JP6115029B2 - 液体収容容器の製造方法 - Google Patents
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Description
(a)液体収容容器を準備する工程であって、前記液体を収容するための液体収容室と、前記液体収容室に配置された第1部材であって表面と接触する流体の屈折率に応じて前記表面の光の反射状態が変化する第1部材と、一端部に前記液体噴射装置に接続される供給口が形成された液体誘導流路であって、前記液体収容室と連通し、前記供給口を介して前記液体収容室の前記液体を前記液体噴射装置に流通させる液体誘導流路と、一端部に大気を導入するための大気開放口が形成された大気導入流路であって、前記液体収容室と連通し前記大気開放口から導入した大気を前記液体収容室内に流通させる大気導入流路と、を備え、
前記液体誘導流路は、前記液体収容室のうち前記第1部材が配置された部分よりも流路断面積が小さい狭小流路を有する、液体収容容器を準備する工程と、
(b)前記大気開放口から前記供給口に至る流体の流れ方向を基準としたときに、前記大気開放口から前記供給口に至る流路のうち、前記液体収容室、又は、前記液体収容室よりも上流側から前記液体を注入することで前記液体収容室に前記液体を収容する工程と、を備える、液体収容容器の製造方法。
適用例1に記載の液体収容容器の製造方法によれば、液体収容室、又は、液体収容室よりも上流側から液体を注入している。ここで、液体収容室や液体収容室よりも上流側部分は、狭小流路よりも上流側に位置する。よって、狭小流路を通過させることなく液体を液体収容室に収容できる。これにより、工程(b)の際に、狭小流路内に気泡が滞留することで液体収容室への液体の注入が阻害される可能性を低減できる。すなわち、効率的に液体を液体収容室に収容できる。
前記液体収容室は、
前記第1部材が配置された第1収容室と、前記流体の流れ方向を基準として前記第1収容室よりも上流側に位置する第2収容室と、前記第1収容室と前記第2収容室とを連通する液体連通流路と、を有し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1収容室に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例2に記載の液体収容容器の製造方法によれば、液体収容室に直接に液体を注入している。これにより、さらに効率的に液体を液体収容室に収容できる。
前記第1部材は、透明、又は、半透明であり、外部から前記第1部材を介して前記液体収容室内が視認できるように配置され、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1収容室のうち前記第1部材を介して外部から前記第1収容室内を視認可能な部分に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例3に記載の液体収容容器の製造方法によれば、液体収容室に液体が注入される様子が第1部材を介して外部から確認できる。
前記第1収容室は、
複数の区画壁によって区画された複数の区画収容室と、
前記複数の区画収容室間を前記液体が流通できるように形成された複数の収容室連通口であって、前記区画壁の開放された端部と前記第1収容室の外壁面との間隙によって形成される複数の収容室連通口と、を有し、
前記複数の区画収容室は、
前記第1部材が配置された第1部材配置面を含む第1部材収容室と、
前記液体連通流路に直接に連通し、かつ、前記複数の収容室連通口のうちの1つである第1収容室連通口によって前記第1部材収容室と直接に連通する第1区画収容室であって、水平な平面に配置された前記液体噴射装置に前記液体収容容器が装着された装着状態において前記第1部材収容室よりも上側に位置する第1区画収容室と、
前記第1区画収容室とは直接に連通することなく、前記複数の収容室連通口のうちの他の1つである第2収容室連通口によって前記第1部材収容室と直接に連通する第2区画収容室と、を有し、
前記第1部材収容室は、
前記装着状態において、前記第1部材収容室の上面と前記第1部材との間の位置で、前記第1部材を覆うように配置された第1内壁であって、前記第1収容室の外壁面に接続された一端部から開放された他端部に向かうに従い高くなるように傾斜した第1内壁を有する、液体収容容器の製造方法。
適用例4に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第1部材が配置された第1部材収容室は、傾斜した第1内壁を有する。これにより、工程(b)等によって第1部材収容室に気泡が発生した場合でも、液体収容容器を装着状態にすることで第1部材の周囲に存在する気泡が第1内壁を伝って第1部材から離れる方向に移動できる。これにより、気泡が第1部材に到達して付着する可能性を低減できる。
前記第1部材収容室の前記上面は、
前記複数の区画壁のうち、前記第1部材収容室と前記第1区画収容室とを区画する第1区画壁と、前記複数の区画壁のうち、前記第1部材収容室と前記第2区画収容室とを区画する第2区画壁とを含み、
前記第1区画壁及び前記第2区画壁のぞれぞれは、一端部から前記第1収容室連通口に近づく他端部に向かうに従い前記装着状態において高くなるように傾斜し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1部材収容室に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例5に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第1部材が配置された第1部材収容室から液体を注入できる。また、第1部材収容室の上面は第1収容室連通口に近づくにつれ高くなるように傾斜した第1区画壁と第2区画壁とを含む。これにより、工程(b)の際や運搬の際等に第1部材収容室内に気泡が発生した場合でも、液体収容容器を装着状態にすることで、第1収容室連通口に気泡を誘導できる。これにより、気泡が第1部材に到達して付着する可能性を低減できる。
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1部材収容室のうち前記第1内壁と前記第1部材配置面とによって挟まれた第1底面室に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例6に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第1部材収容室のうち第1底面室から液体を注入できる。
前記第1部材収容室は、
前記装着状態において前記第1内壁と前記第1部材配置面とによって挟まれた第1底面室と、
前記第1底面室以外の部分である第2底面室と、を含み、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第2底面室に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例7に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第2底面室は、第1部材が配置された第1底面室とは異なる室である。よって、第2底面室から液体を注入することで、液体注入時に気泡が発生した場合でも、第1部材に気泡が到達する可能性を低減できる。
前記第2底面室は、
前記装着状態において前記第1内壁を底面とし、前記第1区画壁の一部を上面とする第1分割室と、
前記第1分割室以外の部分である第2分割室であって、前記装着状態において前記第1区画壁の他の一部、及び、前記第2区画壁を、上面の一部とする第2分割室と、を含み、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1分割室に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例8に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第1分割室と第1部材との間には第1内壁が位置する。よって、第1分割室から液体を注入することで、液体注入時に気泡が発生した場合でも、発生した気泡が第1部材に到達する可能性を低減できる。また、第1分割室の装着状態における上面は、所定方向に傾斜した第1区画壁である。よって、工程(b)の際や運搬の際等に第1分割室に気泡が発生した場合でも、液体収容容器を装着状態にすることで、第1区画壁を伝って第1収容室連通口へ気泡を誘導できる。これにより、気泡が第1部材に到達して付着する可能性を低減できる。
