JP2018177896A - 地盤の改良工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地盤改良体からの六価クロムなどの環境汚染物質の溶出が少ない地盤の改良方法を提供する。【解決手段】土壌に、水硬性粉体と、ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩及びヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩から選ばれる1種以上の化合物〔以下、化合物(a)という〕とを混合する地盤の改良工法であって、水硬性粉体を、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下で混合し、化合物(a)を、水硬性粉体に対して0.01質量%以上2.0質量%以下で混合する、地盤の改良工法。【選択図】なし

Description

本発明は、地盤の改良工法、地盤改良体、地盤改良用添加剤組成物、地盤改良用スラリー、及び地盤改良用粉末固化材組成物に関する。
建造物を建設する基礎を地盤改良する方法として、コンクリート製又は鋼管製の地盤改良コラムを地盤に打ち込む地盤改良方法や、地盤を掘削しながらセメントミルクなどのセメント系固化材を注入し、掘削土と前記セメントミルクとが混じり合って形成されるコラム状の地盤改良体を地盤中に直接形成する地盤改良方法が知られている。
セメント系固化材を土と添加混合により地盤の改質を行う地盤改良では、地盤改良体からの環境汚染物質、例えば六価クロムの溶出を抑える必要がある。これを考慮して、適切な固化材、配合比、添加剤などを選定することが望まれる。
特許文献1には、キレート化合物を含有してなる六価クロム溶出低減剤とセメントとを含有するセメント組成物が開示されている。
また、前記のセメントミルクを用いる方法では、地盤改良体の強度や固化に要する時間が重要であることから、そのための技術が従来種々提案されている。
特許文献2には、セメント系凝結遅延剤と、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミンから選ばれた1種または2種以上の化合物からなるセメント系硬化促進剤とを配合した地盤改良用配合剤が開示されている。
特許文献3には、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム及び炭酸カリウムを含む、地下の鉱坑設備に使用するのに適したセメントの硬化を促進する促進剤が開示されている。
特開2002−60751号公報 特開平10−17864号公報 特開昭53−139633号公報
本発明は、地盤改良体からの六価クロムなどの環境汚染物質の溶出が少ない、地盤の改良方法を提供する。
本発明は、土壌に、水硬性粉体と、ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩及びヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩から選ばれる1種以上の化合物〔以下、化合物(a)という〕とを混合する地盤の改良工法であって、
水硬性粉体を、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下で混合し、
化合物(a)を、水硬性粉体に対して0.01質量%以上2.0質量%以下で混合する、
地盤の改良工法に関する。
また、本発明は、土壌、水硬性粉体、及び化合物(a)を含有し、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下であり、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の含有量が0.01質量%以上2.0質量%以下である、地盤改良体に関する。
また、本発明は、水、水硬性粉体、及び化合物(a)を含有するスラリーと土壌との混合物を硬化させてなる地盤改良体であって、
前記スラリーは、水/水硬性粉体の質量比が0.5以上1.5以下であり、
前記スラリーは、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の含有量が0.01質量%以上2.0質量%以下であり、
土壌1mあたりの前記スラリーの混合量が100kg以上800kg以下であり、
前記混合物は、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下である、
地盤改良体に関する。
また、本発明は、化合物(a)を含有する、地盤改良用添加剤組成物に関する。
また、本発明は、水、水硬性粉体、及び化合物(a)を含有する地盤改良用スラリーであって、水/水硬性粉体の質量比が0.5以上1.5以下であり、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の含有量が0.01質量%以上2.0質量%以下である、地盤改良用スラリーに関する。
