc 超高強度コンポジツト物性を示す炭素繊維
JP2007113226A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp 土壌改良方法
JP2014201502A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 電気化学工業株式会社 地盤固結方法
JP6183819B1 (ja) * 2016-08-19 2017-08-23 独立行政法人国立高等専門学校機構 自然斜面の保護構造

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