前記第2底面室は、
前記装着状態において前記第1内壁を底面とし、前記第1区画壁の一部を上面とする第1分割室と、
前記第1分割室以外の部分である第2分割室であって、前記装着状態において前記第1区画壁の他の一部、及び、前記第2区画壁を、上面の一部とする第2分割室と、を含み、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第2分割室に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例9に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第2分割室から液体を注入できる。また、装着状態における第2分割室の上面は、所定方向に傾斜した第1区画壁の他の一部と、所定方向に傾斜した第2区画壁とを含む。これにより、工程(b)の際や運搬の際等に第2分割室に気泡が発生した場合でも、液体収容容器を装着状態にすることで、第1区画壁や第2区画壁を伝って第1収容室連通口へ気泡を誘導できる。よって、気泡が第1部材に到達して付着する可能性を低減できる。
前記装着状態において、前記第2区画収容室は、前記第1部材収容室よりも上側に位置し、かつ、前記水平な平面に前記液体収容容器を垂直投影したときに前記第1部材と重ならない異なる位置に設けられ、
前記第2収容室連通口は、開口方向に前記第1部材が位置しないように形成され、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第2区画収容室に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例10に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第2収容室連通口の開口方向に第1部材が位置しないため、第2区画室収容室から液体を注入する際に気泡が発生した場合でも第2収容室連通口を通って気泡が第1部材に到達する可能性を低減できる。
前記第2収容室連通口は、前記装着状態において前記第2区画収容室の下端部に形成され、
前記開口方向は、前記装着状態において鉛直方向成分を有する、液体収容容器の製造方法。
適用例11に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第2区画収容室から液体を注入する際に気泡が発生した場合でも、装着状態に液体収容容器をすることで気泡を第2区画収容室内に捕捉できる。これにより、第1部材に気泡が到達する可能性を低減できる。また第1収容室内に気泡が存在する場合でも、装着状態において第1部材収容室よりも上側に位置する第2区画収容室に気泡を誘導できる。これにより、第1部材収容室内の気泡の量を低減でき、第1部材に気泡が到達する可能性を低減できる。
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1区画収容室に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例12に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第1部材が配置された第1部材収容室とは異なる第1区画収容室から液体を注入することで、液体注入時に気泡が発生した場合でも、発生した気泡が第1部材に到達する可能性を低減できる。
前記第1収容室連通口を通って前記第1区画収容室から前記第1部材収容室に流通する前記液体の流れ方向において、
前記第1収容室のうち、前記第1収容室連通口を途中に含む流路は、前記第1収容室連通口が最も流路断面積が小さい、液体収容容器の製造方法。
適用例13に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第1収容室連通口を途中に含む流路は、第1収容室連通口における流路断面積が最も小さい。これにより、第1区画収容室から液体を注入する際に気泡が発生した場合でも、第1部材に気泡が到達する可能性をさらに低減できる。
前記複数の区画壁の少なくとも一部の壁は、端面に前記液体が通過できる切り欠きを有する、液体収容容器の製造方法。
適用例14に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第1収容室の収容室連通口に気泡が滞留し、収容室連通口を介した複数の区画収容室間の液体の流通が阻害される場合でも、切り欠きによって液体が複数の区画収容室間で流通できる。これにより、効率的に液体収容室に液体を収容できる。
前記第1内壁は、端面に前記液体が通過できる切り欠きを有する、液体収容容器の製造方法。
適用例15に記載の液体収容容器の製造方法によれば、製造した液体収容容器を液体噴射装置への使用時に、第1内壁上に液体が残留する可能性を低減できる。ここで、第1内壁に形成される切り欠きは、第1内壁の一端部と接する位置、又は、一端部に近接した位置に設けることが好ましい。こうすることで、傾斜した第1内壁上の液体は他端部から一端部に向かって流れるため、切り欠きによって第1内壁上に液体が残留することを防止できる。
前記液体収容室は、
前記第1部材が配置された第1収容室と、前記流体の流れ方向を基準として前記第1収容室よりも上流側に位置する第2収容室と、前記第1収容室と前記第2収容室とを連通する液体連通流路と、を有し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記液体連通流路に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例16に記載の液体収容容器の製造方法によれば、液体連通流路を介して第1収容室と第2収容室に同じようなタイミングで液体を導入できる。
前記液体収容室は、
前記第1部材が配置された第1収容室と、前記流体の流れ方向を基準として前記第1収容室よりも上流側に位置する第2収容室と、前記第1収容室と前記第2収容室とを連通する液体連通流路と、を有し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第2収容室に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例17に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第1部材が配置された第1収容室とは異なる第2収容室から液体を注入することで、液体注入時に気泡が発生した場合でも、発生した気泡が第1部材に到達する可能性を低減できる。
前記液体連通流路は、
一端部開口が前記第2収容室に直接に連通し、他端部開口が前記第1収容室に直接に連通し、
前記流体の流れ方向において前記一端部開口を途中に含む流路は、前記一端部開口が最も流路断面積が小さい、液体収容容器の製造方法。
適用例18に記載の液体収容容器の製造方法によれば、一端部開口を途中に含む流路は、一端部開口における流路断面積が最も小さい。これにより、第2収容室から液体を注入する際に気泡が発生した場合でも、第1部材に気泡が到達する可能性をさらに低減できる。
前記大気導入流路は、途中に気液分離膜が配置され、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記流体の流れ方向について、前記大気導入流路のうち前記気液分離膜よりも下流側に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例19に記載の液体収容容器の製造方法によれば、気液分離膜によって前記液体収容室に向かう液体の流れが阻害されることがない。これにより、効率的に液体を液体収容室に収容できる。