また、本発明は、水硬性粉体、及び化合物(a)を含有し、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の含有量が0.01質量%以上2.0質量%以下である、地盤改良用粉末固化材組成物に関する。
本発明によれば、地盤改良体からの六価クロムなどの環境汚染物質の溶出が少ない、地盤の改良方法が提供される。
〔地盤の改良工法〕
水硬性粉体は、水和反応により硬化する物性を有する粉体のことであり、セメント、石膏等が挙げられる。好ましくはセメント、例えば、普通ポルトランドセメント等のポルトランドセメント、ビーライトセメント、中庸熱セメント、早強セメント、超早強セメント、耐硫酸塩セメント等のセメントである。また、セメント等に高炉スラグ、フライアッシュ、シリカフュームなどのポゾラン作用及び/又は潜在水硬性を有する粉体や、石粉(炭酸カルシウム粉末)等が添加された高炉スラグセメント、フライアッシュセメント、シリカフュームセメント等でもよい。水硬性粉体は、ポルトランドセメントを含む水硬性粉体が好ましい。
なお、本発明では、水硬性粉体の量は、水和反応により硬化する物性を有する粉体の量であるが、水硬性粉体が、ポゾラン作用を有する粉体、潜在水硬性を有する粉体、及び石粉(炭酸カルシウム粉末)から選ばれる粉体を含む場合、本発明では、それらの量も水硬性粉体の量に算入する。
化合物(a)は、ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩及びヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩から選ばれる1種以上の化合物である。化合物(a)は、2種以上を用いることができる。ヒドロキシメタンスルホン酸及びヒドロキシメタンスルフィン酸の塩は、それぞれ、アルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩がより好ましい。ヒドロキシメタンスルホン酸及びヒドロキシメタンスルフィン酸の塩は、それぞれ、水和物の粉末品も使用できるが、量は無水物換算量とする。
本発明の地盤の改良工法では、地盤改良体の強度発現性の観点から、土壌に、水硬性粉体を、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.1以上、そして、経済性の観点から、1.0以下、好ましくは0.9以下、より好ましくは0.8以下で混合する。
また、本発明の地盤の改良工法では、地盤改良体の強度発現性、あるいは地盤改良体からの六価クロム溶出抑制の観点から、化合物(a)を、水硬性粉体に対して、0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、そして、経済性の観点から、2.0質量%以下、好ましくは1.5質量%以下、より好ましくは1.0質量%以下で混合する。
化合物(a)のうち、ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩は、水硬性粉体に対して、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.2質量%、そして、好ましくは1.5質量%以下、より好ましくは1.0質量%以下、更に好ましくは0.8質量%で混合する。
化合物(a)のうち、ヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩は、水硬性粉体に対して、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.2質量%、そして、好ましくは1.0質量%以下、より好ましくは0.8質量%以下、更に好ましくは0.5質量%で混合する。
化合物(a)を複数用いる場合は、これらの範囲から、合計の混合量が、水硬性粉体に対して0.01質量%以上2.0質量%以下となるように混合する。
本発明では、化合物(a)にトリエタノールアミン又はその塩を併用することができる。すなわち、土壌にトリエタノールアミン又はその塩を混合することができる。トリエタノールアミン又はその塩を用いることで、地盤改良体からの六価クロムなどの環境汚染物質の溶出を抑制しつつ、地盤改良体の強度を向上することができる。例えば、地盤改良体の7日程度の初期強度や28日程度の長期強度を向上することができる。
本発明により、土壌に、水硬性粉体と、化合物(a)と、トリエタノールアミン又はその塩とを混合する地盤の改良工法であって、
水硬性粉体を、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下で混合し、
化合物(a)を、水硬性粉体に対して0.01質量%以上2.0質量%以下で混合する、
地盤の改良工法が提供される。
トリエタノールアミン又はその塩は、水硬性粉体に対して、0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、そして、経済性の観点から、2.0質量%以下、好ましくは1.5質量%以下、より好ましくは1.0質量%以下で混合する。