前記大気導入流路は、前記流体の流れ方向において上流側から下流側の順に、
一端部が前記大気開放口であり、途中に前記気液分離膜が配置された第1大気導入流路と、
前記第1大気導入流路と直接に連通する空気室であって、水平な平面に配置された前記液体噴射装置に前記液体収容容器が装着された装着状態において、前記液体収容容器の上壁が上面を形成し、前記液体収容容器のうち前記上壁と対向する底壁が底面を形成する空気室と、を含み、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記空気室に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例20に記載の液体収容容器の製造方法によれば、空気室から液体を注入できる。ここで、気液分離膜は、一旦液体で濡れると目詰まり等が原因で気液分離膜の本来の機能が低下する場合がある。ここで、適用例20に記載の液体収容容器の製造方法によれば、気液分離膜が配置された第1大気導入流路とは異なる空気室から液体を注入することで、液体注入時に気液分離膜が液体で濡れる可能性を低減できる。また、第1部材と離れた場所から液体を注入するため、液体を注入する際に気泡が発生した場合でも、第1部材に気泡が到達する可能性を低減できる。
前記空気室は、前記流体の流れ方向において上流側から下流側の順に、
前記上壁によって形成される前記上面を含む第1空気室と、
前記空気室の内部に配置された仕切壁によって前記第1空気室と区画された第2空気室であって、前記底壁によって形成される前記底面を含む第2空気室と、を含み、
前記仕切壁は、前記第1空気室と前記第2空気室とを連通させるための切り欠きを有し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1空気室に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例21に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第1空気室から液体を注入する際に気泡が発生した場合でも、第1部材に気泡が到達する可能性を低減できる。
前記大気導入流路は、前記流体の流れ方向において前記空気室よりも下流側に位置する第2大気導入流路を含み、
前記空気室は、前記流体の流れ方向において上流側から下流側の順に、
前記上壁によって形成される前記上面を含む第1空気室と、
前記第1空気室と連通し、前記空気室の内部に配置された仕切壁によって前記第1空気室と区画された第2空気室であって、前記底面を含む第2空気室と、
前記第2空気室は、
前記第2空気室と前記第2大気導入流路とを連通させる空気室連通孔を含み
前記底壁によって形成される前記底面と共に前記空気室連通孔を挟むように配置された空気室板部材であって、水平方向に延びる空気室板部材を有し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第2空気室に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例22に記載の液体収容容器の製造方法によれば、第2空気室から液体を注入する際に気泡が発生した場合でも、空気室板部材によって第2空気室から空気室連通孔に気泡が侵入する可能性を低減できる。これにより、第1部材に気泡が到達する可能性を低減できる。ここで、工程(b)において液体を注入する部分は、装着状態において空気室板部材よりも上側に位置することが好ましい。こうすることで、空気室板部材によって第2空気室から空気室連通孔に気泡が侵入する可能性をより低減できる。
前記空気室板部材は、複数設けられ、
前記複数の空気室板部材は、前記装着状態において鉛直方向に間隔を開けて配置される、液体収容容器の製造方法。
適用例23に記載の液体収容容器の製造方法によれば、複数の空気室板部材によって第2空気室から空気室連通孔に気泡が侵入する可能性をより低減できる。これにより、第1部材に気泡が到達する可能性をより低減できる。
前記大気導入流路は、前記流体の流れ方向において前記空気室よりも下流側に位置する第2大気導入流路を含み、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第2大気導入流路に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例24に記載の液体収容容器の製造方法によれば、大気開放口から供給口に至る流路において、第1部材から離れた位置にあり、かつ、液体収容室に近い位置にある第2大気導入流路から液体を注入できる。これにより、液体収容室に効率的に液体を収容できると共に、液体を注入する際に気泡が発生した場合でも、発生した気泡が第1部材に到達する可能性をできる。
前記第2大気導入流路は、
前記液体誘導流路を形成する部材によって流路断面積が周囲の流路断面積よりも小さく形成された狭小大気流路を有し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記流体の流れ方向において、前記第2大気導入流路のうち前記狭小大気流路よりも上流側に位置する、液体収容容器の製造方法。
適用例25に記載の液体収容容器の製造方法によれば、狭小大気流路によって気泡の下流側への侵入を抑制できるため、第1部材に気泡が到達する可能性を低減できる。
前記工程(b)は、
前記液体を注入する部分を形成する形成壁に穴を開けることで、前記液体を注入するための注入口を形成する工程を含む、液体収容容器の製造方法。
適用例26に記載の液体収容容器の製造方法によれば、形成壁に穴を開けることで容易に注入口を形成できる。また、注入口を介して液体収容容器の内部に容易に液体を注入できる。
前記形成壁の一部は、フィルムによって形成され、
前記注入口は前記フィルムに形成する、液体収容容器の製造方法。
適用例27に記載の液体収容容器の製造方法によれば、注入口を形成壁に容易に形成できる。
(c)前記工程(b)の後に、前記注入口を封止する工程を含む、液体収容容器の製造方法。
適用例28に記載の液体収容容器の製造方法によれば、注入口を封止することで液体収容容器内部の液体が外部に漏れ出す可能性を低減できる。
前記第1部材は、プリズムである、液体収容容器の製造方法。
適用例29に記載の液体収容容器の製造方法によれば、プリズムを利用して液体収容容器の液体残量状態を検出できる。
A.実施例:
B.変形例:
A−1.液体噴射システムの構成:
図1は、液体噴射システム1000の概略構成を示す図である。液体噴射システム1000は、本発明の実施例としての液体収容容器10と、液体噴射装置1とを備える。液体噴射装置1は印刷用紙PAにインクを吐出し印刷を行うインクジェットプリンター1(以下、単に「プリンター1」ともいう。)である。プリンター1は、液体収容容器としてのインクカートリッジ10と、ホルダー2と、第1のモーター3と、第2のモーター4と、制御ユニット6と、操作部7と、所定のインターフェース8と、光学式検出装置5と、を備えている。なお、以下では、インクカートリッジ10を単に「カートリッジ10」とも呼ぶ。
図2は、カートリッジ10の第1の外観斜視図である。図3は、カートリッジ10の第2の外観斜視図である。図2及び図3には、互いに直交する座標軸であるXYZ軸を付している。なお、これ以降に示す図についても必要に応じてXYZ軸を付している。水平な平面に配置されたプリンター1にカートリッジ10が装着された装着状態(装着姿勢)において、Z軸負方向が鉛直下方向となる。また、水平な平面は、X軸方向とY軸方向に平行な平面である。
図7は、インク残量状態の検出方法を説明するための第1の図である。図8は、インク残量状態の検出方法を説明するための第2の図である。図7及び図8は、第1収容室350のうち第1部材ユニット60が配置された部分の概略断面図である。
図9は、容器本体12をY軸正方向側(第1の側)から見た図である。図10は、容器本体12をY軸負方向側(第2の側)から見た図である。図11は、図9に示す第1収容室350の拡大図である。図11には、狭小流路370を模式的に立体的に示した図も併せて記載している。図10に示す容器本体12は、弁室79に弁ユニット70が配置されている。第1の側とは、液体収容室120の外形を区画する複数の壁のうちの1つの壁12pに対してY軸正方向側を指す。また、第2の側とは、壁12pに対してY軸負方向側を指す。
図13は、カートリッジの製造方法を説明するためのフローチャートである。本実施例では、プリンター1に装着して使用され、インク残量が所定値以下になったカートリッジ10に対し、再度インクを注入することでインクが収容されたカートリッジ10を製造する方法(いわゆるリフィル処理によるカートリッジの製造方法)について説明する。なお、以下に説明するカートリッジ10の製造方法は、未使用のカートリッジ10に対しインクを注入してインクが収容されたカートリッジ10を製造する方法にも利用できる。
液体注入工程(ステップS20)において、インクを直接に注入する部分(注入地点)は、流路140のうち、液体収容室120、又は、液体収容室120よりも上流側であれば任意の地点で良い。以下に注入地点について説明する。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができる。例えば以下のような変形が可能である。
上記実施例は、製造方法によって液体収容室120にインクが収容されたカートリッジ10が製造できたが、これに限定されるものではなく、カートリッジ10の外部から連続的にインクをカートリッジ10に注入できる液体供給ユニットにも本発明は適用できる。
上記実施例において、液体注入工程は注入口を形成することで液体注入チューブ835を装着していたが(ステップS202,S204)、インク注入を行う手段はこれに限定されるものではない。例えば、フィルム55(図5A)の一部を剥がして、剥がした隙間に液体注入チューブ835を差し込んでインクをカートリッジ10内部に注入しても良い。
上記実施例において、液体注入工程は吸引器940を用いてインクを吸引することで、弁部材73の上流側から下流側にインクを導入していたが、弁部材73の下流側へのインクの導入はこれに限定されるものではない。例えば、ステップS208の際に、液体供給部40内から治具を挿入し、強制的に弁部材73を開状態にしても良い。このようにしても、ステップS208の際に、弁部材73よりも下流側にインクを導入できる。
上記実施例では、第1部材61はプリズム61を用いていたがこれに限定されるものではない。例えば、表面62の状態に応じて表面62の光の反射状態が変化する部材であれば良い。また、例えば、第1部材61は、光学的な手段を用いてインク残量状態を検出するために用いられる部材であっても良い。また、例えば、周囲の流体の特性に応じて外部に出力する信号が変化する部材(例えば、電極対を備える部材)であっても良い。また、例えば、第1部材は、プリズム61の他に、カートリッジ10のインク残量状態を検出するために用いられる部材(例えば、圧電振動素子)であれば良い。
上記実施例では、カートリッジ10は、ホルダー2に装着されているが(いわゆる、オンキャリッジ)、ホルダー2とは別の場所に設けられた装着部に装着されても良い(いわゆる、オフキャリッジ)。
本発明は、インクジェットプリンター及びそのインクカートリッジに限らず、インク以外の他の液体を消費する任意の液体噴射装置、及び、それらの液体噴射装置に用いられる液体収容容器にも適用することができる。例えば、以下のような各種の液体噴射装置に用いられる液体収容容器として本発明は適用可能である。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置
(2)液晶ディスプレイ等の画像表示装置用のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射装置
(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、面発光ディスプレイ(Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材噴射装置
(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する液体噴射装置
(5)精密ピペットとしての試料噴射装置
(6)潤滑油の噴射装置
(7)樹脂液の噴射装置
(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置
(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置
(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を噴射する液体噴射装置
(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体消費ヘッドを備える液体噴射装置
以上、種々の態様について説明したが、以下のような態様を採用可能である。
なお、以下の態様では、参考までに構成要件には括弧書きにて実施例中の符号を付している。
前記液体を収容するための第1収容室(350)と、
前記第1収容室(350)に配置された第1部材(61)であって、表面(62)と接触する流体の屈折率に応じて前記表面(62)の光の反射状態が変化する第1部材(61)と、
一端部に前記液体噴射装置(1)に接続される供給口(42)が形成された液体誘導流路(130)であって、前記第1収容室(350)と連通し、前記供給口(42)を介して前記第1収容室(350)の前記液体を前記液体噴射装置(1)に流通させる液体誘導流路(130)と、
一端部に大気を導入するための大気開放口(19)が形成された大気導入流路(110)であって、前記第1収容室(350)と連通し前記大気開放口(19)から導入した大気を前記第1収容室(350)内に流通させる大気導入流路(110)と、を備え、
前記第1部材(61)は、前記第1収容室(350)を区画形成する複数の外壁面のうちの1つのである第1部材配置面(350b)に配置され、
前記第1収容室(350)は、水平な平面に配置された前記液体噴射装置(1)に前記液体収容容器(10)が装着された装着状態において、
内部に配置され、前記第1部材(61)よりも上側の位置で前記第1部材(61)を覆うように設けられた第1内壁(424)を有する、液体収容容器(10)。
態様1によれば、第1内壁によって、第1内壁よりも上側の部分に存在していた泡が破裂して、液体の滴が第1部材に付着する可能性を低減できる。これにより、第1部材を用いた液体残量状態の検出精度を向上できる。
前記第1内壁(424)は、前記第1収容室(350)を区画形成する外壁面に接続された一端部(424a)から開放された他端部(424b)に向かうに従って、前記装着状態において高くなるように傾斜している、液体収容容器(10)。
態様2によれば、第1収容室のうち第1内壁と第1部材との間の空間に気泡が発生した場合でも、第1内壁に沿って気泡を第1部材から離れる方向(例えば上方向)に誘導できる。これにより、第1部材に気泡が到達して付着する可能性を低減できる。
前記第1内壁(424)は、端面に前記液体が通過できる切り欠きを有する、液体収容容器(10)。
態様3によれば、液体収容容器の使用時において、第1内壁上に液体が残留する可能性を低減できる。
前記切り欠きは、前記第1内壁(424)の端面のうち、前記一端部と接する位置、又は、前記一端部に近接する位置、に設けられている、液体収容容器(10)。
態様4によれば、装着状態において、第1内壁上に残留している液体は他端部から一端部に向かって流れる。よって、切り欠きを一端部と接する位置、又は、一端部に近接する位置に設けることで、第1内壁上に液体が残留することを防止できる。
前記第1収容室(350)は、
複数の区画壁によって区画された複数の区画収容室(344,342,346)と、
前記複数の区画収容室間を前記液体が流通できるように形成された複数の収容室連通口(360,362)であって、前記区画壁の開放された端部(420p,421p)と前記第1収容室(350)の前記外壁面との間隙によって形成される複数の収容室連通口(360,362)と、を有し、
前記複数の区画収容室は、
前記第1部材配置面(350b)を含み、内部に前記第1内壁(424)が設けられた第1部材収容室(344)と、