トリエタノールアミン又はその塩を用いる場合、化合物(a)とトリエタノールアミン又はその塩とを合計で、水硬性粉体に対して、0.01質量%以上、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、そして、経済性の観点から、2.0質量%以下、好ましくは1.5質量%以下、より好ましくは1.0質量%以下混合する。
トリエタノールアミン又はその塩を用いる場合、化合物(a)/トリエタノールアミン又はその塩の質量比は、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、そして、好ましくは10.0以下、より好ましくは5.0以下である。
本発明の地盤改良方法は、土壌が粘性土、すなわち粘土を含む土壌であっても効果が発現する。
また、本発明の地盤改良工法は、海水を含んだ土壌や海成粘性土の地盤改良にも使用できる。
本発明の地盤の改良工法は、表層改良工法、深層改良工法、鋼管杭工法、シールド工法などの工法に適用できる。例えば、深層改良工法では、高圧噴射工法、TRD工法、SMW工法などに適用できる。
本発明は、土壌に、水硬性粉体と、化合物(a)とを混合する地盤の改良工法であって、
水硬性粉体を、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下で混合し、
化合物(a)を、水硬性粉体に対して0.01質量%以上2.0質量%以下で混合する、
地盤改良体からの六価クロムの溶出量を低減する、地盤の改良工法を提供する。
また、本発明は、土壌に、水硬性粉体と、化合物(a)とを混合する、地盤改良体からの六価クロムの溶出量の低減方法であって、
水硬性粉体を、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下で混合し、
化合物(a)を、水硬性粉体に対して0.01質量%以上2.0質量%以下で混合する、
地盤改良体からの六価クロムの溶出量の低減方法を提供する。
本発明の地盤改良工法では、水硬性粉体と化合物(a)とを、下記(I)及び(II)のいずれかの方法で土壌と混合することが好ましい。地盤改良体の均一性の観点から、方法(I)が好ましい。
<方法(I)>
水と、水硬性粉体と、化合物(a)とを含有し、水/水硬性粉体の質量比が0.5以上1.5以下であるスラリーを、土壌と混合する方法。
<方法(II)>
水硬性粉体と、化合物(a)とを、それぞれ、粉体で土壌と混合する方法。
以下、方法(I)と(II)について説明する。
<方法(I)>
方法(I)では、土壌1mあたりのスラリーの混合量が100kg以上800kg以下であることが好ましい。
また、方法(I)では、スラリー中の水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下であることが好ましい。
また、方法(I)では、スラリーの調製に用いる水は、真水、海水の何れも用いることが出来る。スラリーの水の少なくとも一部が海水であってもよい。
水と水硬性粉体と化合物(a)を混合してスラリーを調製する具体的な方法は、セメントミルクなどの水硬性組成物を調製する公知の方法に準じてよい。方法(I)でトリエタノールアミンを用いる場合は、スラリーに含有させることが好ましい。
方法(I)では、セメントミルクと地盤との混合性の観点から、スラリーにおける水/水硬性粉体の質量比は、0.5以上、好ましくは0.6以上、より好ましくは0.8以上、そして、地盤改良体の強度発現性の観点から、1.5以下、好ましくは1.2以下、より好ましくは1.0以下である。
スラリーを地盤に注入する具体的な方法は、公知の地盤改良方法に準じてよい。
スラリーを地盤に注入する方法として、例えば、噴射撹拌工法(一相流方式、二相流方式、三相流方式)や機械撹拌工法(CDM工法など)、さらに地中連続壁工法(SMW工法、TRD工法など)などが挙げられる。さらに水硬性粉体に化合物(a)をドライブレンドした系では、粉体混合方式のDJM(Dry Jet Mixing)工法やスタビライザなどを使用した浅層改良などにも使用できる。
方法(I)では、地盤改良体の強度発現性の観点から、土壌1mあたりのスラリーの混合量が100kg以上、好ましくは150kg以上、より好ましくは200kg以上、そして、スラリーと置換される排泥量の低減の観点から、800kg以下、好ましくは700kg以下、より好ましくは600kg以下である。
スラリーと土壌の混合物は、公知の地盤改良方法に準じて固化させる。
方法(I)のより具体的な例として、下記の工程1〜3を有する地盤の改良工法が挙げられる。
<工程1>
水と、水硬性粉体と、化合物(a)とを混合してスラリーを調製する工程であって、水と水硬性粉体とを、水/水硬性粉体の質量比が0.5以上1.5以下で混合し、水硬性粉体と化合物(a)とを、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の割合が0.01質量%以上2.0質量%以下で混合する工程