第1収容室よりも上流側と直接に連通し、かつ、前記複数の収容室連通口のうちの1つである第1収容室連通口(360)によって前記第1部材収容室(344)と直接に連通する第1区画収容室(342)であって、前記装着状態において前記第1部材収容室(344)よりも上側に位置する第1区画収容室(342)と、
前記第1区画収容室(342)とは直接に連通することなく、前記複数の収容室連通口のうちの他の1つである第2収容室(302)連通口(362)によって前記第1部材収容室(344)と直接に連通する第2区画収容室(346)と、を有する、液体収容容器(10)。
態様5によれば、第1収容室を互いに連通する複数の区画収容室に区画できる。これにより、気泡が第1部材に到達する可能性を低減できる。
前記第1部材(61)収容室の前記装着状態における上面は、
前記複数の区画壁のうち、前記第1部材収容室(344)と前記第1区画収容室(342)とを区画する第1区画壁(420)と、前記複数の区画壁のうち、前記第1部材(61)収容室と前記第2区画収容室(346)とを区画する第2区画壁(421)とを含み、
前記第1区画壁(420)及び前記第2区画壁(421)のそれぞれは、一端部(420a,420p)から前記第1収容室連通口(360)に近づく他端部(420p,421a)に向かうに従い前記装着状態において高くなるように傾斜する、液体収容容器(10)。
態様6によれば、インク注入の際や運搬の際等に第1部材収容室内に気泡が発生した場合でも、液体収容容器を装着状態にすることで、第1収容室連通口に気泡を誘導できる。これにより、気泡が第1部材に到達して付着する可能性を低減できる。
前記装着状態において、前記第2区画収容室(346)は、前記第1部材収容室(344)よりも上側に位置し、かつ、前記水平な平面に前記液体収容容器(10)を垂直投影したときに前記第1部材(61)と重ならない異なる位置に設けられ、
前記第2収容室(302)連通口(362)は、開口方向(362V)に前記第1部材(61)が位置しないように形成されている、液体収容容器(10)。
態様7によれば、第2収容室連通口の開口方向に第1部材が位置しないため、第2区画室収容室に気泡が存在する場合でも第2収容室連通口を通って気泡が第1部材に到達する可能性を低減できる。
前記第2収容室(302)連通口(362)は、前記装着状態において前記第2区画収容室(346)の下端部に形成され、
前記開口方向(362V)は、前記装着状態において鉛直方向成分を有する、液体収容容器(10)。
態様8によれば、第1収容室内に気泡が存在する場合でも、装着状態において第1部材収容室よりも上側に位置する第2区画収容室に気泡を誘導できる。これにより、第1部材収容室内の気泡の量を低減でき、第1部材に気泡が到達する可能性を低減できる。
前記第1収容室連通口(360)を通って前記第1区画収容室(342)から前記第1部材収容室(344)に流通する前記液体の流れ方向において、
前記第1収容室(350)のうち、前記第1収容室連通口(360)を途中に含む流路は、前記第1収容室(350)連通口が最も流路断面積が小さい、液体収容容器(10)。
態様9によれば、第1区画収容室で気泡が発生した場合でも、第1収容室連通口を通る際に気泡を捕捉させることができる。よって、第1部材に気泡が到達する可能性をさらに低減できる。また、大きな気泡が第1収容室連通口によって小さな気泡に分裂できる。
前記複数の区画壁の少なくとも一部の壁は、端面に前記液体が通過できる切り欠き(420r)が形成されている、液体収容容器(10)。
態様10によれば、第1収容室の収容室連通口に気泡が滞留し、収容室連通口を介した複数の区画収容室間の液体の流通が阻害される場合でも、切り欠きによって液体が複数の区画収容室間で流通できる。
前記大気開放口(19)から前記供給口(42)に至る流体の流れ方向において、
前記第1収容室(350)よりも上流側に位置し、前記液体を収容するための第2収容室(302)と、
前記第1収容室(350)と前記第2収容室(302)とを連通するための液体連通流路(330)であって、一端部開口(311)が前記第2収容室(302)に直接に連通し、他端部開口(315)が前記第1収容室(350)に直接に連通する液体連通流路(330)と、を有し、
前記一端部開口(311)を途中に含む流路は、前記一端部開口(311)が最も流路断面積が小さい、液体収容容器(10)。
態様11によれば、第2収容室で気泡が発生した場合でも、一端部開口を通る際に多くの気泡を捕捉させることができる。よって、第1部材に気泡が到達する可能性をさらに低減できる。また、大きな気泡が一端部開口によって小さな気泡に分裂できる。
前記大気導入流路(110)は、途中に空気室(245)を含み、
前記空気室(245)は、
第1空気室(244)と、
前記空気室(245)の内部に配置された仕切壁(402)によって前記第1空気室(244)と区画された第2空気室(248)であって、前記装着状態において前記第1空気室(244)よりも下側に位置する第2空気室(248)と、を含み、
前記仕切壁(402)は、前記第1空気室(244)と前記第2空気室(248)とを連通させるための切り欠き(246)を有する、液体収容容器(10)。
態様12によれば、第2空気室で気泡が発生した場合でも、気泡が切り欠きを通過する際に、大きな気泡を小さな気泡に分裂できる。また、態様12によれば、第1収容室から液体が大気開放口に向かって逆流した場合でも、仕切壁によって大気開放口へ向かう液体の流れを抑制できる。
前記大気導入流路(110)は、さらに、
一端部が大気開放口(19)であり他端部が前記空気室(245)に連通する第1大気導入流路(110)であって、途中に気液分離膜(56)が配置された第1大気導入流路(110)と、
前記空気室(245)と、第1収容室(350)とを連通するための第2大気導入流路(254)と、を含み、
前記第2空気室(248)は、
前記第2大気導入流路(254)と直接に連通するための空気室連通孔(250)と、
前記第2収容室(302)を区画形成する壁面の一部と共に前記空気室連通孔(250)を挟むように配置された空気室板部材(306,304)であって、前記装着状態において水平方向に延びる空気室板部材(306,304)と、を有する、液体収容容器(10)。
態様13によれば、空気室板部材よりも上流側で気泡が生じた場合でも、空気室板部材によって気泡の下流側への侵入を抑制できる。また、液体収容容器の搬送等によって、第1収容室内の液体が大気開放口に向かって逆流した場合でも、空気室板部材によって、液体の逆流を抑制できる。
前記空気室板部材(306,304)は、複数設けられ、
前記複数の空気室板部材(306,304)は、前記装着状態において鉛直方向に間隔を開けて配置される、液体収容容器(10)。
態様14によれば、空気室板部材よりも上流側で気泡が生じた場合でも、複数の空気室板部材によって気泡の下流側への侵入をより抑制できる。また、液体収容容器の搬送等によって、第1収容室内の液体が大気開放口に向かって逆流した場合でも、複数の空気室板部材によって、液体の逆流をより抑制できる。
前記第2大気導入流路(254)は、前記液体誘導流路(130)を形成する部材(388)によって流路断面積が周囲の流路断面積よりも小さく形成された狭小大気流路(254a)を含む、液体収容容器(10)。
態様15によれば、狭小大気流路よりも上流側で気泡が発生した場合でも、狭小大気流路によって気泡の下流側への侵入を抑制できる。これにより、第1部材に気泡が到達する可能性を低減できる。
前記液体誘導流路(130)と前記第1収容室(350)とは、前記液体誘導流路(130)の他端部である液体連通孔(369)によって直接に連通し、
前記液体連通孔(369)は、前記装着状態において前記水平な平面に前記液体収容容器(10)を垂直投影したときに、前記第1内壁(424)と重ならない位置に設けられ、かつ、前記第1部材配置面(350b)に接して設けられている、液体収容容器(10)。
態様16によれば、液体連通孔が第1内壁と重ならない位置に設けられているため、液体連通孔を通って第1収容室に気泡が侵入した場合でも、第1内壁近傍で気泡が滞留する可能性を低減できる。これにより、第1部材に気泡が到達する可能性を低減できる。
前記第1収容室(350)は、
内部に配置され、前記第1部材配置面(350b)から延びる板状の底面区画壁(425)であって、前記第1部材配置面(350b)と接触する下端部(425d)に厚さ方向に沿って前記液体連通孔(369)が形成された底面区画壁(425)を有し、
前記底面区画壁(425)は、前記垂直投影した場合に前記第1内壁(424)と重ならない位置に設けられ、
前記底面区画壁(425)のうち前記第1部材(61)と向かい合う第1主面(425c)は、前記第1部材(61)配置面(350b)から前記装着状態において鉛直方向に延びる、液体収容容器(10)。
態様17によれば、第1主面が第1部材配置面から鉛直方向に延びる。これにより、液体連通孔を通って第1収容室に気泡が侵入した場合でも、気泡を第1主面に沿って誘導できる。よって、第1部材に気泡が到達する可能性を低減できる。
前記装着状態において、前記底面区画壁(425)の上端部(425a)は、異なる高さとなる部分を有するように少なくとも一部が傾斜する、液体収容容器(10)。
態様18によれば、底面区画壁の上端部のうち低い部分によって、第1主面に沿って誘導した気泡をより広い空間へと導くことができる。
前記液体収容容器(10)の外表面(62)の一部を形成する第1面(14)であって、前記供給口(42)が端部に形成された液体供給部(40)が突出して配置された第1面(14)と、
前記外表面(62)の一部を形成し、前記第1面(14)と交わる第2面(16)と、
前記外表面(62)の一部を形成し、前記第1面(14)と交わり、かつ、前記第2面(16)と対向する第3面(15)と、を備え、
前記第1部材(61)は、前記第2面(16)と前記第3面(15)とが対向する対向方向(X軸方向)について前記第3面(15)よりも前記第2面(16)に近い位置に配置されており、
前記第1収容室(350)は、
前記対向方向について前記第1部材(61)を挟んで前記第2面(16)と反対側に配置され、かつ、前記装着状態において前記液体連通孔(369)よりも上側の位置で前記液体連通孔(369)に近接して配置された連通面(370a)を有し、
前記連通面(370a)は、
前記装着状態において、下方から上方に向かうに従って前記対向方向について前記第3面(15)に近づく、液体収容容器(10)。
態様19によれば、液体連通孔を通って第1収容室に気泡が侵入した場合でも、連通面によって気泡を第1部材から遠ざかる方向に誘導できる。これにより、気泡が第1部材に到達する可能性を低減できる。
前記液体連通孔(369)は、前記第1収容室(350)が有する複数の壁の一つに形成された切り欠きによって一部が構成される、液体収容容器(10)。
態様20によれば、容易に液体連通孔を形成できる。
前記液体誘導流路(130)は、
前記液体連通孔(369)を介して前記第1収容室(350)に連通し、直線状に延びる第1貫通流路(370)を含み、
前記液体連通孔(369)は、
前記第1貫通流路(370)の流路断面積よりも開口面積が小さい、液体収容容器(10)。
態様21によれば、第1貫通流路から液体連通孔を介して第1収容室に気泡が侵入する場合でも、液体連通孔によって気泡を捕捉させることができる。これにより、第1部材に気泡が到達する可能性を低減できる。また、大きな気泡は液体連通孔によって小さな気泡に分裂させることができる。
前記液体誘導流路(130)は、前記大気開放口(19)から前記供給口(42)に至る流体の流れ方向において上流側から下流側の順に、
前記第1収容室(350)が形成された側とは反対側に形成された第1液体流路(372)であって、上流側から下流側に向かって前記装着状態において鉛直上方向に沿って延びる部分(372a)を有する第1液体流路と、
前記第1収容室(350)が形成された側と同じ側に形成された第2液体流路(378)であって、上流側から下流側に向かって前記装着状態において鉛直下方向に沿って延びる部分(378a)を有する第2液体流路と、
前記液体誘導流路(130)の開閉を行うための弁ユニット(70)が配置された弁室(79)と、を備える、液体収容容器(10)。
態様22によれば、第1液体流路と第2液体流路とが反対向きに延びる流路を有する。これにより、第2流路よりも下流側で気泡が発生した場合でも、第1収容室に気泡が到達する可能性を低減できる。
2…ホルダー
3…第1のモーター
4…第2のモーター
5…光学式検出装置
5a…発光素子
5b…受光素子
6…制御ユニット
7…操作部
8…インターフェース
9…コンピューター
10…液体収容容器(カートリッジ)
11…カバー部材
12…容器本体
12p…壁
13…上面(上面壁部、第4面)
14…底面(底面壁部、第1面)
14a…壁
14p…壁
15…正面(正面壁部、第3面)
16…背面(背面壁部、第2面)
17…右側面(右側面壁部、第5面)
18…左側面(左側面壁部、第6面)
19…大気開放口
20…レバー
30…回路基板
31…基板端子
33…バネ
40…液体供給部
42…供給口
43…バネ
44…バネ座
46…シール部材
48…供給ユニット
51,52,54,55…フィルム
56…気液分離膜
60…第1部材ユニット
61…プリズム(第1部材)
61s…第1部分
62…表面
62a…第1表面
62b…第2表面
70…弁ユニット
71…バネ座
72…バネ
73…弁部材
79…弁室
84…減圧孔
84a…減圧室
110…大気導入流路
110a…第1大気導入流路
120…液体収容室
130…液体誘導流路
140…流路
200…溝
210…第1大気流路
212…連通孔
214…蛇行流路
220…気液分離室
222…土手
230…連通孔
234…第2大気流路
235a…上面
236…連通孔
238…第3大気流路
240…連通孔
244…第1空気室
245…空気室
245a…上面
245b…底面
246…連通孔
248…第2空気室
249…連通孔
250…連通孔
254…第3大気流路(第2大気導入流路)
254a…狭小大気流路
256…連通孔
300…壁(リブ)
302…第2収容室
304…空気室板部材
306…空気室板部材
308…連通孔
309…第1液体連通流路
310…第2液体連通流路
311…一端部開口
312…連通孔
313…連通孔
314…第3液体連通流路
315…他端部開口
316…第4液体連通流路
330…液体連通流路
342…第1区画収容室
344…第1部材収容室
344t…第1底面室
344w…第2底面室
344w1…第1分割室
344w2…第2分割室
346…上部収容室(第2区画収容室)
350…第1収容室
350b…第1部材配置面
360…第1収容室連通口
362…第2収容室連通口
362V…開口方向
369…液体連通孔
370…第1貫通流路(狭小流路)
370a…連通面
372…第1液体流路
372a…流路
376…連通孔
378…第2液体流路
378a…流路
380…連通孔
381…弁孔
382…第1鉛直流路
384…連通孔
388…供給流路
402…仕切壁
408…区画壁
420…第1区画壁
420a…一端部
420b…第1分離壁
420c…第2分離壁
420p…他端部
420r…連通孔
421…第2区画壁
421a…他端部
421p…一端部
424…第1内壁
424a…一端部
424b…他端部
424r…連通孔
425…底面区画壁
425a…上端部
425c…第1主面
425d…下端部
602…取付部
604…土台部
800…液体注入ユニット
802…真空ユニット
805…注入器具
810…タンク
820…注入ポンプ
830…バルブ
835…液体注入チューブ
835a…先端部
840…真空ポンプ
850…真空室
860…バルブ
865…吸引チューブ
880…液体タンク
882…流通管
882a…先端部
900…液体供給針
940…吸引器
945…吸引チューブ
1000…液体噴射システム
1200…液体供給ユニット
Claims (29)
- 液体噴射装置へ供給する液体を収容する液体収容容器の製造方法であって、