<工程2>
工程1で得られたスラリーを地盤に注入してスラリーと土壌とを混合して混合物を得る工程であって、土壌1mあたりのスラリーの混合量が100kg以上800kg以下であり、スラリー中の水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下である工程
<工程3>
工程2で得られたスラリーと土壌の混合物を固化させる工程
<方法(II)>
方法(II)では、水硬性粉体と、化合物(a)とを、それぞれ、粉体で土壌と混合する。水硬性粉体の粉体と化合物(a)の粉体は、別々に土壌と混合してもよいし、予め両者を混合した粉体混合物として土壌と混合してもよい。予め両者を混合した粉体混合物は、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の含有量が0.01質量%以上2.0質量%以下であることが好ましく、これは、本発明の地盤改良用粉末固化材組成物である。前記粉体混合物は、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下で土壌と混合して用いられることが好ましい。
方法(II)は、例えば、土壌に、敷き均し又はかき起こしなどの処置を行った後、土壌に水硬性粉体と粉体の化合物(a)とを所定量散布し、スタビライザなどの混合機械によって、土壌と、水硬性粉体及び化合物(a)とを混合する転圧する方式で行うことができる。また、方法(II)は、改良しようとする地盤に、外部の土壌を搬入して敷き均した後、この土壌に水硬性粉体と粉体の化合物(a)とを散布する、いわゆる原位置混合方式で行うこともできる。また、方法(II)は、事前に土取り場等で土壌と水硬性粉体と粉体の化合物(a)とを混合した後、これを改良しようとする地盤に搬入する、いわゆる事前混合方式で行うこともできる。いずれの方法でも、土壌と、水硬性粉体及び粉体の化合物(a)との混合は、公知の方法で行うことができる。
〔地盤改良体〕
本発明の地盤改良体は、土壌、水硬性粉体、及び化合物(a)を含有し、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下であり、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の含有量の割合が0.01質量%以上2.0質量%以下である、地盤改良体である。この地盤改良体は、土壌と、水と、水硬性粉体と、化合物(a)とを所定量含有するスラリーを硬化させてなる地盤改良体であってよい。
従って、本発明は、水、水硬性粉体、及び化合物(a)を含有するスラリーと土壌との混合物、を硬化させてなる地盤改良体であって、
前記スラリーは、水/水硬性粉体の質量比が0.5以上1.5以下であり、
前記スラリーは、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の含有量が0.01質量%以上2.0質量%以下であり、
土壌1mあたりの前記スラリーの混合量が100kg以上800kg以下であり、
前記混合物は、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下である、
地盤改良体もまた提供する。
本発明の地盤の改良工法で述べた事項は、本発明の地盤改良体に適宜適用することができる。
本発明の地盤改良体における、水硬性粉体、化合物(a)の具体例、好ましい態様や、各質量比などの量的な規定も、本発明の地盤の改良工法と同じである。例えば、本発明の地盤改良体は、トリエタノールアミン又はその塩を含有することができる。また、地盤改良体に用いる前記スラリーも、トリエタノールアミン又はその塩を含有することができる。
〔地盤改良用添加剤組成物〕
地盤改良用添加剤組成物は、ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩及びヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩から選ばれる1種以上の化合物〔以下、化合物(a)という〕を含有する。本発明の地盤改良用添加剤組成物は、化合物(a)からなるものであってもよい。化合物(a)は、2種又は3種を用いることができる。
かかる地盤改良用添加剤組成物は、地盤改良のために土壌と混合される地盤改良材、例えばセメントミルクなどの水硬性組成物に用いられる添加剤組成物である。本発明の地盤改良用添加剤組成物を用いることで、該地盤改良体からの環境汚染物質、例えば六価クロムの溶出を抑制できる。すなわち、本発明は、化合物(a)を含有する、地盤改良用六価クロム溶出抑制剤組成物を提供できる。
本発明の地盤改良用添加剤組成物の使用量は、地盤改良材の種類、土壌(地盤)の種類などを考慮して設定できるが、本発明の地盤の改良方法や本発明の地盤改良体で述べた量となることが好ましい。本発明の地盤の改良工法で述べた事項は、適宜、本発明の地盤改良用添加剤組成物に適用することができる。