(a)液体収容容器を準備する工程であって、前記液体を収容するための液体収容室と、前記液体収容室に配置された第1部材であって表面と接触する流体の屈折率に応じて前記表面の光の反射状態が変化する第1部材と、一端部に前記液体噴射装置に接続される供給口が形成された液体誘導流路であって、前記液体収容室と連通し、前記供給口を介して前記液体収容室の前記液体を前記液体噴射装置に流通させる液体誘導流路と、一端部に大気を導入するための大気開放口が形成された大気導入流路であって、前記液体収容室と連通し前記大気開放口から導入した大気を前記液体収容室内に流通させる大気導入流路と、を備え、
前記液体誘導流路は、前記液体収容室のうち前記第1部材が配置された部分よりも流路断面積が小さい狭小流路を有する、液体収容容器を準備する工程と、
(b)前記大気開放口から前記供給口に至る流体の流れ方向を基準としたときに、前記大気開放口から前記供給口に至る流路のうち、前記液体収容室、又は、前記液体収容室よりも上流側から前記液体を注入することで前記液体収容室に前記液体を収容する工程と、を備える、液体収容容器の製造方法。 - 請求項1に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記液体収容室は、
前記第1部材が配置された第1収容室と、前記流体の流れ方向を基準として前記第1収容室よりも上流側に位置する第2収容室と、前記第1収容室と前記第2収容室とを連通する液体連通流路と、を有し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1収容室に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項2に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記第1部材は、透明、又は、半透明であり、外部から前記第1部材を介して前記液体収容室内が視認できるように配置され、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1収容室のうち前記第1部材を介して外部から前記第1収容室内を視認可能な部分に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項2に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記第1収容室は、
複数の区画壁によって区画された複数の区画収容室と、
前記複数の区画収容室間を前記液体が流通できるように形成された複数の収容室連通口であって、前記区画壁の開放された端部と前記第1収容室の外壁面との間隙によって形成される複数の収容室連通口と、を有し、
前記複数の区画収容室は、
前記第1部材が配置された第1部材配置面を含む第1部材収容室と、
前記液体連通流路に直接に連通し、かつ、前記複数の収容室連通口のうちの1つである第1収容室連通口によって前記第1部材収容室と直接に連通する第1区画収容室であって、水平な平面に配置された前記液体噴射装置に前記液体収容容器が装着された装着状態において前記第1部材収容室よりも上側に位置する第1区画収容室と、
前記第1区画収容室とは直接に連通することなく、前記複数の収容室連通口のうちの他の1つである第2収容室連通口によって前記第1部材収容室と直接に連通する第2区画収容室と、を有し、
前記第1部材収容室は、
前記装着状態において、前記第1部材収容室の上面と前記第1部材との間の位置で、前記第1部材を覆うように配置された第1内壁であって、前記第1収容室の外壁面に接続された一端部から開放された他端部に向かうに従い高くなるように傾斜した第1内壁を有する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項4に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記第1部材収容室の前記上面は、
前記複数の区画壁のうち、前記第1部材収容室と前記第1区画収容室とを区画する第1区画壁と、前記複数の区画壁のうち、前記第1部材収容室と前記第2区画収容室とを区画する第2区画壁とを含み、
前記第1区画壁及び前記第2区画壁のそれぞれは、一端部から前記第1収容室連通口に近づく他端部に向かうに従い前記装着状態において高くなるように傾斜し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1部材収容室に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項5に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1部材収容室のうち前記第1内壁と前記第1部材配置面とによって挟まれた第1底面室に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項5に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記第1部材収容室は、
前記装着状態において前記第1内壁と前記第1部材配置面とによって挟まれた第1底面室と、
前記第1底面室以外の部分である第2底面室と、を含み、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第2底面室に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項7に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記第2底面室は、
前記装着状態において前記第1内壁を底面とし、前記第1区画壁の一部を上面とする第1分割室と、
前記第1分割室以外の部分である第2分割室であって、前記装着状態において前記第1区画壁の他の一部、及び、前記第2区画壁を上面の一部とする第2分割室と、を含み、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1分割室に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項7に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記第2底面室は、
前記装着状態において前記第1内壁を底面とし、前記第1区画壁の一部を上面とする第1分割室と、
前記第1分割室以外の部分である第2分割室であって、前記装着状態において前記第1区画壁の他の一部、及び、前記第2区画壁を、上面の一部とする第2分割室と、を含み、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第2分割室に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項4に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記装着状態において、前記第2区画収容室は、前記第1部材収容室よりも上側に位置し、かつ、前記水平な平面に前記液体収容容器を垂直投影したときに前記第1部材と重ならない異なる位置に設けられ、
前記第2収容室連通口は、開口方向に前記第1部材が位置しないように形成され、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第2区画収容室に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項10に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記第2収容室連通口は、前記装着状態において前記第2区画収容室の下端部に形成され、
前記開口方向は、前記装着状態において鉛直方向成分を有する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項4に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1区画収容室に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項12に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記第1収容室連通口を通って前記第1区画収容室から前記第1部材収容室に流通する前記液体の流れ方向において、