本発明の地盤改良用添加剤組成物は、トリエタノールアミン又はその塩を含有することができる。トリエタノールアミン又はその塩を用いる場合、化合物(a)/トリエタノールアミン又はその塩の質量比は、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、そして、好ましくは10.0以下、より好ましくは5.0以下である。
〔地盤改良用スラリー〕
本発明の地盤改良用スラリーは、水、水硬性粉体、及び化合物(a)を含有する地盤改良用スラリーであって、水/水硬性粉体の質量比が0.5以上1.5以下であり、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の含有量が0.01質量%以上2.0質量%以下である、地盤改良用スラリーである。本発明の地盤改良用スラリーは、本発明の地盤の改良工法に好ましく用いられる。本発明の地盤の改良工法、地盤改良体、地盤改良用添加剤組成物で述べた事項は、適宜、本発明の地盤改良用スラリーに適用することができる。例えば、本発明の本発明の地盤改良用スラリーは、トリエタノールアミン又はその塩を含有することができる。
本発明の地盤改良用スラリーは、地盤改良のために土壌と混合される地盤改良用のスラリー、例えばセメントミルクなどの水硬性組成物である。本発明の地盤改良用スラリーを用いることで、地盤の改良方法における該地盤改良体からの環境汚染物質の溶出を抑制できる。
本発明の地盤改良用スラリーの使用量は、地盤改良用スラリーの組成、土壌(地盤)の種類などを考慮して設定できるが、本発明の地盤の改良方法や本発明の地盤改良体で述べた量となることが好ましい。
本発明の地盤改良用スラリーは、土壌1mあたり100kg以上、好ましくは150kg以上、より好ましくは200kg以上、そして、800kg以下、好ましくは700kg以下、より好ましくは600kg以下、且つ水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.1以上、そして、1.0以下、好ましくは0.9以下、より好ましくは0.8以下で、土壌と混合して用いられるものが好ましい。
〔地盤改良用粉末固化材組成物〕
本発明の地盤改良用粉末固化材組成物は、水硬性粉体、及び化合物(a)を含有し、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の含有量が0.01質量%以上2.0質量%以下である、地盤改良用粉末固化材組成物である。本発明の地盤改良用粉末固化材組成物は、本発明の地盤の改良工法に好ましく用いられる。本発明の地盤の改良工法、地盤改良体、地盤改良用添加剤組成物、地盤改良用スラリーで述べた事項は、適宜、本発明の地盤改良用粉末固化材組成物に適用することができる。例えば、本発明の本発明の地盤改良用粉末固化材組成物は、トリエタノールアミン又はその塩を含有することができる。
本発明の地盤改良用粉末固化材組成物は、地盤改良のために土壌と混合される地盤改良用の粉末固化材である。本発明の地盤改良用粉末固化材組成物を用いることで、該地盤改良体からの環境汚染物質の溶出を抑制できる。
本発明の地盤改良用粉末固化材組成物の使用量は、当該組成物の組成、土壌(地盤)の種類などを考慮して設定できるが、本発明の地盤の改良方法や本発明の地盤改良体で述べた量となることが好ましい。
本発明の地盤改良用粉末固化材組成物は、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.1以上、そして、1.0以下、好ましくは0.9以下、より好ましくは0.8以下で、土壌と混合して用いられるものが好ましい。
<実施例1及び比較例1>
表1の成分を用いてソイルセメントを調製し、硬化体からの六価クロム溶出量を以下のように測定した。結果を表1に示す。
(1)模擬粘性土の調製
プラスティックコンテナの容器内で、乾燥粘土6.15kgと蒸留水3.85kgとを、ハンドミキサーで混合し、24時間以上吸水させて模擬粘性土を調製した。模擬粘性土は、比重1.62、吸水率62.6%であった。なお、乾燥粘土は、スミクレー(住友大阪セメント(株)製、比重2.65)を用いた。
(2)水硬性粉体と添加剤の混合
ホバート型モルタルミキサーに表1の粉体を投入し、表1の添加剤を添加し低速(62rpm)で5分間撹拌したものを粉体混合物として用いた。
(3)セメントミルクの調製
500mlプラスチックカップ内で、混練水と(2)で調製した粉体混合物とをハンドミキサーで混合してセメントミルクを調製した。粉体混合物は、添加剤を混合する前の粉体について、混練水/粉体の比率が0.6となるように用いた。ここで、混練水は、蒸留水を用いた。更に、六価クロムの溶出状況を確認するために、混練水には、二クロム酸ナトリウム・二水和物を400ppmで添加した。
粉体は、下記のものを表1の組み合わせで用いた。