前記第1収容室のうち、前記第1収容室連通口を途中に含む流路は、前記第1収容室連通口が最も流路断面積が小さい、液体収容容器の製造方法。 - 請求項4から請求項13のいずれか一項に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記複数の区画壁の少なくとも一部の壁は、端面に前記液体が通過できる切り欠きを有する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項4から請求項14のいずれか一項に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記第1内壁は、端面に前記液体が通過できる切り欠きを有する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項1に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記液体収容室は、
前記第1部材が配置された第1収容室と、前記流体の流れ方向を基準として前記第1収容室よりも上流側に位置する第2収容室と、前記第1収容室と前記第2収容室とを連通する液体連通流路と、を有し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記液体連通流路に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項1に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記液体収容室は、
前記第1部材が配置された第1収容室と、前記流体の流れ方向を基準として前記第1収容室よりも上流側に位置する第2収容室と、前記第1収容室と前記第2収容室とを連通する液体連通流路と、を有し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第2収容室に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項17に記載の液体収容容器の製造方法において、
前記液体連通流路は、
一端部開口が前記第2収容室に直接に連通し、他端部開口が前記第1収容室に直接に連通し、
前記流体の流れ方向において前記一端部開口を途中に含む流路は、前記一端部開口が最も流路断面積が小さい、液体収容容器の製造方法。 - 請求項1に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記大気導入流路は、途中に気液分離膜が配置され、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記流体の流れ方向において、前記大気導入流路のうち前記気液分離膜よりも下流側に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項19に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記大気導入流路は、前記流体の流れ方向において上流側から下流側の順に、
一端部が前記大気開放口であり、途中に前記気液分離膜が配置された第1大気導入流路と、
前記第1大気導入流路と直接に連通する空気室であって、水平な平面に配置された前記液体噴射装置に前記液体収容容器が装着された装着状態において、前記液体収容容器の上壁が上面を形成し、前記液体収容容器のうち前記上壁と対向する底壁が底面を形成する空気室と、を含み、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記空気室に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項20に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記空気室は、前記流体の流れ方向において上流側から下流側の順に、
前記上壁によって形成される前記上面を含む第1空気室と、
前記空気室の内部に配置された仕切壁によって前記第1空気室と区画された第2空気室であって、前記底壁によって形成される前記底面を含む第2空気室と、を含み、
前記仕切壁は、前記第1空気室と前記第2空気室とを連通させるための切り欠きを有し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第1空気室に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項20に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記大気導入流路は、前記流体の流れ方向において前記空気室よりも下流側に位置する第2大気導入流路を含み、
前記空気室は、前記流体の流れ方向において上流側から下流側の順に、
前記上壁によって形成された前記上面を含む第1空気室と、
前記第1空気室と連通し、前記空気室の内部に配置された仕切壁によって前記第1空気室と区画された第2空気室であって、前記底面を含む第2空気室と、
前記第2空気室は、
前記第2空気室と前記第2大気導入流路とを連通させる空気室連通孔を含み
前記底壁によって形成される前記底面と共に前記空気室連通孔を挟むように配置された空気室板部材であって、水平方向に延びる空気室板部材を有し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第2空気室に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項22に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記空気室板部材は、複数設けられ、
前記複数の空気室板部材は、前記装着状態において鉛直方向に間隔を開けて配置される、液体収容容器の製造方法。 - 請求項20に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記大気導入流路は、前記流体の流れ方向において前記空気室よりも下流側に位置する第2大気導入流路を含み、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記第2大気導入流路に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項24に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記第2大気導入流路は、
前記液体誘導流路を形成する部材によって流路断面積が周囲の流路断面積よりも小さく形成された狭小大気流路を有し、
前記工程(b)において前記液体を注入する部分は、前記流体の流れ方向において、前記第2大気導入流路のうち前記狭小大気流路よりも上流側に位置する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項1から請求項25のいずれか一項に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記工程(b)は、
前記液体を注入する部分を形成する形成壁に穴を開けることで、前記液体を注入するための注入口を形成する工程を含む、液体収容容器の製造方法。 - 請求項26に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記形成壁の一部は、フィルムによって形成され、
前記注入口は前記フィルムに形成する、液体収容容器の製造方法。 - 請求項26又は請求項27に記載の液体収容容器の製造方法であって、さらに、
(c)前記工程(b)の後に、前記注入口を封止する工程を含む、液体収容容器の製造方法。 - 請求項1から請求項28のいずれか一項に記載の液体収容容器の製造方法であって、
前記第1部材は、プリズムである、液体収容容器の製造方法。
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