・NC:普通ポルトランドセメント、住友大阪セメント(株)製、比重3.15
・SL:高炉スラグ、日鐵住金セメント(株)製スピリッツ4000、比重2.91
・無水石膏:(株)コクサイ商事製
・市販固化材:住友大阪セメント(株)製、タフロック3E
(4)地盤改良体の調製
(1)で調製した模擬粘性土を地盤の土壌とし、これに(3)で調製したセメントミルクを注入して地盤改良を模擬的に行った。土壌1mあたりのセメントミルクの注入量は400kgに設定した。
具体的には、模擬粘性土1312g(810ml)とセメントミルク324g(189ml)を、500mlプラスチックカップ内で、ハンドミキサーで1分間混合してソイルセメントとした。得られたソイルセメントを、直ちに型枠(直径50mm×高さ100mm)に充填した。充填は、テーブルバイブレータで15秒の2層詰めとした。供試体は4本作製した。
(4)六価クロム溶出量の測定
ソイルセメントを充填した型枠を、20±2℃で静置し、7日後に脱型し、硬化体を得た。硬化体を粉砕し、2mmふるいにかけ、ふるい通過物を24時間風乾させた。50ml遠沈管に風乾物4.0gを採取し、pH6.0に調整した蒸留水40.0gを添加し、アズワン(株)製チューブローテーター(50rpm)で6時間振とうした。振とう後、3000rpmで3分間遠心分離した。上澄み液中の六価クロム濃度をハンナインスツルメンツ・ジャパン株式会社製デジタル吸光光度計「HI723」にて分析した。結果を表1に示した。
Figure 2018177896
表中、粉体の欄の数字は質量比であり、例えば、NC/SL/無水石膏=65/25/10は、NCとSLと無水石膏の質量比が65/25/10であることを意味する(以下同様)。
また、表中、添加剤の添加量は、粉体に対する質量%である(以下同様)。
* 表1の結果から、地盤の改良工法では、ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩及びヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩に六価クロム抑制効果があることがわかる。
<実施例2及び比較例2>
実施例1と同様に、ただし、添加剤として、トリエタノールアミンを表2のように併用して硬化体を調製し、硬化体からの六価クロム溶出量と硬化体の強度を測定した。硬化体の強度は、ソイルセメントを充填した型枠を、20±2℃で静置し、7日後及び28日後に脱型し、得られた硬化体(地盤改良体)の強度を、一軸圧縮試験機により測定した。結果を表2に示した。表2には、比較例1−1〜1−3の強度の結果も併記した。
Figure 2018177896
<実施例3及び比較例3>
実施例2と同様に、ただし、セメントミルクの調製に用いる混練水中の二クロム酸ナトリウム・二水和物の濃度を200ppmとし、また、粉体として表3のものを用いて、硬化体を調製し、硬化体からの六価クロム溶出量と硬化体の強度を測定した。表3中、BBは以下のものである。結果を表3に示した。
・BB:高炉セメントB種、太平洋セメント株式会社製、密度3.04g/cm
Figure 2018177896
<実施例4及び比較例4>
実施例2と同様に、ただし、セメントミルクの調製に用いる混練水として人工海水を用い、また、粉体として表4のものを用いて、硬化体を調製し、硬化体からの六価クロム溶出量と硬化体の強度を測定した。ここで、人工海水は、富田製薬株式会社「マリンアートSF−1」を使用した。結果を表4に示した。
Figure 2018177896

Claims (21)

  1. 土壌に、水硬性粉体と、ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩及びヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩から選ばれる1種以上の化合物〔以下、化合物(a)という〕とを混合する地盤の改良工法であって、
    水硬性粉体を、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下で混合し、
    化合物(a)を、水硬性粉体に対して0.01質量%以上2.0質量%以下で混合する、
    地盤の改良工法。
  2. 水硬性粉体と化合物(a)とを、下記(I)及び(II)のいずれかの方法で土壌と混合する、請求項1記載の地盤の改良工法。
    <方法(I)>
    水と、水硬性粉体と、化合物(a)とを含有し、水/水硬性粉体の質量比が0.5以上1.5以下であるスラリーを、土壌と混合する方法。
    <方法(II)>
    水硬性粉体と、化合物(a)とを、それぞれ、粉体で土壌と混合する方法。
  3. 水硬性粉体と化合物(a)とを土壌と混合する方法が、前記(I)の方法であり、土壌1mあたりのスラリーの混合量が100kg以上800kg以下であり、スラリー中の水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下である、請求項2記載の地盤の改良工法。
  4. 水硬性粉体と化合物(a)とを土壌と混合する方法が、前記(I)の方法であり、水の少なくとも一部が海水である、請求項2又は3記載の地盤の改良方法。
  5. 水硬性粉体がポルトランドセメントを含む、請求項1〜4の何れか1項記載の地盤の改良工法。
  6. 土壌が粘性土である、請求項1〜5の何れか1項記載の地盤の改良工法。
  7. 土壌に、トリエタノールアミン又はその塩を混合する、請求項1〜6の何れか1項記載の地盤の改良工法。
  8. 土壌、水硬性粉体、並びに、ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩及びヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩から選ばれる1種以上の化合物〔以下、化合物(a)という〕を含有し、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下であり、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の含有量が0.01質量%以上2.0質量%以下である、地盤改良体。
  9. トリエタノールアミン又はその塩を含有する、請求項8記載の地盤改良体。
  10. 水、水硬性粉体、並びに、ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩及びヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩から選ばれる1種以上の化合物〔以下、化合物(a)という〕を含有するスラリーと土壌との混合物を硬化させてなる地盤改良体であって、
    前記スラリーは、水/水硬性粉体の質量比が0.5以上1.5以下であり、
    前記スラリーは、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の含有量が0.01質量%以上2.0質量%以下であり、
    土壌1mあたりの前記スラリーの混合量が100kg以上800kg以下であり、
    前記混合物は、水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下である、
    地盤改良体。
  11. 前記スラリーが、トリエタノールアミン又はその塩を含有する、請求項10記載の地盤改良体。
  12. 水硬性粉体がポルトランドセメントを含む、請求項8〜11の何れか1項記載の地盤改良体。
  13. 土壌が粘性土である、請求項8〜12の何れか1項記載の地盤改良体。
  14. ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩及びヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩から選ばれる1種以上の化合物を含有する、地盤改良用添加剤組成物。
  15. トリエタノールアミン又はその塩を含有する、請求項14記載の地盤改良用添加剤組成物。
  16. 水、水硬性粉体、並びに、ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩及びヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩から選ばれる1種以上の化合物〔以下、化合物(a)という〕を含有する地盤改良用スラリーであって、水/水硬性粉体の質量比が0.5以上1.5以下であり、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の含有量が0.01質量%以上2.0質量%以下である、地盤改良用スラリー。
  17. 土壌1mあたり100kg以上800kg以下、且つ水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下で土壌と混合して用いられる、請求項16記載の地盤改良用スラリー。
  18. トリエタノールアミン又はその塩を含有する、請求項16又は17に記載の地盤改良用スラリー。
  19. 水硬性粉体、並びに、ヒドロキシメタンスルホン酸又はその塩及びヒドロキシメタンスルフィン酸又はその塩から選ばれる1種以上の化合物〔以下、化合物(a)という〕を含有し、水硬性粉体の含有量に対する化合物(a)の含有量が0.01質量%以上2.0質量%以下である、地盤改良用粉末固化材組成物。
  20. 水硬性粉体/土壌の質量比が0.01以上1.0以下で土壌と混合して用いられる、請求項19記載の地盤改良用粉末固化材組成物。
  21. トリエタノールアミン又はその塩を含有する、請求項16又は17に記載の地盤改良用粉末固化材組成物。
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